JP3202969B2 - 波動受信装置 - Google Patents

波動受信装置

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JP3202969B2
JP3202969B2 JP04178099A JP4178099A JP3202969B2 JP 3202969 B2 JP3202969 B2 JP 3202969B2 JP 04178099 A JP04178099 A JP 04178099A JP 4178099 A JP4178099 A JP 4178099A JP 3202969 B2 JP3202969 B2 JP 3202969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音波(超音波およ
び振動を含む)、電磁波(電波)等の波動を受信して処
理する波動受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、波動を受信して処理を行なう
波動受信装置が広く採用されている。超音波を用いた装
置もそのような波動受信装置の1つの適用分野ではある
が、その他にも例えば、空中の飛行物体を探知するレー
ダ装置、水中の魚群を探知する魚群探知機、海底の様子
を探査する海底探査機、物体内部の傷を探知する探傷装
置等、様々に適用分野が広がっている。
【0003】ここでは、それら様々な適用分野のうちの
1つの適用分野である超音波を用いた波動受信装置を例
に挙げて、従来技術について説明する。
【0004】以下に説明する超音波を用いた波動受信装
置は、被検体内部に超音波を送信して被検体内の種々の
組織表面等で反射した超音波を受信する過程を、順次繰
り返しながら被検体内を超音波で走査し、その走査の過
程で得られた受信信号に基づいて被検体内の画像を表示
する装置である。
【0005】図18は、超音波を用いた波動受信装置を
用いて、被検体内のある一点にターゲット(超音波反射
体)が存在する場合の、そのターゲットの像を得る様子
を示す模式図である。
【0006】この波動受信装置には、図18(a)に示
すように、所定の方向(図18の左右方向)に配列され
た多数の超音波振動子1が備えられおり、これらの超音
波振動子1が被検体の表面にあてがわれ、ある1回の超
音波送受信のタイミングでは、そのタイミングの超音波
送受信のために設定されたある開口2に含まれる複数の
超音波振動子を電気パルスで励振することにより、被検
体内に向けて超音波パルスが送信される。この超音波送
信に際し、開口2に含まれる複数の超音波振動子それぞ
れを励振するタイミングを調整しさらにそれら複数の超
音波振動子それぞれを励振する励振強度を、開口2に含
まれる超音波振動子の配列の位置(配列順位)を変数と
する所定の重み付け関数3に従って調整することによ
り、被検体内に、指向性を持った超音波ビーム4が形成
される。
【0007】被検体内で反射して戻ってきた超音波は、
開口2を構成する複数の超音波振動子それぞれで受信さ
れ、それらの受信信号それぞれが重み付け関数3に従っ
てそれぞれ増幅されるとともに、被検体内に延びる超音
波ビーム4に沿う方向の超音波反射信号が強調されるよ
うに(これを、ここでは受信ビームを形成する、と称す
る。これに対し、被検体内に送信された超音波ビームを
送信ビームと称する。)、相対的に遅延されるとともに
互いに加算される。ここでは相対的に遅延して互いに加
算する処理を整相加算と称する。尚、この整相加算は広
く知られた技術であるため、詳細説明は省略する。
【0008】このような超音波送受信の過程を、超音波
振動子1の配列方向に開口2を順次移動させながら繰り
返す。開口2を順次移動させながら超音波の送受信を繰
り返す過程を走査と称する。
【0009】尚、ここでは、簡単のため送信開口と受信
開口、送信の重み付け関数と受信の重み付け関数、送信
ビームと受信ビームを特に区別せずに説明したが、それ
らは、送信側と受信側とで異なっていてもよく、送信側
と受信側とでそれぞれ適切に設定される。
【0010】上記の走査の過程において得られた、複数
本の受信ビームを表す信号の強度を輝度として表示する
ことにより、被検体内の画像を得ることができる。
【0011】ここでは、被検体内に唯一のターゲットが
存在する場合について考察しており、超音波ビーム4
(ここでは送信ビームと受信ビームとの双方)が指向性
を有することから、走査の過程で設定される各開口につ
いての受信信号の強度は、図18(b)に示すような各
値を示す。ここではそれらの信号強度分布をビームプロ
ファイルと称する。
【0012】図18(c)は、このような信号強度分布
を持つ受信信号を輝度であらわした画像(ターゲット
像)である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のターゲット像の
寸法が小さいほど波動受信装置の分解能が良好であるこ
とになるが、通常、このターゲット像の寸法は、ターゲ
ット5自体の寸法と比べかなり大きく広がっている。
【0014】従来、このターゲット像の寸法を決定づけ
る受信信号の強度分布(ビームプロファイル)は、開口
2の寸法と、重み付け関数3と、送受信される超音波の
波長λとで決まってしまい、従来これらの要素を最適に
設定するよう工夫がなされてきたもの、それ以上の分解
能の改善には限界があった。
【0015】また、従来、ターゲット5の位置を求める
場合、被検体を走査して受信信号強度のピーク位置を求
めることによって始めて、そのターゲット5の、超音波
振動子1の配列方向の位置を求めることが可能であり、
例えば図18(a)に示す開口2のようにターゲット5
から偏倚した超音波ビーム4によっては、そのターゲッ
ト5からの反射超音波によって仮に十分な信号強度の受
信信号が得られたとしても、その1回の超音波送受信に
よってはターゲット5の変位もしくは方向(角度)を求
めることは不可能であった。
【0016】さらに、上記のターゲットの位置の検出に
関し、走査の際に順次設定される開口の間隔が粗く、例
えば図18(a)の左右方向について飛び飛びにしか開
口が設定されないと、真のピーク位置を検出することが
できず、ターゲットの位置の検出精度が低下する結果と
なる。一方、ターゲットの十分な位置検出精度を得るた
めに開口を細かく設定すると、超音波送受信を、その細
かく設定された開口の数に対応した回数だけ多数回行な
う必要があり、被検体を一回走査するのに長時間を要
し、フレームレートが低下するという問題がある。
【0017】これらの問題点は超音波を用いた場合に限
られるものではなく、波動を受信してターゲットの位置
等を検出する装置全てに共通する問題である。さらに波
動を反射するターゲットを対象とする場合のみでなく、
音波や電波等の波動を自らが発生するターゲットの位置
等を検出する装置にも共通する問題である。
【0018】本発明は、上記事情に鑑み、ターゲットの
方向や位置を走査することなく検出し、あるいは従来よ
りも空間分解能を向上させることのできる波動受信装置
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の波動受
信装置の原理説明図である。
【0020】本発明の波動受信装置には、受信部10、
重み付け処理部20、および演算部30が備えられてい
る。
【0021】受信部10は、所定の開口aに達した波動
をその開口内部の位置の情報を伴って受信する部分であ
る。波動の受信にあたっては、複数の受信素子を配列し
ておき、それら複数の受信素子の配列順位によりその開
口内の位置の情報を得てもよく、あるいは、例えば1つ
の受信素子をその開口内で順次移動させながら波動を受
信し、その受信素子の移動位置によってその開口内の位
置の情報を得てもよい。また、開口内の位置情報とし
て、例えば複数の受信素子を一次元的に配列しておき、
その配列順位に応じた一次元的な位置情報を得てもよ
く、複数の受信素子を二次元的に配列しておき、それら
複数の受信素子の二次元的な配列順位に応じた二次元的
な位置情報を得てもよい。
【0022】また、重み付け処理部20は、受信器10
で得られた受信信号を、開口a内の位置を変数とする複
数種類の重み付け関数それぞれで重み付け処理を行なう
部分である。
【0023】これら複数種類の重み付け関数は、特定の
重み付け関数に限定されるものではないが、全くランダ
ムに選択された複数種類の重み付け関数であってよい訳
でもない。重み付け処理部20では、以下において説明
する演算部30で波動の伝播方向、ないしその波動を生
成した波源の位置を求めることができる関係にある複数
の重み付け関数それぞれで重み付け処理を行なう必要が
ある。具体的には、重み付け処理部20では、例えば、
開口内の位置を変数とする偶関数および奇関数それぞれ
で重み付け処理を行なうことができ、あるいは、重み付
け処理部20では、開口内の位置を変数とする第1の関
数、およびその第1の関数がその変数でn階微分(nは
1以上の正の整数)された第2の関数それぞれで重み付
け処理を行なうことができる。
【0024】重み付け処理において採用される偶関数お
よび奇関数の例としては、それぞれ、例えば開口の中央
からみて左右対象な矩形関数(図3参照)と、開口の中
央を境として左右で符号の異なる矩形関数(図5参照)
を挙げることができる。また、重み付け処理において採
用される第1の関数としては、開口の中央で最大値を有
し開口の両端に向けて値が減少し開口の両端で値が零と
なる三角形関数(図9(a)参照)、開口の中央で最大
値を有するガウス関数、開口の中央で最大値を有するレ
イズドコサイン関数あるいはオフセットレイズドコサイ
ン関数、第2の関数としてそれらの関数を1階微分ない
し2階微分した関数を挙げることができる。
【0025】また、図1の演算部30は、重み付け処理
部20における重み付け処理により得られた複数の重み
付け受信信号に基づいて、上記開口に達した波動の伝播
方向、もしくはその波動を生成した波源の位置を求める
演算を含む演算を行なう部分である。
【0026】ここで、波源は、その波源に向かってきた
波動を反射することにより開口に向かって伝播する波動
を生成するものであってもよく、あるいはその波源自体
が波動を発生するものであってもよい。
【0027】この波動の伝播方向もしくは波源の位置を
求めるにあっては、演算部30では、例えば、上記複数
の重み付け受信信号どうしの比を求める演算が行なわ
る。
【0028】また、上記演算部30は、上記複数の重み
付け受信信号のうちの1つの重み付け受信信号により得
られる受信視野角よりも狭い受信視野角を得る演算を含
む演算を行なうものであることが好ましい。
【0029】図2は、本発明の波動受信装置の受信部の
一実施形態の説明図である。
【0030】この実施形態における受信部は、図2に示
すように、空間的に相互に一部分どうしが重複すること
が許容された、位置が順次に異なる複数の開口a1,a
2,a3,…,anについて、時間的に順次もしくは同
時に、これら複数の開口内に達した波動を受信するもの
である。このとき、重み付け処理部20では、複数の開
口a1,a2,a3,…,anそれぞれで得られた複数
の受信信号それぞれについて、複数種類の重み付け関数
それぞれで重み付け処理が行なわれ、演算部30では、
複数の開口a1,a2,a3,…,anそれぞれについ
て、各開口に達した波動の伝播方向、もしくはその波動
を生成した波源の位置を求める演算を含む演算を行なう
とともに、それら複数の開口a1,a2,a3,…,a
nについて得られた演算結果に基づく画像をあらわす画
像信号が生成される。
【0031】この場合に、演算部30で生成された画像
信号に基づく画像を表示する画像表示部40を備えるこ
とが好ましい。
【0032】また、本発明の波動受信装置において、受
信部10は、空間的に相互に一部分どうしが重複するこ
とが許容された、位置が順次に異なる複数の開口につい
て、時間的に順次もしくは同時に、これら複数の開口内
に達した波動を受信するものであり、重み付け処理部2
0が、上記複数の開口それぞれで得られた複数の受信信
号それぞれについて、複数種類の重み付け関数それぞれ
で重み付け処理を行なうものであり、さらに演算部30
が、上記複数の開口それぞれについて、各開口に達した
波動の伝播方向、もしくはその波動を生成した波源の位
置を求める演算を含む演算を行なうとともに、隣接する
2つの開口の中間位置に開口を設定したときのその中間
位置の開口に達した波動を所定の受信視野角で受信した
ときの受信信号に相当する補間信号を生成するものであ
ることも好ましい形態である。
【0033】本発明の波動受信装置において、受信部1
0では、例えば、超音波を含むとともに、被伝播体内を
伝播してきた振動を含む音波、および空間を伝播してき
た電磁波の範疇に含まれるいずれかの波動が受信され
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、先ず、超音波を用いた波動
受信装置を中心に、本発明の実施形態について説明す
る。
【0035】ここでは、先ず、一回の超音波送受信のみ
で超音波ビームの方向に対するターゲット(超音波反射
体)の変位ないし方向(角度)(図18参照)を検出す
る方法について説明する。 図3は、重み付け関数の一
例を示す図、図4は、図3に示す重み付け関数を用いた
ときのビームプロファイルを示す図である。
【0036】ここでは、図3に示すように受信開口の中
央からみて左右対象の矩形関数を考える。
【0037】超音波の開口の重み付け関数と、その重み
付け関数に従って重み付けを行ない、さらに整相加算を
行なうことによって得られる受信ビームのビームプロフ
ァイルは、互いにフーリエ変換対の関係にある。したが
って図3に示す矩形関数を重み付け関数として用いたと
きのビームプロファイルは下記(1)式で示されるsi
nc関数C(θ)であらわされ、その関数形状は図5の
ようにあらわされる。
【0038】
【数1】
【0039】 θ;受信ビームの延びる方向に対するターゲットの方位 A;ターゲットでの超音波反射強度 a;開口幅 λ;超音波の波長 ……(1) 図5は、重み付け関数のもう1つの例を示す図、図6
は、図5に示す重み付け関数を用いたときの受信ビーム
のビームプロファイルを示す図である。
【0040】ここでは、図5に示す、開口の中央を境に
左右で符号が異なる矩形関数を考える。この図5に示す
関数を重み付け関数として用いたときのビームプロファ
イルは、下記(2)式で示される関数S(θ)で表さ
れ、その関数形状は図6のようにあらわされる。
【0041】
【数2】
【0042】一回の超音波送受信で得られた受信信号
を、図3に示す重み付け関数と図5に示す重み付け関数
で別々に重み付け処理を行ない、その結果得られた、
(1)式,(2)式であらわされる2つの重み付け受信
信号の比をとると、下記(3),(4)式に示すよう
に、ターゲットの反射強度Aには依存せず受信ビームの
方向に対するターゲットの方位θだけに依存する値φ
(θ)を得ることができる。
【0043】
【数3】
【0044】このように、例えば図3に示す形状の重み
付け関数と図5に示す形状の重み付け関数を別々に用い
て受信信号を重み付けし、それらにより得られた2つの
重み付け受信信号どうしの比を求めることによって、受
信ビームに対するターゲットの方位、すなわち、本発明
にいう波動の伝播方向を求めることができる。
【0045】次に、開口幅aと、超音波の波長λと、1
つの重み付け関数とで決まるビームプロファイルにより
規定される分解能よりも高い分解能を得る方法について
説明する。
【0046】図7は、高い分解能を得る方法の説明図で
ある。
【0047】(1)式を変形すると、
【0048】
【数4】
【0049】となる。この(5)式に、図3に示す重み
付け関数で重み付け処理をして得られた重み付け受信信
号の振幅Cと、(1)式と(2)式との比を求めること
により得られたターゲットの方位θをあらわす関数φ
(θ)を代入すると、ターゲットの反射強度Aを求める
ことができる。このようにして、(4)式によるターゲ
ットの方位θと、(5)式によるターゲットの反射強度
Aとの双方を求めることができる。
【0050】そこで、これらターゲットの方位θと反射
強度Aを、ビームプロファイルをあらわす関数(ここで
は、(1)式のsinc関数C(θ))よりも細いビー
ムプロファイルを達成する関数g(θ,A)に代入する
ことにより、図3に示す一様な重み付け関数を用いて重
み付け処理することにより得られるビームプロファイル
C(θ)よりも径の細いビームプロファイルg(θ,
A)で受信したときの受信信号と等価な信号を得ること
ができる。
【0051】例えば、関数g(θ,A)として、下記
(6)式に示す関数を採用すると、(1)式に示すビー
ムプロファイルC(θ)の半分の径のビームプロファイ
ルを得ることができ、換言すると2倍の分解能を得るこ
とができる。
【0052】
【数5】
【0053】超音波を用いた波動受信装置では、従来よ
り、超音波の送信タイミングから受信タイミングまでの
時間間隔により、ターゲットの、開口からの距離を知る
ことができ、また、本実施形態によれば1回の超音波送
受信によってターゲットの方位を知ることができ、した
がって十分な振幅の受信信号が得られる限りにおいてタ
ーゲットの方位のみでなく、被検体内のターゲットの位
置を同定することができる。したがって超音波ビームを
実際に送受信することにより得られた受信信号に基づい
て、演算処理により、その超音波ビームを実際に送受信
した開口とは少しずれた開口、例えば隣接する2つの開
口の中間に位置する開口で超音波ビームを送受信したと
きの受信信号に相当する補間信号を得ることも可能であ
る。このような補間信号を生成することにより、分解能
を犠牲にすることなく、走査に要する時間を短縮してフ
レームレートを向上させることができる。
【0054】以下、各種の重み付け関数対について例示
する。
【0055】図8は、重み付け関数対の第1例を示す図
である。
【0056】図8は、図3〜図6を参照して説明したと
きの重み付け関数対であり、図8(a)は、開口の中央
を境に左右対称な矩形の偶関数の重み付け関数であ
り、、図8(b)は、左右で符号を反転させた奇関数の
重み付け関数であり、それぞれで得られた受信信号の比
を取ることによって、ビーム方向に対するターゲットの
方位に依存する値を得ることができる。
【0057】尚、ビームを形成する開口に2つの重み付
け関数を与えるについては、2つの重み付け関数を送信
開口に与えても受信開口に与えても基本的には同じ効果
を得ることができるが、送信開口に与えた場合は二回の
超音波の送信が必要であるのに対し、受信開口に与える
と一回の超音波の送信で済むという長所がある。また送
信側では高電圧を取り扱うため送信開口に与えるのは受
信開口に与えるよりも技術的にかなり大変であり、さら
に送信開口に与えると、被検体内で超音波が乱されるた
めその効果が減殺される結果となる。したがってフレー
ムレートを向上させる観点、技術上の観点、およびその
効果の程度の観点のいずれからも受信開口に2つの重み
付け関数を与える方が好ましい。
【0058】図9は、重み付け関数対の第2例を示す図
である。
【0059】図9(a)は、開口の中央で最大となり開
口の両端に向けて減少し開口の両端でゼロとなる三角形
関数であり、図9(b)は開口の中央を境に左右で符号
の異なる矩形関数である。図9(b)は、図9(a)を
一階微分した形状になっている。
【0060】前述したように、超音波の開口の重み付け
関数と、それによる遠距離(もしくは焦点付近)におけ
るビームプロファイル関数は、互いにフーリエ変換対と
なる関係にあることが知られている。そこで、図9
(a)の重み付け関数をf(x)とした場合、それによ
るビームプロファイル関数はf(x)をフーリエ変換し
たF(w)となる。ここでwは、ターゲットのビーム方
向に対する変位である。また、関数f(x)を一階微分
した関数f’(x)のフーリエ変換はjw・F(w)
(jは、虚数単位)で与えられることが知られているた
め、図9(b)のビームプロファイル関数はjw・F
(w)で与えられる。したがって、図9(b)による受
信信号と図9(a)による受信信号の比を求めることに
より、変位wを直接求めることができる。
【0061】図10は、重み付け関数対の第3例を示す
図である。
【0062】図10(a)と図10(b)の関係は、第
2の例と同様に、図10(b)は、図10(a)を一階
微分した形状になっている。図10(a)の好適な関数
として、ガウス関数、レイズドコサイン、オフセットレ
イズドコサイン等が挙げられる。
【0063】図11は、重み付け関数対の第4例を示す
図である。
【0064】図11(a)と図11(b)の関係は、図
11(b)は、図11(a)を二階微分した形状になっ
ている。図11(b)のビームプロファイルは関数−w
2・F(w)で与えられる。したがって、図11(b)
による受信信号と図11(a)による受信信号の比を求
めることにより、w2が求まりその平方根を求めること
によって変位wを求めることができる。
【0065】図12は、本発明の波動受信装置の第1実
施形態を示すブロック図である。この実施形態は、超音
波を用いた波動受信装置であって、開口幅と超音波の波
長と重み付け関数とで決まるビームプロファイルによる
分解能よりも高い分解能を得る具体的回路構成を示すも
のである。ここでは、図示および説明の簡単のため、こ
の図12、および後述する実施形態を示す各図には、配
列された多数の超音波振動子のうち、1つの開口を構成
する超音波振動子のみが示されている。
【0066】図示しない超音波送信回路により超音波振
動子101から被検体内に向けて超音波が送信され、被
検体内で反射した超音波はこれらの超音波振動子101
で受信される。超音波振動子101で得られた超音波信
号は、2系統に分けられ、それぞれ各重み付け回路10
2_1,102_2において、重み付け関数対を構成す
る各重み付け関数に従って振幅調整される。振幅調整さ
れた受信信号は、各ビームフォーマ103_1,103
_2によりそれぞれ超音波信号の整相加算が行なわれ、
その後、各検波回路104_1,104_2においてそ
れぞれ包絡線検波されることにより、走査線信号Cと走
査線信号Sを得る。これらの走査線信号対はターゲット
の変位および反射強度を検出する変位・強度検出回路1
05において変位wと反射強度Aが求められ、ビームプ
ロファイル変換回路106により径の細いビームプロフ
ァイル関数に従う新たな走査線信号を得る。この新たな
走査線信号はDSC(Digital Scan Co
nverter)107に入力され走査線間の補間が行
なわれてCRT108で表示される。
【0067】図13は、本発明の波動受信装置の第2実
施形態を示すブロック図である。図12に示す第1実施
形態との相違点について説明する。
【0068】この図13に示す第2実施形態も、図12
に示す第1実施形態と同様、超音波を用いた波動受信装
置であるが、この第2実施形態では、変位・強度検出回
路105の前段側にDSC107_1,107_2が配
置され、それらのDSC107_1,107_2により
それぞれ走査線補間が行なわれた後の信号に基いてター
ゲットの変位および反射強度が検出される。
【0069】この実施形態は、図8に重み付け関数対を
使用する時に好適な回路構成を示すものである。
【0070】図14は、本発明の波動受信装置の第3実
施形態の部分ブロック図である。この第3実施形態も超
音波を用いた波動受信装置である。
【0071】配列された超音波振動子101のうち、上
半分に配列された超音波振動子で得られた超音波信号は
ビームフォーマ103aに入力されて整相加算され、下
半分に配列された超音波振動子で得られた超音波信号は
ビームフォーマ103bに入力されて整相加算される。
【0072】ビームフォーマ103aで整相加算された
後の受信信号は信号反転回路109により反転された後
加算器110_1に入力される。また、このビームフォ
ーマ103aで整相加算された後の受信信号は、そのま
まもう1つの加算器110_2に入力される。さらに、
もう1つのビームフォーマ103bで整相加算された後
の受信信号は、そのまま、2つの加算器110_1,1
10_2にそれぞれ入力される。2つの加算器110_
1,110_2では、それぞれに入力された各2つの受
信信号が加算され、それぞれ各検波回路104_1,1
04_2に入力される。その後の処理は、図12もしく
は図13に示す実施形態の場合と同様である。
【0073】ここで、図14に示す2つのビームフォー
マ103a,103bは、配列された超音波振動子10
1の上半分、下半分に対応しており、したがって回路規
模としては、それら双方のビームフォーマ103a,1
03bを合わせたものが、図12もしくは図13に示す
2系統のビームフォーマ103_1,103_2のうち
の1つ分に相当する。
【0074】したがってこの実施形態の場合、ビームフ
ォーマを2系統分用意する必要がなく、図12ないし図
13に示す実施形態と比べ大幅なコストダウンが実現で
きる。
【0075】以上は、超音波を用いた波動受信装置の各
種実施形態であるが、本発明の波動受信装置は超音波を
用いた波動受信装置以外の装置にも適用可能である。以
下、本発明の波動受信装置を超音波を用いた波動受信装
置以外の装置に適用した例について説明する。
【0076】航空機、船舶等を探知するために、地上、
機上、陸上等に設置されるレーダにおいて、特に、送信
局と受信局を分離して設置するバイスタテイック・レー
ダ装置というものがある。本装置は、送信ビームと受信
ビームの交差する空間エリアの中に依存する目標を検知
するものである。
【0077】図15は、送信局Tから送信ビーム201
を放射し、ターゲットからの反射波を受信局Rで受信し
ている様子を示す模式図である。
【0078】従来より、送信エネルギーを有効に利用し
て空間を探索するために、送信ビームの送信エネルギー
の伝播に応じて受信ビームを高速に走査する「パルス・
チョイス」と呼ばれる方式がある。
【0079】図15に示すように、受信局Rで同一時刻
に受信される目標位置の軌跡は送信局と受信局を焦点と
する楕円0vとなる。送信ビーム201がこの楕円0v
横切る点を点A,Bとすると、送信ビーム照射エリア内
を洩れなく探索するには、受信ビーム幅はこの2点A,
Bを見込む角以上に広げておく必要がある。したがっ
て、送信ビーム201を広げた場合、受信ビーム202
もそれに対応するビーム径に拡げる必要があり、目標分
解能や位置精度の劣化を引き起こすという問題がおこ
る。
【0080】そこで、このレーダ装置に本発明の波動受
信装置を適用することを考える。
【0081】図16は、本発明の波動受信装置が適用さ
れたレーダ装置の構成を示すブロック図である。
【0082】送信器211は、送信ビーム制御器212
の制御を受けて、送信アンテナ213から所定の送信ビ
ーム送信する。ターゲット210で反射した反射波は、
受信アンテナ214に達し、この受信アンテナ214で
受信される。この受信アンテナ214は、図示のx方向
に複数に分割されており、それぞれで受信信号が得られ
る。これらの受信信号は、2つの重み付け回路215_
1,215_2において、重み付け関数対を構成する各
重み付け関数に従って重み付け処理され、それぞれビー
ムフォーマ216_1,216_2に入力されて整相加
算される。その整相加算の際、受信ビーム制御器217
は、送信ビーム制御器212から、送信ビームの送信タ
イミング、送信方向等の情報を入手し、その送信ビーム
に応じた方向に受信ビームが形成されるようにビームフ
ォーマ216_1,216_2による整相加算を制御す
る。
【0083】各ビームフォーマ216_1,216_2
によりそれぞれ整相加算されることにより得られた各信
号は各検波回路218_1,218_2に入力されてそ
れぞれ包絡線検波され、走査線信号Cと走査線信号Sを
得る。これらの走査線信号S,Cは変位検出回路219
に入力され、受信ビームからのターゲット210の変位
もしくは方位が求められる。この変位検出回路219で
得られた、ターゲット210の、受信ビームからの変位
の情報、すなわち、ターゲットの位置情報は表示器22
0に入力され、その表示器220にターゲットの位置が
表示される。
【0084】図17は、図16に示すレーダ装置の効果
説明図である。
【0085】図16に示す構成により、例えば受信ビー
ム202の方向Pに対するターゲットTgの方位角θd
を知ることができ、送受信局間の距離と反射波の到達時
刻で決まる楕円上の目標物Tgtが存在する点を精確に
特定することができる。したがって、広い空間エリアを
洩れなく探索するために送信ビーム幅および受信ビーム
幅を広くとっても、目標分解能や位置精度を劣化させず
にターゲットの位置を高精度に特定することができる。
【0086】本発明の波動受信装置は、上述した各実施
態様の他にも、例えば海中の魚群を探知する魚群探知
機、工業的に利用される物体の内部の傷を検知する探傷
装置等にも適用可能であり、その他例えば地震の震源地
の特定等にも適用できる可能性もある。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来できなかった、任意の位置における所定開口による
一回の受信でターゲットの方位ないし変位を検出するこ
とができ、更に、従来よりも、高い分解能を得たり、実
際に受信していない開口に対応する受信信号に相当する
信号を演算処理により生成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波動受信装置の原理説明図である。
【図2】本発明の波動受信装置の受信部の一実施形態の
説明図である。
【図3】重み付け関数の一例を示す図である。
【図4】図3に示す重み付け関数を用いたときのビーム
プロファイルを示す図である。
【図5】重み付け関数のもう1つの例を示す図である。
【図6】図5に示す重み付け関数を用いたときの受信ビ
ームのビームプロファイルを示す図である。
【図7】高い分解能を得る方法の説明図である。
【図8】重み付け関数対の第1例を示す図である。
【図9】重み付け関数対の第2例を示す図である。
【図10】重み付け関数対の第3例を示す図である。
【図11】重み付け関数対の第4例を示す図である。
【図12】本発明の波動受信装置の第1実施形態を示す
ブロック図である。
【図13】本発明の波動受信装置の第2実施形態を示す
ブロック図である。
【図14】本発明の波動受信装置の第3実施形態の部分
ブロック図である。
【図15】送信局から送信ビームを放射し、ターゲット
からの反射波を受信局で受信している様子を示す模式図
である。
【図16】本発明の波動受信装置が適用されたレーダ装
置の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示すレーダ装置の効果説明図であ
る。
【図18】超音波を用いた波動受信装置を用いて、被検
体内のある一点にターゲット(超音波反射体)が存在す
る場合のそのターゲットの像を得る様子を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 超音波振動子 10 受信部 20 重み付け処理部 30 演算部 40 画像表示部 101 超音波振動子 102_1,102_2 重み付け回路 103_1,103_2,103a,103b ビーム
フォーマ 104_1,104_2 検波回路 105 変位・強度検出回路 106 ビームプロファイル変換回路 107,107_1,107_2 DSC 108 CRT 109 信号反転回路 110_1,110_2 加算器 210 ターゲット 211 送信器 212 送信ビーム制御器 213 送信アンテナ 214 受信アンテナ 215_1,215_2 重み付け回路 216_1,216_2 ビームフォーマ 217 受信ビーム制御器 218_1,218_2 検波回路 219 変位検出回路 220 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−275385(JP,A) 特開 平3−56882(JP,A) 特開 昭54−102078(JP,A) 特開 平7−116163(JP,A) 特開 平5−146437(JP,A) 特開 平3−221033(JP,A) 特開 平7−115316(JP,A) 実開 平3−127282(JP,U) 実開 昭59−170283(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96 A61B 8/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の開口内に達した波動を該開口内の
    位置の情報を伴って受信する受信と、 該受信で得られた受信信号を、前記開口内の位置を変
    数とする複数種類の重みづけ関数それぞれで重みづけ処
    理を行なう重み付け処理部と、 該重み付け処理部における重み付け処理により得られた
    複数の重み付け受信信号に基づいて、前記開口に達した
    波動の伝播方向、もしくは該波動を生成した波源の位置
    を求める演算を含む演算を行なう演算部とを備え 前記重み付け処理部が、前記開口内の位置を変数とする
    第1の関数、および該第1の関数が該変数でn階微分
    (nは1以上の正の整数)された第2の関数それぞれで
    重み付け処理を行なうものであることを特徴とする波動
    受信装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部が、前記複数の重み付け受信
    信号どうしの比を求める演算を含む演算を行なうもので
    あることを特徴とする請求項1記載の波動受信装置。
  3. 【請求項3】 所定の開口内に達した波動を該開口内の
    位置の情報を伴って受信する受信部と、 該受信部で得られた受信信号を、前記開口内の位置を変
    数とする複数種類の重みづけ関数それぞれで重みづけ処
    理を行なう重み付け処理部と、 該重み付け処理部における重み付け処理により得られた
    複数の重み付け受信信号に基づいて、前記開口に達した
    波動の伝播方向、もしくは該波動を生成した波源の位置
    を求める演算を含む演算を行なう演算部とを備え、 前記演算部が、前記複数の重み付け受信信号のうちの1
    つの重み付け受信信号により得られる受信視野角よりも
    狭い受信視野角を得る演算を含む演算を行なうものであ
    ることを特徴とする波動受信装置。
  4. 【請求項4】 所定の開口内に達した波動を該開口内の
    位置の情報を伴って受信する受信部と、 該受信部で得られた受信信号を、前記開口内の位置を変
    数とする複数種類の重みづけ関数それぞれで重みづけ処
    理を行なう重み付け処理部と、 該重み付け処理部における重み付け処理により得られた
    複数の重み付け受信信 号に基づいて、前記開口に達した
    波動の伝播方向、もしくは該波動を生成した波源の位置
    を求める演算を含む演算を行なう演算部とを備え、 前記受信部が、空間的に相互に一部分どうしが重複する
    ことが許容された、位置が順次に異なる複数の開口につ
    いて、時間的に順次もしくは同時に、これら複数の開口
    内に達した波動を受信するものであり、 前記重み付け処理部が、前記複数の開口それぞれで得ら
    れた複数の受信信号それぞれについて、前記複数種類の
    重み付け関数それぞれで重み付け処理を行なうものであ
    り、さらに前記演算部が、前記複数の開口それぞれにつ
    いて、各開口に達した波動の伝播方向、もしくは該波動
    を生成した波源の位置を求める演算を含む演算を行なう
    とともに、前記複数の開口について得られた演算結果に
    基づく画像をあらわす画像信号を生成するものであるこ
    とを特徴とする波動受信装置。
  5. 【請求項5】 前記演算部で生成された画像信号に基づ
    く画像を表示する画像表示部を備えたことを特徴とする
    請求項4記載の波動受信装置。
  6. 【請求項6】 所定の開口内に達した波動を該開口内の
    位置の情報を伴って受信する受信部と、 該受信部で得られた受信信号を、前記開口内の位置を変
    数とする複数種類の重みづけ関数それぞれで重みづけ処
    理を行なう重み付け処理部と、 該重み付け処理部における重み付け処理により得られた
    複数の重み付け受信信号に基づいて、前記開口に達した
    波動の伝播方向、もしくは該波動を生成した波源の位置
    を求める演算を含む演算を行なう演算部とを備え、 前記受信部が、空間的に相互に一部分どうしが重複する
    ことが許容された、位置が順次に異なる複数の開口につ
    いて、時間的に順次もしくは同時に、これら複数の開口
    内に達した波動を受信するものであり、 前記重み付け処理部が、前記複数の開口それぞれで得ら
    れた複数の受信信号それぞれについて、前記複数種類の
    重み付け関数それぞれで重み付け処理を行なうものであ
    り、さらに前記演算部が、前記複数の開口それぞれにつ
    いて、各開口に達した波動の伝播方向、もしくは該波動
    を生成した波源の位置を求める演算を含む演算を行なう
    ともに、隣接する2つの開口の中間位置に開口を設定
    したときの該中間位置の開口に達した波動を所定の受信
    視野角で受信したときの受信信号に相当する補間信号を
    生成するものであることを特徴とする波動受信装置。
  7. 【請求項7】 前記重み付け処理部が、前記開口内の位
    置を変数とする偶関数および奇関数それぞれで重み付け
    処理を行なうものであることを特徴とする請求項3、4
    又は6記載の波動受信装置。
  8. 【請求項8】 前記重み付け処理部が、前記開口内の位
    置を変数とする第1の関数、および該第1の関数が該変
    数でn階微分(nは1以上の正の整数)された第2の関
    数それぞれで重み付け処理を行なうものであることを特
    徴とする3、4又は6波動受信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信器が、超音波を含むとともに、
    被伝播体内を伝播してきた振動を含む音波、および空間
    を伝播してきた電磁波の範疇に含まれるいずれかの波動
    を受信するものであることを特徴とする請求項1、3、
    4又は6記載の波動受信装置
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