JP3202582B2 - たばこ刻の搬送方法及び装置 - Google Patents

たばこ刻の搬送方法及び装置

Info

Publication number
JP3202582B2
JP3202582B2 JP05913396A JP5913396A JP3202582B2 JP 3202582 B2 JP3202582 B2 JP 3202582B2 JP 05913396 A JP05913396 A JP 05913396A JP 5913396 A JP5913396 A JP 5913396A JP 3202582 B2 JP3202582 B2 JP 3202582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tobacco
cut
band
cross
trough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05913396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09248171A (ja
Inventor
清美 佐藤
隆 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP05913396A priority Critical patent/JP3202582B2/ja
Publication of JPH09248171A publication Critical patent/JPH09248171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202582B2 publication Critical patent/JP3202582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刻たばこを巻紙に
包み込んで連続的なたばこロッドを製造する紙巻たばこ
製造機の刻たばこ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙巻たばこ製造機において刻たば
こを給送し、巻き上げる構成を図4に示す。本紙巻たば
こ製造機1においては、送り込み装置2から送り込まれ
た刻たばこが、チムニ4内に供給され、上昇する空気流
によってチムニ4の上方に配置された吸着搬送ユニット
6に向かって搬送される。
【0003】吸着搬送ユニット6は、図5に示すように
多数の孔8aを有する金属製のたばこバンド8と、たば
こバンド8を駆動させる駆動ホィール10、従動ホィー
ル12、及び下側のたばこバンド8の表面に連通し上下
のたばこバンド8の間に挟まれて配置されるサクション
ボックス14などから構成されている。そして、たばこ
バンド8に供給された刻たばこTは、たばこバンド8の
下面に吸着保持され、図4において左側にある巻管部1
6へ搬送される。
【0004】図6は、図4のI−I断面を示す。たばこ
バンド8の下面に保持された刻たばこTの側面TS に当
して摺接するための相対向する内側面3A1 及び3B
2 を有するトラフガイド3A,3Bが、たばこバンド8
の進行方向に延設されている。
【0005】なお、吸着搬送過程においては、途中にト
リミング装置18が配置されており、たばこバンド8の
下側に吸着された刻たばこTの層厚を調整している。こ
れは、後の工程に配置された量目検出器のてん充量目の
信号に基づき、たばこバンド8の下面と回転駆動される
エクレターディスク20との間隙を調整することによ
り、余分な刻たばこ量をコントロールするものである。
【0006】巻管部16では、トリミング装置18で量
目を一定にした刻たばこTを巻紙22に包み込みながら
成形し、重ね合わせた巻紙22の端面を糊付けし、断面
が略々円形の連続したたばこロッドを製造する。より詳
細に説明すると、たばこバンド8で吸着搬送される刻た
ばこTは、たばこバンド8の駆動ホィール10に連接さ
れているシュー26によって引き剥がされ布製のガニチ
ャテープ24上に乗せ合わされて走行する巻紙22上に
移し換えられるとともに、ここでたばこロッドに成形す
るためにある程度圧縮される。
【0007】シュー26は、図7に示す形状を有する。
図7(a)はシュー26の正面図であって、シュー26
の入口形状、すなわち図7(a)を右方から見た場合の
形状が図7(b)に示され、出口形状、すなわち図7
(a)を左方から見た場合の形状が図7(c)に示され
る。これらの図から明らかなように、シュー26の入口
面26aは出口面26bより大きく形成されると共に、
入口面26aは中心部開口が略々長方形を示すのに対
し、出口面26bの中心部開口は、前記入口面26aの
開口に比較して寸法的に小さく、さらにその天井部26
b’は曲面を形成している。そして、上記入口面26a
の中心部開口がシュー26の中で徐々に絞られ、最終的
に出口面26bの開口形状となる。
【0008】このシュー26に引き続き、トング28が
設けられており、ここでさらに刻たばこが圧縮されて略
々たばこロッドの原形が成形される。図8(a)はトン
グ28の正面図であって、その入口面28aは、図8
(b)に示すような天井部28a’が曲面を形成した略
々コの字形状であり、その中心開口部は、シュー26の
出口面26bの中心開口と略々同一形状である。一方、
トング28の出口面28bは、図8(c)に示すよう
に、その外周28b’、内周28b”共に2次曲線とし
て形成され、中心開口部はかまぼこ形の断面となってい
る。そして、シュー26と同様に、トング28の上記入
口面28aの中心部開口がトング28の中で徐々に絞ら
れ、最終的に出口面28bの開口形状となる。
【0009】次に、図示しないショートホルダにより、
U字形に曲成された巻紙22の一方の側縁を、既に折り
込まれた巻紙22の片方の表面に折り込み、最後に、図
示しないヒータによって巻紙22の糊付けされた部分の
糊を乾燥させて巻紙22を接着し、紙巻たばこを製造す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記たばこ刻
の搬送装置においては、たばこバンドに吸着された刻層
が、巻管部のシュー及びトングを通過する際に、シュー
の入口部及びトングの入口部等において刻詰まりを起こ
すことがあり、刻詰まりによって製造工程が乱され、製
品の品質の不安定化等を招いていた。
【0011】そこで、本発明は、従来のたばこ刻の搬送
装置における上記問題点に鑑みなされたものであって、
巻管部のシュー及びトングにおいてたばこバンドに吸着
された刻層の詰まりを減少し、製造工程の安定化させる
ことにより機械効率を上昇し、巻の刻充填量を安定化す
ることにより製品品質を安定し、刻破壊の減少による原
料の損失を減少させることにより製造コストを低減する
ことのできるたばこ刻の搬送方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
たばこ刻の搬出方法であって、多数の孔を有し、その下
面に刻たばこを吸着して保持、搬送するたばこバンドに
吸着された刻層の該たばこバンドの進行方向に垂直な面
の断面形状が、たばこバンドに近接するのに応じて突出
する突出部を相対向する内側面の上部に一体に対向して
形成したトラフガイドを介して前記たばこバンドからの
刻層厚が厚くなるのに従い、該断面における該刻層の幅
が広くなるように該刻層を形成し、該刻層を断面略々円
形に圧縮する巻管部へ前記刻たばこを搬出することを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、たばこ刻の搬送方
法であって、前記たばこバンドに吸着される刻層の断面
形状を、上辺を短辺とする台形状としたことを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の発明は、たばこ刻の搬送方
法であって、前記たばこバンドに吸着される刻層の断面
形状を、たばこバンドの進行方向の両端直下部に沿って
延在するトラフガイドの形状によって形成することを特
徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、たばこ刻の搬出方
法であって、前記刻たばこがトラフガイド延設方向の一
部の領域を通過する際に、前記たばこバンドに吸着され
る刻層の断面形状が形成されることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、たばこ刻の搬出装
置であって、多数の孔を有し、その下面に刻たばこを吸
着して保持し、該刻たばこによって形成された刻層を断
面略々円形に圧縮する巻管部に、前記刻たばこを搬出す
るたばこバンドの進行方向の直下部の両端に対向するよ
うに配置され、該刻層の側面と摺接する一対のトラフガ
イドにおいて、該トラフガイドは、相対向する内側面の
上部にたばこバンドに近接して突出する突出部を一体に
対向して形成することにより相対向する面の間隔を、
たばこバンドに近接するのに従って、狭くなるように形
成したことを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、たばこ刻の搬出
装置であって、前記一対のトラフガイドの相対向する
出部の下側の両面が曲面に形成されることによりトラフ
ガイドの内側が、前記たばこバンドに近接するに従っ
て、狭くなるように形成されたことを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、たばこ刻の搬出装
置であって、前記トラフガイドの全長にわたって、前記
トラフガイドの相対向する面の間隔を、たばこバンド
に近接するに従って、狭くなるように形成したことを特
徴とする。
【0019】そして、請求項1記載の発明によれば、刻
たばこが巻管部に供給される前に、予め次工程である巻
管部の形状を考慮した刻層の断面形状としたので、巻管
部での刻詰まりが減少する。
【0020】請求項2記載の発明によれば、刻たばこが
巻管部に供給される前に、予め次工程である巻管部の形
状を考慮して、刻層の断面形状を比較的単純な形状であ
る台形状としたので、簡易な方法により巻管部での刻詰
まりが減少する。
【0021】請求項3記載の発明によれば、たばこバン
ドに吸着される刻層の断面形状を、たばこバンドの進行
方向の両端直下部に沿って延在するトラフガイドの形状
によって形成するので、刻たばこを巻管部に搬送しなが
ら、巻管部の形状を考慮した刻層の断面形状を形成する
ことができる。
【0022】請求項4記載の発明によれば、トラフガイ
ドの一部を加工することにより、刻たばこを巻管部に搬
送しながら、巻管部の形状を考慮した刻層の断面形状を
形成することができる。
【0023】請求項5記載の発明によれば、刻たばこが
巻管部に供給される前に、予め次工程である巻管部の形
状を考慮した刻層の断面形状とすることができる。
【0024】請求項6記載の発明によれば、一対のトラ
フガイドの相対向する側面が、たばこバンドに近接する
に従って、互いに近接する曲面状に形成されているの
で、予め刻層を次工程である巻管部の断面形状により近
づけた形状とすることができる。
【0025】請求項7記載の発明によれば、刻たばこが
トラフガイドの全長にわたって徐々に巻管部の形状を考
慮した刻層の断面形状とされるため、より安定した刻層
を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する前に、本発明をするに至った経過を説明する。ま
ず、上記従来のたばこ刻の搬送方法及び装置におけるシ
ュー、トング部の刻の流動解析を行い、刻の摩擦係数や
シュー、トング部で刻が圧縮される時の圧縮応力等を求
めた。その結果、刻の密度及び巻上機の回転数(刻の流
動速度)が刻の流動反力、すなわち圧縮応力に大きな影
響を与えることが判明した。特に、シュー入口部及びシ
ューからトングへの乗り移り部において圧縮応力が高
く、その中でも刻層の断面角部が一層高い圧縮応力とな
ることが分かった。
【0027】以上のことから、シュー、トング部での急
激な刻層の圧縮成形は、圧縮応力を高め、刻層の流動状
態を悪化させ、引いては、刻詰まり、刻の破壊をまねく
ことが分かる。そこで、発明者は刻の圧縮応力を低減
し、刻の流動状態が良好となる巻上機の刻給送部の機構
を検討し、本発明をなすに至った。すなわち、刻がたば
こバンドに吸着される時点で、予め刻層の断面角部が削
られた形状、言い換えれば、シュー及びトング部で刻が
圧縮された状態に近似した形状とすることにより圧縮応
力の低減を図り、刻の流動状態を向上することとした。
【0028】本発明は、例えば、図1に示すように、ト
ラフガイド3A’、3B’に突出部3A’2、3B’2
設けることにより実現できる。図1に示す改良したトラ
フガイドで巻上機運転時の刻の流動反力を測定した。測
定は、図9に示すようなトングに与えられた流動反力を
検出するロードセル31を備えた測定部と、解析部と、
記録部からなる流動反力測定装置30を用いて行った。
【0029】図10は、測定結果を示す。横軸は、機械
の回転数、すなわち刻の流動速度を示し、縦軸は刻の流
動反力を示す。また、■印は、改良前のトラフガイドを
使用した場合、●印は改良後のトラフガイドを使用した
場合を示している。この結果から、刻の流動反力が全体
的に低下して、流動性が向上していることが判る。
【0030】次に、本発明に係るたばこ刻の搬送方法及
び装置の実施の形態の具体例を図面を参照しつつ説明す
る。本発明においても、上記たばこ刻の搬送装置の基本
的構成を採用している。すなわち、図4に示された従来
の巻上機の基本的構成を有し、送り込み装置2から送り
込まれた刻たばこTが、チムニ4内に供給され、上昇す
る空気流によってチムニ4の上方に配置された吸着搬送
ユニット6に向かって搬送され、搬送されたたばこ刻T
は、たばこバンド8の下面に吸着保持され、巻管部16
へ搬送される。そして、吸着搬送過程を経て、巻管部1
6において、圧縮成形され、最後に、図示しないヒータ
によって巻紙22の糊付けされた部分の糊を乾燥させて
巻紙22を接着し、紙巻たばこが製造される。
【0031】また、本発明におけるたばこ刻の搬送装置
においても、トラフガイド3A、3Bを除き、上記従来
例において示されたものと同様の送り込み装置2、チム
ニ4、たばこバンド8、エクレタディスク20、シュー
26、トング28が配置されている。
【0032】図1乃至図3は、本発明に係るたばこ刻の
搬出方法及び装置の特徴部分であるトラフガイドを示す
断面図であって、たばこバンド8の進行方法に垂直な断
面が示されている。本発明に係るたばこ刻の搬出装置の
第1実施例においては、第1図に示すように、トラフガ
イド3A’、3B’の相対する側面3A’1 ,3B’
1 の上部には、トラフガイド3A’、3B’に一体に形
成された突出部3A’2 、3B’2 たばこバンド8に
近接するのに応じて対向して形成されている。そして、
これら突出部3A’2 、3B’2 の相対向する両面3
A’3 、3B’3は平面であって、この突出部3
A’2 、3B’2 が、トラフガイド3A’、3B’の全
長にわたって延設されている。尚、この突出部3
A’2 、3B’2 をトラフガイド3A’、3B’の全長
にわたって延設せず、たばこバンド8の出口端部、すな
わち駆動ホィール10の近傍にのみ形成することも可能
である。
【0033】上記突出部3A’2、3B’2を有するトラ
フガイド3A’、3B’を使用すると、たばこバンド8
の下面に吸着保持されたたばこ刻Tの断面形状は、その
上部、すなわちたばこバンド8に吸着された側を短辺と
する台形状となる。そして、この断面を有するたばこ刻
Tは、上記従来例の場合と同様、トリミング装置18の
エクレターディスク20によって余分な刻たばこが排除
された後、シュー26によって引き剥がされ、布製のガ
ニチャテープ24上に乗せ合わされて走行する巻紙22
上に移し換えられるとともに、たばこロッドに成形する
ためにある程度圧縮され、さらに、トング28において
圧縮されて略々たばこロッドの原形が成形される。
【0034】ここで、従来と同様に、シュー26の入口
部26aの中心部開口の形状が徐々に絞られて出口面2
6bの開口断面となり、さらにトング28においてその
入口面28aの開口断面が絞られて出口面28bにおけ
る開口断面となるが、本発明では、あらかじめ、たばこ
刻Tの断面形状をたばこバンドからの刻層厚が厚くなる
に従って該断面における該刻層の幅が広くなるように形
成しているため、無理なく、シュー26及びトング28
を通過して最終的なたばこロッドの原形が形成されるこ
ととなる。そのため、巻管部での刻の流動状態が改善さ
れ、シュー26またはトング28における刻詰まりを減
少することができる。
【0035】次に本発明に係るたばこ刻の搬出方法及び
装置の第2実施例を図2を参照しつつ説明する。図2
は、本発明に係るたばこ刻の搬出装置の特徴部分である
トラフガイドの断面図であって、たばこバンド8に進行
方法に垂直な断面が示されている。本実施例においても
第1実施例と同様、トラフガイド3A”、3B”の相対
向する側面3A”1 ,3B”1 の上部には、トラフガ
イド3A”、3B”に一体に形成された突出部3
A”2 、3B”2 たばこバンド8に近接して対向して
形成されている。そして、これら突出部3A”2 、3
B”2 の相対向する下側の両面3A”3 、3B”3 は曲
面であって、この突出部3A”2 、3B”2 が、トラフ
ガイド3A”、3B”の全長にわたって延設されてい
る。尚、この突出部3A”2 ,3B”2 をトラフガイド
3A”、3B”の全長に延設せず、たばこバンド8の出
口端部、すなわち駆動ホィール10の近傍にのみ形成す
ることもできる。
【0036】上記突出部3A”2、3B”2を有するトラ
フガイド3A”、3B”を使用すると、たばこバンド8
の下面に吸着保持されたたばこ刻Tの断面形状は、その
上部、すなわちたばこバンド8に吸着された側の幅が最
も狭くなり、たばこバンド8の下面から離れるに従って
徐々に幅広となる。そして、この断面を有するたばこ刻
Tは、上記従来例の場合と同様、トリミング装置18の
エクレターディスク20によって余分な刻たばこが排除
された後、シュー26によって引き剥がされ布製のガニ
チャテープ24上に乗せ合わされて走行する巻紙22上
に移し換えられるとともに、ここでたばこロッドに成形
するためにある程度圧縮され、さらに、トング28にお
いて圧縮されて略々たばこロッドの原形が成形される。
【0037】ここで、シュー26の入口部26aの中心
部開口の形状が徐々に絞られ、出口面26bの開口断面
となり、さらに、トング28において、その入口面28
aが絞られ、出口面28bの開口断面となるが、本発明
においては、あらかじめ、たばこ刻Tの断面形状をたば
こバンドからの刻層厚が厚くなるに従って該断面におけ
る該刻層の幅が徐々に広くなるように形成しているた
め、無理なく、シュー26及びトング28を通過して、
最終的なたばこロッドの原形が形成されることとなる。
そのため、巻管部での刻の流動状態が改善され、シュー
26またはトング28における刻詰まりを減少すること
ができる。
【0038】また、図3は、本発明に係るたばこ刻の搬
送装置の第3実施例における特徴部であるトラフガイド
の断面図であって、たばこバンドの進行方向に垂直な断
面を示す。
【0039】本実施例において、トラフガイド3A”、
3B”の断面形状は上記第2実施例の場合と同様である
が、たばこバンド8の形状が異なる。すなわち、上記第
1、第2実施例では、たばこバンド8は、平板状の状態
を保ちながら移動していたが、本実施例においては、図
3に示すように、たばこバンド8の左右端部がトラフガ
イド3A”、3B”の曲面3A”3、3B”3上に位置し
た状態で移動する。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、巻管部で
の刻詰まりが減少するので、製造工程の安定化、製品品
質の安定化及び刻破壊を押さえることが可能となり、製
造コストの低減を図ることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、簡易な方法
により、巻管部での刻詰まりが減少し、製造工程の安定
化、製品品質の安定化及び刻破壊を押さえることが可能
となり、製造コストの低減を図るこことができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、刻たばこを
巻管部に搬送しながら、巻管部の形状を考慮した刻層の
断面形状を形成することができるので、製造工程が簡略
化できる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、トラフガイ
ドの一部を加工することにより、刻たばこを巻管部に搬
送しながら、巻管部の形状を考慮した刻層の断面形状を
形成することができるので、簡易な設備により、刻たば
こを巻管部に搬送しながら、巻管部の形状を考慮した刻
層の断面形状を形成することができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、刻たばこが
巻管部に供給される前に、予め次工程である巻管部の形
状を考慮した刻層の断面形状とすることができるので、
巻管部での刻詰まりが減少し、製造工程の安定化、製品
品質の安定化及び刻破壊を押さえることが可能となり、
製造コストの低減を図ることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、予め刻層を
次工程である巻管部の断面形状により近づけた形状とす
ることができるので、より一層巻管部での刻詰まりが減
少し、製造工程の安定化、製品品質の安定化及び刻破壊
を押さえることが可能となり、製造コストの低減を図る
ことができる。
【0046】請求項7記載の発明によれば、刻たばこが
トラフガイドの全長にわたって徐々に巻管部の形状を考
慮した刻層の断面形状とされ、より安定した刻層を得る
ことができるため、より一層巻管部での刻詰まりが減少
し、製造工程の安定化、製品品質の安定化及び刻破壊を
押さえることが可能となり、製造コストの低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るたばこ刻の搬送装置の第1実施例
における特徴部分であるトラフガイドの断面図であっ
て、たばこバンドの進行方向に垂直な断面を示す。
【図2】本発明に係るたばこ刻の搬送装置の第2実施例
における特徴部分であるトラフガイドの断面図であっ
て、たばこバンドの進行方向に垂直な断面を示す。
【図3】本発明に係るたばこ刻の搬送装置の第3実施例
における特徴部分であるトラフガイドの断面図であっ
て、たばこバンドの進行方向に垂直な断面を示す。
【図4】従来の紙巻たばこ巻上機の構成を示す概略図で
ある。
【図5】たばこバンドを示す平面図である。
【図6】図4のI−I断面図である。
【図7】シューの正面図、左右側面図である。
【図8】トングの正面図、左右側面図である。
【図9】シュー、トング部で刻が圧縮される際の刻の圧
縮応力を測定するための流動反力測定装置である。
【図10】刻の流動反力測定における、機械の回転数、
すなわち刻の流動速度と、流動反力の関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 紙巻たばこ製造機 2 送り込み装置 3A、3B トラフガイド 3A’、3B’ トラフガイド 3A”、3B” トラフガイド 4 チムニ 6 吸着搬送ユニット 8 たばこバンド 10 駆動ホィール 12 従動ホィール 14 サクションボックス 16 巻管部 18 トリミング装置 20 エクレタディスク 22 巻紙 24 ガニチャテープ 26 シュー 28 トング 30 流動反力測定装置 T 刻たばこ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/39

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔を有し、その下面に刻たばこを
    吸着して保持、搬送するたばこバンドに吸着された刻層
    の該たばこバンドの進行方向に垂直な面の断面形状が、
    たばこバンドに近接するのに応じて突出する突出部を相
    対向する内側面の上部に一体に対向して形成したトラフ
    ガイドを介して前記たばこバンドからの刻層厚が厚くな
    るのに従い、該断面における該刻層の幅が広くなるよう
    に該刻層を形成し、該刻層を断面略々円形に圧縮する巻
    管部へ前記刻たばこを搬出することを特徴とするたばこ
    刻の搬出方法。
  2. 【請求項2】 前記たばこバンドに吸着される刻層の断
    面形状を、上辺を短辺とする台形状としたことを特徴と
    する請求項1記載のたばこ刻の搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記たばこバンドに吸着される刻層の断
    面形状を、たばこバンドの進行方向の両端直下部に沿っ
    て延在するトラフガイドの形状によって形成することを
    特徴とする請求項1または2記載のたばこ刻の搬送方
    法。
  4. 【請求項4】 前記刻たばこがトラフガイド延設方向の
    一部の領域を通過する際に、前記たばこバンドに吸着さ
    れる刻層の断面形状が形成されることを特徴とする請求
    項3記載のたばこ刻の搬送方法。
  5. 【請求項5】 多数の孔を有し、その下面に刻たばこを
    吸着して保持し、該刻たばこによって形成された刻層を
    断面略々円形に圧縮する巻管部に、前記刻たばこを搬出
    するたばこバンドの進行方向の直下部の両端に対向する
    ように配置され、該刻層の側面と摺接する一対のトラフ
    ガイドにおいて、該トラフガイドは、相対向する内側面
    の上部にたばこバンドに近接して突出する突出部を一体
    に対向して形成することにより相対向する面の間隔
    を、たばこバンドに近接するのに従って、狭くなるよう
    に形成したことを特徴とするたばこ刻の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記一対のトラフガイドの相対向する
    出部の下側の両面が曲面に形成されることによりトラフ
    ガイドの内側が、前記たばこバンドに近接するに従っ
    て、狭くなるように形成されたことを特徴とする請求項
    5記載のたばこ刻の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記トラフガイドの全長にわたって、前
    記トラフガイドの相対向する面の間隔を、たばこバン
    ドに近接するに従って、狭くなるように形成したことを
    特徴とする請求項5または6記載のたばこ刻の搬送装
    置。
JP05913396A 1996-03-15 1996-03-15 たばこ刻の搬送方法及び装置 Expired - Fee Related JP3202582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05913396A JP3202582B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 たばこ刻の搬送方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05913396A JP3202582B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 たばこ刻の搬送方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09248171A JPH09248171A (ja) 1997-09-22
JP3202582B2 true JP3202582B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=13104523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05913396A Expired - Fee Related JP3202582B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 たばこ刻の搬送方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202582B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09248171A (ja) 1997-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3248682B2 (ja) シガレット製造機の刻みたばこ層圧縮成形装置
EP0803205B1 (en) Compression molding apparatus for a cut tobacco layer in a cigarette manufacturing machine
US6152145A (en) Process and apparatus for producing a (cigarette) rod
FI70121B (fi) Anordning foer att forma urtagningar i roekfilter
JP3202582B2 (ja) たばこ刻の搬送方法及び装置
US3589373A (en) Cigarette making machine
US6508253B2 (en) Belt-type compression molding apparatus for a tobacco stream
JPS60237980A (ja) 二重棒状体シガレツト製造機械
US5339836A (en) Cigarette-making machine with transfer device
JPS60160877A (ja) 巻きタバコのロツド状物品の結合方法と装置
US4589426A (en) Continuous-rod cigarette manufacturing machine
FI83498C (fi) Foerfarande och anordning foer framstaellning av kompakta foerpackningar foer spridbara produkter.
US5337761A (en) System and a method for manufacturing cigarettes
JPH07184625A (ja) 紙巻たばこ製造機の刻たばこ給送装置
JP3807564B2 (ja) 刻みたばこの供給装置
US20050113232A1 (en) Method of and apparatus for making a non-wrapped filter rod in the field of the tobacco processing industry
JPH04502140A (ja) 帯材を処理機械に挿入する方法と装置
JP2001204454A (ja) シガレット製造方法及びシガレット製造装置
JP2005151989A (ja) 冷却装置
JP2997246B1 (ja) シガレット製造機の圧縮成形装置
US5582191A (en) Method and machine for simultaneously producing two continuous cigarette rods
JP2652439B2 (ja) 薄膜体カッタの刃切り方法及びその装置
JPS5935373Y2 (ja) ロ−ル装置
JPS5937069B2 (ja) 紙巻たばこ製造装置
EP0674848A1 (en) Cigarette

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010515

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees