JP3202192U - 回転工具用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさの異なる2種類のナットまたはボルト頭部を回転させることができる上に、構成が簡単で、かつ製造が容易である回転工具用ソケットを提供する。【解決手段】第1のナットまたはボルト頭部を嵌めることができる穴である収容部4が、本体部2の一端から他端に向かって形成され、第1のナットとは異なる径の第2のナットまたはボルト頭部を嵌めることができる穴である収容部28が、本体部2の他端から一端に向かって形成されている。ソケット用アダプタの基部が取り付け可能な穴である固定部14が、収容部4に続いて本体部2の他端に向かって形成されている。基部が取り付け可能な穴である第2の固定部38が、収容部28に続いて本体部2の一端に向かって形成されている。第1及び第2のナットがそれぞれ螺合したボルトの螺軸が挿通可能である連通孔42が固定部28、38間を直線状に繋いでいる。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば電動ドリルのような回転工具に取り付けて、ナットやボルト頭部を回転させるソケットに関し、特に異なる径のナットやボルト頭部に対して1台で対応可能なものに関する。
異なる径のナットやボルト頭部に対して1台で対応できるソケットとしては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1の技術では、柱状の本体の一端にソケットが設けられ、他端にドライバービット挿入口が設けられている。ソケットは、径が異なる2種類のインナーソケットとアウターソケットとを有するダブルソケットに構成されている。インナーソケットは、本体の一端に形成された穴である。この穴は、その穴の内周面に所定の大きさの第1ナットまたはボルト頭部の外周面が接触可能に形成されている。
このインナーソケットの形成部分の外周面に、この外周面に沿って摺動可能にソケット外筒が取り付けられている。このソケット外筒は、一端がインナーソケットの形成部分よりも外方に突出した状態と、一端がインナーソケット形成部分にまで後退した状態とを、採ることができる。このソケット外筒の一端は本体よりも大きく形成され、その内周面は、第1ナットまたはボルト頭部よりも大きい第2ナットまたはボルト頭部が接触可能に形成されている。このソケット外筒の一端がアウターソケットである。ソケット外筒は、その他端部の内周面にリングバネが取り付けられており、アウターソケットがインナーソケットの形成部分よりも外方に突出した状態で、リングバネが係合する第1の溝が本体に形成され、アウターソケットがインナーソケットの形成部分にまで後退した状態で、リングバネが係合する第2の溝がソケット本体に形成されている。
従って、インナーソケットでナットまたはボルト頭部を回転させる場合には、アウターソケットをインナーソケットの形成部分にまで後退させて、リングバネを第2の溝に係合させる。アウターソケットでナットまたはボルト頭部を回転させる場合には、アウターソケットをインナーソケットの形成部分よりも外方に突出させて、リングバネを第1の溝に係合させる。いずれの場合でも、ドライバービットの一端をソケット本体の他端のドライバービット挿入口に挿入し、ドライバービット挿入口から突出しているドライバービットの他端を電動工具に取り付ける。
特開2009−262242号公報
特許文献1によれば、大きさの異なるナットまたはボルト頭部を、1つのソケットによって回転させることが可能である。しかし、ソケット本体とは別に、アウターソケットが必要で、その上、ソケット本体に第1及び第2の溝を形成し、アウターソケットにリングバネを取り付けねばならず、その構成が複雑で、かつその製造が面倒であった。
本考案は、大きさの異なる2種類のナットまたはボルト頭部を回転させることができる上に、構成が簡単で、かつ製造が容易である回転工具用ソケットを提供することを目的とする。
本考案の一態様の回転工具用ソケットは、柱状の本体部を有している。この本体部の一端から前記本体部の他端側に向かって形成された穴が、第1の収容部である。第1の収容部には、第1のナットまたはボルト頭部を嵌めることが可能である。前記本体部の他端から前記本体部の一端側に向かって形成された穴が、第2の収容部である。第2の収容部には、第1のナットとは異なる径の第2のナットまたはボルト頭部を嵌めることができる。 前記第1の収容部に続いて前記本体部の他端側に向かって形成された穴が第1の固定部である。前記第2の収容部に続いて前記本体部の一端側に向かって形成された穴が第2の固定部である。第2の固定部は、第1の固定部と同一形状である。前記第1及び第2の固定部間を直線状に連通孔が繋ぎ、第1及び第2のナットがそれぞれ螺合したボルトの螺軸が連通孔に挿通可能である。
前記第1及び第2の固定部には、ソケット用アダプタの基部が取り付け可能である。ソケット用アダプタは回転工具連結部を有し、回転工具連結部は、基部に機械的に結合されている。ソケット用アダプタの基部が第1の固定部に取り付けられた状態では、第1の収容部を介して本体部の外部に突出する。ソケット用アダプタの基部が第2の固定部に取り付けられた状態では、第2の収容部を介して本体部の外部に突出する。
或いは、第1の固定部には、第1の収容部を介して外部から挿入された回転工具の先端部が取り付け可能で、第2の固定部には、第2の収容部を介して外部から挿入された回転工具の先端部が取り付け可能である。
上記の各態様のいずれかにおいて、前記第1の収容部は、前記第1のナットまたはボルト頭部に対応したほぼ多角形状の穴で、第2の収容部側に底を有するものとできる。この場合、前記第2の収容部は、前記第1のナットまたはボルト頭部に対応したほぼ多角形状の穴で、第1の収容部側に底を有している。前記第1の固定部は、前記第1の収容部の底に開口し、かつ第2の収容部側に底を有している。前記第2の固定部は、前記第2の収容部の底に開口し、かつ第1の収容部側に底を有している。前記連通孔は、前記第1及び第2の固定部の底に両端間が開口している。
前記第2の固定部に前記ソケット用アダプタが取り付けられたとき、前記第1の収容部に前記第1のナットまたはボルト頭部が収容される。ソケット用アダプタを回転工具に取り付けて、回転工具を回転させることによって、ソケット本体が回転し、第1のナットまたはボルト頭部を回転させることができ、第1ナットをボルトに取り付け、取り外しすることができたり、第1ボルト頭部を持つボルトをナットに取り付け、取り外しすることができる。
前記第2の固定部に前記ソケット用アダプタが取り付けられたとき、前記第1の収容部に前記第1のナットを収容することができる。この場合、第1のナットが螺合しているボルトに前記第1のナットより突出している部分があると、この部分は、前記第1の固定部を介して前記連通孔内に進入している。ソケット用アダプタを回転工具に取り付けて、回転工具を回転させることによって、ソケット本体が回転し、第1のナットを回転させることができ、第1ナットをボルトから取り外しすることができる。このとき、第1のナットよりもボルトが突出していても、その突出部分は、連通孔内に進入しているので、ボルトが突出しているナットでも、取り外すことができる。或いは、第1のナットを第1の収容部に収容して、このナットをボルトの先端に接触させて、回転工具をナットがボルトに螺合するように回転させると、ナットをボルトの先端よりも内側の位置まで螺合させることができる。
前記第1の固定部に前記ソケット用アダプタが取り付けられたとき、前記第2の収容部に前記第2のナットまたはボルト頭部を収容することができる。この場合、ソケット用アダプタを回転工具に取り付けて、回転工具を回転させることによって、ソケット本体が回転し、第2のナットまたはボルト頭部を回転させることができ、第2ナットをボルトに取り付け、取り外しすることができたり、第2ボルト頭部を持つボルトをナットに取り付け、取り外しすることができる。
前記第1の固定部に前記ソケット用アダプタが取り付けられたとき、前記第2の収容部に前記第2のナットを収容している。この場合、第2のナットが螺合しているボルトに前記第2のナットより突出している部分があると、この部分は、前記第2の固定部を介して前記連通孔内に進入している。ソケット用アダプタを回転工具に取り付けて、回転工具を回転させることによって、ソケット本体が回転し、第2のナットを回転させることができ、第2ナットをボルトから取り外しすることができる。このとき、第2のナットよりもボルトが突出していても、その突出部分は、連通孔内に進入しているので、ボルトが突出しているナットでも、取り外すことができる。或いは、第2ナットを第2の収容部に収容して、このナットをボルトの先端に接触させて、回転工具を第2のナットがボルトに螺合するように回転させると、第2ナットをボルトの先端よりも内側の位置まで螺合させることができる。
前記第2の固定部に外部から回転工具の先端部が挿入されて取り付けられたとき、前記第1の収容部に前記第1のナットまたはボルト頭部が収容される。回転工具を例えば手動で回転させることによって、ソケット本体が回転し、第1のナットまたはボルト頭部を回転させることができ、第1ナットをボルトに取り付け、取り外しすることができたり、第1ボルト頭部を持つボルトをナットに取り付け、取り外しすることができる。同様に、第1の固定部に外部から回転工具の先端が挿入されて取り付けられたとき、第2の収容部に前記第2のナットまたはボルト頭部が収容され、回転工具を例えば手動で回転させることによって、ソケット本体が回転し、第2のナットまたはボルト頭部を回転させることができ、第2ナットをボルトに取り付け、取り外しすることができたり、第2ボルト頭部を持つボルトをナットに取り付け、取り外しすることができる。
このように、本考案による回転工具用ソケットによれば、第1ナットまたはボルト頭部を第1の収容部に嵌め、第2の固定部に回転工具に結合されるソケット用アダプタまたは回転工具の先端部を取り付け、回転工具を回転させることによって、第1ナットまたはボルト頭部を回転させることができ、第1ナットまたはボルト頭部と大きさの異なる第2ナットまたはボルト頭部を第2の収容部に嵌め、第1の固定部にソケット用アダプタまたは回転後部の先端部を取り付けて、上記と同様にすることによって、第2ナットまたはボルト頭部を回転させることができる。即ち大きさの異なる2種類のナットまたはボルト頭部に対して1つのソケットによって対応することができる。しかも、本考案による回転工具用ソケットは、本体部に第1及び第2の収容部、第1及び第2の固定部となる穴を形成し、第1及び第2の固定部間を繋ぐ連通孔を形成した構成であるので、本体部以外の部品が不要で、その結果、構造が簡単で、しかも製造が容易である。その上、第1及び第2の固定部を繋ぐように形成した連通孔を利用することによって、ボルトの途中に取り付けられた第1または第2のナットのいずれでもボルトから外すことができるし、逆に第1または第2のナットのいずれでもボルトの途中に取り付けることもできる。
本考案の第1の実施形態の回転工具用ソケットの左側面図、縦断正面図及び右側面図である。 図1の回転工具用ソケットの第1の使用状態を示す縦断正面図である。 図1の回転工具用ソケットの第1の使用状態で使用するナットとソケット用アダプタとの正面図である。 図1の回転工具用ソケットの第2の使用状態を示す縦断正面図である。 図1の回転工具用ソケットの第1の使用状態で使用するナットの正面図である。 本考案の第2の実施形態の回転工具用ソケットの左側面図、縦断正面図及び右側面図である。
本考案の第1の実施形態の回転工具用ソケットは、図1(b)に示すように、本体部、例えばソケット本体部2を有している。ソケット本体部2は、柱状、例えば円柱状に形成されており、その一端部よりも他端部の直径が大きいものである。
このソケット本体部2の一端部、即ち直径の小さい方の端部から、ソケット本体部2の奥に向かって第1の収容部4が形成されている。第1の収容部4は、図3(a)に示す第1のナット6の外周面が、第1の収容部4の内周面にほぼ接触する六角形状の穴である。なお、第1のナット6は、多角形状、例えば六角形状のものである。第1の収容部4の中心はソケット本体部2の中心軸上にあり、奥に底8を有している。底8は、ソケット本体部2の中心軸に対して垂直である。第1の収容部4の各頂点位置には、第1のナット6のガイド溝10が、第1の収容部4の表面から底8まで、ソケット本体部2の中心軸に平行に直線状に形成されている。
第1の収容部4の底8において開口し、更に奥で開口した皿状の凹部12が本体部2内に形成されている。この皿部12よりも更に奥に向かって第1の固定部14がソケット本体部2に形成されている。第1の固定部14は、例えば図3(b)に示すソケット用アダプタ16をソケット本体部2に取り付けるためのものである。ソケット用アダプタ16は、ソケット本体部2を回転工具、例えば電動ドリルに取り付けるために使用される。
ソケット用アダプタ16は、周囲に4つの矩形の面を有する概略四角柱状の基部18を有している。ソケット用アダプタ16の基部18は、図3(a)、(b)の比較から明らかなように、第1のナット6よりも小さいものである。基部18の一端側に基部18よりも大きいが第1のナット6よりも小さい中間部20が側方に突出するように形成されている。この中間部20の一端側から回転工具連結部、例えば軸部22が側方に突出している。軸部22は、基部18及び中間部20よりも小さい径のもので、回転工具、例えば電動ドリルのチャックに取り付け可能なもので、軸部22は中間部20を介して基部18に機械的に結合されている。これら基部18、中間部20及び軸部22は、その中心軸が互いに一致している。
第1の固定部14には、このソケット用アダプタ16の基部18の周囲の4つの面が接触する4つの面が形成されている。第1の固定部14は、凹部12側で開口し、内奥に底15を有している。なお、図4に示すように、ソケット用アダプタ16の基部18を第1の固定部14に取り付けたとき、中間部20が第1の収容部4内に位置して第1の固定部14の底8に接触し、かつ軸部22が第1の収容部4からソケット本体部2の外部に突出するように、第1の収容部4の深さは決定されている。第1の固定部14の中心軸が第1の収容部4の中心軸及びソケット本体部2の中心軸と一致するように、第1の固定部14はソケット本体部2内に形成されている。
ソケット用アダプタ16の基部18の周囲の4面には、図3(b)に示すように係合部24がそれぞれ形成されている。係合部24は、第1の固定部14にソケット用アダプタ16を固定するためのものである。これら係合部24は、球体に形成されて、その一部がソケット用アダプタ16の基部18の4つの周面からそれぞれ突出している。係合部24に対してソケット用アダプタ16の基部18の中心側に力を加えると、中心側に係合部24が後退し、力を除くと、ソケット用アダプタ16の基部18の周面から外部に係合部24の一部が突出するように、係合部24は構成されている。第1の固定部14の4つの面には、各係合部24を保持可能な溝26が形成されている。第1の収容部4側からソケット用アダプタ16の基部18を第1の固定部14に挿入を開始したとき、各係合部24は第1の固定部14の4つの面に接触してソケット用アダプタ16の基部18内に後退するが、基部18が第1の固定部14の底に到達し、かつ中間部20が第1の収容部4の底8に接触したとき、各係合部24に対応する位置に各溝26が形成されているので、各係合部24はソケット用アダプタ16の基部18から突出し、各溝26内に保持され、ソケット用アダプタ16は固定される。
図1(b)、(c)に示すように、ソケット本体部2の一端部よりも直径が大きい他端側から、ソケット本体部2の奥に向かって第2の収容部28が形成されている。第2の収容部28は、図5に示す第2のナット30の外周面が、第2の収容部28の内周面に接触する六角形状の穴である。第2のナット30は、第1のナット6よりもその外径が大きい多角形状、例えば六角形状のものである。第2の収容部28の中心もソケット本体部2の中心軸上にあり、奥に底32を有している。底32も、ソケット本体部2の中心軸に対して垂直である。第2の収容部28の各頂点位置にも、第2のナット30のガイド溝34が、第2の収容部28の表面から底32までソケット本体部2の中心軸に平行に直線状に形成されている。
第2の収容部28の底32には、皿状の凹部36を介して第2の固定部38がソケット本体部2の更に奥に向かって形成されている。第2の固定部38は、図2(b)に示すように、上述したソケット用アダプタ16を取り付けるためのものであるので、第1の固定部14と同一形状に形成され、溝26と同一の溝40を有し、底15と同一の底41を有している。
第1の固定部14の底15と第2の固定部38の底41とを繋ぐように連通孔42がソケット本体部2内に形成されている。連通孔42は、第1の固定部14と第2の固定部38よりも小さい円孔で、第1の固定部14の底15と第2の固定部38の底41とで、それぞれ開口している。但し、図3(a)に示す第1のナット6が螺合しているボルトの螺軸44及び図5に示す第2のナット30が螺合しているボルトの螺軸46が挿通可能な大きさに形成されている。
このように構成された回転工具用ソケットを利用して、例えば図3(a)に示すようにボルトの螺軸44に螺合し、しかも第1のナット6よりも螺軸44が突出している第1のナット6を、螺軸44から外す場合、図3(b)に示すソケット用アダプタ16を図2に示すよう第2の固定部38に取り付け、軸部22を電動ドリルのチャックに取り付ける。或いは、軸部22を電動ドリルのチャックに取り付けた後、ソケット用アダプタ16の基部18を回転工具用ソケットの第2の固定部38に取り付ける。そして、この回転工具用ソケットを取り付けた電動ドリルを作業員が手で持って、第1のナット6よりも突出している螺軸44を第1の収容部4、第1の固定部14を介して連通孔42内に挿入させ、第1のナット6をガイド溝10を利用して第1の収容部4内に、図2に示すように収容する。そして電動ドリルを第1のナット6がボルトの螺軸44から外れる方向に回転させることによって、回転工具用ソケットが回転して、第1のナット6がボルトの螺軸44から外れる。
なお、ボルトの螺軸44に第1のナット6を取り付ける場合には、上述したのと同様にソケット用アダプタ16を電動ドリルに取り付けた後、第1の収容部4内にナット6を収容し、それのねじ孔をボルトの螺軸44に一致させて、上述したのと反対方向に回転工具用ソケットを回転させればよい。
第1の収容部4内に収容できる頭部を持つボルトを図示していないナットに取り付け及び取り外しする場合も、ボルトの頭部を第1の収容部4内に収容させて、上述したのと同様に行えばよい。
また、例えば図5に示すように第1のナット6よりも大きい第2のナット30であって、ボルトの螺軸46に螺合し、しかも、螺軸46が突出している第2のナット30を螺軸46から外す場合、図3(b)に示すソケット用アダプタ16を図4に示すよう第1の固定部14に取り付け、ソケット用アダプタ16の軸部22を電動ドリルのチャックに取り付ける。或いは、軸部22を電動ドリルのチャックに取り付けた後に、ソケット用アダプタ16の基部18を第1の固定部14に取り付ける。そして、この回転工具用ソケットを取り付けた電動ドリルを作業員が手で持って、第2のナット30よりも突出している螺軸46を第2の収容部28、第2の固定部38を介して連通孔42内に挿入させ、第2のナット30をガイド溝34を利用して第2の収容部28内に、収容する。そして電動ドリルを第2のナット30がボルトの螺軸46から外れる方向に回転させることによって、回転工具用ソケットが回転して、第2のナット30がボルトの螺軸46から外れる。
なお、ボルトの螺軸46に第2のナット30を取り付ける場合には、上述したのと同様にソケット用アダプタ16を第1の固定部14に取り付けた後、第2の収容部28内に第2のナット30を収容し、それのねじ孔をボルトの螺軸46に一致させて、上述したのと反対方向に回転工具用ソケットを回転させればよい。
第2の収容部28内に収容できる頭部を持つボルトを図示していないナットに取り付け、取り外しする場合も、ボルトの頭部を第2の収容部28内に収容させて、上述したのと同様に行えばよい。
この回転工具用ソケットでは、ソケット本体部2の一端にナット6用の第1の収容部4を形成し、ソケット本体部2の他端に第1のナット6よりも大きい第2のナット30用の第2の収容部28を形成しているので、大きさの異なる第1及び第2のナット6、30に対して1台の回転工具用ソケットで対応することができる。しかも、第1の収容部4に第1のナット6を収容しているときには、回転工具用ソケットを回転させるためのソケット用アダプタ16の軸部22は、第2の収容部28に続いてソケット本体部2の内部に形成した第2の固定部38を利用して、ソケット本体部2の第2の収容部28からソケット本体部2の外部に突出し、第2の収容部28に第2のナット30を収容しているときには、ソケット用アダプタ16の軸部22は、第1の収容部4に続いてソケット本体部2の内部に形成した第1の固定部14を利用して、ソケット本体部2の第1の収容部4からソケット本体部2の外部に突出するので、ソケット本体部2に第1及び第2の収容部4、28、第1及び第2の固定部14、38を穴として形成すればよく、ソケット本体部2以外の部品が不要で、回転工具用ソケットの構成を簡略化できる上に、回転工具用ソケットの製造が容易になる。しかも、これら第1及び第2の固定部14、38間に連通孔42を形成してあるので、第1及び第2のナット6、30からボルトの螺軸44、46が突出している状態でも、その突出部分を連通孔42内に導入することによって、第1及び第2のナット6、30を回転させることができる。
第2の実施形態の回転工具用ソケットは、図6(a)、(b)、(c)に示すように、第1収容部4aが、第1の実施形態の回転工具用ソケットの第1収容部4と異なり、大きいもので、第1の実施形態の回転工具用ソケットの第1収容部4に収容されるナットまたはボルト頭部よりも大きいナットまたはボルト頭部が収容されるものである。第1の収容部4aが大きいので、第1の収容部4aが形成されているソケット本体部2の一端の方が、第2の収容部28が形成されている他端よりも直径が大きく形成されている。第1の実施形態の第1の収容部及びそれに関連する構成要素に対応するものには、第1の収容部及びそれに関連する構成要素に付した符号の末尾に符号aを付して、その説明を省略する。なお、第1及び第2の固定部14、38を繋ぐ連通孔42aは、第1及び第2の固定部14、38よりも大きく形成されている。
第2の実施形態の回転工具用ソケットも、第1の実施形態の回転工具用ソケットと同様に使用することができるので、詳細な説明は省略する。
第1及び第2の実施形態では、第1及び第2の固定部14、38には、ソケット用アダプタ16の基部18を取り付けて、軸部22を電動ドリルのチャックに取り付けたが、この他に、例えば手動の工具であって、第1及び第2の固定部14、38に嵌め込むことが可能な先端部を有するものを準備し、その先端部を第1の固定部14または第2の固定部38に嵌め込み、その手動の工具を回転させることによってナットまたはボルト頭部を回転させることもできる。
第2の実施形態では、第1の収容部4aのみを第1の実施形態の第1の収容部4と異なった大きさとして、第2の収容部28は第1及び第2の実施形態いずれでも、同一の大きさとしたが、第2の実施形態の第2の収容部を、第1の実施形態の第2の収容部28と異なる大きさ、例えば第1の実施形態の第2の収容部28よりも大きい大きさまたは小さい大きさとすることもできる。
第1及び第2の実施形態では、本体部2は、円柱状としたが、これに限ったものではなく、例えば角柱状とすることもできる。第1及び第2の実施形態では、第1及び第2の収容部4、4a、28は、六角形状の穴としたが、これらに収容するナットまたはボルト頭部が四角形状の場合には四角形状の穴に形成され、ナットまたはボルト頭部が十二角形状のものであるときには十二角形状の穴に形成される。第1及び第2の実施形態では、第1及び第2の固定部14、38は、角型の穴としたが、これに限ったものではなく、使用するソケット用アダプタの形状または使用する手動の工具の先端部の形状に対応した形状とすることができ、例えばソケット用アダプタまたは手動の工具の先端部が円柱状であれば、これに対応した円形の穴とすることができる。また第1及び第2の実施形態では、連通孔42、42aを円孔としたが、これに限ったものではなく、ボルトが挿通可能であれば他の形状でもよく、例えば角孔とすることもできる。第1及び第2の実施形態では、ソケット用アダプタ16は、基部18に中間部20を介して軸部22が規定的に結合されたものを示したが、中間部20を除去し、軸部22が基部18に直接に機械的に結合されたものとすることもできる。但し、軸部22が第1及び第2の収容部4、28から突出するように軸部22の長さは延長される。
2 ソケット本体部
4 4a 第1の収容部
14 第1の固定部
16 ソケット用アダプタ
18 基部
20 軸部(回転工具連結部)
28 第2の収容部
38 第2の固定部
42 42a 連通孔

Claims (4)

  1. 柱状の本体部の一端から前記本体部の他端に向かって形成された穴であって、第1のナットまたはボルト頭部を嵌めることが可能な第1の収容部と、
    前記本体部の他端から前記本体部の一端側に向かって形成された穴であって、第1のナットとは異なる径の第2のナットまたはボルト頭部を嵌めることが可能な第2の収容部と、
    前記第1の収容部に続いて前記本体部の他端に向かって形成された穴であって、回転工具取付用の第1の固定部と、
    前記第2の収容部に続いて前記本体部の一端側に向かって形成された穴であって、前記第1の固定部と同一形状の第2の固定部と、
    前記第1及び第2の固定部間を直線状に繋ぎ、第1及び第2のナットがそれぞれ螺合したボルトの螺軸が挿通可能な連通孔とを、
    有する回転工具用ソケット。
  2. 請求項1記載の回転工具用ソケットにおいて、前記第1及び第2の固定部は、ソケット用アダプタの基部が取り付け可能に構成され、前記ソケット用アダプタは、前記基部に機械的に結合された回転工具連結部を有し、前記基部が第1の固定部に取り付けられた状態で前記回転工具連結部が第1の収容部を介して前記本体部の外部に突出し、前記基部が第2の固定部に取り付けられた状態で前記回転工具連結部が第2の収容部を介して前記本体部の外部に突出する回転工具用ソケット。
  3. 請求項1記載の回転工具用ソケットにおいて、前記第1の固定部は、前記第1の収容部を介して外部から挿入された回転工具の先端部が取り付け可能に構成され、前記第2の固定部は、前記第2の収容部を介して外部から挿入された回転工具の先端部が取り付け可能に構成されている回転工具用ソケット。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載の回転工具用ソケットにおいて、
    前記第1の収容部は、前記第1のナットまたはボルト頭部に対応したほぼ多角形状の穴で、第2の収容部側に底を有し、
    前記第2の収容部は、前記第2のナットまたはボルト頭部に対応したほぼ多角形状の穴で、第1の収容部側に底を有し、
    前記第1の固定部は、前記第1の収容部の底に開口し、かつ第2の収容部側に底を有し、
    前記第2の固定部は、前記第2の収容部の底に開口し、かつ第1の収容部側に底を有し、
    前記連通孔は、前記第1及び第2の固定部の底に両端間が開口している
    回転工具用ソケット。
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