JP3199603U - 内寸定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】各係止片により、内寸法を測った後、そのまま材料(柱や鴨居等)の端面に係止片を当接するだけで、簡単に必要な寸法にカットできる内寸定規を提供する。【解決手段】棒状定規本体2内に、伸縮自在な棒状スライド定規を設けると共に、棒状定規本体の後端部に、加工する材料の端面に係止する後端係止片4を設けてなることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、内寸定規に係止片を設け、材料加工を簡便にしてなる内寸定規に関するものである。
従来の技術として、磁石により吸引可能であるとともに、略円弧、略U字形、略放物線など湾曲した断面を有する帯板状の下定規、磁石により吸引可能であるとともに、前記下定規とほぼ同一の湾曲した断面およびほぼ同一の長さを有する帯板状の上定規とを重ね、少なくとも前記下定規の先端と、前記上定規の基端とは磁力により吸引され前記下定規と前記上定規とはスライド可能に一体となっているものがある。(特許文献1参照)
別の従来の技術として、扉の幅とほぼ等しい長さの水平バーを有し、下方開放とした扉枠の開口幅の調整に使用される内寸定規であって、水平バー両端に当接片を垂下させるとともに、この当接片下端に切り欠きを設け、この切り欠きは扉枠の戸当り取付用凹所に頭部を突出させて打ち込まれた係合ピンに係合するものがある。(特許文献2参照)
特開2011−11503号公報 特開平08−296369号公報
前記各従来技術は、内寸を測るのには問題ないが、材料を加工する時には本考案のような各係止片を設けていないため、不便であり、実用上問題がある。
本考案は、前記問題点を解決するもので、各係止片により、内寸法を測った後、そのまま材料(柱や鴨居等)の端面に係止片を当接するだけで、簡単に必要な寸法にカットできる内寸定規を提供することを目的とする。
本考案は、前記目的を達成するために、棒状定規本体内に、伸縮自在な棒状スライド定規を設けると共に、棒状定規本体の後端部に、加工する材料の端面に係止する後端係止片を設けてなること。棒状スライド定規の先端部に、先端係止片を設けてなること。各係止片が、内寸を測る時は引っ込み、材料の端面に係止する時は突出すること。前記後端係止片と前記先端係止片とを軸心に対して90°角度をずらせて設けてなること。
1)、棒状定規本体の後端部に後端係止片を設けることにより、内寸測定値をそのまま示 すことができ、加工する材料の端面に当接し、棒状スライド定規の先端位置を材料 にペン等で示し、その場所をカットすることにより、ズレルことなく確実に材料を 加工できる。
2)、棒状スライド定規の先端部に先端係止片を設けることにより、棒状定規本体の係止 片が故障しても代用できる。
3)、定規に寸法を表示しなくても加工できる。
4)、後端係止片と先端係止片を90°角度をずらせることにより、どちらも加工時に使 用できると共に、どちらかが破損しても使用できる。
本考案の一実施例を示す内寸定規の正面図。 本考案の一実施例を示す内寸定規の平面図。 本考案の一実施例を示す内寸定規の先端係止部の底面図。 本考案の一実施例を示す内寸定規の後端係止部の平面図。 本考案の一実施例を示す内寸定規の寸法測定図。 本考案の一実施例を示す内寸定規の加工状態図。
考案の実施するための形態
内寸定規1は、断面四角形の棒状本体内2に、伸縮自在な断面四角形の棒状スライド定規3を設けると共に、棒状定規本体2の後端部に、加工する材料の端面に係止する後端係止片4を設けてある。
また、棒状スライド定規の先端部に先端係止片5を設けてある。
後端係止片4と先端係止片5は基本的に同じ形状であり、
平板を折曲し、略L字形に形成した係止片4a1(5a1)とスライド片4a2(5a2)にとからなる係止本体4a(5a)のスライド片4a2(5a2)に係止片4a1(5a1)の厚さ寸法と同じ寸法の長孔4b(5b)を設け、ピンP(P1)にて厚さ寸法分スライド自在に固定してある。
また、係止片4a1(5a1)は、厚さ分切込溝M(M1)を形設してある。
なお、ネジ6にて、スライド定規3を固定してある。
つぎに、内寸定規1の使用例について説明する。
例えば、柱H・H間に内寸定規1を挿入し、棒状定規本体2側の係止片4a1を一方の柱Hの内側に当接し、棒状スライド本体3側の係止片5a1を他方の柱Hの内側に当接させ、ネジ6にて固定する。
この状態で、内寸定規1を柱H・H間より外し、例えば、鴨居材料Kの加工(切断)を行う場合、先端係止片5の係止片5a1を鴨居材料Kの端面Tに係止させ、右側に内寸定規1を移動させ、棒状定規本体2の端面TMに沿って1コ(図示せず)を入れ、カットSするものである。
なお、後端係止片4の係止片4a1を使用してもよく、同様の手順で加工できるものである。
上記実施例において、先端係止片5と後端係止片4は、どちらか一方を設けてもよく、両方設けてもよい。
また、各部材の材質は、特に限定することなく、アルミニウム・合成樹脂・木材等、色々考えられる。
さらに、棒状定規本体と棒状スライド定規の大きさや長さ等も必要に応じて決めればよい。
さらにまた、棒状定規本体及び棒状スライド定規に目盛を設けてもよく、レベル定規としても使用できるものである。
産業上の利用の可能性
基本的に、建設現場等での内寸定規として使用するものであるが、レベル定規としても使用でき、多目的定規として有効である。
また、内寸の限らず、材料を一定寸法数多くカット(加工)するときの墨付け定規としても有効である。
1―――内寸定規
2―――棒状定規本体
3―――棒状スライド本体
4―――後端係止片
5―――先端係止片
6―――ネジ
H―――柱
K―――鴨居材料

Claims (4)

  1. 棒状定規本体内に、伸縮自在な棒状スライド定規を設けると共に、棒状定規本体の後端部に、加工する材料の端面に係止する後端係止片を設けてなることを特徴とする内寸定規。
  2. 前記棒状スライド定規の先端部に、先端係止片を設けてなることを特徴とする請求項1記載の内寸定規。
  3. 前記後端係止片および先端が、内寸を測る時は引っ込み、材料の端面に係止する時は突出することを特徴とする請求項2記載の内寸定規。
  4. 前記後端係止片と前記先端係止片とを軸心に対して90°角度をずらせて設けてなることを特徴とする請求項2又は3記載の内寸定規。
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