JP3199911U - 装飾具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾性に優れると共に、変形させても復元力のある紐材及びこれに挿通できる留具とを有するアクセサリを提供する。【解決手段】アクセサリ1は、延伸可能な第1のゴム芯、及び、第1のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第1の被覆層、を有する第1の紐材2と、第1の紐材を挿通できる挿通孔3hを有する留具3と、を有し、第1の紐材は、第1の被覆層が第1のゴム芯の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤21aを有し、隣接された2つの係止瘤で留具が係止されるように、挿通孔が係止瘤の外形より狭く形成されている。【選択図】図1

Description

本考案はアクセサリに関する。更に詳しくは、本考案は紐材及びこれを挿通できる留具を有するアクセサリに関する。
飾りを配したネックレスなどのアクセサリでは、例えば、個々の金属環を連設して環状にしたチェーン部と、これに挿通してチェーン部を自在に位置できるようにされた装飾飾りとを配したネックレスが多く知られている。このようなネックレスの多くは金属で形成されているため、例えば、金属アレルギー等と称されるように、金属を肌に直接接して装着することが困難な場合には装着ができない。また、金属から形成されるために高価であり、手軽に楽しむことが難しいという側面もある。更に、これらの金属製のチェーン部を有するネックレスは、容易には破断されないため、引っ張られたり、引っ掛かったりした場合に転倒したり、首の表面を傷付けることなどがある。
ここで、延伸自在なゴム状芯体の表面に網目状に巻かれた複数のフィルム状帯状体と、ゴム状芯体にフィルム状帯状体と交互に編み込むように巻かれたモノフィラメントと、を備えた紐として特許文献1が開示されている。
特開2005−350789
特許文献1に記載の紐は、複数のフィルム状帯状体により、装飾性を出すことができるとともに、モノフィラメントがゴム状芯体にフィルム状帯状体と交互に編み込むように巻かれているので、紐を引っ張っても曲げてもフィルム状帯状体が伸びきってしまうことなく、紐は、元に戻る復元力を有する点で優れている。そして、この紐は、ネックレス等の装身具として利用可能であることが記載されている(特許文献1の段落[0019])。しかしながら、1本の長尺状の紐を具体的にどのようにしてネックレス等として利用できるのかについては記載がない。
本考案は、前記の従来の技術に鑑みてなされたものであり、ゴム芯を有して延伸可能である紐材をループ状に維持して利用できるアクセサリを提供することを目的とする。
本考案は以下のとおりである。
1.延伸可能な第1のゴム芯、及び、前記第1のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第1の被覆層、を有する第1の紐材と、
前記第1の紐材を挿通できる挿通孔を有する留具と、を有し、
前記第1の紐材は、前記第1の被覆層が前記第1のゴム芯の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤を有し、
隣接された2つの前記係止瘤間で前記留具が係止されるように、前記挿通孔が前記係止瘤の外形より狭く形成されていることを特徴とするアクセサリ。
2.前記留具は、延伸可能な第2のゴム芯、及び、前記第2のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第2の被覆層、を有する第2の紐材を編み込んで形成されている1.に記載のアクセサリ。
3.前記留具は、その外形が略球形状に形成されるとともに、前記第2の紐材の編目が連通されて前記挿通孔とされている2.に記載のアクセサリ。
4.前記留具は、延伸可能な第3のゴム芯、及び、前記第3のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第3の被覆層、を有する第3の紐材が、螺旋形状に形成されるとともに、その螺旋中心に前記挿通孔を有する1.に記載のアクセサリ。
5.前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている1.に記載のアクセサリ。
6.前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている3.に記載のアクセサリ。
7.前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている4.に記載のアクセサリ。
8.前記留具は1つの挿通孔を有し、前記第1の紐材の両端は引き揃えて挿通されている1.乃至7.のうちのいずれか1項に記載のアクセサリ。
9.装飾具である1.乃至8.のうちのいずれか1項に記載のアクセサリ。
10.ネックレスである9.に記載のアクセサリ。
11.イヤリングである10.に記載のアクセサリ。
本考案のアクセサリによれば、延伸可能な第1の紐材(以下、単に「第1紐材」ともいう)を、留具を利用してループ状に維持して利用することができる。
即ち、本考案のアクセサリは延伸可能な第1のゴム芯(以下、単に「第1ゴム芯」ともいう)、及び、第1ゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第1の被覆層(以下、単に「第1被覆層」ともいう)を有する第1紐材を備える。このため、第1紐材は、軟質で伸縮性を有し、変形させても復元力を有することができる。また、本考案のアクセサリの留具は、第1紐材を挿通できる挿通孔を有する。このため、この留具が飾り部材として装飾的な効果を奏しながら、第1紐材をループ状に維持して利用できる。更に、第1被覆層は、第1ゴム芯の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤を有し、隣接された2つの係止瘤間で留具が係止されるように、挿通孔が係止瘤の外形より狭く形成されている。このため、留具を所望の隣接された2つの係止瘤間で係止でき、第1紐材のループを所望の大きさを維持して利用することができる。
本考案のアクセサリにおいて、留具が、延伸可能な第2のゴム芯(以下、単に「第2ゴム芯」ともいう)、及び、第2ゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第2の被覆層(以下、単に「第2被覆層」ともいう)、を有する第2の紐材(以下、単に「第2紐材」ともいう)を編み込んで形成されている場合には、留具に柔軟性を与え、必要に応じて挿通孔を拡大できる。これにより、係止瘤間での係止力を維持しながら、スムーズに係止瘤間で留具を移動させることができ、第1紐材のループの大きさをよりスムーズに変更することができる。
本考案のアクセサリにおいて、留具の外形が略球形状であるとともに、第2紐材の編目が連通されて挿通孔とされている場合には、留具を飾り玉として利用でき、装飾効果を高めることができる。
本考案のアクセサリにおいて留具が、延伸可能な第3のゴム芯(以下、単に「第3ゴム芯」ともいう)、及び、第3ゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第3の被覆層(以下、単に「第3被覆層」ともいう)、を有する第3の紐材(以下、単に「第3紐材」ともいう)が、螺旋形状に形成されるとともに、その螺旋中心に挿通孔を有する場合には、第1紐材の外表面と、留具の内側、即ち、挿通孔の内表面との接触面積を増大させて、より強固に留具を第1紐材の係止瘤間で固定することができる。
本考案のアクセサリにおいて、第1被覆層が、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている場合には、係止瘤を第1ゴム芯の表面から浮き上がらせやすく、係止瘤を形成し易くできる。更に、係止瘤に柔軟性を持たせることができる。
本考案のアクセサリにおいて、留具が1つの挿通孔を有し、紐材の両端は引き揃えて挿通されている場合には、留具の移動によってスムーズに第1紐材のループの大きさを変更できる。
実施例1のアクセサリとしてのネックレスの斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 実施例1及び2に係るアクセサリを着用した例を示す斜視図である。 実施例2のアクセサリとしてのイヤリングの斜視図である。 実施例3のアクセサリとしてのブレスレットの斜視図である。 図6のC−C断面図である。
以下、本考案に係るアクセサリを具体的に説明する。
本考案に係るアクセサリは、延伸可能な第1ゴム芯と、この第1ゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第1被覆層と、を有する第1紐材を備える。
更に、第1紐材を挿通できる挿通孔を有する留具を備える。
そして、第1紐材は、第1被覆層が第1ゴム芯の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤を有し、隣接された2つの係止瘤間で留具が係止されるように、挿通孔が係止瘤の外形より狭く形成されている。
前記「アクセサリ」は、装飾目的や、日常利用する目的で使用する物品である。具体的には、ネックレス、イヤリング、ピアス、カフスボタン、ブレスレット、タイピン、ヘアバンド(髪結び)、ティアラ、ループタイ、指輪などの着用する装飾具、及び、ストラップ(腕掛け用のストラップ、首掛け用のストラップ等)、キーホルダー、ファスナの留め具に結びつける飾り、数珠、水引きとしての利用等が例示される。
例えば、図1に示すアクセサリ1は、ネックレスであり、第1の紐材2と、第1の紐材2を挿通できる挿通孔3hを有する留具3と、を有する。
[1]第1紐材
前記「第1紐材」は、例えば図2に示す第1紐材2のように、延伸可能な第1ゴム芯25、及び、第1ゴム芯25を被覆するように糸を編んで形成される第1被覆層21を有する。
前記「第1ゴム芯」は、延伸可能な紐材用のゴム芯であれば特に限定はなく、1本のゴム糸でもよいし、複数のゴム糸状体(ゴムでできた糸)を束ねたものであってもよい。また、材質は、天然ゴムでも合成ゴム(SBR、NBR、ウレタンゴム等)でもよく、好適な例を挙げれば、天然ゴム製のものが好ましい。
前記「延伸可能」とは、引っ張って伸ばすことができるとともに、引っ張り力を開放すると、実質的に元の長さに戻ることを意味する。
第1ゴム芯25を構成する1本のゴム糸からなるゴム芯、又は、複数本全体からなるゴム芯の横断面の径(最大径)は、例えば、0.5〜2mmとすることができ、0.8〜1.2mmが好ましい。
また、このゴム状芯の横断面形状、即ち、1本のゴム糸の場合はそのゴム糸の横断面形状、複数のゴム糸状体を束ねたゴム芯の場合はその全体の横断面形状、は特に限定されず、円形や四角形(正方形又は長方形等)、五角形、六角形等とすることができる。それらのうち、円形、正方形又は長方形が好ましい。また、複数のゴム糸状体のこの各糸状体の横断面形状も、上記の如く種々の形状のものとすることができ、更に異なった横断面形状の糸状体を組み合わせて用いることもできる。
前記「第1被覆層」は、例えば図2に示す第1被覆層21のように、第1ゴム芯25を被覆するように糸を編んで形成されている。第1被覆層21は、第1ゴム芯25の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤21aを有している。即ち、係止瘤21aは、第1ゴム芯25の表面から第1被覆層21が浮き上がることにより形成された部位である。通常、係止瘤21aは、側面視した場合に、略ラグビーボール形状とされている。即ち、緊縮捲回部21bにおいて、第1被覆層21の外表面の最大径が最も小さくなり、この緊縮捲回部21bからなだらかに断面径(第1被覆層21の外表面の最大径)が大きくされ、最大外径から、また、なだらかに断面径が小さくされて、緊縮捲回部21bに至る繰り返しによって形成されている。従って、第1紐材2においては、係止瘤21aと緊縮捲回部21bとが交互に配置されることとなる。
係止瘤21aの大きさは特に限定されないが、例えば、緊縮捲回部21bの最大外径(円形でない場合には最大長さ)をX(mm)とし、係止瘤21aの最大外径(円形でない場合には最大長さ)をY(mm)とした場合に、その比(Y/X)は1.40≦Y/X≦3.00であることが好ましい。この比は、1.60≦Y/X≦2.53がより好ましく、1.73≦Y/X≦2.33が特に好ましい。1.40≦Y/Xとすることによって、係止瘤21aとしての機能を十分に発揮させるとともに、Y/X≦3.00とすることによって、必要以上に係止瘤21aが大きくなることを防止してアクセサリとしての美感及び使い易さを得ることができる。
更に、緊縮捲回部21bの最大外径をX(mm)及び係止瘤21aの最大外径をY(mm)は、各々具体的には限定されないが、例えば、1.50≦X≦2.50とすることができ、1.70≦X≦2.30が好ましく、1.80≦X≦2.20がより好ましい。一方、3.50≦Y≦4.50とすることができ、3.70≦Y≦4.30が好ましく、3.80≦Y≦4.20がより好ましい。
係止瘤21aは、どのようにして形成されていてもよいが、通常、第1被覆層21のうちの緊縮捲回部21bから緩やかに編み込まれて第1ゴム芯25の表面から浮き上がるように形成される。
第1被覆層21を形成する糸は、特に限定はないが、マルチフィラメントの仮撚加工糸からなることが好ましい。「マルチフィラメント」とは、複数(少なくとも2本)の糸条を1本の糸条として集束させたものを意味する。
「仮撚加工糸」とは、ウーリー加工糸や嵩高加工糸とも呼ばれており、フィラメント糸に捲き縮を発生させ、嵩高性と伸縮性を持たせた糸である。
マルチフィラメントの仮撚加工糸であれば、糸を編んで浮き上がるように係止瘤を形成しやすい。糸の種類は特に限定はないが、ポリエステル製又はナイロン製のいずれか1種以上からなることが好ましい。
[2]留具
前記「留具」は、第1紐材2を挿通できる挿通孔3hを有する部材である。そして、隣接された2つの係止瘤21a間で係止されるように、挿通孔3hが係止瘤21aの外形より狭く形成されている。この構成であれば形状は特に限定はなく、球状、立方体状、直方体状、円柱状、円筒状などが例示される。また材質も特に限定はなく、金属製、樹脂製、木製、繊維製等が例示される。
例えば図2に示す留具3は、延伸可能な第2紐材30を編み込んで形成されている。編み込み方法により、種々の立体的形状を形成することができる。
留具3の場合は、その外形が略球形状に形成されるとともに、第2紐材30の編目が連通されて挿通孔3hとすることができる。具体的には、第2紐材30を編み込むと、略球形状に形成された留具3には、その外表面に複数の編目3kが配置されることとなる(図2参照)。留具3は、延伸可能な第2紐材30で形成されているため、編目3kは詰まっており、外部から留具3の内部を視認できない程度であるが、必要な場合、所望の編目3kを広げることによって、第1紐材2を挿通する挿通孔3hとすることができる。
また、挿通孔3hは、図2に示すように、挿通孔3hの一方の開口と他方の開口とが対向されることによって、第1紐材2が留具3内で略直線となるようにしてもよい。更に、図示はされないが、挿通孔3hの一方の開口と他方の開口とが対向されず、第1紐材2が留具3内で湾曲される形態としてもよい。
留具3が備える挿通孔3hは、係止瘤21aの外形より狭く形成されている。これにより、隣接された2つの係止瘤21a間で留具3を係止できるようになっている。挿通孔3hには、第1紐材2を何本挿通して利用してもよい。即ち、挿通孔3hに第1紐材2を1本のみ挿通して利用してもよく、挿通孔3hに第1紐材2を2本挿通して利用してもよく(図1参照)、更には、挿通孔3hに第1紐材2を3本以上挿通して利用してもよい。これらのなかでは、挿通孔3hに第1紐材2を2本挿通する形態(図1参照)が好ましい。
挿通孔3hは、係止瘤21aの外形より狭く形成されていればよく、その具体的な大きさは特に限定されない。例えば、挿通孔3hに第1紐材2を2本挿通する形態(図1参照)では、係止瘤21aの最大外径(円形でない場合には最大長さ)をY(mm)とし、挿通孔3hの非挿通時(留具2に第1紐材2を挿通していない状態)における最大開口径をH(mm)とした場合、比(2Y/H)は、
1.40≦2Y/H≦3.00が好ましく、1.61≦2Y/H≦2.53がより好ましく、1.66≦2Y/H≦2.33が特に好ましい。
更に、具体的には、3.00≦H≦5.00が好ましく、3.50≦H≦4.50がより好ましく、3.80≦H≦4.20が特に好ましい。
前記「第2の紐材」は、例えば図3に示す第2紐材30のように、延伸可能な第2ゴム芯35、及び、第2ゴム芯35を被覆するように糸を編んで形成された第2被覆層31を有している。
そして、留具3は、隣接された2つの係止瘤21a、21a間で係止されるように、挿通孔3hの内径が係止瘤21aの外形より狭く形成されている。
具体的には、係止瘤21aの最大外径Yが4mmであり、挿通孔3hの非挿通時における最大開口径Hを4mmとした場合に、上述の比(2Y/H)は2となる。
前記「第2ゴム芯」は、第1ゴム芯25と同様に、延伸可能な紐材用のゴム芯であれば特に限定はないが、1本のゴム糸からなることが好ましい。また、材質は、天然ゴムでも合成ゴム(SBR、NBR、ウレタンゴム等)でもよく、好適な例を挙げれば、天然ゴム製のものが好ましい。
また、このゴム状芯体の横断面形状は、特に限定されず、円形や四角形(正方形又は長方形等)、五角形、六角形等でも良い。それらのうち、円形、正方形又は長方形が好ましい。
第2ゴム芯35を構成する1本のゴム糸からなるゴム芯、又は、複数本全体からなるゴム芯の横断面の径(最大径)は、例えば、0.3〜1.5mmとすることができ、0.5〜1.0mmが好ましい。
前記「第2被覆層」は、糸を編んで形成されて、第2ゴム芯35を被覆する部位である。例えば図3に示す第2被覆層31のように、第2ゴム芯35を被覆するように糸を編んで形成されている。
第2被覆層31を形成する糸は、特に限定はないが、レーヨン(光沢レーヨン、非光沢レーヨン)、光沢ポリエステル、ウーリーナイロン等を利用することができる。例えば、光沢を有するレーヨンであれば、第2被覆層に光沢を付与でき、留具の装飾効果を一層際立たせることができる。
第2紐材30の太さは特に限定されないが、第2紐材30の太さが実質的に均一である場合、第2紐材30の最大外径(円形でない場合には最大長さ)をX(mm)とした場合、例えば、1.00≦X≦2.00とすることができ、1.20≦X≦1.80が
好ましく1.40≦X≦1.60がより好ましい。
また、第1紐材2と第2紐材30との太さの相関は特に限定されないが、第1紐材2の緊縮捲回部21bの最大外径(円形でない場合には最大長さ)をX(mm)とし、第2紐材30の最大外径(円形でない場合には最大長さ)をX(mm)とした場合、これらの比(X/X)は、0.75≦X/X≦2.50が好ましく、0.94≦X/X≦2.08がより好ましく、1.18≦X/X≦1.50が特に好ましい。
図6に示す留具7は、第3紐材70が、螺旋形状に形成されるとともに、その螺旋中心に挿通孔7hを有するように形成されている。
前記「第3紐材」は、例えば図7に示す第3紐材70のように、延伸可能な第3ゴム芯75、及び、第3ゴム芯75を被覆するように糸を編んで形成された第3被覆層71を有する。更に被覆層71の内部に紐部材72を有している。
そして、留具7は、隣接された2つの係止瘤21a、21a間で係止されるように、挿通孔7hの内径が係止瘤21aの外形より狭く形成されている。
留具7が備える挿通孔7hは、係止瘤21aの外形より狭く形成されている。これにより、隣接された2つの係止瘤21a間で留具7を係止できるようになっている。挿通孔7hには、第1紐材2を何本挿通して利用してもよい。即ち、挿通孔7hに第1紐材2を1本のみ挿通して利用してもよく、挿通孔7hに第1紐材2を2本挿通して利用してもよく(図6参照)、更には、挿通孔7hに第1紐材2を3本以上挿通して利用してもよい。これらのなかでは、挿通孔7hに第1紐材2を2本挿通する形態(図6参照)が好ましい。
挿通孔7hは、係止瘤21aの外形より狭く形成されていればよく、その具体的な大きさは特に限定されない。例えば、挿通孔7hに第1紐材2を2本挿通する形態(図6参照)では、係止瘤21aの最大外径(円形でない場合には最大長さ)をY(mm)とし、挿通孔3hの非挿通時(留具2に第1紐材2を挿通していない状態)における最大開口径をH(mm)とした場合、比(2Y/H)は、1.17≦2Y/H≦2.25が好ましく、1.32≦2Y/H≦1.95がより好ましく、1.40≦2Y/H≦1.82が特に好ましい。
更に、具体的には、4.00≦H≦6.00が好ましく、4.50≦H≦5.50がより好ましく、4.80≦H≦5.20が特に好ましい。
前記「第3のゴム芯」は、第1のゴム芯と同様、延伸可能な紐材用のゴム芯であれば特に限定はないが、複数本のゴム糸からなることが好ましい。図7に示すように、ゴム芯を複数並列に配置することで、後述するように、螺旋形状を形成しやすくすることができる。また、材質は、天然ゴムでも合成ゴム(SBR、NBR、ウレタンゴム等)でもよく、好適な例を挙げれば、天然ゴム製のものが好ましい。
第3のゴム芯それぞれの横断面の径は0.5〜1.5mm、好ましくは0.8〜1.2mmとすることができる。
また、このゴム状芯体の横断面形状は、特に限定されず、円形や四角形(正方形又は長方形等)、五角形、六角形等でも良い。それらのうち、円形、正方形又は長方形が好ましい。
前記「第3の被覆層」は、例えば図7に示す第3の被覆層71のように、第3のゴム芯75を被覆するように糸を編んで形成されている。第3の被覆層71は、3本の第3のゴム芯75に編み込んで形成することができる。
このようにゴム芯75を被覆層71内部の径方向に偏在して形成することで、第3の紐材70がゴム芯75側に丸まって螺旋形状を形成することができる。
更に、第3被覆層71の内部に紐部材72を編み込むことで、更に螺旋形状を安定的に保持することができる。
第3被覆層71を形成する糸は、特に限定はないが、ウーリーナイロンであることが好ましい。
第3紐材70の太さは特に限定されないが、第3紐材70の太さが実質的に均一である場合、第3紐材70の最大外径(円形でない場合には最大長さ)をX(mm)とした場合、例えば、2.50≦X≦3.50とすることができ、2.70≦X≦3.30が好ましく、2.90≦X≦3.10がより好ましい。
また、第1紐材2と第3紐材70との太さの相関は特に限定されないが、第1紐材2の緊縮捲回部21bの最大外径をX(mm)とし、第3紐材70の最大外径をX(mm)とした場合、これらの比(X/X)は、1.25≦X/X≦3.50が好ましく、1.50≦X/X≦2.75がより好ましく、1.81≦X/X≦2.21が特に好ましい。
更に、第3紐材70は、例えば図7に示すように、その断面概形を略長方形とすることができる。即ち、第3ゴム芯75を並列させて挿通孔7hの内側に偏在させることができる。この場合、第3紐材70の断面における長手方向が、第1紐材2の長手方向に沿うように配置して巻回した螺旋形状にすることで、その螺旋中心に配置される挿通孔7hの内表面と、第1紐材2の外表面と、留具7の内側、即ち、挿通孔7hの内表面との接触面積を増大できる。そのため、強固に留具7を第1紐材の係止瘤21a間で固定できる。
以下、本考案に係るアクセサリを具体化した実施例について説明する。
[1]アクセサリ1
図1に示すように、アクセサリ1は装飾具のネックレスとして具体化している。
アクセサリ1は、第1の紐材2と、第1の紐材2を挿通できる挿通孔3hを有する留具3と、を有する。
第1紐材2は、天然ゴム製の1本の第1ゴム芯25、及び、第1ゴム芯25を被覆するように糸を編んで形成される第1被覆層21を有する。第1ゴム芯の横断面形状は略四角形で最大径は、1.0mmである。
第1被覆層21は、ナイロン製のマルチフィラメントの仮撚加工糸からなり、第1ゴム芯25の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤21aを有している。係止瘤21aは、側面視した場合に、略ラグビーボール形状である。即ち、緊縮捲回部21bにおいて、第1被覆層21の外表面の最大径が最も小さくなり、この緊縮捲回部21bからなだらかに断面径(第1被覆層21の外表面の最大径)が大きくされ、最大外径から、また、なだらかに断面径が小さくされて、緊縮捲回部21bに至る繰り返しによって形成されている。従って、第1紐材2においては、係止瘤21aと緊縮捲回部21bとが交互に配置されている。係止瘤21aの最大外径は4.0mm、緊縮捲回部21bの最大外径は2.0mmである。
留具3は、延伸可能な第2紐材30を編み込んで、その外形が略球形状に形成されている。そして、第1紐材2を挿通できる挿通孔3hを有しており、隣接された2つの係止瘤21a間で係止されるように、その内径が係止瘤21aの外形より狭く形成されている。 具体的には、第2紐材30を編み込むと、略球形状に形成された留具3には、その外表面に複数の編目3kが配置されることとなる(図2参照)。留具3は、延伸可能な第2紐材30で形成されているため、編目3kは詰まっており、外部から留具3の内部を視認できない程度であるが、所望の編目3kを広げることによって、2本の第1紐材2を挿通する挿通孔3hとなる。
第2紐材30は、延伸可能な1本の天然ゴム製の第2ゴム芯35、及び、第2ゴム芯35を被覆するようにレーヨン糸を編んで形成された第2被覆層31を有している。レーヨン糸であるため、光沢を出すことができ、留具の装飾効果を一層際立たせることができる。
第2紐材30の太さは1.5mmであり、第2ゴム芯35の太さは0.8mmである。第1の紐材2の2つの端部2e(両端)を引き揃えて飾り玉としての留具3の挿通孔3hに挿通させる。そして、3個の留具3それぞれを係止瘤21a、21a間に所望の間隔で係止させて、飾り玉付きのネックレスとなる。図4に示すように首に装着して楽しむことができる。
[2]アクセサリ4
図5に示すように、アクセサリ4は装飾具のイヤリングとして具体化している。
アクセサリ2は、第1紐材2と、第1紐材2を挿通できる挿通孔3hを有する留具3と、を有する。
第1の紐材20、留具3については、アクセサリ1と同様であり、その説明を省略する。
第1紐材20の2つの端部2e(両端)を引き揃えて飾り玉としての留具3の挿通孔3hに挿通させる。留具3それぞれを係止瘤21a、21a間に係止させて、第1紐材2を、緊縮捲回部21bにおいて二つ折りにして形成した引き輪を介してイヤリング用金具9に取り付けることにより、飾り玉付きのイヤリングとなる。図4に示すように耳に装着して楽しむことができる。
[3]アクセサリ6
図6に示すように、アクセサリ6はストラップとして具体化している。
アクセサリ6は、第1の紐材2と、第1の紐材2を挿通できる挿通孔7hを有する留具7と、を有する。
第1紐材2は、アクセサリ1及び4の第1紐材2と同様であるため、その説明を省略する。
留具7は、第3紐材70が、螺旋形状に形成されるとともに、その螺旋中心に内径5mmの挿通孔7hを有するように形成されている。第3紐材70の太さは最大外径3.0mmである。
第3紐材70は、延伸可能な第3ゴム芯75、及び、第3ゴム芯75を被覆するように糸を編んで形成された第3被覆層71を有する。更に被覆層71の内部に紐部材72を有している。そして、留具7は、隣接された2つの係止瘤21a、21a間で係止されるように、挿通孔7hの内径が係止瘤21aの外形より狭く形成されている。
第3のゴム芯75は、3本の天然ゴム製の糸からなる。第3のゴム芯の横断面形状は略正方形で、それぞれの横断面の最大外径は1.0mmである。
第3の被覆層71は、第3のゴム芯75を被覆するように糸を編んで形成されている。 このようにゴム芯75を被覆層71内部の径方向に偏在して形成することで、第3の紐材70がゴム芯75側に丸まって螺旋形状を形成することができる。
更に、第3被覆層71の内部に紐部材72を編み込むことで、更に螺旋形状を安定的に保持している。第3被覆層71を形成する糸は、ウーリーナイロンである。
第1紐材2の2つの端部2e(両端)を引き揃えて飾り部材としての留具7の挿通孔7hに挿通させる。留具7を係止瘤21a、21a間に係止させると、ストラップとなる。
例えば、スマートフォンなどを吊り下げて使用することができる。
1;アクセサリ(ネックレス)、
2;第1紐材、2e;第1紐材の端部
21;第1被覆層、21a;係止瘤、21b;緊縮捲回部、
25;第1ゴム芯、
3;留具、3h;挿通孔、編目;3k、
30;第2紐材、
31;第2被覆層、
35;第2ゴム芯、
4;アクセサリ(イヤリング)、
6;アクセサリ(ストラップ)、
7;留具、7h;挿通孔、
70;第3紐材、
71;第3被覆層、
75;第3ゴム芯。

Claims (11)

  1. 延伸可能な第1のゴム芯、及び、前記第1のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第1の被覆層、を有する第1の紐材と、
    前記第1の紐材を挿通できる挿通孔を有する留具と、を有し、
    前記第1の紐材は、前記第1の被覆層が前記第1のゴム芯の表面から浮き上がるように形成された複数の係止瘤を有し、
    隣接された2つの前記係止瘤間で前記留具が係止されるように、前記挿通孔が前記係止瘤の外形より狭く形成されていることを特徴とするアクセサリ。
  2. 前記留具は、延伸可能な第2のゴム芯、及び、前記第2のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第2の被覆層、を有する第2の紐材を編み込んで形成されている請求項1に記載のアクセサリ。
  3. 前記留具は、その外形が略球形状に形成されるとともに、前記第2の紐材の編目が連通されて前記挿通孔とされている請求項2に記載のアクセサリ。
  4. 前記留具は、延伸可能な第3のゴム芯、及び、前記第3のゴム芯を被覆するように糸を編んで形成された第3の被覆層、を有する第3の紐材が、螺旋形状に形成されるとともに、その螺旋中心に前記挿通孔を有する請求項1に記載のアクセサリ。
  5. 前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている請求項1に記載のアクセサリ。
  6. 前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている請求項3に記載のアクセサリ。
  7. 前記第1の被覆層は、マルチフィラメントの仮撚加工糸で形成されている請求項4に記載のアクセサリ。
  8. 前記留具は1つの挿通孔を有し、前記第1の紐材の両端は引き揃えて挿通されている請求項1乃至7のうちのいずれかに記載のアクセサリ。
  9. 装飾具である請求項1乃至8のうちのいずれかに記載のアクセサリ。
  10. ネックレスである請求項9に記載のアクセサリ。
  11. イヤリングである請求項9に記載のアクセサリ。
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