JP3199781U - 情報・包装シート付き包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報カードを大きくして物品に関する多くの情報量に対応し、また、情報カードの他、物品を簡易に包装する包装シートとしても使用できる情報・包装シート付包装用箱を提供する。【解決手段】この包装用箱B1は、箱の周面にこの箱に収容する物品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線を付設されて、箱の周面に物品を包装可能なシートSを切り取り可能に備え、このシートSを、シートの表面に物品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、又は物品を簡易に包装するための包装シートとして、又はその両方を兼用する情報、包装シートとして使用する。【選択図】図5

Description

本考案は、医薬品などの物品の包装に使用する包装用の箱に関し、特に、箱の一部を切り取り、情報シート(箱に収容する物品に関する各種の情報を表示したシート)として及び/又は包装シート(箱に収容する物品を箱の開封後、簡易に包装するためのシート)として、使用できるようにした情報・包装シート付き包装用箱に関する。
近年、医薬品を包装する箱の一部を切り取り、情報カード(医薬品に関する各種の情報を表示したカード)として使用できるようにした情報カード付き包装用箱が提案されている。この種の包装用箱の一例が特許文献1により開示されている。
この文献1の包装用箱は、角筒状の周壁を形成するための複数の側板と、この複数の側板からなる角筒状体の一対の開口端面を各別に閉じる、側板から延出形成された端板とを備え、一方の端板は、その一方の開口端面を閉じる端板主部と、この端板主部から延出する端板延出部とを有する。端板延出部は、端板延出部基部、端板延出部切離し部及び端板延出部先端部からなり、その全体が、端板が延出形成された側板に対向する側板である正面側板の表面に重ね合わせられ、その正面側板の表面に端板延出部先端部において固定される。また、この端板延出部は、端板延出部基部と端板延出部切離し部の境目、及び端板延出部切離し部と端板延出部先端部の境目にそれぞれ第1切取線が形成され、端板延出部が端板延出部先端部で正面側板に固定された状態で第1切取線のうちの1本が破断されれば箱は開封され、2本が破断されれば箱が開封されるとともにその2本の第1切取線で挟まれた端板延出部切離し部が切り離されて情報カードとして利用可能になる。
このような構成により、第1切取線の破断による開封箇所が箱の最上部になるので、開封後、物品を収容したままにしても、物品が箱から大きくはみ出すことがない上、物品を再度箱に封緘することができる。また、2本の第1切取線を破断することによって箱が開封されるとともに端板延出部切離し部が得られる。この端板延出部切離し部は、2本の第1切取線について任意に定められた間隔に相当する寸法を有し、細長い形態ではない情報カードとして利用可能である。すなわち、箱の開封とともに得られる端板延出部切離し部を、情報量が多く一覧性も高い情報カードとして得ることができる。なお、物品に関する情報としては、物品の名前(商品名等)、特徴、個数(1つの物品が複数の物品からなる場合はその物品の個数や量)、使用法の説明、使用期限、製造番号、注意書き、バーコード等の各種コード、製造会社名等のうち、所望の情報を文字、記号等で表わした情報が挙げられる。物品が医薬品である場合は、その調剤管理に有用な情報、特に医薬品の取り違えによる医療事故の防止に有用な各種情報が挙げられる。また、この情報カードは、箱内部から取り出した物品に、抜落ちや損傷を生じさせることなく括り付け可能である。この場合、開封して商品が取り出されて無用になった箱が廃棄される際に、この情報カードを、箱から取り出された商品に輪ゴムやひも等の括付部材によって容易かつ見栄えよく、また見やすく括り付けることができる。
実用新案登録第3167277号公報
しかしながら、従来の情報カード付きの包装用箱では、情報カードが箱の一側面の一部にのみ切り取り可能に形成されるため、包装物品に関する情報を印刷するスペースが箱の一側面の範囲内に制限され、多くの情報量に対応することができない、という問題がある。
また、箱の一側面の一部のみが情報カードとして利用されるだけなので、箱が開封後廃棄される場合は、箱の残部が無駄になり、箱の活用効率が悪い、という問題がある。
本考案は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の包装用箱において、情報カードを可及的に大きくして、包装物品に関する多くの情報量に対応できるようにすること、このシートを情報カードの他、箱から取り出された物品を簡易に包装するための包装シートとして使用できるようにして、箱の利用性を拡大し、開封後の箱の活用効率を高めること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の情報・包装シート付き包装用箱は、箱の周面に前記箱に収容する物品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線を付設されて、前記箱の周面に前記物品を包装可能なシートを切り取り可能に備え、前記シートを、前記シートの表面に前記物品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、又は前記物品を簡易に包装するための包装シートとして、又はその両方を兼用する情報、包装シートとして使用する、ことを要旨とする。
また、この包装用箱は、次のように具体化される。
(1)切り取り線は一端に切り取り始端として凸形状又は凹形状の切り取り線を有する。
(2)箱の周面に、当該周面から切り取られたシートを物品の外形に合せて折り曲げ可能に、折り曲げ線が付けられる。
(3)箱の周面から切り取られたシートで物品を包装しこの状態を固定保持するのに、輪ゴム、紐を含む結束部材が用いられる。
(4)箱は、4側面と、前記4側面の両端を封じる蓋とを備え、切り取り線は、前記4側面のうちの少なくとも連接される3側面間に跨って付設される。
この場合、折り曲げ線は、箱の少なくとも連接される3側面間に付けられ、前記箱を箱形にするための折り曲げ線と、前記3側面のうち他端側又は一端側の面に前記折り曲げ線と平行に付けられ、物品の消費により減少する前記物品の嵩、高さ又は厚みに応じた物品の外形に合せて折り曲げ可能な1本又は複数本の補助折り曲げ線とからなることが好ましい。
(5)箱は、4側面と、前記4側面の両端を封じるフラップ及び蓋とを備え、切り取り線は、前記4側面のうちの少なくとも連接される3側面と他の側面との間、及び前記3側面のうちの1側面とその両端の前記蓋又は前記フラップとの間に付設される。
この場合、折り曲げ線は、箱の少なくとも連接される3側面間に付けられ、前記箱を箱形にするための折り曲げ線と、前記3側面のうち他端側の面又は一端側の面に前記折り曲げ線と平行に付けられ、前記他端側の面と前記一端側の面とを前記他端側の面と前記一端側の面との間の面上に重合して折り畳むための補助折り曲げ線とからなることが好ましい。
本考案の情報・包装シート付き包装用箱によれば、箱の周面に物品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線を付設されて物品を包装可能なシートを切り取り可能に備え、このシートを、物品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、又は物品を簡易に包装するための包装シートとして、又はその両方を兼用する情報、包装シートとして使用するようにしたので、箱から切り取ったシートを情報シートとして使用する場合は、従来の情報カードを可及的に大きくして、包装物品に関する多くの情報量に対応することができ、そして、このシートを情報カードの他、箱から取り出された物品を簡易に包装するための包装シートとして使用できるようにしたことで、箱の利用性を拡大し、開封後の箱の活用効率を高めることができる、という本考案独自の格別な効果を奏する。
本考案の第1の実施の形態における情報・包装シート付き包装用箱の構成を示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の上面側から見た斜視図 同包装用箱の下面側から見た斜視図 同包装用箱の組み立て前の紙基材を示す平面図(展開図) 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(箱の周面から情報・包装シートを切り取った状態)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(開封後の医薬品を情報・包装シートで包装した状態)を示す図 本考案の第2の実施の形態における情報・包装シート付き包装用箱の構成を示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の上面側から見た斜視図 同包装用箱の下面側から見た斜視図 同包装用箱の組み立て前の紙基材を示す平面図(展開図) 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(箱の周面から情報・包装シートを切り取った状態)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(開封後の医薬品を情報・包装シートで包装した状態)を示す図 本考案の第3の実施の形態における情報・包装シート付き包装用箱の構成を示す正面側から見た斜視図 同包装用箱の背面側から見た斜視図 同包装用箱の組み立て前の紙基材を示す平面図(展開図) 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(箱の周面から情報・包装シートを切り取った状態)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(情報・包装シートの組み立て過程)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(情報・包装シートの組み立て過程)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(情報・包装シートの組み立て過程)を示す図 同包装用箱の情報・包装シートの使用例(医薬品を情報・包装シートで包装する状態)を示す図
次に、この考案を実施するための形態について図を用いて説明する。なお、次の各実施の形態では、特に、PTP包装の医薬品(この場合、錠剤やカプセルなどの医薬品が複数個ずつ1枚のPTPシートに収納され、これが複数枚ずつ一まとめにされたもの)を包装するのに使用する情報・包装シート付き包装用箱を例示している。
図1、図2及び図3に第1の実施の形態を示している。
図1に示すように、情報・包装シート付き包装用箱B1(この実施の形態の説明において、単に包装用箱B1、箱B1と称する場合がある。)は、箱B1の周面にこの箱B1に収容する医薬品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線C1を付設されて、箱B1の周面に医薬品を包装可能なシートSを切り取り可能に備え、このシートSをシートSの表面に医薬品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、また、医薬品を簡易に包装するための包装シートとして兼用する情報、包装シートS1として使用するものである。
また、この包装用箱B1では、切り取り線C1の一端は切り取り始端として凸形状の切り取り線C11になっている。また、箱B1の周面には、この周面から切り取られたシートSを医薬品の外形に合せて折り曲げ可能に、折り曲げ線L2、L3及びL31−L33(図2、図3参照)が付けられる。そして、このシートSで医薬品を包装しこの状態を固定保持するのに、輪ゴム、紐を含む結束部材が用いられる。
この包装用箱B1は、図1、図2及び図3に示すように、4側面11−14(15)と、4側面11−14の両端を封じる蓋20,21、22,23とを備えて構成される。この場合、4側面11−14(15)はそれぞれ左右に長い長方形に形成され、この4側面11−14(15)の左右両端にそれぞれ蓋20,21、22,23が略台形に形成される。
切り取り線C1は、4側面11−14(15)のうちの少なくとも連接される3側面12−14間に跨って付設される。この場合、切り取り線C1は、箱B1の正面12、上面13及び背面14の3側面間に跨って、一端に半円の凸形状を有し、物品を被包可能な大きさの略矩形状に付けられる。この場合、半円の凸形状の切り取り線C11は、箱B1の正面12と上面13との間の折り曲げ部(L2)の中央から正面12側に向けて半円の凸形状にミシン目線により形成される。略矩形状の切り取り線C12は、正面側の一辺の切り取り線C121、左側の一辺の切り取り線C122、右側の一辺の切り取り線C123、背面側の一辺の切り取り線C124からなり、正面側の一辺の切り取り線C121が箱B1の正面12と上面13との間の折り曲げ部(L2)上で半円の凸形状の切り取り線C11の両側から左右方向に向けて左右両端面に近接する所定の位置までジッパー線により形成され、左側の一辺の切り取り線C122が正面側の一辺の切り取り線C121の左端に連続して箱B1の上面13及び背面14の左側縁部の内側に当該縁部と平行にミシン目線により形成され、右側の一辺の切り取り線C123が正面側の一辺の切り取り線C121の右端に連続して箱B1の上面13及び背面14の右側縁部の内側に当該縁部と平行にミシン目線により形成され、背面側の一辺の切り取り線C124が箱B1の背面14と下面11との間の折り曲げ部(L4)上で左右の各辺の切り取り線C122、C123の背面14側端部間にミシン目線により形成される。
折り曲げ線は、箱B1の少なくとも連接される3側面12−14間に付けられた箱B1を箱形にするための折り曲げ線と、3側面12−14のうち他端側又は一端側の面に折り曲げ線と平行に付けられ、医薬品の消費により減少する医薬品の嵩、高さ又は厚みに応じた医薬品の外形に合せて折り曲げ可能な1本又は複数本の補助折り曲げ線とからなる。この場合、折り曲げ線は、箱B1の正面12と上面13との間の折り曲げ線L2と、上面13と背面14との間の折り曲げ線L3と、背面14に上面13と背面14との間の折り曲げ線L3から所定の間隔をおいて各折り曲げ線L2、L3と平行に所定の間隔で付けられた3本の補助折り曲げ線L31、L32、L33とを有する。
なお、箱B1の正面12の右側縁部側に右端面の蓋21を切り離すための破断線C31が略台形の溝形に、さらにその両端から右側縁部に沿って直線状に形成され、正面12の左側縁部側にこの箱B1を廃棄するときに、箱B1が折り畳みやすくなるように、左端面の蓋20を切り離すための破断線C32が略円弧状に形成される。
この情報・包装シート付き包装用箱B1は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成された一枚の紙基材(P1)からなり、この紙基材(P1)は各部が順次折り曲げられ、所定の各接着位置が接着固定されて組み立てられる。
図4にこの紙基材P1を示している。なお、この図4には紙基材P1の表面(組み立て後に表側となる面)が現れている。
図4に示すように、この紙基材P1は、全体が左右方向に長い直方体形状に組み立て可能に、直方体形状に組み立て後の状態で、下面11、正面12、上面13、背面14、及び下面11に重合される背面14と下面11との連結面15をなす相互に折り曲げ線L1−L4を介して連接して形成される4側面形状部P11−P15(下面形状部P11、正面形状部P12、上面形状部P13、背面形状部P14、及び連結面形状部P15)と、下面形状部P11及び上面形状部P13の左右方向の両端にそれぞれ折り曲げ線L5,L6及びL7,L8を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で下面左フラップ16、下面右フラップ17及び上面左フラップ18、上面右フラップ19をなす下面左フラップ形状部P16、下面右フラップ形状部P17及び上面左フラップ形状部P18、上面右フラップ形状部P19と、正面形状部P12の左方向の一端に折り曲げ線L9を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面外蓋20をなす左端面外蓋形状部P20及び正面形状部P12の右方向の一端に折り曲げ線L10を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で右端面内蓋21をなす右端面内蓋形状部P21と、背面形状部P14の左方向の一端に折り曲げ線L11を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面内蓋22をなす左端面内蓋形状部P22及び背面形状部P14の右方向の一端に折り曲げ線L12を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で右端面外蓋23をなす右端面外蓋形状部P23と、を有する。
この場合、4側面形状部P11−P14はそれぞれ左右に長い長方形に形成され、P15は左右に長い台形に形成され、正面形状部P12、背面形状部P14(の上下方向の高さ)がそれぞれ下面形状部P11、上面形状部P13(の前後方向の長さ)よりも少し大きく形成される。左端面外蓋形状部P20、右端面内蓋形状部P21、左端面内蓋形状部P22、右端面外蓋形状部P23はそれぞれ略台形状に形成され、左端面の各フラップ形状部P16、P18はそれぞれ略四角形に形成され、右端面の各フラップ形状部P17、P19はそれぞれ略逆L字形、略L字形に形成され、左端面の外蓋、内蓋形状部P20、P22、右端面の外蓋、内蓋形状部P23、P22はそれぞれ、各フラップ形状部P16、P17、P18、P19よりも大きく形成され、左端面外蓋形状部P20、右端面外蓋形状部P23はそれぞれ、左端面内蓋形状部P22、右端面内蓋形状部P21よりも少し大きく形成される。また、連結面形状部P15は左右方向の長さが下、上面形状部P11、P13の左右方向の長さよりも少し小さく、前後方向の長さが下、上面形状部P11、P13の前後左右方向の長さよりも小さく形成される。
また、この場合、正面形状部P12の右端に右端面内蓋形状部P21を切り離すための破断線C31が略台形の溝形に、さらにその両端から折り曲げ線L10上に沿って直線状に形成され、この正面形状部P12の左端に、この箱B1を廃棄するときに、箱B1が折り畳みやすくなるように、右端面外蓋形状部P20を切り離すための破断線C32が折り曲げ線L9の両端付近から正面形状部P12内に略円弧状に形成される。
そして、この紙基材P1においては、箱B1の正面12をなす正面形状部P12、上面13をなす上面形状部P13及び背面14をなす背面形状部P14の連接する3側面形状部に跨って、切り取り線C1が一端に半円の凸形状を有して、医薬品を被包可能な大きさの略矩形状に付されて、この箱B1に包装される医薬品に関する各種の情報を表示し、かつこの箱B1の開封後の医薬品を簡易に包装可能なシートSが切り取り可能に形成される。
この場合、半円の凸形状の切り取り線C11は、箱B1の正面形状部P12と上面形状部P13との間の折り曲げ線L2の中央から正面形状部P12側に向けて半円の凸形状にミシン目線により形成される。略矩形状の切り取り線C12は、正面側の一辺の切り取り線C121、左側の一辺の切り取り線C122、右側の一辺の切り取り線C123、背面側の一辺の切り取り線C124からなり、正面側の一辺の切り取り線C121が正面形状部P12と上面形状部P13との間の折り曲げ線L2上で半円の凸形状の切り取り線C11の両側から左右方向に向けて正面形状部P12の左右の縁部に近接する所定の位置までジッパー線により形成され、左側の一辺の切り取り線C122が正面側の一辺の切り取り線C121の左端に連続して上面形状部P13及び背面形状部P14の左側縁部の内側に当該縁部と平行にミシン目線により形成され、右側の一辺の切り取り線C123が正面側の一辺の切り取り線C121の右端に連続して上面形状部P13及び背面形状部P14の右側縁部の内側に当該縁部と平行にミシン目線により形成され、背面側の一辺の切り取り線C124が背面形状部P14と連結面形状部P15との間の折り曲げ線L4上で左右の各辺の切り取り線C122、C123の背面側端部間にミシン目線により形成される。
また、この3面形状部の背面形状部P14には、医薬品の消費により減少する医薬品の嵩、高さ又は厚みに応じた医薬品の外形に合せて折り曲げ可能に3本の補助折り曲げ線L31、L32、L33が併せて形成される。この場合、3本の補助折り曲げ線L31、L32、L33は、背面形状部P14に上面形状部P13と背面形状部P14との間の折り曲げ線L3から所定の間隔をおいて折り曲げ線L3と平行に所定の間隔で付けられる。
紙基材P1はこのようにして形成され、この紙基材P1の4側面形状部P11−P14や左右の外蓋形状部P20、P23などに医薬品に関する各種の情報が印刷され、特に、正面形状部P12、上面形状部P13及び背面形状部P14の連接する3側面形状部のシートS内には、とりわけ医療機関で利用性の高い情報が記入される。
このようにしてこの紙基材P1は各形状部P11−P23が各折り曲げ線L1−L12を介して折り曲げられ、左右方向に長い直方体形状の箱形に組み立てられる。すなわち、正面12をなす正面形状部P12に対して下面形状部P11が折り曲げ線L1を介して直角に折り曲げられて下面11をなし、同様に、正面形状部P12に対して上面形状部P13が折り曲げ線L2を介して直角に折り曲げられて上面13をなし、この上面13に対して背面形状部P14が折り曲げ線L3を介して直角に折り曲げられて背面14をなす。そして、この背面14に対して連結面形状部P15が折り曲げ線L4を介して直角に折り曲げられ、下面11の内側に重合されて連結面15をなす。この下面11の内側で下面11と連結面15が糊を介して連結され、これにより4側面11−14が組み立てられる。この状態から、上面13、下面11の左右の各フラップ形状部P18,P19、P16,P17が折り曲げ線L7,L8、L5,L6を介して直角に折り曲げられて左右の各フラップ18,19、16,17をなし、正面12、背面14の各内蓋形状部P21、P22が折り曲げ線L10、L11を介して直角に折り曲げられて左右の内蓋21、22をなし、正面12、背面14の各外蓋形状部P20、P23が折り曲げ線L9、L12を介して直角に折り曲げられて左右の外蓋20、23をなし、それぞれが順次重合される。そして、各外蓋20、23の内側で各外蓋20、23と各内蓋21、22が糊を介して連結されることにより、左右の端面が封止される。これにより、この紙基材P1は直方体形状の箱形に組み立てられ、この場合、正面12、上面13及び背面14の3側面間に情報・包装シートS1が切り取り可能に設けられる。
包装用箱B1はこのようにして構成され、錠剤やカプセルなどの医薬品は複数個ずつ1枚のPTPシート(プレススルーパックシート)に収納されて、このPTPシートが所定の枚数ずつこの包装用箱B1に包装され、調剤薬局などの医療機関へ供給される。
そして、医療機関では、この包装用箱B1に収容された医薬品を使用するに際し、包装用箱B1を開封し、必要に応じて、この箱B1の正面12、上面13及び背面14の3側面から情報・包装シートS1を切り取って使用することになる。
この情報・包装シートS1を使用する場合は、図5に示すように、一端の半円の凸状部をつまみにして引き上げることにより、情報・包装シートS1をジッパー線、ミシン目線に沿って切り取ることができる。この切り取った情報・包装シートS1は、図6に示すように、折り曲げ線L2、L3と補助折り曲げ線L31−L33のいずれか、通常、補助折り曲げ線L33を使って断面コ字形に折り曲げ、その中にすべて(複数枚)のPTPシートを差し入れる。そして、この情報・包装シートS1の上から輪ゴムを掛けて全体を結束する。このようにして医薬品を情報・包装シートS1により包装して保管棚に備え置く。これにより、複数枚のPTPシートは保管棚にばらつくことなく、整然と保管される。この医薬品の保管中、必要に応じて、情報・包装シートS1からその医薬品に関する情報を確認することができる。この情報・包装シートS1の場合、紙面が大きいので、医薬品に関する情報を広範囲に載せることができ、医薬品に関する情報を十分に提供することができる。また、情報量が少ない場合は、その分だけ、文字の大きさを大きくすることができ、情報を見やすくすることもできる。
一方、医薬品が供給される毎にPTPシートの数が減り、PTPシートの嵩が徐々に減っていく。そうなると、このPTPシートの嵩と情報・包装シートS1の上下の面(箱B1のときの正面12と背面14)の間隔は合わなくなってくる。この場合、PTPシートから情報・包装シートS1を取り外し、補助折り曲げ線L33に代えて、PTPシートの嵩に合せて下面(箱B1のときの背面14)の残りの2本の補助折り曲げ線L32、L31から適宜のものを選択して折り曲げることにより、PTPシートの嵩と情報・包装シートS1の上下の面(箱B1のときの正面12と背面14)の間隔とを合わせることができる。これにより、残りのPTPシートを初期と同じようにばらつくことなしに整然と保管することができる。
以上説明したように、この情報・包装シート付き包装用箱B1によれば、箱B1の周面に医薬品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線C1を付設されて医薬品を包装可能なシートSを切り取り可能に備え、このシートSを、医薬品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、また、医薬品を簡易に包装するための包装シートとして兼用する情報、包装シートS1として使用するようにしたので、箱B1から切り取ったシートSを情報シートとして使用する場合は、従来の情報カードを可及的に大きくして、包装する医薬品に関する多くの情報量に対応することができ、そして、このシートSを情報カードの他、箱B1から取り出された医薬品を簡易に包装するための包装シートとして使用できるようにしたことで、箱B1の利用性を拡大し、開封後の箱B1の活用効率を高めることができる。
図7、図8及び図9に第2の実施の形態を示している。
図7に示すように、情報・包装シート付き包装用箱B2(この実施の形態の説明において、単に包装用箱B2、箱B2と称する場合がある。)は、上記包装用箱B1と同様に、箱B2の周面にこの箱B2に収容する医薬品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線C2を付設されて、箱B2の周面に医薬品を包装可能なシートSを切り取り可能に備え、このシートSをシートSの表面に医薬品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、また、医薬品を簡易に包装するための包装シートとして兼用する情報、包装シートS2として使用するものである。
また、この包装用箱B2の場合、切り取り線C2は上記包装用箱B1とは反対に他端が切り取り始端として凹形状の切り取り線(図9参照)になっており、箱B2の周面には、この周面から切り取られたシートSを医薬品の外形に合せて折り曲げ可能に、折り曲げ線L23、L24が付けられる。そして、このシートS2で医薬品を包装しこの状態を固定保持するのに、輪ゴム、紐を含む結束部材が用いられる。
この包装用箱B2は、図7、図8及び図9に示すように、4側面(211)212−215と、4側面(211)212−215の両端を封じる蓋220,221、222,223とを備えて構成される。この場合、4側面(211)212−215はそれぞれ左右に長い長方形に形成され、この4側面(211)212−215の左右両端にそれぞれ蓋220,221、222,223が略台形に形成される。
切り取り線C2は、4側面211−215のうちの少なくとも連接される3側面213−215間に跨って付設される。この場合、切り取り線C2は、箱B2の上面213、背面214及び下面215の3側面間に跨って、他端に半円の凹形状を有し、医薬品を被包可能な大きさの複合形状に、この場合、一端側が大きい長方形状に、他端側が台形及び他端部に凹部を有する小さい長方形を合せた形状に付けられる。この場合、大きい長方形状の切り取り線C21は、箱B2の上面213の、上面213と正面212との間の折り曲げ部(L22)から下面215と背面214との間の折り曲げ部(L24)付近までミシン目線により形成される。台形と他端部に凹部を有する小さい長方形を合せた形状の切り取り線C22は、大きい長方形の切り取り部線C21に連続して箱B2の背面214の、背面214と下面215との間の折り曲げ部(L24)付近から下面215と正面212との間の折り曲げ部(L21)付近までミシン目線により形成される。
折り曲げ線は、箱B2の連接される3側面間に付けられたこの箱B2を箱形にするための折り曲げ線L23、L24のみとしてある。
なお、箱B2の正面212の右側縁部側に右端面の蓋221を切り離すための破断線C231が略台形の溝形に、さらにその両端から右側縁部に沿って直線状に形成され、正面212の左側縁部側にこの箱B2を廃棄するときに、箱B2が折り畳みやすくなるように、左端面の蓋220を切り離すための破断線C232が略円弧状に形成される。
この情報・包装シート付き包装用箱B2は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成された一枚の紙基材(P2)からなり、この紙基材(P2)は各部が順次折り曲げられ、所定の各接着位置が接着固定されて組み立てられる。
図10にこの紙基材P2を示している。なお、この図10には紙基材P2の表面(組み立て後に表側となる面)が現れている。
図10に示すように、この紙基材P2は、全体が左右方向に長い直方体形状に組み立て可能に、直方体形状に組み立て後の状態で、正面212と下面215との連結面211、正面212、上面213、背面214、及び下面215をなす相互に折り曲げ線L21−L24を介して連接して形成される4側面形状部P211−P215(連結面形状部P211、正面形状部P212、上面形状部P213、背面形状部P214、及び下面形状部P215)と、連結面形状部P211及び上面形状部P213の左右方向の両端にそれぞれ折り曲げ線L25,L26及びL27,L28を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で下面左フラップ216、下面右フラップ217及び上面左フラップ218、上面右フラップ219をなす下面左フラップ形状部P216、下面右フラップ形状部P217及び上面左フラップ形状部P218、上面右フラップ形状部P219と、正面形状部P212の左方向の一端に折り曲げ線L29を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面外蓋220をなす左端面外蓋形状部P220及び正面形状部P212の右方向の一端に折り曲げ線L30を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で右端面内蓋221をなす右端面内蓋形状部P221と、背面形状部P214の左方向の一端に折り曲げ線L31を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面内蓋222をなす左端面内蓋形状部P222及び背面形状部P214の右方向の一端に折り曲げ線L32を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で右端面外蓋223をなす右端面外蓋形状部P223と、を有する。
この場合、4側面形状部P(211)212−P215のうち、連結面形状部P211、正面形状部P212、上面形状部P213、背面形状部P214はそれぞれ左右方向に長い長方形に、下面形状部P215は左右方向に長い台形に形成され、正面形状部P212、背面形状部P214(の上下方向の高さ)がそれぞれ連結面形状部P211、上面形状部P213、下面形状部P215(の前後方向の長さ)よりも少し大きく形成される。また、連結面形状部P211は上面形状部P213と同じ大きさ、形状に形成される。左端面外蓋形状部P220、右端面内蓋形状部P221、左端面内蓋形状部P222、右端面外蓋形状部P223はそれぞれ略台形状に形成され、各フラップ形状部P216、P218はそれぞれ略四角形に形成され、各フラップ形状部P217は略逆L字形に、P219は略L字形にそれぞれ形成され、左端面内蓋形状部P222、右端面内蓋形状部P221はそれぞれ、各フラップ形状部P216、P217、P218、P219よりも大きく形成され、左端面外蓋形状部220、右端面外蓋形状部223はそれぞれ、左端面内蓋形状部P222、右端面内蓋形状部P221よりも少し大きく形成される。
また、この場合、正面形状部P212の右側縁部側に右端面内蓋形状部P221を切り離すための破断線C231が略台形の溝形に、さらにその両端から折り曲げ線L30上に沿って直線状に形成され、この正面形状部P212の左側縁部側に、この箱B2を廃棄するときに、箱B2が折り畳みやすくなるように、左端面外蓋形状部P220を切り離すための破断線C232が折り曲げ線L29の両端付近から正面形状部P212内に略円弧状に形成される。また、連結面形状部P211の略中央に、後述する下面形状部P215の凹形状の切り取り線(切り取り線C2の他端)に対応して凹形状の切り込みC4が形成され、箱B2の組み立て状態で切り取り線C2の凹形状の外側部分を押し込みやすくして凹形状の切り取り線を切り離ししやすくしている。
そして、この紙基材P2においては、箱B2の正面212をなす正面形状部P212、上面213をなす上面形状部P213、背面214をなす背面形状部P214及び下面215をなす下面形状部P215の連接する3側面形状部に跨って、切り取り線C2が他端に半円の凹形状を有して、物品を包装可能な大きさの複合形状に、この場合、一端側から順に大きい長方形と、台形及び他端部に凹部を有する小さい長方形を合せた形状とからなる複合形状に付されて、この箱B2に包装される医薬品に関する各種の情報を表示し、かつこの箱B2の開封後の医薬品を簡易に包装するための情報・包装シートS2が切り取り可能に形成される。
この場合、大きい長方形の切り取り線C21は、上面形状部P213の、上面形状部P213と正面形状部P212との間の折り曲げ線L22から背面形状部P214と下面形状部P215との間の折り曲げ部L24付近までミシン目線により形成される。台形と一端部に凹部を有する小さい長方形を合せた形状の切り取り線C22は、大きい長方形の切り取り線C21に連続して背面形状部P214の、背面形状部P214と下面形状部P215との間の折り曲げ線L24付近から下面形状部P215の端縁付近までミシン目線により形成される。
紙基材P2はこのようにして形成され、この紙基材P2の4側面形状部P212−P15や左右の外蓋形状部P220、P223などに医薬品に関する各種の情報が印刷され、特に、上面形状部P213、背面形状部P214及び下面形状部P215の連接する3側面形状部のシートS内には、とりわけ医療機関で利用性の高い情報が記入される。
このようにしてこの紙基材P2は各形状部P211−P223が各折り曲げ線L21−L32を介して折り曲げられ、左右方向に長い直方体形状の箱形に組み立てられる。すなわち、正面212をなす正面形状部P212に対して連結面形状部P211が折り曲げ線L21を介して直角に折り曲げられて連結面211をなし、同様に、正面形状部P212に対して上面形状部P213が折り曲げ線L22を介して直角に折り曲げられて上面213をなし、この上面213に対して背面形状部P214が折り曲げ線L23を介して直角に折り曲げられて背面214をなす。そして、この背面214に対して下面形状部P215が折り曲げ線L24を介して直角に折り曲げられ、連結面211の外側に重合されて下面215をなす。この下面215の内側で下面215と連結面211が糊を介して連結され、これにより4側面(211)212−215が組み立てられる。この状態から、上面213、連結面211の左右の各フラップ形状部P218,P219、P216,P217が折り曲げ線L27,L28、L25,L26を介して直角に折り曲げられて左右の各フラップ218,219、216,217をなし、正面212、背面214の各内蓋形状部P221、P222が折り曲げ線L30、L31を介して直角に折り曲げられて左右の内蓋221、222をなし、正面212、背面214の各外蓋形状部P220、P223が折り曲げ線L29、L32を介して直角に折り曲げられて左右の外蓋220、223をなし、それぞれが順次重合される。そして、各外蓋220、223の内側で各外蓋220、223と各内蓋222、221が糊を介して連結されることにより、左右の端面が封止される。これにより、この紙基材P2は直方体形状の箱形に組み立てられ、この場合、上面213、背面214及び下面215の3側面間に情報・包装シートS2が切り取り可能に設けられる。
包装用箱B2はこのようにして構成され、錠剤やカプセルなどの医薬品は複数個ずつ1枚のPTPシート(プレススルーパックシート)に収納されて、このPTPシートが所定の枚数ずつこの包装用箱B2に包装され、調剤薬局などの医療機関へ供給される。
そして、医療機関では、この包装用箱B2に収容された医薬品を使用するに際し、包装用箱B2を開封し、必要に応じて、この箱B2の上面213、背面214及び下面215の3側面から情報・包装シートS2を切り取って使用することになる。
この情報・包装シートS2を使用する場合は、図11に示すように、他端の半円の凹形状の外側を指先で押圧することにより、この半円の凹形状の外側が連結面211の半円形の切り込みC4内に案内されて箱B2の内方へ簡単に押し込まれて、この凹形状の内側の内面側に指を差し入れることができ、この凹形状の内側の内面側を係止部にして情報・包装シートS2を引き上げることにより、このシートS2をミシン目線に沿って切り取ることができる。図12に示すように、切り取った情報・包装シートS2を折り曲げ線L23、L24にしたがって断面コ字形に折り曲げ、その中にすべて(複数枚)のPTPシートを差し入れる。そして、この情報・包装シートS2の上から輪ゴムを掛けて全体を結束する。このようにして医薬品を情報・包装シートS2により包装して保管棚に備え置く。これにより、複数枚のPTPシートは保管棚でばらつくことなく、整然と保管される。この医薬品の保管中、必要に応じて、情報・包装シートS2からその医薬品に関する情報を確認することができる。この情報・包装シートS2の場合、紙面が大きいので、医薬品に関する情報を広範囲に載せることができ、医薬品に関する情報を十分に提供することができる。また、情報量が少ない場合は、その分だけ、文字の大きさを大きくすることができ、情報を見やすくすることもできる。
なお、この箱B2の場合も、上記包装用箱B1と同様に、情報・包装シートS2に補助折り曲げ線を設けておくことで、医薬品の供給毎にPTPシートの嵩が徐々に減って、このPTPシートの嵩と情報・包装シートS2の上下の面(箱B2のときの上面213と下面215)の間隔が合わなくなったときに、この情報・包装シートS2をPTPシートの嵩に合せて折り曲げて、PTPシートの嵩と情報・包装シートS2の上下の面の間隔とを合わせることができる。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
図13、図14に第3の実施の形態を示している。
図13、図14に示すように、情報・包装シート付き包装用箱B3(この実施の形態の説明において、単に包装用箱B3、箱B3と称する場合がある。)は、上記包装用箱B1、B2と同様に、箱B3の周面にこの箱B3に収容する医薬品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線C3を付設されて、箱B3の周面に医薬品を包装可能なシートSを切り取り可能に備え、このシートSをシートSの表面に医薬品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、また、医薬品を簡易に包装するための包装シートとして兼用する情報、包装シートS3として使用するものである。
また、この包装用箱B3の場合、切り取り線C3は、上記包装用箱B1、B2とは異なり、他端に切り取り始端として凸形状を有する切り取り線(図15参照)になっており、また、箱B3の周面には、この周面から切り取られたシートSを医薬品の外形に合せて折り曲げ可能に、折り曲げ線L34、L33−1が付けられる。なお、このシートS3では医薬品を包装しこの状態を固定保持するのに、輪ゴム、紐などの結束部材を用いていない。但し、結束部材を用いることは任意である。
この包装用箱B3は、図13、図14に示すように、4側面(311)312−315と、4側面(311)312−315の両端を封じるフラップ316,317、318,319(図15参照)、及び蓋320,321、322,323とを備えて構成される。この場合、4側面(311)312−315はそれぞれ左右に長い長方形に形成され、この4側面(311)312−315の左右両端にそれぞれ、フラップ316,317、318,319が略台形に、蓋320,321、322,323が略台形に形成される。
切り取り線C3(C31、C32、C33)は、4側面(311)312−315のうちの少なくとも連接される3側面313−315と他の側面との間、3側面313−315のうち両端に蓋又はフラップを有する側面とその両端の蓋又はフラップとの間、さらに3側面313−315のうちの他端側の側面内に付設される。この場合、切り取り線C31は、箱B3の3側面313−315のうちの背面313と下面312との間の折り曲げ線L32上に全体に亘ってミシン目線により形成される。切り取り線C32は、箱のB3の3側面313−315のうち背面313とその両端の蓋320、321との間の折り曲げ線L41、L42上にそれぞれジッパー線により形成される。なお、この切り取り線C32は、背面313とその両端の蓋320、321との間の折り曲げ線L41、L42上に代えて、上面314とその両端のフラップ318、319(図15参照)との間の折り曲げ線L37、L38上に形成されてもよい(この場合は、背面313の両端の蓋320、321を切り取らず残しておくようにする。)。切り取り線C33は、3側面313−315のうちの他端側の側面である正面315内に、正面315の下部中央にその下端縁の所定幅を切り取り始端としてその両端から上方に向けて少し所定の高さまで直線状に、そしてその上端から続けて正面315の左右方向両側まで斜め上方に向けて直線状に、それぞれ、ミシン目線により形成される。なお、この切り取り線33において、切り取り始端とその両端のミシン目線により取り囲まれた部分は切り取り用のつまみS31となる。
折り曲げ線は、箱B3の少なくとも連接される3側面313−315間に付けられ、箱B3を(本来)箱形にするための折り曲げ線L33、L34と、3側面313−315のうち他端側の面又は一端側の面、この場合は、一端側の面の背面313に各折り曲げ線L33、L34と平行に付けられ、他端側の面である正面315と一端側の面の背面313とをこれらの面315、313の間の面である上面314上に重合して折り畳むための補助折り曲げ線L33−1とからなる。
なお、箱B3の背面313の左右両端の各蓋320、321と連結面311の左右両端の各蓋322、323は糊(ホットメルトなど)により封止されるため、背面313両端の各蓋320、321には糊の食いつきをよくするための半切れのミシン刃320K、321K(図15参照)が付され、連結面311両端の各蓋322、323には封止後の蓋322、323を開封するための切り取り線322C、323Cがジッパー線により略上下方向に向けて略くの字形又は略逆くの字形に形成され、その切り取り線322C、323Cの中間に蓋322、323を開封する際に指先を掛けるための穴322A、323Aが設けられる。また、開封後の各蓋320、321と各蓋322、323とを再封止できるようするため、各蓋320、321の端部中央には係止爪320T、321T(図15参照)が略四角形に突設され、各蓋322、323には穴322A、323Aに対して内側(折り曲げ線L39、L40側)に各蓋320、321の各係止爪320T、321Tを挿入係止するための切り込み322K、323Kが略コ字形又は略逆コ字形に形成される。さらに、この箱B3から切り取られたシートSを包装シートS3として使用する場合に、医薬品の包装後の包装シートS3を封じるようにするため、正面315に設けられたつまみS31を係止爪として利用し、背面313の略中央にはその係止爪S31に係合可能に切り込み313Kが略円弧状に形成される。
この情報・包装シート付き包装用箱B3は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれて形成された一枚の紙基材(P3)からなり、この紙基材(P3)は各部が順次折り曲げられ、所定の各接着位置が接着固定されて組み立てられる。
図15にこの紙基材P3を示している。なお、この図15には紙基材P3の表面(組み立て後に表側となる面)が現れている。
図15に示すように、この紙基材P3は、全体が左右方向に長い直方体形状に組み立て可能に、直方体形状に組み立て後の状態で、正面315と下面312との連結面311、下面312、背面313、上面314、及び正面315をなす相互に折り曲げ線L31−L34を介して連接して形成される4側面形状部P311−P315(連結面形状部P311、下面形状部P312、背面形状部P313、上面形状部P314、及び正面形状部P315)と、下面形状部P312及び上面形状部P314の左右方向の両端にそれぞれ折り曲げ線L35,L36及びL37,L38を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で下面左フラップ316、下面右フラップ317及び上面左フラップ318、上面右フラップ319をなす下面左フラップ形状部P316、下面右フラップ形状部P317及び上面左フラップ形状部P318、上面右フラップ形状部P319と、連結面形状部P311の左右方向の両端に折り曲げ線L39、L40を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面外蓋322、右端面外蓋323をなす左端面外蓋形状部P322及び右端面外蓋形状部P323と、背面形状部P313の左右方向の両端に折り曲げ線L41、L42を介して形成され、直方体形状に組み立て後の状態で左端面内蓋320、右端面外蓋321をなす左端面内蓋形状部P320及び右端面内蓋形状部P321と、を有する。
この場合、4側面形状部P(311)312−P315のうち、連結面形状部P311、下面形状部P312、背面形状部P313、上面形状部P314、正面形状部P315はそれぞれ左右方向に長い長方形に形成され、連結面形状部P311、背面形状部P313、正面形状部P315(の上下方向の高さ)はそれぞれ略同じ大きさで、下面形状部P312、上面形状部P314(の前後方向の長さ)よりも少し大きく形成される。なお、連結面形状部P311は折り曲げ線L31とは反対側の端部中央が略台形に切り欠かれる。左端面外蓋形状部P322、右端面外蓋形状部P323、左端面内蓋形状部P320、右端面内蓋形状部P321はそれぞれ略台形状に形成され、各フラップ形状部P316、P317、P318、P319はそれぞれ略台形に形成され、左端面内蓋形状部P320、右端面内蓋形状部P321はそれぞれ、各フラップ形状部P316、P317、P318、P319よりも大きく形成され、左端面外蓋形状部322、右端面外蓋形状部323はそれぞれ、左端面内蓋形状部P320、右端面内蓋形状部P321よりも少し大きく形成される。
また、この場合、背面形状部P313の左右両端の各内蓋形状部P320、P321と連結面形状部P311の左右両端の各外蓋形状部P322、P323は糊(ホットメルトなど)により封止されるため、背面形状部P313両端の各内蓋形状部P320、P321の表面には糊の食いつきをよくするための半切れのミシン刃320K、321Kが付され、連結面形状部P311両端の各外蓋形状部P322、P323には封止後の外蓋形状部P322、P323を開封するための切り取り線322C、323Cがジッパー線により略上下方向に向けて略くの字形又は略逆くの字形に形成され、その切り取り線322C、323Cの中間に外蓋形状部P322、P323を開封する際に指先を掛けるための穴322A、323Aが設けられる。また、開封後の各内蓋形状部P320、P321と各外蓋形状部P322、P323とを再封止できるようするため、各内蓋形状部P320、P321の端部中央には係止爪320T、321Tが略四角形に突設され、各外蓋形状部P322、P323には穴322A、323Aに対して内側(折り曲げ線L39、L40側)に各内蓋形状部P320、P321の各係止爪320T、321Tを挿入係止するための切り込み322K、323Kが略コ字形又は略逆コ字形に形成される。さらに、この箱B3から切り取られたシートSを包装シートS3として使用する場合に、3側面形状部P313−P315のうち他端側の側面形状部又は一端側の側面形状部、この場合は、一端側の側面形状部である背面形状部P313の、上面形状部P314側の所定の位置に、正面形状部P315と背面形状部P313とをこれらの側面形状部P315、P313の間の側面形状部である上面形状部P314上に重合して折り畳むための補助折り曲げ線L33−1が各折り曲げ線L33、L34と平行に付けられる。また、医薬品の包装後の包装シートS3を封じるようにするため、正面形状部P315に設けられるつまみS31を係止爪として利用し、背面形状部313の略中央にはその係止爪S31に係合可能に切り込み313Kが略円弧状に形成される。さらに、上面形状部P314両端の各フラップ形状部P318、P319の一部を包装シートS3のマチとして使用するため、上面形状部P314と各フラップ形状部P318、P319との間の折り曲げ線L37、L38上で正面形状部P315側の所定の位置からそれぞれこれら折り曲げ線L37、L38の外側に所定の角度の斜めに向けて折り曲げ線L43、L44がミシン目線により付けられる。
そして、この紙基材P3からシートSを切り取り可能にするため、切り取り線C3(C31、C32、C33)が、4側面形状部(P311)P312−P315のうちの少なくとも連接される3側面形状部P313−P315と他の側面形状部との間、3側面形状部P313−P315のうち両端に蓋形状部又はフラップ形状部を有する側面形状部とその両端の蓋形状部又はフラップ形状部との間、さらに3側面形状部P313−P315のうちの他端側の側面形状部内に付設される。この場合、切り取り線C31は、箱B3の3側面形状部P313−P315のうちの背面形状部P313と下面形状部P312との間の折り曲げ線L32上に全体に亘ってミシン目線により形成される。切り取り線C32は、箱B3の3側面形状部P313−P315のうち背面形状部P313とその両端の蓋形状部P320、P321との間の折り曲げ線L41、L42上にジッパー線により形成される。なお、この切り取り線C32は、背面形状部P313とその両端の蓋形状部P320、P321との間の折り曲げ線L41、L42上に代えて、上面形状部P314とその両端のフラップ形状部P318、P319との間の折り曲げ線L37、L38上に形成されてもよい。切り取り線C33は、3側面形状部P313−P315のうちの他端側の側面形状部である正面形状部P315内に、正面形状部P315の上部中央にその上端縁の所定幅を切り取り始端としてその両端から下方に向けて少し所定の高さまで直線状に、そしてその下端から続けて正面形状部P315の左右方向両側まで斜め下方に向けて直線状に、それぞれ、ジッパー線より形成される。この切り取り線33において、切り取り始端とその両端のジッパー線により取り囲まれた部分が切り取り用のつまみS31となる。
紙基材P3はこのようにして形成され、この紙基材P3の4側面形状部P312−P315や左右の外蓋形状部P322、P323などに医薬品に関する各種の情報が印刷され、特に、背面形状部P313、上面形状部P314及び正面形状部P315の連接する3側面形状部内のシートSには、とりわけ医療機関で利用性の高い情報が記入される。
このようにしてこの紙基材P3は各形状部P311−P323が各折り曲げ線L31−L42を介して折り曲げられ、左右方向に長い直方体形状の箱形に組み立てられる。すなわち、下面312をなす下面形状部P312に対して連結面形状部P311が折り曲げ線L31を介して直角に折り曲げられて連結面311をなし、同様に、下面形状部P312に対して背面形状部P313が折り曲げ線L32を介して直角に折り曲げられて下面312、背面313をなし、この背面313に対して上面形状部P314が折り曲げ線L33を介して直角に折り曲げられて上面314をなす。そして、この上面314に対して正面形状部P315が折り曲げ線L34を介して直角に折り曲げられ、連結面311の外側に重合されて正面315をなす。この正面315の内側で正面315と連結面311が糊を介して連結され、これにより4側面(311)312−315が組み立てられる。この状態から、上面314、下面312の左右の各フラップ形状部P318,P319、P316,P317が折り曲げ線L37,L38、L35,L36を介して直角に折り曲げられて左右の各フラップ318,319、316,317をなし、背面313の左右の各内蓋形状部P320、P321が折り曲げ線L41、L42を介して直角に折り曲げられて左右の内蓋320、321をなし、連結面311の左右の各外蓋形状部P322、P323が折り曲げ線L39、L40を介して直角に折り曲げられて左右の外蓋322、323をなし、それぞれが順次重合される。そして、各外蓋322、323の内側で各外蓋322、323と各内蓋320、321が糊を介して連結されることにより、左右の端面が封止される。これにより、この紙基材P3は直方体形状の箱形に組み立てられ、この場合、正面315、上面314及び背面313の3側面間に情報・包装シートS3が切り取り可能に設けられる。
包装用箱B3はこのようにして構成され、錠剤やカプセルなどの医薬品は複数個ずつ1枚のPTPシート(プレススルーパックシート)に収納されて、このPTPシートが所定の枚数ずつこの包装用箱B3に包装され、調剤薬局などの医療機関へ供給される。
医療機関では、この包装用箱B3に収容された医薬品を保管棚などに備え置き、使用に際し、包装用箱B3の左右いずれかの蓋322,320、323,321を切り取り線322C又は323Cを使って開封し、箱B3から医薬品を取り出していく。この医薬品の保管中、必要に応じて、箱B3のシートS内の医薬品に関する情報を確認することができる。そして、この医薬品の消費とともに医薬品の残量が少なくなったところで、必要に応じて、この箱B3の正面315、上面314及び背面313の3側面からシートSを切り取ってこれを情報・包装シートS3として使用することができる。
この情報・包装シートS3を使用する場合、他端のつまみS31の切り取り始端を指先で引き上げてつまみS31をつまみ、情報・包装シートS3をつまみS31側から徐々に引き上げていくことにより、このシートS3を切り取り線C3(C33、C32、C31)に沿って切り取ることができる。続いて、図16、図17に示すように、切り取った情報・包装シートS3の箱B3の状態で上面314をなす面上に箱B3の状態で上面314両端のフラップ318、319をなす各面を折り曲げ線L37、L38に沿って折り曲げ、その上に、図18に示すように、箱B3の状態で背面313をなす面を折り曲げ線L33−1に沿って折り曲げ、さらにその上に、図19に示すように、箱B3の状態で正面315をなす面を折り曲げ線L34に沿って折り曲げることによって、この情報・包装シートS3は、箱B3の状態で上面314をなす面を底面、箱B3の状態でフラップ318、319をなす各面をマチ、箱B3の状態で背面313をなす面を内蓋、箱B3の状態で正面315をなす面を外蓋とする簡易なケースとして組み立てられ、外蓋(315)の係止爪S31を内蓋(313)の切り込み313Kに挿入係止することにより、ケースは封止される。よって、このケースに、図20に示すように、残りが少なくなった医薬品(PTPシート)を収容することで、コンパクトに保管することができる。このように少なくなってきた医薬品を情報・包装シートS3により包装することで、残りの医薬品を保管棚でコンパクトにばらつくことなく整然と保管することができる。そして、この場合も、必要に応じて、情報・包装シートS3からその医薬品に関する情報を確認することができる。この情報・包装シートS3の場合、紙面が大きいので、医薬品に関する情報を広範囲に載せることができ、医薬品に関する情報を十分に提供することができる。また、情報量が少ない場合は、その分だけ、文字の大きさを大きくすることができ、情報を見やすくすることもできる。
このようにしても上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態では、箱B1、B2、B3から切り取られたシートSを、医薬品に関する各種の情報を表示する情報シートとして、また、医薬品を簡易に包装するための包装シートとして使用するものとしたが、このシートSは情報シートとしてのみに使用することもでき、包装シートとしてのみに使用することもできる。
また、上記各実施の形態では、医薬品を包装するのに使用する情報シート付き包装用箱として例示したが、この情報・包装シート付き包装用箱は、医薬品に限定されることなく、各種の物品を包装する箱に同様に適用でき、同様の作用効果を奏することができる。
B1 情報・包装カード付き包装用箱
S シート
S1 情報・包装シート
C1 切り取り線
C11 凸形状の切り取り線
C12 略矩形状の切り取り線
C31 破断線
C32 破断線
L1−L12 折り曲げ線
11 下面
12 正面
13 上面
14 背面
15 連結面
16 下面左フラップ
17 下面右フラップ
18 上面左フラップ
19 上面右フラップ
20 左端面外蓋
21 右端面内蓋
22 左端面内蓋
23 右端面外蓋
P1 紙基材
P11 下面形状部
P12 正面形状部
P13 上面形状部
P14 背面形状部
P15 連結面形状部
P16 下面左フラップ形状部
P17 下面右フラップ形状部
P18 上面左フラップ形状部
P19 上面右フラップ形状部
P20 左端面外蓋形状部
P21 右端面内蓋形状部
P22 左端面内蓋形状部
P23 右端面外蓋形状部
B2 情報・包装カード付き包装用箱
S シート
S2 情報・包装シート
C2 切り取り線
C21 大きい長方形状の切り取り線
C22 台形と他端部に凹部を有する長方形を合せた形状の切り取り線
C231 破断線
C232 破断線
L21−L32 折り曲げ線
211 連結面
212 正面
213 上面
214 背面
215 下面
216 下面左フラップ
217 下面右フラップ
218 上面左フラップ
219 上面右フラップ
220 左端面外蓋
221 右端面内蓋
222 左端面内蓋
223 右端面外蓋
P2 紙基材
P211 連結面形状部
P212 正面形状部
P213 上面形状部
P214 背面形状部
P215 下面形状部
P216 下面左フラップ形状部
P217 下面右フラップ形状部
P218 上面左フラップ形状部
P219 上面右フラップ形状部
P220 左端面外蓋形状部
P221 右端面内蓋形状部
P222 左端面内蓋形状部
P223 右端面外蓋形状部
B3 情報・包装カード付き包装用箱
S シート
S3 情報・包装シート
S31 つまみ(係止爪)
C3(C31、C32、C33) 切り取り線
L31−L44 折り曲げ線
311 連結面
312 下面
313 背面
313K 切り込み
314 上面
315 正面
316 下面左フラップ
317 下面右フラップ
318 上面左フラップ
318K 切り込み
319 上面右フラップ
320 左端面内蓋
320K 半切れのミシン刃
320T 係止爪
321 右端面内蓋
321K 半切れのミシン刃
321T 係止爪
322 左端面外蓋
322C 切り取り線
322A 穴
322K 切り込み
323 右端面外蓋
323C 切り取り線
323A 穴
323K 切り込み
P3 紙基材
P311 連結面形状部
P312 下面形状部
P313 背面形状部
P314 上面形状部
P315 正面形状部
P316 下面左フラップ形状部
P317 下面右フラップ形状部
P318 上面左フラップ形状部
P319 上面右フラップ形状部
P320 左端面内蓋形状部
P321 右端面内蓋形状部
P322 左端面外蓋形状部
P323 右端面外蓋形状部

Claims (8)

  1. 箱の周面に前記箱に収容する物品を被包可能な大きさ、形状に切り取り線を付設されて、前記箱の周面に前記物品を包装可能なシートを切り取り可能に備え、
    前記シートを、前記シートの表面に前記物品に関する各種の情報を表示して情報シートとして、又は前記物品を簡易に包装するための包装シートとして、又はその両方を兼用する情報、包装シートとして使用する、
    ことを特徴とする情報・包装シート付き包装用箱。
  2. 切り取り線は一端に切り取り始端として凸形状又は凹形状の切り取り線を有する請求項1に記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  3. 箱の周面に、当該周面から切り取られたシートを物品の外形に合せて折り曲げ可能に、折り曲げ線が付けられる請求項1又は2に記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  4. 箱の周面から切り取られたシートで物品を包装しこの状態を固定保持するのに、輪ゴム、紐を含む結束部材が用いられる請求項1乃至3のいずれかに記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  5. 箱は、4側面と、前記4側面の両端を封じる蓋とを備え、切り取り線は、前記4側面のうちの少なくとも連接される3側面間に跨って付設される請求項1乃至4のいずれかに記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  6. 折り曲げ線は、箱の少なくとも連接される3側面間に付けられ、前記箱を箱形にするための折り曲げ線と、前記3側面のうち他端側又は一端側の面に前記折り曲げ線と平行に付けられ、物品の消費により減少する前記物品の嵩、高さ又は厚みに応じた物品の外形に合せて折り曲げ可能な1本又は複数本の補助折り曲げ線とからなる請求項5に記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  7. 箱は、4側面と、前記4側面の両端を封じるフラップ及び蓋とを備え、切り取り線は、前記4側面のうちの少なくとも連接される3側面と他の側面との間、及び前記3側面のうち両端に蓋又はフラップを有する側面とその両端の蓋又はフラップとの間に付設される請求項1乃至4のいずれかに記載の情報・包装シート付き包装用箱。
  8. 折り曲げ線は、箱の少なくとも連接される3側面間に付けられ、前記箱を箱形にするための折り曲げ線と、前記3側面のうち他端側の面又は一端側の面に前記折り曲げ線と平行に付けられ、前記他端側の面と前記一端側の面とを前記他端側の面と前記一端側の面との間の面上に重合して折り畳むための補助折り曲げ線とからなる請求項7に記載の情報・包装シート付き包装用箱。
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