JP3201133U - 指掛け部を備えた動物用毛梳き具 - Google Patents
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Abstract
【課題】適宜な力でブラッシングできる動物用毛梳き具を提供する。【解決手段】ブラッシング用の複数の突起2と、複数の突起が突設された保持部3と、保持部に延設された把持部4と、を備え、把持部は、指を通すための貫通孔45が設けられたリング状の第1指掛け部42を有する。【選択図】図1
Description
本考案は、動物用毛梳き具に関する。
従来、動物用毛梳き具として、棒状の把手を有するペット用ブラシ(例えば、特許文献1を参照)、板状の取っ手を有する動物用ブラシ(例えば、特許文献2を参照)が提案されている。
動物に対するブラッシングは動物の皮膚の状態や毛並等に合わせて適宜な力で行う必要がある。力が大きすぎると皮膚を傷めてしまい、力が弱いと十分に解きほぐせない。しかし、上記動物用毛梳き具は、把手ないし取っ手が全体として棒状ないし板状に形成されたハンドル構造となっており、力の調整が難しい。
特に、これらのハンドルはハンドルを引く際に力を入れようとして握る力を増すことにより、手首や肘や各指に力が入りそれぞれの関節の動きを固める結果となり、強いては柔軟な動きを阻害する結果となっている。
特に、これらのハンドルはハンドルを引く際に力を入れようとして握る力を増すことにより、手首や肘や各指に力が入りそれぞれの関節の動きを固める結果となり、強いては柔軟な動きを阻害する結果となっている。
本考案は、上記課題を解決するためのもので、適宜な力でブラッシングできる動物用毛梳き具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る動物用毛梳き具は、ブラッシング用の複数の突起と、複数の前記突起が突設された保持部と、前記保持部に延設された把持部と、を備え、前記把持部は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部を含む。
また、前記把持部は、前記第1指掛け部に延設され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部を含んでもよい。
また、前記第1指掛け部の内径の最大幅は、20mm〜70mmであってもよい。
また、前記第1指掛け部の内径の最大幅は、20mm〜40mmであってもよい。
また、前記第2指掛け部は、前記第1指掛け部の外縁にそれぞれ延続して形成され、指を当てるための一対の凹部と、一対の前記凹部にそれぞれ延続して形成され、指を掛けるための一対の凸部と、を含んでもよい。
また、前記把持部は、前記第2指掛け部に延設された握り部を含んでもよい。
また、前記第2指掛け部の最大幅は、41mm〜80mmであってもよい。
また、前記第2指掛け部は、最大幅をなす面である表面及び裏面が、前記表面及び前記裏面の間の両側面より幅が広く、全体として扁平な形状であってもよい。
また、前記突起は、略「く」の字状に屈曲、又は湾曲して形成されていてもよい。
また、前記突起は、前記保持部の板面の両面に形成されていてもよい。
また、前記把持部は、前記保持部に対して前記突起の突設方向の反対方向に所定の角度で上方に屈曲して形成されていてもよい。
また、前記把持部は、前記保持部に弾性部を介して接続されていてもよい。
また、前記弾性部は、10〜20度屈曲可能であってもよい。
また、前記弾性部は、U字状に屈曲して形成された屈曲部を含んでもよい。
本考案によれば、適宜な力でブラッシングできる動物用毛梳き具を提供することができる。
以下、図面を参照して本願に係る動物用毛梳き具の実施形態の例を説明する。以下では、動物用毛梳き具を構成する各構成部分の動物用毛梳き具全体の長手方向における幅を「長さ」と記載し、短手方向における幅を「幅」と記載する。
<実施形態1>
図1は実施形態1に係る動物用毛梳き具1を説明するための図で、図1(a)はその平面図、図1(b)はその正面図である。図2は動物用毛梳き具1の使用状態を説明するための図である。
図1は実施形態1に係る動物用毛梳き具1を説明するための図で、図1(a)はその平面図、図1(b)はその正面図である。図2は動物用毛梳き具1の使用状態を説明するための図である。
動物用毛梳き具1は、ブラッシング用の複数の突起2と、複数の突起2が突設された板状の保持部3と、保持部3に延設された把持部4と、を備える。
突起2は、動物の毛を解きほぐしたりしてブラッシングをするためのもので、獣の毛や樹脂製の細線、金属製の細線や、被覆した金属細線、及びこれらの組合せなどが用いられる。突起2は、棒状体でもよいし、円錐状や円錐台状などでもよく、また図1に示すように、最先端が球状に形成された棒状体であってもよい。突起2の数は、ブラッシング対象動物や後述する保持部の面積等に合わせて適宜な数に設定できる。
保持部3は、例えば、板状の部材により形成される。保持部3には、木材や樹脂、金属などが用いられる。保持部3の平面形状は、円形や楕円形、四角形、三角形など様々な形状に形成できる。ここでは、保持部3は、図1に示すように、角に丸みのある横長の略四角形状に形成されるものとする。
把持部4は、連結部41と、第1指掛け部42と、第2指掛け部43と、握り部44と、を含む。把持部4は、プラスチック樹脂(例えば、ABS樹脂やポリプロピレン樹脂)で形成される。
連結部41は、保持部3に延設された部分である。言い換えれば、把持部4は連結部41を介して保持部3に接続される。連結部41は、例えば、保持部3と連続する部分が広く、第1指掛け部42と連続する部分が狭い略台形に形成される。
第1指掛け部42は、連結部41に延設された部分で、指を通すための貫通孔45が設けられたリング状に形成される。好ましくは、貫通孔45は円形状で、第1指掛け部42は円形状のリング状に形成される。または、貫通孔45が楕円形状で、第1指掛け部42も楕円形状のリング状に形成される。第1指掛け部42は、好ましくは、内径の最大幅Dnが17mm〜40mm程度で、外縁の最大幅Dgが20mm〜45mm程度である。
第1指掛け部42は、把持部4の他の部分の素材と異なる素材(例えばエラストマーを重ね成形したりシリコンゴムで形成しはめ込む)で形成されても良い。また、ここでは第1指掛け部42を一本の人差し指用としているが、大型動物用等の場合は、人差し指と中指を2本掛けたり、更に薬指を掛ける為に貫通孔45を横長孔としても良い。
その場合は、第1指掛け部42は、好ましくは、内径の最大幅Dnが17mm〜90mm程度で、外縁の最大幅Dgが20mm〜95mm程度である。
その場合は、第1指掛け部42は、好ましくは、内径の最大幅Dnが17mm〜90mm程度で、外縁の最大幅Dgが20mm〜95mm程度である。
第2指掛け部43は、第1指掛け部42に延設された部分である。第2指掛け部43は、最大幅が第1指掛け部42の外縁の最大幅より広く形成される。第2指掛け部43は、一対の凹部46と、一対の凸部47とを含む。一対の凹部46は、第1指掛け部42の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している一対の凹みであって、指を当てるための部分である。一対の凸部47は、一対の凹部46にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している一対の凸縁であって、指を掛けるための部分である。第2指掛け部43は、最大幅をなす面である表面及び裏面が、表面及び裏面の間の両側面より幅が広く、全体として扁平な形状である。
一例として、図1に示すように、第2指掛け部43は、第1指掛け部42の外縁より一旦幅を狭めてから広めた後に、さらに徐々に狭める形状に形成されている。これによって、両側面において、くびれ状の凹みである一対の凹部46と、「へ」の字状の凸縁である一対の凸部47が形成されている。また、これによって、一対の凸部47の間で、第2指掛け部43の最大幅Wが形成されている。ここで、好ましくは、第2指掛け部43の最大幅Wは30mm〜100mm程度であり、より好ましくは41mm〜80mm程度である。
握り部44は、第2指掛け部43に延設された部分である。一例として、握り部44は、末端部分が丸みを有する形状に形成される。
また、動物用毛梳き具1は、一例として、長手方向の中心線Lに対して左右対称に形成される。または、動物用毛梳き具1は、利き手に合わせて、人差し指を第1指掛け部に通した場合に、親指を当てる側の凹部46を中指を当てる側の凹部46より凹みが深くなるように形成されてもよい。
図2に示すように、ブラッシングする際には、使用者は、人差し指を第1指掛け部42の貫通孔45に通し、親指及び中指をそれぞれ凹部46に当てて凸部47に掛けるようにし、他の指及び掌を握り部44に当てて、把持部4を把持することができる。
以上のように、動物用毛梳き具1を用いれば、使用者は、人差し指を第1指掛け部に通してブラッシング方向に引くことにより、弱い力でも確実にブラッシングすることができる。
また、動物用毛梳き具1を用いれば、手首や指の屈伸運動方向に沿った把持態様であるため、第1指掛け部を通した人差し指や手首で動物用毛梳き具1を上下方向において細かく調整することができ、ブラッシング対象の動物の皮膚状態や骨格の凹凸状態、毛並等に合わせてブラッシングすることができ、その動物に合わせた優しいブラッシングができる。
さらに、動物用毛梳き具1を用いれば、各指の敏感な指腹部分を何カ所に分散して把持する態様であるため、ブラッシング対象の動物の皮膚状態や骨格の凹凸状態等が使用者に伝わりやすくなり、ブラッシングの力をさらに調整しやすくなる。
また、従来のハンドル構造は、ハンドルを引く際に力を入れようとして握る力を増すことにより、手首や肘や各指に力が入りそれぞれの関節の動きを固める結果となり、強いては柔軟な動きを阻害する結果となっている。
一方で本考案の動物用毛梳き具は、指を掛けて引く力を強めるだけの為に、手首や肘、や各指を固定せずに、柔軟な動きを可能とする。
また、人の髪、例えば長い髪を梳かす際にも同じように効果がある。
一方で本考案の動物用毛梳き具は、指を掛けて引く力を強めるだけの為に、手首や肘、や各指を固定せずに、柔軟な動きを可能とする。
また、人の髪、例えば長い髪を梳かす際にも同じように効果がある。
また、動物用毛梳き具1は、図3に示すように形成されてもよい。図3(a)はその平面図で、図3(b)はその使用状態を示す図である。
ここでは、保持部3は長手方向に長く、短手方向の幅が狭く形成される。
また、第2指掛け部43の凸部47は、横方向(短手方向)に突出した突起状に形成される。好ましくは、凸部47はその先端に向かうにつれて前方(保持部の方向)に傾斜する形状に形成される。これによって、横方向の動作の際に指を当てやすくなる。
ここでは、保持部3は長手方向に長く、短手方向の幅が狭く形成される。
また、第2指掛け部43の凸部47は、横方向(短手方向)に突出した突起状に形成される。好ましくは、凸部47はその先端に向かうにつれて前方(保持部の方向)に傾斜する形状に形成される。これによって、横方向の動作の際に指を当てやすくなる。
このように形成された動物用毛梳き具1は、幅方向の動きに適している。幅方向に動作する際、第1指掛け部に掛けた指はその内径の横に当たり、上記で示した、長手方向に引く動作と同じような効果がある。更に第2指掛け部においても各指に凹部や凸部が当たり操作しやすい。
<実施形態1の変形例1>
図4は、実施形態1の変形例1に係る動物用毛梳き具1aを説明するための図で、図4(a)はその平面図、図4(b)はその正面図である。動物用毛梳き具1aは、突起2a及び突起2bの2種類の突起を備える点が、実施形態1に係る動物用毛梳き具1と異なる。
図4は、実施形態1の変形例1に係る動物用毛梳き具1aを説明するための図で、図4(a)はその平面図、図4(b)はその正面図である。動物用毛梳き具1aは、突起2a及び突起2bの2種類の突起を備える点が、実施形態1に係る動物用毛梳き具1と異なる。
突起2a及び突起2bは、一方が保持部3の板面の表面に、他方が保持部3の板面の裏面に突設される。突起2a及び突起2bは、形状が同じで高さないし太さが異なってもよいし、形状が異なって高さないし太さが異なってもよい。一例として、図4に示すように、突起2a及び突起2bは、形状は同じで、太さ及び高さが異なるように形成される。また、突起2aの数が、突起2bより多く形成される。
これによって、動物用毛梳き具1aを用いれば、上記効果以外に、さらに、一つの動物用毛梳き具でブラッシング対象の動物の年齢や種類によって使い分けることができ、経済的である。また、同じ動物であっても、毛の状態や部位(例えば背中と、お腹付近)に合わせて使い分けることができ、力加減を調整してやさしいブラッシングができる。
更に、例えば一方を粗めにし、一方を細かめにするなどで、粗梳かし面、仕上げ梳かし面としても良い。
更に、例えば一方を粗めにし、一方を細かめにするなどで、粗梳かし面、仕上げ梳かし面としても良い。
<実施形態1の変形例2>
図5は、実施形態1の変形例2に係る動物用毛梳き具1bを説明するための図である。図5は、その正面図である。動物用毛梳き具1bは、把持部4bのみが、実施形態1に係る動物用毛梳き具1と異なる。
図5は、実施形態1の変形例2に係る動物用毛梳き具1bを説明するための図である。図5は、その正面図である。動物用毛梳き具1bは、把持部4bのみが、実施形態1に係る動物用毛梳き具1と異なる。
動物用毛梳き具1bは、把持部4bが保持部3に対して突起の突設方向の反対方向に所定の角度で屈曲して形成される。屈曲角度αは、動物用毛梳き具1bの全体の大きさや、ブラッシング対象動物の種類等に合わせて適宜設定することができる。一例として、屈曲角度αは、8度〜40度程度で、好ましくは10度〜20度程度で、図5に示す屈曲角度αは、約12度である。
これによって、動物用毛梳き具1bを用いれば、上記効果以外に、さらに、ブラッシングの際に、ブラッシング対象動物から少々離れた位置で動物用毛梳き具を把持してブラッシングすることができ、手がブラッシング作業の邪魔になることを避けられると共に、ブラッシングの力をさらに調整しやすくなる。
さらに、動物用毛梳き具を引くだけで、適度に突起が、体毛に滑り込む事となり、皮膚面への押しつけが軽減される。
さらに、動物用毛梳き具を引くだけで、適度に突起が、体毛に滑り込む事となり、皮膚面への押しつけが軽減される。
<実施形態1の変形例3>
図6は、実施形態1の変形例3に係る動物用毛梳き具1cを説明するための図である。図6は、その使用状態の図である。動物用毛梳き具1cは、突起2cのみが、実施形態1の変形例2に係る動物用毛梳き具1bと異なる。
図6は、実施形態1の変形例3に係る動物用毛梳き具1cを説明するための図である。図6は、その使用状態の図である。動物用毛梳き具1cは、突起2cのみが、実施形態1の変形例2に係る動物用毛梳き具1bと異なる。
動物用毛梳き具1cの突起2cは、略「く」の字状に屈曲して形成される。突起2cは、直線状の根部21cと、根部21cに対してブラッシング方向に屈曲した先端部22cを含む。屈曲角度βは、ブラッシング対象動物の種類等に応じて適宜設定することができる。一例として、屈曲角度βは、5度〜35度程度で、好ましくは10度〜25度程度で、図6に示す屈曲角度βは20度である。
これによって、動物用毛梳き具1cを用いれば、動物用毛梳き具を引くだけで、適度に突起が、体毛に滑り込む事となり、皮膚面への押しつけが軽減される。
また、上記効果以外に、さらに、ブラッシング対象動物の毛を解きほぐしやすくなり、さらに、力加減を調整してやさしいブラッシングができるようになる。
また、上記効果以外に、さらに、ブラッシング対象動物の毛を解きほぐしやすくなり、さらに、力加減を調整してやさしいブラッシングができるようになる。
<実施形態2>
図7は、実施形態2に係る動物用毛梳き具1dを説明するための図で、図7はその斜視図である。動物用毛梳き具1dは、ブラッシング用の複数の突起2と、複数の突起2が突設された保持部3と、保持部3に延設された把持部4dと、を備える。以下では、実施形態1と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。
図7は、実施形態2に係る動物用毛梳き具1dを説明するための図で、図7はその斜視図である。動物用毛梳き具1dは、ブラッシング用の複数の突起2と、複数の突起2が突設された保持部3と、保持部3に延設された把持部4dと、を備える。以下では、実施形態1と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。
把持部4dは、弾性部41dと、第1指掛け部42と、第2指掛け部43と、握り部44と、を含む。すなわち、動物用毛梳き具1dの把持部4dは、連結部41の代わりに、弾性部41dを含んで構成される。言い換えれば、把持部4は弾性部41dを介して保持部3に接続される。
弾性部41dは、少なくとも10〜20度屈曲可能である。動物用毛梳き具1dは、弾性部41dの屈曲角度が10〜20度になるように押しつけたときの保持部3の荷重が500〜1300gとなるように構成することができる。
一例として、弾性部41dは、ブラッシング方向に略直交する方向にU字状に屈曲して形成される屈曲部48dを含んで構成される。屈曲部48dは、一回以上屈曲して形成される。屈曲部48dにおける屈曲の回数や屈曲部分の高さは把持部4dに用いられる材料やブラッシング対象動物等に合わせて適宜設定することができる。好ましくは、屈曲部48dは、1〜5回屈曲して形成され、図7に示す屈曲部48dは、3回屈曲して形成される。
動物用毛梳き具1dは、実施形態1に記載の効果以外に、さらに、弾性部41dを含むことによって、ブラッシングの際に、複数の突起2がブラッシング対象動物に当接する力加減が自動的に調整される。また、ブラッシング作業の角度、即ち、第1指掛け部や第2指掛け部に掛けた指で把持部4dを引く作業におけるブラッシング対象との角度が自動的に調整される。これによって、ブラッシング対象動物の皮膚状態や毛並、骨格の凹凸等に合わせたブラッシングができ、さらにその動物にやさしいブラッシングができる。
<実施形態2の変形例1>
図8は、実施形態2の変形例1に係る動物用毛梳き具1eを説明するための図である。動物用毛梳き具1eは、ブラッシング用の複数の突起2eと、複数の突起2eが突設された保持部3eと、保持部3eに延設された把持部4dと、を備える。以下では、実施形態2と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。なお、ここでは、ブラッシング対象動物に近付ける方向を下方とし、その逆方向を上方とする。
図8は、実施形態2の変形例1に係る動物用毛梳き具1eを説明するための図である。動物用毛梳き具1eは、ブラッシング用の複数の突起2eと、複数の突起2eが突設された保持部3eと、保持部3eに延設された把持部4dと、を備える。以下では、実施形態2と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。なお、ここでは、ブラッシング対象動物に近付ける方向を下方とし、その逆方向を上方とする。
保持部3eは、一例として、図8に示すように、保持部本体31eと、複数の突起2eが突設された保持板32eと、押しボタン33eを含み、保持板32eは、押しボタン33eを押すことによって、保持部本体31eにおいて出没可能に形成される。即ち、保持板32eは、押しボタン33eを押すことによって、保持部本体31eにおいて上下方向にスライド可能に形成される。これによって、収納状態では、保持板32eは保持部本体31eの内部に収納され、損傷しやすい突起2eを保護するとともに突起2eの先端部によって使用者等が怪我すること等を防止することができる。なお、保持部3eは、押しボタン33eを押すことによって、保持板32eが保持部本体31eに対して下降する(又は上昇する)幅(度合い)を調整可能に形成されてもよい。
好ましくは、保持板32eは、金属製又はプラスチック製である。突起2eは、保持板32eの下方の縁部に一列に突設される。突起2eは、保持板32eと同様な素材で形成されてもよく、保持板32eと一体に形成されてもよい。好ましくは、突起2eは櫛状に保持板32eと一体に形成される。
なお、ここでは、突起2eが一列の例を示すが、複数列であっても良い。
なお、ここでは、突起2eが一列の例を示すが、複数列であっても良い。
図9は、実施形態2の変形例1に係る動物用毛梳き具1eの他の例を説明するための図である。保持部3eは、図9に示すように、さらに除去板34eを含み、保持板32eが固定され、押しボタン33eを押すことによって、除去板34eが保持部本体31eにおいて出没(スライド)可能に形成されてもよい。除去板34eは、保持板32eに沿って、保持板32eの把持部側に設けられる。これによって、押しボタン33eを押すことによって、除去板34eが下降(スライド)してブラッシング作業で複数の突起2eの間に挟まれた抜け毛等を押し落して除去できる。なお、除去板34eが保持板32eの把持部側の反対側に設けられても良いことは言うまでもない。
また、ここでは、第1指掛け部42は、図示のように二本の指を掛けられるように、貫通孔45が横長状に形成されている。また、図示のように、第2指掛け部の片側には親指、反対側には薬指と小指を掛けることができる。
また、図示しないが、保持部3eは、2枚の保持板32eを含み、それぞれの保持板32eに突起2eが櫛状に一体に突設され、除去板34eはこの2枚の保持板32eの間に設けられ、押しボタン33eを押すことによって、除去板34eが下降(スライド)してブラッシング作業で複数の突起2eの間に挟まれた抜け毛等を押し落して除去できるようにしてもよい。
なお、ここでは、抜け毛等を押し落とす一例を示したが、これに限定するものではない。
なお、ここでは、抜け毛等を押し落とす一例を示したが、これに限定するものではない。
<実施形態3>
図10は実施形態3に係る動物用毛梳き具1fを説明するための図、図10(a)はその一例を示す平面図で、図10(b)は他の一例を示す図である。動物用毛梳き具1fは、ブラッシング用の複数の突起2fと、複数の突起2が突設された保持部3fと、保持部3に延設された把持部4と、を備える。以下では、実施形態1と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。
図10は実施形態3に係る動物用毛梳き具1fを説明するための図、図10(a)はその一例を示す平面図で、図10(b)は他の一例を示す図である。動物用毛梳き具1fは、ブラッシング用の複数の突起2fと、複数の突起2が突設された保持部3fと、保持部3に延設された把持部4と、を備える。以下では、実施形態1と同様な構成については同様な符号を付し、その説明を省略する。
動物用毛梳き具1fは、図示のように、突起2f及び保持部3fが一体に櫛状に形成される。突起2f及び保持部3fには、木材や樹脂、金属等が用いられる。一例として、図10(a)に示すように、動物用毛梳き具1fは、保持部3fが長手方向に長く、短手方向に幅が狭く形成され、突起2fが保持部3fの長手方向に沿って一方の縁部に一列に突設される。
また、動物用毛梳き具1fは、図10(b)に示すように、突起2fを、保持部3fの長手方向に沿って縁部の両方にそれぞれ一列に突設してもよい。ここで、突起2fを一方が他方より太く形成して、一方を粗梳かし用、他方を仕上げ梳かし用としてもよい。
また、図10(b)に示すように、第2指掛け部43の凸部47は、横方向(短手方向)に突出した突起状に形成してもよい。好ましくは、凸部47はその先端に向かうにつれて前方(保持部の方向)に傾斜する形状に形成される。これによって、横方向の動作の際に指を当てやすくなる。
動物用毛梳き具1fは、横方向のブラッシングに適しており、横方向に引くことで適宜な力でブラッシングできる。
<実施形態3の変形例1>
図11は実施形態3の変形例1に係る動物用毛梳き具1gを説明するための図で、図11(a)はその平面図、図11(b)はその使用状態を示す図である。動物用毛梳き具1gは、把持部4gの連結部41g及び第1指掛け部42gが実施形態3に係る動物用毛梳き具1fと異なる。
図11は実施形態3の変形例1に係る動物用毛梳き具1gを説明するための図で、図11(a)はその平面図、図11(b)はその使用状態を示す図である。動物用毛梳き具1gは、把持部4gの連結部41g及び第1指掛け部42gが実施形態3に係る動物用毛梳き具1fと異なる。
動物用毛梳き具1gは、突起部2f及び保持部3fと、第1指掛け部42g及び第2指掛け部43、把持部44とが、第1指掛け部42gを軸に所定の角度γをなすように形成される。
一例として、動物用毛梳き具1gは、図示のように、連結部41gが第1指掛け部42gを軸に回動することができ、連結部41gにはその表面から突出した複数の係止部49gが形成され、第1指掛け部42gにはその外縁から突起した係止爪50gが形成され、係止爪50gが係止部49gに係止されることによって、角度γが段階的に調整されるように形成される。
以上、本考案に係る動物用毛梳き具の実施形態について説明したが、これらは本考案の実施形態の一例に過ぎず、本考案はこれらに限定されるものではない。本考案には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記考案は、人の髪、例えば長い髪を梳かす際にも同じように効果がある。保持部に突設した突起の長さや太さなどを適宜選択することで対応することが出来る。
1、1a、1b、1c、1d、1e 動物用毛梳き具
2、2a、2b、2c、2e 突起
3、3e 保持部
31e 保持部本体
32e 保持板
33e 押しボタン
34e 除去板
4、4b、4d 把持部
41 連結部
41d 弾性部
42 第1指掛け部
43 第2指掛け部
44 握り部
45 貫通孔
46 凹部
47 凸部
48d 屈曲部
2、2a、2b、2c、2e 突起
3、3e 保持部
31e 保持部本体
32e 保持板
33e 押しボタン
34e 除去板
4、4b、4d 把持部
41 連結部
41d 弾性部
42 第1指掛け部
43 第2指掛け部
44 握り部
45 貫通孔
46 凹部
47 凸部
48d 屈曲部
Claims (14)
- ブラッシング用の複数の突起と、
複数の前記突起が突設された保持部と、
前記保持部に延設された把持部と、を備え、
前記把持部は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部を含む
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1に記載の動物用毛梳き具であって、
前記把持部は、前記第1指掛け部に延設され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部を含む
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1又は2に記載の動物用毛梳き具であって、
前記第1指掛け部の内径の最大幅は、20mm〜70mmである
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記第1指掛け部の内径の最大幅は、20mm〜40mmである
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項2に記載の動物用毛梳き具であって、
前記第2指掛け部は、
前記第1指掛け部の外縁にそれぞれ延続して形成され、指を当てるための一対の凹部と、
一対の前記凹部にそれぞれ延続して形成され、指を掛けるための一対の凸部と、を含む
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項2又は5に記載の動物用毛梳き具であって、
前記把持部は、前記第2指掛け部に延設された握り部を含む
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項2又は請求項5〜6のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記第2指掛け部の最大幅は、41mm〜80mmである
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項2又は請求項5〜7のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記第2指掛け部は、最大幅をなす面である表面及び裏面が、前記表面及び前記裏面の間の両側面より幅が広く、全体として扁平な形状である
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記突起は、略「く」の字状に屈曲、又は湾曲して形成されている
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記突起は、前記保持部の板面の両面に形成されている
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記把持部は、前記保持部に対して前記突起の突設方向の反対方向に所定の角度で上方に屈曲して形成されている
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載の動物用毛梳き具であって、
前記把持部は、前記保持部に弾性部を介して接続されている
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項12に記載の動物用毛梳き具であって、
前記弾性部は、10〜20度屈曲可能である
ことを特徴とする動物用毛梳き具。 - 請求項12又は13に記載の動物用毛梳き具であって、
前記弾性部は、U字状に屈曲して形成された屈曲部を含む
ことを特徴とする動物用毛梳き具。
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