JP3201056B2 - 仮撚糸パッケージの格付け方法 - Google Patents

仮撚糸パッケージの格付け方法

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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給糸をベルト式ニップ
ツイスタ等の仮撚装置で撚を与えてパッケージに巻き取
る仮撚糸パッケージの良否の判定方法に係り、特に良否
を判定したパッケージを選別し格付けできる方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の延伸仮撚機の構成を図5により
説明する。この延伸仮撚機は紙面垂直方向(水平方向)
に多数並設された仮撚ユニット1から構成され、各仮撚
ユニット1はクリールスタンド2に支持された給糸パッ
ケージ3から糸(フィラメント糸)Yを引出す第1フィ
ードローラ4を備えている。この第1フィードローラ4
から一次ヒータ5、バルーン制御プレート6を順に経た
糸Yは、ニップツイスタ(仮撚装置)7により仮撚が施
される。仮撚の施された糸Yは、第2フィードローラ
8、二次ヒータ9、第3フィードローラ10を順に経て
巻取装置11により巻取パッケージ12に巻取られ、仮
撚加工が完了する。
【0003】上記ニップツイスタ7は交差した一対のベ
ルト13,14を備えており、両ベルト13,14間で
糸Yを挾んで撚と送りを与えるようになっている。この
ニップツイスタ7で形成される撚は第1フィードローラ
4まで伝播し、一次ヒータ5で熱固定される。すなわ
ち、ニップツイスタ7より上流側が加撚側であり、下流
側が解撚側となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
仮撚機においては、解撚側の張力が糸の品質ないし物性
(展縮性や染色性等)に重要な影響を与えることから、
解撚張力をある一定の値に維持するために仮撚装置のベ
ルトの接圧を制御する種々の提案がなされるに至ってい
る。
【0005】しかしながら、単に解撚張力を一定に制御
しても品質が安定した仮撚糸を生産できるとは限らない
問題がある。特に近年は給糸として部分延伸糸(PO
Y,Polyethylen Oriented Yarn )が用いられ、延伸率
が不良である場合等、解撚張力を一定に制御しても品質
が一定になる保障がなく、また仮撚装置の上流側のヒー
タなどが不良の場合、仮撚装置のベルト異常摩耗の場合
など運転条件が違った場合にも同様に品質は保障できな
くなる。
【0006】この仮撚機で生産されたパッケージはその
後パッケージの良否を個々に検査して梱包されるが、仮
撚中のデータで良否を判定することはなされていない。
【0007】そこで、本発明の目的は、生産したパッケ
ージの良否を判別できると共にそのパッケージを選別し
格付けできる仮撚糸パッケージの格付け方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、糸に仮撚装置で撚を与えて巻取装置にて
パッケージに巻取る仮撚糸パッケージの製造方法におい
て、仮撚装置より下流の糸の解撚張力の目標範囲及びこ
の目標範囲を越える許容限界範囲である管理上限及び管
理下限を設定し、仮撚装置より下流の糸の解撚張力をセ
ンサで検出し、そのセンサで検出した解撚張力の検出結
果が目標範囲に入るよう上記仮撚装置を制御してパッケ
ージを形成し、その仮撚装置の制御で、センサからの解
撚張力が許容限界範囲にできないときに異常と判定し、
異常と判定した場合は、巻取パッケージ毎に異常状態の
継続時間や回数を記憶し、そのデータでパッケージの良
否を判定し、パッケージの搬送時にその良否判定に基づ
いて選別を行うものであり、また糸に仮撚装置で撚を与
えて巻取装置にてパッケージに巻取る仮撚糸パッケージ
の製造方法において、仮撚装置より下流の糸の解撚張力
の目標範囲及びこの目標範囲を越える許容限界範囲であ
る管理上限及び管理下限を設定し、仮撚装置より下流の
糸の解撚張力をセンサで検出し、そのセンサで検出した
解撚張力の検出結果が目標範囲に入るよう上記仮撚装置
の制御範囲を限定してパッケージを形成し、その仮撚装
置の制御範囲を限定した制御で、センサからの解撚張力
が許容限界範囲に入っているかどうかの検出結果に基づ
いてパッケージの良否を判定するものである。
【0009】この場合、目標範囲を越える範囲に許容限
界範囲を設定し、この範囲を越えた場合に異常と判定す
ることが好ましい。
【0010】
【作用】上記構成によれば、各巻取装置でパッケージに
巻き取るにおいて、仮撚装置より下流の糸の解撚張力の
目標範囲及びこの目標範囲を越える許容限界範囲である
管理上限及び管理下限を設定し、仮撚装置より下流の糸
の解撚張力をセンサで検出し、そのセンサで検出した解
撚張力の検出結果が目標範囲に入るよう上記仮撚装置を
制御してパッケージを形成し、その仮撚装置の制御で、
センサからの解撚張力が許容限界範囲にできないときに
異常と判定し、異常と判定した場合は、巻取パッケージ
毎に異常状態の継続時間や回数を記憶し、そのデータで
パッケージの良否を判定し、また仮撚装置の制御範囲を
限定してパッケージを形成し、その仮撚装置の制御範囲
を限定した制御で、センサからの解撚張力が許容限界範
囲に入っているかどうかの検出結果に基づいてパッケー
ジの良否を判定し、これらのデータに基づいて搬送時に
パッケージを簡単に選別できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】図1は延伸仮撚機40の全体構成を示した
もので、仮撚された糸をパッケージ12に巻き取る巻取
装置11は、上下3段で水平方向に多数設けられる。こ
れら巻取装置11は後述する制御部34で駆動制御され
るようになっている。巻取装置11で巻き終えられたパ
ッケージ12は、詳細は省略するが玉揚された後、搬送
ライン41に搬出される。この場合、制御部34は、搬
送ライン41にあるパッケージが、搬送順にどの錘で生
産されたの情報と、後述するようにパッケージの判別デ
ータとが記憶されており、選別装置42にそれぞれパッ
ケージ12が搬送されたとき、良否の選別を行うと共に
そのラベリングや印字或いはマーキングを行い、良品は
梱包装置43に流し、不良品はライン44に流して選別
を行うようになっている。またこれらパッケージの良否
は各錘毎に記憶し、これをパッケージ単位や錘単位でプ
リントアウト45することができるようになっている。
【0013】さて図2はニップツイスタによる接圧調整
と解撚張力の検出の詳細を示したものである。
【0014】図2において、7は延伸仮撚機に用いられ
るニップツイスタ(仮撚装置)で、糸Yを挾んで撚と送
りを与える交差した一対の無端状のベルト13,14を
備えている。各ベルト13,14は、それぞれフレーム
15に支持された駆動プーリ16と従動プーリ17間に
巻掛けられている。二点鎖線で示したベルト13は固定
側とされ、他方のベルト14は、駆動プーリ16と同一
の軸心を支点に固定側のベルト13に対する接圧を調節
すべく揺動自在に支持され、後述するシリンダ25と弁
31,32からなる接圧調整手段40にて固定側ベルト
13に押圧され接圧が調整されるようになっている。
【0015】先ず、駆動プーリ16と従動プーリ17
は、タッチローラ18に支持され、そのタッチローラ1
8が、フレーム15に回転自在に支持され、タッチロー
ラ18を回転することで、ベルト14が駆動プーリ16
と同一軸心を支点に図示の矢印方向に揺動できるように
なっている。
【0016】このタッチローラ18内には、図示してい
ないが駆動軸が挿通され、モータなどで駆動プーリ16
が駆動されるようになっている。またタッチローラ18
はフレーム15に回転自在に支持され、そのタッチロー
ラ18にホルダ19が取り付けられる。このホルダ19
は3つのレバー部20,21,22を有し、第1のレバ
ー部20には、揺動側のベルト14を固定側のベルト1
3から離反させる方向に付勢するバネ23が設けられた
接圧調整ピン24が当接されている。第2のレバー部2
1には、バネ23の力に抗して揺動側のベルト14を固
定側のベルト13に押圧付勢するシリンダ25のピスト
ン26が当接されている。第3のレバー部23には、揺
動側のベルト14の最大揺動位置を規制するストッパー
ピン27が当接されている。また、このストッパピン2
7に連結されたレバー27aを回すことで、ベルト1
3,14間を大きく開くこともできるようになってい
る。
【0017】シリンダ25は、リザーブタンク28に接
続され、そのリザーブタンク28に空気圧供給管29が
接続される。この空気圧供給管29は、内部に例えば
0.1mm程度のオリフィス30を有し、その上流側が
二股に分岐されると共に、その一方に上限の空気圧Pu
を供給する弁(以下第1弁という)31が接続され、他
方に下限の空気圧Pdを供給する弁(以下第2弁とい
う)32が接続されている。
【0018】この上限の空気圧Puを供給する第1弁3
1の上流側は空気圧供給源に接続され、下限の空気圧P
dを供給する第2弁32の上流側は、上流側の空気圧供
給源と別個の供給源に接続されるか或いは上限側の空気
圧供給源に減圧弁等を介して接続される。
【0019】上限の空気圧Puと下限の空気圧Pdは、
後述するが糸の種類やベルト速度に応じて設定される。
【0020】ベルト13,14よりも下流側の糸道には
糸Yの解撚張力Tを検出するセンサ33が設けられ、そ
の検出信号が上述した制御装置34に入力されるように
なっている。
【0021】この制御部34には、運転状況やPOYの
種類により予め解撚張力の制御範囲(目標範囲)が入力
されるようになっている。この制御範囲は、目標値に対
して上限値と下限値とが設定され、上限値を越える間
は、第1弁31を開き(この時第2弁32は閉)、下限
値を下回る間は第2弁32を開く(この時第1弁21は
閉)ように構成されている。これによりベルト13,1
4の接圧が制御され、解撚張力Tが制御範囲に維持され
るようになっている。
【0022】なお、制御部34および接圧調整手段40
は、解撚張力制御手段を構成している。またオリフィス
30とリザーブタンク28は空気圧の脈動を防止するた
めに設けられる。
【0023】以上において、ニップツイスタ7により送
られた糸Yは、パッケージ12(図1参照)に巻き取ら
れ、その間にセンサ33によりその解撚張力Tが検出さ
れ、その検出値が、制御部34に入力される。制御部3
4は、解撚張力の目標値が予め入力され、同時にその目
標値Toに対しての制御範囲である張力の上限値Tuと
下限値Tdが入力され、センサ33からの解撚張力を基
に接圧調整手段40を制御してベルト13,14の接圧
を調整し解撚張力が目標値Toになるように制御する。
【0024】これを図3,図4により詳しく説明する。
【0025】先ず、図4はシリンダ25に供給する空気
圧Pと解撚張力Tの関係を示したものである。図4より
空気圧Pと解撚張力Tの関係は、ベルト13,14間の
接圧と対応関係にある空気圧Pを上昇させれば解撚張力
Tは低下する関係にある。従って、先ず解撚張力Tの目
標値Toに対して品質が安定して生産できる張力の上限
Tuと下限Tdを設定した後、空気圧Pの制御範囲を求
める。すなわち、解撚張力の上限値Tuに対する空気圧
の上限値Puを求め、また解撚張力の下限値Tdに対す
る空気圧の上限値Puを求め、この求めた上限値Puと
下限値Pdを基にして第1弁31と第2弁32に供給す
る空気圧をその上限値Puと下限値Pdと略同じとなる
ようにする。
【0026】このようにして解撚張力の目標値Toに対
して張力を適正に制御できる上限の空気圧Puと下限の
空気圧Pdがそれぞれ弁31,32に供給できるように
され、また目標値Toに対して目標範囲を越える許容限
界範囲である管理上限Tmaxと管理下限Tmin とが制御
部34に入力される。
【0027】接圧の調整は、図3に示すように仮撚運転
中、センサ33により検出される解撚張力Tが上限値T
uを越えている間は、第1弁31を開く。すると、上限
の空気圧Puが、オリフィス30を介してリザーブタン
ク28に作用する。この結果シリンダ25に作用する圧
力は徐々に上昇し、ベルト13,14の接圧Pが上昇し
て行く。接圧Pの上昇により、ベルト13,14の糸Y
の送り速度が接圧Pに比例して速くなることにより、解
撚張力Tが減少する。そして、解撚張力Tが上限値Tu
を下回り、制御範囲内に入ると第1弁31が閉じられ、
シリンダ25は、その間に上昇した圧力を維持し、ベル
ト13,14はそのままの接圧に維持される。
【0028】逆に制御部34は、センサ33により検出
される解撚張力Tが下限値Tdよりも下回っている間
は、第2弁32を開く。すると、下限の空気圧Pdがリ
ザーブタンク28に作用し、シリンダ25の空気圧が下
がり、これによりベルト13,14の接圧Pが低下し、
解撚張力Tが増大する。そして、解撚張力Tが下限値T
dより上昇し、制御範囲に入ると第2弁32が閉じら
れ、ベルト13,14はそのままの接圧に維持される。
こうして解撚張力Tが目標値Toに対して一定の制御範
囲に維持されることになる。
【0029】しかしながら、給糸パッケージ3が不良パ
ッケージの場合や延伸仮撚機側に異常が生じている場合
には、空気圧Pを上限Pu又は下限Pdのまま(第1弁
31又は第2弁32を開いたまま)としていても、セン
サ33で検出される解撚張力Tが制御範囲に入らなくな
る。すなわち、この制御装置の構成では、ベルト13,
14間の接圧の制御範囲が上限エア圧Puと下限エア圧
Pdとで決められる範囲に限られているので、上記のよ
うな場合は、解撚張力Tが制御範囲に入らなくなってし
まう。そして、さらに本装置では、管理上限Tmax を越
えた時、又は管理下限Tmin を下回った時、すなわち解
撚張力Tを制御範囲に収束できない時は、異常と判定す
るようになっているので、異常状態を発見できる。異常
と判定したときは、例えば、ウォーニングする、あるい
は糸を切るようにする。糸を切れば、不良糸を巻くこと
が防止され、品質の安定した仮撚糸を生産できる。
【0030】また、異常と判定した場合は、巻取パッケ
ージ毎に異常状態の継続時間や回数を記憶しておくこと
でその巻取パッケージの品質の良否を判定するデータと
することもできる。
【0031】さて、制御部34は、空気圧Pが上限Pu
又は下限Pdのまま(第1弁31又は第2弁32を開い
たまま)で、尚且つセンサ33で検出される解撚張力T
が制御範囲に入らず、管理上下限Tmax ,Tmin を外れ
たとき、具体的には上限Tuを越えて管理上限Tmax を
越えたとき又は下限Tdを下回って管理下限Tmin を下
回った時、すなわち解撚張力Tを制御範囲にできない時
は、異常と判断し、その巻取パッケージを不良と判定す
る。この場合、管理上下限Tmax ,Tmin を外れている
間の時間(糸長)により糸欠点長を判定したり、外れた
回数を計測して欠点の多寡を判定したり、糸欠点長や欠
点回数により欠点の軽重の判定も同時に行う。
【0032】また制御部34に入力される管理上下限T
max ,Tmin の範囲は、糸に応じて或いは運転状況によ
り任意に設定可能とする。さらに欠点の軽重の判定値も
設定可能とする。また、上記で異常と判定しても糸を切
ったりウォーニングをせずに、欠点の軽重度の判定結果
により、重大欠点と判定したときは、糸を切ってしま
い、各巻取装置11に対応して設けられた表示装置46
にてアラームやウォーニングを行うようにしてもよい。
【0033】そして、上記糸の品質データはパッケージ
毎に制御部34に記憶され、該制御部34でパッケージ
毎のデータに基づいて各パッケージが区分される。すな
わち、各パッケージの判別データが制御部34に記憶さ
れ、パッケージの巻取完了後玉揚されて図1に示すよう
に搬送ライン41に搬出された際、これら判別データを
パッケージの搬送順に選別装置42に送って上述したよ
うに選別やラベリングなどを行う。
【0034】以上より、パッケージの良否が判ると共に
不良パッケージの場合には、その不良状態が判ると共に
その選別が可能となる。
【0035】尚、異常と判定したときは、仮撚装置が異
常であるか或いはPOYが異常かどうかその原因を調
べ、原因を取り除くようにすることが好ましい。
【0036】また目標値Toに対する制御範囲の上下限
の設定は、運転状況や解撚糸に応じて自在に変更でき
る。
【0037】上述の実施例においては、接圧調整手段4
0としてシリンダ25と弁31,32の例で説明した
が、ニップツイスタ7のベルト13,14の速度を変え
ることで解撚張力を調整するようにしても、或いはその
他の手段で調整するようにしてもよい。仮撚装置として
ニップツイスタ以外のもの、例えばフリクション仮撚機
等を用いるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、各巻取装
置でパッケージに巻き取るにおいて、仮撚装置より下流
の糸の解撚張力の目標範囲及びこの目標範囲を越える許
容限界範囲である管理上限及び管理下限を設定し、仮撚
装置より下流の糸の解撚張力をセンサで検出し、そのセ
ンサで検出した解撚張力の検出結果が目標範囲に入るよ
う上記仮撚装置を制御してパッケージを形成し、その仮
撚装置の制御で、センサからの解撚張力が許容限界範囲
にできないときに異常と判定し、異常と判定した場合
は、巻取パッケージ毎に異常状態の継続時間や回数を記
憶し、そのデータでパッケージの良否を判定し、また
撚装置の制御範囲を限定してパッケージを形成し、その
仮撚装置の制御範囲を限定した制御で、センサからの解
撚張力が許容限界範囲に入っているかどうかの検出結果
に基づいてパッケージの良否を判定し、これらのデータ
に基づいて搬送時にパッケージを簡単に選別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1における仮撚部の詳細を示す図である。
【図3】本発明において、解撚張力変化に対する弁の制
御とその空気圧変化を示す図である。
【図4】本発明において、空気圧と解撚張力の関係を示
す線図である。
【図5】仮撚装置が用いられる延伸仮撚機の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
7 ニップツイスタ(仮撚装置) 11 巻取装置 12 パッケージ 33 センサ 34 制御装置 41 搬送ライン 42 選別装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸に仮撚装置で撚を与えて巻取装置にて
    パッケージに巻取る仮撚糸パッケージの製造方法におい
    て、仮撚装置より下流の糸の解撚張力の目標範囲及びこ
    の目標範囲を越える許容限界範囲である管理上限及び管
    理下限を設定し、仮撚装置より下流の糸の解撚張力をセ
    ンサで検出し、そのセンサで検出した解撚張力の検出結
    果が目標範囲に入るよう上記仮撚装置を制御してパッケ
    ージを形成し、その仮撚装置の制御で、センサからの解
    撚張力が許容限界範囲にできないときに異常と判定し、
    異常と判定した場合は、巻取パッケージ毎に異常状態の
    継続時間や回数を記憶し、そのデータでパッケージの良
    否を判定し、パッケージの搬送時にその良否判定に基づ
    いて選別を行うことを特徴とする仮撚糸パッケージの格
    付け方法。
  2. 【請求項2】 糸に仮撚装置で撚を与えて巻取装置にて
    パッケージに巻取る仮撚糸パッケージの製造方法におい
    て、仮撚装置より下流の糸の解撚張力の目標範囲及びこ
    の目標範囲を越える許容限界範囲である管理上限及び管
    理下限を設定し、仮撚装置より下流の糸の解撚張力をセ
    ンサで検出し、そのセンサで検出した解撚張力の検出結
    果が目標範囲に入るよう上記仮撚装置の制御範囲を限定
    してパッケージを形成し、その仮撚装置の制御範囲を限
    定した制御で、センサからの解撚張力が許容限界範囲に
    入っているかどうかの検出結果に基づいてパッケージの
    良否を判定することを特徴とする仮撚糸パッケージの格
    付け方法。
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