JP3203310B2 - 鉄道用信号器具箱 - Google Patents

鉄道用信号器具箱

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JP3203310B2
JP3203310B2 JP07449497A JP7449497A JP3203310B2 JP 3203310 B2 JP3203310 B2 JP 3203310B2 JP 07449497 A JP07449497 A JP 07449497A JP 7449497 A JP7449497 A JP 7449497A JP 3203310 B2 JP3203310 B2 JP 3203310B2
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茂 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道線路の沿線に設
けられ、継電器、変圧器、抵抗器、端子、表示灯のスイ
ッチ等を収納するための鉄道用信号器具箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から鉄道線路に沿って多数の鉄道用
信号器具箱が設けられている。このような鉄道沿線の信
号器具箱は部外者のいたずらなどを防止するため、鉄道
用信号器具箱への作業を行う場合に開錠するとともにそ
れ以外の通常状態では錠前を用いて扉に鎖錠することが
原則となっている。
【0003】鉄道沿線に沿っては多数の信号器具箱が並
んで設けられている。これら個々の信号器具箱にそれぞ
れ鎖錠する場合には、多数の錠前を準備し、それぞれの
錠前で器具箱の扉を鎖錠することになる。しかしなが
ら、錠前と同数の鍵が存在するためにその管理が極めて
繁雑となる。
【0004】また、鉄道用信号器具箱においては扉が一
面にあるものに限られず、表裏の両側に扉が設けられて
いるものもあり、このような場合には扉の数は鉄道用信
号器具箱の数の倍数となる。従って、この場合には錠前
およびその鍵の管理は極めて繁雑となる。
【0005】更に、本出願人は先に一つの扉の左右に扉
の開閉操作を行うハンドルを設け、このハンドルの操作
により扉を右開き左開きの何れにも開き、また場合によ
っては扉を完全に外すことができるようにした鉄道用信
号器具箱を提案した(特願平8−293382号)。こ
のような鉄道用信号器具箱においては1枚の扉に操作用
ハンドルが2つ付くことになり、そのハンドルにそれぞ
れ錠前を掛けた場合には、その錠前の管理およびその錠
前の開閉を行う鍵の管理が益々複雑となる。
【0006】実公平3−5664号公報には、鉄道用信
号器具箱の錠前を用いることなく鎖錠するものとして、
扉の開閉用ハンドルにより操作される一方の下端部位置
に、手動操作によりその支持棒を鎖錠するような鎖錠補
助部を設けることが提案されている。
【0007】この提案装置においては、作業者が、錠前
ではなくドライバーやコイン等を用いて、手で鎖錠補助
部と支持棒の下端部との係合を外すことにより扉のハン
ドル操作を行うようにすることができる。すなわち、こ
の実公平3−5664号公報に記載されているように、
コインまたはドライバー等で開錠が可能となるので、鍵
なしでもこの箱の構成を知っている者であれば容易に解
放できるとともに部外者には開扉できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一度び
この扉の構造が部外者に知れてしまった場合、極端な場
合は上記実公平3−5664号公報が部外者の目に触れ
ることによって、この扉の構造は最早や秘密の状態では
なくなり、そのため部外者でもコインまたはドライバー
を持つことにより容易に扉を開けることができる。従っ
て、この実公平3−5664号公報の信号器具箱の扉に
施錠をすることの意味が実質的に全く失われてしまう。
【0009】
【発明の目的】本発明は上述した従来の技術に付随する
問題点を解消して、たとえ扉の構造が部外者に知られた
としても、その扉は錠前がなくては開けることはでき
ず、しかも多数の扉について錠前の数を極力少なくして
確実に施錠することができるようにした鉄道用信号器具
箱を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記の
目的を、器具箱本体の開口部を塞ぐ開閉可能な扉、およ
び該扉に回動可能に設けられ、前記扉内部側で器具箱本
体と扉との鎖錠・開錠機構に連結されているとともに扉
外部側に操作用ハンドルが取着された回動軸からなる鉄
道用信号器具箱において、前記操作用ハンドルが前記
動軸にほぼ直交して取着され筒状体からなる本体部およ
び該本体部の筒状部分に挿着可能な着脱部からなり、前
記操作用ハンドルの着脱部を前記本体部から外すと本体
部に係合して鎖錠するとともに前記操作用ハンドルの着
脱部を本体部に挿着すると本体部から開錠するハンドル
鎖錠手段が操作用ハンドルの本体部の下方に設けられて
おり、該ハンドル鎖錠手段は、前記回動軸が鎖錠位置に
位置しているときに前記操 作用ハンドルの本体部の筒状
部分の下端部に係合して該操作用ハンドルを鎖錠するよ
うになっており、前記操作用ハンドルの本体部の上方に
カバーが枢着されており、該カバー並びに前記操作用ハ
ンドルの本体部および着脱部に錠前の鎖錠用開口が形成
されていることを特徴とする鉄道用信号器具箱により達
成する。
【0011】
【0012】本発明においては、扉の施錠開錠機構に連
結した回動軸に設けた操作用ハンドルを本体部とその本
体部に着脱可能な着脱部からなっており、この着脱部を
本体部から外すと操作用ハンドルの本体部はハンドル鎖
錠手段により鎖錠されるため、最早や操作用ハンドルを
操作することができない。一方、ハンドルを操作用ハン
ドルにより操作して扉を開閉しようとする場合には、操
作用ハンドルの本体部に着脱部を挿着することによりハ
ンドル鎖錠手段は開錠され、操作用ハンドルにより操作
することが可能となり、これによって扉の開閉操作を行
うことができる。
【0013】本発明においては前記ハンドル鎖錠手段が
前記操作用ハンドルの本体部に係合可能な係合子および
該係合子を前記本体部に向けて付勢するスプリングから
なることが好ましい。このようにすることによりハンド
ル鎖錠手段の構造が極めて簡単となり、しかも確実にハ
ンドル鎖錠手段の作用を達成することができる。
【0014】この場合にハンドル鎖錠手段の係合子およ
び操作用ハンドルの着脱部の先端の互いに係合する箇所
を外向きに凸状としておくことにより、操作用ハンドル
を開錠方向へ操作するときに着脱部の先端が係合子の表
面を滑り確実に係合を外すことができるとともに、操作
用ハンドルを施錠方向へ操作することにより操作用ハン
ドルの本体部に係合している係合子を押し込むことがで
きる。
【0015】更に、前記操作用ハンドルの本体部の前記
ハンドル鎖錠手段と反対側にカバーが枢着されており、
該カバーおよび前記操作用ハンドルの着脱部に錠前の鎖
錠用開口が形成することにより、操作用ハンドルの着脱
部を操作用ハンドルの本体部に挿入した上で、両者を従
来から用いられている錠前により鎖錠することにより、
この扉の開閉ができない状態となる。
【0016】また、作業者はこの扉の錠前の鍵を持って
くることにより、この錠前を開くことができ、この扉の
開閉操作を行うことができる。また、この扉の操作用ハ
ンドルの着脱部を外すことにより他の扉の開閉操作を行
うこともできる。従って、多数の扉について設けられて
いる多数のハンドルを1つの錠前によって確実に鎖錠す
ることができ、錠前の管理も極めて容易であり、また現
場において錠前の鍵と錠前の付き合わせ作業をおこう必
要も殆どなくなり作業も極めて容易になる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説
明する。図4は前述した特願平8−293382号の信
号器具箱に本発明を実施した実施例の一部断面としての
平面図であり、図5は図4のV−V線に沿う断面図であ
る。なお、図5の左側には枢着部材を構成している枢動
ピン要素と支承要素とが係合を解かれた状態を示し、ま
た図5の右側には枢動ピン要素と支承要素とが互いに枢
動可能に連結した状態を示している。
【0018】本実施例の鉄道用信号器具箱1は、架台1
6の上に設置されており、前面11および後面12およ
び前後面を連結する両側面13、14からなる。本実施
例では器具箱本体は両側面13、14および後面12か
ら構成され、前の開口部(前面11に対応する)には前
扉15が設けられている。
【0019】この前扉15は以下に詳述するように、鉄
道用信号器具箱1内に収納した機器に対する諸作業のた
め、この扉15の開閉が右開き、左開きの何れもが任意
に且つ容易に行え、しかも、必要に応じて扉15を完全
に外すことができるものである。なお、必要に応じ、後
面12にも同様の扉を設けてもよい。
【0020】従って、扉15を右開き若しくは左開きの
一方とし、または、扉15を完全に取り外すの何れとも
でき、鉄道用信号器具箱1の設置条件や鉄道用信号器具
箱1に対する作業条件に応じて、扉15の開閉方向を任
意に選定できる。更に必要に応じて、扉15を完全に取
り外すことができる。これにより、列車通過の都度に扉
15の開閉を行うことなく作業でき、更に高速列車の通
過に伴う風圧などにより扉15が不測な動きをすること
を完全に防止できる。
【0021】以下、扉15の構造を説明する。作業者が
扉15に向かってその前方に立つと、左右両側の縁に近
い2箇所に扉開閉操作用ハンドル25がそれぞれ回動軸
42の中心軸線の回りに回動可能に設けられている(な
お、図5には扉開閉操作用ハンドル25を二点鎖線で示
している)。
【0022】扉開閉操作用ハンドル25の回動軸42
は、扉15を貫通し、扉15の裏側において回動軸42
にレバー28が一体的に止着されている。回動軸42に
レバー28を一体的に止着する方法としては、例えば、
回動軸42の先端部の近傍を三角形または四角形断面と
し、レバー28に回動軸42の三角形または四角形断面
部に嵌合する三角形または四角形の穴を形成し、回動軸
42にレバー28を嵌合させ、回動軸42の先端の雄ね
じ部にナット29を螺合して固定してもよい。他の方法
として、回動軸42とレバー28とをスプライン連結し
たり、回動軸42とレバー28とにキー溝を形成して、
キーにより両者を固定してもよい(何れも図示せず)。
【0023】レバー28には、図5に示すように、その
先端部にレバー28の長手方向に延在する長穴28aが
形成されている。
【0024】扉15の裏側、すなわち、鉄道用信号器具
箱1の内側となる面には、レバー28の外側位置に、上
下に間隔を明けて4個のブラケット21が設けられてい
る。本実施例においては四角形断面形状をした棒材から
なる支持棒22が準備され、ブラケット21に支持棒2
2の断面形状に対応する形状および大きさの支持棒貫挿
口が形成され、支持棒22を上下のブラケット21の支
持棒貫挿口に挿着することにより扉15の裏側で昇降可
能としている。支持棒22が四角形断面をしているの
で、支持棒貫挿口に装着された支持棒22はその軸線の
回りに回転しない。なお、支持棒22が円形断面の場合
には、支持棒22の回り止めを設けることが好ましい。
【0025】支持棒22に連結ピン23が突設されてい
る。上述したように操作用ハンドル25に取着されたレ
バー28には長穴28aが形成され、この長穴28aに
連結ピン23を貫挿し、連結ピン23の先端にナット2
4を螺合して、レバー28と連結ピン23の連結を維持
する。
【0026】更に、支持棒22の上下2箇所にL字形状
をした取付け部材31が取着されており、取付け部材3
1に先端32aが先細り形状の枢動ピン要素32が下向
きに取着されている。従って、枢動ピン要素32が取付
け部材31を介して支持棒22に平行に取着されてい
る。
【0027】更に、円筒形状をしており、枢動ピン要素
32と互いに枢動可能な支承要素35が左右両側面1
3、14にそれぞれ設けられている。支持棒22が下降
すると枢動ピン要素32および支承要素35は互いに枢
動可能に連結し、支持棒22が上昇すると枢動ピン要素
32および支承要素35は連結が解かれる。
【0028】なお、枢着部材のうち、支持棒22に取着
される要素が支承要素35であってもよく、この場合に
支承要素35と互いに枢動可能に連結および脱着可能な
枢動ピン要素32が鉄道用信号器具箱1の両側面の一方
に取着される。
【0029】これらの場合に、少なくとも2個の枢動ピ
ン要素32または支承要素35が支持棒22の上下に間
隔を開け且つ支持棒22に平行して取着される。
【0030】なお、左右の支承要素35の後ろには従来
公知のようにパッキン受け箱39を設けて、鉄道用信号
器具箱のシールを行うようになっている。
【0031】なお、この実施例では図示していないが、
支持棒22の下端先端は上述した2個の枢動ピン要素3
2の延長線上に位置するように鍵の手状に曲がってい
る。そして、従来公知の鉄道用信号器具箱と同様に、操
作用ハンドル25を閉位置(図5の右側に図示した状
態)とすると、支持棒22の下端が器具箱本体に係合し
て扉15を鎖錠し、一方、操作用ハンドル25を開位置
(図5の左側に図示した状態)とすると、支持棒22の
下端が器具箱本体にから外れて扉15を開錠するように
なっており、鎖錠・開錠機構が構成されている。
【0032】図5の左側では、操作用ハンドル25が垂
直下向き位置から時計方向に回動され、レバー28を介
して支持棒22が上昇されて扉の鎖錠・開錠機構が開錠
される。それとともに、枢動ピン要素32と支承要素3
5との係合が解かれる。
【0033】また、図5の右側では、操作用ハンドル2
5が垂直下向き位置に回動され、レバー28を介して支
持棒22が下降されて支持棒22の下端は器具箱本体に
係合する。それとともに、枢動ピン要素32と支承要素
35とが互いに枢動可能に連結するとともに支承要素3
5に装着された枢動ピン要素32により扉15を僅かに
持上げる。
【0034】図4に示すように、図4に示した状態で
は、扉15は、右側の互いに枢動可能に連結した枢動ピ
ン要素32および支承要素35により支承され、右側の
枢動ピン要素32および支承要素35の回りに回動させ
て、開くことができる。
【0035】次に、左右のハンドル25を操作して、図
5の左側の操作用ハンドル25を垂直下向き位置に回動
し、レバー28を介して支持棒22を下降して枢動ピン
要素32と支承要素35とが互いに枢動可能に連結し、
一方、図5の右側の操作用ハンドル25を垂直下向き位
置から反時計方向に回動させ、レバー28を介して支持
棒22を上昇させて枢動ピン要素32と支承要素35と
の係合を解くと、扉15を左側の枢動ピン要素32およ
び支承要素35の回りに回動させて、開くことができ
る。
【0036】更に、左右の両ハンドル25をともに、図
5の左側に示す操作用ハンドル25のように、垂直下向
き位置から回動させると、左右両側の枢動ピン要素32
および支承要素35の係合が解かれるので、扉15を持
ち上げて鉄道用信号器具箱1から外すことができる。
【0037】更に、左右の両ハンドル25をともに、図
5の右側に示す操作用ハンドル25のように、垂直下向
き位置とすると、左右両側の枢動ピン要素32および支
承要素35が係合し、それぞれの支持棒の下端が器具箱
本体に係合するので、扉15は鉄道用信号器具箱1に鎖
錠される。
【0038】次に本発明に係る扉の操作用ハンドル25
の構造を詳細に説明する。図1は本発明に係る扉の操作
用ハンドル25を挿着した部分の断面図であり、前面1
1の扉15に中空部を有し鍔付きのボス40が溶接また
はボルト締により取着されている。
【0039】ボス40の中空部に円柱状をした回動軸4
2が回動可能に挿着されている。回動軸42の扉15の
内側(図1の右側)の先端にはナット24(図4)を螺
合する雄ねじ部が形成され、回動軸42の扉の外側(図
1の左側)の先端には、本体部と着脱部とからなる操作
用ハンドル25が取着される。回動軸42にほぼ直交し
て筒状体からなる本体部が取着されている。図示した実
施例においては、本体部は、ハンドル挿入口43aとな
る凹部を形成した比較的厚い板材44、およびその凹部
の外側に溶接またはねじ止め固定した板材43からな
り、筒状体を形成している。すなわち、図2に示すよう
に略長方形状の断面のハンドル挿入口43aを有する操
作用ハンドルの本体部43、44が回動軸42の軸線と
略直交して溶接等により一体的に取着されている。
【0040】図4を参照して前述したように、回動軸4
2の扉の内側先端は扉15を貫通し、扉15の裏側にお
いて回動軸42にレバー28が一体的に止着されてい
る。
【0041】操作用ハンドルの本体部43、44のう
ち、特にその凹部の外側に固定した板材43は、図1に
示すように、上記ハンドル挿入口43aを形成している
先端部の上部がL字状に曲がっている。
【0042】このハンドル挿入口43aに着脱部41が
挿入可能である。着脱部41は、図1に示すようにコの
字状の形状を有するとともに、図2に示すようにハンド
ル挿入口43aに挿入可能なように略長方形状の断面形
状を有している。
【0043】操作用ハンドルの本体部43、44が図3
に実線で示すように垂直位置にあるときに、そのハンド
ル挿入口43aの本体の延長線上にハンドル鎖錠手段5
0が位置している。ハンドル鎖錠手段50は、ハンドル
挿入口43aの延長上に位置する中空口と、その中空口
の中を昇降可能な係合子51と、係合子51から下向き
に突出した突出片51bに装着され係合子51を上向き
に付勢するスプリング53とからなっている。
【0044】係合子51の先端は図3に示すように上向
きに凸状の円弧面51aとなっている。前述した着脱部
41の下端部は図3に示すように先端が下向きに凸状の
円弧面41aとなっている。更に、挿入された着脱部4
1に合わせて、ハンドル本体部43、44の先端も下向
きに凸状の円弧面となっている。
【0045】更に、ハンドル本体部43、44の上部に
は、図1に示すようにピン45によりカバー46が枢着
されている。カバー46はコの字状をした操作用ハンド
ルの着脱部41の上部を覆うようになっており、カバー
46、着脱部41およびハンドル本体部43にはそれぞ
れ錠前の鎖錠用開口46a、41bおよび43bが形成
されており、ここに錠前(図示せず)を施錠可能として
いる。
【0046】更に、操作用ハンドルの鎖錠手段を構成し
ている係合子51には図3に示すように垂直方向の長穴
51cが形成されており、この長穴51cに横水平方向
のピン52が挿着されていて、これにより係合子51が
スプリング53によって飛び出すことを防止している。
【0047】以上の構成からなる本発明においては、操
作用ハンドルの着脱部41を本体部43、44に挿着し
た場合には、図3に実線で示すように着脱部41の先端
が操作用ハンドル鎖錠部の係合子51を押し下げ開錠す
るので、操作用ハンドル25を回動すると着脱部41と
本体部43、44が一体となって操作用ハンドル25を
回動することができる。従って、これにより扉15の開
閉操作を行うことができる(操作用ハンドル25を回動
させた状態を図3に2点鎖線で示す)。
【0048】一方、着脱部41を外してしまうと操作用
ハンドルの鎖錠手段の係合子51が突出し、これが操作
用ハンドルの本体部43、44のハンドル挿入口43a
に突出するために、操作用ハンドル25は最早や回動す
ることができず扉15の開閉は行うことができず扉15
が鎖錠した状態となる。
【0049】上記実施例においては、前の扉15が開閉
するようになっていたが、後の扉が開閉するようにして
もよく、あるいは前の扉および後の扉の両方が開閉する
ようにしてもよい。
【0050】更に、上記実施例では特願平8−2933
82号の信号器具箱に本発明を実施していた。しかし、
本発明は従来から広く知られた形式の信号器具箱にも適
用できる。この場合に、このような信号器具箱が鉄道沿
線に沿って多数の並んで設けられている場合に特に有効
である。また、本発明は、扉が一面にあるものに限られ
ず、表裏の両側に扉が設けられている鉄道用信号器具箱
においても有効である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、操作用ハンドルの着脱
部41により操作用ハンドルの施錠・開錠を行うことが
できるので、複数の操作用ハンドルについて着脱部41
を1つ用意することにより、この着脱部41が操作用ハ
ンドルの錠前代りに使用することができる。そしてこの
1つの着脱部を何れかの扉に挿着した状態で錠前で固定
しておくことにより、錠前の鍵を1つ管理することによ
り複数の扉の管理を行うことができる。しかも、錠前が
ない限り、部外者は本発明の鉄道用信号器具箱を開閉す
ることができず、本発明は部外者のいたずらに対する安
全性が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道用信号器具箱の扉部の拡大断
面図(図3のI−I断面図)である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明に係る鉄道用信号器具箱の操作用ハンド
ルの正面図(図1の左側から見た図)である。
【図4】本発明に係る鉄道用信号器具箱の一実施例の一
部断面としての平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 鉄道用信号器具箱 11 前面 12 後面 13 側面 14 側面 15 扉 22 支持棒 25 操作用ハンドル 41 着脱部 42 回動軸 43、44 本体部 50 ハンドル鎖錠手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具箱本体の開口部を塞ぐ開閉可能な
    扉、および該扉に回動可能に設けられ、前記扉内部側で
    器具箱本体と扉との鎖錠・開錠機構に連結されていると
    ともに扉外部側に操作用ハンドルが取着された回動軸か
    らなる鉄道用信号器具箱において、前記操作用ハンドル
    前記回動軸にほぼ直交して取着され筒状体からなる
    体部および該本体部の筒状部分に挿着可能な着脱部から
    なり、前記操作用ハンドルの着脱部を前記本体部から外
    すと本体部に係合して鎖錠するとともに前記操作用ハン
    ドルの着脱部を本体部に挿着すると本体部から開錠する
    ハンドル鎖錠手段が操作用ハンドルの本体部の下方に設
    けられており、該ハンドル鎖錠手段は、前記回動軸が鎖
    錠位置に位置しているときに前記操作用ハンドルの本体
    部の筒状部分の下端部に係合して該操作用ハンドルを鎖
    錠するようになっており、前記操作用ハンドルの本体部
    の上方にカバーが枢着されており、該カバー並びに前記
    操作用ハンドルの本体部および着脱部に錠前の鎖錠用開
    口が形成されていることを特徴とする鉄道用信号器具
    箱。
  2. 【請求項2】 前記ハンドル鎖錠手段が前記操作用ハン
    ドルの本体部に係合可能な係合子および該係合子を前記
    本体部に向けて付勢するスプリングからなることを特徴
    とする請求項に記載の鉄道用信号器具箱。
  3. 【請求項3】 前記ハンドル鎖錠手段の係合子および前
    記操作用ハンドルの着脱部の互いに係合する箇所がそれ
    ぞれ凸状の円弧面をなしていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の鉄道用信号器具箱。
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JPH10250578A (ja) 1998-09-22

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