JP3202859U - 清掃体及び清掃用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製作誤差による、把手挿入用隙間の幅のばらつきをなくした清掃体及び清掃用具を提供する。【解決手段】重合シート6、基礎シート5及び清掃部7の左右方向中央部が、前後方向に連続する中央溶着部9により熱溶着され、重合シート、基礎シート及び清掃部の左右各側部が、前後方向に配設された側部溶着部11により熱溶着され、重合シートと基礎シートとの間における、中央溶着部9と側部溶着部11との間が、把手3の挿入部29が挿入される挿入用隙間19とされ、挿入用隙間の前後端部が、挿入部を挿入用隙間に挿入するための挿入用開口とされている。側部溶着部11が、前後方向に間隔を置いて設けられた複数の非連続溶着部61を有し、挿入用開口の外側方に、複数の非連続溶着部からなる端部強化部63が配置され、端部強化部の非連続溶着部の間隔64が、他の非連続溶着部の間隔65よりも小とされている。【選択図】図4

Description

本考案は、清掃体及び清掃用具に関する。
従来、清掃用具として、拭き清掃を行なう清掃体と、この清掃体に備えられる把手とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記清掃体は、不織布製の基礎シートと、基礎シートの上面に重合される不織布製の重合シートと、基礎シートの下面に重合され且つ左右方向に流れる長い繊維及び/又は繊維束等の繊維状素材から成る刷毛状の清掃部とを備えている。
基礎シート、重合シート及び清掃部の左右方向中央部が、前後方向に連続する直線状とされた中央溶着部により溶着され、基礎シート、重合シート及び清掃部の左右各側部が、それぞれ、前後方向に連続する直線状とされた側部溶着部により溶着されている。この溶着は、上下一対のヒートローラ(ヒートロール)等により行なわれる。
基礎シートと重合シート間における、中央溶着部と各側部溶着部との間は、左右一対の偏平な筒状の挿入用隙間とされ、挿入用隙間の前後端には、前方又は後方に開口する挿入用開口が形成されている。
上記把手は、把持部と左右一対の偏平な挿入部を有しており、各挿入部は、各挿入用隙間に、それぞれ、挿入される。
特許第4050035号公報
ところで、中央溶着部は、清掃部の上下方向全長にわたって形成されるが、これと同様に、側部溶着部も、清掃部の上下方向全長にわたって形成すると、清掃部の左右方向中央部の全ての繊維状素材が中央溶着部と側部溶着部とにより拘束されるため、清掃部の左右方向中央部の清掃機能が悪化するとの問題が生じる。
この問題は、中央溶着部と側部溶着部を同時に形成することで生じる。そこで、中央溶着部の形成後に、清掃部の上部側のみを基礎シート及び重合シートに熱溶着して、側部溶着部を形成し、清掃部の下部側には側部溶着部を形成しないようにすることが考えられる。このようにすれば、清掃部の左右方向中央部の清掃機能の悪化を抑制できる。
しかし、このように、中央溶着部の形成後に側部溶着部を形成すると、製造上の誤差により、中央溶着部と側部溶着部との左右方向に関する距離にばらつきが生じて、挿入用隙間の左右方向に関する幅にばらつきが生じ易い。このように、挿入用隙間の幅にばらつきが生じると、把手の挿入部が挿入用隙間から抜け易くなったり、或いは、挿入部を挿入用隙間に挿入することが困難となる。
本考案は上記問題を解決でき、把手が挿入用隙間から抜け易くなったり、或いは、把手を挿入用隙間に挿入することが困難となることを防止できる清掃体及び清掃用具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の清掃体の特徴とするところは、a.不織布製の基礎シートと、b.基礎シート上に重合された不織布製の重合シートと、c.基礎シートの下面に備えられ、左右方向に流れる繊維状素材から成る清掃部とを有し、基礎シート、重合シート及び清掃部の左右方向中央部が、これらの上下方向全長にわたって形成され且つ前後方向に連続する中央溶着部により熱溶着され、基礎シート、重合シート及び清掃部の左右各側部が、それぞれ、前後方向に配設された側部溶着部により熱溶着され、基礎シートと重合シートとの間における、中央溶着部と各側部溶着部との間が、把手の左右一対の挿入部がそれぞれ挿入される挿入用隙間とされ、挿入用隙間の前端部及び/又は後端部が、挿入部を挿入用隙間に挿入するための挿入用開口とされた清掃体であって、各側部溶着部が、前後方向に間隔を置いて設けられた複数の非連続溶着部を有し、非連続溶着部が、基礎シート、重合シート及び清掃部の上下方向全長にわたって形成され、各側部溶着部において、挿入用開口の外側方に、前後方向に並設された複数の非連続溶着部からなる端部強化部が配置され、端部強化部の非連続溶着部の間隔が、他の非連続溶着部の間隔よりも小とされた点にある。
尚、端部強化部の非連続溶着部が、左右方向に関して、他の非連続溶着部よりも外側に配置されることもある。
又、各側部溶着部が、非連続溶着部の外側方に設けられ、前後方向に関して、対応する非連続溶着部と同一位置とされた強化溶着部を有し、強化溶着部が、基礎シート、重合シート及び清掃部の上下方向全長にわたって形成されることもある。
更に、本考案の清掃用具の特徴とするところは、α.上記清掃体と、β.清掃体の挿入用隙間に挿入部が挿入される把手とを備える点にある。
以上詳述したように、本考案によれば、中央溶着部と側部溶着部を同時に形成できるので、中央溶着部と側部溶着部との左右方向に関する距離にばらつきが生じることがなく、挿入用隙間の左右方向に関する幅にばらつきが生じることがない。それ故、挿入用隙間の幅にばらつきが生じて、把手の挿入部が挿入用隙間から抜け易くなったり、或いは、挿入部を挿入用隙間に挿入することが困難となることがない。又、中央溶着部と側部溶着部を同時に形成できるので、清掃体の製造工程数を削減でき、清掃体の製造コストも削減できる。
又、側部溶着部の非連続溶着部が前後方向に間隔を置いて形成されているので、非連続溶着部が清掃部の上下方向全長にわたって形成されているにもかかわらず、清掃部の左右方向中央部の全ての繊維状素材が側部溶着部により拘束されない。そのため、清掃部の左右方向中央部の清掃機能が悪化することを抑制できる。
更に、把手の挿入部を清掃体の挿入用隙間に挿入した際に、挿入用開口の外側方に位置する端部強化部に挿入部から外力が作用する場合がある。しかし、端部強化部の非連続溶着部の間隔が他の非連続溶着部の間隔よりも短くされて、端部強化部の強度が大とされているので、上記の場合に、端部強化部が破損、損傷する惧れが少ない。又、端部強化部により、側部溶着部の強度も大とでき、清掃体の把手への装着強度を大とできる。
請求項2記載の考案によれば、端部強化部の非連続溶着部が、左右方向に関して、他の非連続溶着部よりも外側に配置されて、挿入用開口の左右方向の幅が、挿入用隙間の他の部分よりも大とされているので、把手を挿入用隙間に容易に挿入できる。
請求項3記載の考案によれば、強化溶着部により、側部溶着部の強度を強化でき、清掃体の把手への装着強度を大とできる。又、側部溶着部において、非連続溶着部の他に強化溶着部が形成されたにもかかわらず、強化溶着部が、前後方向に関して、対応する非連続溶着部と同一位置とされているので、清掃部における、側部溶着部により拘束される繊維状素材の量の増大を抑制できる。それ故、強化溶着部の形成による、清掃部の清掃機能の悪化を抑制できる。
本考案の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1の一部分解斜視図である。 図1の一部平面図である。 図3の重合シートを除去した状態を示す平面図である。 図4のA−A線矢視断面図である。 図4のB−B線矢視断面図である。 図1の清掃体の分解斜視図である。 図1の把手の平面図である。 図8の把手の一部断面平面図である。 図9のC−C線矢視断面図である。 図10とは異なる姿勢を示す断面図である。
以下、本考案の清掃用具の実施の形態の一例を図面に基づき説明すると、図1〜図6に示すように、清掃用具1は、清掃体2と、把手3とを有する。
図7にも示すように、清掃体2は、基礎シート5と、重合シート6と、清掃部7とを有している。
基礎シート5及び重合シート6は、不織布製とされ、前後方向Fに細長い長方形状とされると共に、左右方向Lの幅に関して、(略)同一寸法とされている。基礎シート5は、重合シート6よりも前後方向Fに長くされ、この基礎シート5の前後方向中央部側の上面に重合シート6が配置、重合されている。基礎シート5及び重合シート6の各側縁は、波形状とされている。
上記不織布としては、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、エアースルーボンド不織布、スパンレース不織布等が使用される。上記不織布に使用される繊維は、熱可塑性繊維(熱融着性繊維)、又は、該繊維を一部含む繊維である。熱可塑性繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の繊維、又は、これらの2種以上の繊維が使用される。なお、基礎シート5及び重合シート6を、PEフィルムやPPフィルム等の熱可塑性樹脂フィルムから構成してもよい。
清掃部7は、清掃対象に対して拭き清掃を行なうためのもので、基礎シート5の下方に配置されて、その左右各側部が、それぞれ、(略)同一長さだけ、基礎シート5よりも外側方に突出している。清掃部7の前後方向長さは、重合シート6の前後方向長さと(略)同一とされており、前後方向Fに関して、清掃部7の前後端は重合シート6の前後端と(略)一致している。尚、清掃部7の前後方向長さを、重合シート6よりも長くしたり、或いは、短くしたりすることもある。
清掃部7は、左右方向Lに流れる(配置される)長い繊維及び/又は繊維束等の繊維状素材により構成されている。清掃部7を構成する繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、レーヨン、ポリアミド系等の繊維、又は、これらの2種以上の繊維が使用される。
上記のように積層された重合シート6、基礎シート5及び清掃部7の左右方向中央部は、上下(厚さ)方向全長にわたって形成された中央溶着部(中央接合部)9で、一体に溶着(接合)されている。中央溶着部9は、前後方向Fに連続した直線状に形成されている。中央溶着部9の前後端は、前後方向に関して、重合シート6及び清掃部7の前後端と一致している。
中央溶着部9の左右両側では、重合シート6、基礎シート5及び清掃部7の左右両側部が、左右一対の側部溶着部(側部接合部)11で、一体に溶着(接合)されている。中央溶着部9及び側部溶着部11の溶着は、ヒートローラ等による熱シール、超音波シールにより行なわれる。基礎シート5及び重合シート6との間における、中央溶着部9と各側部溶着部11との間が、偏平な左右一対の挿入用隙間19とされ、各隙間19の前後端には、前方又は後方に開口する前側・後側挿入用開口20,21が形成されている。
側部溶着部11は、前後方向に間隔を置いて非連続に形成された複数の非連続溶着部61と、強化溶着部62とを有する。非連続溶着部61の内、前後各端部に位置する、隣接する2個の非連続溶着部61により、端部強化部63が構成されている。この端部強化部63の非連続溶着部61は、左右方向に関して、他の非連続溶着部61よりも外側に位置している。図4に示すように、端部強化部63の非連続溶着部61の間隔64は、他の非連続溶着部61の間隔65よりも小とされている。尚、他の非連続溶着部61の間隔65は、(略)等間隔とされているが、等間隔とされないこともある。
非連続溶着部61の内、前後方向中央部側の2個の非連続溶着部61の外側方には、対応する非連続溶着部61と前後方向に関して(略)同一位置とされた強化溶着部62が配置されている。図6に示すように、対応する非連続溶着部61と強化溶着部62の左右方向に関する間隔66は小とされている。非連続溶着部61、中間強化溶着部62は、清掃部7の上下方向全長にわたって形成されて、基礎シート5に接合されている。
図8〜図11にも示すように、把手3は、清掃体2に着脱自在に備えられて、清掃時に使用者により把持されるもので、弾性変形可能な硬質樹脂製とされている。把手3は、挿入体25と、挿入体25とは別体とされ且つ挿入体25から後方斜め上方に延設される把持体26とを有している。
挿入体25は、挿入体25の後部を構成する基部28と、基部28から前方に突設された左右一対の挿入部29とを有し、これらは一体形成されている。基部28の後部の左右両端部を除く部分には、前部側の装着用凹部30と、後部側の装着用穴31とが形成されている。装着用凹部30は下方に凹設されたもので、その底面からは、ロック体32が一体的に立設されている。ロック体32は、装着用凹部30の底面から立設された立設部33と、立設部33から上方に突設された側面視台形状のロック部34とから成る。装着用穴31は上下方向Uに貫通形成されている。装着用穴31の内面の各側面には、外側方に凹設された左右一対の凹設部35が形成されている。
各挿入部29は、清掃体2の各挿入用隙間19に、後側の挿入用開口21又は前側の挿入用開口20から挿脱自在に挿入されるもので、内側棒状体37と外側棒状体38とを有する。これら内側棒状体37と外側棒状体38は左右方向Lに並設されて、外側棒状体38は内側棒状体37の外側方に配置され、両者間には、外側棒状体38の内側方への湾曲状の弾性変形を許容する変形用隙間39が形成されている。尚、この隙間39の形成により、把手3を軽量化できる。
内側・外側棒状体37,38は、それぞれ、略前後方向に配設されているが、前端に向かうに従って内側方に移行するように、前後方向Fに対して傾斜状とされて、各挿入部29は先細状とされている。外側棒状体38の上記傾斜は、内側棒状体37の傾斜よりも大とされている。尚、外側棒状体38の前端を内側棒状体37に対し左右方向Lに関して当接させる場合と、当接させずに、離間させる場合とがある。内側棒状体37は外側棒状体38よりも長くされて、外側棒状体38よりも前方に突出しており、これにより、各挿入部29はより一層先細状とされている。各棒状体37,38の前端部の上面は前下がりの傾斜面41,42とされて、各棒状体37,38は先細状とされている。
外側棒状体38の外側縁部の前後部には、外側方に湾曲に突出する前側・後側抜止用凸部44,45が形成されている。そして、各挿入部29が各挿入用隙間19に後側の挿入用開口21から挿入された際には、前側抜止用凸部44が、側部溶着部11の前から3番目と4番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合され、後側抜止用凸部45が、側部溶着部11の後から2番目と3番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合される。又、各挿入部29が各挿入用隙間19に前側の挿入用開口20から挿入された際には、前側抜止用凸部44が、側部溶着部11の後から3番目と4番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合され、後側抜止用凸部45が、側部溶着部11の前から2番目と3番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合される。この係合により、把手3と清掃体2との前後方向Fに関する相対的な移動が阻止され、把手3の清掃体2からの不慮の脱落が阻止される。抜止用凸部44,45には、清掃用具1を軽量化するための軽量化用孔46,47が上下方向Uに貫通形成されている。尚、軽量化用孔46,47に、抜止用凸部44,45の内側方への弾性変形を許容する機能を持たせることもある。
把持体26は、平面視が略長方形状とされた取付部49と、取付部49の後部から後方斜め上方に延設された把持部50とを一体形成して成る。取付部49の前部には、ロック体32の立設部33が挿通される挿通孔51が上下方向Uに貫通形成されている。取付部49の後端部の左右両側からは、左右一対の支持軸52が外側方に突設され、これら支持軸52が、基部28の装着用穴31の凹設部35に弾性変形を介して挿入されることで、把持体26は挿入体25に支持軸52を中心として揺動自在に備えられている。
この揺動により、把持体26は、図10に示す使用姿勢と、図11に示す収納姿勢とに姿勢変更自在とされている。把持体26の使用姿勢では、取付部49が装着用凹部30と装着用穴31内に収容されて、取付部49が装着用凹部30の底面に当接すると共に、取付部49の上側が基部28の上面と(略)面一とされている。そして、ロック体32の立設部33が基部28の挿通孔51に挿通されて、ロック体32のロック部34が基部28の上方に突出し、ロック部34の下面が基部28の上面と当接乃至小隙を介して対向することで、把持体26の使用姿勢が維持される。このように、ロック体32と基部28とにより、把持体26の使用姿勢をロックするロック機構が構成される。又、把持体26の使用姿勢では、把持部50が取付部49から後方斜め上方に延設された姿勢とされる。
把持体26の収納姿勢では、把持体26の把持部50が挿入体25の下方に位置して、把持部50の後端部が挿入部29の下面に当接し、把持体26はコンパクトな状態となる。把持体26の姿勢の変更時には、ロック体32及び/又は基部28の弾性変形により、ロック部34が基部28の挿通孔51に対して挿脱される。
上記構成例によれば、清掃体2を製造する際には、基礎シート5、重合シート6及び清掃部7を重ねて、上下一対のヒートローラ等による熱溶着により、中央溶着部9と側部溶着部11を構成する。
ところで、本例では、中央溶着部9と側部溶着部11が、何れも、清掃体2の上下方向全長にわたって形成されているので、中央溶着部9と側部溶着部11を、上下一対のヒートローラ等による熱溶着により、同時に形成できる。従って、中央溶着部9と側部溶着部11との左右方向に関する距離にばらつきが生じて、挿入用隙間19の左右方向に関する幅にばらつきが生じることがない。それ故、挿入用隙間19の幅にばらつきが生じて、把手3の挿入部29が挿入用隙間19から抜け易くなったり、或いは、挿入部29を挿入用隙19間に挿入することが困難となることがない。又、中央溶着部9と側部溶着部11を同時に形成できるので、清掃体2の製造工程数を削減でき、清掃体2の製造コストも削減できる。
又、側部溶着部11が、前後方向に間隔を置いて非連続に形成された複数の非連続溶着部61と、前後方向中央部側の非連続溶着部61の外側方に位置する強化溶着部62とにより構成されているので、非連続溶着部61と強化溶着部62が清掃部7の上下方向全長にわたって形成されているにもかかわらず、清掃部7の左右方向中央部の全ての繊維状素材が側部溶着部11により拘束されない。そのため、清掃部7の左右方向中央部の清掃機能が悪化することを抑制できる。特に、側部溶着部11において、非連続溶着部61の他に強化溶着部62が形成されたにもかかわらず、強化溶着部62が、前後方向に関して、対応する非連続溶着部61と同一位置とされているので、清掃部7における、側部溶着部11により拘束される繊維状素材の量の増大を抑制できる。それ故、強化溶着部62の形成による、清掃部7の清掃機能の悪化を抑制できる。
清掃用具1を組み立てる際には、図2に示すように、把手3の把持体26を使用姿勢として、ロック機構によりロックした後、把手3の挿入部29を清掃体2の挿入用隙間19に後側挿入用開口21から挿入する。尚、清掃体2を前後逆にして、把手3の挿入部29を前側挿入用開口20から挿入用隙間19に挿入することもある。
ところで、後側挿入用開口21の外側方に位置する端部強化部63の非連続溶着部61は、左右方向に関して、他の非連続溶着部61よりも外側に配置され、後側挿入用開口21の左右方向の幅が、挿入用隙間19の他の部分よりも大とされているので、挿入部29を挿入用隙間19に容易に挿入できる。
又、この挿入時に、後側挿入用開口21の外側方に位置する、端部強化部63に挿入部29から外力が作用する場合もある。しかし、端部強化部63の2個の非連続溶着部61の間隔64が他の非連続溶着部61の間隔65よりも短くされて、端部強化部63の強度が大とされているので、上記の場合に、端部強化部63が破損、損傷する惧れは少ない。
ところで、本例では、外側棒状体38が、前端に向かうに従って内側方に移行するように、前後方向Fに対して傾斜状とされると共に、内側棒状体37が外側棒状体38よりも長くされて、内側棒状体37が外側棒状体38よりも前方に突出するようにされて、挿入部29は先細状とされている。又、各棒状体37,38の前端部の上面が前下がりの傾斜面41,42とされて、各棒状体37,38も先細状とされている。
上記構成により、挿入部29の前端部を後側挿入用開口21から挿入用隙間19に容易に挿入できる。
ところで、把手3の挿入部29を清掃体2の挿入用隙間19に挿入した際には、挿入された挿入部29により、挿入用隙間19が上下方向Uに拡大し、これに伴い、挿入用隙間19が左右方向Lに関して縮小する。これにより、挿入部29の抜止用凸部44,45が後側挿入用開口21から挿入用隙間19に容易に挿入できなくなったり、或いは、抜止用凸部44,45を挿入用隙間19内で前方に移動させる際に、抜止用凸部44,45が、中央溶着部9や側部溶着部11に引っ掛かったりすることがある。
しかし、本例によれば、上記の場合には、外側棒状体38が内側方に湾曲状に弾性変形して、抜止用凸部44,45が内側方に移動するので、抜止用凸部44,45を後側挿入用開口21から挿入用隙間19に容易に挿入できると共に、抜止用凸部44,45が中央溶着部や側部溶着部に引っ掛かったりすることが殆どなく、抜止用凸部44,45を挿入用隙間19内でスムーズに前方に移動させることができる。
又、例え、抜止用凸部44,45が、側部溶着部11の前後方向中央部にある非連続溶着部61に少し引っ掛かった場合でも、この非連続溶着部61の外側方には小さな間隔66を置いて強化溶着部62が配設されて、側部溶着部11の前後方向中央部の強度が強化されているので、側部溶着部11の前後方向中央部が破損、損傷する惧れは少ない。更に、端部強化部63や強化溶着部62により、側部溶着部11の強度も大とでき、清掃体2の把手3への装着強度を大とできる。
上記のようにして、挿入部29を挿入用隙間19の正規位置まで挿入すると、前側抜止用凸部44が、側部溶着部11の前から3番目と4番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合し、後側抜止用凸部45が、側部溶着部11の後から2番目と3番目の非連続溶着部61の間に係脱自在に係合する。これにより、把手3と清掃体2との前後方向Fに関する相対的な移動が阻止され、把手3の清掃体2からの不慮の脱落が阻止される。
清掃時には、把手3の把持部50を把持し、清掃体2の清掃部7により拭き清掃を行なう。
1 清掃用具
2 清掃体
3 把手
5 基礎シート
6 重合シート
7 清掃部
9 中央溶着部
11 側部溶着部
19 挿入用隙間
20,21 前側・後側挿入用開口
25 挿入体
26 把持体
28 基部
29 挿入部
61 非連続溶着部
62 強化溶着部
63 端部強化部
64〜66 間隔
F 前後方向
L 左右方向

Claims (4)

  1. a.不織布製の基礎シートと、
    b.基礎シート上に重合された不織布製の重合シートと、
    c.基礎シートの下面に備えられ、左右方向に流れる繊維状素材から成る清掃部と
    を有し、
    基礎シート、重合シート及び清掃部の左右方向中央部が、これらの上下方向全長にわたって形成され且つ前後方向に連続する中央溶着部により熱溶着され、
    基礎シート、重合シート及び清掃部の左右各側部が、それぞれ、前後方向に配設された側部溶着部により熱溶着され、
    基礎シートと重合シートとの間における、中央溶着部と各側部溶着部との間が、把手の左右一対の挿入部がそれぞれ挿入される挿入用隙間とされ、
    挿入用隙間の前端部及び/又は後端部が、挿入部を挿入用隙間に挿入するための挿入用開口とされた清掃体であって、
    各側部溶着部が、前後方向に間隔を置いて設けられた複数の非連続溶着部を有し、
    非連続溶着部が、基礎シート、重合シート及び清掃部の上下方向全長にわたって形成され、
    各側部溶着部において、挿入用開口の外側方に、前後方向に並設された複数の非連続溶着部からなる端部強化部が配置され、
    端部強化部の非連続溶着部の間隔が、他の非連続溶着部の間隔よりも小とされたことを特徴とする清掃体。
  2. 端部強化部の非連続溶着部が、左右方向に関して、他の非連続溶着部よりも外側に配置された請求項1記載の清掃体。
  3. 各側部溶着部が、
    非連続溶着部の外側方に設けられ、前後方向に関して、対応する非連続溶着部と同 一位置とされた強化溶着部
    を有し、
    強化溶着部が、基礎シート、重合シート及び清掃部の上下方向全長にわたって形成された請求項1又は2記載の清掃体。
  4. α.請求項1〜3の何れかに記載の清掃体と、
    β.清掃体の挿入用隙間に挿入部が挿入される把手と
    を備えることを特徴とする清掃用具。
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