JP3201086B2 - ドラムリード測定装置及び測定方法 - Google Patents

ドラムリード測定装置及び測定方法

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JP3201086B2
JP3201086B2 JP20249693A JP20249693A JP3201086B2 JP 3201086 B2 JP3201086 B2 JP 3201086B2 JP 20249693 A JP20249693 A JP 20249693A JP 20249693 A JP20249693 A JP 20249693A JP 3201086 B2 JP3201086 B2 JP 3201086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテープに信号を
記録・再生するために用いるドラムに形成されているリ
ードの形状等を測定する装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10はこの種のリード測定装置により
測定しようとするワークの一例として示す、VTR,D
AT等に使用されるドラム体用の下側ドラムである固定
ドラムの側面図である。この固定ドラム10は、外周面
に磁気テープの走行を案内するするためのリードLを有
しており、この固定ドラム10に図示せぬ軸受を介して
回転自在に取り付けられている軸100に固定されて一
体に回転する同じく図示せぬ磁気ヘッド付上ドラムと組
み合わされて用いられる。
【0003】ここで、このリードLのリード面の精度
は、装置間におけるトラックズレと非常に関係するとこ
ろである。そこで、リード測定装置を用いて、リードL
の形状、特にリードの直線性及びうねり等を測定して評
価する必要がある。したがって、従来よりリードLにお
けるリード面等の測定をリード測定装置を用いて測定
し、評価している。
【0004】そして、この種のリード測定装置では、そ
の測定しようとするワークとしてのドラムを測定位置
(着座面)に載せて、あるいは保持して、ドラム自体を
基準としてそのドラムに形成されているリードの形状を
測定している。
【0005】この方法では、ワークと着座面、あるいは
ワークと保持部との間にゴミ等が混入されると、測定結
果はゴミを含んだリード形状となり、真のリード形状を
評価することができない。また測定基準となる位置を色
々と変えて評価することもできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のリード測定装置では、その測定しようとするワークと
してのドラムを測定位置(着座面)に載せて、あるいは
保持して、ドラム自体を基準としてそのドラムに形成さ
れているリードの形状を測定しているので、ワークと着
座面との間にゴミ等が混入されると、測定結果はゴミを
含んだリード形状となり、真のリード形状を評価するこ
とができないと言う問題点があった。
【0007】そこで、従来より、ゴミの混入による着座
誤差及び測定基準の設定等を考慮し、精度の良い測定を
行うことができるリードの測定装置や測定方法等が要求
されている。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はリード形状を高精度に評価するこ
とができる測定装置及び測定方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の本発明にあっては、テープに信号を記録・再
生するために用いるドラムを対象とし、前記ドラムに形
成されて前記テープを案内するリードの形状を測定する
ものであり、前記ドラムをその取付部を介し回 転可能に
保持するドラム保持手段と、前記リードの理想的な形状
のカム倣い面を有し、前記ドラム保持手段に保持された
ドラムを前記カム倣い面とともに回転するカム回転手段
と、前記カム回転手段で回転されるドラムの回転角度を
検出する角度検出手段と、前記カム倣い面に接触して上
下動されるスライド部と、リード等の形状測定手段とを
有しているドラムリード測定装置において、前記形状測
定手段は、前記スライド部に保持され前記リードに接触
子を当てて前記リードの形状を測定する第1の測定子ユ
ニットと、前記第1の測定子ユニット前記ドラムの回
転方向に対して同位相に置かれて前記ドラムの基準面
接触子を当てて前記基準面の形状を測定する第2の測定
子ユニットと、前記第2の測定子ユニットにより得られ
た測定値より振れ量を算出し、前記第1の測定子ユニッ
トより得られた前記リードの形状を前記振れ量分補正す
る制御手段を備えたことを特徴としている。なお、
記基準面は請求項2で特定したドラムの着座用底面、あ
るいは請求項3で特定した前記ドラムに対して回転され
る軸上に設けられた基板である
【0010】また、請求項4の発明は上記測定装置を測
定方法から特徴を抽出したもので、テープに信号を記録
・再生するために用いるドラムに形成されて前記テープ
を案内するリードの形状を、前記ドラムを回転し該回転
角に対応して測定するドラムリード測定方法において、
第1の測定子ユニットにより前記リードの形状を測定す
るとともに、前記第1の測定子ユニットと前記ドラムの
回転方向に対して同位相に置かれた第2の測定子ユニッ
により回転するドラムの基準面に接触させて前記基準
面の形状を測定し、前記第1の測定子ユニットが測定し
た実際の値に前記第2の測定子ユニットが測定した値を
補正して前記リードの形状を得るようにしたものであ
る。
【0011】さらに、請求項5は、上記請求項4の測定
方法を評価まで含めて特定したもので、前記第2の測定
子ユニットにより得られた測定値より振れ量を算出し、
前記第1の測定子ユニットより得られた前記リードの形
状を前記振れ量分補正するとともに、前記リード形状の
理想的な値が格納されている理論値記憶部を有する制
手段により、前記第1の測定子ユニットが測定した実際
の値に前記第2の測定子ユニットが測定した値を補正
し、ここで得られた実際のリード形状と前記理論値記憶
部内に格納されている理想的なリード形状とでリード形
状を評価するようにしたものである。
【0012】
【作用】上記構成にあっては、取付部とワーク(ドラ
ム)間に混入するゴミ等によるワークの傾き、すなわち
着座誤差や軸垂誤差を除外したリードの測定が可能にな
り、リード形状を精密に評価することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図は本発明のリード測定装置の好適
な実施例を示している。このリード測定装置700は、
カム倣い方式のリード測定方式であり、図10で示した
リードLの形状、特にリードの直線性及びうねり等を測
定するためのものである。
【0014】そして、このリード測定装置700は、ド
ラム保持手段12と形状測定手段190を有している。
また、この形状測定手段190は、カム回転手段13、
測定子スライド部14、測定子の移動量検出手段15、
及び図2に示す制御手段16を有している。
【0015】さらに詳述すると、ドラム保持手段12
は、上ユニット12aと下ユニット12bとコラム12
cとを有し、上ユニット12aと下ユニット12bがコ
ラム12cの上下に分かれて取り付けられている。ま
た、これら上ユニット12aと下ユニット12bは対称
構造となり、各ユニット12a,12bは移動部材30
と固定部材31を各々有している。
【0016】このうち、上ユニット12aは、回転軸1
00の上端を固定するようになっており、移動部材30
を図中水平方向に移動させて移動部材30と固定部材3
1との間で回転軸100を取り外し可能に固定する。一
方、下ユニット12bは、回転軸100の下端を固定す
るようになっており、移動部材30を図中水平方向に移
動させて移動部材30と固定部材31との間で回転軸1
00を取り外し可能に固定する。これにより、固定ドラ
ム10の回転軸100は、その上下端がドラム保持手段
にて着脱自在に固定することができる。
【0017】カム回転手段13は、回転部材13aとモ
ータ18及びケレーユニット17を有している。回転部
材13aは、モータ18の回転軸に一体回転可能に取り
付けられており、モータ18が回転することにより中心
軸Cを中心として矢印A方向に回転できるようになって
いる。また、回転部材13aの上面には部材26を介し
ケレーユニット17が固定されている。
【0018】加えて、ケレーユニット17の上端には挿
入部材17aが取り付けられており、この挿入部材17
aが固定ドラム10の孔10aに挿入可能になってい
る。
【0019】また、回転部材13aの上には略円筒状を
したカム19が部材26を介し取り付けられており、こ
のカム19の上面はカム倣い面20として形成されてい
る。なお、このカム倣い面20の形状は、予め固定ドラ
ム10のリードLの理想的な形状に対応するように形成
されており、具体的にはカム19のカム倣い面20の形
状は、固定ドラム10のリードLの理想的な形状に比べ
て、例えば5〜8μm寸法差に設定されている。
【0020】そして、固定ドラム10は、孔10aに挿
入部材17aが挿入された状態でセットされる。したが
って、この状態でモータ18が図に示す制御手段16
のモータ制御部21からの指令信号S1により所定の回
転数で駆動されると、このモータ18の駆動力が回転部
材13aとケレーユニット17を介して固定ドラム10
に伝達され、これによりカム19と同期させて固定ドラ
ム10を中心軸C矢印A方向に回転もしくは連れ周り
をすることができる。
【0021】測定子スライド部14は、精密スライド2
2、第1の測定子ユニット23、カム接触部24、コラ
14Aにより構成されており、精密スライド22がコ
ラム14Aで保持されている。また、第1の測定子ユニ
ット23は一体移動可能に精密スライド22に保持され
ており、精密スライド22及びカム接触部24を介して
カム19のカム倣い面20に接触している。これによ
り、カム19が回転すると、カム倣い面20のプロフィ
ールに従って第1の測定子ユニット23が連動してカム
倣い面20をトレースすることができる。なお、カム接
触部24はコロ24aを有しており、第1の測定子ユニ
ット23がカム倣い面20をトレースするときには、こ
のコロ24aを介してカム倣い面20をトレースする。
【0022】第1の測定子ユニット23は、例えばマイ
クロメータで、接触子23aを有しており、この接触子
23aがリードLの面に接触するようになっている。こ
の測定子ユニット23は、図2に示すように上方向が測
定+(プラス)方向であり、下方向が測定−(マイナ
ス)方向に設定されている。
【0023】加えて、コラム14Aには、同じくマイク
ロメータでなる接触子123aを有している第2の測定
子ユニット123が、第1の測定子ユニット23と回転
方向で同位相に取り付けられており、この接触子123
aが固定ドラム10の下面に形成された基準面STに接
触され、この基準面STの振れ等を測定できるようにな
っている。この測定子ユニット123も、上方向が測定
+方向であり、下方向が測定−方向に設定されている。
なお、固定ドラム10の基準面STは、固定ドラム10
の底面に周回して設けられており、理想的には平面とな
るに形成されている。
【0024】移動量検出手段15は、図2と共に説明す
ると、同じボックス内に収納されて一体化されている検
出ヘッド15aとスケール部15bとを有している。ま
た、この移動量検出手段15はリニアスケールとも言わ
れる直線型スケールであり、検出ヘッド15aより例え
ばレーザ光をスケール部15bに投光して、その反射光
を検出ヘッド15aで受光する形式のものである。
【0025】次に、上述した各要素を制御するための制
御手段16について、図2に示すブロック図を用いて説
明しておく。制御手段16は、アンプ28a,28b、
A/D変換器29a,29b、演算部300a,300
b,310a,310b、理論値記憶部330、データ
処理部320、デジタル・コンピュータ340、モータ
制御部21、アンプ27a、検出ヘッド27及び回転ス
ケール25を有している。
【0026】まず、回転系について説明すると、回転系
の回転スケール25は、図1に示すように回転部材13
aに取り付けられ、検出ヘッド27は回転スケール25
と対面して固定部側に取り付けられている。そして、モ
ータ18の回転により回転部材13aと一体に回転スケ
ール25が回転すると、検出ヘッド27は回転信号S2
を出力し、この回転信号S2がアンプ27aにより増幅
されてデジタル・コンピュータ340に入力される。
【0027】すると、デジタル・コンピュータ340か
らは、A/D変換器29a,29bにそれぞれ角度デー
タの信号S3が出力され、この信号S3がA/D変換器
29a,29bに入力される。ここで、検出ヘッド27
は例えば回転信号S2として、1度毎の角度信号を出力
し、その1度毎の回転信号S2に基づいて第1の測定
子ユニット23及び第2の測定子ユニット123から得
られる各データをアンプ28a,28bでそれぞれ増幅
し、さらにA/D変換器29a,29bによりデジタル
信号に変換するようになっている。
【0028】すなわち、A/D変換器29aは、第1の
測定子ユニット23からのアナログ信号をデジタル・コ
ンピュータ34からの信号S3に基づいてA/D変換
を行い、信号S4を演算部300aに出力するようにな
っている。これに対して、A/D変換器29bは、第2
の測定子ユニット123からのアナログ信号をデジタル
・コンピュータ34からの信号S3に基づいてA/D
変換を行い、信号S14を演算部300bに出力するよ
うになっている。
【0029】一方、移動量検出手段15からのアナログ
信号もしくはアナログデータS5は、A/D変換器
29a,29bからの信号S4,S14と共に演算部3
00a,300bに取り込まれる。これにより、演算部
300a,300bは信号S7,S17を演算部310
a,310bにそれぞれ出力する(図2中、演算部30
0bから演算部310bへ出力される信号S17の符号
を省略している)
【0030】すると、演算部310a,310bは、理
論値記憶部330に記憶されている理論値に対応する信
号S6と共に演算部300a,300bからの信号S
7,S17を取り込む。なお、この理論値とは、固定ド
ラム10のリードLの形状もしくはプロフィールの理論
値及び固定ドラム10の基準面STの理論値のことであ
り、予め設定されている。
【0031】次に、固定ドラム10のリードLの形状を
測定する方法を説明する。図1と図2に示すように、ド
ラム保持手段12の上ユニット12aと下ユニット12
bのそれぞれの移動部材30を開いた状態で、回転軸1
00の上端と下端を固定部材31にセットする。そし
て、移動部材30を図示しせぬ手段により移動すること
により、回転軸100の上端と下端をそれぞれ移動部材
30と固定部材31との間で固定する。
【0032】次に、図2のモータ制御部21からの指令
信号S1によりモータ18が回転を始めると、カム19
とケレーユニット17により固定ドラム10は同期して
図1に示すように矢印A方向に回転する。このとき、固
定ドラム10の形状によって異なるのであるが、例えば
テープの巻き付け角度分、この固定ドラム10を回転し
て回転軸100に対する固定ドラム10のリードLの形
状もしくはプロフィールを第1の測定子ユニット23に
より測定する。
【0033】この固定ドラム10の回転により、第1の
測定子ユニット23は、カム19のカム倣い面20のプ
ロフィールに沿って図2の矢印B方向に上下動される。
つまり、第1の測定子ユニット23の接触子23aは、
カム倣い面20の形状もしくはプロフィールに沿って、
ほぼリードLの理想的な形状、もしくはプロフィールに
対応するように矢印B方向に移動する。
【0034】この第1の測定子ユニット23の移動に伴
い、移動量検出手段15の検出ヘッド15aも移動す
る。このとき、第1の測定子ユニット23が+方向に移
動すると、移動量検出手段15の検出ヘッド15aは−
方向に移動する。また、第1の測定子ユニット23が−
方向に移動すると、移動量検出手段15の検出ヘッド1
5aは+方向に移動する。つまり、両者は数値的に逆に
移動している。
【0035】一方、第2の測定子ユニット123は第1
の測定子ユニット23と回転方向で同位相に取り付けら
れているため、固定ドラム10の回転と同時にデジタル
・コンピュータ340より角度データの信号S3を取り
込み、図2の流れで処理することにより着座誤差を考慮
したリードLの生データが得られるようにする
【0036】次に、このように動作したときの測定デー
タの一例を図3乃至図7に示す。この図3乃至図7に示
す測定データを説明すると、各図共回転角度(degr
ee)に対する移動距離(μm)[単位はmicro
n]の関係を示している。
【0037】そして、図3は移動量検出手段15からの
第1の測定子ユニット23の移動に関する実測データ
S5と理論値記憶部330からのデータ信号S6と、
この差分を各角度毎にプロットしたデータである。
【0038】図4は第1の測定子ユニット23の接触子
23の移動に関する信号S4の生データを示してい
る。
【0039】図5は演算部310により演算後のデータ
(演算部310aから出力される信号)、すなわちリー
ドLの形状と着座誤差を含んだデータ示している。な
お、図のデータについては図3のデータの号を逆に
したデータと、リード形状を示すデータの両方を加味し
たデータを示しているために、図3と図4のデータを加
算すると理論値との差分データは差し引きゼロとなり、
図5のデータとなる。つまり、図5のデータには、リー
ドLと着座誤差(または軸垂誤差)のデータが残る。
【0040】図6は、第2の測定子ユニット123の接
触子123aの移動に関する信号S14の生データを示
している。すなわち、このデータが軸垂の生データであ
る。
【0041】図7は演算部310bにより演算された後
のデータ(信号S8)、すなわち着座誤差(または軸垂
誤差)を除いたリードLの形状のみを示すものである。
【0042】このように、上記実施例では、ワークと着
座面との間に混入するゴミ等によるワークの傾き等を除
外した、すなわち着座誤差を考慮した、固定ドラム10
のリード形状のみの測定をすることができ、この測定結
果より精度の高い評価を行うことができる。
【0043】図8及び図9は本発明の一変形例を示すも
ので、第2の測定子ユニット123がデータを得る位置
を変えたものである。なお、図8及び図9において図1
及び図2と同一符号を付したものは図1及び図2と同一
のものを示している。
【0044】そして、図8及び図9に示すドラム体は、
下側の固定ドラム10と上側の固定ドラム30と中間の
中ドラム31とを組み合わせてなるアッセンブリであ
り、中ドラム31に磁気ヘッド32が取り付けられ、こ
の中ドラム31が軸100に一体回転可能に取り付けら
れた軸回転タイプのものである。
【0045】すなわち、軸100は下側の固定ドラム1
0に対してベアリング33を介して回転可能に装着され
ており、また下側の固定ドラム10にはリードLが形成
されている。また、このドラム体には、電気信号のやり
取りを行うロータリートランス部34、軸100を回転
駆動させるためのモーター駆動部35、下側の固定ドラ
ム10に対して上側の固定ドラム30を固定するドラム
支柱36から構成されている。
【0046】そして、このドラム体のワークを測定する
に当たっては、中ドラム31が取り付けられて上側の固
定ドラム30より突出されている軸100の一部に、高
精度に形成されている基準面STを有する基板37を一
体回転可能に取り付け、この基準面STに第2の測定子
ユニット123の接触子123aを当接させるととも
に、下側の固定ドラム10のリードLに第1の測定ユニ
ット23の接触子23aを当接させる。これにより、
子23aと接触子123aより得られた両データを、
上述したようにして処理することにより、リードLの形
状に軸垂誤差の補正を加えた精度の高い測定が行える。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
取付部とワーク(ドラム)との間に混入するゴミ等によ
るワークの傾き、すなわち着座誤差や軸垂誤差を除外し
たリードの測定が可能になり、リード形状を精密に評価
することができる。これにより、製品精度の向上が図れ
る等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドラムリード測定装置の一実施例を
示す図である。
【図2】 本発明のドラムリード測定装置における制御
系を示すブロック図である。
【図3】 第1の測定子ユニットからの実測データと理
論値記憶部からのデータ信号との差分を各角度毎にプロ
ットしたデータを示す図である。
【図4】 第1の測定子ユニットの生データを示す図で
ある。
【図5】 リードLの形状と軸線誤差を含んだデータ示
す図である。
【図6】 第2の測定子ユニットの生データを示す図で
ある。
【図7】 軸垂誤差を除いた演算後のデータを示す図で
ある。
【図8】 本発明の一変形例を説明するための側面図で
ある。
【図9】 本発明の一変形例を説明するための断面図で
ある。
【図10】 リード測定装置により測定しようとするワ
ークの一例として示す側面図である。
【符号の説明】
10 固定ドラム 12 ドラム保持手段13 カム回転手段 16 制御手段20 カム倣い面 22 精密スライド(スライド部) 23 第1の測定子ユニット23a 接触子 25 回転スケール(角度検出手段) 27 検出ヘッド(角度検出手段) 123 第2の測定子ユニット123a 接触子 190 形状測定手段 330 理論値記憶部 L リード ST 基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/61

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープに信号を記録・再生するために用
    いるドラムを対象とし、前記ドラムに形成されて前記テ
    ープを案内するリードの形状を測定するものであり、前
    記ドラムをその取付部を介し回転可能に保持するドラム
    保持手段と、前記リードの理想的な形状のカム倣い面を
    有し、前記ドラム保持手段に保持されたドラムを前記カ
    ム倣い面とともに回転するカム回転手段と、前記カム回
    転手段で回転されるドラムの回転角度を検出する角度検
    出手段と、前記カム倣い面に接触して上下動されるスラ
    イド部と、リード等の形状測定手段とを有しているドラ
    ムリード測定装置において、前記形状測定手段は、前記スライド部に保持され 前記
    ードに接触子を当てて前記リードの形状を測定する第1
    測定子ユニットと、前記第1の測定子ユニット前記
    ドラムの回転方向に対して同位相に置かれて前記ドラム
    の基準面に接触子を当てて前記基準面の形状を測定する
    第2の測定子ユニットと、前記第2の測定子ユニットに
    より得られた測定値より振れ量を算出し、前記第1の測
    定子ユニットより得られた前記リードの形状を前記振れ
    量分補正する制御手段を備えたことを特徴とするドラ
    ムリード測定装置。
  2. 【請求項2】 前記基準面が、前記ドラムの着座用底面
    である請求項1に記載のドラムリード測定装置。
  3. 【請求項3】 前記基準面が、前記ドラムに対して回転
    される軸上に設けられた基板である請求項1に記載のド
    ラムリード測定装置。
  4. 【請求項4】 テープに信号を記録・再生するために用
    いるドラムに形成されて前記テープを案内するリードの
    形状を、前記ドラムを回転し該回転角に対応して測定す
    るドラムリード測定方法において、 第1の測定子ユニットにより前記リードの形状を測定す
    るとともに、前記第1の測定子ユニットと前記ドラムの
    回転方向に対して同位相に置かれた第2の測定子ユニッ
    により回転するドラムの基準面に接触させて前記基準
    面の形状を測定し、前記第1の測定子ユニットが測定し
    た実際の値に前記第2の測定子ユニットが測定した値を
    補正して前記リードの形状を得るようにしたことを特徴
    とするドラムリード測定方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の測定子ユニットにより得られ
    た測定値より振れ量を算出し、前記第1の測定子ユニッ
    トより得られた前記リードの形状を前記振れ量分補正す
    るとともに、前記リード形状の理想的な値が格納されて
    いる理論値記憶部を有する制御手段により、 前記第1の測定子ユニットが測定した実際の値に前記第
    2の測定子ユニットが測定した値を補正し、ここで得ら
    れた実際のリード形状と前記理論値記憶部内に格納され
    ている理想的なリード形状とでリード形状を評価する
    求項4に記載のドラムリード測定方法
JP20249693A 1993-07-26 1993-07-26 ドラムリード測定装置及び測定方法 Expired - Fee Related JP3201086B2 (ja)

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