JP3201466U - 薄型シリンダー錠 - Google Patents

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北島 勇夫
勇夫 北島
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株式会社北島ダイカスト工業所
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Abstract

【課題】防犯性を保持しつつシリンダーやケーシングの厚みの薄い小型シリンダーを提供する。【解決手段】鍵と錠から構成されるシリンダー錠100において、鍵は、持ち手となる頭とシリンダーに設けられた鍵穴102に挿入する胴とからなり、胴の形状は傾斜部を有する多角形であって、傾斜部には、鍵穴102内部に設けられたタンブラーピンの先端と嵌合するディンプル孔を有する鍵と、錠は、鍵の胴が挿入される鍵穴102が形成された円筒状のシリンダーと、シリンダーを摺動可能に収容するケーシング103とからなり、シリンダーの外周面には、鍵穴102内部に突出するタンブラーピンを挿入し、保持するタンブラーピン挿入孔を有し、タンブラーピン挿入孔と鍵穴102内部に突出するタンブラーピンはシリンダーの中心点に向けてV型に設置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、錠前の分野に関する。詳しくは小型で防犯性の高いディンブルを用いたシリンダー錠に関する。
従来より、配電盤ケースや窓枠、シャッターには、小型のシリンダー錠が使用されている。このような小型のシリンダー錠は昔ながらのピンタンブラー型の物が多く、タンブラーピンの数も2個や4個程度であり防犯性としては低い物であった。
また、この様な小型のシリンダー錠にもディンブル機構を用いたシリンダー錠もあるが、タンブラーピンの数を増やすとシリンダーの厚みが大きくなるため、ピンの数は少なく、通常の住宅用に用いられるようなディンプル式のシリンダー錠に比べると防犯性が低かった。このような小型のシリンダー錠としては、例えば以下の特許文献がある。
特開2004−190406号公報
特許文献1に記載のシリンダー錠は、板キーによるシャッター扉の施錠及び解錠の操作を無理なくスムーズに行い、且つキーの種類を多く設定することができるシャッター扉用シリンダー錠を提供するために、シリンダー錠の回転プラグにU字形の2つの支片を備えたスライドバーを組込み、プラグの中央部にキー孔を設け、そのキー孔を中心にして両側に2つの支片を配置し板キーの両面に配列及び深さの異なるディンプルを設け、両面側よりタンブラーピンを作動するように構成する。というものである。
しかしながら上述した錠前の機構では胴に対してディンプル穴が垂直であるため、鍵幅が大きく、シリンダーを小型化することが出来ないという課題があった。また、胴の長さはシリンダーの厚みに直結するが、胴を短くすると設置できるタンブラーピンの数も少なくなってしまうため防犯性が低くなるという課題があった。
上記課題を解決するために、本考案にかかるシリンダー錠は、鍵と錠から構成され、前記鍵は、持ち手となる頭とシリンダーに設けられた鍵穴に挿入する胴とからなり、前記胴の形状は傾斜部を有する多角形であって、前記傾斜部には、前記鍵穴内部に設けられたタンブラーピンの先端と嵌合するディンプル孔を有する鍵と、前記錠は、前記鍵の胴が挿入される鍵穴が形成された円筒状のシリンダーと前記シリンダーを摺動可能に収容するケーシングとからなり、前記シリンダーの外周面には、前記鍵穴内部に突出するタンブラーピンを挿入し保持するタンブラーピン挿入孔を有し、前記挿入孔と前記鍵穴に突出するタンブラーピンは前記シリンダーの中心点に向けてV型に突出していることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
本考案に係るシリンダー錠はタンブラーピンの設置角度がV型なので並行にピンを設置するよりも胴の鍵幅を狭くすることが可能となる。また、胴の各傾斜部にピンを複数設置することができるので、防犯性を保持しつつも胴の長さも短くすることができる。
これによりシリンダーとケーシングを薄くすることが可能となり、シリンダー錠の厚みを薄くかつ軽量化することが可能となる。
また、請求項2に係る考案の効果は、各々のタンブラーピン挿入孔の中心点が横方向に同一直線状に重ならないことで、シリンダーが摺動した際にタンブラーピンが定められたピン挿入孔以外に嵌入することを防ぐことができる。特に、タンブラーピン挿入孔がV型に設けられることにより、ピン挿入孔の中心点を僅かにずらすだけでタンブラーピンが他のピン挿入孔に嵌入することを防ぐことができるのでシリンダーの厚みを薄くすることができる。これによりシリンダーとケーシングを薄くすることが可能となり、シリンダー錠の厚みを薄くかつ軽量化することが可能となる。
また、ピンを設置するV型の角度を変更することにより鍵違いを多く作ることができる。
更に、胴に傾斜が付いているので肉厚がある。そのため強度を持たせることができるので鍵の素材をアルミや亜鉛、プラスチック等の柔らかい素材で作成することが可能となる。また、各々のタンブラーピンの挿入場所が離れているため組立てが容易である。
本考案に係るシリンダー錠の構成図である。 本考案に係る鍵の構造図である。 本考案に係る鍵のA−A断面図である。 シリンダーの構成図である。 ケーシングの構成図である。
以下、本考案の実施の形態の例を図に基づいて説明する。
本考案に係るシリンダー錠100は、図1に示す様に、鍵200を挿入し開錠操作をするための鍵穴102を中央に有する円筒形状のシリンダー101と、前記シリンダー101を摺動可能に固定するケーシング103で構成される。タンブラーピンA104(以下ピンAという)、タンブラーピンB105(以下ピンBという)がシリンダー101の中心点に対しV型に配置されていることが特徴である。このシリンダー錠100に対応する鍵200は、図2に示す様に、胴202の中央部が盛り上がり、略八角形であって、傾斜部203にピンAと嵌合するディンプル溝が設けられていることが特徴である。
以下、各構成物品について図を参照しながら述べる。
(シリンダーについて)
図4に示す様に、シリンダー101の表面には中央に鍵の胴を挿入する鍵穴102が形成され、この鍵穴102内部には、ピンA104の先端が突出している。このピンA104はシリンダー101の外周面からピンA104を挿入するピンA挿入孔106A、106B、106C、106Dを通じ設置される。この挿入孔はシリンダー101の中心点に対しV型になるように形成されている。これによりピンA104もV型に設置される。
破線AはピンA挿入孔106Aの中心点を示す線であり、同様に破線B、破線C、破線Dはそれぞれ対応するピン挿入孔106B、106C、106Dの中心点を示す線である。この破線からも解るように各ピン挿入孔の中心点は横方向に同一直線状に重ならないように設定している。 このように設定することで、施錠・開錠操作によりシリンダーが摺動する際に、ピンA104が他の(横に設置している)ピン挿入孔に嵌入することを防止することができる。
更に、ピン挿入孔をV型に設けたことにより、並列にピンを設置するよりもピン挿入孔の中心点をずらす量が少なくて済むのでシリンダーの厚みを薄くすることができる。
また、ピン挿入孔106の設置角度は10度から170度の範囲であれば良い。本実施例では設置角度を30度とした。そして設置されるピンAの数は8個であり、4種類の長さの異なるピンを用いて鍵違いを設定し防犯性を保持している。
シリンダー101の背面にはケーシング103と摺動可能に固定するためのシリンダー嵌合溝108を設け、この嵌合溝108にサークリップやスナップリングやCリングなどを嵌合し、シリンダー101を摺動可能に固定する。鍵穴102の裏面にはロック機構となる突起が設けられる。この突起が開錠や施錠操作によりシリンダー101と共に回動し、開錠や施錠操作が可能となる。
シリンダー101背面の上面には略半円筒形状のボール孔109が設けられ、ボール110はスプリング111により上下に摺動可能に固定される。このボール110により開錠、施錠の際のクリック感が出される。
(ケーシングについて)
図5に示すように、ケーシング103は、中央にシリンダー挿入孔115が設けられ、ここにシリンダー101を摺動可能に固定する。シリンダー101の固定にはシリンダー背面のシリンダー嵌合溝108にスナップリングやサークリップ、Cリング等を嵌合させて固定する。
また、施錠状態においてシリンダーのピンA挿入孔106と対応し、連続する位置にピンB挿入孔107が設けられる。例えば、ピンA挿入孔106Aに対応し連続するピンB挿入孔は107Aである。同様に、ピンA挿入孔B,C、Dと対応し連続するピンB挿入孔はピンB挿入孔107B、C、Dである。このピンB挿入孔107の各々に、ピンB105とスプリング111が挿入される。ピンB挿入孔107の外側にはピンB105とスプリング111を固定する止め板嵌合溝112が形成されている。この嵌合溝112に止め板113を嵌合させてピンB105とスプリング111を固定する。このスプリング111によりピンB105をピンA104方向へ付勢する。止め板113は、止め板嵌合溝112の前面又は背面から挿入することで固定される。
ケーシング103の上方には施錠状態にてシリンダー101のボール固定溝109と連続する位置にボール挿入穴114が設けられ、外側には止め板嵌合溝112が形成されている。
このボール挿入孔114を通じてボール110とスプリング111が挿入される。このボール110はスプリング111により下方へ付勢される。そして、止め板113により上下方向に摺動可能に固定される。止め板113は、止め板嵌合溝112の前面又は背面から挿入することで固定される。
ピンA104はシリンダーのピンA挿入孔106より挿入され、先端が鍵穴102内部に突出している。ピン挿入孔106A、106B、106C、106Dの中心点は、各々、横方向の同一直線状に並ばないような位置関係を保持しているので開錠・施錠操作のためにシリンダー101が摺動してもピンA104が互いに干渉することが無い。(他のピンA挿入孔に入らない。)
施錠状態においてはピンB105により押圧されている。
ピンB105はケーシング103のピンB挿入孔107より挿入され、ピンB105の後端はスプリング111により押圧される。施錠状態においてはピンB105の先端はシリンダー101内部へ突出し、シャーラインが出ないようにしている。これによりシリンダー101が摺動しないように固定している。
これらピンA、ピンBは数種類の長さで構成され、この長さにより鍵違いを構成する。
(鍵について)
図2に示す様に、鍵200は、持ち手部分である頭201と鍵穴に挿入して開錠操作をする胴202とから成り、胴の断面は略八角形である。この略八角形の傾斜部203にピンA104に嵌合するディンプル孔が設けられる。
開錠、施錠操作及びピンA104、ピンB105の動きやディンプル機構は既存の機構と変わらないので説明は省略する。
本実施例では一例として鍵の胴の多角形を八角形としたが、傾斜部を有する多角形であればよい。例えば六角形や五角形でもよい。傾斜部にディンプル機構が設けられれば胴の鍵幅を狭くできるからである。
また、本考案に係るシリンダー錠の鍵と錠の材質は特に限定する事無く、金型成型にて製造可能な材質であればよい。例えば、鉄、亜鉛合金、アルミ等の金属やプラスチック等の合成樹脂でもよい。
(効果)
このように、ピンA挿入孔の中心点を横方向の同一直線上に重ならないように設置することでピンの数を増やしながらもシリンダーやケーシングの厚みを薄くすることができるため、錠の厚みを薄くすることができる。
更にピンを設置するV型の角度を変更することにより鍵違いを多く作ることができる。
その上、鍵板に傾斜が付いているので肉厚がある。そのため強度を持たせることができるので鍵の素材をアルミや亜鉛等の柔らかい素材で作成することが可能となる。また、ピンに角度が付いているのでパンピングやピッキングに強い。また、各々のピンの設置場所が離れているため、組立てが容易である。
100 シリンダー錠
101 シリンダー
102 鍵穴
103 ケーシング
104 ピンA
105 ピンB
106 ピンA挿入孔
107 ピンB挿入孔
108 シリンダー嵌合溝
109 ボール挿入孔
110 ボール
111 スプリング
112 止め板嵌合溝
113 止め板
114 ボール挿入孔
115 シリンダー挿入孔
200 鍵
201 頭
202 胴
203 傾斜部

Claims (2)

  1. 鍵と錠から構成されるシリンダー錠において、
    前記鍵は、持ち手となる頭とシリンダーに設けられた鍵穴に挿入する胴とからなり、
    前記胴の形状は傾斜部を有する多角形であって、
    前記傾斜部には、前記鍵穴内部に設けられたタンブラーピンの先端と嵌合するディンプル孔を有する鍵と、
    前記錠は、
    前記鍵の胴が挿入される鍵穴が形成された円筒状のシリンダーと、
    前記シリンダーを摺動可能に収容するケーシングとからなり、
    前記シリンダーの外周面には、前記鍵穴内部に突出するタンブラーピンを挿入し、保持するタンブラーピン挿入孔を有し、
    前記タンブラーピン挿入孔と前記鍵穴内部に突出するタンブラーピンは前記シリンダーの中心点に向けてV型に設置されていることを特徴とするシリンダー錠。
  2. 前記シリンダーの外周面に設けられたタンブラーピン挿入孔の中心点は横方向の同一直線状に重ならないことを特徴とする請求項1に記載のシリンダー錠。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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