JP3201945U - 手指用リハビリ用具

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【課題】掌を握りしめにくく、又掌に風通しをよくする手指用リハビリ用具を提供する。【解決手段】弾力性と反発力のある素材の薄板で作成した掌サイズの風通しシート５であって、手の握力によって掌Ｆとシート５の間に空洞が形成される。【選択図】図２

手指を拡くことが困難な人のリハビリ用具に関する。

何らかの事故、病気、ケガ等の後遺症により右手、又は左手に障害が残り上手に動かせず手を握りしめたままで過していると掌の皮膚がふやけ、皮膚がめくれそれが傷になったりする。

それを防ぐには掌を拡げ空気にふれたり風にふかれる事が１番である。

掌を握りしめにくく又掌上に風通しをよくするためのリハビリ用具は今の所何もない。

掌を握りしめにくく又掌の風通しをよくするリハビリ用具を提供することを目的とする。

本考案は、弾力性と反発力のある素材の薄板で作成した掌サイズのシートであって手の握力によって掌とシートの間に空洞が形成される手指用リハビリ用具。

本考案の効果は掌上で空洞（トンネル）になる風通しシートと手の握力によって掌のふやけを無くし傷も出来なくする。

掌サイズの風通しシートを広げた平面図。本考案の手指用リハビリ用具の使用状態を示す斜視図。

以下本考案の実施の形態を図１〜図２に基ずいて説明する。

図１において風通しシート５は弾力性と反発力のある素材の薄板から形成される。図２に示すように掌上で空洞（トンネル）が形成されるような掌サイズで形成する。

風通しシート５は親指側の縁を２、人さし指、中指、くすり指、小指側の縁を３、空洞の出入口の縁を１、４とする。

図２において親指Ａ側の掌上に縁２を、人さし指、中指、くすり指、小指側の掌上に縁３を当て手の握力を両方から風通しシート５の中央を上に押し上げるように加え風通しシート５と掌Ｆの間に空洞（トンネル）６とする出入口１、４が形成される。

本考案は弾力性と反発力のある素材の薄板で風通しシート５を作成する。
その風通しシート５を親指側Ａに風通しシート５の縁２を、人さし指Ｂ中指Ｃくすり指Ｄ小指Ｅ側に風通しシート５の縁３を当てる。

そして風通しシート５の中央を上に押し上げるように両方から手の握力を加え風通しシート５がトンネル状になるように、すなわち掌Ｆと風通しシート５との間に空洞６が形成されるようにする。

掌Ｆと風通しシート５の間に空洞６が出来るためこの空洞６を空気風が通る。

手の握力を利用して掌上に出来る空洞（トンネル）握力の強弱によって空洞（トンネル）の出入口が色々な形に変化する。

それによって掌も乾き皮膚のふやけ皮膚のめくれ傷もなくなる。

風通しシート５の反発力によって手の指の握りしめも除々に拡がる。
繰り返し風通しシート５を握ることによって風通しシート５の反発力により掌が拡がった状態になる。

なお素材の１例としてプラスチック板を用いそれをタオル地で覆うと良い。又プラスチック材はわん曲していても良い。さらに掌の拡がる状態に応じて風通しシート５の大きさ、わん曲の程度を変れば良い。

また手を拡くことが出来ない、少ししか拡くことが出来ないなど手の拡き具合に応じて風通しシート５を、径の小さな曲面、少し径の大きな曲面などに形成することにより症状に応じた形状でリハビリが行なえる。

さらに握りしめる力が強い人に対しては曲面が小さくならないように支持棒を内側に設けても良い。

Ａ親指
Ｂ人さし指
Ｃ中指
Ｄくすり指
Ｅ小指
Ｆ掌
１空洞（トンネル）の風の出入口
２親指側の掌上に当る縁
３人さし指、中指、くすり指、小指側の掌上に当る縁
４空洞（トンネル）の風の出入口
５風通しシート
６空洞（トンネル）