JPH1093490A - 移動通信システムを利用した衛星データ配信システム - Google Patents

移動通信システムを利用した衛星データ配信システム

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JPH1093490A
JPH1093490A JP24086896A JP24086896A JPH1093490A JP H1093490 A JPH1093490 A JP H1093490A JP 24086896 A JP24086896 A JP 24086896A JP 24086896 A JP24086896 A JP 24086896A JP H1093490 A JPH1093490 A JP H1093490A
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communication
mobile
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JP24086896A
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Inventor
Yasushi Okada
泰 岡田
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Fujitsu Ltd
富士通株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18558Arrangements for managing communications, i.e. for setting up, maintaining or releasing a call between stations
    • H04B7/1856Arrangements for managing communications, i.e. for setting up, maintaining or releasing a call between stations for call routing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システムを用いて一般の加入者がデ
ータ配信サービスを容易に供給できる衛星データ配信シ
ステムを提供する。 【解決手段】 データを複数の加入者に衛星を介して配
信する衛星データ配信システムであって、(a)センタ
局からデータを衛星に送信し、(b)前記衛星から前記
データを少なくとも1つの移動通信システム用基地局に
配信し、(c)前記移動通信システム用基地局にから前
記データを移動通信システムの加入者に配信する各段階
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
を利用した衛星データ配信システムに関し、特に、移動
通信システムの基地局装置に衛星通信受信装置を備える
ことによって、該基地局装置および移動通信システムの
複数の加入者にデータを実質的に同時に配信する衛星デ
ータ配信システムに関する。

【0002】特に、移動通信システムの複数の基地局装
置に衛星を介してデータを実質的に同時に配信する衛星
データ配信システムは、衛星を介した移動通信システム
用基地局装置の遠隔ローディングシステムと称すること
ができる。

【0003】

【従来の技術】衛星データ配信システムは、衛星を介し
て、データを多数の加入者に配信するサービスであり、
マルチメディアサービスの1つとして着目されている。
特に、有線や地上の無線等による他のデータ配信システ
ムに比べて、衛星データ配信システムは、非常に広い地
域にわたりデータを同報通信できる特徴を有している。

【0004】図25は、従来の衛星を使用した広域デー
タ配信システムを説明する図である。図25に示す衛星
データ配信システムは、インタラクティブなデータ配信
サービスを行うことができる。ホストセンタは、アプリ
ケーションデータ等様々なデータを有しており、衛星を
介して一度に大量の、或いは所定の加入者受信局に送信
することができる。

【0005】従って、ホストセンタは、衛星へデータを
送信するための送信装置及び衛星通信用アンテナ(例え
ば、パラボラアンテナ、カセグレンアンテナ)を有し、
各加入者は、衛星からのデータを受信するための受信装
置及び衛星通信用アンテナを有する必要がある。

【0006】このデータ配信サービスのシーケンスで
は、例えば、加入者受信局(一般家庭や企業)が既存の
地上網を介して、ホストセンタにデータの配信を要求す
る。その要求をホストセンタは、衛星を介してデータの
配信を行う。システムの利用者は、さまざまなサービス
を、パソコン等を利用することにより享受できる。

【0007】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の衛星データ配信システムには次のような問題点
がある。上述したように、衛星データ配信システムを構
築するためには、加入者の各々が、衛星データ受信装置
及び衛星通信用アンテナを有する必要がある。しかし、
衛星通信の受信設備に関しては、アンテナ等は小型化が
難しく、従って、企業や一般的の加入者が、容易に設置
できない問題がある。

【0008】従って、上記の問題は、衛星を利用したデ
ータ配信サービスが、広く普及するに際してのボトルネ
ックになっていた。本発明の目的は、上記の問題点を鑑
みて、移動通信システムを用いて一般の加入者がデータ
配信サービスを容易に供給できる衛星データ配信システ
ムを提供する。

【0009】本発明のその他の目的は、複数の移動通信
システム用基地局装置にローディングデータを衛星を介
して効率よく配信する衛星データ配信システムを提供す
る。

【0010】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明方法では、データを複数
の加入者に衛星を介して実質的に同時に配信する衛星デ
ータ配信システムであって、(a)センタ局からデータ
を衛星に送信し、(b)前記衛星から前記データを少な
くとも1つの移動通信システム用基地局に配信し、
(c)前記移動通信システム用基地局にから前記データ
を移動通信システムの加入者に配信する各段階を有する
ことを特徴とする。

【0011】請求項2記載の発明方法では、請求項1記
載の衛星データ配信システムにおいて、(d)前記移動
通信システムの加入者から移動通信網を介して前記セン
タ局に前記データの配信を要求する段階をさらに有する
ことを特徴とする。

【0012】請求項3記載の発明方法では、請求項2記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階(a)
は、前記段階(d)における加入者からの要求に応答し
て、前記センタ局が前記衛星を介して前記移動通信シス
テム用基地局に前記データを送信する段階(a−1)を
含むことを特徴とする。

【0013】請求項4記載の発明方法では、請求項2記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階(d)
は、前記移動通信システム用基地局において、前記加入
者からのデータ配信要求を確認した後、移動通信網に対
して前記衛星からのデータを配信している間は配信に使
用するチャネルの閉塞要求を通知する段階(d−1)を
さらに有することを特徴とする。

【0014】請求項5記載の発明方法では、請求項2記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階(d)
は、前記移動通信システム用基地局において、前記加入
者と前記衛星データ配信システムのセンタ局との通信中
に前記加入者からのデータ配信要求を確認し、衛星デー
タ受信周波数を設定する段階(d−2)をさらに有する
ことを特徴とする。

【0015】請求項6記載の発明方法では、請求項5記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階(d)
は、前記衛星データ受信周波数と前記加入者の加入者番
号情報とを前記加入者から前記移動通信システム用基地
局に転送する段階(d−3)をさらに有することを特徴
とする。

【0016】請求項7記載の発明方法では、請求項6記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階(c)
は、前記段階(d−3)において供給された前記加入者
番号情報に基づいて、前記移動通信システム用基地局か
ら前記加入者に自律的に発呼する段階(c−1)と、前
記移動通信システム用基地局から前記データを前記加入
者に配信した後、自律的に前記移動通信システム用基地
局と前記加入者との間の呼を切断する段階(c−2)と
を有することを特徴とする。

【0017】請求項8記載の発明方法では、請求項1記
載の衛星データ配信システムにおいて、前記加入者から
データ配信要求があり、所定の時間内に前記衛星からの
データの受信が検出されない場合、前記加入者に配信不
能メッセージを通知する段階をさらに有することを特徴
とする。

【0018】請求項9記載の発明装置では、データを複
数の加入者に衛星を介して実質的に同時に配信する衛星
データ配信システムに使用される移動通信システムにお
ける基地局装置であって、移動通信網と加入者とを接続
するための通信処理部と、前記衛星から前記データを受
信するための衛星データ受信部と、前記衛星データ受信
部で受信した前記データを前記通信処理部を介して前記
加入者に配信する配信処理部とを含むことを特徴とす
る。

【0019】請求項10記載の発明装置では、データを
複数の加入者に衛星を介して実質的に同時に配信する衛
星データ配信システムに使用可能な移動通信システムに
おける基地局装置であって、移動通信網と加入者とを接
続するための通信処理部と、前記衛星からデータを受信
するための衛星データ受信装置が接続可能であり、前記
衛星からのデータを前記通信処理部を介して前記加入者
に配信するための配信処理部とを含むことを特徴とす
る。

【0020】請求項11記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
データの受信のスループットを制御する第1のデータス
ループット制御部をさらに有することを特徴とする。

【0021】請求項12記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、前記衛星からのデータを前記加入者に配
信するための専用をチャネルを有することを特徴とす
る。

【0022】請求項13記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、チャネルを前記衛星からのデータを前記
加入者に配信するためにチャネルの使用状況に応じてフ
レキシブルに割り当てるチャネル割当て制御部を有する
ことを特徴とする。

【0023】請求項14記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、前記加入者からのデータ配信要求を確認
した後、移動通信網に対して、前記衛星からのデータを
配信している間は配信に使用するチャネルの閉塞要求を
通知する制御部を有することを特徴とする。

【0024】請求項15記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、前記加入者と前記衛星データ配信システ
ムのセンタ局との通信中に前記加入者からのデータ配信
要求を確認し、前記衛星データ受信装置の衛星データ受
信周波数を設定する制御部を有することを特徴とする。

【0025】請求項16記載の発明装置では、請求項1
5記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、前記加入者と前記衛星データ配信システ
ムのセンタ局との通信中に前記加入者から前記衛星デー
タ受信周波数と前記加入者の加入者番号情報とを受信す
る制御部をさらに有することを特徴とする。

【0026】請求項17記載の発明装置では、請求項1
6記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
通信処理部は、前記加入者番号情報に基づいて前記加入
者に自律的に発呼し、前記データを前記加入者に配信し
た後、自律的に前記移動通信システム用基地局と前記加
入者との間の呼を切断する制御部を有することを特徴と
する。

【0027】請求項18記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
衛星からのデータを前記加入者へ送信するとき前記デー
タをパケットデータに変換するパケット処理部をさらに
有することを特徴とする。

【0028】請求項19記載の発明装置では、請求項1
0記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
加入者からデータ配信要求があり、所定の時間内に前記
衛星からのデータの受信が検出されない場合、前記加入
者に配信不能メッセージを通知する制御部をさらに有す
ることを特徴とする。

【0029】請求項20記載の発明装置では、衛星デー
タ配信システムに使用される移動通信システムにおける
基地局内に設けられる衛星データ受信装置であって、衛
星から送信されるデータを受信するデータ受信部と、移
動通信通信網と加入者とを接続するために前記移動通信
システム用基地局内に設けられた通信処理部に接続する
ための第2のインタフェース部とを有することを特徴と
する。

【0030】請求項21記載の発明装置では、請求項2
0記載の衛星データ受信装置において、前記データの受
信のスループットを制御する第2のデータスループット
制御部をさらに有することを特徴とする。

【0031】請求項22記載の発明装置では、請求項2
0又は21記載の衛星データ受信装置において、前記デ
ータを蓄積するためのデータ蓄積部をさらに有すること
を特徴とする。請求項23記載の発明装置では、請求項
20記載の衛星データ受信装置において、前記衛星から
データを受信したとき、前記データに含まれる第1の加
入者番号情報と、前記移動通信システム用基地局が前記
加入者から受信し記憶した第2の加入者番号情報とを比
較する加入者番号比較部をさらに有し、比較結果により
前記衛星から受信したデータを使用するか否かを決定す
ることを特徴とする。

【0032】請求項24記載の発明装置では、データを
複数の加入者に衛星を介して実質的に同時に配信する衛
星データ配信システムに使用可能な移動通信システムに
おける移動局装置であって、前記移動通信システムにお
ける基地局装置と通信するための通信処理部と、前記デ
ータを前記衛星に送信するセンタ局との通信を前記通信
処理部を介して確立し、前記センタ局にデータ配信要求
を送信し、前記センタ局の受領に応答して衛星データ受
信周波数を前記通信の間に前記基地局に転送する制御部
とを有することを特徴とする。

【0033】請求項25記載の発明装置では、請求項2
4記載の移動通信システム用移動局装置において、前記
衛星からのデータを前記基地局装置から受信するとき前
記データをパケットデータに変換するパケット処理部
と、前記基地局装置と通信するときに前記パケットデー
タと通常の音声データとを切り換えるための選択部とを
さらに有することを特徴とする。

【0034】請求項26記載の発明方法では、制御ソフ
トデータを複数の移動通信システム用基地局に衛星を介
して実質的に同時に配信する衛星データ配信システムで
あって、(a)センタ局から制御ソフトデータを衛星に
送信し、(b)前記衛星から前記制御ソフトデータを少
なくとも1つの移動通信システム用基地局に配信し、
(c)前記移動通信システム用基地局において受信した
前記制御ソフトデータのダウンロードを行う各段階を有
することを特徴とする。

【0035】請求項27記載の発明方法では、請求項2
6記載の衛星データ配信システムにおいて、前記段階
(c)は、前記制御ソフトデータを予備の記憶デバイス
に記憶させる段階(c−1)を有することを特徴とす
る。

【0036】請求項28記載の発明方法では、請求項2
7記載の衛星データ配信システムにおいて、(d)前記
センタ局から前記衛星を介して記憶デバイス切替信号を
送出し、前記複数の基地局の制御ソフトデータを前記予
備の記憶デバイスに記憶させた制御ソフトデータに実質
的に同時に切り換える段階(d−1)を有することを特
徴とする。

【0037】請求項29記載の発明装置では、制御ソフ
トデータを複数の移動通信システム用基地局に衛星を介
して実質的に同時に配信する衛星データ配信システムに
おける前記基地局装置であって、移動通信網と加入者と
を接続するための通信処理部と、前記衛星から前記制御
ソフトデータを受信するための衛星データ受信部と、前
記衛星データ受信部で受信した前記制御ソフトデータを
前記通信処理部にローディングするローディング部とを
含むことを特徴とする。

【0038】請求項30記載の発明装置では、請求項2
9記載の移動通信システム用基地局装置において、前記
ローディング部は、第1および第2の記憶デバイスを有
し、前記衛星データ受信部で受信した前記制御ソフトデ
ータは、前記第1および第2の記憶デバイスの一方に記
憶され、制御信号によって他方の記憶デバイスの制御ソ
フトに切り換えられることを特徴とする。

【0039】請求項31記載の発明装置では、データを
複数のノードに衛星を介して実質的に同時に配信する衛
星データ配信システムに使用される移動通信システムの
基地局装置を動作させるプログラムを記録する記録媒体
であって、移動通信網と加入者とを接続するための通信
制御プログラムと、前記衛星からのデータを受信した
後、前記データを要求した加入者へ自律的に発呼するた
めの呼接続マネージメント処理プログラムと、前記衛星
からのデータの受信管理を行う衛星受信制御処理プログ
ラムと、前記衛星からのデータを受信するための衛星デ
ータ受信装置を接続するための衛星間IO管理プログラ
ムとを記録したことを特徴とする。

【0040】請求項32記載の発明装置では、請求項3
1記載の記録媒体において、前記衛星間IO管理プログ
ラムは、制御ソフトデータを複数の移動通信システム用
基地局装置にダウンロードを行うためのダウンロード受
信処理プログラムを有することを特徴とする。

【0041】請求項33記載の発明装置では、請求項3
2記載の記録媒体において、前記通信制御プログラム
は、無線部IO管理プログラム、オペレーティングシス
テムプログラム、アプケーションプログラム、および網
間IO管理プログラムを含むことを特徴とする。

【0042】上記の発明方法および発明装置は、以下の
ように作用する。請求項1乃至3のうちいずれか1項記
載の衛星データ配信システム、請求項9項記載の移動通
信システム用基地局装置、請求項10記載の移動通信シ
ステム用基地局装置、請求項20記載の衛星データ受信
装置、および請求項24記載の移動通信システム用移動
局装置においては、配信すべき衛星データを移動通信シ
ステム用基地局装置にて中継し、加入者装置に配信す
る。従って、このようなシステムでは、一般の加入者
は、衛星データ受信設備を設けることなく、容易に衛星
を中継した配信データ(衛星データ配信サービス)を享
受することができる。

【0043】請求項4記載の衛星データ配信システム、
および請求項14項記載の移動通信システム用基地局装
置においては、衛星からのデータを配信している間は、
移動通信網に対して配信に使用するチャネルの閉塞要求
が通知される。従って、移動通信網は、使用可能なチャ
ネルを常に把握することができ、効率的なチャネルアサ
イメントを行うことができる。

【0044】請求項5又は6記載の衛星データ配信シス
テム、および請求項15又は16記載の移動通信システ
ム用基地局装置においては、加入者から衛星データ受信
周波数と加入者番号情報が基地局装置に転送され、基地
局装置がデータ配信要求を確認する。その後、衛星デー
タ受信周波数が設定される。従って、基地局装置におい
て、衛星データ受信動作を効率的に行なえる。

【0045】請求項7記載の衛星データ配信システム、
および請求項17記載の移動通信システム用基地局装置
においては、データを加入者に配信するとき、移動通信
システム用基地局が自律的に基地局と加入者との間の呼
の確立および切断を行う。従って、移動通信網にかかる
制御の負担が軽減される。

【0046】請求項8記載の衛星データ配信システム、
および請求項19記載の移動通信システム用基地局装置
においては、所定の時間内に衛星からのデータが受信さ
れない場合、加入者に配信不能メッセージが通知され
る。従って、加入者は、容易にデータ受信の失敗を確認
でき、速やかに再度データ配信を要求できる。

【0047】請求項11記載の移動通信システム用基地
局装置、および請求項21記載の衛星データ受信装置に
おいては、データの受信のスループットが制御される。
従って、受信データを確実に加入者に配信することがで
きる。請求項12記載の移動通信システム用基地局装置
においては、衛星からのデータを加入者に配信すると
き、専用のチャネルが使用される。従って、音声データ
用の通信チャネルの空きがない場合でも、独占的にデー
タ配信を行なえる。

【0048】請求項13記載の移動通信システム用基地
局装置においては、衛星からのデータを加入者に配信す
るとき、使用されていないチャネルがフレキシブルに割
り当てられる。従って、チャネルの使用効率を向上でき
る。請求項18記載の移動通信システム用基地局装置、
および請求項25記載の移動通信システム用移動局装置
においては、衛星からのデータは、パケットデータとし
て加入者に転送される。従って、データ転送を効率良く
行うことができる。

【0049】請求項22記載の衛星データ受信装置にお
いては、衛星から受信したデータは、一時的にデータ蓄
積部に蓄積される。従って、データを基地局装置に転送
するとき、そのスループットを容易に制御できる。請求
項23記載の衛星データ受信装置においては、データに
含まれる第1の加入者番号と基地局が加入者から受信し
た第2の加入者番号が比較される。従って、データの配
信を要求した加入者に、確実に所望のデータを転送する
ことができる。

【0050】請求項26乃至28のうちいずれか1項記
載の衛星データ配信システム、および請求項29又は3
0記載の移動通信システム用基地局装置においては、衛
星を使用して、複数の移動通信システム用基地局装置
に、アプリケーションソフトを同時に配信できる(遠隔
ローディング)。従って、ローディング時間を大幅に低
減でき、さらに、基地局装置のメンテナンス機能を飛躍
的に向上できる。また、遠隔ローディングしたアプリケ
ーションソフトへの切り換えタイミングも、衛星を介し
て複数の基地局装置に同時に通知することができ、移動
通信システムに対する信頼性を向上できる。

【0051】請求項31乃至33のうちいずれか1項記
載の記録媒体においては、通常の制御プログラムに、幾
つかの制御プログラムを加えるだけで、請求項1に記載
する衛星データ配信システムおよび請求項26に記載す
る衛星データ配信システム(遠隔ローディングシステ
ム)を容易に実行できる基地局用制御プログラムを構成
できる。

【0052】

【発明の実施の形態】最初に、本発明の原理について説
明する。図1は、本発明に係わる移動通信システムを利
用した衛星データ配信システムを説明する図である。図
1に示す本発明に係わる衛星データ配信システムは、衛
星1を介してデータを送信するホストセンタ10と、衛
星1からのデータを受信可能な移動通信システム用基地
局装置30と、移動通信システム用基地局装置30を介
して移動通信用データだけでなく衛星1からのデータを
受信する加入者装置40とで構成される。

【0053】本発明に係わる衛星データ配信システムで
使用する衛星回線は、ホストセンタ10から衛星1へ、
および衛星1から移動通信システム用基地局装置30へ
の単一方向の回線であり、従って、本システムは、単一
方向のデータ配信システムである。

【0054】移動通信システム用基地局装置30は、通
常の移動通信システム用基地局装置30−1に加えて、
衛星1からのデータを受信する衛星データ受信装置30
−2を設けている。即ち、衛星データの受信装置やアン
テナは、移動通信システム用基地局装置30に設置さ
れ、加入者装置40は、衛星データの受信装置やアンテ
ナを有する必要がない。

【0055】本発明に係わる衛星データ配信システム
は、図1に示すように、さらに、従来の加入者受信局2
0もサポートすることも可能である。また、以下の全て
の説明では、衛星データ配信システムに利用する移動通
信システムとして、一例として、日本で標準化されてい
る「第二世代コードレス電話システム:RCR STR
−28」(パーソナル・ハンディ・フォーン・システ
ム:PHS)を用いる。PHSは、デジタル形のコード
レス電話システムとして開発されたもので、家庭内だけ
でなく、屋外においても、基地局のエリア内であれば使
用可能である。

【0056】PHSは、4チャネルの時分割多重方式
(TDMA(上りリンク))を採用している。無線伝送
信号は複数のフレームから構成され、かつ各フレーム
は、4チャネルに相当する4つのスロットから構成され
ている。1チャネルあたりのデータレートは32kbp
sであり、他の移動通信システムに比べて比較的高速で
ある。また、基地局装置の構成も一般的な携帯電話シス
テム(例えば、日本で標準化されている「デジタル方式
自動車電話システム:STD−27」や、米国で標準化
されているTIAのTDMA或いはCDMAシステム
等)に比べて簡易でありる。PHSは、将来的には、I
SDNとの接続が可能で、データ通信に有利な移動通信
システムとして期待されている。

【0057】しかし、本発明に係わる移動通信システム
を利用した衛星データ配信システムは、PHSの使用に
限定されず、他の種々の移動通信システムも適用可能で
ある。しかし、上述したように、衛星データ配信システ
ムには、衛星データとの整合性や、基地局の経済化のた
めに、比較的高いデータレートを有し、かつ簡易な基地
局構成を有する移動通信システム(例えば、日本では、
PHS、欧州では、PCN(personal com
munication network)、米国では、
PCS(personal communicatio
n service)等)がより好ましい。

【0058】PHSでは、移動通信システム用基地局装
置30は、ConnectingStation(C
S)として参照され、加入者装置40は、Portab
leStation(PS)として参照される。また、
CS装置は、一般的には、半径百メートル程度のエリア
をカバーする。従って、幹線道路、駅周辺、繁華街など
を中心に、極めて多くのCS装置が設置されている。一
方、PS装置は、一般のコードレス電話と同様に、数十
mW程度の出力で送信し、ポケットに収められる程に小
型化されている。

【0059】上述した移動通信システム用基地局装置3
0は、CS装置30−1とそれに接続される衛星データ
受信装置30−2とで構成される。以下に、本発明に係
わる衛星データ配信システムのアクセス方式の概要を示
す。 (1) システム加入者(PS40)により通常のPHSの
回線を使用し、情報提供を行うホストセンタ10をアク
セスする。 (2) 情報提供を要求されたホストセンタ10において、
加入者装置40の番号を確認(衛星配信データ要求可/
否)した後、許可できれば加入者装置40に対してデー
タの配信要求受領応答をPHSの回線を介して返送す
る。 (3) 加入者装置40は、網間接続のリンクを切断の後、
該当CS装置30−1に対して、付加価値通信要求(衛
星データ配信)を送出する。(衛星配信データの受信周
波数、加入者装置番号を送出する。) (4) 該当CS装置30−1は、付加価値通信要求の可否
を加入者装置40に対して“付加価値通信応答”として
返送する。付加価値通信が許可された場合は、付加され
ている衛星データ受信装置30−2に受信周波数の設定
を行う。 (5) 加入者装置40は、“付加価値通信応答”を受信し
た後、“付加価値通信応答確認”を再度CS装置30−
1に送出する。 (6) CS装置30−1は、上記“付加価値通信応答確
認”受信の後、無線回線の切断を行う。 (7) 衛星データ受信装置30−2は、CS装置30−1
からの受信周波数通知により受信周波数を設定して衛星
経由のデータ配信を待つ。 (8) ホストセンタ10は、指定されたデータを予め通知
した周波数により、衛星を介して広域に同報送信する。 (9) 予め周波数設定を行っている衛星データ受信装置3
0−2のみが、該当するデータを受信できる。データの
配信が開始されると、受信データを衛星データ受信装置
30−2の内部の蓄積媒体に一度蓄積する。 (10)衛星受信データの中には通知すべき加入者番号が含
まれている。該加入者が配信データ要求をした際に記憶
されたCS装置30−1の加入者番号との比較処理によ
り、一致した場合に(11)以降の処理が行われる。 (11)CS装置30−1は、衛星データの配信処理として
使用するPHS用の無線伝送信号におけるスロット(チ
ャネル)を決定する。続いて、CS装置30−1は、該
スロットに対応する網間における通信チャンネルを閉塞
するように制御すると同時に、加入者装置40に対し
て、自律の発呼動作を行う。 (12)CS装置30−1からの信号が加入者装置40に着
呼すると、CS装置30−1と加入者装置40との間で
パケット通信用リンクが確立される。そのとき、CS装
置30−1は、衛星データ受信装置30−2に対して配
信データ要求を行う。 (13)CS装置30−1のフロー制御に従って、衛星デー
タ受信装置30−3の記録媒体から配信データが読みだ
される。配信データは、CS装置30−1内でパケット
に置き換えられ、加入者装置40に転送される。 (14)CS装置30−1と加入者装置40とお間のパケッ
ト転送において、下り方向のパケット処理は、下り方向
のデータとして使用され、また、上り方向のパケット処
理は、主に下りデータのフロー処理のために使用され
る。 (15)CS装置30−1が、配信データの転送終了を検出
するとパケットデータ用のリンクの切断、呼切断を行
い、伝送信号のスロットの解放処理を行う。 (16)伝送信号のスロットが開放されると、段階(11)に於
ける閉塞の解除が網に通知される。

【0060】上述したように、本発明に係わる衛星デー
タ配信システムは、配信すべき衛星データを移動通信シ
ステム用基地局装置にて中継し、加入者装置に配信する
という特徴を有している。このようなシステムによっ
て、一般の加入者は、衛星データ受信設備を設けること
なく、容易に衛星を中継した配信データ(衛星データ配
信サービス)を享受することができる。

【0061】従来の衛星データ配信システムと本発明に
係わる衛星データ配信システムとの差異は、以下のよう
に示される。 (a)衛星データ受信装置30−2を加入者毎に設ける
のではなく、移動通信システムの基地局に設ける。 (b)移動通信システムの基地局装置(PHS用CS装
置)に、衛星データ受信装置を接続するためのインター
フェース等を設ける。 (c)衛星データ受信装置30−2に、移動通信システ
ムの基地局装置(PHS用CS装置)に接続するインタ
ーフェース等を設ける。 (d)移動通信システムにおける基地局と加入者装置間
の無線伝送信号の制御チャネルフォーマットに付加価値
通信送受信のシーケンスを設ける。 (e)上記(a)〜(d)の処理機能を、現状の基地局
装置(CS装置30−1)のアプリケーション・ソフト
に設ける。

【0062】上記に示した構成を除いては、本発明に係
わる衛星データ配信システム及び移動通信システムは、
実質的に従来の衛星データ配信システム及び移動通信シ
ステムと同じ構成を有する。

【0063】

【実施例】図2は、本発明に係わる衛星データ配信シス
テムに使用する移動通信システム用基地局装置の第1実
施例のブロック系統図である。図2に示す移動通信シス
テム用基地局装置は、CS装置30−1と衛星データ受
信装置30−2とで構成されている。

【0064】図2において、復調器3aは、加入者装置
40にから受信した変調信号を復調しデジタル信号に変
換する。変換されたデジタル信号は、4チャンネルに時
分割多重化されている。TDMA処理回路3bは、その
デジタル信号を分離し32kbpsの4チャンネルの独
立した音声デジタルデータに変換する。ADPCMコー
デック3cは、分離された32kbpsのデジタルデー
タを64kbpsPCM音声データに復号化する。

【0065】一方、下り方向に関しては、64kbps
×4chのPCM音声データを符号化し、32kbps
×4のADPCMデータへ変換する。TDMA処理回路
3dは、32kbps×4chのデータを時分割多重化
し、さらに変調器3eは、そのデータを変調し加入者装
置40に送信する。

【0066】データ多重分離部3kは、64kbps×
4chのデジタル音声データ(PCMデータ)を、IS
DN基本インターフェースのフレームフォーマットに変
換/またその逆変換を行う。ISDNインタフェース3
iは、地上網との物理的なインターフェースを行う部分
である。

【0067】また、衛星データ受信装置30−2におい
て、LNB3nは、ホストセンタ10より衛星1を介し
て送られたRF信号をLバンド(950〜1450MH
z)のIF信号に変換する。D/C3oは、Lバンドの
変調信号を140MHz帯のIF信号にさらに変換す
る。復調器(DEM)3pは、140MHz帯の受信I
F信号を、シンセサイザ3tからの信号によって、受信
IF信号を復調処理する。

【0068】デコーダ(DEC)3qは、復調された受
信データの誤り訂正等を行い、冗長データを削除する。
メモリ(MEM部)3rは、DEC3qからの受信デー
タの蓄積を行う媒体である。衛星を介して配信されたデ
ータは、一時的に、本MEM部3rに蓄積される(記憶
処理)。

【0069】本MEM部3rは、PHSの無線伝送信号
のスロットを衛星データ配信用にアサインするまで配信
データを保持する。無線伝送信号のスロットがアサイン
されると、CS装置30−1における配信データタイミ
ング処理部3lの無線伝送信号の送信タイミング管理動
作により、MEM部3rに蓄積された配信データが、順
次配信データ処理部3mに転送される。このように、M
EM部3rは、配信データが全て読み出されるまで一連
のデータ保持を行う。

【0070】PHS用CS装置30−1には、配信デー
タ処理部3mが新たに設けられ、衛星データ受信装置3
0−2には、配信データを蓄積するMEM部3rが新た
に設けられている。MEM部3rを配信データ処理部3
mに接続することにより、衛星1より配信されたデータ
をPHS用CS30−1に供給できる。

【0071】CS装置30−1には、タイミング管理を
行う配信データタイミング処理部3lも新たに追加され
ており、MEM部3rから配信データ処理部3mへのコ
ントロール、及び配信データ処理部3mからTDMA処
理部3dへのデータフローのコントロールを行う。

【0072】配信データタイミング処理部3lは、衛星
配信データ用に無線伝送信号のスロットがアサインされ
た場合、無線伝送信号の送信タイミングに従って配信デ
ータ処理部3mを制御し、配信データのパケットを生成
する。また、それと当時にパケット生成に必要な衛星配
信データのMEM部3rからの転送タイミングも合わせ
て作成する。

【0073】図3は、基地局装置と衛星データ受信装置
との詳細な接続シーケンスを示す。(A)は、ブロック
系統図であり、(B)は、タイミングチャートである。
CS装置30−1と衛星データ受信装置30−2との間
のデータフローは、CS CONT3gの無線伝送信号
のスロット管理機能によって制御される。PHSの通常
の利用により無線伝送信号の全てのスロット(チャネ
ル)が使用されている場合や、網から閉塞要求に対して
了解が得られない場合、衛星のデータ配信は待ち状態と
する必要がある。

【0074】その場合、CS CONT3gは、CS装
置30−1内の配信データタイミング処理部31を介し
て、衛星データ受信装置30−2内のMEM部3rに
“データ読出し起動命令”を発行しない。待ち状態が解
かれるまで“データ読出し起動命令”を発行されないの
で、衛星配信データのフローがコントロールされること
になる。

【0075】また、データ読出し起動命令が発行された
とき、MEM部3rからのデータ読出し制御は、図3の
(B)に示したタイミングによって行われる。即ち、ス
ロット長によって、読出し開始ストローブ(パルス)と
読出し停止ストローブ(パルス)が定められ、所定のビ
ット数のデータの転送が行なわれる。一連の配信データ
の転送制御は、該配信データをスロット長で割った数だ
け(最低でも)繰り返される。この転送の繰り返し操作
によって、MEM3r内の配信データの無線伝送信号の
スロットへの転送が完了する。

【0076】配信データ処理部3mからの配信データ
が、PHSの無線伝送信号のスロットに割り当てられる
場合、2つのスロットアサイン方法が提案される。以下
にそのスロットアサイン方法について、図4及び図5を
参照して説明する。図4は、衛星からの配信データをP
HSの無線伝送信号の所定のスロットに固定的に割り当
てた場合の配信データスロットアサイン方法を説明する
図である。(A)は、CS装置30−1の要部、(B)
は、タイミングチャートである。

【0077】PHSでは、(B)の上段に示すように、
4つの送信スロット(T1〜T4)から成る送信フレー
ムと4つの受信スロット(R1〜R4)からなる受信フ
レームが、交互に無線伝送信号上で繰り返される。図4
の例では、配信データが無線伝送信号の送信スロットT
1に固定的に割り当てられた場合を示している。配信デ
ータは、他の送信スロットT2〜T4に固定的に割り当
てることもできる。

【0078】図4の(A)において、TDMA処理部3
dは、フレーム作成部4a、TDMA送信タイミング作
成部4b、及び選択部4cを含んでいる。フレーム作成
部4aは、時分割多重された通常の音声データや衛星配
信データを無線伝送信号のためのフォーマットに変換す
る。TDMA送信タイミング作成部4bは、無線伝送信
号のタイミングを基に各部に送信タイミングを供給す
る。選択部4cは、衛星からの配信データとPHS用の
通常の音声データを時分割的に選択する。

【0079】本例では、選択部4cは、無線伝送信号の
送信フレームにおける送信スロットT1のタイミングに
おいて、配信データ処理部3mからの配信データを選択
する。ADPCMコーデック部3cは、選択部4d、レ
ート変換器4e−1〜4e−4、及びADPCMコーダ
4f−1〜4f−4を含んでいる。選択部4dは、通常
の音声データの選択を行う。レート変換器4e−1〜4
e−4は、32kbpsADPCMデータ(デジタル化
した音声データ)を、無線伝送信号の384kbpsデ
ータレートに変換する。ADPCMコーダ4f−1〜4
f−4は、網から受信した64kbpsPCM音声デー
タを32kbpsのADPCM音声データに変換する。

【0080】図4の(B)に示すように、PHSの送信
スロットT1(第1チャネル)は、通常の音声データ通
信の使用としては常時禁止(閉塞)され、衛星配信デー
タのためのみに使用される。従って、ADPCMコーダ
4f−1ではダミーデータが生成され、ADPCMコー
ダ4f−2〜4f−4において、32kbps音声デー
タが生成される。

【0081】配信データ処理部3mでは、衛星配信デー
タが、送信スロットT1のタイミングで生成される。選
択部4cは、送信スロットT1のタイミングにおいて、
配信データ処理部3mで生成された衛星配信データを選
択し、送信スロットT2〜T4のタイミングにおいて、
ADPCMコーデック部3cで生成された32kbps
音声データ(ADPCM2〜4)を選択する。

【0082】このようにして、PHSにおける3チャン
ネルが網の64kbpsと接続され、残りの1チャネル
は、衛星配信データに固定的にリザーブされる。この場
合、固定的にレザーブされたチャネルにおいて、衛星配
信データを受信していないときには、PHSの無線伝送
信号の送信スロットT1は、空き状態となる。衛星配信
データを受信したとき、この送信スロットT1は衛星配
信データのために使用される。

【0083】図5は、衛星からの配信データをPHSの
無線伝送信号の所定のスロットにフレキシブルに割り当
てた場合の配信データスロットアサイン方法を説明する
図である。(A)は、CS装置30−1の要部、(B)
は、タイミングチャートである。図5の例では、配信デ
ータが無線伝送信号の送信スロットT2にフレキシブル
に割り当てられた場合を示している。配信データは、他
の送信スロットT1、T3及びT4にフレキシブルに割
り当てることもできる。

【0084】図5の(A)において、TDMA処理部3
dは、図4の(A)と同様に、フレーム作成部5a、T
DMA送信タイミング作成部5b、及び選択部5cを含
んでいる。フレーム作成部5aは、時分割多重された通
常の音声データや衛星配信データを無線伝送信号のため
のフォーマットに変換する。TDMA送信タイミング作
成部5bは、無線伝送信号のタイミングを基に各部に送
信タイミングを供給する。選択部5cは、衛星からの配
信データとPHS用の通常の音声データの何れかを選択
する。

【0085】図5の(A)に示す構成では、図4の
(A)に示す構成と異なり、TDMA送信タイミング作
成部5bの動作が、CS CONT3gによって制御さ
れる。本方法では、CS CONT3gは、無線伝送信
号の送信スロットT1〜T4のうち少なくとも1つが通
常のPHSの音声データ伝送に使用されていない場合、
そのスロットを、衛星配信データの伝送のためにフレキ
シブルに使用できる。ただし、CS CONT3gが、
送信スロットT1〜T4のうち1つを配信データのため
にアサインするときは、アサインする送信スロットに対
応する網の64kbpsデータの閉塞を予め網に対して
要求する必要がある。

【0086】図5の(A)に示すADPCMコーデック
部3cも、図4の(A)に示すADPCMコーデック部
3cと同様に、選択部5d、レート変換器5e−1〜5
e−4、及びADPCMコーダ5f−1〜5f−4を含
んでいる。選択部5dは、通常の音声データの選択を行
う。レート変換器5e−1〜5e−4は、32kbps
ADPCMデータ(デジタル化した音声データ)を、無
線伝送信号の384kbpsデータレートに変換する。
ADPCMコーダ5f−1〜5f−4は、網から受信し
た64kbpsPCM音声データを32kbpsのAD
PCM音声データに変換する。

【0087】図5の(B)に示すように、データの配信
の要求が発生し、かつ送信スロットT2(第2チャネ
ル)が通常のPHS動作に使用されていないとき、CS
CONT3gの制御によって、送信スロットT2は、
通常の音声データ通信の使用としては禁止(閉塞)さ
れ、衛星配信データのために使用される。この場合、A
DPCMコーダ4f−2ではダミーデータが生成され、
ADPCMコーダ4f−1、4f−3及び4f−4にお
いて、32kbps音声データが生成される。

【0088】配信データ処理部3mでは、CS CON
T3gの制御によって、衛星配信データが、送信スロッ
トT2のタイミングで生成される。選択部5cは、送信
スロットT2のタイミングにおいて、配信データ処理部
3mで生成された衛星配信データを選択し、送信スロッ
トT1、T3及びT4のタイミングにおいて、ADPC
Mコーデック部3cで生成された32kbps音声デー
タ(ADPCM1、ADPCM3及びADPCM4)を
選択する。

【0089】このようにして、通常は、PHSとして利
用している4チャンネルが網の64kbpsと接続さ
れ、無線伝送信号の全スロット(全チャネル)は、通常
のPHS用のデジタル音声データ伝送として使用され
る。しかし、配信データが要求されたとき、CS CO
NT3gは、スロットの使用状況に応じて、空きチャン
ネルをフレキシブルに配信データ伝送のためにアサイン
する。

【0090】従って、本配信データスロットアサイン方
法では、呼が設定されていないスロットを自由に選択す
ることが可能となる。図6は、図5に示す配信データス
ロットアサイン方法における処理シーケンスを示す。本
図は、特に、図5の(A)に示すCS装置30−1内の
CS CONT3gがスロットアサインまでに行う処理
を示している。本構成においては、衛星からの配信デー
タ要求がない限り、基本的には、4スロットともPHS
としての通常運用が行なわれる。

【0091】衛星からのデータの配信が要求されると
(ステップS1)、CS装置30−1が、自律的に配信
データ用のスロット(チャネル)のアサインを開始す
る。この場合、CS装置30−1は、無線伝送信号のス
ロットをアサインするために、空きスロットがあるか否
かを確認する(ステップS2)。

【0092】さらに、CS装置30−1は、空きスロッ
トが存在する場合、PHS網に対して該当スロットの閉
塞(無線伝送信号のスロットに接続される地上の64k
bps回線)を要求し(ステップS3)、かつ網の了解
を得る必要がある(ステップS4)。本処理によりCS
装置30−1は、衛星データ配信用のスロットを確保す
ることができる(ステップS5、S6)。

【0093】次に、本発明に係わる移動通信システムを
使用した衛星データ配信システムの処理シーケンスにつ
いて詳細に説明する。図7は、本発明に係わる移動通信
システムを使用した衛星データ配信システムの処理シー
ケンスを示す。(A)は、加入者装置がホストセンタに
対してデータ配信を要求し、データが衛星からCS装置
に配信されるまでのシーケンスであり、(B)は、CS
装置から加入者装置にデータ配信されるまでのシーケン
スを示す。

【0094】図7の(A)に示すシーケンスでは、加入
者が、ホストセンタ10に衛星配信データ要求すると
き、地上網の公衆回線を経由してホストセンタ10に接
続する(ステップS10〜S19)。加入者装置40と
ホストセンタ10との回線が接続されると、加入者はホ
ストセンタ10に対して必要な配信データを要求する。

【0095】加入者側では回線が終話するまでの間に
“付加価値通信要求”の送出を加入者装置40に設定す
る(図示ぜず)。付加価値通信要求の設定は、CS装置
30−1に対して衛星回線の周波数を通知するために行
われる。従って、この設定は、ホストセンタ10との通
信が終了するまでに行なっておく必要がある。

【0096】本設定を行なっている加入者装置40が終
話するときには、網間でのリンクが切断された後(ステ
ップ20)、無線チャンネルが切断されるまで(ステッ
プ28)の間に、加入者装置40は、付加価値通信要求
にてCS装置30−1に衛星受信指示と受信周波数を通
知することができる(ステップ23〜25)図8は、
“付加価値通信要求”の設定及び送出を可能とした加入
者装置の構成を示す。図8において、PCM部8aは、
アナログの音声を64kbpsデジタル音声データに変
換する。ADPCMコーデック8bは、64kbpsの
デジタル音声データを32kbpsのデジタル音声デー
タの変換する。

【0097】データ選択部8cは、音声データ、パケッ
トデータ、制御用データの送信と受信の選択切り替えを
行う。復調器8d及び変調器8eは、上記のデジタルデ
ータをそれぞれ復調及び変調する。加入者装置制御部
(PS CONT)8fは、加入者装置全体の動作の管
理を行い、ソフトウェアにより制御されている。

【0098】図8に示す加入者装置は、さらに、制御デ
ータ作成部8hを含んでいる。制御データ作成部8h
は、加入者装置40が“付加価値通信要求”を送出する
とき、表示操作部8iによって入力された周波数設定情
報や衛星配信データ要求等を、それらの情報がPS C
ONT8fの制御によって送信可能なフォーマットへ変
換する。

【0099】“付加価値通信要求”を受信したCS装置
30−1は、図2におけるCS CONT3gによっ
て、衛星データ受信装置30−2内の記録制御部(RE
C CONT)3sに対して衛星からの配信データの配
信要求を通知する。さらに、CS装置30−1は、RE
C CONT3sが受信可能状態になったことの確認を
待つ。

【0100】衛星データ受信装置30−2のREC C
ONT3sは、CS装置30−1のCS CONT3g
から受信した周波数設定情報に基づいて、周波数シンセ
サイザ(SYNTH)3tに対して周波数設定を行い、
それにより、所定の周波数信号がDEM3pに供給され
る。周波数シンセサイザ3tのロックを確認された後、
REC CONT3sは衛星からの配信データの受信準
備が完了したことを、CS装置30−1のCS CON
T3gに通知する。続いて、CS CONT3gは、付
加価値通信の応答を加入者装置に返送する(ステップ2
4)。

【0101】上述のCS装置30−1及び衛星データ受
信装置30−2との間の信号の送受シーケンスは図示さ
れていない。“付加価値通信要求”は、前述している通
り、ホストセンタ10と加入者装置40とのリンクが切
断された後(ステップ20)から、無線リンクが切断さ
れる前(ステップ28)までに、送出される。即ち、本
シーケンスは、図7の(A)において、ステップ23〜
24を追加することによって、実現される。

【0102】図9は、衛星データ受信装置における加入
者番号比較処理部の構成例を示す。加入者番号比較処理
部は、図2における衛星データ受信装置30−2のME
M部3rに接続されるが、図2には図示されていない。
CS装置30−1のCS CONT3gから衛星データ
受信装置30−2のREC CONT3sに周波数情報
が通知されると同時に、衛星配信データを要求している
加入者の加入者番号も衛星データ受信装置30−2に通
知される。図9に示すREC CONT9dは、図3に
示すREC CONT3sと実質的に同じである。

【0103】REC CONT9dは、加入者番号レジ
スタ9fにCS CONT3gから通知された加入者番
号を設定する。また、衛星からの受信データの1フレー
ムのフォーマットは、図9の上部に示すように、同期語
(同期ワード)、加入者番号及び配信データで構成され
ている。このフレームが連続してサイクリックに送信さ
れる。

【0104】衛星データ受信装置30−2が配信データ
を受信したとき、同期語検出器9aで、同期語を検出し
た後、加入者番号受信タイミング作成部9bが、受信フ
レーム内の加入者番号を検出する。続いて、シリパラ変
換器9cは、シリアルな加入者番号データをパラレルな
加入者番号データに変換し、衛星配信データ用の加入者
番号レジスタ9eに保持する。

【0105】さらに、比較器9gにおいて、CS装置3
0−1によって加入者番号レジスタ9fに設定された加
入者番号と衛星からの受信フレームから抽出した加入者
番号が比較される。これらの加入者番号が一致した場
合、ブロック9hにおける受信データがメモリ部3rに
転送され記憶される。加入者番号が一致しなかった場合
は、受信データはすべて衛星データ受信装置30−2に
おいて破棄される。

【0106】次に、図7の(B)を参照して、CS装置
から加入者装置へのデータの配信シーケンスについて説
明する。CS装置30−1が、衛星を介して配信データ
を受信すると(図7の(A)のステップ29)、CS装
置30−1は、自律的にPHSの無線伝送信号のスロッ
トの使用状態を確認し、空きスロットに対応する網側の
回線の閉塞を網に対して要求する(図示せず)。CS装
置30−1が、網から閉塞に対する了承の応答を受領す
ると、CS装置30−1は加入者に対して発呼動作を開
始する(ステップ31〜38)。

【0107】CS装置30−1と加入者装置40との間
で配信データ用のリンクが確立されたのち、衛星からの
配信データがCS装置30−1から加入者装置40に転
送される(ステップ39)。また、終話時の切断のシー
ケンスについても、発呼動作と同様に、CS装置30−
1の自律的動作によって行なわれる(ステップ40〜4
2)。

【0108】次に、CS装置と加入者装置の間の衛星デ
ータ転送について、図10及び図11を参照して説明す
る。図10は、音声データとパケットデータの送受信切
替えを可能にしたCS装置及び加入者装置の構成例であ
る。図10の説明では、説明の都合上、図2及び図8と
共通な部分の説明は省略する。また、図11は、音声デ
ータ用スロット構成と、パケットデータ用(配信データ
用)スロット構成の例を示す。

【0109】図10に示すCS装置30−1において、
衛星からの配信データが加入者に配信されるとき、図1
1に示すように、スロット内のチャネル種別CI(送信
データ種別として使用)が、音声データの送信の場合と
異なる値に設定される。即ち、音声データが送信される
場合、チャネル種別CIは例えば「0000」に設定さ
れ、衛星からの配信データが送信される場合は、チャネ
ル種別CIは「0011」に設定される。

【0110】図10において、CS装置30−1が加入
者装置40に音声データを送信する場合は、TDMA処
理部10pが、スロット構成のチャネル種別CIを「0
000」に設定し、ADPCMコーデック部10vから
の音声データを変調器10oに接続する。

【0111】一方、CS装置30−1が加入者装置40
に配信データのパケットデータを送信する場合は、TD
MA処理部10pが、スロット構成のチャネル種別CI
を「0011」に設定し、配信データ処理部10xから
の配信データを変調器10oに接続する。上記の処理
は、CS CONT部10tからの制御により行われ
る。

【0112】また、本スロット構成のフレームを受信し
た加入者装置40は、スロット構成からチャネル種別C
Iを検出して、受信データが音声データか或いは配信デ
ータ(パケットデータ)かを識別する。本構成は上り方
向にも同様な機能を持つことができる。

【0113】図12は、図10に示す加入者装置内のデ
ータ選択部、とCS装置内のTDMA送信処理部及びT
DMA受信処理部の詳細図を示す。CS装置30−1内
の配信データ処理部10xからの配信データ、又はAD
PCMコーデック10Avからの音声データは、CS装
置30−1内のCS CONT10tの制御によって、
スイッチSW11において選択される。

【0114】その後、SEL12において、パケットデ
ータまたは音声データを表すチャネル種別CIが付加さ
れ、SEL11において、誤り訂正用符号CRCが付加
される。さらに、選択されたデータには、ランプタイム
R、スタートシンボルSS、プリアンブルPR、ユニー
クワードUWが付加され、図10に示すMOD10oに
送出される。

【0115】一方、加入者装置40は、DEM10dで
受信したデータに対して受信同期をとった後、受信デー
タの識別を行う。そしてスイッチSW1によって、識別
されたデータを、パケットデータ処理部10g、または
ADPCMコーデック10bへ選択的に転送する。加入
者装置40からCS装置30−1への上り方向について
は、前述の逆の処理によって、上り方向の処理を実現す
る。上述した処理によって、音声データだけでなくパケ
ットデータ(衛星からの配信データ)の送受信が、PH
S用CS装置及び加入者装置を用いて実現できる。

【0116】図13は、衛星配信データ非受信時のCS
装置の呼処理方法である。加入者装置40からの配信デ
ータの送信の要求は、図7の(A)に示すステップ23
の付加価値通信要求により、CS装置30−1に通知さ
れる。次に、この加入者装置からの要求をCS装置30
−1が確認してから(ステップ50)、CS装置30−
1は、一定時間(T)衛星から当該加入者宛の配信デー
タを待つ(ステップ51)。

【0117】この一定時間(T)内に、所望の配信デー
タが受信されれば、通常のシーケンスに従って、配信デ
ータが加入者装置40に転送される(ステップ52〜5
5)。しかし、一定時間(T)内に、所望の配信データ
が受信されなかった場合(ステップ56)、CS装置3
0−1は、図7の(B)のシーケンスにより、配信不能
メッセージを加入者装置40に対して送出する(ステッ
プ57及び58)。

【0118】次に、移動通信システムの基地局装置の遠
隔ローディングシステムについて説明する。以下の説明
においても、日本において標準化されているPHSに適
用した例を紹介する。図14は、従来の移動通信システ
ム用基地局装置の遠隔ローディングシステムを示す。図
15は、本発明に係わる衛星を使用した移動通信システ
ム用基地局装置の遠隔ローディングシステムを示す。本
発明に係わるこのシステムは、加入者装置からの要求に
対する衛星データ配信システムの応用列として実現でき
る。

【0119】図14に示す従来の遠隔ローディングシス
テムでは、PHS用の複数のCS装置は、ホストセンタ
に地上網を介してそれぞれ接続されている。従って、C
S装置用のアプリケーションソフトウェアをその地上網
を介してホストセンタから各CS装置に転送することに
よって、アプリケーションソフトの書き換え(即ち、遠
隔ローディング)を行なうことができる。しかし、上記
の遠隔ローディングの方法は、以下のような問題点を有
している。 (i)遠隔ローディングを行うとき、ホストセンタが複
数のCS装置の各々に対して、地上網を介して呼設定を
行う必要がある。従って、例えば、システム全体のバー
ジョンアップを行う場合、1回の遠隔ローディングを行
うのに、“1つのCS装置に要する遠隔ローディング時
間×CS装置の数”の多大な時間を要する。 (ii)CS装置毎に遠隔ローディングが行なわれるの
で、新しいアプリケーションソフトへの切り換えのタイ
ミングが、複数のCS装置に対して異なる。この場合、
先に遠隔ローディングが行なわれたCS装置は、新しい
アプリケーションソフトで動作でき、まだ遠隔ローディ
ングが行なわれていないCS装置は、古いアプリケーシ
ョンソフトで動作する。異なるバージョンのアプリケー
ションソフトが一時的に混在し、円滑なサービスの提供
を行なうことができない。

【0120】これに対して、図15に示す本発明に係わ
る遠隔ローディングシステムでは、上述の問題が容易に
解決されている。本発明に係わる遠隔ローディングで
は、衛星を使用して、ホストセンタから、PHS用の複
数のCS装置に、アプリケーションソフトを同時に配信
できる(同報処理)。また、遠隔ローディングしたアプ
リケーションソフトへの切り換えタイミングも、ホスト
センタから衛星を介して複数のCS装置に同時に通知す
ることができる。

【0121】図16は、本発明に係わる衛星を使用した
遠隔ローディング機能を有する移動通信システム用基地
局装置(PHS用CS装置)の構成例を示す図である。
また、図17は、ホストセンタから各CS装置への遠隔
ローディングのシーケンスを示す。図16に示すCS装
置50−1及び衛星データ受信装置50−2の構成は、
図2に示すCS装置30−1及び衛星データ受信装置3
0−2と実質的に同じである。従って、以下では、本発
明に係わる遠隔ローディング機能に関連する部分につい
て説明する。

【0122】PHS用CS装置用の遠隔ローディングデ
ータが、衛星を介して衛星データ受信装置50−2で受
信されると、その遠隔ローディングデータは、CS装置
50−1内部の遠隔ローディング処理部15mに転送さ
れる。遠隔ローディング処理部15mに転送されたアプ
リケーションソフトウェアデータは、シリアルデータか
らパラレルデータに変換されたの後、該データは、シス
テムデータメモリ15hの非運用系に格納される。

【0123】システムデータメモリ15hは、運用系/
非運用系の2系統からなり、運用系側のシステムデータ
メモリには、現在動作しているアプリケーションソフト
が書き込まれている。新たなアプリケーションソフト
が、衛星を介して非運用系のシステムデータメモリに正
常に転送された後、システムデータメモリの運用系/非
運用系切り換え命令が衛星を介して受信されると、個々
のCS装置が一斉に新たなアプリケーションソフトにバ
ージョンアップする。

【0124】図17では、複数のアプリケーションソフ
トの配信および複数のメモリ切り換え信号が送信されて
いる。しかし、これは、基地局の数を意味しているので
はなく、複数の基地局が信号を正確に受信できる確率を
高めるための動作を意味している。従って、実際のアプ
リケーションソフトの配信時間は、従来の地上網を介し
た配信時間よりも大きく短縮でき、かつ短時間で、アプ
リケーションソフトを切り換えることができる。

【0125】従って、本発明に係わる遠隔ローディング
では、衛星を使用して、複数の移動通信システム用基地
局装置に、アプリケーションソフトを同時に配信でき、
従って、ローディング時間を大幅に低減でき、さらに、
基地局装置のメンテナンス機能を飛躍的に向上できる。
また、遠隔ローディングしたアプリケーションソフトへ
の切り換えタイミングも、衛星を介して複数の基地局装
置に同時に通知することができ、移動通信システムに対
する信頼性を向上できる。

【0126】次に、本システムを運用するために必要な
ソフトウェア構成について、図18を参照して説明す
る。図18は、本発明に係わる移動通信システムを使用
した衛星データ配信システムのための基地局装置のソフ
トウェアの構成例である。図18において、網かけのな
い部分が従来のPHS用CS装置のソフトウェア構成で
ある。網かけの部分を追加することにより、本発明に係
わる衛星データ配信システム、及び衛星データ配信シス
テムを利用した遠隔ローディングシステムが実現でき
る。

【0127】図19は、本発明に係わる衛星データ配信
システムのために追加された呼接続マネージメント処理
のフローチャートであり、図20は、本発明に係わる衛
星データ配信システムのために追加された衛星受信制御
処理のフローチャートであり、図21は、本発明に係わ
る衛星データ配信システムのために追加されたダウンロ
ード受信処理のフローチャートである。

【0128】下記に、本発明に係わるソフトウェア構成
について説明する。ただし、下線部は、衛星データ配信
システムをサポートするために追加した場合のソフトウ
ェア構成、〔 〕内は、衛星データ配信システムをサポ
ートする場合削除されるソフトウェア構成である。 (1)ブートROM a.IPL処理 アプリケーションソフトウェアが立ち上がるまでのイニ
シャライズ処理を行う。 b.自己診断 自己が正常動作できるかどうかイニシャル時に診断を行
う。 (2)OS部 スケジューラ等の機能により、各種プログラムの順序処
理、マイクロプロセッサ制御等を行う。 (3)無線部IO管理 a.無線区間データ送受信処理 加入者装置との送受信データの受渡しを応用処理部との
間で行う。 b.リンクチャンネル制御処理 無線部のレイヤ2処理を行う。 c.送受信監視制御処理 送受信部の監視制御およびそれらの動作タイミングを管
理する。 d.回線品質監視処理 受信データの回線品質監視を行う。 (4)応用処理部 a.保守制御部 CS装置の保守動作を行う。 b.監視・制御部 CS装置内の監視制御を行う。 c.ダウンロード制御部 遠隔ローディングにてアプリケーションプログラムのダ
ウンロードを行う。 d.初期化制御部 電源立ち上げ時の各種制御を行う。 e.アイドル制御部 各種イベントの発生の受付を行う。 f.呼接続マネージメント部 無線部レイヤ3(L3)管理と網間レイヤ3(L3)管
理のマネージメント処理を行う。g.呼接続マネージメント部(自律処理) 衛星データ受信後の加入者装置の自律発呼を行う。主に
無線部レイヤ3のCS自律起動管理を行う。 h.衛星受信制御処理 衛星の配信データの受信管理を行う。 i.無線部L3処理 無線区間のL3の管理を行う。 j.網間L3処理 網との間のL3の管理を行う。 (4)網間IO部 a.網間データ送受信処理 網とのデータの送受信の処理を行う。 b.リンクチャンネル制御処理 網間のレイヤ2(L2)処理を行う。 c.〔ダウンロード受信処理〕 衛星系にてダウンロードする場合本機能は不要。網から
のダウンロードを行うときのデータの送受信を行う。(5)衛星間IO処理(CSに衛星受信装置を接続する
ことにより本処理部を追加する。).ダウンロード受信処理 衛星経由にてダウンロードを行うときのデータの送受信
を行う。

【0129】上記のソフトウェアは、図16に示す基地
局装置内のシステムデータメモリ部15hに記憶され
る。また、このソフトウェアは、容易にその他のROM
やディスク等の記憶媒体に記憶することができ、本発明
に係わるソフトウェア構成の主旨の範囲は、このような
記録媒体を含むものである。

【0130】次に、本発明に係わる衛星データ配信シス
テムに使用する移動通信システム用基地局装置のその他
の実施例について説明する。図22は、本発明に係わる
衛星データ配信システムに使用する移動通信システム用
基地局装置の第2の実施例のブロック系統図である。図
23は、本発明に係わる衛星データ配信システムに使用
する移動通信システム用基地局装置の第3の実施例のブ
ロック系統図である。なお、図22および図23におい
て図2と同じ機能を有するブロックには同じ参照番号を
付している。

【0131】図22に示す移動通信システム用基地局装
置の第2の実施例では、図2の第1の実施例と比べて、
図3の衛星データ受信装置30−2に置かれていた衛星
からの配信データを記憶するMEM部3rが、CS装置
30−1内にMEM部22aとして構成されている。そ
の他の構成および作用は、図2の第1の実施例と実施例
に同じである。

【0132】図23に示す移動通信システム用基地局装
置の第3の実施例では、図2の衛星データ受信装置30
−2内の一部のハードウェア(D/C3o,DEM3
p,DEC3q,MEM3r,SYNTH3t)をCS
装置30−1と同じ筐体に収納すると共に、衛星データ
受信装置30−2内のファームウェアで実現している機
能(REC CONT3s)をCS装置30−1内のC
S CONT3gで実現している。その他の構成および
作用は、図2の第1の実施例と実施例に同じである。以
上の構成により、衛星データ配信システムに使用する移
動通信システム用基地局装置をさらに小型化できる。

【0133】次に、本発明に係わる衛星を使用した遠隔
ローディングシステムのその他の実施例について説明す
る。図24は、本発明に係わる衛星を使用した遠隔ロー
ディング機能を有する移動通信システム用基地局装置
(PHS用CS装置)のその他の構成例を示す図であ
る。なお、図24において図16と同じ機能を有するブ
ロックには同じ参照番号を付している。

【0134】図24に示す遠隔ローディング機能を有す
る移動通信システム用基地局装置では、図16に示した
構成例と比べて、CS装置30−1内部にデータ変換部
24aと選択部24bが設けられている。データ変換部
24aは、現状のPHS用CS装置が行なっているよう
に、地上網からアプリケーションソフトのローディング
データを受信し、衛星からのローディングデータと同様
のインタフェースに変換する装置である。選択部24b
は、地上網からのローディングデータと衛星から配信さ
れたローディングデータとから1つを選択する装置であ
る。その他の構成および動作は、図16に示す動作と実
施例に同じである。

【0135】上述したように、地上網からのローディン
グデータと衛星からのローディングデータを、システム
データメモリ部15hに選択的に書き込むことができ
る。従って、アプリケーションソフトのローディング機
能の信頼性を向上できる。以上、本発明の実施例により
説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内で改良及び変形が可能である
ことは言うまでもない。

【0136】

【発明の効果】上述したように、本発明によれば以下に
示す効果を有する。請求項1乃至3のうちいずれか1項
記載の衛星データ配信システム、請求項9項記載の移動
通信システム用基地局装置、請求項10記載の移動通信
システム用基地局装置、請求項20記載の衛星データ受
信装置、および請求項24記載の移動通信システム用移
動局装置においては、配信すべき衛星データを移動通信
システム用基地局装置にて中継し、加入者装置に配信す
る。従って、このようなシステムでは、一般の加入者
は、衛星データ受信設備を設けることなく、容易に衛星
を中継した配信データ(衛星データ配信サービス)を享
受することができる。

【0137】請求項4記載の衛星データ配信システム、
および請求項14項記載の移動通信システム用基地局装
置においては、衛星からのデータを配信している間は、
移動通信網に対して配信に使用するチャネルの閉塞要求
が通知される。従って、移動通信網は、使用可能なチャ
ネルを常に把握することができ、効率的なチャネルアサ
イメントを行うことができる。

【0138】請求項5又は6記載の衛星データ配信シス
テム、および請求項15又は16記載の移動通信システ
ム用基地局装置においては、加入者から衛星データ受信
周波数と加入者番号情報が基地局装置に転送され、基地
局装置がデータ配信要求を確認する。その後、衛星デー
タ受信周波数が設定される。従って、基地局装置におい
て、衛星データ受信動作を効率的に行なえる。

【0139】請求項7記載の衛星データ配信システム、
および請求項17記載の移動通信システム用基地局装置
においては、データを加入者に配信するとき、移動通信
システム用基地局が自律的に基地局と加入者との間の呼
の確立および切断を行う。従って、移動通信網にかかる
制御の負担が軽減される。

【0140】請求項8記載の衛星データ配信システム、
および請求項19記載の移動通信システム用基地局装置
においては、所定の時間内に衛星からのデータが受信さ
れない場合、加入者に配信不能メッセージが通知され
る。従って、加入者は、容易にデータ受信の失敗を確認
でき、速やかに再度データ配信を要求できる。

【0141】請求項11記載の移動通信システム用基地
局装置、および請求項21記載の衛星データ受信装置に
おいては、データの受信のスループットが制御される。
従って、受信データを確実に加入者に配信することがで
きる。請求項12記載の移動通信システム用基地局装置
においては、衛星からのデータを加入者に配信すると
き、専用のチャネルが使用される。従って、音声データ
用の通信チャネルの空きがない場合でも、独占的にデー
タ配信を行なえる。

【0142】請求項13記載の移動通信システム用基地
局装置においては、衛星からのデータを加入者に配信す
るとき、使用されていないチャネルがフレキシブルに割
り当てられる。従って、チャネルの使用効率を向上でき
る。請求項18記載の移動通信システム用基地局装置、
および請求項25記載の移動通信システム用移動局装置
においては、衛星からのデータは、パケットデータとし
て加入者に転送される。従って、データ転送を効率良く
行うことができる。

【0143】請求項22記載の衛星データ受信装置にお
いては、衛星から受信したデータは、一時的にデータ蓄
積部に蓄積される。従って、データを基地局装置に転送
するとき、そのスループットを容易に制御できる。請求
項23記載の衛星データ受信装置においては、データに
含まれる第1の加入者番号と基地局が加入者から受信し
た第2の加入者番号が比較される。従って、データの配
信を要求した加入者に、確実に所望のデータを転送する
ことができる。

【0144】請求項26乃至28のうちいずれか1項記
載の衛星データ配信システム、および請求項29又は3
0記載の移動通信システム用基地局装置においては、衛
星を使用して、複数の移動通信システム用基地局装置
に、アプリケーションソフトを同時に配信できる(遠隔
ローディング)。従って、ローディング時間を大幅に低
減でき、さらに、基地局装置のメンテナンス機能を飛躍
的に向上できる。また、遠隔ローディングしたアプリケ
ーションソフトへの切り換えタイミングも、衛星を介し
て複数の基地局装置に同時に通知することができ、移動
通信システムに対する信頼性を向上できる。

【0145】請求項31乃至33のうちいずれか1項記
載の記録媒体においては、通常の制御プログラムに、幾
つかの制御プログラムを加えるだけで、請求項1に記載
する衛星データ配信システムおよび請求項26に記載す
る衛星データ配信システム(遠隔ローディングシステ
ム)を容易に実行できる基地局用制御プログラムを構成
できる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明に係わる移動通信システムを利用した衛
星データ配信システムを説明する図。

【図2】本発明に係わる衛星データ配信システムに使用
する移動通信システム用基地局装置の第1実施例のブロ
ック系統図。

【図3】基地局装置と衛星データ受信装置との詳細な接
続シーケンス。(A)は、ブロック系統図、(B)は、
タイミングチャート。

【図4】衛星からの配信データをPHSの無線伝送信号
の所定のスロットに固定的に割り当てた場合の配信デー
タスロットアサイン方法を説明する図。(A)は、CS
装置30−1の要部、(B)は、タイミングチャート。

【図5】衛星からの配信データをPHSの無線伝送信号
の所定のスロットにフレキシブルに割り当てた場合の配
信データスロットアサイン方法を説明する図。(A)
は、CS装置30−1の要部、(B)は、タイミングチ
ャート。

【図6】図5に示す配信データスロットアサイン方法に
おける処理シーケンス。

【図7】本発明に係わる移動通信システムを使用した衛
星データ配信システムの処理シーケンス。(A)は、加
入者装置がホストセンタに対してデータ配信を要求し、
データが衛星からCS装置に配信されるまでのシーケン
スであり、(B)は、CS装置から加入者装置にデータ
配信されるまでのシーケンス。

【図8】“付加価値通信要求”の設定及び送出を可能と
した加入者装置の構成。

【図9】衛星データ受信装置における加入者番号比較処
理部の構成例。

【図10】音声データとパケットデータの送受信切替え
を可能にしたCS装置及び加入者装置の構成例。

【図11】音声データ用スロット構成と、パケットデー
タ用(配信データ用)スロット構成の例。

【図12】図10に示す加入者装置内のデータ選択部、
とCS装置内のTDMA送信処理部及びTDMA受信処
理部の詳細図。

【図13】衛星配信データ非受信時のCS装置の呼処理
方法。

【図14】従来の移動通信システム用基地局装置の遠隔
ローディングシステム。

【図15】本発明に係わる衛星を使用した移動通信シス
テム用基地局装置の遠隔ローディングシステム。

【図16】本発明に係わる衛星を使用した遠隔ローディ
ング機能を有する移動通信システム用基地局装置(PH
S用CS装置)の構成例を示す図。

【図17】ホストセンタから各CS装置への遠隔ローデ
ィングのシーケンス。

【図18】本発明に係わる移動通信システムを使用した
衛星データ配信システムのための基地局装置のソフトウ
ェアの構成例。

【図19】本発明に係わる衛星データ配信システムのた
めに追加された呼接続マネージメント処理のフローチャ
ート。

【図20】本発明に係わる衛星データ配信システムのた
めに追加された衛星受信制御処理のフローチャート。

【図21】本発明に係わる衛星データ配信システムのた
めに追加されたダウンロード受信処理のフローチャー
ト。

【図22】本発明に係わる衛星データ配信システムに使
用する移動通信システム用基地局装置の第2の実施例の
ブロック系統図。

【図23】本発明に係わる衛星データ配信システムに使
用する移動通信システム用基地局装置の第3の実施例の
ブロック系統図。

【図24】本発明に係わる衛星を使用した遠隔ローディ
ング機能を有する移動通信システム用基地局装置(PH
S用CS装置)のその他の構成例を示す図。

【図25】従来の衛星を使用した広域データ配信システ
ムを説明する図。

【符号の説明】

1 衛星 10 ホストセンタ 20 加入者受信局 30 移動通信システム用基地局装置 30−1 基地局装置(CS) 30−2 衛星データ受信装置 40 加入者装置(PS) 50 移動通信システム用基地局装置 50−1 基地局装置(CS) 50−2 衛星データ受信装置

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを複数の加入者に衛星を介して実
    質的に同時に配信する衛星データ配信システムであっ
    て、 (a)センタ局からデータを衛星に送信し、 (b)前記衛星から前記データを少なくとも1つの移動
    通信システム用基地局に配信し、 (c)前記移動通信システム用基地局にから前記データ
    を移動通信システムの加入者に配信する各段階を有する
    ことを特徴とする衛星データ配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星データ配信システム
    において、 (d)前記移動通信システムの加入者から移動通信網を
    介して前記センタ局に前記データの配信を要求する段階
    をさらに有することを特徴とする衛星データ配信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の衛星データ配信システム
    において、 前記段階(a)は、前記段階(d)における加入者から
    の要求に応答して、前記センタ局が前記衛星を介して前
    記移動通信システム用基地局に前記データを送信する段
    階(a−1)を含むことを特徴とする衛星データ配信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の衛星データ配信システム
    において、 前記段階(d)は、前記移動通信システム用基地局にお
    いて、前記加入者からのデータ配信要求を確認した後、
    前記衛星からのデータを配信している間は移動通信網に
    対して配信に使用するチャネルの閉塞要求を通知する段
    階(d−1)をさらに有することを特徴とする衛星デー
    タ配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の衛星データ配信システム
    において、 前記段階(d)は、前記移動通信システム用基地局にお
    いて、前記加入者と前記衛星データ配信システムのセン
    タ局との通信中に前記加入者からのデータ配信要求を確
    認し、衛星データ受信周波数を設定する段階(d−2)
    をさらに有することを特徴とする衛星データ配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の衛星データ配信システム
    において、 前記段階(d)は、前記衛星データ受信周波数と前記加
    入者の加入者番号情報とを前記加入者から前記移動通信
    システム用基地局に転送する段階(d−3)をさらに有
    することを特徴とする衛星データ配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の衛星データ配信システム
    において、前記段階(c)は、前記段階(d−3)にお
    いて供給された前記加入者番号情報に基づいて、前記移
    動通信システム用基地局から前記加入者に自律的に発呼
    する段階(c−1)と、前記移動通信システム用基地局
    から前記データを前記加入者に配信した後、自律的に前
    記移動通信システム用基地局と前記加入者との間の呼を
    切断する段階(c−2)とを有することを特徴とする衛
    星データ配信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の衛星データ配信システム
    において、前記加入者からデータ配信要求があり、所定
    の時間内に前記衛星からのデータの受信が検出されない
    場合、前記加入者に配信不能メッセージを通知する段階
    をさらに有することを特徴とする衛星データ配信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 データを複数の加入者に衛星を介して実
    質的に同時に配信する衛星データ配信システムに使用さ
    れる移動通信システムにおける基地局装置であって、 移動通信網と加入者とを接続するための通信処理部と、 前記衛星から前記データを受信するための衛星データ受
    信部と、 前記衛星データ受信部で受信した前記データを前記通信
    処理部を介して前記加入者に配信する配信処理部とを含
    むことを特徴とする移動通信システム用基地局装置。
  10. 【請求項10】 データを複数の加入者に衛星を介して
    実質的に同時に配信する衛星データ配信システムに使用
    可能な移動通信システムにおける基地局装置であって、 移動通信網と加入者とを接続するための通信処理部と、 前記衛星からデータを受信するための衛星データ受信装
    置が接続可能であり、前記衛星からのデータを前記通信
    処理部を介して前記加入者に配信するための配信処理部
    とを含むことを特徴とする移動通信システム用基地局装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記データの受信のスループットを制御する第1のデー
    タスループット制御部をさらに有することを特徴とする
    移動通信システム用基地局装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、前記衛星からのデータを前記加入者
    に配信するための専用をチャネルを有することを特徴と
    する移動通信システム用基地局装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、チャネルを前記衛星からのデータを
    前記加入者に配信するためにチャネルの使用状況に応じ
    てフレキシブルに割り当てるチャネル割当て制御部を有
    することを特徴とする移動通信システム用基地局装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、前記加入者からのデータ配信要求を
    確認した後、移動通信網に対して、前記衛星からのデー
    タを配信している間は配信に使用するチャネルの閉塞要
    求を通知する制御部を有することを特徴とする移動通信
    システム用基地局装置。
  15. 【請求項15】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、前記加入者と前記衛星データ配信シ
    ステムのセンタ局との通信中に前記加入者からのデータ
    配信要求を確認し、前記衛星データ受信装置の衛星デー
    タ受信周波数を設定する制御部を有することを特徴とす
    る移動通信システム用基地局装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、前記加入者と前記衛星データ配信シ
    ステムのセンタ局との通信中に前記加入者から前記衛星
    データ受信周波数と前記加入者の加入者番号情報とを受
    信する制御部をさらに有することを特徴とする移動通信
    システム用基地局装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記通信処理部は、前記加入者番号情報に基づいて前記
    加入者に自律的に発呼し、前記データを前記加入者に配
    信した後、自律的に前記移動通信システム用基地局と前
    記加入者との間の呼を切断する制御部を有することを特
    徴とする移動通信システム用基地局装置。
  18. 【請求項18】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記衛星からのデータを前記加入者へ送信するとき前記
    データをパケットデータに変換するパケット処理部をさ
    らに有することを特徴とする移動通信システム用基地局
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項10記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記加入者からデータ配信要求があり、所定の時間内に
    前記衛星からのデータの受信が検出されない場合、前記
    加入者に配信不能メッセージを通知する制御部をさらに
    有することを特徴とする移動通信システム用基地局装
    置。
  20. 【請求項20】 衛星データ配信システムに使用される
    移動通信システムにおける基地局内に設けられる衛星デ
    ータ受信装置であって、 衛星から送信されるデータを受信するデータ受信部と、 移動通信通信網と加入者とを接続するために前記移動通
    信システム用基地局内に設けられた通信処理部に接続す
    るための第2のインタフェース部とを有することを特徴
    とする衛星データ受信装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の衛星データ受信装置
    において、 前記データの受信のスループットを制御する第2のデー
    タスループット制御部をさらに有することを特徴とする
    衛星データ受信装置。
  22. 【請求項22】 請求項20又は21記載の衛星データ
    受信装置において、 前記データを蓄積するためのデータ蓄積部をさらに有す
    ることを特徴とする衛星データ受信装置。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の衛星データ受信装置
    において、 前記衛星からデータを受信したとき、前記データに含ま
    れる第1の加入者番号情報と、前記移動通信システム用
    基地局が前記加入者から受信し記憶した第2の加入者番
    号情報とを比較する加入者番号比較部をさらに有し、比
    較結果により前記衛星から受信したデータを使用するか
    否かを決定することを特徴とする衛星データ受信装置。
  24. 【請求項24】 データを複数の加入者に衛星を介して
    実質的に同時に配信する衛星データ配信システムに使用
    可能な移動通信システムにおける移動局装置であって、 前記移動通信システムにおける基地局装置と通信するた
    めの通信処理部と、 前記データを前記衛星に送信するセンタ局との通信を前
    記通信処理部を介して確立し、前記センタ局にデータ配
    信要求を送信し、前記センタ局の受領に応答して衛星デ
    ータ受信周波数を前記通信の間に前記基地局に転送する
    制御部とを有することを特徴とする移動通信システム用
    移動局装置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の移動通信システム用
    移動局装置において、 前記衛星からのデータを前記基地局装置から受信すると
    き前記データをパケットデータに変換するパケット処理
    部と、 前記基地局装置と通信するときに前記パケットデータと
    通常の音声データとを切り換えるための選択部とをさら
    に有することを特徴とする移動通信システム用移動局装
    置。
  26. 【請求項26】 制御ソフトデータを複数の移動通信シ
    ステム用基地局に衛星を介して実質的に同時に配信する
    衛星データ配信システムであって、 (a)センタ局から制御ソフトデータを衛星に送信し、 (b)前記衛星から前記制御ソフトデータを少なくとも
    1つの移動通信システム用基地局に配信し、 (c)前記移動通信システム用基地局において受信した
    前記制御ソフトデータのダウンロードを行う各段階を有
    することを特徴とする衛星データ配信システム。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の衛星データ配信シス
    テムにおいて、 前記段階(c)は、前記制御ソフトデータを予備の記憶
    デバイスに記憶させる段階(c−1)を有することを特
    徴とする衛星データ配信システム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の衛星データ配信シス
    テムにおいて、 (d)前記センタ局から前記衛星を介して記憶デバイス
    切替信号を送出し、前記複数の基地局の制御ソフトデー
    タを前記予備の記憶デバイスに記憶させた制御ソフトデ
    ータに実質的に同時に切り換える段階(d−1)を有す
    ることを特徴とする衛星データ配信システム。
  29. 【請求項29】 制御ソフトデータを複数の移動通信シ
    ステム用基地局に衛星を介して実質的に同時に配信する
    衛星データ配信システムにおける前記基地局装置であっ
    て、 移動通信網と加入者とを接続するための通信処理部と、 前記衛星から前記制御ソフトデータを受信するための衛
    星データ受信部と、 前記衛星データ受信部で受信した前記制御ソフトデータ
    を前記通信処理部にローディングするローディング部と
    を含むことを特徴とする移動通信システム用基地局装
    置。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の移動通信システム用
    基地局装置において、 前記ローディング部は、第1および第2の記憶デバイス
    を有し、前記衛星データ受信部で受信した前記制御ソフ
    トデータは、前記第1および第2の記憶デバイスの一方
    に記憶され、制御信号によって他方の記憶デバイスの制
    御ソフトに切り換えられることを特徴とする移動通信シ
    ステム用基地局装置。
  31. 【請求項31】 データを複数のノードに衛星を介して
    実質的に同時に配信する衛星データ配信システムに使用
    される移動通信システムの基地局装置を動作させるプロ
    グラムを記録する記録媒体であって、 移動通信網と加入者とを接続するための通信制御プログ
    ラムと、 前記衛星からのデータを受信した後、前記データを要求
    した加入者へ自律的に発呼するための呼接続マネージメ
    ント処理プログラムと、 前記衛星からのデータの受信管理を行う衛星受信制御処
    理プログラムと、 前記衛星からのデータを受信するための衛星データ受信
    装置を接続するための衛星間IO管理プログラムとを記
    録した記録媒体。
  32. 【請求項32】 請求項31記載の記録媒体において、 前記衛星間IO管理プログラムは、制御ソフトデータを
    複数の移動通信システム用基地局装置にダウンロードを
    行うためのダウンロード受信処理プログラムを有するこ
    とを特徴とする記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の記録媒体において、 前記通信制御プログラムは、無線部IO管理プログラ
    ム、オペレーティングシステムプログラム、アプケーシ
    ョンプログラム、および網間IO管理プログラムを含む
    ことを特徴とする記録媒体。
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