JP3202713B2 - 光学機械式マウス及びその制御方法 - Google Patents

光学機械式マウス及びその制御方法

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JP3202713B2
JP3202713B2 JP00076199A JP76199A JP3202713B2 JP 3202713 B2 JP3202713 B2 JP 3202713B2 JP 00076199 A JP00076199 A JP 00076199A JP 76199 A JP76199 A JP 76199A JP 3202713 B2 JP3202713 B2 JP 3202713B2
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孝 船越
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
画面上のカーソルの移動を行うための光学式トラックボ
ール等のポインティングデバイスに関して、特に薄型化
と軽量化及び高信頼性に優れた光学機械式マウス及びそ
の制御方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノート型パーソナルコンピュータ
の本体に一体に備わる光学式トラックボールがポインテ
ィングデバイスとして優れることは良く知られ、ボール
の任意の方向への回転移動に伴い、回転するボールを機
械的に伝達して、エンコーダ輪を回転する。その回転に
伴う光の照射及び遮断の光学的な変動を光パルスとして
検出して、移動する方向及び移動量に応じた座標情報を
電気信号に変換してコンピュータ画面上のカーソルを移
動する装置である。
【0003】以下、従来の光学式トラックボールの構成
及び動作について図34〜図36を用いて説明する。図
34は従来技術の光学式トラックボールの簡易的な構造
図である。光学式トラックボールは上部ハウジングカバ
ー13に右クリックボタンカバー11、及び左クリック
ボタンカバー12を一体に備え、内部に構成部品及び制
御部品を備えた制御回路基板17を格納する。制御回路
基板17には、Y軸シャフトエンコーダ(シャフトエン
コーダとはローラ20とエンコーダ輪22とがシャフト
21により一体接続されるものを指し、支柱25により
支えられる)及びX軸シャフトエンコーダ14(Y軸シ
ャフトエンコーダと同様な構成で、支柱により支えられ
る)がそれぞれ1個と、エンコーダ輪22を挟むように
X軸方向及びY軸方向用それぞれに発光器24(一般的
には発光ダイオードからなる)及び受光検出器23(一
般的にはフォトトランジスタからなる)が位置して、右
クリックボタン15と、左クリックボタン16が前面に
備えられている。
【0004】上部ハウジングカバー13にはボール19
を回転移動するために上部が突出する空間18が空き、
下部ハウジングカバー26と上部ハウジングカバー13
がネジ27によってパーソナルコンピュータ本体に組立
てられる。
【0005】更に、従来の技術において、ボール19の
回転移動がどのように伝達され電気信号に変換され制御
されるかを説明する。図35は図34に示す矢印方向か
らの上面視図である。ボール19に対しては、互いに9
0度角位相の相違するX軸ローラ35、Y軸ローラ37
(図34のローラ20に相当する)2つのローラが接し
ている。X軸方向の移動を例にとると、接するX軸ロー
ラ35はボール19の移動に伴う回転で駆動され、その
先に接続する支柱34よって支えられたシャフト32を
回転させる。シャフト32には発光器33と受光検出器
30との間に配置されたスリット52入りのエンコーダ
輪31が接続されており、エンコーダ輪31の回転によ
り発光器33から受光検出器30に到達する光の照射、
及び遮断の変化を光パルス列と検知して、移動する方向
及び移動量に応じた座標情報を電気信号に変換して、コ
ンピュータ画面上のカーソル移動をする。
【0006】Y軸方向の移動方式もX軸方向と同様であ
り、接するY軸ローラ37はボール19の移動に伴う回
転で駆動され、その先に支柱25によって支えられた接
続するシャフト21を回転させる。シャフト21には発
光器24と受光検出器23との間に備えたスリット52
(図36に示す))が均等に配置するエンコーダ輪22
が接続されており、エンコーダ輪22の回転により発光
器24から受光検出器23に到達する光の照射及び遮断
の変化を光パルス列と検知して、移動する方向及び移動
量に応じた座標情報を電気信号に変換して、コンピュー
タ画面上のカーソル移動をする。また、押圧ローラは加
圧バネ44と回転ローラ43から構成されるバネ構造部
品も有する。
【0007】図36のエンコーダ輪22は図35のエン
コーダ輪22の側面視図である。エンコーダ輪22は円
形をしており、スリット52は図35のシャフト21の
先端を軸とするシャフト軸51を中心にして、放射状に
均等に配置され、図35の発光器24から照射された光
はこのスリット52を通じて受光検出器23に到達す
る。スリット52とスリット52との間隔、面積及び、
形状はカーソル解像度、つまりカーソル移動時の単位長
さ当たりのカーソル移動距離と密接に関連している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。より高い操作性を
求めるためには、以下の点を考慮する必要から組立て及
び部品コストを増大させ、かつ信頼性を低下させること
になる。
【0009】すなわち図35を用いて説明すると、ボー
ル19の回転移動とカーソル移動との関係は正確に同期
しなければならないので、ボール19を常にY軸ローラ
37と均一な力で接することで、ボール19だけが回転
してY軸ローラ37を駆動できない空転ロスを防止する
構造部品が必要になる。また、押圧ローラは加圧バネ4
4と回転ローラ43から構成されるバネ構造部品であ
り、ボール19とY軸ローラ37との位置関係を適正に
維持できるが、ボール19がボールゲージ内で前後左右
及び、上下方向に自由に動いているのに対して押圧ロー
ラは固定されておりボール19の動きに完全に追従でき
ないため、ボール19の空転ロスを完全に防止すること
は不可能である。
【0010】このように現状の光学式トラックボールは
複雑な構成部品により、部品コスト及び組立てコストを
増大させ、ボール19の機械的な空転ロスにより信頼性
を低下させ、また、ノート型のパーソナルコンピュータ
に代表される高さ及びスペースの限られた装置で一体化
して使用にするには難点があるという問題点があった。
【0011】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、構造部品の機械可
動を三次元から平面内可動にすることで、機械的な空転
ロスを防止し、高信頼性に優れる光学機械式マウス及び
その制御方法を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、パーソナルコンピュータやワークステーション
コンピュータ等の画面上のカーソルの移動に使用される
光学機械式マウスであって、面内方向に移動可能な略板
状のマウスボードと、該マウスボードの下方に前記マウ
スボードの面と平行に配置された略板状のマウス制御回
路基板と、前記マウスボードの下面に、略L字状に配置
された2つのエンコーダ板とが備えられ、該エンコーダ
板は、略帯板状をなし、長手方向に所定の間隔をおい
て、照射光が通過可能なスリットが設けられ、前記マウ
ス制御回路基板は、平面視にて略L字状をなし、発光手
段と受光検出手段とのいずれか一方が角部に他方が両端
部に設けられ、前記発光手段からの前記照射光が前記エ
ンコーダ板に設けられた前記スリットを通過して前記受
光検出手段に受光されるように配置されたことを特徴と
する光学機械式マウスに存する。請求項2記載の本発明
の要旨は、前記マウス制御回路基板は、天面にて前記マ
ウスボードを、面内方向に摺動可能に下から支持する略
柱状の支持台を備え、前記マウスボードは下面に略柱状
の4つの検知ピンを、略L字状に配置された前記エンコ
ーダ板の角と、両端部と、前記エンコーダ板の角と対角
となる位置とに備え、4つの前記検知ピンの位置はそれ
らが存する平面内において略方形の角に位置し、4つの
前記検知ピンの下端は、前記マウス制御回路基板の干渉
を避けて、コンピュータの筐体に接し、前記マウスボー
ドを面内方向に摺動可能に支持することを特徴とする請
求項1記載の光学機械式マウスに存する。請求項3記載
の本発明の要旨は、前記発光手段は、内側が空洞である
前記支持台の内部に備えられた発光ダイオードを備えた
2つの発光器であり、前記受光検出手段は、2つの前記
発光器から照射され、前記スリットを通過した前記照射
光を受光する前記マウス制御基板の両端に設けられたフ
ォトトランジスタを備えた2つの受光検出器であり、2
つの前記発光器に面する前記支持台の側面には、前記発
光器から照射された前記照射光が分散をせず、前記受光
検出器に到達させるための照射窓が設けられたことを特
徴とする請求項1又は2記載の光学機械式マウスに存す
る。請求項4記載の本発明の要旨は、前記検知ピンと、
前記マウスボードの下面と、このマウスボードを支える
前記支持台とは導電性の材質で形成され、電気的に接続
され、前記支持台はグランドに接地され、前記マウス制
御回路基板の長手方向の側面には、前記マウスボードの
面内移動による前記検知ピンとの接触を電気的に検知す
る検知用電極が備えられたことを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の光学機械式マウスに存する。請
求項5記載の本発明の要旨は、前記マウスボードは、こ
のマウスボードの移動を指の腹部等で行うため、前記マ
ウスボードの上面に突起部を備えたことを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載の光学機械式マウスに存
する。請求項6記載の本発明の要旨は、前記マウスボー
ドの上に配置され、前記マウスボードの面内移動に伴う
前記突起の移動範囲に開口部が設けられた略板状の上部
ハウジングカバーを備え、該上部ハウジングカバーに
は、左右一対のクリックボタンカバーが一体に設けら
れ、該クリックボタンカバーの下面には、左右一対のク
リックボタンと、前記クリックボタンカバーを介した前
記クリックボタン押下時の前記クリックボタン信号をフ
レキシブルケーブル経由で前記マウス制御回路基板に送
るための薄型フレキシブルケーブルコネクタとを有する
クリックボタン制御回路基板が備えられたことを特徴と
する請求項1乃至5のいずれかに記載の光学機械式マウ
スに存する。請求項7記載の本発明の要旨は、前記マウ
ス制御回路基板は、前記クリックボタン信号を制御する
マウス制御回路を備え、前記検知用電極は、この検知用
電極にハイレベル信号が入力するようプルアップ処理を
されて前記マウス制御回路に電気的に接続されているこ
とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光学
機械式マウスに存する。請求項8記載の本発明の要旨
は、前記マウスボードは平面視にて略方形をなし、互い
に隣り合う側面に沿って、下面に2つの前記エンコーダ
板を備え、前記マウスボードが面内で摺動できる範囲
は、このマウスボードの下面に略方形の角の位置に備え
られた4つの検知ピンと前記検知用電極とが干渉しない
略方形の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至7
のいずれかに記載の光学機械式マウスに存する。請求項
9記載の本発明の要旨は、請求項1乃至8のいずれかに
記載の光学機械式マウスを備えたことを特徴とするコン
ピュータに存する。請求項10記載の本発明の要旨は、
パーソナルコンピュータやワークステーションコンピュ
ータ等の画面上のカーソルの移動に使用される光学機械
式マウスの制御方法であって、コンピュータ等の画面で
の上方向(下、右、左方向)へのカーソル移動を、マウ
スボードを操作者の前方方向(手前、右、左方向)に面
内移動することで行ない、マウス制御回路基板に備えら
れた、2つの発光器からの照射光が、前記マウスボード
に備えられた2つの略帯板状のエンコーダ板を各々照射
し、前記マウスボードの動きに伴う前記エンコーダ板の
移動によって前記エンコーダ板に設けられたスリットが
移動し、前記照射光は、前記スリットの通過と前記エン
コーダ板による遮断とを繰り返す光パルス列となり、2
つの受光検出器が前記光パルス列を検出することを特徴
とする光学機械式マウスの制御方法に存する。請求項1
1記載の本発明の要旨は、前記マウスボードの移動に伴
い、このマウスボードに備えられた検知ピンが、コンピ
ュータの筐体に固定された前記マウス制御回路基板の側
面に備えられた検知用電極に接触し、前記マウスボード
の面内の移動が限界となり、前記マウス制御回路基板の
上のマウス制御回路が前記検知ピンと前記検知用電極と
の接触を検知し、前記画面のカーソルの移動が停止する
ことを特徴とする請求項10記載の光学機械式マウスの
制御方法に存する。請求項12記載の本発明の要旨は、
前記カーソルの移動を停止させた状態で前記検知用電極
と前記検知ピンとが再接触し、前記カーソルの移動が可
能となることを特徴とする請求項10又は11記載の光
学機械式マウスの制御方法に存する。請求項13記載の
本発明の要旨は、導電性の材質で形成された、前記検知
ピンと前記マウスボードの下面とこのマウスボードを下
から支える前記支持台とを互いに電気的に接続し、前記
支持台をグランドに接地し、前記マウス制御回路をプル
アップ処理することでこのマウス制御回路にハイレベル
の信号を入力し、前記検知ピンが前記検知用電極と離れ
ている場合は、前記マウス制御回路は、前記ハイレベル
信号の入力を続け、前記検知ピンが前記検知用電極と接
触した場合は、前記支持台が前記グランドに接地してい
るため、ロウレベル信号が前記マウス制御回路に入力
し、前記マウス制御回路は、前記ハイレベル信号と前記
ロウレベル信号との入力変化に従い前記検知ピンと前記
検知用電極との接触又は開放を判断することを特徴とす
る請求項10乃至12のいずれかに記載の光学機械式マ
ウスの制御方法に存する。請求項14記載の本発明の要
旨は、前記マウスボードを前記前方方向(手前、右、左
方向)に移動することで前記カーソルを上方向(下、
右、左方向)に移動し、前記マウス制御回路基板の側面
に備えられた前記検知用電極に前記検知ピンが接触し、
この接触により前記検知用電極への入力信号は、前記ハ
イレベル信号から前記ロウレベル信号に変化し、このロ
ウレベル信号を受信した前記マウス制御回路は前記コン
ピュータに前記カーソルの移動を停止する信号を送信
し、前記コンピュータは、前記カーソルの移動を停止す
る処理を行い、操作者は、前記マウスボードを手前方向
(前方、左、右方向)に移動し、前記検知ピンは前記検
知用電極に再び接触し、前記検知用電極への入力信号が
前記ハイレベル信号から前記ロウレベル信号に変化し、
前記ロウレベル信号を受信した前記マウス制御回路は、
前記コンピュータに前記カーソルの移動を行う信号を送
信し、前記コンピュータは前記カーソルの移動を再開す
る処理をし、前記カーソルが動作可能となることを特徴
とする請求項10乃至13いずれかに記載の光学機械式
マウスの制御方法に存する。請求項15記載の本発明の
要旨は、請求項10乃至14のいずれかに記載の光学機
械式マウスの制御方法が実行可能なプログラムが記録さ
れた記憶媒体に存する。
【0013】なお、本発明において、「平面視にて略L
字状」をなしたマウス制御回路基板は、「略L字状」を
有する形状をも含む。また、本発明において、「略L字
状」に配置された前記エンコーダ板は、互いの端部が接
合されていない形状での配置をも含む。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施
の形態に係る光学機械式マウスは、光パルス列を検知す
る受光検出器1とマウスボード3と光源となる発光器4
とスリット入りのエンコーダ板6とから概略構成され、
照射光2とマウスボード3の移動方向5とを矢印で示
す。
【0015】光源となる発光器4からマウスボード3に
備わるスリット入りのエンコーダ板6を通じて受光検出
器1に対して照射光2を照射する。このときマウスボー
ド3を移動方向5に移動することで形成される、照射光
2の照射、遮断、照射、遮断、…となる移動方向5及び
移動量に応じた座標情報をデジタル信号に変換して、コ
ンピュータ画面上のカーソル移動をする。
【0016】図2に示すように、光学機械式マウスはパ
ーソナルコンピュータ62、特にマウスをコンピュータ
本体に一体に備えるノート型のパーソナルコンピュータ
62を対象にしている。マウスボード3はパーソナルコ
ンピュータ62のキーボード66手前に配置し、クリッ
クボタンはマウスボード3手前の左側に左クリックボタ
ン64を1個と左クリックボタン64の右側に右クリッ
クボタン65を1個とをそれぞれ備える。更に具体的な
使用形態の一例としてはマウスボード3の上面には親指
68等で操作し、親指68の腹部との接触を密着するた
めに、上面及び側面全体の表面にはラバー等の滑り防止
材の加工を施したマウスボード3と一体になった突起部
67を備える。コンピュータ画面61上のカーソル60
の移動をするには前述の突起部67を親指68等で任意
の方向に移動することで行う。
【0017】図3の構造分解図に示すように、光学機械
式マウスの表面を略板状の上部ハウジングカバー79で
覆い、その上部ハウジングカバー79とマウスボード3
は分離しており上部ハウジングカバー79の中央にはマ
ウスボード3の突起部67が自由に移動するための開口
部78を備える。開口部78の手前下の左には左クリッ
クボタンカバー75と、手前下の右には右クリックボタ
ンカバー76を備え、上部ハウジングカバー79の左端
と右端にはパーソナルコンピュータ62の本体に取り付
けるためのガイド74を備え、ネジ77によって固定さ
れる。上部ハウジングカバー79の裏側にはクリックボ
タン制御回路基板85が一体に備わり、ネジ82によっ
て固定される。クリックボタン制御回路基板85には薄
型かつ軽量の左クリックボタン64と、右クリックボタ
ン65と、薄型フレキシブルケーブルコネクタ83を実
装する。左クリックボタン64と、右クリックボタン6
5の実装及び取付け位置はクリック時に押下する上部の
左クリックボタンカバー75と、右クリックボタンカバ
ー76の真下に位置し、押下時の力を無駄無く左クリッ
クボタン64と、右クリックボタン65に伝達する位置
に実装する。クリックボタン押下時のボタン信号は薄型
フレキシブルケーブルコネクタ83で接続するフレキシ
ブルケーブル84経由でマウス制御回路基板109に接
続する。
【0018】組立構成として、マウスボード3は上部ハ
ウジングカバー79とマウス制御回路基板109の間に
位置し、パーソナルコンピュータ62の本体内に組み立
てられる。マウスボード3の外形は平面視にて略方形を
なす略板状であり、上面には指との接触を密着すること
を目的として、マウスボード3と一体成型で表面にラバ
ー等の滑り防止材の加工を施した直径5mm、高さ3m
m程度の突起部67を備える。コンピュータ画面上のカ
ーソル移動を行うにはこの突起部67を親指等で任意の
方向に移動することにより行う。
【0019】マウスボード3上面の突起部67の周辺の
3時と、6時と、9時と、12時の方向にある正方向ラ
イン92はマウスボード3の移動する方向を示す目印と
して利用し、使用時の操作性を向上させる。マウスボー
ド3の下面の2辺には互いに90度位相が相違し、スリ
ット97を備えた略帯板状のエンコーダ板6を備える。
スリット97はその移動により光源からの照射光の照射
又は遮断を行うためであり、スリット97の長さと面積
及びスリット97とスリット97との間隔はカーソル解
像度と密接に関係しており、厳密に定義しなければなら
ない。
【0020】マウス制御回路基板109は、天面にてマ
ウスボード3を、面内方向に摺動可能に下から支持する
略柱状の支持台108を備え、マウスボード3は下面に
略柱状の4本の検知ピン93を、略L字状に配置された
エンコーダ板6の角と、両端部と、前記エンコーダ板6
の角と対角となる位置とに備え、これらの検知ピン93
の位置はそれらが存する平面内において略方形の角に位
置して、4本の検知ピン93の下端は、マウス制御回路
基板109の干渉を避けてパーソナルコンピュータ62
の本体の筐体に接して、マウスボード3を面内方向に摺
動可能に支持する。また、これらの検知ピン93とマウ
ス制御回路基板109の側面に備わる検知用電極120
とは互いにマウスボード3の面内移動範囲に関係してい
る。
【0021】マウス制御回路基板109は、略帯板状を
有した、平面視にて略L字状をなして、マウス制御回路
基板109上には光の受光及び検出を行うためのX軸方
向発光器105(図1の発光器4に相当し、一般的には
発光ダイオードからなる)及びX軸方向受光検出器10
4(図1の受光検出器1に相当し、一般的にはフォトト
ランジスタからなる)と、Y軸方向発光器102(一般
的には発光ダイオードからなる)及びY軸方向受光検出
器101(一般的にはフォトトランジスタからなる)
と、その光の受光検出から光パルス列をデジタル信号へ
の変換する回路及びクリックボタン信号を制御するため
の回路を含んだマウス制御回路107と、マウスボード
3を支持するための支持台108と、クリックボタン制
御回路基板85からの信号を経由するフレキシブルケー
ブル84を接続するための薄型フレキシブルケーブルコ
ネクタ83と、パーソナルコンピュータ62の本体のコ
ネクタ113からの信号を経由するケーブル112を接
続するための薄型ケーブルコネクタ111を実装する。
【0022】支持台108は略柱状で内側が空洞になっ
ており、この内側には、X軸方向発光器105と、Y軸
方向発光器102を実装して、支持台108の側面には
X軸方向用の照射光をX軸方向受光検出器104に照射
するための照射窓106と、Y軸方向用の照射光をY軸
方向受光検出器101に照射するための照射窓106を
備える。マウス制御回路基板109はネジ116によっ
て、パーソナルコンピュータ62の本体に固定される。
なお、図4は、図3の支持台108付近を拡大した図で
あり、Y軸方向発光器102、X軸方向発光器105、
照射窓106、マウス制御回路107及び支持台108
を示す。
【0023】図5、図6は低背化と互いに部品の干渉を
避けるための実施構成として、マウス制御回路基板10
9上での部品の実装及び配置不可エリアを示す上面視図
である。図5はマウス制御回路基板109の表面、つま
り図3のマウスボード3が上部に組み立てられる面であ
り、支持台108からX軸方向受光検出器104及び、
支持台108からY軸方向受光検出器101間の斜線部
151はX軸方向発光器105からX軸方向受光検出器
104間及び、Y軸方向発光器102からY軸方向受光
検出器101間での光の照射を良好に行ない、マウスボ
ード3のエンコーダ板6との部品干渉を避けるため、部
品配置不可エリアとする。また、図5に示す通り、マウ
ス制御回路107を構成するための制御IC、電気部品
等と、薄型フレキシブルケーブルコネクタ83と、薄型
ケーブルコネクタ111は斜線部以外の位置に配置す
る。図6はマウス制御回路基板109の下面、つまりパ
ーソナルコンピュータ62の本体と組み立てられる面で
あり、斜線部170の示す全面を部品の実装及び配置不
可エリアとする。
【0024】次に本発明の実施の形態として、マウスボ
ード3の移動によりコンピュータ画面61上のカーソル
60移動の実施の一例を具体例を示して詳細に説明す
る。図10〜図18及び、図19〜図27は実施構成で
のマウスボード3とY軸方向受光検出器101とY軸方
向発光器102とX軸方向受光検出器104とX軸方向
発光器105との関係を示す上面視図である。
【0025】図28はマウスボード3の三面視図であ
る。図29はエンコーダ板6の詳細図である。図30は
実施構成でのマウスボード3とマウス制御回路基板10
9の位置関係を示す側面視図である。図31は検知ピン
93と検知用電極120の接続を示す模式図である。図
32はマウス制御回路基板109上での検知用電極12
0の位置を示す上面視図である。図33はカーソル停止
及び、移動の制御を示したフローチャートである。
【0026】図28を参照する。マウスボード3は図4
で示す支持台108の天面の上に置き、上面には突起部
67、下面には数十個のスリット97が並ぶエンコーダ
板6を2個備え、下面には移動の際、接触する支持台1
08との摩擦を低減して、かつ円滑な移動を行うため、
高耐久性でかつ均一な導電性低摩擦処理材303を用い
る。
【0027】マウスボード3の上面には操作性の向上を
目的にX軸方向を示すX軸正方向ライン306とY軸方
向を示すY軸正方向ライン305とを備え、エンコーダ
板6の近傍には検知ピン93を備える。図29を参照す
る。エンコーダ板6の詳細図であり、スリット97を規
則正しく配列する。図32を参照する。検知用電極12
0は導電性があり、図に示すマウス制御回路基板109
の側面の4個所に備える。
【0028】図31を参照する。検知ピン93と、マウ
スボード3の下面と、マウスボード3を支える支持台1
08はともに導電性低摩擦処理材303で形成され、回
路接続されており、支持台108をグランド407に接
地することにより、検知ピン93もグランドと同じ電位
となる。図32のマウス制御回路基板109に備わる検
知用電極120は、プルアップ405処理を行ないマウ
ス制御回路107に回路接続404している。検知ピン
93が検知用電極120に接しない場合は、プルアップ
405処理によりハイレベルの信号がマウス制御回路1
07に入力される。一方、検知ピン93が検知用電極1
20に接した場合、支持台108がグランド407接地
しているため、ロウレベルの信号がマウス制御回路10
7に入力される。マウス制御回路107は検知用電極1
20から入力されるハイレベルまたは、ロウレベルの信
号を識別して以降に述べるマウスボード3の同一方向へ
の繰り返し移動に関して、制御を行う。
【0029】図30を参照する。マウスボード3はマウ
ス制御回路基板109上の支持台108上に置き、支持
台108の側面にはX軸方向の照射窓とY軸方向の照射
窓(図30には一方の照射窓106のみを表示するが、
他方も同様である)を備え、光源となる発光器4からの
照射光2はこの照射窓106を通じてエンコーダ板6に
照射され、エンコーダ板6のスリット97を通じて最終
的に受光検出器1に照射光2が到達する。
【0030】なお、支持台108の照射窓106は形状
により、照度、照射角度及び照射範囲など受光検出器1
側での良好な照射条件と密接に関係しており、外形寸法
は厳密な精度を要する。支持台108の内側の発光器4
は支持台108の照射窓106の最近傍に配置するが、
これはできるだけ照射光2を分散させないで受光検出器
1に到達させるためである。
【0031】また、支持台108はマウスボード3のエ
ンコーダ板6よりもわずかに高く、検知用電極120を
備えたマウス制御回路基板109とエンコーダ板6の間
にはわずかに隙間があることにより、マウスボード3の
移動は前後左右の移動はもちろん円などの2次元軌道も
描ける。しかも同様な軌道を描く従来のノートパソコン
に付属するスライドパッドと比較して、本発明は移動す
るマウスボード3と一体になる突起部67を備えること
により、画面上のカーソル指示を高精度に実現できる。
図では、検知ピン93とパーソナルコンピュータ62の
上面と検知用電極120も示す。
【0032】受光検出器1に到達した照射光2がエンコ
ーダ板6のスリット97により、パルス列が変化する過
程の一例を図10〜図18及び、フローチャート図33
を用いて、Y軸方向つまり上下方向の移動の一実施例を
説明する。
【0033】下方向215へのカーソル移動はマウスボ
ード3を図10からの下方向215に移動することで実
現できる。図10の初期状態から図11の下方向215
へマウスボード3を移動することで図10のエンコーダ
板6に配置されるスリット97が移動して、マウス制御
回路基板109のY軸方向発光器102からの照射光2
はY軸方向受光検出器101では照射、遮断、照射、遮
断、…、を繰り返す光パルス列となり、この光パルス列
をY軸方向受光検出器101が認識する。光パルス列は
図3に示すマウス制御回路107によりデジタルデータ
に変換しパーソナルコンピュータ62のCPUによって
データ処理されるが、この光パルス列からのデータ変換
処理方法、及びマウス制御回路107については既に特
開平06−149470にも記載され、既に製品化され
るLogitech社製N−9バスマウスに含まれる制
御論理回路と等しく、本明細書での制御機能の詳細記述
は省く。
【0034】図12〜図14を参照する。繰り返しカー
ソル移動を下方向215にする場合は、マウス制御回路
基板109の側面に備わる検知用電極120に検知ピン
93を接触させるまでマウスボード3を下方向215に
移動させる。
【0035】後述するフローチャート図33に示すよう
に、接触を検知した図5に示すマウス制御回路107は
カーソル動作を停止させるように制御する。
【0036】その後、マウスボード3を、図13に示す
ように上方向222に移動させ、検知用電極120に検
知ピン93が接触させることにより、図5に示すマウス
制御回路107が検知して再びカーソル動作可能とな
り、マウスボード3を、図14に示すように通常の移動
時と同じく下方向215へ移動することで、Y軸方向発
光器102からの照射光2はY軸方向受光検出器101
では照射、遮断、照射、遮断、…を繰り返す光パルス列
を検出する。繰り返して下方向へカーソル移動をする場
合は図12、図13、図14の順に繰り返すことにより
可能となる。
【0037】図33のフローチャートを用いて、検知ピ
ン93が検知用電極120と接触することによるカーソ
ル停止及び、移動の制御を説明する。マウスボード3が
それ以上移動不可能な限界へ移動することでマウスボー
ド3に備わる検知ピン93が「検知用電極と検知ピンが
接触する」520により、接続するマウス制御回路10
7が接触を検知して、「カーソル移動を停止する」52
1を行う。「検知用電極と検知ピンが再接触する」52
2にて「N」の場合は、カーソル停止のままの状態とな
り、「Y」の場合のみ「カーソルの移動を実行する」5
23にて再びカーソル移動が可能となる。
【0038】また、上方向へのカーソル移動は、マウス
ボード3を図15の上方向216に移動することで実現
できる。図10の初期状態から図15の上方向216へ
マウスボード3を移動することでエンコーダ板6に配置
されるスリット97が移動して、Y軸方向発光器102
からの照射光2はY軸方向受光検出器101では照射、
遮断、照射、遮断、…を繰り返す光パルス列となり、こ
の光パルス列をY軸方向受光検出器101が認識するこ
とによる。
【0039】次に図16〜図18を参照する。繰り返し
て上方向216にカーソル移動をする場合は、マウスボ
ード3を上方向216に移動させ、マウス制御回路基板
109の側面に備わる検知用電極120に検知ピン93
を接触させる。
【0040】図31を用いて説明したように、検知ピン
93との接触により検知用電極120から入力されるハ
イレベルからロウレベルに変化する信号を受信したマウ
ス制御回路107はパーソナルコンピュータ62の本体
に対してカーソル移動を停止する信号を送信することに
より、パーソナルコンピュータ62のCPUはカーソル
移動を停止する処理をおこなう。 CPUは図33に示
すフローチャートに従い、「検知用電極120と検知ピ
ン93が再接触する」動作を行わない限り、カーソル停
止を継続する。
【0041】次に、図17に示すように図10のマウス
ボード3を下方向227に移動させ、検知ピン93が検
知用電極120に再び接触する状態、つまり検知用電極
120から入力されるハイレベルからロウレベルに変化
する信号を受信したマウス制御回路107がパーソナル
コンピュータ62のCPUに対してカーソル移動をおこ
なう信号を送信することにより、CPUはカーソル移動
をおこなう処理を行ない、再びカーソル動作が可能とな
り、図18に示すように、通常の移動時と同じく上方向
216へマウスボード3を移動することで、Y軸方向発
光器102からの照射光2はY軸方向受光検出器101
では照射、遮断、照射、遮断、…を繰り返す光パルス列
を検出する。繰り返して上方向へカーソル移動する場合
は図16、図17、図18の順に繰り返すことにより可
能となる。
【0042】次に図19〜図27を用いて、X軸方向つ
まり左右方向の移動の一実施例を説明する。左方向23
4へのカーソル移動はマウスボード3を図19から図2
0の左方向234に移動することで実現できる。図19
の初期状態から図20に示す左方向234へマウスボー
ド3を移動することでエンコーダ板6に配置されるスリ
ット97が移動して、X軸方向発光器105からの照射
光2はX軸方向受光検出器104では照射、遮断、照
射、遮断、…を繰り返す光パルス列となり、この光パル
ス列をX軸方向受光検出器104が認識することによ
る。
【0043】図21〜図23を参照する。繰り返し左方
向234にカーソル移動する場合は、マウス制御回路基
板109の側面に備わる検知用電極120に検知ピン9
3を接触させるまでマウスボード3を左方向234に移
動させる。前述するフローチャート図33に示すよう
に、接触を検知したマウス制御回路107はカーソル動
作を停止させるように制御する。その後、図22に示す
ように図21のマウスボード3を右方向238に移動さ
せ、検知用電極120に検知ピン93が接触させること
により、マウス制御回路107が検知して再びカーソル
動作可能となり、図23に示すように、通常の移動時と
同じく左方向234へマウスボード3を移動すること
で、X軸方向発光器105からの照射光2はX軸方向受
光検出器104では照射、遮断、照射、遮断、…を繰り
返す光パルス列を検出する。繰り返して左方向234へ
カーソル移動する場合は図21、図22、図23の順に
繰り返すことにより可能となる。また、右方向へのカー
ソル移動はマウスボード3を図19から図24の右方向
238に移動することで実現できる。図19の初期状態
から右方向238へマウスボード3を移動することでエ
ンコーダ板6に配置されるスリット97が移動して、X
軸方向発光器105からの照射光2はX軸方向受光検出
器104では照射、遮断、照射、遮断、…を繰り返す光
パルス列となり、この光パルス列をX軸方向受光検出器
104が認識することによる。
【0044】次に図25〜図27を参照する。繰り返し
て右方向238にカーソル移動する場合は、検知用電極
120に検知ピン93を接触させるまでマウスボード3
を右方向238に移動させカーソル動作を停止させる。
その後、図26に示すように図25のマウスボード3を
左方向234に移動させ、検知用電極120に検知ピン
93を接触させることにより、マウス制御回路107が
検知して再びカーソル動作可能となり、図27に示すよ
うに、通常の移動時と同じく右方向238へマウスボー
ド3を移動することで、X軸方向発光器105からの照
射光2はX軸方向受光検出器104では照射、遮断、照
射、遮断、…を繰り返す光パルス列を検出する。繰り返
して右方向へカーソル移動する場合は図25、図26、
図27の順に繰り返すことにより可能となる。
【0045】次に図7〜図9、図30を用いて、マウス
ボード3の下面に備わる検知ピン93の他の目的を一例
を挙げて構成及び、実施について説明する。図7は通常
動作でのマウスボード3の下面に備わるX軸方向のエン
コーダ板6とY軸方向のエンコーダ板6の関係を示す。
検知ピン93の配置は、X軸方向のエンコーダ板6と角
度90度に交差するY軸方向のエンコーダ板6との角に
近い位置であって、この角に近いX軸方向のエンコーダ
板6のスリット97とY軸方向のエンコーダ板6のスリ
ット97との間に1個所、その対角の位置に1個所、X
軸方向のエンコーダ板6の他方の端部に近いスリット9
7とY軸方向のエンコーダ板6の他方の端部に近いスリ
ット97の近傍に各々1個所づつ備え、合計4個所に備
えられる。図8は図7のマウスボード3を左方向184
へ移動した場合を示し、エンコーダ板6の近傍に検知ピ
ン93が備わっていないと、エンコーダ板6がX軸方向
発光器105からの照射光2を遮断できない位置まで到
達し、X軸方向受光検出器104が光パルス列として検
出できない。同様に、図9は図7の状態からからマウス
ボード3を上方向193へ移動した場合を示し、エンコ
ーダ板6の近傍に検知ピン93が備わっていないと、エ
ンコーダ板6がY軸方向発光器102からの照射光2を
遮断できない位置まで到達し、Y軸方向受光検出器10
1が光パルス列として検出できない。
【0046】図30は実施構成でのマウスボード3と支
持台108の位置関係を示す側面視図であり、マウスボ
ード3の下面に備わる4個の検知ピン93はマウス制御
回路基板109よりもいくぶん下まで到達してパーソナ
ルコンピュータ62上に接しているため、安定してマウ
スボード3を移動できる。
【0047】また、マウス制御回路基板109に接触す
ることでエンコーダ板6の移動範囲を制限でき、照射光
2を常にエンコーダ板6に対して照射でき、その結果、
照射、遮断、照射、遮断、…としての光パルス列を作成
できる。
【0048】実施の形態に係る光学機械式マウスは上記
の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。可動する部品点数を低減できることにより、コスト
低減のほか、従来技術に比べ製造及び組立てが非常に簡
単であり、従って歩留まり及び信頼性の両方を向上さ
せ、自動組立化にも対応可能である。
【0049】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適なポイン
ティングデバイスに適用することができる。
【0050】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0051】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第1の効果は、ボール
及びボールの移動に伴い回転するシャフトエンコーダ等
の機械可動部を廃止することにより、ボールの移動によ
り、ボールからシャフトエンコーダのローラへの伝達時
に必然的に発生する機械的な空転ロスを防止でき、高信
頼性に優れる。
【0053】第2の効果は、ボールと、ボールの移動に
伴い回転するシャフトエンコーダ等の機械可動部と、シ
ャフトエンコーダを支える支柱と、加圧バネと回転ロー
ラからなる押圧ローラ等を廃止することにより、部品点
数を削減できる。
【0054】第3の効果は、ボールと、ボールの移動に
伴い回転するシャフトエンコーダ等の機械可動部と、シ
ャフトエンコーダを支える支柱と、加圧バネと回転ロー
ラからなる押圧ローラ等を廃止することにより、構成部
品のなかで高背な部品を削減でき、低背でスペースメリ
ットに優れる。
【0055】第4の効果は、付属のマウスボードと、マ
ウスボードに備わり移動時の指による快適な操作性の向
上を目的にした突起部により、画面上のカーソルがマウ
スボード同等な指示方向に移動することにより、ポイン
ティング指示に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光学機械式マウスの
上面からの模式図である。
【図2】図1の実施形態を示す全体構成図である。
【図3】図1の構造分解図である。
【図4】図3のX軸方向発光器付近を拡大図である。
【図5】図1のマウス制御回路基板上での部品実装禁止
エリアを示す上面視図である。
【図6】図1のマウス制御回路基板上での部品実装禁止
エリアを示す下面視図である。
【図7】図1のマウスボード下面に備わる検知ピンの構
成の一例を示す上面視図である。
【図8】図1のマウスボード下面に備わる検知ピンの構
成の他の一例を示す上面視図である。
【図9】図1のマウスボード下面に備わる検知ピンの構
成のその他の一例をを示す上面視図である。
【図10】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係の一例を示
す上面視図である。
【図11】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係の他の一例
を示す上面視図である。
【図12】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図13】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図14】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図15】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図16】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図17】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図18】図1のY軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図19】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係の一例を示
す上面視図である。
【図20】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係の他の一例
を示す上面視図である。
【図21】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図22】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図23】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図24】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図25】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図26】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図27】図1のX軸方向の移動を行うマウスボードの
エンコーダ板と発光器と受光検出器との関係のその他の
一例を示す上面視図である。
【図28】図1のマウスボードの詳細を示す3面視図で
ある。
【図29】図1のマウスボードに備わるエンコーダ板の
詳細を示す側面視図である。
【図30】図1のマウスボードと支持台とマウス制御回
路基板との位置関係を示す側面視図である。
【図31】図1の検知ピンと検知用電極との接続を示す
模式図である。
【図32】図1のマウス制御回路基板上での検知用電極
の位置を示す上面視図である。
【図33】図1のカーソルの停止と移動の制御を示した
フローチャートである。
【図34】従来技術の一例を示す光学式トラックボール
の構造分解図である。
【図35】図34の矢印方向からの上面視図である。
【図36】図34のエンコーダ輪のスリットを示す側面
視図である。
【符号の説明】
1 受光検出器 2 照射光 3 マウスボード 4 発光器 5 移動方向 6 エンコーダ板 11 右クリックボタンカバー 12 左クリックボタンカバー 13 上部ハウジングカバー 14 X軸シャフトエンコーダ 15 右クリックボタン 16 左クリックボタン 17 制御回路基板 18 空間 19 ボール 20 ローラ 21 シャフト 22 エンコーダ輪 23 受光検出器 24 発光器 25 支柱 26 下部ハウジングカバー 27 ネジ 30 受光検出器 31 エンコーダ輪 32 シャフト 33 発光器 34 支柱 35 X軸ローラ 37 Y軸ローラ 43 回転ローラ 44 加圧バネ 51 シャフト軸 52 スリット 60 カーソル 61 コンピュータ画面 62 パーソナルコンピュータ 64 左クリックボタン 65 右クリックボタン 66 キーボード 67 突起部 68 親指 74 ガイド 75 左クリックボタンカバー 76 右クリックボタンカバー 77 ネジ 78 開口部 79 上部ハウジングカバー 82 ネジ 83 薄型フレキシブルケーブルコネクタ 84 フレキシブルケーブル 85 クリックボタン制御回路基板 92 正方向ライン 93 検知ピン 97 スリット 101 Y軸方向受光検出器 102 Y軸方向発光器 104 X軸方向受光検出器 105 X軸方向発光器 106 照射窓 107 マウス制御回路 108 支持台 109 マウス制御回路基板 111 薄型ケーブルコネクタ 112 ケーブル 113 コネクタ 116 ネジ 120 検知用電極 151 斜線部 170 斜線部 184 左方向 193 上方向 215 下方向 216 上方向 222 上方向 227 下方向 234 左方向 238 右方向 303 導電性低摩擦処理材 305 Y軸正方向ライン 306 X軸正方向ライン 404 回路接続 405 プルアップ 407 グランド 520 ‘検知用電極と検知ピンが接触する’ 521 ‘カーソルの移動を停止する’ 522 ‘検知用電極と検知ピンが再接触する’ 523 ‘カーソルの移動を実行する’

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータやワークステー
    ションコンピュータ等の画面上のカーソルの移動に使用
    される光学機械式マウスであって、 面内方向に移動可能な略板状のマウスボードと、該マウ
    スボードの下方に前記マウスボードの面と平行に配置さ
    れた略板状のマウス制御回路基板と、前記マウスボード
    の下面に、略L字状に配置された2つのエンコーダ板と
    が備えられ、 該エンコーダ板は、略帯板状をなし、長手方向に所定の
    間隔をおいて、照射光が通過可能なスリットが設けら
    れ、 前記マウス制御回路基板は、平面視にて略L字状をな
    し、発光手段と受光検出手段とのいずれか一方が角部に
    他方が両端部に設けられ、前記発光手段からの前記照射
    光が前記エンコーダ板に設けられた前記スリットを通過
    して前記受光検出手段に受光されるように配置されたこ
    とを特徴とする光学機械式マウス。
  2. 【請求項2】 前記マウス制御回路基板は、天面にて前
    記マウスボードを、面内方向に摺動可能に下から支持す
    る略柱状の支持台を備え、 前記マウスボードは下面に略柱状の4つの検知ピンを、
    略L字状に配置された前記エンコーダ板の角と、両端部
    と、前記エンコーダ板の角と対角となる位置とに備え、 4つの前記検知ピンの位置はそれらが存する平面内にお
    いて略方形の角に位置し、4つの前記検知ピンの下端
    は、前記マウス制御回路基板の干渉を避けて、コンピュ
    ータの筐体に接し、前記マウスボードを面内方向に摺動
    可能に支持することを特徴とする請求項1記載の光学機
    械式マウス。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、内側が空洞である前記
    支持台の内部に備えられた発光ダイオードを備えた2つ
    の発光器であり、 前記受光検出手段は、2つの前記発光器から照射され、
    前記スリットを通過した前記照射光を受光する前記マウ
    ス制御基板の両端に設けられたフォトトランジスタを備
    えた2つの受光検出器であり、 2つの前記発光器に面する前記支持台の側面には、前記
    発光器から照射された前記照射光が分散をせず、前記受
    光検出器に到達させるための照射窓が設けられたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の光学機械式マウス。
  4. 【請求項4】 前記検知ピンと、前記マウスボードの下
    面と、このマウスボードを支える前記支持台とは導電性
    の材質で形成され、電気的に接続され、前記支持台はグ
    ランドに接地され、 前記マウス制御回路基板の長手方向の側面には、前記マ
    ウスボードの面内移動による前記検知ピンとの接触を電
    気的に検知する検知用電極が備えられたことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の光学機械式マウ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記マウスボードは、このマウスボード
    の移動を指の腹部等で行うため、前記マウスボードの上
    面に突起部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の光学機械式マウス。
  6. 【請求項6】 前記マウスボードの上に配置され、前記
    マウスボードの面内移動に伴う前記突起の移動範囲に開
    口部が設けられた略板状の上部ハウジングカバーを備
    え、 該上部ハウジングカバーには、左右一対のクリックボタ
    ンカバーが一体に設けられ、 該クリックボタンカバーの下面には、左右一対のクリッ
    クボタンと、前記クリックボタンカバーを介した前記ク
    リックボタン押下時の前記クリックボタン信号をフレキ
    シブルケーブル経由で前記マウス制御回路基板に送るた
    めの薄型フレキシブルケーブルコネクタとを有するクリ
    ックボタン制御回路基板が備えられたことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の光学機械式マウス。
  7. 【請求項7】 前記マウス制御回路基板は、前記クリッ
    クボタン信号を制御するマウス制御回路を備え、 前記検知用電極は、この検知用電極にハイレベル信号が
    入力するようプルアップ処理をされて前記マウス制御回
    路に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の光学機械式マウス。
  8. 【請求項8】 前記マウスボードは平面視にて略方形を
    なし、互いに隣り合う側面に沿って、下面に2つの前記
    エンコーダ板を備え、 前記マウスボードが面内で摺動できる範囲は、このマウ
    スボードの下面に略方形の角の位置に備えられた4つの
    検知ピンと前記検知用電極とが干渉しない略方形の範囲
    内であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに
    記載の光学機械式マウス。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の光学
    機械式マウスを備えたことを特徴とするコンピュータ。
  10. 【請求項10】 パーソナルコンピュータやワークステ
    ーションコンピュータ等の画面上のカーソルの移動に使
    用される光学機械式マウスの制御方法であって、 コンピュータ等の画面での上方向(下、右、左方向)へ
    のカーソル移動を、マウスボードを操作者の前方方向
    (手前、右、左方向)に面内移動することで行ない、 マウス制御回路基板に備えられた、2つの発光器からの
    照射光が、前記マウスボードに備えられた2つの略帯板
    状のエンコーダ板を各々照射し、 前記マウスボードの動きに伴う前記エンコーダ板の移動
    によって前記エンコーダ板に設けられたスリットが移動
    し、 前記照射光は、前記スリットの通過と前記エンコーダ板
    による遮断とを繰り返す光パルス列となり、 2つの受光検出器が前記光パルス列を検出することを特
    徴とする光学機械式マウスの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記マウスボードの移動に伴い、この
    マウスボードに備えられた検知ピンが、コンピュータの
    筐体に固定された前記マウス制御回路基板の側面に備え
    られた検知用電極に接触し、 前記マウスボードの面内の移動が限界となり、 前記マウス制御回路基板の上のマウス制御回路が前記検
    知ピンと前記検知用電極との接触を検知し、 前記画面のカーソルの移動が停止することを特徴とする
    請求項10記載の光学機械式マウスの制御方法。
  12. 【請求項12】 前記カーソルの移動を停止させた状態
    で前記検知用電極と前記検知ピンとが再接触し、前記カ
    ーソルの移動が可能となることを特徴とする請求項10
    又は11記載の光学機械式マウスの制御方法。
  13. 【請求項13】 導電性の材質で形成された、前記検知
    ピンと前記マウスボードの下面とこのマウスボードを下
    から支える前記支持台とを互いに電気的に接続し、 前記支持台をグランドに接地し、 前記マウス制御回路をプルアップ処理することでこのマ
    ウス制御回路にハイレベルの信号を入力し、 前記検知ピンが前記検知用電極と離れている場合は、前
    記マウス制御回路は、前記ハイレベル信号の入力を続
    け、 前記検知ピンが前記検知用電極と接触した場合は、前記
    支持台が前記グランドに接地しているため、ロウレベル
    信号が前記マウス制御回路に入力し、 前記マウス制御回路は、前記ハイレベル信号と前記ロウ
    レベル信号との入力変化に従い前記検知ピンと前記検知
    用電極との接触又は開放を判断することを特徴とする請
    求項10乃至12のいずれかに記載の光学機械式マウス
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記マウスボードを前記前方方向(手
    前、右、左方向)に移動することで前記カーソルを上方
    向(下、右、左方向)に移動し、 前記マウス制御回路基板の側面に備えられた前記検知用
    電極に前記検知ピンが接触し、 この接触により前記検知用電極への入力信号は、前記ハ
    イレベル信号から前記ロウレベル信号に変化し、 このロウレベル信号を受信した前記マウス制御回路は前
    記コンピュータに前記カーソルの移動を停止する信号を
    送信し、 前記コンピュータは、前記カーソルの移動を停止する処
    理を行い、 操作者は、前記マウスボードを手前方向(前方、左、右
    方向)に移動し、 前記検知ピンは前記検知用電極に再び接触し、 前記検知用電極への入力信号が前記ハイレベル信号から
    前記ロウレベル信号に変化し、 前記ロウレベル信号を受信した前記マウス制御回路は、
    前記コンピュータに前記カーソルの移動を行う信号を送
    信し、 前記コンピュータは前記カーソルの移動を再開する処理
    をし、 前記カーソルが動作可能となることを特徴とする請求項
    10乃至13いずれかに記載の光学機械式マウスの制御
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14のいずれかに記載
    の光学機械式マウスの制御方法が実行可能なプログラム
    が記録された記憶媒体。
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