JP4894633B2 - 紙箱 - Google Patents

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Description

本発明は、板状の内容物を一枚ずつ取り出せる紙箱に関するものであり、特に、袋等で個装されたチョコレートやガム等板状の内容物を収納し、その板状の内容物が排出口に引っ掛かったりせず確実に1枚ずつ取り出すことのできる排出口を有する紙箱に関するものである。
従来、必要個数のチョコレートやガム等の菓子類を取り出すための紙製容器が多種存在するが、その1事例として、例えば、容器にガムやチョコレート等粒状物の菓子類が直接収納されている場合では、収納されている菓子類の大きさに合わせた孔が設けられていて、その孔から必要量の菓子類を取り出す振出し口付紙製容器がある(例えば、特許文献1参照。)。
一方、チョコレートやガム等板状の菓子類を袋等で個装したものを一枚ずつ取り出す紙容器として、このような板状の形状に合わせた切込みでなる取出し口が容器本体の胴部等に設けられた紙容器があった。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開平7−277320号公報
しかしながら、上記従来の個装された板状のものを1枚ずつ取り出すための紙容器の技術においては、その個装された菓子類の形状に合わせた切込みによる取出し口の縁に個装用の袋等が引っ掛かって取り出せなかったり、あるいは袋同士の静電気等でくっついて取り出し難かったりするという問題点があり、しからば個装された菓子類の大きさより極めて大きい切込みによる取出し口とすると、容器自体の耐久性等が劣るようになり、使用中途や個装された菓子類内容物の充填中などで破壊してしまったりするという問題点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、袋等で個装されたチョコレートやガム等板状の内容物を収納し、それらを取り出す取出し口付紙箱において、個装用の袋等が取出し口の縁に引っ掛かったりせずごく容易に一枚ずつ取り出せる、かつ耐久性のある紙箱を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、図1の斜視図に示すように、板紙からなる1枚のブランク板を組立てて形成され、広幅の正面板(11)および背面板(12)と狭幅の左側面板(13)および右側面板(14)とで胴部が構成され、該左側面板(13)に連設する広幅の中仕切板(15)を備え、前記胴部の下方が閉じられてなる直方体状の紙箱であって、
図3の展開図に示すように、広幅の中仕切板(15)、狭幅の左側面板(13)、広幅の正面板(11)、狭幅の右側面板(14)、広幅の背面板(12)が山折り罫線(a、b、c、d)を介して横方向に順に連設されるとともに、前記左右側面板(13、14)の上辺には山折り罫線(e、f)を介してそれぞれ上辺フラップ片(22、19)が連設され、その下辺には山折り罫線(g、h)を介してそれぞれ糊代部となる下辺フラップ片
(23、20)が連設され、前記背面板(12)の下辺には山折り罫線(j)を介して下外側蓋板(18)が連設され、その上辺には、山折り罫線(k)を介して、上記図1に示すように、前記左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を覆う上蓋板(16)が、さらに該上蓋板(16)の上辺に山折り罫線(l)を介して頂部に差込み片(17a)を有する前面覆蓋板(17)が連設され、前記正面板(11)の下辺には山折り罫線(i)を介して糊代部となる下内側蓋板(21)が連設され、その上部には内容物の形状より小さ目の開口部(図示せず)となる略U字状のジッパー状切込み(27)が刻設され、該ジッパー状切込み(27)の下部に前記差し込み片(17a)が差し込まれる横方向の切り込み(35)が刻設されており、前記中仕切り板(15)の上辺には谷折り罫線(m)を介して、上記図2に示すように箱状に折り曲げたときの前記左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を前側から覆うための中蓋板(24)が、さらに該中蓋板(24)の上辺に谷折り罫線(n)を介して前記背面板(12)と前記上辺フラップ片(22、19)の間に差し込む後側差込み片(25)が連設され、さらに前記左側面板(13)と中仕切板(15)との間の山折り罫線(a)から一定幅の糊代部(15a)を有し、該糊代部(15a)の左側に前記中蓋板(24)および後側差込み片(25)の右辺から下方に延びる切断線(30)が中仕切板(15)の略中央より下部まで設けられており、該切断線(30)で、図2に示すように、この中仕切板(15)の上端部を前方に傾斜せしめ、この中仕切板(15)に連設する中蓋板(24)で前記上辺フラップ片(22、19)を前側から覆うようにしてなり、前記前方に傾斜した中仕切り板(15)の上端と前記正面板(11)の上端との間に板状の内容物を一枚ずつ取り出せる排出口(28)が設けられていることを特徴とする紙箱(1)としたものである。
また、請求項2の発明では、図3に示すように、前記中仕切板(15)の上辺に連設する中蓋板(24)の左辺がその先端から下辺まで斜め下方に広がる切欠き(31)でなり、該中蓋板(24)が前記切欠き(31)を左辺とする逆台形状に形成され、該逆台形状の上辺(24a)が板状の内容物の横幅と略等しいことを特徴とする請求項1記載の紙箱としたものである。
また、請求項3の発明では、図3に示すように、前記左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の内側の辺が下方に延びる垂直辺(32)とその下方中途で外側に広がる傾斜辺(33)とでなり、図4の上面図に示すように、箱状に組立てた時の両垂直辺(32)と前記中仕切板(15)の上辺の谷折り罫線(m)とが平行となり、かつ前記垂直辺(32)と傾斜辺(33)との交差点(P)と前記正面板(11)の裏面上端(S)との間隔(D)が前記仕切り板(15)の厚みと個装された内容物一枚の厚みを加えた値にほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2記載の紙箱(1)としたものである。
また、請求項4の発明では、図3に示すように、前記中仕切板(15)に連設する中蓋板(24)と後側差込み片(25)との間の谷折り罫線(n)の両端に前記左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の外側端辺を差し込むための切込み(34)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙箱としたものである。
さらにまた、請求項5の発明では、図6(b)に示すように、前記開口部となる略U字状のジッパー状切込み(27)に囲まれた部分(26)の表面に接着剤層(36)が施され、前記前面覆蓋板(17)の裏面に接着されていることを特徴とする請求項1記載の紙箱(1)としたものである。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明によれば、図1に示すように、板紙でなる1枚のブランク板を組立てて形成され、広幅の正面板(11)および背面板(12)と狭幅の左側面板(13)および右側面板(14)とで胴部が構成され、該左側面板(13)に連設する広幅の中仕切板(15)を備え、前記胴部の下方が閉じられてなる直方体状の紙箱(1)において、
図2に示すように、前記正面板の上部に内容物の形状より小さ目の開口部(29)となる略U字状のジッパー状切込みが刻設されていて、前方に傾斜した中仕切り板(15)の上端と正面板(11)の上端との間に板状の内容物を一枚ずつ取り出せる排出口(28)が設けられているので、内容物を取り出す時に、袋等で個装された板状の内容物がこの開口部(29)に引っ掛かったりせず、この開口部(29)に手指を添えながら、ごく容易に排出口(28)から一枚ずつ取り出すことができ、かつ従来のように極めて大きい開口部でないので紙箱自体に耐久性があり、使用途中で破損したりしない紙箱(1)とすることができる。
また、上記請求項2に係る発明によれば、図3に示すように、中仕切板(15)の上辺に連設する中蓋板(24)の左辺がその先端から下辺まで斜め下方に広がる切欠き(31)でなり、該中蓋板(24)が前記切欠き(31)を左辺とする逆台形状に形成され、該逆台形状の上辺(24a)を板状の内容物の横幅と略等しくすることによって、図2に示す排出口(28)から確実に板状の内容物を取り出すことができる。この逆台形上の上辺(24a)が板状の内容物の横幅より小さ過ぎると内容物が取り出し難くなり、逆に大き過ぎると2枚が一度に取り出すようになり易いので好ましくない。
また、上記請求項3に係る発明によれば、図4の上面図に示すように、左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の内側の辺が下方に延びる垂直辺(32)とその下方中途で外側に広がる傾斜辺(33)とでなり、箱状に組立てた時の垂直辺(32)と傾斜辺(33)との交差点(P)と前記正面板(11)の裏面上端(S)との間隔(D)が前記仕切り板(15)の厚みと個装された内容物一枚の厚みを加えた値にほぼ等しい値とすることによって、前記中仕切り板(15)の上端と前記正面板(11)の上端との間に形成される排出口(28)から個装された板状の内容物を確実に一枚ずつ取り出すことのできる紙箱(1)とすることができる。
また、上記請求項4に係る発明によれば、図3に示すように、中仕切板(15)に連設する中蓋板(24)と後側差込み片(25)との間の谷折り罫線(n)の両端に切込み(34)が設けられているので、図6(a)の斜視図に示すように、中仕切板(15)を組立てた時に、左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の外側端辺をこの切込み(図示せず)に差し込んむことによって、中仕切板(15)がしっかりと固定され、使用中でも安定した形状の中仕切板(15)を保持することができる。
さらにまた、上記請求項5に係る発明によれば、図6(b)の斜視図に示すように、開口部となる略U字状のジッパー状切込み(27)に囲まれた部分(26)の表面に接着剤層(36)が施され、前面覆蓋板(17)の裏面に接着されていることによって、図2に示すように、使用者が開封する際に、前面覆蓋板(17)の先端部分を引っ張り上げると、略U字状のジッパー状切込み(図示せず)に囲まれた部分(26)が前面覆蓋板(17)の裏面に接着された状態で正面板(11)に開口部(29)を形成することができるとともに、販売前に不正に開封されないようにする、すなわちこの紙箱のバージン性を保証する対策とすることができる。
従って本発明は、袋等で個装されたチョコレート等板状の内容物を収納し、それらを一枚ずつ取り出すことのできる紙箱の如き用途において、優れた実用上の効果を発揮するものである。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いてさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態としての開封前の紙箱(1)の斜視図であり、図2は開封後の紙箱(1)の斜視図であり、この紙箱(1)は、図3にその展開図を示すブランク板(10)を組立てて形成されているものである。
上記ブランク板(10)は、板紙の打ち抜きで形成されるもので、例えば、図3に示すように、山折り罫線(a、b、c、d)を介して広幅の中仕切板(15)、狭幅の左側面板(13)、広幅の正面板(11)、狭幅の右側面板(14)、広幅の背面板(12)が横方向に順に連設されるとともに、左右側面板(13、14)の上辺には山折り罫線(e、f)を介してそれぞれ上辺フラップ片(22、19)が連設され、その下辺には山折り罫線(g、h)を介してそれぞれ糊代部となる下辺フラップ片(23、20)が連設されている。
また、上記背面板(12)の下辺には山折り罫線(j)を介して下外側蓋板(18)が連設され、その上辺には、山折り罫線(k)を介して前記左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を覆う上蓋板(16)が、さらにこの上蓋板(16)の上辺に山折り罫線(l)を介して頂部に差込み片(17a)を有する前面覆蓋板(17)が連設されている。
また、上記正面板(11)の下辺には山折り罫線(i)を介して糊代部となる下内側蓋板(21)が連設され、その上部には内容物の形状より小さ目の略U字状のジッパー状切込み(27)で囲まれた部分(26)が設けられ、この略U字状のジッパー状切込み(27)の下部に上記前面覆蓋板(17)の頂部にある差し込み片(17a)が差し込まれる横方向の切り込み(35)が刻設されている。
また、上記中仕切り板(15)の上辺には谷折り罫線(m)を介して中蓋板(24)が、さらにこの中蓋板(24)の上辺に谷折り罫線(n)を介して後側差込み片(25)が連設され、さらに上記左側面板(13)と中仕切板(15)との間の山折り罫線(a)から一定幅の糊代部(15a)を有し、この糊代部(15a)の左側に前記中蓋板(24)および後側差込み片(25)の右辺から下方に延びる切断線(30)が中仕切板(15)の略中央より下部まで設けられている。
上記図3に示すブランク板(10)を用い、山折り罫線(a,c)を折り曲げ、中仕切り板(15)に刻設されている切断線(30)と山折り罫線(a)との間の糊代部(15a)の表面と背面板(12)の右側の裏面とを接着して、図5の正面図に示すように、サック貼り(10a)の状態とする。
そして、図6(a)の斜視図に示すように、そのサック貼り(10a)の状態のものが起函され、図8の斜視図に示すように、内容物の充填後、図10の斜視図に示す形態の紙箱(1)に組立てられる。
上記組立て工程をさらに詳しく説明すると、まず、図5に示すサック貼り(10a)の状態から山折り罫線(a、b、c)および図3に示す山折り罫線(d)を起こし、図6(a)に示すように、角筒状の胴部を形成するとともに、左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を内側に折り返し、これら上辺フラップ片(22、19)を傾斜せしめた中仕切板(15)の上辺に連設する中蓋板(24)で前方から覆うようにして、かつこの中蓋板(24)の上辺に連設する後側差込み片(図示せず)を、この上辺フラップ片(22、19)と上蓋板(16)の下辺との間に差し込むことにより、中仕切り板(15)の上辺と正面板(11)の上辺との間に板状の内容物を一枚ずつ取り出すための排出口(28)を形成する。
次いで、図6(b)に示すように、正面板(11)の上部に形成された、開口部となる略U字状のジッパー状切込み(27)に囲まれている部分(26)に接着剤層(36)を施し、図7に示すように、前面覆蓋板(17)を前方に倒してその先端にある差込み片(図示せず)を切り込み(35)に差し込むとともに、前面覆蓋板(17)の裏面を前記の接着剤層(図示せず)に接着して角筒状の胴部上方を閉じた状態とする。
次いで、図7に示すように、左右側面板(13、14)の下辺に連設するフラップ片(23、20)と正面板(11)の下辺に連設する下内側蓋板(21)およひ背面板(12)の下辺に連設する下外側蓋板(18)を外側に折り曲げて、開口した下部開口部(39)から内容物(図示せず)を充填する。
上記で内容物が充填された後、図9に示すように、左右側面板(13、14)の下辺に連設するフラップ片(23、20)の表面と正面板(11)の下辺に連設する下内側蓋板(21)の表面に接着剤層(36)を形成し、その両フラップ片(23、20)を内側に折り曲げ、続いて下内側蓋板(21)を内側に折り曲げ、最後に下外側蓋板(18)を内側に折り曲げて各接着剤層(36)で接着して、図10に示すように、板状のチョコレート等内容物が充填されて角筒状の胴部上方を閉じた状態として商品(2)とする。
図10に示す板状のチョコレート等内容物が充填された紙箱でなる商品(2)の開封は、図2に示すように、前面覆蓋板(17)の先端にある差込み片(17a)を、正面板(11)に設けられている切込み(35)から外し、前面覆蓋板(17)の先端部分を引っ張り上げると、略U字状のジッパー状切込み(図示せず)に囲まれた部分(26)が前面覆蓋板(17)の裏面に接着された状態で正面板(11)の上部に板状内容物(図示せず)より小さ目の開口部(29)を形成するとともに、前方に傾斜した中仕切り板(15)の上辺と開口部(29)が形成された正面板(11)の上辺との間に板状の内容物を一枚ずつ取り出すための排出口(28)が露出するようになる。
この排出口(28)から板状の内容物(図示せず)を取り出す時に、袋等で個装された板状の内容物が、この内容物より小さ目の開口部(29)に引っ掛かったりせず、この開口部(29)から覗いている内容物に手指を添えながら、排出口(28)からごく容易に一枚ずつ取り出すことができ、かつ従来のように極めて大きい開口部でないので紙箱自体に耐久性があり、使用途中で破損したりしない一枚ずつ取り出せる紙箱(1)とすることができる。
また、本発明では、例えば、図2に示すように、商品の販売前に、前面覆蓋板(17)の先端部分を引っ張り上げて開封すると、略U字状のジッパー状切込み(図示せず)に囲まれた部分(26)が前面覆蓋板(17)の裏面に接着された状態で正面板(11)に開口部(29)を形成するようになるので、この紙箱が不正に開封されたことが判るようになり、商品のバージン性の保証対策を有する紙箱とすることができる。
また、本発明の紙箱は、図3のブランク板(10)の展開図に示すように、中仕切板(15)の上辺に連設する中蓋板(24)の左辺をその先端から下辺まで斜め下方に広がる切欠き(31)とし、この切欠き(31)の形成によって、中蓋板(24)が逆台形状に形成され、この逆台形状の上辺(24a)の長さを板状の内容物(図示せず)の横幅とほぼ等しい値とすることによって、その内容物の横幅面が図2に示す排出口(28)に引っ掛かることがなく確実に板状の内容物を取り出すことができ、この逆台形状の上辺(24a)が板状の内容物の横幅より小さ過ぎると内容物が取り出し難くなり、逆に大き過ぎると2枚が一度に取り出すようになり易いので好ましくない。
さらにまた、本発明では、例えば、図4に示すように、左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の内側の辺が下方に延びる垂直辺(32)とその下方中途で外側に広がる傾斜辺(33)とでなり、箱状に組立てた時の垂直辺(32)と傾斜辺(33)との交差点(P)と正面板(11)の裏面上端(S)との間隔(D)が前記の仕切り板(15)の厚みと個装された内容物一枚の厚みを加えた値にほぼ等しい値とすることによって、前記中仕切り板(15)の上端と前記正面板(11)の上端との間に形成される排出口(28)から個装された板状の内容物を確実に一枚ずつ取り出すことのできる紙箱(1)とすることができる。
以上説明したように、本発明の紙箱は、図3に示すような一枚の板紙でなるブランク板(10)を組立てて形成できるので製造が簡単で安価に作製するこができ、袋等で個装されたチョコレートやガム等板状の内容物を収納し、それらを取り出す排出口(28)付の紙箱として、個装用の袋等が排出口(28)の縁に引っ掛かったりせずごく容易に一枚ずつ取り出すことができ、かつ耐久性のある紙箱(1)を提供するものである。
本発明の紙箱の一実施の形態を示すもので、その斜視図である。 本発明の紙箱を開封した時の一実施の形態を示す斜視図である。 本発明の紙箱の一事例を形成するブランク板の展開図である。 本発明の紙箱を開封した時の一実施の形態を上面で表した説明図である。 本発明の紙箱の一事例のブランク板を組立て途中のサック貼り状態を説明する正面図である。 本発明の紙箱の一事例のブランク板を組立て途中の状態を説明するもので、(a)は、図5に示すサック貼り状態のものを起函したときの斜視図であり、(b)は、(a)の上部を前面覆蓋板で閉封する工程を説明する斜視図である。 本発明の紙箱の一事例のブランク板を組立て途中の状態を説明するもので、図6(b)の閉封工程で角筒状の胴部上方を閉封した状態の斜視図である。 本発明の紙箱の一事例のブランク板を組立て途中の状態を説明するもので、下開口部から内容物を充填する工程を説明する斜視図である。 本発明の紙箱の一事例のブランク板を組立て途中の状態を説明するもので、内容物充填後の下部を閉封する工程を説明する斜視図である。 本発明の紙箱の一事例に、内容物が充填され、上部および下部が閉封された商品を説明する斜視図である。
符号の説明
1‥‥紙箱
2‥‥商品
10‥‥ブランク板
10a‥‥サック貼り状のブランク板
11‥‥正面板
12‥‥背面板
13‥‥左側面板
14‥‥右側面板
15‥‥中仕切り板
15a‥‥中仕切り板の糊代部
16‥‥上蓋板
17‥‥前面覆蓋板
17a‥‥差し込み片
18‥‥下外側蓋板
19,22‥‥上辺フラップ片
20,23‥‥下辺フラップ片
21‥‥下内側蓋板
24‥‥中蓋板
24a‥‥中蓋板の下辺
25‥‥後側差し込み片
26‥‥ジッパー状切込みで囲まれた部分
27‥‥ジッパー状切込み
28‥‥排出口
29‥‥開口部
30‥‥切断線
31‥‥切り欠き
32‥‥垂直辺
33‥‥傾斜辺
35‥‥切り込み
39‥‥下方の開口部
D‥‥交点Pと正面板の裏面上辺Sとの間隔
P‥‥垂直辺と傾斜辺との交点
S‥‥正面板の裏面上辺
a〜l‥‥山折り罫線
m,n‥‥谷折り罫線

Claims (5)

  1. 板紙からなる1枚のブランク板を組立てて形成され、広幅の正面板(11)および背面板(12)と狭幅の左側面板(13)および右側面板(14)とで胴部が構成され、該左側面板(13)に連設する広幅の中仕切板(15)を備え、前記胴部の下方が閉じられてなる直方体状の紙箱であって、
    前記広幅の中仕切板(15)、狭幅の左側面板(13)、広幅の正面板(11)、狭幅の右側面板(14)、広幅の背面板(12)が山折り罫線(a、b、c、d)を介して横方向に順に連設されるとともに、前記左右側面板(13、14)の上辺には山折り罫線(e、f)を介してそれぞれ上辺フラップ片(22、19)が連設され、その下辺には山折り罫線(g、h)を介してそれぞれ糊代部となる下辺フラップ片(23、20)が連設され、前記背面板(12)の下辺には山折り罫線(j)を介して下外側蓋板(18)が連設され、その上辺には、山折り罫線(k)を介して前記左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を覆う上蓋板(16)が、さらに該上蓋板(16)の上辺に山折り罫線(l)を介して頂部に差込み片(17a)を有する前面覆蓋板(17)が連設され、前記正面板(11)の下辺には山折り罫線(i)を介して糊代部となる下内側蓋板(21)が連設され、その上部には内容物の形状より小さ目の開口部(29)となる略U字状のジッパー状切込み(27)が刻設され、該ジッパー状切込み(27)の下部に前記差し込み片(17a)が差し込まれる横方向の切り込み(35)が刻設されており、前記中仕切り板(15)の上辺には谷折り罫線(m)を介して箱状に折り曲げたときの前記左右側面板(13、14)の上辺フラップ片(22、19)を前側から覆うための中蓋板(24)が、さらに該中蓋板(24)の上辺に谷折り罫線(n)を介して前記背面板(12)と前記上辺フラップ片(22、19)の間に差し込む後側差込み片(25)が連設され、さらに前記左側面板(13)と中仕切板(15)との間の山折り罫線から一定幅の糊代部(15a)を有し、該糊代部(15a)の左側に前記中蓋板(24)および後側差込み片(25)の右辺から下方に延びる切断線(30)が中仕切板(15)の略中央より下部まで設けられており、該切断線(30)でこの中仕切板(15)の上端部を前方に傾斜せしめ、この中仕切板(15)に連設する中蓋板(24)で前記上辺フラップ片(22、19)を前側から覆うようにしてなり、前記傾斜した中仕切り板(15)の上端と前記正面板(11)の上端との間に板状内容物を一枚ずつ取り出せる排出口(28)が設けられていることを特徴とする紙箱。
  2. 前記中仕切板(15)の上辺に連設する中蓋板(24)の左辺がその先端から下辺まで斜め下方に広がる切欠き(31)でなり、該中蓋板(24)が前記切欠き(31)を左辺とする逆台形状に形成され、該逆台形状の上辺(24a)が板状の内容物の横幅と略等しいことを特徴とする請求項1記載の紙箱。
  3. 前記左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の内側の辺が下方に延びる垂直辺(32)とその下方中途で外側に広がる傾斜辺(33)とでなり、箱状に組立てた時の両垂直辺(32)と前記中仕切板(15)の上辺の谷折り罫線(m)とが平行となり、かつ前記垂直辺(32)と傾斜辺(33)との交差点(P)と前記正面板(11)の裏面上端(S)との間隔が前記仕切り板(15)の厚みと個装された内容物一枚の厚みを加えた値にほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2記載の紙箱。
  4. 前記中仕切板(15)に連設する中蓋板(24)と後側差込み片(25)との間の谷折り罫線(n)の両端に前記左右側面板(13、14)の各上辺フラップ片(22、19)の外側端辺を差し込むための切込み(34)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙箱。
  5. 前記開口部となる略U字状のジッパー状切込み(27)に囲まれた部分(26)の表面
    に接着剤層が施され、前記前面覆蓋板(17)の裏面に接着されていることを特徴とする請求項1記載の紙箱。
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