JP3202829U - 車体傾斜制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め位置情報が記憶されているATS地上子および速度照査用ATS地上子と、記憶されていない速度照査用ATS地上子とが線路上に混在する場合であっても、適切な走行位置で鉄道車両の車体を傾斜させることができる車体傾斜制御装置を提案する。【解決手段】鉄道車両の走行距離を求める走行距離演算部32と、ATS地上子14からの送信信号に応じた地点信号を自動列車停止装置13から受信する受信部21と、位置情報33を含む地図情報31を記憶した記憶装置26と、地点信号と位置情報とに基づき走行距離を補正する補正部22と、補正された走行距離と地図情報とに基づき曲線区間を判定する判定部23と、判定部が曲線区間であると判定した場合、車両の傾斜制御を行う車体傾斜制御部24と、記憶装置に予め位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子からの受信信号に対応する地点信号の車体傾斜制御装置10への送信を無効とするよう自動列車停止装置に指示するマスク信号を出力するマスク信号出力部25とを備える。【選択図】図3

Description

本考案は、曲線区間で鉄道車両の車体の傾斜を制御する車体傾斜制御装置に関する。
走行時に曲線区間に合わせて鉄道車両の車体を傾斜させ、超過遠心力を抑制し、乗客の乗り心地を向上させる車体傾斜制御装置が提案されている(例えば、特許文献1または2参照)。
ところで、このような車体傾斜制御装置により適切なタイミングで車体を傾斜させるためには、鉄道車両の走行位置を逐次、正確に把握する必要がある。そこで、鉄道車両の走行位置を検出する方法として、例えば、速度発電機により得られた車輪回転数に車輪径を乗じて得た値を走行距離として積算する方法が挙げられる。そして、このように求めて得た走行距離(積算走行距離)と、事前に作成された鉄道車両用の線路に関する地図情報とを用いて、走行中の鉄道車両が例えば、曲線区間にあるか否か確認できる方式が知られている。
しかしながら、上記のように得られた積算走行距離は、走行摩耗による車輪径の変化や車輪のスリップ等により、実際の走行距離とは誤差が生じるという問題がある。そこで、予め車体傾斜制御装置の記憶装置において位置情報が記憶された自動列車停止装置(ATS;Automatic Train Stop)システムの地上子(これ以降、ATS地上子と称する)の上を鉄道車両が通過したときに自動列車停止装置から受信した信号に基づき、ATS地上子間の距離を求め、積算走行距離を補正する方法が提案されている。この方法の場合、積算走行距離に誤差が生じたとしても、鉄道車両がATS地上子を通過するたびにATS地上子から信号を受信し、積算走行距離の誤差を車体傾斜制御装置の記憶装置に記憶された位置情報に補正することができる。
特開平11−268645号公報 特開昭60−157957号公報
しかしながら、近年、特に曲線区間における速度照査の義務化に伴い、速度照査用ATS地上子が順次追加で設置されるケースが増えており、車体傾斜制御装置の記憶装置に位置情報が記憶されているATS地上子および速度照査用ATS地上子と、位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子とが混在する場合、位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子から受信した信号を、位置情報が予め記憶されている速度照査用以外のATS地上子または速度照査用ATS地上子の信号と誤認し、正確な走行位置を把握することができなくなる場合がある。このため、車体傾斜制御装置は、適切な走行位置にて鉄道車両の車体を傾斜させることができないという問題がある。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記憶装置に予め位置情報が記憶されている速度照査用以外のATS地上子および速度照査用ATS地上子と、記憶されていない速度照査用ATS地上子とが線路上に設けられている場合であっても、適切な走行位置で鉄道車両の車体を傾斜させることができる車体傾斜制御装置を提供することにある。
本考案に係る車体傾斜制御装置は、上記した課題を解決するために、鉄道車両台車の軸箱に設けられた速度発電機により得られた速度データに基づき鉄道車両の走行距離を求める走行距離演算部と、ATS車上子を介して、ATS地上子から送信された信号を自動列車停止装置が受信したことを示す信号である地点信号を、自動列車停止装置から受信する受信部と、少なくとも鉄道車両用線路における曲線区間に関する情報とともに、前記走行距離演算部によって求められた走行距離を補正するために利用する前記ATS地上子の鉄道車両用線路上における位置情報を含む地図情報を記憶した記憶装置と、前記受信部によって受信した前記地点信号と前記ATS地上子の位置情報とに基づき、前記走行距離演算部によって求められた走行距離を補正する補正部と、前記補正部によって補正された前記走行距離と前記地図情報とに基づき、鉄道車両の走行位置が曲線区間であるか否か判定する判定部と、前記判定部が鉄道車両の走行位置が曲線区間であると判定した場合、前記鉄道車両の傾斜制御を行う車体傾斜制御部と、前記記憶装置に前記位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子から受信した信号に対応する前記地点信号の車体傾斜制御装置への送信を無効とするよう前記自動列車停止装置に指示するためのマスク信号を前記自動列車停止装置に出力するマスク信号出力部と、を備える。
上記構成によると、マスク信号出力部を備えるため、本考案に係る車体傾斜制御装置では、記憶装置に位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子からの信号に応じた地点信号を、マスク信号を出力することで自動列車停止装置から車体傾斜制御装置へ発信させないようにすることができる。これにより、車体傾斜制御装置が速度照査用ATS地上子からの信号に応じた地点信号を受信することを防ぐことができる。このため、記憶装置に位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子からの信号に応じた地点信号を、自動列車停止装置から前記受信部が受信し、前記補正部が走行距離を誤って補正してしまうことを防止することができる。
それゆえ、本考案に係る車体傾斜制御装置は、記憶装置に予め位置情報が記憶されている速度照査用以外のATS地上子および速度照査用ATS地上子と、記憶されていない速度照査用ATS地上子とが線路上に混在して設けられている場合であっても、適切な走行位置で鉄道車両の車体を傾斜させることができるという効果を奏する。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、記憶装置に予め位置情報が記憶されている速度照査用以外のATS地上子および速度照査用ATS地上子と、記憶されていない速度照査用ATS地上子とが線路上に混在して設けられている場合であっても、適切な走行位置で鉄道車両の車体を傾斜させることができるという効果を奏する。
本考案の実施形態に係る車体傾斜制御システムの要部構成の一例を概略的に示したブロック図である。 図1に示す車体傾斜制御システムにより制御される鉄道車両の要部構成の一例を概略的に示したブロック図である。 図1に示す車体傾斜制御システムが備える車体傾斜制御装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 ATS地上子の設置位置と地点信号と地点間走行距離との対応関係の一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係るATS地上子の位置情報の一例を示す表である。 マスク信号のON−OFF状態と、速度照査用ATS地上子および速度照査用以外のATS地上子の設置位置と、地点信号と、地点間走行距離の計測状態それぞれの対応関係の一例を示す図である。 マスク信号のON−OFF状態と、車体傾斜制御装置が地点信号を利用したい速度照査用ATS地上子の設置位置と、地点信号と、地点間走行距離の計測状態それぞれの対応関係の一例を示す図である。
以下、本考案の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する構成部材には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本考案は、以下の実施形態に限定されない。
(鉄道車両の構成)
まず、図1および図2を参照して本考案の実施形態に係る車体傾斜制御システム100を備えた鉄道車両1の概略構成について説明する。図1は、本考案の実施形態に係る車体傾斜制御システム100の要部構成の一例を概略的に示したブロック図である。図2は、図1に示す車体傾斜制御システム100により制御される鉄道車両1の要部構成の一例を概略的に示したブロック図である。
図2に示すように、車体傾斜制御システム100が備えられる鉄道車両1は、乗客が搭乗する客室が設けられた車体2と、車軸6の左右両側に設けられた車輪3によって一対のレール18上を走行する鉄道車両台車5と、鉄道車両台車5上において、鉄道車両1の進行方向に対する左右の側部にそれぞれ設けられた空気ばね4とを備えてなる構成である。空気ばね4は、車体2を弾性支持し、後述する車体傾斜制御装置10からの指示に応じて給排気を行い、車体2を傾斜させることができるように構成されている。なお、本考案に係る鉄道車両1で実施される車体制御として、いわゆる空気ばね式車体傾斜制御を例に挙げて説明するがこれに限定されるものではなく、例えば、制御付き振子式車体傾斜制御など、種々の方式の車体傾斜制御を利用できる。
また、車軸6における鉄道車両1の車幅方向の両端部には、車輪3よりも車幅方向外側において車軸6を回転自在に支持する軸受(不図示)が設けられており、その軸受はそれぞれ軸箱7に収容されている。車軸6の両端部に設けられた一対の軸箱7のうちの一方には速度発電機11が取り付けられている。速度発電機11は、鉄道車両1の車輪3の車軸回転数に応じて速度に比例した周波数の電圧である速度データを検出するものである。検出した速度データは、車体傾斜制御装置10等に出力される。
また、車体2内には自動列車停止装置13が搭載されている。自動列車停止装置13は、ATS車上子12を介して、ATS地上子14が送信した信号を受けとり、例えば、鉄道車両が停止信号を越えて進行する場合に警報を与えたり、ブレーキを自動的に動作させたりして、衝突、脱線等の事故を防ぐための装置である。なお、ATS車上子12は、ATS地上子14から送信される信号を受信するための受信器である。
ここでATS地上子14は、例えば、即時停止用ATS地上子および停止信号現示用ATS地上子等、自動列車停止装置13にて実施する機能に基づき、複数種類に分類される。ATS地上子14のうち即時停止用ATS地上子からATS車上子12に送信される信号の周波数は、例えば、123.0kHzであり、停止信号現示用ATS地上子から送信される信号の周波数は、例えば、129.3kHzまたは130.0kHzなどである。このようにATS地上子14の種類に応じて、ATS車上子12に送信する信号の周波数が異なっている。なお、本実施形態では、後述するが、地点間走行距離の補正に利用するATS地上子14の位置情報33は、車体傾斜制御装置10の記憶装置26に予め記憶されている地図情報31内に含められている(後述の図3参照)。
このように、ATS地上子14それぞれから所定の周波数で各信号がATS車上子12に送信されるように構成されている。ATS車上子12を介してATS地上子14から信号を受信すると、自動列車停止装置13が前記信号を受信した旨を示す地点信号を車体傾斜制御装置10に出力するようにも構成されている。
さらには、近年の規制により速度照査用ATS地上子15も線路に新たに順次追加して設置されるようになっている。速度照査用ATS地上子15からATS車上子12に送信される信号の周波数は、例えば、108.5kHzであり、即時停止用ATS地上子および停止信号現示用ATS地上子等と異なっている。なお、本明細書では、すでに線路に設けられていた即時停止用ATS地上子および停止信号現示用ATS地上子をATS地上子14と称する。これに対して、速度照査用に用いるATS地上子を速度照査用ATS地上子15と称するものとする。
なお、車体傾斜制御装置10では、線路に設けられたATS地上子14および速度照査用ATS地上子15からの信号を、ATS車上子12を介して自動列車停止装置13が受信するように構成されている。ここで、線路の所定区間に設定された検出範囲A(後述の図4等参照)以外で、ATS地上子14または速度照査用ATS地上子15からの信号を自動列車停止装置13が受信した場合は、自動列車停止装置13は、この受信した信号に応じた地点信号を送信するが、この受信した信号は、地点信号として車体傾斜制御装置10は無効とする構成となっている。
(車体傾斜制御システムの構成)
次に、車体傾斜制御システム100の構成について説明する。上述した構成を有する鉄道車両1の車体傾斜制御を実施する車体傾斜制御システム100は、図1に示すように、上記した空気ばね4に加えて、車体傾斜制御装置10を備える。
車体傾斜制御装置10は、自動列車停止装置13から受信した地点信号に基づき鉄道車両1の走行位置を特定する。そして、車体傾斜制御装置10は、特定した鉄道車両1の走行位置に基づき、空気ばね4を制御して、車体2を適切な角度に傾斜させる。以下において車体傾斜制御装置10の詳細な構成について図3を参照して説明する。
(車体傾斜制御装置の構成)
図3は、図1に示す車体傾斜制御システム100が備える車体傾斜制御装置10の要部構成の一例を示すブロック図である。車体傾斜制御装置10は、図3に示すように、その実行する機能として受信部21、補正部22、判定部23、車体傾斜制御部24、マスク信号出力部25、および走行距離演算部32を有する。例えば、車体傾斜制御装置10がCPUである場合、これら各部は、CPUが不図示のメモリ等に記憶しているプログラムを読み出し、実行することによって実現できる。
また、車体傾斜制御装置10は、位置情報33を含む地図情報31を記憶した記憶装置26を備える。記憶装置26は、CPUなどのプロセッサが直接アクセスできる、読み書き可能な記録媒体であって、例えば、フラッシュEEPROMなどが例示できる。
記憶装置26において記憶する地図情報31は、鉄道車両1が走行する線路に関する地図情報である。この地図情報31には、走行距離演算部32により求められた地点間走行距離(走行距離)の補正に利用するATS地上子14間の距離を示す位置情報33に加えて、この補正に利用するATS地上子14から曲線区間までの距離などを示す情報、ならびに曲線区間の長さ、曲線の向き、曲率、カント量などの曲線区間に関する情報等が含まれる。
ここで地図情報31に含まれる位置情報33について具体的に説明する。本実施形態に係る位置情報33には、図4および図5に示すように、異なるATS地上子14間の距離と、各ATS地上子14から出力された信号の受信可能な区間(検出範囲A)の距離に関する情報が記録されている。図4はATS地上子14の設置位置と地点信号と地点間走行距離との対応関係の一例を模式的に示す図である。また、図5は、本実施形態に係るATS地上子14の位置情報33の一例を示す表である。
例えば、図4および5に示すように、隣り合うATS地上子14aとATS地上子14bとの間の距離が200mとなるように設定されているとする。また、ATS地上子14bから出力された信号の受信可能な区間(検出範囲A)として、例えば、ATS地上子14bの設置位置の前後10mの範囲(-10m、+10m)が設定されているとする。この場合、ATS地上子14aから190m〜210m離れた範囲にてATS車上子12を介して自動列車停止装置13が信号を受信したとき、この受信した信号はATS地上子14bからの信号であると特定できる。なお、鉄道車両1の進行方向において、ATS地上子14の設置位置よりも手前側が−、設置位置よりも進行方向側が+として表されている。ここで、ATS地上子14aからATS地上子14bまでの距離は、速度発電機11により検出された速度データに基づき求められる。このため、速度発電機11からの速度データに基づき求められた地点間走行距離の誤差などを考慮し、検出範囲Aが設けられている。
また、位置情報33には車体傾斜制御装置10において地点信号を受信したい速度照査用ATS地上子15の位置を示す情報も追加される。すなわち、速度照査用ATS地上子15の位置を示す情報は予め位置情報33として記憶装置26に記憶されていない。このため、速度照査用ATS地上子15から送出された信号を車体傾斜制御装置10において利用したい場合、この速度照査用ATS地上子15の位置を示す情報を位置情報33に追加して記憶装置26に記憶する。なお、位置情報33に速度照査用ATS地上子15の位置を示す情報を追加する場合、この追加した位置を示す情報に速度照査用ATS地上子15の情報であることを示すフラグが付される。
走行距離演算部32は、速度発電機11により検出された速度データに基づき、ATS地上子14間の距離を求めるものである。すなわち、車体傾斜制御装置10は、あるATS地上子14を通過すると次のATS地上子14に到達するまで、速度発電機11により検出された速度データに基づき地点間走行距離を求めていく。
受信部21は、自動列車停止装置13との間で通信を確立させ、自動列車停止装置13から地点信号を受け付けるものである。受信部21は、受信した地点信号を補正部22に送信する。
補正部22は、受信部21から受信した地点信号に基づき、記憶装置26に記憶された位置情報33を参照して、走行距離演算部32によって求められた地点間走行距離を補正するものである。すなわち、本実施形態に係る車体傾斜制御システム100では、速度発電機11により検出された速度データに基づき走行距離演算部32によって求められた異なるATS地上子14間における地点間走行距離を補正することで、鉄道車両1の正確な走行位置を確認することができるように構成されている。補正部22は、例えば、ATS地上子14aからATS地上子14bまでの地点間走行距離を、ATS地上子14bの地点信号の受信に応じて、位置情報33を参照して補正する。つまり、ATS地上子14bの地点信号を受信した時点で、走行距離演算部32によって求められた地点間走行距離が195mだったとしても、鉄道車両1が200m走行したとして、地点間走行距離の値を200mに補正する。そして、車体傾斜制御装置10では、走行距離演算部32が、次の走行区間であるATS地上子14bからATS地上子14cの地点間走行距離を計算していく。このように、本実施形態に係る車体傾斜制御装置10では、所定のATS地上子14間ごとに、速度発電機11からの速度データに基づき走行距離演算部32によって求め得られた地点間走行距離の誤差を補正することで、より正確な鉄道車両1の走行距離を把握することができるように構成されている。
判定部23は、逐次、地点間走行距離と地図情報31とを参照して、鉄道車両1の走行区間が曲線区間に達したか否か判定する。ここで、鉄道車両1が曲線区間に達したと判定した場合、判定部23は、車体2を傾斜させるように車体傾斜制御部24に対して指示する。車体傾斜制御部24は、判定部23からの指示に応じて、空気ばね4を制御して車体2を傾斜させる。
このように、車体傾斜制御装置10は、ATS地上子14の地点信号の受信に基づき、地点間走行距離を補正することで、正確な鉄道車両1の走行距離を把握することができる。また、判定部23が、補正された地点間走行距離に基づき地図情報31を参照して曲線区間か否か判定し、曲線区間であると判定すると、車体傾斜制御部24に車体2の傾斜制御を指示する。このため、車体傾斜制御装置10は、正確に曲線区間を特定することができるとともに、曲線区間において適切に車体2を傾斜させることができる。
マスク信号出力部25は、記憶装置26に位置情報33が記憶されているATS地上子14以外の速度照査用ATS地上子15からの信号を、ATS車上子12を介して自動列車停止装置13が受信した場合、前記速度照査用ATS地上子15の信号の受信に応じた地点信号の送信を無効とするように、自動列車停止装置13に指示するためのマスク信号を出力するものである。
なお、記憶装置26に位置情報33が記憶されているATS地上子14からの信号の検出範囲A以外の区間でのATS地上子からの信号を、自動列車停止装置13を介して車体傾斜制御装置10が受信したとき、車体傾斜制御装置10は、このATS地上子からの受信を無効とするように構成されている。
(マスク信号の出力制御)
次に、図6および図7を参照して、車体傾斜制御装置10のマスク信号の出力制御について説明する。図6は、マスク信号のON−OFF状態と、速度照査用ATS地上子15およびATS地上子14の設置位置と、地点信号と、地点間走行距離の算出値それぞれの対応関係の一例を示す図である。また、図7は、マスク信号のON−OFF状態と、車体傾斜制御装置10が地点信号を利用したい速度照査用ATS地上子15の設置位置と、地点信号と、地点間走行距離の算出値それぞれの対応関係の一例を示す図である。なお、本明細書において、マスク信号がマスク信号出力部25から自動列車停止装置13に出力されている状態をマスク信号ONと示すものとする。逆に、マスク信号がマスク信号出力部25から自動列車停止装置13に出力されていない状態をマスク信号OFFと示すものとする。
例えば、図6に示すように、位置情報33が車体傾斜制御装置10の記憶装置26に記憶されていない速度照査用ATS地上子15が、ATS地上子14の検出範囲A内に設けられているとする。なお、図6および図7に示すようにATS地上子14は、白抜きの三角印で、速度照査用ATS地上子15は黒塗りの三角印で示すものとする。
このような状況下では、マスク信号がOFF状態となっていると、位置情報33が記憶装置26に記憶されていない速度照査用ATS地上子15からの信号に応じた地点信号を、ATS地上子14からの信号に応じた地点信号と車体傾斜制御装置10が誤って判断し、地点間走行距離を補正してしまう可能性がある。そこで、本実施形態に係る車体傾斜制御装置10では、図6に示すように、マスク信号出力部25が、マスク信号をATS車上子12に送信する(マスク信号ON)。これにより、位置情報33が記憶装置26に記憶されていない速度照査用ATS地上子15から受信した信号に応じてATS車上子12が車体傾斜制御装置10に地点信号を送信してしまうことを防ぐことができる。なお、車体傾斜制御システム100では、デフォルトの状態でマスク信号ONとするように構成されている。
一方、速度照査用ATS地上子15を、ATS地上子14と同様にして車体傾斜制御装置10が地点間走行距離の補正に利用したい場合がある。このような場合、地点間走行距離の補正に利用する速度照査用ATS地上子15の位置情報33を、記憶装置26に追加して記憶させる。そして、図7に示すように、マスク信号出力部25は、記憶装置26に追加して記憶された速度照査用ATS地上子15の位置情報33を参照して、速度照査用ATS地上子15の検出範囲Aを鉄道車両1が通過する間はマスク信号の出力を停止させる(マスク信号OFF)。
これにより、自動列車停止装置13はATS車上子12を介して、位置情報33が記憶装置26に記憶されている速度照査用ATS地上子15から信号を受信すると、前記信号の受信に応じて地点信号を車体傾斜制御装置10に送信することができる。このため、車体傾斜制御装置10では、位置情報33が記憶装置26に記憶された速度照査用ATS地上子15からの信号に応じて自動列車停止装置13から受信した地点信号を、地点間走行距離の補正に利用することができる。
(他の実施例)
なお、上記では、車体傾斜制御装置10からマスク信号を自動列車停止装置13に送信することによって、速度照査用ATS地上子15からの信号に応じた地点信号が前記自動列車停止装置13から車体傾斜制御装置10に送信されることを防ぐ構成について説明した。しかしながら、このようなマスク信号を用いず下記に示す構成として速度照査用ATS地上子15からの信号に応じた地点信号を、自動列車停止装置13から車体傾斜制御装置10に送信することを防ぐこともできる。
すなわち、速度照査用ATS地上子15の信号(例えば、周波数が108.5kHzの信号)を、ATS車上子12を介して自動列車停止装置13が受信した場合、前記信号に応じて地点信号を車体傾斜制御装置10に送信させないように、作業者等が自動列車停止装置13を手動操作して設定する。このように作業者等によって設定されることで、速度照査用ATS地上子15からの信号の受信に応じて地点信号を誤って車体傾斜制御装置10に出力してしまうことを防ぐことができる。つまり、走行距離演算部32によって求められた地点間走行距離の補正に、誤って速度照査用ATS地上子15からの信号に応じた地点信号を利用してしまうことを防ぐことができる。この「他の実施例」に示す構成は、特に、速度照査用ATS地上子15以外のATS地上子14からの信号に応じた地点信号のみを地点間走行距離の補正に使用する鉄道路線において、簡易な制御により地点間走行距離の補正を適切に実現できる点で有効である。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造と機能の両方またはどちらかの詳細を実質的に変更できる。
本考案の車体傾斜制御装置10では、ATS地上子14から受信した信号に応じて、速度発電機11の速度データに基づく走行距離を補正し、前記補正された走行距離から現在の走行位置が曲線区間か否か把握することができる。このため、曲線区間に合わせて車体を傾斜させる鉄道車両1において有用である。
1 鉄道車両
2 車体
3 車輪
4 空気ばね
5 鉄道車両台車
7 軸箱
10 車体傾斜制御装置
11 速度発電機
12 ATS車上子
13 自動列車停止装置
14 ATS地上子
15 速度照査用ATS地上子
18 レール
21 受信部
22 補正部
23 判定部
24 車体傾斜制御部
25 マスク信号出力部
26 記憶装置
31 地図情報
32 走行距離演算部
33 位置情報
100 車体傾斜制御システム

Claims (1)

  1. 鉄道車両台車の軸箱に設けられた速度発電機により得られた速度データに基づき鉄道車両の走行距離を求める走行距離演算部と、
    ATS車上子を介して、ATS地上子から送信された信号を自動列車停止装置が受信したことを示す信号である地点信号を、前記自動列車停止装置から受信する受信部と、
    少なくとも鉄道車両用線路における曲線区間に関する情報とともに、前記走行距離演算部によって求められた走行距離を補正するために利用する前記ATS地上子の鉄道車両用線路上における位置情報を含む地図情報を記憶した記憶装置と、
    前記受信部によって受信した前記地点信号と前記ATS地上子の位置情報とに基づき、前記走行距離演算部によって求められた走行距離を補正する補正部と、
    前記補正部によって補正された前記走行距離と前記地図情報とに基づき、鉄道車両の走行位置が曲線区間であるか否か判定する判定部と、
    前記判定部が鉄道車両の走行位置が曲線区間であると判定した場合、前記鉄道車両の傾斜制御を行う車体傾斜制御部と、
    前記記憶装置に前記位置情報が記憶されていない速度照査用ATS地上子から受信した信号に対応する前記地点信号の車体傾斜制御装置への送信を無効とするよう前記自動列車停止装置に指示するためのマスク信号を前記自動列車停止装置に出力するマスク信号出力部と、を備える車体傾斜制御装置。
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