JP3200885U

JP3200885U - 物流用カート

Info

Publication number: JP3200885U
Application number: JP2015004386U
Authority: JP
Inventors: 精一久保田
Original assignee: 精一久保田
Priority date: 2015-08-12
Filing date: 2015-08-12
Publication date: 2015-11-12
Anticipated expiration: 2025-08-12

Abstract

【課題】貨物の投入口及び取出口を有し、貨物数量を表示する表示装置を投入口及び取出口に設置した物流用カートを提供する。【解決手段】カート１上に貨物の投入口と取出口６とを設け、貨物数量を表示する表示装置８を投入口及び取出口６に設ける。また、自動認識シンボル１１を読み取る自動認識装置１０と、読み取られた情報を元に取出口側表示装置８への表示を行う制御装置２を設ける。【選択図】図１

Description

本考案は、貨物の投入口及び取出口を有し、貨物数量を表示する表示装置を投入口及び取出口に設けた物流用カートに関するものである。

従来の物流用カートは、カート上の複数の格納場所ごとに、貨物を投入する位置又は投入する数量を表示する表示装置を設けたものが知られている。

しかしながら従来の物流用カートは、貨物を格納場所に投入した後、格納された貨物をカート上の複数の格納場所のうちの１カ所以上から取り出すときに、その取り出し位置及び取り出し数量を操作者に指示する機構がないという欠点があった。

特開２００８−２４７５４６号公報

本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、カート上の複数の格納場所に格納した貨物を格納場所から取り出す際に、投入口とは別に設けた複数の取出口と、前記取出口に、取り出し位置及び取り出し数量を操作者に指示する表示装置とを設けた物流用カートを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本考案は、貨物の投入口と、貨物の取出口と、貨物を投入する際の投入位置及び投入数量を表示する投入口側表示装置と、貨物を取り出す際の取り出し位置及び取り出し数量を表示する取出口側表示装置と、を物流用カートに設けたものである。ここで表示装置とは、貨物数量を表す数字を表示するデジタル表示器や、点灯する数が貨物数量を表すランプ装置等であり、複数ある表示器のうちの１以上の表示器が点灯することによって、複数の投入口及び取出口のうちの特定の箇所を指し示すことができるものである。

また、カートから取り出す貨物を格納する棚の格納場所コード（ロケーションコード）を表す自動認識シンボルを読み取るための自動認識装置と、前記自動認識装置で読み取った格納場所コード（ロケーションコード）で表される格納場所に、カートから貨物を取り出す際の、カート上の取出口位置及び取り出し数量を、貨物の投入口とは別に設けた取出口に近接して設けられた取出口側表示装置に表示するための制御装置と、を物流用カートに設けたものである。ここで自動認識装置とは、自動認識シンボルを読み取るためのハンディスキャナやバーコードリーダ等である。

以上の説明から明らかなように、本考案にあたっては次に列挙する効果が得られる。
（１）物流用カートに、貨物の投入口と取出口を設け、かつ、投入口側表示装置と取出口側表示装置を設けたことにより、貨物を複数の格納場所から集品するピッキング作業と、出荷先別に設定された複数の格納場所に区分する仕分け作業とを、別個のカートを導入することなく、一つの物流用カートで行うことができる。

（２）また、物流用カートに、貨物の投入口と取出口を設け、かつ、投入口側表示装置と取出口側表示装置を設けたことにより、仕分け作業を行う前にピッキング作業を終了させることなく、並行してピッキング作業と仕分け作業を行うことができる。

（２）また、カートから取り出す貨物を格納する棚の格納場所コード（ロケーションコード）を表す自動認識シンボルを読み取るための自動認識装置と、前記自動認識装置で読み取った格納場所コード（ロケーションコード）で表される格納場所に、カートから貨物を取り出す際の、カート上の取出口位置及び取り出し数量を、取出口側表示装置に表示するための制御装置とを物流用カートに設けたことにより、カートの操作者は、自動認識シンボルを読み取るだけで、前記の仕分け作業を、表示装置の表示に従って、容易に実施することができる。

本考案の一実施形態の斜視図である。図１のカートの側面図である。

以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図１は、本考案によるカート装置の一実施形態の斜視図であって、複数の棚板（３）の一方に複数の取出口（６）を設け、取出口の近傍に取出口側表示装置（８）を設けた物流用カート（１）である。物流用カート（１）には、棚（１４）の棚板（１２）に設置された自動認識シンボル（１１）を読み取るための自動認識装置（１０）と、自動認識装置及び表示装置の制御を行う制御装置（２）が設置される。
図２は、本考案装置の側面図であり、カートに設置された複数の棚板（３）の一方に取出口（６）及び取出口側表示装置（８）を設け、反対側に投入口（１３）と投入口側表示装置（５）を設ける。
本考案装置は以上のような構造である。
本考案装置を使用するときは、貨物のピッキングを行う場合には、操作者は、複数の投入口のうち１以上の投入口側表示装置（５）に表示される貨物数量を投入する。貨物の仕分けを行う場合には、操作者は、棚（１４）に設置された自動認識シンボル（１１）を自動認識装置（１０）で読み取る。制御装置（２）による情報処理によって当該格納位置に仕分けるべき貨物数量が複数の取出口（６）のうち１以上の取出口側表示装置（８）に表示され、その表示に従って、操作者は貨物を取り出し、読み取りを行った棚（１４）の格納場所に貨物を格納する。

本考案は、物流用カートを製造する産業で利用される。

１物流用カート
２制御装置
３棚板
４ハンドル
５投入口側表示装置
６取出口
７ハンドル
８取出口側表示装置
９車輪
１０自動認識装置
１１自動認識シンボル
１２棚板
１３投入口
１４棚

Claims

貨物の投入口と、
貨物の取出口と、
貨物を投入する際の投入位置及び投入数量を表示する投入口側表示装置と、
貨物を取り出す際の取り出し位置及び取り出し数量を表示する取出口側表示装置と、
を設けたことを特徴とする物流用カート。
棚の格納場所コード（ロケーションコード）を表す自動認識シンボルを読み取るための自動認識装置と、
前記自動認識装置で読み取った格納場所コード（ロケーションコード）で表される格納場所に、カートから貨物を取り出す際の、カート上の取出口位置及び取り出し数量を、貨物の投入口とは別に設けた取出口に近接して設けられた取出口側表示装置に表示するための制御装置と、
を設けたことを特徴とする物流用カート。