JP3200496U - アレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯 - Google Patents

アレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯 Download PDF

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Abstract

【課題】装着者が、剥き出しになった頸部の疾患部を剥きむしり、例えばアトピー性皮膚炎の疾患を悪化させることがないアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯を提供する。【解決手段】少なくとも装着者の身体の一部を覆う筒状体10であり、筒状体10は竹繊維を主成分とする糸で筒状に編成された無縫製の編物からなることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯である。好ましくは、筒状体10が装着者の頭部への係止部14を有している。【選択図】図2

Description

本考案は、アトピー性皮膚炎等の、アレルギー性皮膚炎の治療に用いられるチューブ状包帯に関する。
アトピー性皮膚炎等の、アレルギー性皮膚炎の治療に用いられ、患部を保護するための包帯は、患者の疾患部への適用が容易に行え、且つ安全なものでなければならない。
従来からアトピー性湿疹等の乾燥性皮膚炎に用いられている包帯は、伸縮性を備えた織物素材を平たい帯状に形成したものであり、患者の患部を覆うように、患者に何重にも巻き付けて使用されている。
しかし、このような帯状包帯では、特にアトピー性皮膚炎のように、患部が全身に広く存在する場合には、患部に巻き付ける作業が煩わしいという問題がある。また、患部に巻付けた帯状包帯を、患部から取り外す際にも、取り外した包帯を整然と巻き整えることが困難であるという問題がある。
さらに、広い患部を覆うためには、包帯が長尺となる。しかし、長尺の包帯では洗濯後に乾燥させる際に、地面などに接触しないように物干し竿に掛ける作業にも長時間を要しているという問題がある。
また、特開2006−247162号公報(特許文献1)に、伸縮性を有する織物生地を裁断・縫製して、シャツの形状に仕立てた着用包帯が提案されている。
特開2006−247162号公報
上述した特許文献1の着用包帯は織物生地をシャツのパターンに裁断してから縫い合わせることが必要なため、縫い合わせ箇所が多数ある。例えば、各袖を筒状にするための縫い合わせ箇所、前身頃と後身頃の両脇および両肩の縫い合わせ箇所、袖付けの縫い合わせ箇所、袖口、衿ぐりおよび裾の端部の始末の箇所などである。これらの縫い合わせ箇所は偏平縫いを使用して縫製しても、縫い代があるためにゴロゴロして、皮膚を刺激してしまう。従って、特許文献1に開示されている着用包帯はアトピー性湿疹等の乾燥性皮膚炎に罹患している人には実際には使用し難いと言う問題があった。
本考案は上述のような問題を解決し、アトピー性湿疹等の乾燥性皮膚炎に罹患している人に対して優しい包帯を提供することを目的とする。
本考案においては、少なくとも装着者の身体の一部を覆う筒状体であり、該筒状体は竹繊維を主成分とする糸で筒状に編成された無縫製の編物からなることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯により、上記の課題を達成する。
また、本考案においては、少なくとも装着者の上半身の胴と腕とを覆う筒状体であり、該筒状体は竹繊維を主成分とする糸で編成されており、胴部と腕部とが一体的に無縫製で編成された編物であることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯により、上記の課題を達成する。
この場合、筒状体が装着者の頭部への係止部を有していることが好ましい。
さらに、装着者に装着されたチューブ状包帯の頂部が、その重みにより垂れ下がり、装着者の頸部が剥き出しになることがある。
そのため、装着者が、剥き出しになった頸部の疾患部を剥きむしり、アトピー性皮膚炎の疾患を悪化させると言う問題を生じることがある。
本考案は、このような疾患を悪化させるという問題が生じない、アトピー性皮膚炎等の、アレルギー性皮膚炎の治療に用いられるチューブ状包帯を提供することを更なる課題とするものである。
すなわち、本考案においては、竹繊維を主成分とし、無縫製の編物からなり、少なくとも装着者の上半身を覆う筒状体からなり、該筒状体が装着者の頭部への係止部を有していることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯により、上記の課題を達成する。
この場合に、特に、前記係止部が、装着者の耳(耳朶)への係止部であることが好ましい。
また、本考案においては、前記係止部が、装着者の頭部の上部位置において互いに締結するようになっている紐状体であることが好ましい。
この場合に、前記係止部の紐状体の先端が、装着者の頭部の上部位置において互いに結ばれるようになっていてもよいし、または、前記係止部の紐状体の先端に、互いに連結可能な一対の面ファスナーが設けられていてもよい。
本考案の前記筒状体が、装着者の腕先端まで延在する腕部および該腕部の先端に設けられ、装着者の手を覆う手袋部を有していてもよい。
または、本考案の前記筒状体が、装着者の脚先端まで延在する脚部および該脚部の先端に設けられ、装着者の足を覆う足部を有していてもよい。
さらに、本考案の前記筒状体が平編で編成されており、該筒状体の端部が切りっぱなしであることが好ましい。
本考案に係るアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯は、竹繊維を主成分とする糸で編成された編物から作られる。このように、本考案のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯においては、竹繊維を主成分とする糸により作られているので、人の肌や、首筋、瞼等に触れさせると、心地好い肌触りが得られるとともに、竹繊維の抗菌作用により、アトピー性皮膚炎の疾患を抑えることができる。
本考案のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯は、無縫製の編物からなる、ユニークなチューブ状包帯であるので、チューブ状包帯を半径方向に広げた状態で、アレルギー性皮膚炎のある患部を挿入し、チューブ状包帯の半径方向の拡開を緩めると、編物の収縮力により、患者にできたアレルギー性皮膚炎を覆った状態で固定できる。
本考案のチューブ状包帯は、ユニークなチューブ状の伸縮性包帯なので、フィット性に優れ、各種のサイズのものを取り揃えることで患者の身体のどの部分にもフィットし、快適に使用できる。そのため、患者の動作の自由を妨げず、日中は患者が十分活動でき、夜間は患者がゆっくり休むことができる。
また、本考案の筒状体は、竹繊維を主成分とする糸で編成された無縫製の編物で作られており、例えば腕と胴体とに跨って患部がある場合にも、腕部と胴体部との間で縫製されないために、縫着部(縫い線)により患部が刺激を受けて皮膚炎が悪化することがない。
さらに、本考案の包帯は、コンピュータ制御されたホールガーメント横編機で製造することにより、無縫製の編物を安価に製造することができる。
本考案のチューブ状包帯を、患部の大きさ等に応じて必要な長さに切断し、切断されたチューブ状包帯で患者の患部を覆うことができる。
本考案のチューブ状包帯では、同じ長尺から切り取ったチューブ状包帯を、内側に暖かく湿らせたもの、外側に乾いたものというように、二重に使用することで、皮膚の保湿効果が高まり、湿疹に伴う痒みを取り除き、乾燥性皮膚における湿疹を改善することができる。
また、本考案のチューブ状包帯では、上述のように包帯を二重に使用することで包帯を固定し、衣服の汚れを防止できるので、チューブ状包帯と保湿剤とからなるキットは、使用上非常に便利である。
しかし、上述のチューブ状包帯では、例えば腕と胴体とに跨って患部がある場合には、腕の患部を覆う包帯と胴体の患部を覆う包帯とを別個に設け、腕と胴体とに別々に装着しなければならない。そのため、腕の付け根部分の患部を覆うことができないという不具合が生じることがある。
一方、特許文献1に開示された着用包帯のように腕と胴体とを縫着して両患部に一緒に装着しようとすると、縫着部(縫い線)が患部に当たり、アトピー性皮膚炎の疾患を悪化させると言う問題が生じることがある。
このような問題に鑑み、本考案によれば、少なくとも装着者の上半身の胴を覆う筒状体部(胴部)と、腕を覆う筒状体部(腕部)とを、一体的に無縫製で編成した編物としている。このようにしたことにより、腕と胴体とに跨って患部がある場合にも両患部を覆うことができ、無縫製としたことにより、上記の従来提案の着用包帯における問題を解決している。
本考案は、少なくとも装着者の上半身を覆う筒状体からなり、該筒状体が装着者の頭部への係止部を有している。係止部により、筒状体を装着者の頭部に係止することができ、チューブ状包帯の頂部が、その重みにより垂れ下がることを防止し、装着者の頸部が剥き出しにならない。そのため、剥き出しになった頸部の疾患部を、装着者が剥きむしることを防止でき、アトピー性皮膚炎の疾患を悪化させると言う問題が生じない。
また、本考案のチューブ状包帯を平編で編成した場合、筒状体の端部を切りっぱなしにしても、切断された筒状体の端部は自然にくるりと丸まり、切断端は丸まった箇所の内側となり、外側に出ないので、切断端から糸がほつれ難く、従って、筒状体の端部の始末を行わなくてもよい。
本考案の第1実施例を示す斜視図である。 本考案の第2実施例を示す斜視図である。 本考案の第3実施例を示す斜視図である。 本考案の第4実施例を示す斜視図である。 図5(a)および(b)は、それぞれ、本考案の第5実施例および第6実施例を示す図である。
以下、本考案の実施例を図示した添付図面を参照して、本考案を詳細に説明する。
〔第1実施例〕
図1は、本考案に係るアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯の第1実施例を装着者に装着した状態を示す斜視図である。第1実施例は、胸、腹、若しくは背中等の身体部、腕若しくは肘等の腕部、又は手部に、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性皮膚炎がある患者の使用に適する。
図1に示した第1実施例においては、包帯の筒状体10は、筒状体本体11と、腕部12とおよび手袋部13からなる、手袋付きTシャツ形状のチューブ状包帯である。なお、図1に示した第1実施例では、手袋部13が腕部12の先端に連続した状態で設けられているが、腕部12の先端に手袋部13を形成せずに、Tシャツ形状のチューブ状包帯として、手袋部13は別に編成してもよい。
筒状体本体11は、筒状体からなり、半径方向に広げた状態で、少なくとも装着者の身体の一部(装着者の胸、腹、又は背中等)を挿入した後に緩めることにより、その身体の一部を覆う。
腕部12は、筒状体からなり、筒状体本体11の上部両側からそれぞれ装着者の腕先端まで延在し、半径方向に広げた状態で、少なくとも装着者の身体の一部(腕、肘等)を挿入した後に緩めることにより、その身体の一部を覆う。
手袋部13は、指部および掌部がそれぞれ筒状で、全体として筒状体であり、腕部12の先端に連続した状態で設けられている。装着者が腕を腕部12に通した際に、指を手袋部13に挿入すればよく、このようにすれば腕のみならず手先まで覆うことができる。
本考案のチューブ状包帯は、筒状体10全体が、例えば、特開2005−126871公報や特開2006−43370号公報の開示に従い製造された竹繊維を用いて、竹繊維を主成分(竹繊維100%でも竹繊維と例えば綿繊維のような他の繊維との組合せでもよい)とする糸を製造し、この糸を使用して全体が一体的に編成される。
このように、本考案のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯においては、竹繊維を主成分とする糸により編成されており、人の肌や、首筋、瞼等に触れさせると、心地好い肌触りが得られるとともに竹繊維の抗菌作用により、アトピー性皮膚炎の疾患の炎症を和らげることができる。
本考案の筒状体本体11、腕部12および手袋部13は、無縫製の編物からなるチューブ状包帯であるので、編物の収縮力により、患者にできたアレルギー性皮膚炎を覆った状態で固定できる。
筒状体本体11、腕部12および手袋部13並びにそれら部位の連結部を含め、筒状体10の製造に際しては、例えば、コンピュータ制御されたホールガーメント横編機により、無縫製で(縫製することなく)製造することが好ましい。
このように、コンピュータ制御されたホールガーメント横編機で製造することにより、無縫製の編物を安価に製造することができるとともに、例えば腕と胴体とに跨って患部がある場合にも、腕部と胴体部との間で縫製されないために、縫着部(縫い線)により患部が刺激を受けて皮膚炎が悪化することがない。
なお、図1には筒状体本体11、腕部12および手袋部13が連続して一体となっている筒状体10を図示しているが、本考案は筒状体本体11、腕部12又は手袋部13のみで実施することもできる。
例えば、筒状体本体11は装着者の胴のみを覆う筒状形状でも、装着者の胴と肩を覆うランニング形状やフレンチ袖または半袖つきシャツ形状のものとしてもよい。腕部12は単に径の小さな筒状としてもよい。手袋部13は手首までのものでもよく、または手首から先を長くして腕をも覆うようにしてもよい。
このように装着者の疾患のある胴や腕のみを覆いたい場合は、筒径が異なる長いチューブ状包帯を編成して用意する。そして、患部を覆うために必要な長さでチューブ状包帯を切断して、胴体用包帯や腕用包帯としてもよい。このように長いチューブ状包帯を切断して使用することは、色々の長さものを準備しなくてもよく、また、必要な長さ分を幾つも取れるので、経済的である。
長いチューブ状包帯を編成する場合は、全体を平編で編成するか、あるいは少なくとも、切断箇所になるであろう部分を平編で編成することが好ましい。
このように、チューブ状包帯を平編で編成した場合、筒状体の端部を切りっぱなしにしても、切断された筒状体の端部は自然にくるりと丸まり、切断端は丸まった箇所の内側となり、外側に出ないので、切断端から糸がほつれ難く、従って、筒状体の端部の始末を行わなくてもよい。
なお、従来、切りっぱなしでもランのないメリヤスが知られている(実公昭47−20306号公報、特開2005−113349号公報、特開2007−182650号公報)が、従来のものでは低融点の弾性糸(ポリウレタン糸)を編込んで、他の編糸と融着して、ランを防止している。しかし、このようなポリウレタン糸等を使用すると、アトピー性皮膚炎の疾患には悪影響を与えてしまうので、本考案のチューブ状包帯に適用することは適当でない。
〔第2実施例〕
図2は、本考案に係るアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯の第2実施例を示す斜視図である。第1実施例には、胸、腹、若しくは背中等の身体部、腕若しくは肘等の腕部、又は手部に、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性皮膚炎がある患者の使用に適する実施例を示した。
しかし、患者が頸部にアレルギー性皮膚炎の疾患を有する場合には、チューブ状包帯の頂部が、その重みにより垂れ下がると、装着者の頸部が剥き出しになり、剥き出しになった頸部の疾患部を、装着者が、剥きむしることにより、アトピー性皮膚炎の疾患を悪化させると言う問題が生じることがある。
図2に示す第2実施例は、このような頸部のアレルギー性皮膚炎の疾患を悪化を防止するものである。なお、図2に示す第2実施例においては、図1に示した第1実施例の部材と同様の部材には同じ引用符号を付し、その説明を省略している。
図2に図示した筒状体本体11は首を被覆する長さとし、さらに、その頂部に装着者の耳(耳朶)Eに掛ける一対の弧状の、係止孔14a付き係止部14を有している。なお、図2においては、耳(耳朶)Eに掛ける前の係止部14を二点鎖線で示し、耳(耳朶)Eに掛けた状態の係止部14を実線で示している。
係止部14の係止孔14aを実線で示すように上向きとし、係止孔14aを装着者の頭部の耳(耳朶)Eに掛けることにより、チューブ状包帯の筒状体本体11の頂部が、その重みにより垂れ下がることを防止でき、装着者の頸部が剥き出しにならない。
そのため、剥き出しになった頸部の疾患部を、装着者が、剥きむしることが防止でき、アトピー性皮膚炎の疾患を悪化させると言う問題が生じない。
なお、図2に示したチューブ状包帯は筒状体本体11の頂部が首に対して直径が大きいものとなっているが、いわゆるタートルネックのように首に合う直径の首部としてもよい。この場合、首部により締め付ける状態になるのは疾患部に悪影響を与えるので、首部を緩めに作るが、緩いと下がってしまうので、図2に示したような係止部14を設けることが好ましい。
〔第3実施例〕
図3は、本考案の第3実施例を示す斜視図である。なお、第3実施例においては、装着者の頭部を、竹繊維を主成分とする糸で編成した、無縫製の編物からなる頭部筒状体20により覆って、患者の頭部にできたアトピー性皮膚炎等のアレルギー性皮膚炎を保護するようにしている。頭部筒状体20は、筒状本体部11と連続して編成され、一体となっており、頭部筒状体20の患者頭部へ容易に装着できるようにしている。なお、口、目、鼻は露出するように開口を設けている。
第3実施例においては、係止部として筒状体の頂部に紐状体15が取着されており、紐状体15の先端部15a、15bは装着者の頭部の上部位置において結び目15cを締結するようになっている。
第3実施例においても、第2実施例と同様に、筒状体が、装着者の腕先端まで延在する腕部12および該腕部12の先端に設けられ、装着者の手を覆う手袋部13を有した形態を示している。
〔第4実施例〕
図4は、本考案の第4実施例を示す斜視図である。第4実施例においても、第3実施例と同様に、装着者の頭部を、竹繊維を主成分とする糸で編成した、無縫製の編物からなる頭部筒状体20により覆っており、患者の頭部にできたアトピー性皮膚炎等のアレルギー性皮膚炎を保護するようにしている。
この実施例の頭部筒状体20は、筒状本体部11、腕部12および手袋部13からなる筒状体10とは別体になっており、頭から被るようにして、頭部筒状体20の患者頭部へ容易に装着できるようにしている。この形態においても、口、目、鼻は露出する開口を設けている。
第4実施例においても、第1実施例〜第3実施例と同様に、筒状体10が、装着者の腕先端まで延在する腕部12および該腕部12の先端に設けられ、装着者の手を覆う手袋部13を有している。
〔第5実施例〕
図5(a)は、本考案の第5実施例を示す斜視図であり、装着者の腹部および臀部を覆うパンティ部、脚先端まで延在する脚部18および該脚部18の先端に設けられ、装着者の足を覆う足部19を有している下半身用チューブ状包帯である。
なお、第5実施例においては、足部19を脚部18と連続したものでもよいし、足部19を別体としてもよい。この実施例のチューブ状包帯も第1実施例〜第4実施例と同様に、竹繊維を主成分とする糸で編成した、無縫製の編物からなる。また、第1実施例に示した上半身用チューブ状包帯と組合せて使用すれば、ほぼ全身を覆うことができる。
〔第6実施例〕
図5(b)は、本考案の第6実施例を示す図である。第6実施例においては、図5(a)に示した、装着者の腹部および臀部を覆うパンティ部17、脚先端まで延在する脚部18および該脚部18の先端に設けられ、装着者の足を覆う足部19を有する下半身用チューブ状包帯に、更に、図1に示した第3実施例の上半身用チューブ状包帯が一体的に無縫製で編成されている。その上に、第3実施例に示したように、頭部筒状体20が一体的に編成されている。頭部筒状体20の先端部は開口しており、先端部には紐状体15が取付けられている。着用後に先端部15′a、15′bにより互いに締結する。
なお、頭部筒状体20(首部も含めて)は装着者の頭部をゆるやかに覆うとともに装着者の腰部が通れるように伸び易い編組織とすることが好ましい。
この実施例のチューブ状包帯を着用する場合、装着者は、頭部筒状体20の開口部から足の爪先から足部19、および脚部18を挿入する。次いで、筒状体10の筒状体本体11を装着者の胴部分まで引き上げつつ、腕および手を腕部12おび手袋部13に挿入する。その上で、頭部筒状体20により、装着者の頭部を覆う。頭部筒状体20の頂部の開口部を、紐状体15の先端部15′a、15′bを結ぶ(結び目15′c)。
10 筒状体
11 筒状体本体
12 腕部
13 手袋部
14 係止部
15 紐状体
15′ 紐状体
15′a、15′b 紐状体の先端部
17 パンティ部
18 脚部
19 足部
20 頭部筒状体
E 耳朶

Claims (9)

  1. 少なくとも装着者の身体の一部を覆う筒状体であり、該筒状体は竹繊維を主成分とする糸で筒状に編成された無縫製の編物からなることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  2. 少なくとも装着者の上半身の胴と腕とを覆う筒状体であり、該筒状体は竹繊維を主成分とする糸で編成されており、胴部と腕部とが一体的に無縫製で編成された編物であることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  3. 前記筒状体が装着者の頭部への係止部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  4. 前記係止部が、装着者の耳への係止部であることを特徴とする請求項3に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  5. 前記係止部が紐状体であり、その先端部が装着者の頭部の上部位置において互いに締結するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  6. 前記筒状体が、装着者の腕先端まで延在する腕部および該腕部の先端に設けられ、装着者の手を覆う手袋部を有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  7. 少なくとも装着者の下半身の腹部、臀部および脚部を覆う筒状体であり、該筒状体は竹繊維を主成分とする糸で編成されている無縫製で編成された編物であることを特徴とするアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  8. 前記筒状体が、装着者の脚先端まで延在する脚部および該脚部の先端に設けられ、装着者の足を覆う足部を有していることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
  9. 前記筒状体が平編で編成されており、該筒状体の端部が切りっぱなしであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のアレルギー性皮膚炎用のチューブ状包帯。
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