JP3200619U - 電動式手押し運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】手押し走行のみならず、電動アシスト走行が可能であり、電動アシスト走行時において、運搬車の走行を手押し補助しながら前進走行と後進走行の切り替えを手動操作で極めて簡単に行うことができる電動式手押し運搬車を提供する。【解決手段】電動式手押し運搬車100は、複数の車輪11を走行可能に支持する本体フレーム10と、本体フレーム上に固定された荷台20と、本体フレームの後端部に設けられたハンドルフレーム30と、車輪を駆動するための電動機40と、電動機を駆動制御するコントローラと、コントローラを介して電動機に電力を供給するための充電池と、ハンドルフレームの上部に設けられ、コントローラを介して電動機を駆動操作するための操作部70と、を備え、操作部には、前進もしくは後進を手動で傾倒操作可能なアクセルレバーが設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、工事現場、建築現場、農場などにおいて資材や荷物などの積荷物を載せて運搬する手押し運搬車に係り、特に電動アシスト可能な電動式手押し運搬車に関する。
従来、複数個の車輪を備えた車体フレームの上に荷台を置き、この荷台から後斜めへ操作ハンドルを延ばし、前後輪の一方が左右2輪であって、この左右2輪を電動モータで軸直結駆動系を介して直接的に駆動し、他方が車体中央に配置した1輪であり、前後輪間にバッテリを配置した電動三輪運搬車が提案されている(特許文献1参照)。
上記のような電動三輪運搬車は、特に右折もしくは左折の操舵の際に不安定となり、それを支えようとして操作ハンドルを握る手に負担が掛かるため、四輪以上の車輪を備えた台車仕様の電動式運搬車が種々提案されている。
台車仕様の電動式運搬車としては、例えば、手押し枠体と4つの非駆動輪と荷台面と1つの駆動輪を有し、手押し枠体を前方に押せば台車の前進を電動アシストし、引けば後退を電動アシストし、押しも引きもしない時は停止する機構を有しながら、操作は通常の手動L型台車相当とするため駆動輪を非駆動の2つの後輪又は前輪間近傍に配置した電動アシスト手押し台車が提案されている(特許文献2参照)。
特開平11−20704号公報 特開2006−290319号公報
従来の電動式運搬車においても、手押し走行のみならず、電動アシスト走行は可能である。しかしながら、電動アシスト走行時に前進走行と後進走行を切り替える際には、電動アシスト走行を一時停止しなければならないなど、走行操作性に劣る運搬車も存在する。また、電動アシスト走行時において、運搬車のハンドル部を両手で握って走行を補助しながら前進走行と後進走行の切り替え操作を手動で行うことが困難であった。
そこで、本考案の目的は、上記の事情に鑑みて、手押し走行のみならず、電動アシスト走行が可能であり、当該電動アシスト走行時において、運搬車の走行を手押し補助しながら前進走行と後進走行の切り替えを手動操作で極めて容易に行うことができる電動式手押し運搬車を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係る電動式手押し運搬車は、複数の車輪を走行可能に支持する本体フレームと、前記本体フレーム上に固定された荷台と、前記本体フレームの後端部に設けられたハンドルフレームと、前記車輪を駆動するための電動機と、前記電動機を駆動制御するコントローラと、前記コントローラを介して前記電動機に電力を供給するための充電池と、前記ハンドルフレームの上部に設けられ、前記コントローラを介して前記電動機を駆動操作するための操作部と、を備え、前記操作部には、前記コントローラと電気的に接続され、前進走行もしくは後進走行を手動で選択的に傾倒操作可能なアクセルレバーが設けられていることを特徴とする。
前記電動式手押し運搬車の構成において、前記アクセルレバーは、該アクセルレバーの誤操作を防止するためのガードフレームで囲繞さていることが好ましい。
また、前記操作部とコントローラとを結ぶ電源ケーブルは、前記ハンドルフレーム内を通過して該ハンドルフレームの基端部から導出され、前記電源ケーブルの導出端部には前記コントローラに接続するためのコネクタが設けられていることが好ましい。
さらに、前記荷台は積載幅及び積載長を規制するための荷台枠を備え、少なくとも積載幅を規制するための荷台枠は進退調整可能に形成されていることが好ましい。
そして、前記ハンドルフレームの基端側部分は、前記荷台の後端部と一体的に固定されていることが好ましい。
前記本体フレームの中央部には前記充電池を収納するための充電池ボックスが設けられ、該充電池ボックスの蓋体には前記荷台のフレーム兼用の持ち手部が固定され、該持ち手部の周辺の蓋体部分には凹部が形成されていることが好ましい。
また、前記充電池ボックスは、使用中の充電池の他、予備充電池の収納スペースを有することが好ましい。
さらに、前記充電池ボックスには、前記充電池の充電口が形成されていることが好ましい。
また、前記電動機は差動装置を介して前輪または後輪と接続され、前記差動装置にはギアを係脱するためのクラッチ機構が備えられていることが好ましい。
さらに、前記充電池と前記電動機とを結ぶ電源供給回路には、前記電動機への電源供給を遮断してモータブレーキを掛けるためのスイッチが介設されていることが好ましい。
前記充電池と前記電動機とを結ぶ電源供給回路には、前記電動機に過電流が流れるのを防止するためのブレーカが介設されていることが好ましい。
本考案に係る電動式手押し運搬車によれば、手押し走行のみならず、電動アシスト走行が可能であり、当該電動アシスト走行時において、運搬車の走行を手押し補助しながら前進走行と後進走行の切り替えを手動操作で極めて容易に行うことができるという優れた効果を発揮する。
本考案の一実施形態に係る電動式手押し運搬車の外観を示す斜視図である。 本実施形態の荷台枠の積載幅の調整の説明に供する図である。 本実施形態の電源供給回路及び駆動系のブロック図である。 本実施形態のクラッチレバーの操作の説明に供する図である。 本実施形態の充電池ボックス及びバッテリケースを示す部分斜視図である。 本実施形態の操作部の説明に供する部分正面図である。 本実施形態の操作部の説明に供する部分平面図である。 本実施形態の電源ケーブルの接続の説明に供する部分斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案の実施形態に係る電動式手押し運搬車について説明する。ただし、図面において、同一又は類似の部材や部分には同一又は類似の符号を付している。また、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。さらに、図面相互間において、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
まず、図1から図8を参照して、本考案の一実施形態に係る電動式手押し運搬車の構成について説明する。図1は本考案の一実施形態に係る電動式手押し運搬車の外観を示す斜視図である。
図1から図8に示すように、本実施形態に係る電動式手押し運搬車100は、本体フレーム10、荷台20、ハンドルフレーム30、電動機40、コントローラ50、充電池60、及び操作部70を主に備える。以下、各構成要素について説明する。
図1に示すように、本体フレーム10は、複数の車輪11,12を走行可能に支持する。本実施形態の本体フレーム10は、前後各2輪で合計4輪の車輪11R,11L、12R,12Lを備えるが、車輪の数は例示の4輪に限定されない。本実施形態の前輪11R,11Lは空気式タイヤによって構成され、後輪12R,12Lはノーパンクタイヤ(中実タイヤ)によって構成されている。前輪11R,11Lに空気式タイヤを採用することにより、走行時の騒音を防止すると共に、積荷物への衝撃を緩和することができる。
本実施形態では、前輪11R,11Lが電動機40で駆動される前輪駆動方式を採用しているが、これに限定されず、後輪駆動方式を採用しても構わない。即ち、本実施形態では、前輪11R,11Lが駆動輪、後輪12R,12Lが操舵輪として構成されている。前輪11R,11Lには、後輪12R,12Lよりも大径のタイヤが採用されている。後輪12R,12Lは、本体フレーム10に支持された垂下軸(図示せず)の軸回りに回動可能に構成されている。
後輪12R,12Lの少なくとも一方(本実施形態では左後輪12L)には、当該電動式手押し運搬車100の移動を阻止するためのストッパ13が設けられている。また、後輪12R,12Lのホイール14には、当該後輪12R,12Lの軸受け部(図示せず)にグリスを注入するためのグリス注入口(図示せず)が設けられている。
荷台20は積荷物を載せるための部材であり、本体フレーム10上にボルトや溶接等により固定されている。本実施形態の荷台20は、パイプ製の荷台により構成される。パイプ製の荷台20は、例えば、低炭素鋼等の金属製パイプによって格子状に形成されている。本実施形態の荷台20はパイプ製荷台で構成されているので、当該荷台20に剛性をもたせて積載重量を増大させることができ、また荷台自体の軽量化を図ることができる。
図2は本実施形態の荷台枠の積載幅の調整の説明に供する図である。図1及び図2(a)に示すように、荷台20は積載幅及び積載長を規制するための荷台枠21R,21L,21Fを備える。少なくとも、積載幅を規制するための荷台枠(横荷台枠)21R,21Lは、進退調整可能に形成されている。図2に示すように、横荷台枠21R,21Lは、両端部22,23側がL字状に屈曲形成された門型状の金属製パイプ部材である。横荷台枠21R,21Lの端部22,23は、荷台20の前後に配設された横パイプ24,25の両端開口部内にそれぞれ挿入される。図2(a)(b)に示すように、横荷台枠21R,21Lの端部22,23の挿入量の調整により積載幅を拡縮し、横パイプ24,25の雌ねじ貫通孔に備えられた樹脂ノブボルト26を螺合して、当該端部22,23を固定するようになっている。積載長を規制するための荷台枠21Fは、荷台20の前端部に差し込み装着される。
再び図1を参照して、ハンドルフレーム30は、本体フレーム10の後端部の両側から立ち上がった門型状のフレーム部材である。ハンドルフレーム30は、荷台20に対してL字状に立ち上がっている。このハンドルフレーム30は、使用者が両手で握って当該電動式手押し運搬車100の走行を補助するための部材であり、例えば、低炭素鋼等の金属製パイプによって形成されている。ハンドルフレーム30を両手で握って右手と左手を押し引き操作することによって、後輪12R,12Lを操舵することができる。ハンドルフレーム30の下側部分には、補強バー32が溶接等により固定されている。ハンドルフレーム30の基端側部分は、荷台(パイプ製荷台)20の後端部とボルトや溶接等により一体的に固定されている。ハンドルフレーム30と荷台(パイプ荷台)20の基端側部分とを一体的に固定して補強することにより、ハンドルフレーム30の基端部に過負荷が掛かって当該ハンドルフレーム30が変形したり、破損するのを防止することができる。
図3は本実施形態の電源供給回路及び駆動系のブロック図である。図4は本実施形態のクラッチレバーの操作の説明に供する図である。図1及び図3に示すように、電動機40としては、例えば、デファレンシャルモータ、即ち、デファレンシャルギア(差動装置)41付きのモータが採用される。電動機40は、差動装置41を介して前輪11R,11Lまたは後輪12R,121Lと接続される。上述したように、本実施形態では前輪駆動方式を採用しているので、電動機40の駆動力は差動装置41を介して前輪11R,11Lに伝達される。差動装置41にはギアを係脱するためのクラッチ機構42が備えられている。クラッチ機構42のギアの係脱は、図4に示すように、クラッチレバー43の押し引きにより行う。具体的には、クラッチレバー43を押し入れるとクラッチ機構42が接合されてギアと係動し、クラッチレバー43を引くとクラッチ機構がギアと離脱してニュートラル状態になる。
再び図3を参照して、コントローラ50は、電動機40を駆動制御する装置である。コントローラ50は、本体フレーム10の中央部に設けられた後述の充電池ボックス61に隣接して設けられている(図5参照)。コントローラ50は、後述する操作部70と電気的に接続される。
図5は本実施形態の充電池ボックス及びバッテリケースを示す部分斜視図である。図3及び図5に示すように、充電池60は、コントローラ50を介して電動機40に電力を供給する。充電池60は、例えば、電解溶液鉛蓄電池やリチウムイオン電池等の二次電池により構成され、バッテリケース61内に収納されている。本体フレーム10の中央部には、バッテリケース61を収納するための充電池ボックス62が設けられている。充電池ボックス62は、使用中の充電池60を内包するバッテリケース61の他、予備充電池を内包するバッテリケースの収納スペース63を有する。
図1及び図5に示すように、充電池ボックス62の上部は、蓋体63によって開閉可能に覆われている。この蓋体63には、荷台20のパイプフレーム兼用の持ち手部65が固定されている。当該蓋体63の持ち手部65の周辺の蓋体部分には、持ち手部65を握るときに指先を挿入可能な凹部66が形成されており、この持ち手部65を把持しやすいように工夫されている。
充電池ボックス62の側面には、充電池60の充電口(図示せず)が形成されている。当該充電口に不図示の充電器(AC/DCアダプター)のコネクタを接続することにより、充電池ボックス62内に充電池60を内包するバッテリケース61を収納したままで、充電池60を充電することが可能に構成されている。
図3に示すように、充電池60と電動機40とを結ぶ電源供給回路51には、電動機40への電源供給を遮断してモータブレーキを掛けるためのスイッチ52が介設されている。また、充電池60と電動機60とを結ぶ電源供給回路51には、電動機40に過電流が流れるのを防止するためのブレーカ53が介設されている。
図6は本実施形態の操作部の説明に供する部分正面図である。図7は本実施形態の操作部の説明に供する部分平面図である。図1、図3、図6及び図7に示すように、操作部70は、コントローラ50を介して電動機40を駆動操作する部位であり、ハンドルフレーム30の上部中央部に設けられている。ハンドルフレーム30の上部近傍には、操作部70の下部を支持するための補助フレーム33が設けられている。操作部70は、操作パネル71及び電源投入するための電源キー(図示せず)を備えている。操作パネル71は、電源ランプ72、速度調節つまみ73、及び電池残量表示計74を有する。電源キーは、操作パネル71の一側部に設けられている。
操作パネル71の下部には、コントローラ50と電気的に接続され、前進走行もしくは後進走行を手動で傾倒操作可能なアクセルレバー80が設けられている。アクセルレバー80は、中央部を支点として左右に傾倒操作可能な平面視略V字形状のブレード部材である。このアクセルレバー80は、手指で右側レバー81Rを押し込むことにより前進走行し、他方、手指で左側レバー81Lを押し込むことにより後進走行するように構成されている。右側レバー81Rと左側レバー81Lは選択的に切り替え操作可能となっており、右側レバー81Rを押せば左側レバー81Lは突き出し、他方、左側レバー81Lを押せば右側レバー81Rが突き出すように構成されている。右側レバー81Rもしくは左側レバー81Lを操作しない時には、モータブレーキが作動して走行を停止するようになっている。
アクセルレバー80は、例えば、コ字状のガードフレーム82によって囲繞されており、当該アクセルレバー80の誤操作を防止するようになっている。ガードフレーム82は、補助フレーム32から後方へ突き出すように設けられている。
図8は本実施形態の電源ケーブルの接続の説明に供する部分斜視図である。図3及び図8に示すように、操作部70とコントローラ50とを結ぶ電源ケーブル75は、金属パイプ製のハンドルフレーム30内を通過して当該ハンドルフレーム30の基端部から導出される。電源ケーブル75の導出端部には、コントローラ50側のコネクタ56に接続するためのコネクタ76が設けられている。
次に、図1から図8を参照して、本実施形態に係る電動式手押し運搬車100の動作について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る電動式手押し運搬車100は、前輪11R,11Lを駆動するための電動機40を備えているので、手押し走行のみならず、電動アシスト走行が可能である。
電動アシスト走行に際して、図8に示すように、ハンドルフレーム30の基端部から導出された電源ケーブル75のコネクタ76をコントローラ50のコネクタ56に接続する。次に、図4(a)に示すように、電動機40の差動装置41のクラッチレバー43を押し入れて、クラッチ機構42を接続する。そして、図6及び図7に示すように、操作部70の不図示の電動キーを回して、電源を投入する。電源を投入すると、電源ランプ72が点灯する。電動アシスト走行前に、電池残量表示計74により電池残量を確認する。また、速度調整つまみ73を回して、所望の速度に調整する。
電動アシスト走行する際は、図1、図6及び図7に示すように、ハンドルフレーム30のハンドル部31を両手で握り、アクセルレバー80を、例えば、左右の親指で操作する。アクセルレバー80の右側レバー81Rを右手親指で押し込むと前進走行し、他方、アクセルレバー80の左側レバー81Lを左手親指で押し込むと後進走行する。アクセルレバー80を押し込む量に応じて走行速度が速くなる。他方、アクセルレバー80から手指を離すと、モータブレーキが作動して走行を停止する。
坂道で停車するときには、後輪12Lのストッパ13を掛ける。電動アシスト走行をしないときには、電源キーを切り、図4(b)に示すように、クラッチレバー43を引いて差動装置41のクラッチ機構42を切ってニュートラル状態にする。さらに、モータブレーキのスイッチ53をオフにする。これらの操作により、電動アシストを使用しない手押し走行が可能となる。
手押し電動運搬車100から離れるときや、使用を終了するときは、図1、図3及び図4(a)に示すように、クラッチレバー43を押し入れ、モータブレーキのスイッチ52をオンにして、左後輪12Lのストッパ13を掛ける。
以上説明したように、本実施形態に係る電動式手押し運搬車100によれば、図1、図6及び図7に示すように、操作部70が走行時に手押し補助するためのハンドルフレーム30の上部(ハンドル部31)の中央部に設けられている。操作部70の下部には、前進走行もしくは後進走行を手動で選択的に傾倒操作可能なアクセルレバー80が設けられている。したがって、電動アシスト走行時において、ハンドル部31を両手で握って当該電動式手押し運搬車100の走行を補助しながら前進走行と後進走行の切り替えを手動操作で極めて容易に行うことができる。
また、アクセルレバー80は、当該アクセルレバー80の誤操作を防止するためのガードフレーム82で囲繞さている。したがって、ハンドル部31に寄り掛かるなどしても、ガードフレーム82が後方へ突出しているので、アクセルレバー80が誤操作されることはない。
図8に示すように、操作部70とコントローラ50とを結ぶ電源ケーブル75は、金属パイプ製のハンドルフレーム30内を通過して当該ハンドルフレーム30の基端部から導出されるので、電源ケーブル75の取り回しが目立つことがなく、電動式手押し運搬車100の美観性を向上させることができる。
図2に示すように、荷台20の少なくとも横荷台枠21R,21Lは進退調整可能に形成されているので、横荷台枠21R,21Lを拡縮可能な範囲において積載幅を適宜調整することができる。さらに、ハンドルフレーム30の基端側部分は、荷台20の後端部と一体固定されているので、ハンドルフレーム30の基端側が補強される。したがって、ハンドルフレーム30の基端部に過負荷が掛かることによって、当該ハンドルフレーム30が変形したり、破損するのを防止することができる。
図5に示すように、充電池ボックス62には、バッテリケース61に内包された使用中の充電池の他、バッテリケース61に内包された予備充電池の収納スペース63を有する。予備充電池を収納できるので、電池切れに備えることができる。また、収納スペース63は、工具等の備品も収納可能である。また、充電池ボックス62には、充電池60の充電口が形成されているので、当該充電口に充電器(図示せず)のコネクタを接続して通電すれば、充電池ボックス62に充電池60を搭載したままで、充電池60を充電することができる。さらに、図1及び図5に示すように、充電池ボックス62の蓋体64には荷台20のパイプフレーム兼用の持ち手部65が固定され、この持ち手部65の周辺の蓋体部分には指先を挿入可能な凹部66が形成されているので、当該持ち手部65を把持して蓋体64を容易に開閉することができる。
また、図3に示すように、電動機40の駆動力を前輪11R,11Lに伝達するための差動装置41には、ギアを係脱するためのクラッチ機構42が備えられているので、クラッチ機構42の接続を切ってニュートラルにすることができる。このニュートラル状態に設定すれば、電動アシストを使用せずに手押し走行を行うことができる。
さらに、充電池60と電動機40とを結ぶ電源供給回路51には、電動機40への電源供給を遮断してモータブレーキを掛けるためのスイッチ52が介設されている。このスイッチ52をオンにすれば、当該手押し電動運搬車100の電動機40の駆動を緊急停止することができる。そして、電源供給回路51にはブレーカ53が介設されているので、当該ブレーカ53が電力供給を遮断して電動機40に過電流が流れるのを防止することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本考案の好適な実施形態を説明したが、これらは本考案の説明のための例示であり、本考案の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本考案は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
上記の実施形態では、荷台20として格子状のパイプ製荷台を採用している。これに限定されず、荷台20として箱体状荷台を採用することにより、宅配便の運搬車としても使用することが可能となる。また、荷台20を受け皿状の金属成形体で構成すれば、土砂の運搬にも使用することができる。さらに、荷台20を板状荷台で構成すれば、紙類の運搬にも使用することができる。このように荷台20の形式を変更することにより、電動式手押し運搬車100を様々な用途に適用することが可能となる。
10 本体フレーム、
11、12 車輪、
20 荷台、
30 ハンドルフレーム、
40 電動機、
41 差動装置、
42 クラッチ機構、
50 コントローラ、
51 電源供給回路、
52 スイッチ、
53 ブレーカ、
56、76 コネクタ、
60 充電池、
62 充電池ボックス、
64 蓋体、
65 持ち手部、
66 凹部、
63 収納スペース、
70 操作部、
75 電源ケーブル、
80 アクセルレバー、
82 ガードフレーム、
100 電動式手押し運搬車。

Claims (11)

  1. 複数の車輪を走行可能に支持する本体フレームと、
    前記本体フレーム上に固定された荷台と、
    前記本体フレームの後端部に設けられたハンドルフレームと、
    前記車輪を駆動するための電動機と、
    前記電動機を駆動制御するコントローラと、
    前記コントローラを介して前記電動機に電力を供給するための充電池と、
    前記ハンドルフレームの上部に設けられ、前記コントローラを介して前記電動機を駆動操作するための操作部と、
    を備え、
    前記操作部には、前記コントローラと電気的に接続され、前進走行もしくは後進走行を手動で選択的に傾倒操作可能なアクセルレバーが設けられていることを特徴とする電動式手押し運搬車。
  2. 前記アクセルレバーは、該アクセルレバーの誤操作を防止するためのガードフレームで囲繞さていることを特徴とする請求項1に記載の電動式手押し運搬車。
  3. 前記操作部とコントローラとを結ぶ電源ケーブルは、前記ハンドルフレーム内を通過して該ハンドルフレームの基端部から導出され、前記電源ケーブルの導出端部には前記コントローラに接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動式手押し運搬車。
  4. 前記荷台は積載幅及び積載長を規制するための荷台枠を備え、少なくとも積載幅を規制するための荷台枠は進退調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
  5. 前記ハンドルフレームの基端側部分は、前記荷台の後端部と固定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
  6. 前記本体フレームの中央部には前記充電池を収納するための充電池ボックスが設けられ、該充電池ボックスの蓋体には前記荷台のフレーム兼用の持ち手部が固定され、該持ち手部の近傍の蓋体部分には凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
  7. 前記充電池ボックスは、使用中の充電池の他、予備充電池の収納スペースを有することを特徴とする請求項6に記載の電動式手押し運搬車。
  8. 前記充電池ボックスには、前記充電池の充電口が形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電動式手押し運搬車。
  9. 前記電動機は差動装置を介して前輪または後輪と接続され、前記差動装置にはギアを係脱するためのクラッチ機構が備えられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
  10. 前記充電池と前記電動機とを結ぶ電源供給回路には、前記電動機への電源供給を遮断してモータブレーキを掛けるためのスイッチが介設されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
  11. 前記充電池と前記電動機とを結ぶ電源供給回路には、前記電動機に過電流が流れるのを防止するためのブレーカが介設されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電動式手押し運搬車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052350A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 スズキ株式会社 電動車両のアクセル装置
JP2021024527A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 株式会社マキタ 手押し式運搬車
US11878726B2 (en) 2019-08-08 2024-01-23 Makita Corporation Handcart

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