JP3202159U - コンクリートブロック - Google Patents

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石井 克侑
克侑 石井
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太陽セメント工業株式会社
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Abstract

【課題】軽量化のためにフェイスシェルを薄肉化したとしても、目地材の施工状態を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができるコンクリートブロックを提供する。【解決手段】水平方向に対向配置される一対のフェイスシェル11(21)と、これらフェイスシェル11(21)の内側表面同士を接続するウェブ12(22)とを備えてなる建築用のコンクリートブロック4(5)において、フェイスシェル11(21)の上部に、フェイスシェル11(21)の内側表面から突出され、目地モルタル37を受ける目地材受け面40(50)を有する内向き張出部41(51)を形成する。【選択図】図3

Description

本考案は、例えば、ブロック塀や建物の壁体等の躯体を構築するのに用いられて好適な建築用のコンクリートブロックに関し、特に、フェイスシェルの上下の肉厚が異なるコンクリートブロックに関するものである。
従来、建築用のコンクリートブロックを用いて構築される、例えば、ブロック塀においては、縦筋と称される鉄筋と横筋と称される鉄筋とが縦横に所定間隔で組み込まれるとともに、上下左右のコンクリートブロックが目地材(目地モルタル)で接合されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、建築用のコンクリートブロックとしては、縦筋用のコンクリートブロックと横筋用のコンクリートブロックとがある。
実用新案登録第3143918号公報
図4(a)に示されるように、縦筋用のコンクリートブロック101におけるフェイスシェル102及び横筋用のコンクリートブロック103におけるフェイスシェル104のそれぞれの内側面には、製造時の脱型の容易化等の理由でフェイスシェル102,104の上下の肉厚に差(2〜3mm程度)が生じるようなテーパーが付されており、このようにフェイスシェル102,104の肉厚が上下で異なる場合、水平目地のモルタル塗布と組積の安定性をよくするため、フェイスシェル102,104の肉厚が大きい方を上にして目地材105を介して積むようにしている。
ところで、施工性向上等の理由からコンクリートブロックの軽量化が望まれており、コンクリートブロックの軽量化の方法としては、例えば、(1)形状はそのままで使用材料を重量骨材から軽量骨材に変更するという方法や、(2)フェイスシェルの肉厚を薄くするという方法などが挙げられる。
上記(1)の軽量骨材の使用による軽量化では、次のような問題点がある。
すなわち、軽量骨材は、非造粒型がほとんどで、その特性として多孔質であるとともに連結気泡となっているので吸水率が非常に高い。
このため、軽量骨材の物性(吸水率が高い)によってコンクリートブロック自体の吸水率が高くなり、吸水率が高いコンクリートブロックを屋外で使用すると、内部まで水分が浸透し、鉄筋が発錆して、耐久性のない構造物になる。
上記(2)のフェイスシェルの肉厚を薄くすることによる軽量化では、図4(a)に示されるコンクリートブロック101,103におけるフェイスシェル102,104の肉厚を薄くした態様例を表わした図4(b)に示されるように、フェイスシェル102´,104´上の目地材105´が組積時に内部にはみ出して落下しやすい状態になり、目地材105´の施工状態を良好に保つことができないという問題点がある。
また、このような状態で外部から目地材105´の表面を押え込む作業である目地刷りを更に行うと、内部側に押し込まれた目地材105´がフェイスシェル102´,104´上に留まることができずに落下してしまい、目地材105´の密度を高めることができず、ブロック相互間の接着強度を十分に確保することができないとう問題点がある。
本考案は、上記従来のコンクリートブロックの有する問題点に鑑み、軽量化のためにフェイスシェルを薄肉化したとしても、目地材の施工状態を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができるコンクリートブロックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のコンクリートブロックは、水平方向に対向配置される一対のフェイスシェルと、これらフェイスシェルの内側表面同士を接続するウェブとを備えてなる建築用のコンクリートブロックにおいて、フェイスシェルの上部に、フェイスシェルの内側表面から突出され、目地材を受ける目地材受け面を有する内向き張出部を形成することを特徴とする。
この場合において、フェイスシェルにおける内向き張出部を含む上部の厚み寸法を25〜30mmにするとともに、フェイスシェルにおける下部から上部手前までの部分の厚み寸法を12〜18mmにすることができる。
本考案のコンクリートブロックによれば、フェイスシェルの上部に、フェイスシェルの内側表面から突出され、目地材を受ける目地材受け面を有する内向き張出部を形成することによって、組積時にフェイスシェル上から内部側に向かってはみ出そうとする目地材が内向き張出部で受け止められるので、組積時にフェイスシェル上の目地材がはみ出して内部に落下するのを防ぐことができるとともに、外部から目地材の表面を押え込む作業である目地刷りを行っても、内部側に押し込まれた目地材が目地材受け面上に留まって盛上り、押込力が目地材に効果的に作用して、目地材の密度を高めることができる。
したがって、軽量化のためにフェイスシェルを薄肉化したとしても、目地材の施工性を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができる。
また、フェイスシェルにおける内向き張出部を含む上部の厚み寸法を25〜30mmにするとともに、フェイスシェルにおける下部から上部手前までの部分の厚み寸法を12〜18mmにすることにより、目地材の施工性を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができ、加えて大幅な軽量化を達成することができるコンクリートブロックを得ることができる。
本考案の一実施形態に係るコンクリートブロックを用いて構築されたブロック塀の構造を示す図で、一部を破断して表わす要部斜視図である。 同コンクリートブロックを示す図で、(a)は縦筋用のコンクリートブロックの平面図、(b)は横筋用のコンクリートブロックの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 従来技術の説明図で、(a)はフェイスシェルの肉厚が上下で異なる従来のコンクリートブロックの組積状態を示す要部断面図、(b)は薄肉軽量化された従来のコンクリートブロックの組積状態を示す要部断面図である。
次に、本考案のコンクリートブロックの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示されるブロック塀1は、横方向に所定間隔で縦筋2が立設された基礎3上に、所要の縦筋用のコンクリートブロック4及び横筋用のコンクリートブロック5が積み上げられて構成されている。
図2(a)に示されるように、縦筋用のコンクリートブロック4は、水平方向に対向配置される矩形板状の一対のフェイスシェル11と、これらフェイスシェル11の内側表面同士を接続する複数のウェブ12とを備え、複数のウェブ12の間に、上下方向に開放された複数の空洞13が形成されるとともに、両側(又は片側)に縦溝14が形成されてなるものである。
図2(b)に示されるように、横筋用のコンクリートブロック5は、水平方向に対向配置される矩形板状の一対のフェイスシェル21と、これらフェイスシェル21の内側表面同士を接続する複数のウェブ22とを備え、複数のウェブ22の間に、上方が閉鎖される一方で下方に開放された複数の空洞23が形成されるとともに、両側(又は片側)に縦溝24が、上側に横溝25がそれぞれ形成されてなるものである。
図1に示されるように、ブロック塀1においては、隣接する縦筋用のコンクリートブロック4の互いに対向する縦溝14(図2(a)参照)によって縦貫通穴30が形成され、縦筋2を内包する縦貫通穴30及び縦筋2を内包していない縦貫通穴30のいずれにも充填モルタル31が詰め込まれている。
また、所定段数以内毎に積まれる横筋用のコンクリートブロック5の横溝25(図2(b)参照)の内部に横筋35が配され、横筋35を包み込むように充填モルタル36が横溝25の内部に詰め込まれている。
図3に示されるように、縦筋用のコンクリートブロック4におけるフェイスシェル11の上部には、フェイスシェル11の内側表面から突出され、目地モルタル(目地材)37を受ける目地材受け面40を有する内向き張出部41が形成されている。
同様に、横筋用のコンクリートブロック5におけるフェイスシェル21の上部にも、フェイスシェル21の内側表面から突出され、目地モルタル37を受ける目地材受け面50を有する内向き張出部51が形成されている。
なお、図3においては、説明の都合上、横筋35や充填モルタル36は図示省略している。
内向き張出部41,51を含むフェイスシェル11,21の上部の厚み寸法W1,W2は、従来のコンクリートブロックと同様に25〜30mmとされ、フェイスシェル11,21における下部から上部手前(内向き張出部41,51の手前)までの部分の厚み寸法W3,W4は、12〜18mmとされて従来のコンクリートブロックの48〜60%程度の肉厚にされている。
このように、フェイスシェル11,21は、上部だけが厚く、その他の部位が薄肉化された形状に形成されており、こうすることによって、目地モルタル37の施工状態を良好に保ちつつ必要な接着強度を確保し、かつ大幅な軽量化を達成するようにしている。
なお、図2(a)及び(b)に示されるように、ウェブ12,22の厚み寸法W5,W6もフェイスシェル11,21の薄肉部分と同様に、12〜18mmとされて従来のコンクリートブロックの48〜60%程度の肉厚にされ、更なる軽量化を図っている。
コンクリートブロック4,5は、セメントや重量骨材等を用いて公知の製造方法によって製造され、軽量骨材を使用せずに密実なものとして、強度や防水性、耐久性を向上させ、基本的な物理的性質(規格要求内容)をクリアしている。
コンクリートブロック4,5は、上述したように、フェイスシェル11,21の上部の厚み寸法W1,W2が25〜30mmで、フェイスシェル11,21の下部を含む薄肉化された部分の厚み寸法W3,W4が12〜18mmであり、フェイスシェル11,21の肉厚が上下で異なるので、水平目地のモルタル塗布と組積の安定性をよくするため、フェイスシェル11,21の肉厚が大きい方を上にして目地モルタル37を介して積むようにしている。
以上に述べたように構成されるコンクリートブロック4,5によれば、フェイスシェル11,21の上部に、フェイスシェル11,21の内側表面から突出され、目地材を受ける目地材受け面40,50を有する内向き張出部41,51を形成することによって、組積時にフェイスシェル11,21上から内部側に向かってはみ出そうとする目地モルタル37が内向き張出部41,51で受け止められるので、組積時にフェイスシェル11,21上の目地モルタル37がはみ出して内部に落下するのを防ぐことができるとともに、外部から目地モルタル37の表面を押え込む作業である目地刷りを行っても、内部側に押し込まれた目地モルタル37が目地材受け面40,50上に留まって盛上り、押込力が目地モルタル37に効果的に作用して、目地モルタル37の密度を高めることができる。
したがって、軽量化のためにフェイスシェル11,21を薄肉化したとしても、目地モルタル37の施工性を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができる。
また、フェイスシェル11,21における内向き張出部41,51を含む上部の厚み寸法W1,W2を25〜30mmとし、フェイスシェル11,21における下部から上部手前までの部分の厚み寸法W3,W4を12〜18mmにすることにより、目地モルタル37の施工性を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができ、加えて大幅な軽量化を達成することができる。
以上、本考案のコンクリートブロックについて、一実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案のコンクリートブロックは、軽量化のためにフェイスシェルを薄肉化したとしても、目地材の施工性を良好に保つことができるとともに、必要な接着強度を確保することができるという特性を有していることから、例えば、ブロック塀や建物の壁体等の躯体を構築する用途に好適に用いることができ、産業上の利用可能性が大である。
1 ブロック塀
4,5 コンクリートブロック
11,21 フェイスシェル
12,22 ウェブ
37 目地モルタル(目地材)
40,50 目地材受け面
41,51 内向き張出部

Claims (2)

  1. 水平方向に対向配置される一対のフェイスシェルと、これらフェイスシェルの内側表面同士を接続するウェブとを備えてなる建築用のコンクリートブロックにおいて、フェイスシェルの上部に、フェイスシェルの内側表面から突出され、目地材を受ける目地材受け面を有する内向き張出部を形成することを特徴とするコンクリートブロック。
  2. フェイスシェルにおける内向き張出部を含む上部の厚み寸法を25〜30mmにするとともに、フェイスシェルにおける下部から上部手前までの部分の厚み寸法を12〜18mmにすることを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロック。
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