JP3200826U - バッグ - Google Patents

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こずえ 高桑
こずえ 高桑
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株式会社サンリオファーイースト
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Abstract

【課題】「沢山のグッズをバッグにとりつけて見せること」に対する利便性が図られたバッグの提供。【解決手段】バッグ1の少なくとも一側面において、透明性カバー13を備え、バッグ1の一側面と透明性カバー13との間にグッズ収納部15を形成し、当該グッズ収納部15内にグッズ保持部材16を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、バッグに関し、特にキーホルダ等のグッズを装飾として見せつつ収納可能なグッズ収納部を有するバッグに関する。
バッグはその実用性もさることながら、ファッション性も重視されている。
特許文献1には、バッグの絵柄やデザインなどを簡単に変更できるようにするための、「バッグ本体のいずれかの面に透明窓部が設けられ、透明窓部は、バッグ外面の透明窓と、透明窓の内側に装填され透明窓を通して外部から観察可能な外観部材を収容する外観部材装填部と、透明窓部の内側に備えられ、外観部材を前記の透明窓に接して固定するための外観部材押さえ部とから構成され、外観部材がバッグ外面の外観を構成する、透明窓を有するバッグ」が開示されている。
透明窓部の内側に、デザインの異なる外観部材(デザインが施された板状の部材)を交換して入れることで、デザインの変更ができるものである。
実登第3096228号公報
従来、バッグを装飾するために、キーホルダ等がバッグのファスナーや持ち手部分にぶら下げる等されていたが、近年ではキャラクターもののグッズなどを飾るための手段として、バッグが利用されることがある。即ち、気に入ったキャラクターに関する沢山のグッズをバッグにとりつけることが行われている(バッグをキャラクターグッズのディスプレイとして用いている)。
特許文献1のバッグでは、透明窓部の内側にデザインが施された板状の部材を交換して入れることで、デザイン性を変更できるものであるが、上記のような、「沢山のグッズをバッグにとりつけて見せる」ことが想定されているものではなかった。
本考案は、上記の点に鑑み、「複数のグッズをバッグにとりつけて見せること」に対する利便性が図られたバッグを提供することを目的とする。
(構成1)
バッグの少なくとも一側面において、透明性カバーが備えられており、前記一側面と前記透明性カバーとの間にグッズ収納部が形成され、当該グッズ収納部内にグッズ保持部材を備えることを特徴とするバッグ。
(構成2)
前記透明性カバーの外周の一辺がバッグと接合され、当該一辺以外の外周において開閉部材を備えることを特徴とする構成1記載のバッグ。
(構成3)
前記透明性カバーとバッグの接合がマチ部材を介して行われることにより、前記グッズ収納部が立体的な空間であることを特徴とする構成2記載のバッグ。
(構成4)
前記開閉部材がファスナーであることを特徴とする構成2又は構成3に記載のバッグ。
(構成5)
前記バッグがトートバッグであり、前記外周の一辺が、前記透明性カバーの上辺側であることを特徴とする構成2から構成4の何れかに記載のバッグ。
(構成6)
前記バッグがボストンバッグであり、前記外周の一辺が、前記透明性カバーの下辺側であることを特徴とする構成2から構成4の何れかに記載のバッグ。
(構成7)
前記グッズ保持部材が、前記グッズ収納部の上部に形成されていることを特徴とする構成1から構成6の何れかに記載のバッグ。
(構成8)
前記グッズ保持部材が、キーホルダを吊持可能なリング状部を有することを特徴とする構成1から構成7の何れかに記載のバッグ。
(構成9)
前記グッズ保持部材が、ひも状又は帯状材を前記一側面に複数箇所接合することによって形成されていることを特徴とする構成1から構成7の何れかに記載のバッグ。
(構成10)
前記グッズ保持部材が、すべり止め部材によって形成されることを特徴とする構成1から構成7の何れかに記載のバッグ。
(構成11)
前記グッズ収納部内に、別の透明性カバーが備えられることにより、前記グッズ収納部内にさらに別のグッズ収納部が形成されることを特徴とする構成1から構成10の何れかに記載のバッグ。
本考案のバッグによれば、透明性カバーにより内部が見えるグッズ収納部において、グッズ保持部材が設けられるため、グッズをバッグに取り付けることが容易であり、且つ、取り付けられたグッズは透明性カバーにより保護されつつディスプレイされる。
本考案に係る実施形態1のバッグを示す図 本考案に係る実施形態1のバッグの使用例を示す図 本考案に係る実施形態2のバッグを示す図 本考案に係る別のバッグの例を示す図 本考案に係る別のバッグの例を示す図
以下、本考案の実施態様について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施態様は、本考案を具体化する際の一形態であって、本考案をその範囲内に限定するものではない。
<実施形態1>
図1は、本考案に係る実施形態1のバッグを示す図であり、(a)は透明性カバーを閉じた状態の斜視図、(b)は透明性カバーを開けた状態の斜視図である。
同図に示されるように、本実施形態のバッグ1は、上部が開口している収納部11に持ち手12が取り付けられた、いわゆるトートバッグと呼ばれるタイプである。
バッグ1の一側面(図1における手前の面)には、透明性カバー13が備えられており、透明性カバー13の外周の一辺(上辺)がマチ部材を介してバッグと縫い合されて接合される。また、このマチ部材で縫い合わせられる一辺(上辺)以外の外周は、ファスナー14が縫い合わされる。これにより、バッグの一側面(図1における手前の面)と透明性カバー13との間にグッズ収納部15が形成される。
グッズ収納部15は、マチ部材とファスナー14によって側面が形成され、立体的な空間となる。なお、マチ部材を使わずに透明性カバー13をバッグに直接縫合して、グッズ収納部15を平面的に形成するものであっても構わない。
図1(b)には、ファスナー14を開けることにより、透明性カバー13を開けた状態を示した。同図に示されるように、本実施形態のバッグ1では、透明性カバー13を全面的にペロンと上に開けることができる。
透明性カバー13は、バッグの一側面に対して全面的に形成できた方がよいが、トートバッグに対してこれを実現しようとした場合、四隅の上側の2つの角部を直角に近い形状とする必要がある。しかしながら直角部分にファスナーを設けることは難しいという問題がある。本実施形態のバッグ1では、上記説明のごとく、ファスナー14を上辺以外において設けることにより、この問題を解消しつつ、透明性カバー13を全面的に開けることができるようにしている。
グッズ収納部15内には、グッズ保持部材16が備えられる。
グッズ保持部材16は、本実施形態では樹脂製のリング状部161に、ひも状若しくは帯状の取り付け片(布片)162が通されて、その両端部がグッズ収納部15の上端部付近に縫いとめられることで形成される。なお、本実施形態では、樹脂製のリング状部161をひも状若しくは帯状の取り付け片(布片)162によって取り付けることでグッズ保持部材16を形成しているが、単にひも状若しくは帯状の部材をリング状にして縫いとめることでグッズ保持部材16を形成してもよい。(本実施形態の樹脂製のリング状部161を無くしただけの構成と同等。なお、この場合、リング状に縫いとめられるひも状若しくは帯状の部材によって、「リング状部」が構成される。)
本実施形態では、グッズ収納部15の上端部付近にグッズ保持部材16が複数設けられる。
図2に本実施形態のバッグ1の使用例を示した。同図に示されるように、本実施形態のバッグ1は、グッズ収納部15内の上部に、グッズ保持部材16が設けられているため、これにキーホルダ等を吊持させることができる。グッズ保持部材16を配列的に設けることにより、キーホルダ等のグッズを整列させてディスプレイすることが可能である。
また、図2に示されるように缶バッジ等をグッズ収納部15内で止めたり、その他文房具や人形等の各種のグッズを収めることができる。
本実施形態におけるグッズ収納部15は、立体的な空間として形成されるため、沢山のグッズや人形等の立体的なグッズも収納、ディスプレイすることができる。
このように多数のグッズをバッグ1に取り付けても、グッズが透明性カバー13によって保護される(グッズ収納部15内に収められる)ため、グッズが傷ついたり汚れたりすることが抑止される。また、グッズがグッズ収納部15内に収められているため、グッズが絡まったりすること(例えば電車の中で他人の服や持ち物に引っ掛かる等)も抑止される。加えて、グッズ収納部15内に収められているため、グッズの紛失等も抑止されるものであり、非常に有用である。
また、本実施形態のバッグ1では、図1(b)に示されるように、透明性カバー13を全面的にペロンと開けることができるため、グッズ収納部15へのグッズの取り付けの作業性がよい。
<実施形態2>
図3は、本考案に係る実施形態2のバッグを示す図であり、(a)は透明性カバーを閉じた状態の斜視図、(b)は透明性カバーを開けた状態の斜視図である。
なお、実施形態1と同様の概念となるものについては同一の符号を使用し、ここでの説明を省略もしくは簡略化する。また、バッグとしての一般的な構成についてもここでの説明を省略もしくは簡略化する。
同図に示されるように、本実施形態のバッグ2は、いわゆるボストンバッグと呼ばれるタイプである。
本実施形態のバッグ2においても、実施形態1と同様に、グッズ収納部15が形成されるが、実施形態2においては、透明性カバー13の下辺側において、マチ部材を介してバッグと縫い合せている。このマチ部材で縫い合わせられる一辺(下辺)以外の外周にてファスナー14で縫い合わせる点や、これによって形成されるグッズ収納部15内にグッズ保持部材16が備えられる点は実施形態1と同様である。なお、本実施形態では、ファスナー14として、ダブルファスナーを用いている。
図3(b)には、ファスナー14を開けることにより、透明性カバー13を開けた状態を示した。同図に示されるように、本実施形態のバッグ2では、透明性カバー13を全面的に下に開けることができる。
本実施形態のバッグ2によれば、実施形態1と同様の優れた作用効果を得ることができる。
上記各実施形態では、グッズ収納部がバッグの一側面のみに設けられるものを例として説明しているが、バッグの両面にグッズ収納部を設ける等、複数の側面にグッズ収納部を設けるものであってよい。もしくは、バッグの一側面に複数のグッズ収納部を形成するようにしてもよい。
また、グッズ収納部の中にさらに別のグッズ収納部を形成するようにしてもよい。図5にその一例を示した。
図5に示されるように、例えば、透明性カバー13Aや透明性カバー13Bをさらに備えることによって、グッズ収納部の中にさらに別のグッズ収納部(グッズ収納部15A、15B)を形成できる。透明性カバー13Aや透明性カバー13Bは、上記説明した透明性カバー13と同様の構成でバッグに取り付けられるもの(ファスナーで開閉可能なもの)であっても良いし、単純にポケット状にバッグ本体に縫いつけられるもの等であってもよい。また、図5ではバッグ本体側に透明性カバー13Aや透明性カバー13Bが取り付けられるものを例としているが、透明性カバー13Aや透明性カバー13Bが、透明性カバー13に取り付けられるものであっても構わない。透明性カバー13Aや透明性カバー13Bによって、グッズ収納部15Aや15Bが形成される。
これにより、グッズ収納部15Aや15Bに例えば文房具などのグッズを入れることができ、全体のグッズ収納部15内においてグッズを安定的に保持させることができる。即ち、グッズ収納部15Aや15Bは、グッズ保持部材としても機能すると言える。
上記各実施形態では、グッズ保持部材として、樹脂製のリング状部161に、ひも状若しくは帯状の取り付け片(布片)162を通して、その両端部を縫いとめて形成するもの、または、単にひも状若しくは帯状の部材をリング状にして縫いとめるものを例としているが、本考案におけるグッズ保持部材はこれらに限られず、各種のグッズを保持できるものであればよい。
図4には、別のグッズ保持部材の例を示した。図4のグッズ保持部材26は、ひも状又は帯状材を複数箇所で縫いとめることによって形成される。即ち、ひも状又は帯状材が、複数の縫合部261によって縫いとめられ、各縫合部261の間となる部分においてはひも状又は帯状材がフリーの状態であるため、この部分に物をひっかけることができるものである。
その他、グッズ収納部内にすべり止め加工をすることによって、グッズ保持部材として機能させるものであってもよい。すべり止め加工は、シリコンや天然ゴムのボツ加工など、各種の手法を用いればよい。
上記各実施形態では、グッズ保持部材16がグッズ収納部の上部に設けられるものを例としているが、グッズ収納部の任意の場所に形成されるものであってもよい。
透明性カバーは、無色透明であるものに限られず、有色のものであっても構わない。(グッズ収納部内のグッズを視認可能なものであればよい)
実施形態では、トートバッグとボストンバッグを例としているが、本考案がこれらに限られるものではなく、ショルダーバッグ、スーツケース、キャリーバッグ、リュック、ランドセル等、各種のバッグ、カバンに利用できる。
1...バッグ
13...透明性カバー
14...ファスナー(開閉部材)
15...グッズ収納部
16...グッズ保持部材
161...リング状部

Claims (11)

  1. バッグの少なくとも一側面において、透明性カバーが備えられており、前記一側面と前記透明性カバーとの間にグッズ収納部が形成され、当該グッズ収納部内にグッズ保持部材を備えることを特徴とするバッグ。
  2. 前記透明性カバーの外周の一辺がバッグと接合され、当該一辺以外の外周において開閉部材を備えることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  3. 前記透明性カバーとバッグの接合がマチ部材を介して行われることにより、前記グッズ収納部が立体的な空間であることを特徴とする請求項2記載のバッグ。
  4. 前記開閉部材がファスナーであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のバッグ。
  5. 前記バッグがトートバッグであり、前記外周の一辺が、前記透明性カバーの上辺側であることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のバッグ。
  6. 前記バッグがボストンバッグであり、前記外周の一辺が、前記透明性カバーの下辺側であることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のバッグ。
  7. 前記グッズ保持部材が、前記グッズ収納部の上部に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のバッグ。
  8. 前記グッズ保持部材が、キーホルダを吊持可能なリング状部を有することを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のバッグ。
  9. 前記グッズ保持部材が、ひも状又は帯状材を前記一側面に複数箇所接合することによって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のバッグ。
  10. 前記グッズ保持部材が、すべり止め部材によって形成されることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のバッグ。
  11. 前記グッズ収納部内に、別の透明性カバーが備えられることにより、前記グッズ収納部内にさらに別のグッズ収納部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載のバッグ。
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