JP3201292B2 - 地盤注入材の注入方法および地盤注入材注入装置 - Google Patents
地盤注入材の注入方法および地盤注入材注入装置Info
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Description
置、詳しくは地盤注入材の注入性が良好な地盤注入材注
入装置に関する。
地の地盤が悪い場合が多い。このような場合、通常、地
盤注入材を用いた止水工事が行われている。止水工事に
用いられる従来の地盤注入材注入装置として、例えば超
微粒子セメントおよび分散剤水溶液を混練するミキサ
と、ミキサにより混練形成された地盤注入材を地盤に注
入する注入ポンプとを備えたものが知られている。この
装置は、ミキサにより超微粒子セメントと分散剤水溶液
とを混練して地盤注入材を混練形成後、これを注入ポン
プの圧送力により地盤に注入する。
どでは、建設地の地盤状態により一般的な地盤注入材に
よる止水が困難で、所定の能力を発揮できないことが多
々ある。この原因は、主に、地盤注入材として用いられ
る超微粒子セメント中に存在するセメント粒子の凝集物
による。すなわち、超微粒子セメント中には、セメント
粒子が集まって塊となった凝集物が多量に混在してお
り、これが地盤注入材の流動性(以下浸透性ともいう)
を悪化し、難注入地盤に地盤注入材を良好に注入できな
くしていた。すなわち、従来の地盤注入材注入装置は、
上述したように、ミキサと注入ポンプという基本的な注
入装置構成であるので、混練物として注入される地盤注
入材中に含まれる前記凝集物の混在率や、地盤注入材の
浸透性の度合いは、ほとんどミキサにより混練された当
時のままである。
の浸透性が良好な地盤注入材注入装置を提供すること
を、その目的としている。また、この発明は、よりいっ
そう優れた地盤注入材の浸透性を有するとともに、地盤
に合った特性を有する地盤注入材を、現場において比較
的簡単に混合形成しながら注入できる地盤注入材注入装
置を提供することを、その目的としている。
は、複数種類の粉末地盤注入材料を混練して、注入用の
混練物を製造し、この混練物を地盤中に注入する地盤注
入材の注入方法であって、超微粒子セメントと分散剤と
水とをミキサで混練して超微粒子セメント混練物を製造
する混練工程と、この超微粒子セメント混練物を超音波
分散器により超音波分散させる超音波分散工程と、カオ
リンと分散剤と水とをpH値が10〜12の範囲内でミ
キサにて混練してカオリン混練物を製造するカオリン混
練工程と、このカオリン混練物を超音波分散器により超
音波分散させるカオリン超音波分散工程と、を備え、上
記超音波分散された超微粒子セメント混練物と、上記超
音波分散されたカオリン混練物とをミキサで混合した
後、注入用ポンプで地盤中に注入する地盤注入材の注入
方法である。ここで言う地盤注入材としての超微粒子セ
メント組成は、特に限定されたものでなく、例えば、超
微粒子スラグとセメント、または超微粒子スラグとアル
カリ刺激材とを組み合わせたスラグ系地盤注入材などが
好ましい。上記超微粒子セメントの粒径は、中位粒径で
2.5〜4μmであり、比表面積では、8000〜15
000cm2/gである。この超微粒子セメントに分散
剤を用いて水にて混練し、混練物中の粒子を分散する
が、この混練物中には一部の粒子が凝集された状態にあ
る。この混練物中の粒子を超音波分散器により本来の粒
子の状態まで再分散させる。また、本発明の超微粒子セ
メントに混合するカオリンは、特に限定されるものでな
く、周知のものでよい。この様な凝集性の強いカオリン
と超微粒子セメントとを混合して使用する場合、各々の
混練物を分散状態とした後、混合して注入する地盤注入
材の注入方法である。この凝集性の強いカオリンを混練
する場合、カオリンと分散剤とを水で混練する際、pH
値を10〜12、好ましくは10.5〜11.5のアル
カリ性に調整して混練し、一部の粒子が凝集した状態
(一次分散状態)の混練物とします。続いて、この混練
物を超音波分散器により混練前の粒子の状態に分散させ
ることにより、凝集性を有する上記カオリン粒子を分散
させることができる。
る。ただし、好ましくはリグニン系スルフォン酸塩、多
環アロマ系スルフォン酸塩、メラミン系スルフォン酸
塩、ポリオキシエチレンエーテエルなどが良い。さらに
好ましくはリグニン系スルフォン酸塩などである。超音
波分散器としては、例えば開放容器中で混練物に超音波
を照射するタイプ、密閉容器中で混練物に超音波を照射
するタイプ、コロイドミルの剪断力による微細化と超音
波振動エネルギによる超微粒粉砕や分散作用の併用タイ
プや、超音波照射の繰り返しにより超微粒化を実現する
循環タイプなどが挙げられる。ただし、超微粒子セメン
トの凝集物を分散できれば限定されない。なお、この超
音波分散器を前記ミキサの内部に設ければ、地盤注入材
注入装置の小型化や、設備コストの低下が図れるととも
に、この小型化により地盤注入材の注入路も短縮される
ことにより、注入開始から実際に注入されるまでの時間
が短縮できる。また、分散器を2連、3連…と並べて使
用すれば、分散作業が分業化されて、比較的短時間で大
量の超微粒子セメントの凝集物を処理できる。
子セメントだけに限らず、混練物中の他の物質(例えば
添加剤など)を含む場合もある。超音波分散器を用いて
混練物に超音波をかける時間は、例えば図2に示すタイ
プの容器の容量が5リットルの分散器では、0.01〜
120秒、好ましくは30〜120秒であり、0.01
秒未満では、超微粒子セメントの分散が十分でないだけ
ではなく浸透性も低下し、また120秒を超える時間超
音波をかけても、分散性は変わらず経済的でない。な
お、これらの数値は、別タイプの超音波分散器だけでな
く、同タイプの分散器であっても、例えば容器の容積な
どの諸々の条件により適宜変更される。この地盤注入材
注入装置は、例えばダム建設現場の地盤やシラス地盤な
どの各種地盤を補強する際に用いられる。
メントと分散剤と水とを混練するミキサと、上記超微粒
子セメント混練物の粒子を分散させる超音波分散器と、
カオリンと分散剤と水とをpH値10〜12の範囲内で
混練するミキサと、上記ミキサで混練したカオリン混練
物を超音波分散させる超音波分散器と、上記分散された
微粒子セメント混練物と、超音波分散されたカオリン混
練物とを混合するミキサと、このミキサで混合された混
練物を地盤中に注入する注入用ポンプと、を備えた地盤
注入材注入装置である。本発明の装置は、凝集性を有す
る微粉末同士を混合する場合に有効な混合装置であり、
上記の様に凝集性を有する物質を混練する場合、各々の
粉末を別個のミキサを用いて混練し、超音波分散器を用
いて本来の微粒子状態に超音波分散させ、次に、この両
物質の混練物をミキサにより混練して一体化した後、地
盤中に注入する地盤注入材注入装置である。
は、超微粒子セメントと分散剤と水とを混練し、この混
練物を超音波分散器により凝集物のない状態、すなわ
ち、混練前の超微粒子セメント粒子の状態に分散させ
る。上記超微粒子セメントと凝集性の強いカオリンとを
混合する場合、まず、超微粒子セメントと分散剤と水と
を混練して混練物中の粒子を一次分散状態とし、この混
練物を超音波分散器により超音波分散させ、凝集性のな
い超微粒子セメント本来の粒子の状態まで分散させる。
これと並行して、混合するカオリンと分散剤と水とを混
練する時、pH値を10〜12に調整した条件下で混練
する。上記pH範囲内で混練した混練物を超音波分散器
によりカオリン本来の粒子の状態まで分散させる。続い
て、上記本来の粒子の状態まで分散させた状態の超微粒
子セメントの混練物と、上記本来の粒子の状態まで分散
させた状態のカオリンの混練物とをミキサを用いて混練
した後、注入ポンプで地盤中に注入する。この結果、上
記超微粒子セメントと添加材とは、それぞれ粒子が分散
した状態で混合されるため、地盤への注入途中で粒子が
凝集することなく、良好な注入特性を得ることができ
る。すなわち、上記超微粒子セメントと添加材との粒子
は、それぞれ分散された状態にあるので、良好な注入特
性が得られ、注入し難い地盤中にも比較的抵抗なく、注
入することができる。
装置では、各ミキサにより混練物を混練形成後、得られ
た各混練物を混合槽に投入して混合するので、例えば超
微粒子セメント系の地盤注入材と、カオリンを含む地盤
注入材とを別々に混練形成し、これらを混合槽内で混合
することにより、所定割合のカオリンを含有する比較的
凝集力の強い地盤注入材を、地盤へ良好に注入できる。
また、このように予め複数台のミキサを用いて、各々別
品種の材料からなる混練物を複数形成することも可能で
あるので、より地盤に適合した特性を有する地盤注入材
を、現場において比較的簡単に混合形成し、注入でき
る。
注入装置についての実施例を図面を参照して説明する。
なお、ここではダム建設現場の地盤へ地盤注入材を注入
する地盤注入材注入装置を例にとる。図1はこの発明に
係る第1の実施例の地盤注入材注入装置の概略構成図、
図2は地盤注入材注入装置の一部を構成する超音波分散
器の要部拡大断面図を示している。図1において、1は
第1の実施例の地盤注入材注入装置であり、この地盤注
入材注入装置1は、超微粒子セメントおよび分散剤水溶
液を混練するミキサ2と、ミキサ2により混練形成され
た混練物中の超微粒子セメントを超音波分散器3へ圧送
する圧送ポンプ4と、超音波分散器3による超音波分散
後の地盤注入材を地盤に注入する注入ポンプ5と、を備
えている。ミキサ2は、容量200リットル、攪拌時の
回転数が100〜120rpmの高速攪拌タイプのグラ
ウトミキサであり、超微粒子セメントおよび分散剤水溶
液を混練する。
音波の照射部を音響的に鋼壁体となるように厚肉構造と
している。すなわち、振動体6を連結ブラケット7を介
して厚い円筒状の照射筒壁8により包囲している。超微
粒子セメントおよび分散剤水溶液の混練物は、照射筒壁
8の下端面に形成された供給口8aより照射筒壁8の内
部へ導入され、ここで振動体6の放射面より発生する超
音波エネルギを外へ漏らさず照射筒壁8内に集合させ
て、効果的に超微粒子セメントの凝集物の超音波分散を
行う。その後、超音波分散された地盤注入材は、照射筒
壁8の周側面に形成された排出口8bから注入ポンプ5
側へ排出される。
器3として、連続処理ホルダ付きの株式会社日本精機製
作所製「連続式超音波ホモジナイザー:US−1200
T(1200W,15kHz,AC200V)」が採用
されている。バッチ式でなく、照射筒壁8を有する連続
処理式としたので、効率良く混練物を超音波分散でき
る。図1に示す圧送ポンプ4は汎用のグラウトポンプで
あり、ミキサ2内で混練形成された混練物を、5リット
ル/分で超音波分散器3へ供給する。注入ポンプ5とし
ては、この分野で一般的に用いられている地盤注入材注
入用のグラウトポンプが採用されている。超音波分散器
3により超音波分散された地盤注入材を5リットル/分
で地盤へ注入する。
の動作を説明する。図1に示すように、ミキサ2による
超微粒子セメントおよび分散剤水溶液の混練後、混練物
中の超微粒子セメントの凝集物を超音波分散器3により
超音波分散する。超微粒子セメントの分散方法として超
音波分散を採用したので、地盤補強が必要な現場におい
て、超微粒子セメントの凝集物を細かく分散でき、これ
により地盤注入材の浸透性も良好となる。その後、注入
ポンプ5により超音波分散された地盤注入材を地盤へ注
入する。このとき、超微粒子セメントは、前工程での凝
集物の分散により本来のセメント粒子の大きさに戻って
いるので、地盤注入材の良好な注入性が得られる。地盤
注入材の注入性が向上すれば、通常、地盤注入材の地盤
への浸透性も良くなる。したがって、注入される地盤が
仮に難注入地盤であっても、地盤注入材が地盤へ良好に
浸透して、地盤注入材の特性を発揮し易い。なお、例え
ば超微粒子セメントとして、凝集力の強いカオリン(平
均粒径が1μm)を混入したものを用いた場合でも、こ
のように超微粒子セメントの凝集物が超音波分散される
ことから、地盤注入材の浸透性が良くなる。これによ
り、地盤注入材の注入路の途中で詰まりを起こすことな
く、同様に地盤注入材の良好な注入性が得られる。
注入材注入装置を説明する。図3はこの発明に係る第2
の実施例の地盤注入材注入装置の概略構成図を示してい
る。図3において、10は第2の実施例の地盤注入材注
入装置であり、この地盤注入材注入装置10は、配合が
異なる2種類の混練物を得るための第1,第2の混練系
11A,11Bと、第1,第2の混練系11A,11B
により得られた両混練物を混合する混合槽12とを備
え、混合槽12より排出された新たな地盤注入材を、出
力10リットル/分の注入ポンプ5′を用いて地盤へ注
入するものである。混練系11A,11Bは、それぞれ
第1の実施例のものと同じ構造である、第1,第2のミ
キサ2A,2Bと、第1,第2の超音波分散器3A,3
Bと、第1,第2の圧送ポンプ4A,4Bとを有してい
る。混合槽12は、容量が400リットルで、かつ投入
された両混練物を混合する低速アジテータが取り付けら
れている。
10の動作を説明する。第1,第2の混練系11A,1
1Bにおいて、各ミキサ2A,2Bにより予め設定され
た各種の混練物を混練形成する。例えば地盤注入材がカ
オリンを含む場合、カオリンと他の材料を混練するミキ
サ(第1ミキサ2Aおよび/または第2のミキサ2B)
内で、カオリン側の混練物をpH10〜12、好ましく
はpH10.5〜11.5(ここではpH11)のアル
カリ性に調整する。その後、分散剤の存在下で超音波分
散すれば優れた分散性が得られ、地盤への浸透性も良好
になる。このように、第1,第2の混練系11A,11
Bを用いて、予め配合の異なる2種類の混練物を形成し
ておくので、例えば第1の混練系11Aで超微粒子セメ
ント系の混練物を形成し、一方第2の混練系11Bで比
較的凝集力の強いカオリンを含む混練物を形成するよう
にすれば、カオリンがより細かく混合調整された地盤注
入材を、比較的簡単に得ることができる。
投入して混合する。その後、得られた地盤注入材を、注
入ポンプ5′の圧送力により地盤へ注入する。注入され
る地盤注入材中の材料(例えばカオリンを含む2種類の
超微粒子セメントなど)は、予め第1,第2の超音波分
散器3A,3Bにより凝集物が分散されているので、注
入時には第1の実施例の場合と同様の良好な注入性が得
られる。このように予め2台のミキサ2A,2Bを用い
て、各々別品種の材料からなる混練物を複数形成してお
くので、地盤に、より適した特性を持つ地盤注入材を、
現場において比較的簡単に混合形成し、注入できる。
ながら、第2の実施例の地盤注入材注入装置10により
得られた地盤注入材の注入性を、超音波分散しない地盤
注入材と比較しながら説明する。図4は地盤注入材の注
入量と注入時間との関係を示すグラフであり、図5は地
盤注入材の注入速度と注入時間との関係を示すグラフで
ある。図4,図5において、ラインaは超音波分散した
地盤注入材、ラインbは超音波分散していない地盤注入
材を示す。各地盤注入材は、超微粒子セメントとしてフ
ァインハード((株)三菱マテリアル 製)を、添加材
として粘土系超微粒子粉体を、分散剤として「花王マイ
ティ150」((株)花王製)を用いている。A液の配
合割合は、ファインハード157kg/m3 、水94
2kg/m3、分散剤4.71kg/m3 (3%)であ
る。B液の配合は、添加剤156kg/m3 、水93
3kg/m3 、分散剤6.22kg/m3 (4%)で
ある。なお、各液の配合はA液:B液=1:1とし、W
/C=6.0とする。
填されたモールド(φ50×500mm)に1.0kg
f/cm2 の圧力で、モールド内の全空隙の3倍量を
注入し、そのときの注入時間当たりの注入量(図4参
照)および注入速度(図5参照)を調べた。結果、図
4,図5のグラフから明らかなように、注入量および注
入速度ともに、超音波分散したものの方が、超音波分散
していないものに比べて良好な特性を示した。
注入材注入装置を説明する。図6はこの発明に係る第3
の実施例の地盤注入材注入装置の概略構成図を示してい
る。図6において、20は第3の実施例の地盤注入材注
入装置であり、この地盤注入材注入装置20は、基本的
に第2の実施例の地盤注入材注入装置10と同じであ
る。第2実施例の地盤注入材注入装置20と構造的に異
なる点は、第1,第2の混練系11A′,11B′の構
成体である第1,第2のミキサ2A′,2B′を混合槽
12の上方に配置し、また第1,第2のミキサ2A′,
2B′の内部に、第1,第2の超音波分散器3A′,3
B′を配設し、さらに第2の実施例で用いられた第1,
第2の圧送ポンプ4A,4Bを省略した点である。圧送
ポンプ4A,4Bは、両ミキサ2A′,2B′と混合槽
12とが上下配置されて、第1,第2のミキサ2A′,
2B′により混練された混練物が、自然落下により混合
槽12内へ投下されることで省略できた。
0にあっては、第1,第2の混練系11A′,11B′
において、各ミキサ2A′,2B′により予め設定され
た各種の混練物を混練形成しながら、第1,第2の超音
波分散器3A′,3B′により、超微粒子セメントの凝
集物を分散し、次いでそれぞれの混練物を混合槽12へ
投入して混合後、得られた地盤注入材を、注入ポンプ
5′により地盤へ注入する。このように、第1,第2の
ミキサ2A′,2B′に、それぞれ第1,第2の超音波
分散器3A′,3B′を組み込み、しかも前記第2の実
施例の第1,第2の圧送ポンプ4A,4Bを省略したの
で、地盤注入材注入装置20の小型化および低コスト化
が図れ、またこの小型化により地盤注入材の注入路も短
縮されることにより、注入開始から実際に注入されるま
での時間が短縮できる。
用すれば、現場において地盤注入材の原料である超微粒
子セメントの凝集物を分散するので、地盤注入材の浸透
性が良好となる。これにより、通常の地盤はもとより難
注入地盤でも、地盤注入材を良好に注入して浸透させる
ことができる。そして、地盤注入材がカオリン含有物の
場合でも、地盤注入材の浸透性が比較的良好であるの
で、地盤注入材の注入路の途中で詰まり難く、同様に良
好な注入性が得られる。
置にあっては、地盤注入材の複数の混練系を有し、各混
練系のミキサにより混練物を形成後、これらをまとめて
混合槽内で混合するので、例えばカオリンなどの凝集力
の強い材料を含む地盤注入材であっても、その含有量を
比較的細かく調整して、地盤へ良好に注入できる。ま
た、複数の混練系を用いて、別品種の材料からなる混練
物を複数形成できるので、より地盤に好適な特性を持つ
地盤注入材を、現場において比較的簡単に混合形成し、
注入することができる。
装置の概略構成図である。
装置の一部を構成する超音波分散器の要部拡大断面図で
ある。
装置の概略構成図である。
グラフである。
すグラフである。
装置の概略構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数種類の粉末地盤注入材料を混練し
て、注入用の混練物を製造し、この混練物を地盤中に注
入する地盤注入材の注入方法であって、 超微粒子セメントと分散剤と水とをミキサで混練して超
微粒子セメント混練物を製造する混練工程と、 この超微粒子セメント混練物を超音波分散器により超音
波分散させる超音波分散工程と、 カオリンと分散剤と水とをpH値が10〜12の範囲内
でミキサにて混練してカオリン混練物を製造するカオリ
ン混練工程と、 このカオリン混練物を超音波分散器により超音波分散さ
せるカオリン超音波分散工程と、を備え、 上記超音波分散された超微粒子セメント混練物と、上記
超音波分散されたカオリン混練物とをミキサで混合した
後、注入用ポンプで地盤中に注入する地盤注入材の注入
方法。 - 【請求項2】 上記超微粒子セメントと分散剤と水とを
混練するミキサと、 上記超微粒子セメント混練物の粒子を分散させる超音波
分散器と、 カオリンと分散剤と水とをpH値10〜12の範囲内で
混練するミキサと、 上記ミキサで混練したカオリン混練物を超音波分散させ
る超音波分散器と、 上記分散された超微粒子セメント混練物と、超音波分散
されたカオリン混練物とを混合するミキサと、 このミキサで混合された混練物を地盤中に注入する注入
用ポンプと、を備えた地盤注入材注入装置。
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---|---|---|---|
JP33027296A JP3201292B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 地盤注入材の注入方法および地盤注入材注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33027296A JP3201292B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 地盤注入材の注入方法および地盤注入材注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10152833A JPH10152833A (ja) | 1998-06-09 |
JP3201292B2 true JP3201292B2 (ja) | 2001-08-20 |
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ID=18230801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33027296A Expired - Fee Related JP3201292B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 地盤注入材の注入方法および地盤注入材注入装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3201292B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021023598A1 (de) * | 2019-08-02 | 2021-02-11 | Sonocrete GmbH | Zementvormischer, eine vorrichtung zur herstellung einer betonmischung und verfahren zur herstellung einer zementsuspension |
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KR100746851B1 (ko) | 2006-11-06 | 2007-08-07 | 주식회사 유산에이엔디 | 기능성 나노합성 무기질 분말이 함유된 그라우트 조성물과이를 이용한 그라우팅 시공공법 |
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WO2022117571A1 (de) * | 2020-12-02 | 2022-06-09 | Sonocrete GmbH | Vorrichtung und verfahren zur herstellung eines betons, insbesondere eines betons mit hoher frühfestigkeit |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP33027296A patent/JP3201292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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