JP3202202U - ゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成が簡潔であり、製作しやすく、見栄えが良いだけではなく、様々な形状及び大きさの度付きメガネに適用することができ、他方では、クリップオン眼鏡の外観を消費者の好みに応じて自由に形成することのできるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡を提供する。【解決手段】度付きメガネ1に着脱されるクリップオン眼鏡のレンズを眼鏡フレームのない左右一体型ゴグルレンズ10を用いて形成し、前記ゴグルレンズ10の両側には固定具20を取り付けるが、固定具20の側面には度付きメガネ1の側面に支持される係止片を形成するとともに、固定具20の上側には度付きメガネ1の上側に載置される受止片を形成して、ゴグルレンズ10自体の弾性力により度付きメガネ1にゴグルレンズ10が取り付けられるクリップオン眼鏡を構成する。【選択図】図3
Description
本考案は、ゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡(前掛け式眼鏡)に係り、特に、磁石やばねを用いた従来のクリップオン眼鏡とは異なり、左右一体型ゴグルレンズの自体弾性力を用いてクリップオン眼鏡を構成することにより、その構成が簡潔であり、製作しやすく、見栄えが良いだけではなく、取り付けられる通常の眼鏡の大きさ及び形状とは無関係に自由に使用することのできるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡に関する。
一般に、度付きメガネを着用する低視力者の場合、通常使用する視力校正用眼鏡に加えて、車両を運転するときや野外において強い紫外線を遮断するために自分の視力に合う別途の度付きサングラスを備えなければならないという不都合があり、このような問題を解消するために、通常の眼鏡にサングラスレンズを脱着するクリップオン眼鏡が提案されて用いられている。
一方、前記従来提案されていたクリップオン眼鏡は、通常の眼鏡に取り付けて使用するに当たって、無断で離脱されないように磁石やばねなどを用いた締付手段を共通的に備えるが、以下、従来のクリップオン眼鏡の概略的な構成を図1及び図2を参照して説明する。
まず、図1を参照して磁石を用いたクリップオン眼鏡を構成について説明すれば、度付きメガネ110の眼鏡フレームおよびクリップオン眼鏡120の眼鏡フレームの両側端に一対の磁石115、125を分けて形成して度付きメガネ110にクリップオン眼鏡120を脱着できるようにした構成であり、上記の如き磁石を用いたクリップオン眼鏡120の場合、度付きメガネ110に手軽に脱着することができるというメリットがあるのに対し、クリップオン眼鏡120の互換性が全くないため他の通常の眼鏡に使用することができないだけではなく、磁石115付き専用の度付きメガネ110と同じ形状の眼鏡フレームを形成しなければならないためその大きさ及び形状にかなりの制限があるという問題があった。
また、図2を参照してばねを用いたクリップオン眼鏡の構成を説明すれば、クリップオン眼鏡220の左右側のレンズに形成された眼鏡フレームを繋ぎ合わせるばね部材225を形成して前記ばね部材225の収縮力によりクリップオン眼鏡220が度付きメガネ210から離脱することなく取り付けられるようにした構成であり、上記の如きばねを用いたクリップオン眼鏡220の場合に互換性が全くないわけではないが、前記ばね部材225がクリップオン眼鏡220の左右側のレンズに形成されるためには、前記クリップオン眼鏡220のレンズに眼鏡フレームが形成されざるを得ないため、実質的に同じ型番の度付きメガネ210を除いては使用し難いという問題があった。なお、ばね部材225若しくはばねが直接的に外部に露出されるクリップオン眼鏡の見栄えがよくなく、他方では、製作し難く、しかも、ばねなどの作動部が故障の原因となる場合もあった。
本考案は、上記の如き従来のクリップオン眼鏡の問題を解消するために案出されたものであり、磁石やばねなど別途の手段を用いることなく、左右一体型ゴグルレンズの自体弾性を用いたクリップオン眼鏡を構成することにより、クリップオン眼鏡の構成が簡潔であるため製作及び使用し易いだけではなく、故障がなく、クリップオン眼鏡の形状を自由に形成することができて消費者の様々な好みを満たすことのできるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡を提供するところに本考案の目的がある。
上記の目的を達成するための本考案によるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡は、左右一体型ゴグルレンズの両側に取り付けられる固定具を形成するが、前記固定具の側面には度付きメガネの側面に支持される係止片を形成し、固定具の上側には度付きメガネの上側に載置される受止片を形成して、前記ゴグルレンズ自体の弾性力により度付きメガネに取り付けられるようにした構成を有することを特徴とする。
また、本考案は、前記固定具をゴグルレンズに取り付けるに当たって、ゴグルレンズに貫通孔を形成するとともに、固定具には係合孔を形成して係合ねじ及び係合ナットを用いて固定具を取り付ける構成と、前記貫通孔または係合孔を長方形に形成した構成を有することを付加的な特徴とする。
上記の如き構成を有する本考案によれば、左右一体型ゴグルレンズの自体弾性力によりクリップオン眼鏡が度付きメガネに取り付けられるので、磁石やばねなど別途の手段を必要とせず、その構成が簡潔であるので、結果的にはクリップオン眼鏡が製作し易い他、故障の虞がないことはもとより、ゴグルレンズの弾性力によりクリップオン眼鏡が取り付けられるので、従来の磁石及びばねを用いたクリップオン眼鏡に比べてより安定的にクリップオン眼鏡を取り付けることができるという効果がある。
また、ばねなどの部品が外部に露出されないので、見栄えがよいだけではなく、眼鏡フレームなし左右一体型ゴグルレンズを用いるので、形状及び大きさが異なる様々な度付きメガネに適用することができ、他方では、クリップオン眼鏡の外観を消費者の好みに応じて自由に形成することができるという効果がある。
以下、本考案の好適な実施形態によるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡の構成を図3から図9を参照して詳細に説明する。
本考案によるクリップオン眼鏡は、度付きメガネ1に脱着されるものであり、前記クリップオン眼鏡のレンズは、図3に示すように、眼鏡フレームなし左右一体型ゴグルレンズ10を用いて形成するが、前記ゴグルレンズ10は、通常のゴグルのように、度付きメガネ1に比べてその高曲率および高弾性を有する合成樹脂を用いて形成する。
また、前記ゴグルレンズ10の両側には固定具20を取り付けるが、固定具20の側面には度付きメガネ1の側面に支持される係止片21を形成し、固定具20の上側には度付きメガネ1の上側に載置される受止片22を形成することにより、ゴグルレンズ10自体の弾性力によりクリップオン眼鏡が度付きメガネ1に取り付けられる。
すなわち、図9に示すように、ゴグルレンズ10は度付きメガネ1よりも高い曲率及び弾性を有するので、クリップオン眼鏡の取り付けに際して、度付きメガネ1の両側面に固定具20の係止片21が支持されるようにゴグルレンズ10を拡開して手軽に取り付けることができるが、ゴグルレンズ10の強い弾性力が係止片21に伝わってゴグルレンズ10及び度付きメガネ1を一層強固に係合させ、このとき、受止片22はゴグルレンズ10の位置を固定する役割を果たす。
一方、前記固定具20は合成樹脂を用いて形成してゴグルレンズ10に貼着してもよいが、同図に示すように、金属製または合成樹脂製の固定具20を締め付けることが好ましいが、一実施形態として、図6に示すように、前記ゴグルレンズ10に貫通孔15を形成するとともに、固定具20には係合孔25を形成して係合ねじ30及びナット35を用いて固定具20をゴグルレンズ10に取り付けてもよく、付加的に、図7に示すように、貫通孔15を長方形に形成したり、図8に示すように、係合孔25を長方形に形成したりすることにより、固定具20の位置を調節してもよい。
また、図示はしないが、前記ゴグルレンズ10の貫通孔15及び固定具20の係合孔25は一つのみ形成しても構わなく、様々な形状及び大きさの固定具20を備えることにより互換性を極大化させることが好ましく、特に、前記固定具20を金属を用いて形成するに当たっては、度付きメガネ1と接触する固定具20の係止片21及び受止片22の部分に軟性樹脂をコーティングすることが好ましい。
以下、本考案によるゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡の作用について説明すれば、度付きメガネ1にクリップオン眼鏡を取り付けたり取り外したりする場合、ゴグルレンズ10を拡開する動作だけで手軽にクリップオン眼鏡を脱着することができるが、左右一体型ゴグルレンズ10の自体弾性力によりクリップオン眼鏡が度付きメガネ1に取り付けられるので、磁石やばねなど別途の手段を必要とせず、その構成が簡潔であるので、クリップオン眼鏡が製作し易い他、故障の虞がない。
また、ゴグルレンズ10の強い弾性力によりクリップオン眼鏡が取り付けられるので、より安定的にクリップオン眼鏡を取り付けることができ、ばねなどの部品が外部に露出されないので、見栄えがよいだけではなく、眼鏡フレームがないので、形状及び大きさが異なる様々な度付きメガネ1に適用することができ、他方では、クリップオン眼鏡の外観を消費者の好みに応じて自由に形成することができる。
1:度付きメガネ
10:ゴグルレンズ
15:貫通孔
20:固定具
21:係止片
22:受止片
25:係合孔
30:係合ねじ
30:ナット
10:ゴグルレンズ
15:貫通孔
20:固定具
21:係止片
22:受止片
25:係合孔
30:係合ねじ
30:ナット
Claims (2)
- 度付きメガネ(1)に着脱されるクリップオン眼鏡において、
前記クリップオン眼鏡のレンズは、眼鏡フレームのない左右一体型ゴグルレンズ(10)を用いて形成するが、度付きメガネ(1)に比べて高曲率及び高弾性を有する合成樹脂を用いて形成し、
前記ゴグルレンズ(10)の両側には固定具(20)を取り付けるが、固定具(20)の側面には度付きメガネ(1)の側面に支持される係止片(21)を形成し、固定具(20)の上側には度付きメガネ(1)の上側に載置される受止片(22)を形成し、
前記ゴグルレンズ(10)に貫通孔(15)を形成するとともに、固定具(20)には係合孔(25)を形成して係合ねじ(30)及びナット(35)を用いて固定具(20)をゴグルレンズ(10)に取り付けるが、前記貫通孔(15)または係合孔(25)を長方形に形成して固定具(20)の位置を調節することにより、
度付きメガネ(1)の両側面に固定具(20)の係止片(21)が支持されるようにゴグルレンズ(10)を拡開して、ゴグルレンズ(10)自体の弾性力により度付きメガネ(1)にゴグルレンズ(10)が取り付けられるとともに、形状及び大きさが異なる度付きメガネ(1)にも適用可能であることを特徴とするゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡。 - 前記固定具(20)は金属製であるが、度付きメガネ(1)と接触する固定具(20)の係止片(21)および受止片(22)に軟性樹脂をコーティングすることを特徴とする請求項1に記載のゴグルレンズを用いたクリップオン眼鏡。
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