JP3202339U - 防水性作業ズボン - Google Patents

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Abstract

【課題】農業、園芸、魚釣り、洗車、その他の水や泥などを受けて汚れやすい各種屋外作業上、長靴と一緒に着用して有効な防水性作業ズボンを提供する。【解決手段】ズボン本体11と長靴Bへ挿入されるズボン裾部14とを別体物として、ズボン裾部の上端14aをズボン本体の下端13bよりも高い中途位置Hへ、内側からの接触状態に取り付け、その取り付けられた中途位置Hからズボン本体の下端13bまでの帯域が、長靴の入口部付近を外側から包囲するカバーCとして機能するように定めた。【選択図】図5

Description

本考案は主に農業、園芸、魚釣り、洗車、その他の水や泥などを受けて汚れやすい各種屋外作業上、長靴と一緒に着用して有効な防水性作業ズボンに関する。
雨具としてのズボンが特許文献1、2に開示されている。これらに記載の構成では、ズボン(1)における裾の二重部分(2)/スカート(3)が長靴(4)の入口部を被覆することにより、その長靴(4)に対する水の侵入や泥による裾の汚れを防ぐようになっている点で、本考案に最も近似する公知技術であると考えられる。
実用新案登録第3159511号公報 特開2003−73907号公報
ところが、特許文献1に記載の構成では「ズボン(1)の膝下当りから裾を二重(2)にし、その上端をズボン(1)と接合(3)した」と説明されているように、本来の裾まであるズボン(1)へ、これと別体物の二重部分(2)を外側からの被覆状態に接合している。
又、特許文献2に記載の構成では「雨具ズボン(1)の脚部の外側にスカート(3)を設ける。」と説明されており、これを図面の就中図3と照合すると、これも本来の裾(1a)まであるズボン(1)の脚部外側適所へ、そのズボン(1)と別体物のスカート(3)を設置している。そのスカート(3)の裾(3a)には、内外への折り返し保持可能な薄いゴムなども取り付けられている。
このような特許文献1、2に記載の二重部分(2)やスカート(3)では、何れもズボン(1)の外側へ取り付けられているため、外観体裁(意匠性)が悪いほか、ズボン(1)の総丈や股下がMサイズ、Lサイズ、LLサイズなどに変化したり、長靴(4)の深さが種類毎に変化したりした場合、そのズボン(1)に対する二重部分(2)やスカート(3)の取付位置を変化させなければならない。さもなければ、長靴(4)の入口部を常に確実に被覆することができないのであり、各種サイズに対する対応性が悪く、量産効果も得られない。
更に言えば、特許文献1に記載の構成ではズボン(1)の膝下当りに形成された裾の二重部分(2)によって、長靴(4)の入口部を挟み込むように塞ぐと説明されているに過ぎず、接合部分(3)から二重部分(2)の下端までの長さ(深さ)と、同じく接合部分(3)からズボン(1)の裾(下端)までの長さ(深さ)との相互間における長短関係が規定されていないため、その二重部分(2)による長靴(4)の挟み込み長さ(深さ)寸法が短かい(浅い)と、作業中容易に浮き上がって、長靴(4)に水が侵入しやすくなり、逆に長靴(4)の挟み込み長さ(深さ)寸法が長い(深い)と、上記二重部分(2)の下端が土や泥などによって汚損しやすくなり、ズボン(1)の裾(下端)をそれまでの従来技術と同様に、長靴(4)へ外側から被覆させた着用状態と何ら変らないのである。
このことは特許文献2に記載の構成でも同様に言える。特許文献2でもズボン(1)の脚部外側適所に設けたスカート(3)によって、長靴(4)の入口部を外側から被覆するというだけの説明があるにとどまり、そのズボン(1)のスカート(3)が設けられた上端からスカート(3)の下端までの長さ(深さ)寸法と、同じくスカート(3)の上端からズボン(1)の裾(1a)までの長さ(深さ)寸法との相互間における長短関係がやはり規定されていないからである。
しかも、特許文献1、2に記載の構成ではそのズボン(1)の二重部分(2)やスカート(3)が、長靴(4)との一体的な固定状態に保たれないため、作業中に繰り返えされる激しい動きを受けると、いたずらに振れ動いたり、長靴(4)から容易に浮き上がり分離したりして、機能性や機動性を安定良く発揮させることができないほか、着用時の脱ぎ履きもズボン(1)と長靴(4)との別個に行わなければならず、甚だ煩雑となる不便もある。
本考案はこのような問題点の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではズボン本体とその長靴へ挿入されるズボン裾部とを別体物として、そのズボン裾部の上端をズボン本体の下端よりも高い中途位置へ、内側からの接触状態に取り付けることにより、
その取り付けられた中途高さ位置からズボン本体の下端までの帯域が、上記長靴の入口部付近を外側から包囲するカバーとして機能するように定めたことを特徴とする。
又、請求項2ではズボン裾部の長さ寸法を長靴の深さ寸法に応じて長短変化させると共に、
その変化に拘らず、ズボン本体のカバーとして機能する帯域の長さ寸法を、常にズボン裾部の長さ寸法よりも短かい一定に確保したことを特徴とする。
請求項3ではズボン本体のカバーとして機能する帯域の長さ寸法を、ズボン裾部の長さ寸法に対する約4分の1〜約2分の1の比率に関係設定したことを特徴とする。
請求項4ではズボン本体のカバーとして機能する帯域を、そのズボン本体の下端から内側への折り返し重合状態に保つと共に、
その折り返し重合状態にある上記帯域の中途高さ位置へ、ズボン裾部の上端を内側からの接触状態に取り付けたことを特徴とする。
請求項5ではズボン本体のカバーとして機能する帯域の内周面へ、長靴の外周面に対する滑り止め用のテープを取り付けたことを特徴とする。
請求項6ではズボン本体のカバーとして機能する帯域の外周面又は/及びズボン裾部の外周面へ、その後側(裏側)から口径収縮用の面ファスナーを各々取り付けたことを特徴とする。
請求項7ではズボン本体のカバーとして機能する帯域の外周面へ、その前側(表側)から光反射用の安全テープを取り付けたことを特徴とする。
更に、請求項8ではズボン本体とズボン裾部とを互いに同じ合成繊維製として、そのズボン裾部の上端をズボン本体の中途高さ位置へ縫い付けると共に、
その縫い付けラインに沿って内側から防水テープを目止め状態に接着又は熱融着したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、冒頭に述べた従来技術の問題点を確実に改良できる効果がある。
つまり、ズボン本体との別体物であるズボン裾部の上端が、ズボン本体の下端よりも高い中途位置へ取り付けられており、その取り付けられた中途高さ位置からズボン本体の下端までの帯域が、長靴の入口部付近を外側から包囲するカバーとして機能するように定められているため、上記ズボン裾部が長靴の内部へ挿入されるようになっている構成とも相俟って、上記ズボン本体の下端が土や泥などによって汚損するおそれはなく、そのカバーによって長靴に対する水の侵入も確実に防止できるのである。
しかも、上記ズボン裾部はズボン本体との別体物として、そのズボン本体へ内側からの接触状態(内接状態)に取り付けられており、その言わば継ぎ目が外側へ露出することはなく、その結果従来技術のような二重部分やスカートをズボンの外側へ取り付けた構成に比して、その外観体裁(意匠性)を向上できる効果もある。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、ズボン裾部がズボン本体と別体物であることとも相俟って、作業ズボンにおける総丈や股下のサイズ変化又は/及び長靴の深さ変化に対する対応性並びに量産効果の向上に役立つ。
請求項3の構成を採用するならば、ズボン裾部の長さ(深さ)寸法が変化しても、これに応じてズボン本体におけるカバーの長さ(深さ)寸法も変化させることができ、ズボン本体の下端を土や泥などによって汚損させることなく、そのカバーによって長靴の入口部付近を安定良く防水状態に包囲し得る効果がある。
特に、請求項4の構成を採用するならば、上記ズボン本体のカバーがそのズボン本体の下端から内側へ連続Uターン状に折り返し重合されており、その中途高さ位置に上記別体物であるズボン裾部の上端が内接状態に取り付けられているため、そのズボン裾部を長靴の内部へ挿入した着用時において、上記ズボン本体のカバーがいたずらに振れ動いたり、まして長靴の入口部から浮き上がり分離したりするおそれはなく、常に完全な防水状態を保持できる効果があり、意匠性にも優れる。
又、請求項5の構成を採用するならば、上記カバーの内周面(裏面)に取り付けられた滑り止め用テープによって、長靴の外周面(表面)と相対的に滑ることを防止でき、上記防水状態の安定性がますます向上するほか、その作業ズボンと長靴との固定一体化により、脱ぎ履きが容易となる利便性や作業中の動きやすい機動性も得られるのである。
請求項6の構成を採用するならば、ズボン裾部の口径をその面ファスナーにより収縮して、長靴に対する抜き差しの容易・円滑化を図ったり、ズボン本体におけるカバーの口径をその面ファスナーにより収縮して、その長靴との一体化を図ったりすることができ、着用時や作業中の利便性がますます向上する。
請求項7の構成を採用するならば、夜間での屋外作業に着用しても、その安全テープの光反射作用により、作業者を危険なく保護することができる。
更に、請求項8の構成を採用するならば、ズボン本体に対して別体物のズボン裾部を縫い付けるライン上へ、防水テープを接着又は熱融着することにより、そのミシン目を密封状態に保つことができるため、優れた防水性を得られる効果がある。
本考案に係る防水性作業ズボンの基本実施形態を示す正面図である。 図1の背面図である。 図1の3−3線拡大断面図である。 長靴と一緒に着用した作業ズボンを示す正面図である。 図4の5−5線拡大断面図である。 図5の6−6線拡大断面図である。 図5の7−7線拡大断面図である。 防水性作業ズボンの変形実施形態を示す図3に対応する拡大断面図である。 同じく変形実施形態の着用状態を示す図5に対応する拡大断面図である。
以下、図面に基いて本考案の実施形態を詳述する。図1〜3は本考案に係る防水性作業ズボン(A)の基本実施形態を示しており、又図4〜7はその作業ズボン(A)とゴム製長靴(B)との一体的な着用状態を示している。
図1〜7の符号(11)は上記作業ズボン(A)のズボン本体であって、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維から成り、その表面には撥水性が与えられている一方、裏面にはポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)コーティング又はラミネートなどの防水加工が施されている。(12)はズボン本体(11)の裏布として縁取り状態に縫い付けられた全体的な一枚物のメッシュ(網布)であり、これによって形崩れ防止や通気性を得られるようになっている。
上記ズボン本体(11)の下部は一定の長さ(深さ)寸法(L1)分だけ折り返し重合された保形帯域(13)として、内側への連続Uターン状に折り返し重合されており、その上端(13a)が縫い付けられた状態にある。但し、そのズボン本体(11)の折り返し重合保形帯域(13)に上記裏布となるメッシュ(網布)(12)は存在しない。
又、(14)は上記ズボン本体(11)との別体物をなす(別個独立する)ズボン裾部であるが、そのズボン本体(11)と同じポリエステルやナイロンなどの合成繊維から成り、これだけが長靴(B)の内部へ挿入されるようになっている。
つまり、ズボン裾部(14)は上記ズボン本体(11)との別体物として、その上端(14a)がズボン本体(11)における就中上記折り返し重合保形帯域(13)の下端(13b)よりも高い中途位置(H−H)へ、内側からの接触状態(内接状態)に縫い付けられており、同じくズボン裾部(14)の残る下端(14b)はズボン本体(11)の上記下端(13b)よりも長く(深く)垂れ下がる状態にある。
そのため、上記ズボン裾部(14)が垂れ下がる状態にあるズボン本体(11)を着用して、長靴(B)を履くときに、そのズボン裾部(14)だけを足(F)と一緒に長靴(B)の内部へ挿入すれば、上記ズボン本体(11)の中途高さ位置(H−H)に縫い付けられているズボン裾部(14)の上端(14a)が、長靴(B)の開口縁部へ係止して、ズリ下がらなくなり、その係止位置から上記ズボン本体(11)の下端(13b)までの帯域(C)が長靴(B)の部分的なカバーとして、その長靴(B)の入口部付近を外側から包囲するのである。(L2)はそのカバー(C)として機能する上記帯域の長さ(深さ)寸法を示している。
この点、図1〜7の上記基本実施形態ではズボン本体(11)の下部をなす折り返し重合保形帯域(13)の縫い付けられた上端(13a)と、その折り返し重合保形帯域(13)の中途高さ位置(H−H)に縫い付けられた別個なズボン裾部(14)の上端(14a)とは合致せず、その前者の高く後者の低い高低差があるため、それだけ上記長靴(B)の入口部付近を包囲するカバー(C)の長さ(深さ)寸法(L2)が、上記折り返し重合保形帯域(13)の長さ(深さ)寸法(L1)よりも短く(浅く)なっているけれども、図3、5と対応する図8、9の変形実施形態に示す如く、上記折り返し重合保形帯域(13)の上端(13a)とズボン裾部(14)の上端(14a)とを合致する同じ高さ位置として、一緒に縫い付けても良い。
又、上記基本実施形態ではズボン本体(11)における下部の折り返し重合保形帯域(13)を除く全体に、裏布となるメッシュ(網布)(12)を縫い付ける一方、ズボン本体(11)との別体物であるズボン裾部(14)には、その裏布となるメッシュ(網布)(12)を縫い付けていないが、そのズボン裾部(14)にも裏布となるメッシュ(網布)(15)を縁取り状態に縫い付けることが好ましい。
何れにしても、上記ズボン本体(11)における折り返し重合保形帯域(13)の上端(13a)やズボン裾部(14)の上端(14a)を初め、裏布となるメッシュ(網布)(12)(15)の周縁部には、その縫い付け上のミシン目から浸透する雨水を密封するため、裏側(内側)から縫い付けラインに沿って防水テープ(16)を接着又は熱融着する。
その場合、図1〜7の基本実施形態と図8、9の変形実施形態との何れにあっても、作業ズボン(A)における長靴(B)の内部へ挿入されるズボン裾部(14)は、ズボン本体(11)との別体物であるため、そのズボン裾部(14)の長さ寸法(L3)だけを長靴(B)の深さ寸法(D)に応じて長短変化させることにより、作業ズボン(A)の総丈や股下などのサイズ変化に対応すると共に、その変化に拘らず、上記ズボン本体(11)の下部における長靴(B)の包囲可能なカバー(C)の長さ(深さ)寸法(L2)を、常にズボン裾部(14)の長さ寸法(L3)よりも短かい一定(例えば約10cm〜約12cm))として確保することが望ましい。
上記構成との言わば逆に、ズボン本体(11)におけるカバー(C)の下端(13b)までの長さ(深さ)寸法を、作業ズボン(A)の総丈や股下などのサイズに応じて変化させると共に、そのズボン本体(11)と別体物であるズボン裾部(14)の長さ寸法(L3)を、長靴(B)における深さ寸法(D)の変化に拘らず、その変化の平均値に相当する一定(例えば約30cm〜約35cm) として寸法化しても良い。
他方、そのズボン本体(11)の下部における長靴(B)の包囲可能なカバー(C)の長さ(深さ)寸法(L2)を一定不変に固定せず、長靴(B)の内部へ挿入されるズボン裾部(14)の長さ寸法(L3)に対して、その約4分の1〜約2分の1を占める比率に設定しても良い。
尚、図示実施形態ではズボン本体(11)における下部の折り返し重合保形帯域(13)を、長靴(B)の包囲可能なカバー(C)として機能させるようになっているが、ズボン本体(11)における折り返し重合しない言わば一枚(単層)の垂れ下がり膜を上記カバー(C)として、これにより長靴(B)の入口部付近を外側から包囲するように構成してもさしつかえない。
更に、図1〜9の符号(17)は上記ズボン本体(11)の下部における長靴(B)の包囲可能なカバー(C)として機能する帯域の外周面へ、その前側(表側)から縫い付けられた光反射用の安全テープであり、夜間に光を受けて反射する作用により、屋外作業者の危険を予防する。
(18)は同じくズボン本体(11)における長靴(B)の包囲可能なカバー(C)として機能する帯域の外周面へ、逆な後側(裏側)から縫い付けられた口径収縮用の面ファスナーであり、その雌ファスナー(18f)と雄ファスナー(18m)との係脱自在な係止作用によって、上記カバー(C)の口径を大きく又は小さく調整することができる。
その場合、上記ズボン本体(11)のカバー(C)におけるズボン裾部(14)の外周面と向かい合う内周面には、シリコンゴムなどの滑り止め用テープ(19)が縫い付けられているため、そのテープ(19)をゴム製長靴(B)の外周面(表面)へ付着させることにより、その長靴(B)とカバー(C)とを滑り止め状態に固定一体化することができ、延いては作業ズボン(A)と長靴(B)との固定一体化された状態において、その脱ぎ履きをすばやく円滑に行えるのである。
雌ファスナー(20f)と雄ファスナー(20m)との一対から成る口径収縮用のファスナー(20)は、長靴(B)の内部へ挿入されるズボン裾部(14)の外周面にも、やはり後側(裏側)から縫い付けられている。そのため、これによりズボン裾部(14)の口径を収縮させて、そのズボン裾部(14)を長靴(B)へ容易・円滑に抜き差しすることができる。
尚、上記光反射用の安全テープ(17)や口径収縮用の面ファスナー(18)(20)、滑り止め用テープ(19)の縫い付けラインに沿っては、そのミシン目の防水テープが各々内側(裏側)から接着又は熱融着されているが、その防水テープは図示省略してある。
上記構成を備えた防水性作業ズボン(A)は、主に農業(畑作)、園芸、魚釣り、洗車、その他の水や泥などを受けて汚れやすい各種の屋外作業用として、長靴(B)と一緒に着用される。
つまり、作業者が作業ズボン(A)を着用するに当っては、そのズボン本体(11)からズボン裾部(14)まで足(F)を挿入した後、そのズボン裾部(14)を好ましくは上記面ファスナー(18)によって、口径収縮状態に調整固定する。そうすれば、そのズボン本体(11)から垂れ下がるズボン裾部(14)を、長靴(B)の内部へ容易・円滑に抜き差しすることができる。
そこで、そのズボン裾部(14)がフィットした調整固定状態にある足(F)を、次に長靴(B)の内部へ差し込む(長靴を履く)と、図5、9から明白なように、上記ズボン本体(11)の中途高さ位置(H−H)に縫い付けられているズボン裾部(14)の上端(14a)が、自づと長靴(B)の開口縁部へ係止して、ズリ下がらなくなると共に、そのズボン本体(11)のカバー(C)が長靴(B)の入口部付近を必らず外側から包囲する状態となる。その結果、従来技術のようにズボンの裾(下端)が土や泥などによって汚損するおそれはない。
その場合、長靴(B)の包囲状態にあるズボン本体(11)のカバー(C)を、望ましくは上記面ファスナー(18)によって口径収縮状態に固定維持するのである。そうすれば、そのカバー(C)の内周面に対応位置しているシリコンゴムの滑り止め用テープ(19)が、上記ゴム製長靴(B)の外周面(表面)へ付着して、その相対的な滑り止め状態に一体化されることとなるため、上記カバー(C)自身が内側へ折り返し重合された保形帯域(13)をなすこととも相俟って、そのカバー(C)が不慮に浮き上がり分離してしまうおそれはなく、その作業ズボン(A)に作業上の動きやすさ(機動性)や防水・防泥などの機能性、優れた外観体裁(意匠性)を与えることができる。
上記作業ズボン(A)を工事現場や建設現場などの不整地における夜間作業に着用するような場合には、上記ズボン本体(11)のカバー(C)に縫い付けられている安全テープ(17)の光反射作用により、作業者の事故を未然に防止することができる。
尚、上記作業ズボン(A)におけるズボン本体(11)の下部をなすカバー(C)と、長靴(B)とは滑り止め状態に固定一体化されているため、その後には脱ぎ履きを一体的にすばやく行うことができ、作業ズボン(A)と長靴(B)との別々に言わば2回脱ぎ履きする必要はなく便利である。
(11)・ズボン本体
(12)(15)・メッシュ(裏布)
(13)・折り返し重合保形帯域
(14)・ズボン裾部
(13a)(14a)・上端
(13b)(14b)・下端
(16)・防水テープ
(17)・安全テープ
(18)(20)・面ファスナー
(19)・滑り止め用テープ
(A)・作業ズボン
(B)・長靴
(C)・カバー
(D)・長靴の深さ
(L1)(L2)(L3)・長さ

Claims (8)

  1. ズボン本体とその長靴へ挿入されるズボン裾部とを別体物として、そのズボン裾部の上端をズボン本体の下端よりも高い中途位置へ、内側からの接触状態に取り付けることにより、
    その取り付けられた中途高さ位置からズボン本体の下端までの帯域が、上記長靴の入口部付近を外側から包囲するカバーとして機能するように定めたことを特徴とする防水性作業ズボン。
  2. ズボン裾部の長さ寸法を長靴の深さ寸法に応じて長短変化させると共に、
    その変化に拘らず、ズボン本体のカバーとして機能する帯域の長さ寸法を、常にズボン裾部の長さ寸法よりも短かい一定に確保したことを特徴とする請求項1記載の防水性作業ズボン。
  3. ズボン本体のカバーとして機能する帯域の長さ寸法を、ズボン裾部の長さ寸法に対する約4分の1〜約2分の1の比率に関係設定したことを特徴とする請求項1記載の防水性作業ズボン。
  4. ズボン本体のカバーとして機能する帯域を、そのズボン本体の下端から内側への折り返し重合状態に保つと共に、
    その折り返し重合状態にある上記帯域の中途高さ位置へ、ズボン裾部の上端を内側からの接触状態に取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の防水性作業ズボン。
  5. ズボン本体のカバーとして機能する帯域の内周面へ、長靴の外周面に対する滑り止め用のテープを取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の防水性作業ズボン。
  6. ズボン本体のカバーとして機能する帯域の外周面又は/及びズボン裾部の外周面へ、その後側から口径収縮用の面ファスナーを各々取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の防水性作業ズボン。
  7. ズボン本体のカバーとして機能する帯域の外周面へ、その前側から光反射用の安全テープを取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の防水性作業ズボン。
  8. ズボン本体とズボン裾部とを互いに同じ合成繊維製として、そのズボン裾部の上端をズボン本体の中途高さ位置へ縫い付けると共に、
    その縫い付けラインに沿って内側から防水テープを目止め状態に接着又は熱融着したことを特徴とする請求項1記載の防水性作業ズボン。
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