JP3202078U - コーヒーフィルター - Google Patents

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高信 石川
高信 石川
石川 博美
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Abstract

【課題】一つ穴タイプのコーヒードリッパーに対しても、簡単でかつきれいに嵌るコーヒーフィルターを提供する。【解決手段】略方形の第1フィルター部材2と、第1フィルター部材2と対向して対になる第2フィルター部材3と、を備え、第1フィルター部材2および第2フィルター部材3のそれぞれは、略方形の4辺である第1端部4、第2端部5、第3端部6および第4端部7を有し、第1フィルター部材2および第2フィルター部材3の第1端部4および第2端部5のそれぞれが接合されており、第3端部6および第4端部7は、解放されており、第1端部4および第2端部5は略方形において隣接しており、第3端部6および第4端部7は、略方形において隣接しており、第1フィルター部材2の第3端部6および第4端部7と、第2フィルター部材3の第3端部6および第4端部7が広げられることで、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間8が形成可能である。【選択図】図2

Description

本考案は、コーヒードリッパーに使用されるコーヒーフィルターであって、コーヒードリッパーの形状と構造に最適であるコーヒーフィルターを提供することを目的とする。
我が国を始め、多くの国おいてコーヒーは人々に愛飲されている。朝食の際、昼食後、休憩時間、眠気防止、談話の際など、様々なシチュエーションで、人々はコーヒーを飲む。ここで、人々に愛飲されているコーヒーには、大きく2種類がある。コーヒーの豆を焙煎して所定の粉末に挽いたものを、種々の方法でドリップして抽出されるコーヒーと、コーヒー抽出物を人工的な粉末としたいわゆるインスタントコーヒーとである。
後者のインスタントコーヒーは、人工的な粉末をお湯で溶かして使用される。このため、非常に気軽である。しかしながら、インスタントコーヒーの改良が進んでいるとはいえ、その手軽さと簡単さを優先している関係から、味としては不十分であることも多い。このため、焙煎されたコーヒー豆の粉末を、コーヒードリッパーを使用してコーヒーを抽出するいわゆるレギュラーコーヒーの需要もまだまだ高い。
このように、焙煎後に挽かれたコーヒー豆の粉末を用いてコーヒーを抽出するレギュラーコーヒーにおいては、種々の手段が用いられる。
例えば、ネルドリップ方式の場合には、布でできたネルにコーヒー豆粉末が投入されて、お湯が注がれる。お湯が注がれることで、ネルの下からコーヒー液が抽出される。ネルは、円錐に近い形状を有しており、下側が狭まっていく形状により、この狭まっている下側にお湯が集中して、コーヒー液が滴下される。この滴下が続くことで、飲用のためのコーヒーが用意される。
あるいは、不織布や紙製のコーヒーフィルターとコーヒードリッパーに組み合わせて、コーヒーが抽出されることもある。樹脂や陶器でできているコーヒードリッパーがコーヒーカップやコーヒーサーバーの上に設置される。コーヒードリッパーは、上部開口部から下側に向けて狭まっていく空間を有しており、この空間に不織布や紙製のコーヒーフィルターが挿入される。
このコーヒーフィルター内部に挽かれたコーヒー豆粉末が投入される。このコーヒー豆粉末の上からお湯が注がれて、コーヒー液が抽出される。ここで、コーヒードリッパーの底面には、単数もしくは複数の孔が空いており、この孔から抽出されたコーヒー液が滴下する。この滴下によって、飲用のコーヒーが抽出される。
ここで、ネルの場合には、保管や保存などの手間が掛かったり、使用の度に洗わなければならなかったりする問題がある。また、使用時には、手でネルを持ってお湯を注ぐ必要があるので、一般の人が家庭用などで使用する場合には、不便が多い。
これに対して、コーヒードリッパーにコーヒーフィルターを設置してコーヒーを抽出する場合には、コーヒーカップやコーヒーサーバーの上に設置した状態で使用できるので、容易である。また、コーヒーフィルターは使い捨てであるので、保管や洗浄などの手間が無く、一般の人でも使用しやすいメリットがある。
このため、コーヒー豆粉末を使用してレギュラーコーヒーを飲む場合には、コーヒードリッパーとコーヒーフィルターの組み合わせが使用されることが多い。このような状況で、使い捨てで使用される不織布や紙製のコーヒーフィルターが、様々に提供されている。コーヒーフィルターの使い勝手を向上させるための技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−253700号公報
特許文献1は、日常的に使われるコーヒーフィルターにおいて通水濾過性シート材料からなるペーパーフィルター本体と、この本体の内面又は外面、若しくは両面の目盛りの位置に型押し、もしくはエンボス加工により凹凸を入れることにより目盛りを付けた目盛り付きコーヒーフィルターを開示する。
特許文献1のコーヒーフィルターは、一般的なコーヒードリッパーに挿入して使用される。特許文献1のコーヒーフィルターは、メモリを付与している以外は、一般的に使用されるコーヒーフィルターの形状や構造を有している。
ここで、従来においては、底面に3つの孔が空いているコーヒードリッパーが多く使用されていた。3つの孔が空いているタイプの方が、ドリップ速度が速いあるいはコーヒーフィルター内部のコーヒー豆粉末からの抽出が均一化されるなどの効果があるイメージがある。
このため、従来のコーヒーフィルターは、図8のように底部が直線的に閉じられた台形形状を有していることが多い。このような形状により、3つ孔タイプのコーヒードリッパーに最適に使用されるからである。図8は、従来技術の台形形状のコーヒーフィルターの正面図である。
また、従来のコーヒードリッパーは、扇形(底部が鈍角となる)を有していることが多い。これも3つ孔タイプのコーヒードリッパーに最適に使用されるために、底部が鈍角となる扇形の方がよいからである。
また、特許文献1の図にもあるように、従来のコーヒーフィルターは、側面に綴じ代があり、これを折り曲げてからコーヒードリッパーに挿入して使用する必要があった。これは、従来のコーヒーフィルターの製造工程の都合上、側面に綴じ代が形成されてしまうことによる。この綴じ代は、コーヒーフィルターの内部空間を形成する際の邪魔となるので、これを外側で折り曲げてから内部を膨らませて、コーヒードリッパー内部に挿入する必要があった。
一方で、近年は、3つ孔タイプのコーヒードリッパーから底部に一つの孔が空いた一つ穴タイプのコーヒードリッパーが流行するようになっている。一つ穴タイプのコーヒードリッパーは、コーヒーフィルターでの抽出を、一か所かつ中央に集中させることができる。この集中によって、コーヒー豆粉末の美味しいところだけを集中して抽出できるメリットがあるからである。
このような一つ穴タイプのコーヒードリッパーは、底部の幅が3つ孔タイプに比較して狭いので、3つ孔タイプのコーヒードリッパーより内部空間がよりスマートである。すなわち、底部が直角に近い円錐形を有している。このため、側面から見ると、3つ孔タイプのコーヒードリッパーは、底部が鈍角である扇形形状を有しており、一つ穴タイプのコーヒードリッパーは、底部が直角である直角三角形形状を有している。更には、一つ穴ドリッパーの底部は、直線部をほぼ有していない状態である。
このような一つ穴タイプのコーヒードリッパーに使用する場合に、図 に示されるような底部に直線部のある台形型コーヒーフィルターは、挿入しにくい問題がある。底部の直線部が、一つ穴タイプのコーヒードリッパーの底部に引っかかって、孔とコーヒーフィルターの底部との間に空間が生じてしまう問題がある。
これを防止するために、台形型のコーヒーフィルターの側面を折り曲げて、底部の直線部を生じさせないようにして、コーヒードリッパーに挿入する必要がある。これは、作業が面倒であるだけでなく、コーヒーフィルターに投入されているコーヒー豆粉末からのコーヒー液の抽出が不十分となる問題もある。
また、台形型コーヒーフィルターは鈍角の扇形形状を有しているので、直角の円錐形状の一つ穴タイプのコーヒードリッパーに取り付けにくい問題もある。更には、上述したように、側面の綴じ代が邪魔である問題もある。これらのように、コーヒードリッパーの内部空間形状との不整合により、台形型のコーヒーフィルターは使用感やおいしくコーヒーを抽出することについて不具合があった。これは、特許文献1のような円錐形ではあるが、扇形や側面の綴じ代がある場合でも同様である。
このように従来技術のコーヒーフィルターは、底部に直線部があること、扇形形状を有していること、側面に綴じ代があることで、一つ穴タイプのコーヒードリッパーに取り付けるのが面倒であったり適していなかったりする問題を有していた。
図9は、従来技術のコーヒーフィルターを一つ穴タイプのコーヒードリッパーに装着した状態を示す側面図である。一つ穴タイプのコーヒードリッパーは直角三角形に近い側面形状を有している。これに対して、扇形形状を有しているコーヒーフィルターは、取付け時にきれいに嵌らない。更には、底部に直線部を有するコーヒーフィルターであることで、コーヒードリッパーに対して底部がきれいに合わない。もちろん、綴じ代である側面を最初に折りたたむ必要がある。
本考案は、これらの問題に鑑み、一つ穴タイプのコーヒードリッパーに対しても、簡単でかつきれいに嵌るコーヒーフィルターを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本考案のコーヒーフィルターは、略方形の第1フィルター部材と、
第1フィルター部材と対向して対になる第2フィルター部材と、を備え、
第1フィルター部材および第2フィルター部材のそれぞれは、略方形の4辺である第1端部、第2端部、第3端部および第4端部を有し、
第1フィルター部材および第2フィルター部材の第1端部および第2端部のそれぞれが接合されており、
第3端部および第4端部は、解放されており、
第1端部および第2端部は略方形において隣接しており、第3端部および第4端部は、略方形において隣接しており、
第1フィルター部材の第3端部および第4端部と、第2フィルター部材の第3端部および第4端部が広げられることで、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間が形成可能であり、
内部空間が形成される際には、接合している第1端部および第2端部が底部となる。
本考案のコーヒーフィルターは、側面に綴じ代が無いことで、使用時に側面を折り曲げるなどの手間が不要である。このため、コーヒードリッパーにすぐに装着して使用することができる。
また、本考案のコーヒーフィルターは、底部に直線部を有していないので、一つ穴タイプのコーヒードリッパーであっても、きれいに嵌めることができ、装着状態が適切である。同様に、底部が略直角なので、やはり一つ穴タイプのコーヒードリッパーにきれいに嵌めることができる。この結果、コーヒードリッパーとコーヒーフィルターとの間に大きな隙間が生じにくく、お湯を注いでコーヒーを抽出するにあたり、よりおいしいコーヒーを抽出することができる。
また、コーヒードリッパーに装着された際に、上方の2辺が大きく開口しつつ、その端部が上方に延伸している。このため、これら2つの端部をつかんでコーヒーフィルターをコーヒードリッパーから取り出すことが、簡単にできる。このため、コーヒーの抽出が終わった後のコーヒーフィルターをつまんで簡単に捨てることもできる。
本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの側面図である。 本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの斜視図である。 本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの上面図である。 本考案の実施の形態1におけるコーヒードリッパーにコーヒーフィルターを取り付けた状態を示す側面図である。 本考案の実施の形態1におけるコーヒードリッパーからコーヒーフィルターを取り出す状態を示す模式図である。 本考案の実施の形態2における底部を折り曲げ可能としたコーヒーフィルター1の正面図である。 本考案の実施の形態2における底部を折り曲げた状態のコーヒーフィルターの正面図である。 従来技術の台形形状のコーヒーフィルターの正面図である。 従来技術のコーヒーフィルターを一つ穴タイプのコーヒードリッパーに装着した状態を示す側面図である。
本考案の第1の考案に係るコーヒーフィルターは、略方形の第1フィルター部材と、
第1フィルター部材と対向して対になる第2フィルター部材と、を備え、
第1フィルター部材および第2フィルター部材のそれぞれは、略方形の4辺である第1端部、第2端部、第3端部および第4端部を有し、
第1フィルター部材および第2フィルター部材の第1端部および第2端部のそれぞれが接合されており、
第3端部および第4端部は、解放されており、
第1端部および第2端部は略方形において隣接しており、第3端部および第4端部は、略方形において隣接しており、
第1フィルター部材の第3端部および第4端部と、第2フィルター部材の第3端部および第4端部が広げられることで、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間が形成可能であり、
内部空間が形成される際には、接合している第1端部および第2端部が底部となる。
この構成により、一つ穴タイプのコーヒードリッパーにも最適に取り付けることができる。
本考案の第2の考案に係るコーヒーフィルターでは、第1の考案に加えて、第1端部および第2端部は、その端面で接合されている。
この構成により、綴じ代が生じず、使用前に折り曲げるなどの手間が省ける。
本考案の第3の考案に係るコーヒーフィルターでは、第1または第2の考案に加えて、第1端部および第2端部の交差部分は、略直角である。
この構成により、スリムで円錐形状の挿入空間を有する一つ穴タイプのコーヒーフィルターにも取り付けやすい。
本考案の第4の考案に係るコーヒーフィルターでは、第1から第4のいずれかの考案に加えて、第1フィルター部材および第2フィルター部材のそれぞれは、略直角を有する。
この構成により、スリムで円錐形状の挿入空間を有する一つ穴タイプのコーヒーフィルターにも取り付けやすい。
本考案の第5の考案に係るコーヒーフィルターでは、第1から第4のいずれかの考案に加えて、第3端部と第4端部の交差部分のそれぞれは、第1フィルター部材および第2フィルター部材のそれぞれで把持されることが可能である。
この構成により、使用者は、簡単にコーヒーフィルターを開いてコーヒードリッパーに取り付けることができる。
本考案の第6の考案に係るコーヒーフィルターでは、第5の考案に加えて、第3端部と第4端部の交差部分のそれぞれが把持されて広げられることで、内部空間が形成される。
この構成により、コーヒー豆粉末を入れることができる。
本考案の第7の考案に係るコーヒーフィルターでは、第5または第6の考案に加えて、第3端部と第4端部の交差部分のそれぞれが把持されることで、使用後にコーヒードリッパーから取り出し可能である。
この構成により、使用後に簡単に捨てることができる。しかも周りを汚しにくい。
本考案の第8の考案に係るコーヒーフィルターでは、第1から第7のいずれかの考案に加えて、コーヒードリッパーの底面が直線部を有する場合には、第1端部と第2端部の交差部分が、直線部に合わせて折り曲げ可能である。
この構成により、様々な形状を有するコーヒードリッパーに合わせた仕様が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(全外概要)
図1は、本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの側面図である。コーヒーフィルター1は、第1フィルター部材2、第2フィルター部材3を備える。第1フィルター部材2は、略方形を有している。第2フィルター部材3は、第1フィルター部材2と対向してついになる。このため、第2フィルター部材3は、第1フィルター部材2と同様に略方形を有していればよい。更にいえば、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3のそれぞれは、同等の形状を有していることが適当である。
第1フィルター部材2および第2フィルター部材3のそれぞれは、略方形を有している(角部に丸みやRが備わっていたり、各辺である端部が曲線などを有していたりすることを除外するものではない)。このため、第1フィルター部材2および第2フィルター部材3のそれぞれは、4つの辺である、第1端部4、第2端部5、第3端部6、第4端部7を有している。
すなわち、第1フィルター部材2および第2フィルター部材3のそれぞれは、外周を第1端部4、第2端部5、第3端部6、第4端部7で囲まれた形状を有している。
ここで、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とは、第1端部4および第2端部5のそれぞれで接合されている。すなわち、第1フィルター部材2の第1端部4と第2フィルター部材3の第1端部4が接合されると共に、第1フィルター部材2の第2端部5と第2フィルター部材3の第2端部5が接合されている。
一方で、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とは、第3端部6および第4端部7で解放されている。すなわち、第1フィルター部材2の第3端部6と第2フィルター部材3の第3端部7とは、接合されずに解放されている。
これらの結果、コーヒーフィルター1は、4つの端部を有する略方形であり、この4つの端部の内、隣接する2つの端部である第1端部4と第2端部5が接合されてつながっている。更に残りの隣接する2つの端部である第3端部6と第4端部7とが開放されている。
また、コーヒーフィルター1は、第1フィルター部材2とこれに対向する第2フィルター部材3との組み合わせで構成されているので、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とが閉じて合わさっている場合には、略方形を有する。
この第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とが閉じた状態でも、第3端部6と第4端部7とは接続されておらず解放されている。
すなわち、コーヒーフィルター1は、図1のような状態の場合には、下方の第1端部4と第2端部5が接合されて閉じており、上方の第3端部6と第4端部7が開くことが可能な状態となる。すなわち、図1の状態から図2のように上方を開いて袋状にすることができる。
なお、第1端部〜第4端部は、第1端面〜第4端面もしくは第1辺〜第4辺として定義されてもよい。
図2は、本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの斜視図である。図2は、図1で示されたコーヒーフィルター1での解放されている第3端部6と第4端部7とが開放されて広がる。この広がりが生じる場合でも、下方の第1端部4と第2端部5は、接合されて閉じている。このため、上方が開いた袋状となる。この袋状により、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3との間に内部空間8が形成できる。
内部空間8は、その下方は、接合されている第1端部4と第2端部5とで閉じられているので、下方が支持されている。すなわち、接合されている第1端部4と第2端部5が、底部となって内部空間8の底部を閉じた状態にできる。
このように解放されている第3端部6と第4端部7とが開きつつ、接合されている第1端部4と第2端部5とが閉じて底部となって、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間8が形成できる。
このように、実施の形態1におけるコーヒーフィルター1は、略方形であることで、台形状ではない。このため、一つ穴タイプのコーヒードリッパーにも最適に設置できる。また、綴じ代を有さず、第1端部4と第2端部5とが、その端面で接合されているので、綴じ代を折り曲げてコーヒードリッパーに取り付ける手間もない。
図3は、本考案の実施の形態1におけるコーヒーフィルターの上面図である。コーヒーフィルター1を開いた状態を上から見た状態を示している。すなわち、内部空間8を上から見た状態を示している。
このように、解放されている第3端部6と第4端部7から、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とを開くことで、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間8が形成できる。上から見ると、図3のように、第1端部4と第2端部5とで、接合されているので、この接合部分が底部となって、投入されるコーヒー豆粉末を支えることができる。
ここで、第1端部4と第2端部5は、その端面で接合されている。図1などでは、端面で接合されている状態が示されている。例えば、平面状の略方形の第1フィルター部材2と第2フィルター部材3とが対向するように合わされて、第1端部4と第2端部5となる端面が溶着、接着等されて接合されればよい。
あるいは、すべての端部が接合された袋部材として形成された後で、第3端部6と第4端部7が切り離されることで、図1のようなコーヒーフィルター1が製造されてもよい。
このように、第1端部4および第2端部5のそれぞれは、端面で接合されているので、従来技術のコーヒーフィルターのように綴じ代を有さない。この綴じ代が無いことで、コーヒードリッパーに取り付ける際に、綴じ代を折り曲げるなどの手間が不要となるメリットがある。
また、図1などに示されるように、第1フィルター部材2および第2フィルター部材3のそれぞれは、略直角を有することが適当である。特に、接合されている第1端部5と第2端部6との交差部分が、略直角であることが適当である。
このように、第1端部5と第2端部6の交差部分が略直角であることで、閉じられている下方からコーヒードリッパーに取り付けられる際に、直角三角形に近いコーヒードリッパーの形状にフィットしやすい。
従来技術で説明したように、一つ穴タイプのコーヒードリッパーは、コーヒーフィルターを取り付ける内部空間は、側面から見ると直角三角形を有している。このような直角三角形の一つ穴タイプのコーヒードリッパーに対しても、交差部分が略直角であることで、フィットしやすくなる。
また、第1端部4と第2端部5の交差部分が略直角であることで、コーヒーフィルター1は、その側面形状が、直角部分を有する方形形状となる。この方形形状によって、実施の形態1におけるコーヒーフィルター1は、直角三角形の側面を有するコーヒードリッパーに対しても、フィットするように取り付けられる。
図4は、本考案の実施の形態1におけるコーヒードリッパーにコーヒーフィルターを取り付けた状態を示す側面図である。図1〜3を用いて説明したコーヒーフィルター1は、コーヒードリッパー10に取り付けられる。
図4に示されるコーヒードリッパー10は、一つ穴タイプである。この一つ穴タイプであることで、コーヒードリッパー10のコーヒーフィルターを取り付ける内部は、側面から見ると略直角三角形(下向きに)に近い形状を有している。従来技術の鈍角の扇形である台形形状のコーヒーフィルターは、このようなスリムな円錐形のコーヒードリッパー10に取り付けてもフィットしない。
これに対して、図4のように、実施の形態1におけるコーヒーフィルター1は、スリムで円錐形のコーヒードリッパー10に取り付ける際にもフィットした状態である。また、一つ穴タイプのコーヒードリッパー10は、底面に一つの孔が空いている。コーヒーフィルター1は、方形であり、第1端部4と第2端部5の交差部分が、この一つ穴に対応する。
方形の一つの角である第1端部4と第2端部5の交差部分が、そのまま一つ穴に対応するように取り付けられる。この取付けによって、コーヒーフィルターの先端が、コーヒードリッパー10の一つ穴に当たって、コーヒーの抽出がスムーズになる。
このように、実施の形態1におけるコーヒーフィルター1は、一つ穴タイプのコーヒードリッパー10に対しても、内壁にフィットするように取り付けられる。フィットして取り付けられることで、コーヒーフィルター1の内部空間8に投入されたコーヒー豆粉末からのコーヒー液抽出が最適に行われる。
(使用態様)
実施の形態1のコーヒーフィルター1の使用態様を説明する。
実施の形態1のコーヒーフィルター1は、図1のような状態で提供される。この時、第1端部4および第2端部5は接合されており、第3端部6および第4端部7が開放されている。なお、提供される際には、第3端部6および第4端部7も接続されており、使用者が使用する際に、この第3端部6および第4端部7を切り離して開放してもよい。
使用者は、第3端部6と第4端部7の交差部分のそれぞれをつかむ。すなわち把持する。このつかんだ交差部分のそれぞれを、左右に広げる。このようにして広げると、図2のように、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3との間に、内部空間8が形成される。この状態を上から見ると、図3のようになる。
このとき、下側の第1端部4と第2端部5とは、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3同士で接合されているので、下側は閉じて上側が開いた袋状の状態となる。この袋状の内部空間8にコーヒー豆粉末を投入できる。
図2、図3のような状態になると、使用者は、そのまま第3端部6と第4端部7の交差部分のそれぞれを把持できる。この把持状態で、使用者はコーヒーフィルター1をコーヒードリッパー10に取り付けることができる。この取り付けた状態が、図4の状態である。
図4のように、コーヒーフィルター1を取り付けると、解放されている第3端部6と第4端部7とが、広がって、コーヒードリッパー10の形状に合う状態となる。この状態で、内部空間8にコーヒー豆粉末が投入される。
使用者は、図4の状態で、内部空間8のコーヒー豆粉末にお湯を注いで、コーヒーを抽出する。この抽出によって、コーヒーを入れることができる。上述のように、綴じ代を折り曲げたり、コーヒードリッパー10の形状に合わせることもなく、容易かつフィットして取り付けることができる。
また、使用者は、第3端部6と第4端部7の交差部分のそれぞれを把持することで、コーヒーフィルター1をコーヒードリッパー10から取り外すこともできる。図5は、本考案の実施の形態1におけるコーヒードリッパーからコーヒーフィルターを取り出す状態を示す模式図である。使用者の手を省略しているが、使用者は、第1フィルター部材2と第2フィルター部材3の上部をそれぞれつまんで、コーヒーフィルター1を、コーヒードリッパー10から取り出すことができる。使用者は、取り出したコーヒーフィルター1をそのままゴミ箱などに捨てることもできる。
従来の台形状のコーヒーフィルターの場合には、コーヒードリッパーに取り付けた状態では、つまみやすい部分が無い。このため、コーヒードリッパーを引っくり返すなどしてゴミ捨てを行うことが多かった。このため、散らかったり汚くなったりすることも多かった。
これに対して、図5のように上方にとがった部分をつまんで捨てることで、汚したりすることも少ない。実施の形態1におけるコーヒーフィルター1は、このような面でもメリットがある。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態1では、スリムで円錐形の一つ穴タイプのコーヒードリッパー10に使用する場合を説明した。これに対して、台形形状の3つ孔タイプのコーヒードリッパーもある。
図6は、本考案の実施の形態2における底部を折り曲げ可能としたコーヒーフィルター1の正面図である。コーヒーフィルター1は、不織布や紙製である。このため、柔軟性を有しており、折り曲げることが可能である。図6では、折れ線11が示されている。使用者は、コーヒードリッパーの形状に合わせて、下側を折り曲げることができる。
このとき、折り曲げるのは、接合されている第1端部4と第2端部5の交差部分に対応する側である。この交差部分が、コーヒードリッパーに取り付けられる際の底部になるからである。
図7は、本考案の実施の形態2における底部を折り曲げた状態のコーヒーフィルターの正面図である。底部が折り曲げられることで、台形状の3つ孔タイプのコーヒードリッパーにも容易に取り付けが可能である。
折り曲げは、コーヒードリッパーの形状に合わせて行われればよい。
このように、実施の形態2におけるコーヒーフィルター1は、柔軟性によって、コーヒードリッパーの様々な形状に合わせて取り付けることができる。
なお、実施の形態1、2で説明されたコーヒーフィルターは、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 コーヒーフィルター
2 第1フィルター部材
3 第2フィルター部材
4 第1端部
5 第2端部
6 第3端部
7 第4端部
8 内部空間
10 コーヒードリッパー
11 折り曲げ線

Claims (8)

  1. 略方形の第1フィルター部材と、
    前記第1フィルター部材と対向して対になる第2フィルター部材と、を備え、
    前記第1フィルター部材および前記第2フィルター部材のそれぞれは、略方形の4辺である第1端部、第2端部、第3端部および第4端部を有し、
    前記第1フィルター部材および前記第2フィルター部材の前記第1端部および前記第2端部のそれぞれが接合されており、
    前記第3端部および前記第4端部は、解放されており、
    前記第1端部および前記第2端部は前記略方形において隣接しており、前記第3端部および前記第4端部は、前記略方形において隣接しており、
    前記第1フィルター部材の前記第3端部および前記第4端部と、前記第2フィルター部材の前記第3端部および前記第4端部が広げられることで、コーヒー豆粉末を投入できる内部空間が形成可能であり、
    前記内部空間が形成される際には、接合している前記第1端部および前記第2端部が底部となる、コーヒーフィルター。
  2. 前記第1端部および前記第2端部は、その端面で接合されている、請求項1記載のコーヒーフィルター。
  3. 前記第1端部および前記第2端部の交差部分は、略直角である、請求項1または2記載のコーヒーフィルター。
  4. 前記第1フィルター部材および前記第2フィルター部材のそれぞれは、略直角を有する、請求項1から3のいずれか記載のコーヒーフィルター。
  5. 前記第3端部と前記第4端部の交差部分のそれぞれは、前記第1フィルター部材および前記第2フィルター部材のそれぞれで把持されることが可能である、請求項1から4のいずれか記載のコーヒーフィルター。
  6. 前記第3端部と前記第4端部の交差部分のそれぞれが把持されて広げられることで、前記内部空間が形成される、請求項5記載のコーヒーフィルター。
  7. 前記第3端部と前記第4端部の交差部分のそれぞれが把持されることで、使用後にコーヒードリッパーから取り出し可能である、請求項5または6記載のコーヒーフィルター。
  8. 前記コーヒードリッパーの底面が直線部を有する場合には、前記第1端部と前記第2端部の交差部分が、前記直線部に合わせて折り曲げ可能である、請求項1から7のいずれか記載のコーヒーフィルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018008722A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 オアシス珈琲有限会社 コーヒー抽出バッグ、コーヒー抽出方法
KR102462790B1 (ko) * 2022-03-18 2022-11-03 김기태 커피 추출 장치

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