JP3200403B2 - データ送信方法、データ送受信方法およびデータ送信装置 - Google Patents

データ送信方法、データ送受信方法およびデータ送信装置

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JP3200403B2
JP3200403B2 JP25730697A JP25730697A JP3200403B2 JP 3200403 B2 JP3200403 B2 JP 3200403B2 JP 25730697 A JP25730697 A JP 25730697A JP 25730697 A JP25730697 A JP 25730697A JP 3200403 B2 JP3200403 B2 JP 3200403B2
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1101Session protocols

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの送受信技
術に係わり、特に、1つのデータ送信装置から複数のデ
ータ受信装置へデータ配信を行う場合に、経済的に、か
つ複数の受信装置へ同時にデータ配信を行うことができ
るデータ送受信方法およびこれを実現するためのデータ
送信装置とデータ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信回線を用いてデータを送受す
る場合には、物理的に回線が接続された後、データ送受
の準備を行うための手順を経て、論理的な接続状態を維
持しつつ、透過的な1対1でデータ通信するという技術
を用いる。そして、一般加入電話などの音声帯域の通信
による場合は、デジタルデータを音声帯域のアナログ信
号に、あるいはその逆に変換する変復調(モデム)技術
を用いている。この変復調の規格としては、データ通信
用のV.21,V.22,V.22bis,V.32,
V.32bis,V.34等があるが、これらは全て1
対1の双方向データ通信を実現するための規格である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
1つの装置と複数の装置との間でデータ送受信を行う場
合、データ送受信する全ての対の数だけの装置(モデム
など)が必要となるため不経済である。また、同時に複
数の受信要求があった場合、送信側の装置が不足し、受
信不能となるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、データ送受信システムに
おいて、必要な装置を削減して経済化を図るとともに一
斉に複数の受信装置へのデータ配信が可能であると共に
複数の受信装置が任意のタイミングで受信を開始できる
データ送受信方法およびこれを実現するためのデータ送
信装置とデータ受信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、データ送信装置から不特定多数の非同期
接続を行うデータ受信装置へデータを送信するデータ送
信方法であって、所定量の送信データに所定の信号変換
を施して、得られた信号を送信する第1のステップと、
該第1のステップの後、前記信号変換を所定期間休止し
て各データ受信装置において受信タイミングとして利用
される伝送休止状態を伝送信号中に設ける第2のステッ
プと、前記第1のステップと第2のステップを繰り返す
ことにより繰り返し送信を行う第3のステップと、を有
することを特徴とするデータ送信方法を提供する。
【0006】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データを1つ以上のパケットに整形し、所
定時間内に伝送可能な量のパケットに対し前記信号変換
を施すことを特徴とする。
【0007】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データを構成する各データ部分に対し予め
指定されたパケットサイズに基づいて、該各データ部分
をパケットに整形することを特徴とする。
【0008】また、本発明では、前記第3のステップ
は、繰り返しを行うに際して、前記送信データを構成す
る各データ部分に対し予め指定された繰り返し条件に基
づいて、該各データ部分毎に送信頻度を調整することを
特徴とする。
【0009】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データのパケットと共に、前記送信データ
全体に関する情報を納め、各データ受信装置において全
てのデータを受信したか確認するために利用される全リ
ストパケットを送信することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、データ送信装置から不
特定多数の非同期接続を行うデータ受信装置へ送信され
た送信データの伝送信号を各データ受信装置で受信する
データ受信方法であって、前記伝送信号中に前記データ
送信装置によって設けられた伝送休止状態を検出する第
1のステップと、該第1のステップで検出された伝送休
止状態を受信タイミングとして、受信した前記伝送信号
のデータ変換を開始して送信データを受信する第2のス
テップと、を有することを特徴とするデータ受信方法を
提供する。
【0011】また、本発明では、前記第2のステップで
前記伝送信号から変換されたデータから、パケットを再
生する第3のステップと、該第3のステップで再生され
たパケットから、前記送信データを再構成する第4のス
テップと、を更に有することを特徴とする。
【0012】また、本発明では、前記送信データは、1
つ以上のパケットに整形されて送信されており、該パケ
ットと共に、前記送信データ全体に関する情報を納めた
全リストパケットが送信されており、前記第2のステッ
プで受信した送信データと該全リストパケットを照合し
て、全てのデータを受信したか確認し、全てのデータを
受信完了したことが確認された時に受信を終了させるス
テップを更に有することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明は、データ送信装置と不特
定多数の非同期接続を行うデータ受信装置との間でデー
タを送受信するデータ送受信方法であって、データ送信
装置において、所定量の送信データに所定の信号変換を
施して、得られた信号を送信する第1のステップと、デ
ータ送信装置において、該第1のステップの後、前記信
号変換を所定期間休止して各データ受信装置において受
信タイミングとして利用される伝送休止状態を伝送信号
中に設ける第2のステップと、データ送信装置におい
て、前記第1のステップと第2のステップを繰り返すこ
とにより繰り返し送信を行う第3のステップと、各デー
タ受信装置において、前記伝送信号中の伝送休止状態を
検出する第4のステップと、各データ受信装置におい
て、該第4のステップで検出された伝送休止状態を受信
タイミングとして、受信した前記伝送信号のデータ変換
を開始して送信データを受信する第5のステップと、を
有することを特徴とするデータ送受信方法を提供する。
【0014】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データを1つ以上のパケットに整形し、所
定時間内に伝送可能な量のパケットに対し前記信号変換
を施し、各データ受信装置において、前記第5のステッ
プで前記伝送信号から変換されたデータから、パケット
を再生する第6のステップと、該第6のステップで再生
されたパケットから、前記送信を再構成する第7のステ
ップと、を更に有することを特徴とする。
【0015】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データを構成する各データ部分に対し予め
指定されたパケットサイズに基づいて、該各データ部分
をパケットに整形することを特徴とする。
【0016】また、本発明では、前記第3のステップ
は、繰り返しを行うに際して、前記送信データを構成す
る各データ部分に対し予め指定された繰り返し条件に基
づいて、該各データ部分毎に送信頻度を調整することを
特徴とする。
【0017】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データのパケットと共に、前記送信データ
全体に関する情報を納めた全リストパケットを送信し、
前記第5のステップで受信した送信データと該全リスト
パケットを照合して、全てのデータを受信したか確認
し、全てのデータを受信完了したことが確認された時に
受信を終了させるステップを更に有することを特徴とす
る。
【0018】また、本発明では、前記第1のステップ
は、前記送信データにより構成される情報コンテンツ
に、各データ受信装置にて該情報コンテンツを表示すべ
き時刻を指定して送信し、前記第5のステップは、受信
した送信データに含まれる各情報コンテンツに対して指
定された表示時刻を取得し、該表示時刻になった時に該
各情報コンテンツを表示すると共に、次の情報コンテン
ツの受信を開始することを特徴とする。
【0019】また、本発明では、前記第3のステップ
は、繰り返しを行うに際して、各情報コンテンツに対し
て指定された表示時刻までに、該各情報コンテンツが予
め指定された送信回数分送信されるように繰り返し送信
を行うことを特徴とする。
【0020】また、本発明では、前記第5のステップ
は、ある情報コンテンツの受信に失敗した場合は、該あ
る情報コンテンツが繰り返し送信されて次回に送信され
てきた時に受信して、該ある情報コンテンツに対して指
定された表示時刻になったときに表示することを特徴と
する。
【0021】さらに、本発明は、不特定多数の非同期接
続を行うデータ受信装置へデータを送信するデータ送信
装置であって、所定量の送信データに所定の信号変換を
施して、得られた信号を送信する信号変換手段と、該信
号変換手段による信号の送信の後、前記信号変換を所定
期間休止して各データ受信装置において受信タイミング
として利用される伝送休止状態を伝送信号中に設けるよ
うにすると共に、信号の送信と休止を繰り返すことによ
り繰り返し送信を行うように該信号変換手段を制御する
制御手段と、を有することを特徴とするデータ送信装置
を提供する。
【0022】また、本発明では、前記送信データを1つ
以上のパケットに整形するパケット生成手段を更に有
し、前記信号変換手段は、所定時間内に伝送可能な量の
パケットに対し前記信号変換を施すことを特徴とする。
【0023】また、本発明では、前記送信データを構成
する各データ部分に対し予め指定されたパケットサイズ
を記憶するパケットサイズ蓄積手段を更に有し、前記パ
ケット生成手段は、該パケットサイズ蓄積手段に記憶さ
れたパケットサイズに基づいて、各データ部分をパケッ
トに整形することを特徴とする。
【0024】また、本発明では、前記送信データを構成
する各データ部分に対し予め指定された繰り返し条件を
記憶する繰り返し条件蓄積手段を更に有し、前記制御手
段は、繰り返しを行うに際して、該繰り返し条件蓄積手
段に記憶された繰り返し条件に基づいて、各データ部分
毎に送信頻度を調整することを特徴とする。
【0025】また、本発明では、前記パケット生成手段
は、前記送信データのパケットと共に、前記送信データ
全体に関する情報を納め、各データ受信装置において全
てのデータを受信したか確認するために利用される全リ
ストパケットを生成することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明は、データ送信装置から不
特定多数の非同期接続を行うデータ受信装置へ送信され
た送信データの伝送信号を受信するデータ受信装置であ
って、前記伝送信号中に前記データ送信装置によって設
けられた伝送休止状態を検出する休止検出手段と、受信
した前記伝送信号をデータ変換して送信データを受信す
るデータ変換手段と、前記休止検出手段で検出された伝
送休止状態を受信タイミングとして、受信した前記伝送
信号のデータ変換を開始するよう前記データ変換手段を
制御する制御手段と、を有することを特徴とするデータ
受信装置を提供する。
【0027】また、本発明では、前記データ変換手段で
前記伝送信号から変換されたデータから、パケットを再
生するパケット再生手段と、該パケット再生手段で再生
されたパケットから、前記送信データを再構成するデー
タ再構成手段と、を更に有することを特徴とする。
【0028】また、本発明では、前記送信データは、1
つ以上のパケットに整形されて送信されており、該パケ
ットと共に、前記送信データ全体に関する情報を納めた
全リストパケットが送信されており、前記制御手段は、
前記データ変換手段で受信した送信データと該全リスト
パケットを照合して、全てのデータを受信したか確認
し、全てのデータを受信完了したことが確認された時に
受信を終了させることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】まず、本発明の要旨を簡単に説明
する。
【0030】本発明では、送信側で送信すべきデータか
ら得られた信号を分配して複数の受信側に配信し、受信
側でデータを再構成するシステムにおいて、送信側装置
一個に対して、複数個の受信側装置が任意のタイミング
で受信を開始することを可能とする。
【0031】即ち、データ送信装置から不特定多数の非
同期接続を行うデータ受信装置へデータを送信するシス
テムにおいて、データ送信装置は、所定量の送信すべき
データに所定の信号変換を施して送信し、その後この信
号変換処理を所定期間休止してデータ受信装置において
受信タイミングとして利用される休止状態を伝送信号中
に設けるという動作を繰り返して、繰り返し送信を行
う。各データ受信装置では、任意のタイミングで伝送信
号中の休止状態を検出し、これを受信タイミングとして
送信データの受信を開始することができる。
【0032】従って、複数のデータ受信装置に対して、
データ送信装置は一つあればよく、データ送受信のため
の装置の経済化と複数の受信装置に対する同時かつ非同
期なデータ送受信、即ち複数の受信装置に対する一斉送
信と各受信装置における任意のタイミングでの受信開
始、が実現できる。
【0033】以下、このような本発明のデータ送受信方
法およびこれを実現するためのデータ送信装置、データ
受信装置の具体的な実施形態について詳細に説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態のデータ送信装置の構成を示す。同図におい
て、データ送信装置10は、データ蓄積手段11,信号
変換手段12,制御手段13により構成される。データ
蓄積手段11は、データ送信装置10が送信するデータ
を格納するものであり、デジタルデータを格納し、外部
からの制御によって該デジタルデータを外部に出力する
ことが可能な半導体メモリ、磁気ディスク、磁気テープ
等、あるいはそれらの組合せで実現される。信号変換手
段12は、データ送信装置10が送信するデータを所定
の信号に変換するものであり、出力する信号の種類に応
じて異なる回路、例えば、アナログ電話帯域の信号を出
力する場合にはアナログ電話用の変調回路で実現され
る。制御手段13は、データ送信装置10のデータ送信
を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータ
等の装置によって実現される。
【0035】図2は、図1のデータ送信装置の動作の手
順を示す。以下、図2に基づいて、図1のデータ送信装
置10の動作を説明する。
【0036】データ送信装置10から送信するデータ
は、事前にデータ蓄積手段11に蓄えられているものと
する。データ蓄積手段11へのデータ蓄積については、
外部から通信回線を介して供給して蓄積する方法であっ
てもあるいは磁気ディスク,FD,ROMなどの記録媒
体を介して供給して蓄積する方法のいずれでも可能であ
るが、本発明にとって本質的でないのでここでは詳述し
ない。
【0037】まず、制御手段13は、信号変換手段12
に対して変換開始を指示する(ステップ100)。それ
に続いて、制御手段13は、データ蓄積手段11に蓄積
されているデータを、順次、信号変換手段12に受渡す
(ステップ101)。
【0038】信号変換手段12は、データ蓄積手段11
から受け取ったデータから信号を生成し、出力する。例
えば、信号変換手段12がアナログ電話回線用の変調装
置である場合は、ITU−V.17やV.29等の変調
規格に従った変調により、信号生成および出力を実現す
ることができる。制御手段13は、信号変換手段12に
おいて、ステップ101で受け渡したデータの変換・出
力が完了したのを確認した後(ステップ102)、信号
変換手段12に対して休止を指示する。信号変換手段1
2は、制御手段13からの休止の指示により、休止の動
作を行う(ステップ103)。
【0039】ここで、ステップ103における信号変換
手段12の休止動作は、後述するように各データ受信装
置において受信タイミングとして利用される伝送休止状
態を伝送信号中に設ける機能を果たす。
【0040】休止状態については、通常の信号伝送状態
と明確に区別可能な状態であればよく、例えば、アナロ
グ電話帯域の信号であれば、無音をもって休止状態とす
ることも可能であるし、あるいは、特定の信号レベルや
データビットの並びをもって休止状態とすることも可能
である。制御手段13は、信号変換手段12の所定の期
間に渡る休止を確認した後(ステップ104)、再びス
テップ101に戻って、上記一連の動作を繰り返し、デ
ータ蓄積手段11に蓄積されたデータの送信を実現でき
る。
【0041】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態のデータ送信装置の構成を示す。同図におい
て、データ送信装置20は、データ蓄積手段21,信号
変換手段22,制御手段23,パケット生成手段24に
より構成される。データ蓄積手段21は、データ送信装
置20が送信するデータを格納するものであり、デジタ
ルデータを格納し、外部からの制御によってデジタルデ
ータを外部に出力することが可能な半導体メモリ、磁気
ディスク、磁気テープ等、あるいはそれらの組合せで実
現される。信号変換手段22は、データ送信装置20が
送信するデータを信号に変換するものであり、出力する
信号の種類に応じて異なる回路、例えば、アナログ電話
帯域の信号を出力する場合にはアナログ電話用の変調回
路で実現される。制御手段23は、データ送信装置20
のデータ送信を制御するものであり、例えば、マイクロ
コンピュータ等の装置によって実現される。パケット生
成手段24は、一連のデータから1つ以上のパケットを
生成するものであり、マイクロコンピュータ等の装置に
よって実現される。この第2の実施形態では、パケット
生成手段24が図1のデータ送信装置10に付加されて
いる。制御手段23とパケット生成手段24は同一のマ
イクロコンピュータ装置を用いて実現することも可能で
ある。
【0042】図4は、図3のデータ送信装置20の動作
の手順を示す。以下、図4に基づいて、図3のデータ送
信装置20の動作を説明する。
【0043】データ送信装置20から送信するデータ
は、事前にデータ蓄積手段21に蓄えられているものと
する。データ蓄積手段21へのデータ蓄積については、
外部から通信回線を介して供給して蓄積する方法であっ
てもあるいは磁気ディスク,FD,ROMなどの記録媒
体を介して供給して蓄積する方法のいずれでも可能であ
るが、本発明にとって本質的でないのでここでは詳述し
ない。
【0044】まず、制御手段23は、次に信号変換すべ
きデータの位置である、次データ読み出し位置を先頭に
設定する(ステップ110)。次に、1単位として信号
変換・出力する分のデータを、データ蓄積手段21の次
データ読み出し位置から読み出し、パケット生成手段2
4に受け渡す(ステップ111)。ここで1単位分と
は、伝送速度や受信時の受信開始までの時間などを考慮
して、例えば、10kバイトと決定する。パケット生成
手段24は、受け取ったデータから、一つ以上のパケッ
トを生成する。例えば、各パケットは、送信するデータ
本体(データ本体)、そのデータが全体のデータに対し
てどの部分に相当するものかを表す情報(データ部分位
置情報)、パケットの大きさを表す情報(サイズ情
報)、エラー検出符号で構成することができる。
【0045】制御手段23は、信号変換手段22に対し
て変換開始を指示し(ステップ112)、信号変換・出
力の対象であるパケットを、パケット生成手段24から
信号変換手段22へ受け渡す(ステップ113)。信号
変換手段22は、受け取ったデータから信号を生成し、
出力する。制御手段23は、信号変換手段22におい
て、ステップ113で受け渡したパケットの変換・出力
が完了したのを確認した後(ステップ114)、データ
蓄積手段21における次データ読み出し位置を更新する
(ステップ115)。この更新は、信号変換したデータ
の分だけ進めることで可能であり、データの最後まで変
換・出力した場合は、次データ読み込み位置を先頭に設
定する。
【0046】その後、制御手段23は、信号変換手段2
2に対して休止を指示し、信号変換手段22は、その指
示により、休止の動作を行う(ステップ116)。制御
手段23は、信号変換手段22の所定の期間に渡る休止
を確認した後(ステップ117)、次データ読み出し位
置からの1単位分のデータについて、上記一連の動作を
繰り返し、データ全体の繰り返しデータ送信を実現す
る。
【0047】信号変換ならびに休止の実現については、
上述した第1の実施形態と同様に行うことが可能であ
る。
【0048】(第3の実施形態)図5は本発明の第3の
実施形態のデータ送信装置の構成を示す。同図におい
て、データ送信装置30は、上記第2の実施形態の図3
の構成にパケットサイズ蓄積手段35を加えた構成とな
っている。このパケットサイズ蓄積手段35は、送信す
るデータの部分毎に、それからパケットを生成する際
に、生成するパケットの大きさを格納するものであり、
デジタルデータを格納し、外部からの制御によってデー
タを出力する半導体メモリ、磁気ディスク、磁気テープ
等で実現される。他の構成要素31,32,33,34
は、図3の構成要素21,22,23,24と同様であ
る。
【0049】図6は、図5のデータ送信装置30の動作
の手順を示す。以下、図6に基づいて、図5のデータ送
信装置30の動作を説明する。
【0050】データ送信装置30から送信するデータは
データ蓄積手段31に、データ部分毎に指定されたパケ
ットの大きさはパケットサイズ蓄積手段35に、事前に
蓄えられているものとする。
【0051】まず、制御手段33は、次に信号変換する
べきデータの位置である次データ読み出し位置を先頭に
設定する(ステップ120)。次に、1単位として信号
変換・出力する分のデータを、データ蓄積手段31の次
データ読み出し位置から読み出し、該データから生成す
るパケットの大きさについての指定をパケットサイズ蓄
積手段35から読み出し、それらの組をパケット生成手
段34に受け渡す(ステップ121)。
【0052】パケット生成手段34は、受け取ったデー
タから、パケットの大きさ指定に従って一つ以上のパケ
ットを生成する。生成されたパケットは、前記指定に従
って、各部分毎に異なる大きさであることが可能であ
る。パケットの大きさの指定としては、例えば、データ
の部分指定としてのデータの先頭からの位置とパケット
の大きさの組で与えることができる。また、送信するデ
ータがファイルなどの構造をもつデータである場合に
は、データの部分指定に、その構造を組み合わせて用い
ることも可能である。
【0053】制御手段33は、信号変換手段32に対し
て、変換開始を指示し(ステップ122)、信号変換・
出力の対象であるパケットを、パケット生成手段34か
ら信号変換手段32へ受け渡す(ステップ123)。信
号変換手段32は、受け取ったデータから信号を生成
し、出力する。
【0054】制御手段33は、信号変換手段32におい
て、ステップ123で受け渡したパケットの変換・出力
が完了したのを確認した後(ステップ124)、データ
蓄積手段31における次データ読み出し位置を更新する
(ステップ125)。この更新は、信号変換したデータ
の分だけ進めることで可能であり、データの最後まで変
換・出力した場合は、次データ読み込み位置を先頭に設
定する。
【0055】その後、制御手段33は、信号変換手段3
2に対して、休止を指示し、信号変換手段33は、その
指示により、休止の動作を行う(ステップ126)。制
御手段33は、信号変換手段32の所定の期間に渡る休
止を確認した後(ステップ127)、次データ読み出し
位置からの1単位分のデータについて、上記一連の動作
を繰り返し、データ全体の繰り返しデータ送信を実現す
る。
【0056】信号変換ならびに休止の実現については、
上述した第1の実施形態と同様に行うことが可能であ
る。
【0057】(第4の実施形態)図7は本発明の第4の
実施形態のデータ送信装置の構成を示す。同図におい
て、データ送信装置40は、上記第2の実施形態の図3
の構成に繰り返し条件蓄積手段46を加えた構成となっ
ている。構成要素42,43,44は、図3の構成要素
22,23,24と同様であるが、データ蓄積手段41
については、図3のものとは異なり、半導体メモリ、磁
気ディスク等のランダムアクセスが可能なものを使用す
る必要がある。また、新たに付加された繰り返し条件蓄
積手段46は、送信するデータの部分毎に、その部分を
繰り返し送信する際の条件を格納するものであり、デジ
タルデータを格納し、外部からの制御によってデータを
出力する半導体メモリ、磁気ディスク等で実現される。
【0058】図8は、図7のデータ送信装置40の動作
の手順を示す。以下、図8に基づいて、図7のデータ送
信装置40の動作を説明する。
【0059】データ送信装置40から送信するデータは
データ蓄積手段41に、データ部分毎に指定された繰り
返しの条件は繰り返し条件蓄積手段46に、事前に蓄え
られているものとする。繰り返し条件は、例えば、デー
タの部分指定としてのデータの先頭からの位置と送信回
数の重みの組で与えることができる。すなわち、100
kバイトの送信データを先頭から20kバイトを他の部
分より2倍の頻度で送信させる場合の指定を、例えば、
「(先頭,1)(20kバイト,2)」と指定する。
【0060】まず、制御手段43は、データ送信実績の
全体をクリアする(0にする)(ステップ130)。次
に、1単位として信号変換・出力する分のデータを、繰
り返し条件蓄積手段16に格納されている条件と送信実
績から決定する(ステップ131)。例えば、データの
各部分の送信回数を送信実績とし、データ各部分の繰り
返し送信回数の重みを繰り返し条件とした場合、データ
の各部分について、送信回数と送信回数の重みの積が最
も小さいものから順に、1単位分だけを選び出す。
【0061】制御手段43は、その1単位分のデータを
パケット生成手段44に受け渡した後(ステップ13
2)、信号変換手段42に対して、変換開始を指示し
(ステップ133)、さらに、信号変換・出力の対象で
あるパケットを、パケット生成手段44より取得し、信
号変換手段42に受け渡す(ステップ134)。信号変
換手段42は、受け取ったデータから信号を生成し、順
次出力する。
【0062】制御手段43は、信号変換手段42におい
て、ステップ134で受け渡したパケットの変換・出力
が完了したのを確認した後(ステップ135)、信号変
換手段42に休止を指示し、(ステップ136)、送信
した分のデータに関する送信実績を更新する(ステップ
137)。
【0063】信号変換手段42は、休止の指示に従い、
休止の動作を行う。制御手段43は、信号変換手段42
の所定の期間に渡る休止を確認した後(ステップ13
8)、再び、ステップ131に戻り、次に送信する1単
位分を決定し、送信する動作を繰り返す。以上の動作に
より、部分ごとに繰り返しの回数に差をつけたデータの
送信を実現することが可能になる。
【0064】信号変換ならびに休止の実現については、
上述した第1の実施形態と同様に行うことが可能であ
る。
【0065】繰り返し条件として、送信頻度の差に関す
る条件の他に、送信の間隔に関する条件を指定すること
により、有効な繰り返し送信が可能となる場合がある。
例えば、繰り返し条件として指定の送信間隔と、送信実
績として記録されている最近の送信時刻の和から、現在
時刻を減じた値、即ち猶予が最も少ないものから順に、
次に送信するデータとして選定する方法などが有用であ
る。
【0066】(第5の実施形態)図9は本発明の第5の
実施形態のデータ送信装置の動作の手順を示す。この第
5の実施形態では、データ送信装置は図3のデータ送信
装置20と同じ構成を有するものとする。送信するデー
タは、データ蓄積手段21に事前に蓄えられているもの
とする。
【0067】まず、制御手段23は、データ蓄積手段2
1に格納されている送信する全てのデータに関する情報
(全リスト)を生成するとともに(ステップ140)、
次に信号変換すべきデータの位置である次データ読み出
し位置を先頭に設定する(ステップ141)。全リスト
については、例えば、送信するデータの全体のサイズを
示すことで実現できる。全リストは、受信したパケット
と照合して全てのデータの受信が確認できるものであれ
ばよく、例えば、送信しているパケットの総数やパケッ
トの通し番号の範囲などを示すことでも実現できる。
【0068】次に、制御手段23においては、1単位と
して信号変換・出力する分のデータを、データ蓄積手段
21の次データ読み出し位置から読み出し、全リストと
ともにパケット生成手段24に受け渡す(ステップ14
2)。パケット生成手段24は、受け取ったデータと全
リストから、一つ以上のパケットを生成する。例えば、
各パケットは、送信するデータ(データ本体)、そのデ
ータが全体のデータに対してどの部分に相当するものか
を表す情報(データ部分位置情報)、パケットの大きさ
を表す情報(サイズ情報)、エラー検出符号で構成する
ことができる。全リストについては、1つのパケットと
する方法の他に、各パケットに、全リストを付加する方
法も可能である。制御手段23は、信号変換手段22に
対して、変換開始を指示し(ステップ143)、信号変
換・出力の対象であるパケットを、パケット生成手段2
4より受け渡す(ステップ144)。信号変換手段22
は、受け取ったデータから信号を生成し、出力する。
【0069】制御手段23は、信号変換手段22におい
て、ステップ144で受け渡したパケットの変換・出力
が完了したのを確認した後(ステップ145)、データ
蓄積手段21における次データ読み出し位置を更新する
(ステップ146)。この更新は、信号変換したデータ
の分だけ進めることで可能であり、データの最後まで変
換・出力した場合は、次データ読み込み位置を先頭に設
定する。その後、制御手段23は、信号変換手段22に
対して、休止を指示し、信号変換手段22は、その指示
により、休止の動作を行う(ステップ147)。制御手
段23は、信号変換手段22の所定の期間に渡る休止を
確認した後(ステップ148)、再びステップ142に
戻り、次データ読み出し位置からの1単位分のデータに
ついて、上記一連の動作を繰り返し、データ全体の繰り
返しデータ送信を実現する。
【0070】信号変換ならびに休止の実現については、
上述した第1の実施形態と同様に行うことが可能であ
る。
【0071】本実施形態においては、データ送信の度
に、全リストを送信する例を示したが、数回に1回だ
け、あるいは、一定時間毎、あるいは、データが一巡す
る際にのみ送信することも可能である。
【0072】(第6の実施形態)図10は本発明の第6
の実施形態のデータ受信装置の構成を示す。同図におい
て、データ受信装置50は、休止検出手段51,データ
変換手段52,制御手段53により構成される。休止検
出手段51は、入力された信号中における伝送休止状態
を検出するものである。休止状態は、例えば、アナログ
電話帯域の無音であったり、あるいは特定の信号レベル
やデータビットの並び等の、データ送信装置との間で予
め規定された方法により、対応する信号の検出回路で検
出することができる。また、汎用の信号処理回路とマイ
クロコンピュータの組合せによる検出も可能である。デ
ータ変換手段52は、入力信号からデータを再生するも
のであり、入力信号の種類に応じて、例えば、アナログ
電話帯域の変調データ信号を入力とする場合には、アナ
ログ電話用の復調回路で実現される。制御手段53は、
データ受信装置50のデータ受信を制御するものであ
り、マイクロコンピュータ等の装置によって実現され
る。
【0073】図11は、図10のデータ受信装置50の
動作の手順を示す。以下、図11に基づいて、図10の
データ受信装置50の動作を説明する。
【0074】まず、制御手段53は、休止検出手段51
における休止の検出を待つ(ステップ150)。休止検
出手段51では、入力信号を観測し、休止状態を検出す
る。休止状態が検出されると、制御手段53は、これを
受信タイミングとしてデータ変換手段52に対してデー
タ変換を指示する。データ変換手段52は、入力信号に
対応したデータ変換を実施する(ステップ151)。例
えば、入力信号が、アナログ電話帯域のITU−V.1
7変調信号である場合は、その信号用の復調を行い、デ
ータとして再生する。制御手段53は、データ変換手段
52で再生したデータを受信し順次出力する(ステップ
152)。
【0075】入力信号については、他の復調方式のアナ
ログ信号であっても、あるいはデシタル信号であって
も、休止検出手段とデータ変換手段をその入力信号に対
応したものを用いることにより、同様に可能である。
【0076】(第7の実施形態)図12は本発明の第7
の実施形態のデータ受信装置の構成を示す。同図におい
て、データ受信装置60は、休止検出手段61,データ
変換手段62,制御手段63,パケット再生手段64,
パケット蓄積手段65,データ再構成手段66により構
成される。休止検出手段61は、入力された信号中にお
ける伝送休止状態を検出するものである。休止状態は、
例えば、アナログ電話帯域の無音であったり、あるい
は、特定の信号レベルやデータビットの並び等の、デー
タ送信装置との間で予め規定された方法により、対応す
る信号の検出回路で検出することができる。また、汎用
の信号処理装置とマイクロコンピュータの組合せによる
検出も可能である。データ変換手段62は、入力信号か
らデータを再生するものであり、入力信号の種類に応じ
て、例えば、アナログ電話帯域の変調データ信号を入力
とする場合には、アナログ電話用の復調回路で実現され
る。
【0077】制御手段63は、データ受信装置60のデ
ータ受信を制御するものであり、マイクロコンピュータ
等の装置によって実現できる。パケット再生手段64
は、データからパケットを再生するものであり、マイク
ロコンピュータ等の装置によって実現できる。パケット
蓄積手段65は、再生したパケットを一時的に格納する
ものであり、ランダムアクセスと読み書きが可能な半導
体メモリ、磁気ディスク等で実現できる。データ再構成
手段66は、1つ以上のパケットから受信データを再構
成するものであり、マイクロコンピュータ等の装置で実
現できる、制御手段63,パケット再生手段64,なら
びにデータ再構成手段66については、個々のマイクロ
コンピュータで実現する必要はなく、例えば、一つのマ
イクロコンピュータで実現することも可能である。
【0078】図13は、図12のデータ受信装置60の
動作の手順を示す。以下、図13に基づいて、図12の
データ受信装置60の動作を説明する。
【0079】まず、制御手段63は、休止検出手段61
における休止の検出を待つ(ステップ160)。休止検
出手段61では、入力信号を観測し、休止状態を検出す
る。休止状態が検出されると、制御手段63は、これを
受信タイミングとしてデータ変換手段62に対してデー
タ変換を指示する。データ変換手段62は、入力信号に
対応したデータ変換を実施する(ステップ161)。制
御手段63は、データ変換手段62で再生したデータ
を、順次パケット再生手段64に受渡し(ステップ16
2)、パケット再生手段64は、受け取ったデータか
ら、正しいパケットを再生する。制御手段63は、再生
されたパケットのうち、まだパケット蓄積手段65に格
納されていないもののみをデータ蓄積手段65に格納す
る(ステップ163)。
【0080】制御手段63は、受信データを再構成可能
な分のパケットがデータ蓄積手段65に蓄積されたか否
かを判断し(ステップ164)、まだ再構成可能な分の
パケットが蓄積されていなければステップ162に戻
り、再構成可能な分のパケットが蓄積されたら、そのパ
ケットをデータ再構成手段66に受渡し、データ再構成
手段66において、先頭のパケットから順にデータを組
み立てて、受信データとして出力する(ステップ16
5)。
【0081】パケットがデータ再構成可能な分であるか
否かの判断は、例えば、未出力のデータ部分に対応する
パケットが存在し、且つ、先頭からそのデータ部分まで
の間の部分に対応する全てのパケットが存在することを
検証することで実現できる。以下、データ変換手段62
からパケット再生手段64へのデータ受渡し(ステップ
162)以降を繰り返すことにより、データの受信を実
現することができる。休止状態の検出ならびに信号のデ
ータ変換については、上述した第6の実施形態と同様に
行うことが可能である。
【0082】(第8の実施形態)図14は、本発明の第
8の実施形態のデータ受信装置の動作の手順を示す。こ
の第8の実施形態では、データ受信装置は図12のデー
タ受信装置60と同じ構成を有するものとする。
【0083】まず、制御手段63は、休止検出手段61
における休止の検出を待つ(ステップ170)。休止検
出手段61では、入力信号を観測し、休止状態を検出す
る。休止状態が検出されると、制御手段63は、これを
受信タイミングとしてデータ変換手段62に対してデー
タ変換を指示する。データ変換手段62は、入力信号に
対応したデータ変換を実施する(ステップ171)。制
御手段63は、データ変換手段62で再生したデータ
を、順次パケット再生手段64に受渡し(ステップ17
2)、パケット再生手段64は、受け取ったデータか
ら、正しいパケットを再生する。ここまでは、上記図1
3で説明した動作と同様である。
【0084】次に、制御手段63は、再生されたパケッ
トが、全リストのパケットであれば(ステップ173Y
ES)、それを取得・保存し(ステップ174)、ステ
ップ172に戻って、データ変換手段62が再生した次
のデータの処理を実施する。
【0085】全リストのパケットは、受信したデータパ
ケットと照合して全てのデータの受信が確認できるもの
であればよく、例えば、送信されているデータの全体の
サイズやパケットの総数あるいはパケットの通し番号の
有効範囲などを示す送信側から送られてくる特別なパケ
ットである。全リスト以外のパケットについては、まだ
パケット蓄積手段65に格納されていないもののみをデ
ータ蓄積手段65に格納する(ステップ175)。制御
手段63は、受信データを再構成可能な分のパケットが
データ蓄積手段65に蓄積されたら(ステップ176Y
ES)、そのパケットをデータ再構成手段66に受渡
し、データ再構成手段66において、先頭のパケットか
ら順にデータを組み立てて、受信データとして出力する
とともに、出力した分のデータについて記録する(ステ
ップ177)。
【0086】ステップ176におけるパケット蓄積手段
65に蓄積されたパケットがデータ再構成可能な分ある
か否かの判断は、例えば、未出力のデータ部分に対応す
るパケットが存在し、且つ、先頭からそのデータ部分ま
での間の部分に対応する全てのパケットが存在すること
を検証することによって実現できる。また、出力した分
のデータの記録については、送信されているデータのう
ち、受信・出力したデータがどの部分であるかを表す内
容であればよく、例えば、送信されている全データの中
での先頭からの位置と出力した分のデータの大きさの
組、あるいは、パケットに通し番号が付与されていれ
ば、その通し番号を記録する。
【0087】全リストを取得している場合、制御手段6
3は、それまでの受信・出力したデータの記録と全リス
トとを照合し、全リストの範囲の全てのデータを出力済
みであれば(ステップ178YES)、受信を終了する
(ステップ179)。以下、受信終了に至るまでの間、
データ変換手段62からパケット再生手段64へのデー
タ受渡し(ステップ172)以降の処理を繰り返すこと
により、全てのデータの受信を実現することができる。
休止状態の検出ならびに信号のデータ変換については、
上述した第6の実施形態と同様に行うことが可能であ
る。
【0088】(第9の実施形態)図15は、本発明の第
9の実施形態のデータ送受信システムの構成を示す。本
実施形態では、一つのデータ送信装置から複数(図15
での2つのみを示す)のデータ受信装置へのデータ配信
を行う。同図において、送信側は、データ送信装置Aと
回線接続装置C、受信側は、データ受信装置Bと回線接
続装置D、データ受信装置B’と回線接続装置D’とで
構成され、信号分配手段としては、通信網Eによる分配
サービスであるテレドームを利用して実現している。
「テレドーム」とは、契約者が1本の音源回線を設置す
るだけで、同時に発生する大量の通話に対して、話し中
なしで情報提供を行うことができるサービスであり、N
TTにより平成5年11月12日に開始され現在提供エ
リアは全国に拡大されており、今後普及が期待される有
望なサービスである。データ送信装置Aは、アナログの
音声帯域の変調信号を出力し、データ受信装置B,B’
は、その信号をデータ変調する信号変換手段を備えたも
のである。
【0089】図15の構成を用いたデータ送受信方法を
説明する。
【0090】送信側においては、データ送信装置Aが常
時信号出力を行っている。受信側のデータ受信装置Bか
ら受信の要求があった場合に、回線接続装置Dによって
通信網Eに対して送信側への回線接続の手順を実行し、
通信網Eは、所定の手順に従い、送信側の回線接続装置
Cに着信を通知する。
【0091】送信側の回線接続装置Cは、着信の通知を
受け、着信接続の手順を実行し、受信側との間に回線接
続を行った後、データ送信装置Aからの信号をその回線
を経由して受信側へ送信する。回線接続の後、受信側に
おいて、信号は、回線接続装置Dを介して、データ受信
装置Bへ送られ、データの受信を実現する。本実施形態
では信号分配手段として上述したテレドームサービスを
利用することにより、受信側の回線接続装置Dが送信側
との回線接続中でも、別の回線接続装置D’が同一の送
信側と回線接続が可能である。即ち、回線接続装置Cに
対して同時に複数の受信側との回線接続が可能になり、
同時に複数の受信側がデータを受信することができるよ
うになる。
【0092】なお、信号分配手段として、テレドームサ
ービスの例で説明したが、片方向の信号分配が可能な手
段であれば、如何なる手段でも利用可能であり、例え
ば、オフトーク通信サービス(電話回線の空き時間を利
用して、自治体などが設置する情報提供センタから、通
信事業者の支店・営業所の交換機を経て、加入者宅に音
声や音楽などのアナログ情報を片方向伝送(放送)する
サービス)やCATVサービス、地上あるいは衛星など
の電波によるデータ放送、またインターネットにおける
マルチキャスト技術を適用したMbone(virtual Mu
lticast BackboneOn the interNEt)による実現も可能
である。
【0093】(第10の実施形態)図16は、本発明の
第10の実施形態のデータ送受信システムの構成を示
す。本実施形態では、一つのデータ送信装置Aが複数
(図16では2つのみを示す)のデータ受信装置B,
B’へのデータ配信を行う。同図において、送信側は、
データ送信装置Aと複数の回線接続装置C,C’、受信
側は、データ受信装置Bと回線接続装置D、データ受信
装置B’と回線接続装置D’とで構成され、信号分配は
送信側で行い、送信側と受信側との信号伝送には、一般
加入電話の通信網Fを用いる構成を有している。データ
送信装置Aは、アナログの音声帯域の変調信号を出力
し、データ受信装置B,B’は、その信号をデータ復調
する信号変換手段を備えたものである。
【0094】図16の構成を用いたデータ送受信方法を
説明する。
【0095】送信側においては、データ送信装置Aが常
時信号出力を行っており、その信号は、常時複数の回線
接続装置C,C’に供給されている。
【0096】受信側、例えば、データ受信装置Bから受
信の要求があった場合に、回線接続装置Dによって、通
信網Fに対して通信側への回線接続の手順を実行し、通
信網Fは、所定の手順に従い、送信側の回線接続装置C
に着信を通知する。送信側の回線接続装置Cは、着信の
通知を受け、着信接続の手順を実行し、受信側との回線
接続を実行した後、データ送信装置Aからの信号をその
回線を経由して、受信側へ送信する。
【0097】回線接続の後、送信側からの信号は、受信
側において、回線接続装置Dを介してデータ受信装置B
へ送られ、データの受信を実現する。
【0098】本実施形態では、複数の通信回線を用いる
ことにより、同一のデータ送信装置Aで発生した信号を
複数のデータ受信装置B,B’で同時に受信することを
可能にしている。具体的には、データ受信装置Bの回線
接続装置Dとデータ送信装置Aとの回線接続中に、別の
データ受信装置B’の回線接続装置D’が、別の回線と
データ送信装置Aの別の回線接続装置C’とを介して回
線接続が可能である。
【0099】なお、信号伝送の手段としては、一般加入
電話の通信網の他、移動体通信網、PHS等アナログ電
話帯域の信号を伝送できる他の手段での実現も可能であ
る。
【0100】図15および図16の構成において、デー
タ送信装置A、データ受信装置B、B’の組として、上
述した各実施形態のデータ送信装置およびデータ受信装
置(ならびにそれらの動作方法)を適宜組み合わせるこ
とによりそれぞれの装置の組み合わせに対応した各種の
データの送受信方法を実現することができる。
【0101】より詳しくは、以下のような組み合わせが
考えられる。
【0102】(1)図1のデータ送信装置(図2のデー
タ送信方法を用いる)から送信された信号を分配により
複数の受信側に配信し、複数の図10のデータ受信装置
(図11のデータ受信方法を用いる)で受信するデータ
送受信方法。
【0103】(2)図3のデータ送信装置(図4のデー
タ送信方法を用いる)から送信された信号を分配により
複数の受信側に配信し、複数の図12のデータ受信装置
(図13のデータ受信方法を用いる)で受信するデータ
送受信方法。
【0104】(3)図5のデータ送信装置(図6のデー
タ送信方法を用いる)から送信された信号を分配により
複数の受信側に配信し、複数の図12のデータ受信装置
(図13のデータ受信方法を用いる)で受信するデータ
送受信方法。
【0105】(4)図7のデータ送信装置(図8のデー
タ送信方法を用いる)から送信された信号を分配により
複数の受信側に配信し、複数の図12のデータ受信装置
(図13のデータ受信方法を用いる)で受信するデータ
送受信方法。
【0106】(5)上記(2)のデータ送受信方法にお
いて、図9のデータ送信方法と図14のデータ受信方法
を用いて送信データを整形して作られたパケットととも
に、送信データ全体の情報を納めたデータパケット(全
リストパケット)を送信し、受信側では受信したデータ
と全リストパケットの内容を比較して、全てのデータの
受信を完了した後、受信を終了させるようにしたデータ
送受信方法。
【0107】(第11の実施形態)次に、上述したよう
な本発明のデータ送受信方法を応用した、Webコンテ
ンツの連続的表示方法に関する第11の実施形態につい
て説明する。
【0108】インターネットがあらゆる方面で利用され
る中、リアルタイム情報をWeb上で見られるようにす
るサービスが増えてきているが、このようなサービスを
広域に展開するとサーバの処理能力やトラヒック集中の
問題が発生する。そこで、本発明のデータ送受信方法を
応用して、連続的に変化するWebコンテンツを多数の
端末に同時に配信するシステムを構成することにより、
同時に多数の端末上で分割されたコンテンツを連続的に
見ることができるようにすることが可能となる。
【0109】本実施形態では上述した図15のようなテ
レドームサービスを利用したシステム構成を用い、送信
側をセンタ、受信側をユーザ端末とする。このシステム
では、実際には1つのセンタから数百万単位のユーザ端
末への同時配信を行う。
【0110】センタでは、送信するファイルをモデムに
より変調させ、音声信号として送信する。通信網では、
テレドームサービスを利用して、センタからの音声信号
(変調音)を多数のユーザ端末側のモデムへと配信す
る。ユーザ端末側のモデムは、予めセンタでの変調方式
と合わされており、一般のアナログ電話回線を通じてテ
レドームの音源回線に接続し、受信した変調信号を復調
する。復調されたデータはユーザ端末側のコンピュータ
によりファイルに復元され、このコンピュータ上でWe
bコンテンツの連続的な表示が行われる。
【0111】なお、テレドームはセンタからの片方向伝
送であるため、データ伝送上でエラーが発生したとして
も受信側から再送の要求などはできないので、繰り返し
送信することで補完処理を行う必要がある。
【0112】以下、図17を参照して、本実施形態のW
ebコンテンツの連続的表示方法について、より詳細に
説明する。
【0113】本実施形態では、連続的なコントロールを
時間軸で細かく蓄積型のコンテンツに分割し、センタか
ら順次送信する。この時、センタでは送信する各コンテ
ンツの中にこのコンテンツを表示する時刻を指定してお
く。
【0114】ユーザ端末では、連続的な表示を実現する
ために、指定された時刻になると表示が切り替わるよう
に制御する。この時刻の設定には送信コンテンツの切替
時刻と、受信開始動作の時刻とをあわせた時間管理が必
要となる。
【0115】即ち、図17に示すように、受信したコン
テンツの中から表示切替時刻を取得し、その時刻になる
とこのコンテンツを表示すると同時に、次に表示するコ
ンテンツの受信を開始する。なお、時刻は各端末の内部
時計を利用するものとし、時計は既に正確に設定されて
いるものとする。なお、時刻については絶対時間を使用
する代わりに相対時間を使用してもよい。
【0116】また、センタでは送信する各コンテンツに
指定した時刻までに、予め指定された回数(図17では
2回)該コンテンツの送信を行う。
【0117】ユーザ端末では、受信に失敗した場合には
次回に送信されたコンテンツを受信して、表示する時刻
になると受信したコンテンツを表示すると同時に、次の
コンテンツの受信を開始する。これにより、受信側で取
りこぼしがあったとしても繰り返し送信される中で補完
することが可能となり、より信頼性の高いデータ配信を
実現できる。
【0118】以上の制御により、ユーザ端末では、取り
こぼしなく完全に受信できたコンテンツから指定時刻に
従って表示を行う。一旦表示を開始すれば、それ以降は
継続的に表示を行っていた端末と同様に動作する。ま
た、仮にバーストエラーが発生しても、エラーとなった
コンテンツが表示されないだけで、次のコンテンツから
は他の端末と同様に表示が切り替わる。
【0119】
【発明の効果】第1の実施形態(図1,2)では、デー
タ送信時、信号変換手段に休止動作を挿入することによ
り、データ送信と休止を制御可能にし、第6の実施形態
(図10,11)および第7の実施形態(図12,1
3)では、休止を検出した後にデータ復調を開始するこ
とにより、非同期のデータ受信を可能としている。ま
た、送信する信号を分配し複数の受信側に配信すること
により、複数の受信装置に対し同時かつ非同期にデータ
送受信を実現できる。
【0120】第2の実施形態(図3,4)では、送信単
位をパケットとし、第7の実施形態(図12,13)で
は、データパケットから受信データを再構成することに
より、休止をデータの大きさより小さい単位で挿入する
ことができる。また、送信する信号を分配し複数の受信
側に配信することにより、複数の受信装置に対し同時か
つ非同期にデータ送受信を実現できる。
【0121】第3の実施形態(図5,6)では、データ
の部分ごとにパケットの大きさを変えることで、送受信
の効率、信頼性を調整できる。また、送信する信号を分
配により複数の受信側に配信することにより、複数の受
信装置に対し同時かつ非同期にデータ送受信を実現でき
る。
【0122】第4の実施形態(図7,8)では、データ
を繰り返し送信する際に、その部分ごとに繰り返しの頻
度を調整することにより、データ送信頻度を調整するこ
とができる。また、送信信号の分配により、複数の受信
装置に対し同時かつ非同期のデータ送受信を実現できる
とともに、データ中の重要な部分の受信信頼性を向上さ
せるなど、伝送誤りを考慮した優先順位のついたデータ
送受信が実現できる。
【0123】第5の実施形態(図9)のデータ送信装置
では、全ての送信データに関する情報(全リスト)を送
信し、第8の実施形態(図14)のデータ受信装置で
は、全リストを受信した後、受信を終了することができ
る。また、信号分配により複数に対し同時かつ非同期の
データ送受信を実現できるとともに、受信側の各々は、
全てのデータを受信した時点で受信を終了することがで
き、受信の手段が時間課金されるような場合には、確
実、経済的に受信ができる。
【0124】以上のように、本発明によれば、一つのデ
ータ送信装置から複数のデータ受信装置へデータ送受信
を行う際に、一つのデータ送信装置からの信号を分配す
るだけで、複数の受信側に対して、同時かつ非同期なデ
ータ送受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のデータ送信装置の構
成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のデータ送信装置の動
作を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のデータ送信装置の構
成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のデータ送信装置の動
作を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のデータ送信装置の構
成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のデータ送信装置の動
作を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態のデータ送信装置の構
成を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態のデータ送信装置の動
作を示す図である。
【図9】本発明の第5の実施形態のデータ送信装置の動
作を示す図である。
【図10】本発明の第6の実施形態のデータ受信装置の
構成を示す図である。
【図11】本発明の第6の実施形態のデータ受信装置の
動作を示す図である。
【図12】本発明の第7の実施形態のデータ受信装置の
構成を示す図である。
【図13】本発明の第7の実施形態のデータ受信装置の
動作を示す図である。
【図14】本発明の第8の実施形態のデータ受信装置の
動作を示す図である。
【図15】本発明のデータ送信装置およびデータ受信装
置を用いたデータ送受信システムの一例を示す図であ
る。
【図16】本発明のデータ送信装置およびデータ受信装
置を用いたデータ送受信システムの別の例を示す図であ
る。
【図17】本発明のデータ送受信方法を応用したWeb
コンテンツの連続的表示方法を説明する図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 データ送信装置 11,21,31,41 データ蓄積手段 12,22,32,42 信号変換手段 13,23,33,43,53,63 制御手段 24,34,44 パケット生成手段 35 パケットサイズ蓄積手段 46 繰り返し条件蓄積手段 50,60 データ受信装置 51,61 休止検出手段 52,62 データ変換手段 64 パケット再生手段 65 パケット蓄積手段 66 データ再構成手段 A データ送信装置 B,B’ データ受信装置 C,C’,D,D’ 回線接続装置 E,F 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 和宏 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 達郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岸田 克己 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 田中 一男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−122228(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置から不特定多数の非同期
    接続を行うデータ受信装置へデータを送信するデータ送
    信方法であって、 所定量の送信データに所定の信号変換を施して、得られ
    た信号を送信する第1のステップと、 該第1のステップの後、前記信号変換を所定期間休止し
    て各データ受信装置において受信タイミングとして利用
    される伝送休止状態を伝送信号中に設ける第2のステッ
    プと、 前記送信データを構成する各データ部分に対し予め指定
    された繰り返し条件に基づいて、該各データ部分毎に送
    信頻度を調整しながら、前記第1のステップと第2のス
    テップを繰り返すことにより繰り返し送信を行う第3の
    ステップと、 を有することを特徴とするデータ送信方法。
  2. 【請求項2】 データ送信装置と不特定多数の非同期接
    続を行うデータ受信装置との間でデータを送受信するデ
    ータ送受信方法であって、 データ送信装置において、所定量の送信データに所定の
    信号変換を施して、得られた信号を送信する第1のステ
    ップと、 データ送信装置において、該第1のステップの後、前記
    信号変換を所定期間休止して各データ受信装置において
    受信タイミングとして利用される伝送休止状態を伝送信
    号中に設ける第2のステップと、 データ送信装置において、前記送信データを構成する各
    データ部分に対し予め指定された繰り返し条件に基づい
    て、該各データ部分毎に送信頻度を調整しながら、前記
    第1のステップと第2のステップを繰り返すことにより
    繰り返し送信を行う第3のステップと、 各データ受信装置において、前記伝送信号中の伝送休止
    状態を検出する第4のステップと、 各データ受信装置において、該第4のステップで検出さ
    れた伝送休止状態を受信タイミングとして、受信した前
    記伝送信号のデータ変換を開始して送信データを受信す
    る第5のステップと、 を有することを特徴とするデータ送受信方法。
  3. 【請求項3】 データ送信装置と不特定多数の非同期接
    続を行うデータ受信装置との間でデータを送受信するデ
    ータ送受信方法であって、 データ送信装置において、所定量の送信データに所定の
    信号変換を施し、該送信データにより構成される情報コ
    ンテンツに、各データ受信装置にて該情報コンテンツを
    表示すべき時刻を指定して、得られた信号を送信する第
    1のステップと、 データ送信装置において、該第1のステップの後、前記
    信号変換を所定期間休止して各データ受信装置において
    受信タイミングとして利用される伝送休止状態を伝送信
    号中に設ける第2のステップと、 データ送信装置において、前記第1のステップと第2の
    ステップを繰り返すことにより繰り返し送信を行う第3
    のステップと、 各データ受信装置において、前記伝送信号中の伝送休止
    状態を検出する第4のステップと、 各データ受信装置において、該第4のステップで検出さ
    れた伝送休止状態を受信タイミングとして、受信した前
    記伝送信号のデータ変換を開始して送信データを受信
    し、受信した送信データに含まれる各情報コンテンツに
    対して指定された表示時刻を取得氏、該表示時刻になっ
    た時に該各情報コンテンツを表示すると共に、次の情報
    コンテンツの受信を開始する第5のステップと、 を有することを特徴とするデータ送受信方法。
  4. 【請求項4】 前記第3のステップは、繰り返しを行う
    に際して、各情報コンテンツに対して指定された表示時
    刻までに、該各情報コンテンツが予め指定された送信回
    数分送信されるように繰り返し送信を行うことを特徴と
    する請求項3記載のデータ送受信方法。
  5. 【請求項5】 前記第5のステップは、ある情報コンテ
    ンツの受信に失敗した場合は、該ある情報コンテンツが
    繰り返し送信されて次回に送信されてきた時に受信し
    て、該ある情報コンテンツに対して指定された表示時刻
    になった時に表示することを特徴とする請求項4記載の
    データ送受信方法。
  6. 【請求項6】 不特定多数の非同期接続を行うデータ受
    信装置へデータを送信するデータ送信装置であって、 送信データを1つ以上のパケットに生計するパケット生
    成手段と、 所定時間内に伝送可能な量のパケットからなる所定量の
    送信データに所定の信号変換を施して、得られた信号を
    送信する信号変換手段と、 前記送信データを構成する各データ部分に対し予め指定
    された繰り返し条件を記憶する繰り返し条件蓄積手段
    と、 該信号変換手段による信号の送信の後、前記信号変換を
    所定期間休止して各データ受信装置において受信タイミ
    ングとして利用される伝送休止状態を伝送信号中に設け
    るようにすると共に、該繰り返し条件蓄積手段に記憶さ
    れた繰り返し条件に基づいて、各データ部分毎に送信頻
    度を調整しながら、信号の送信と休止をを繰り返すこと
    により繰り返し送信を行うように該信号変換手段を制御
    する制御手段と、 を有することを特徴とするデータ送信装置。
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