JP3199537U - 水位調整水閘 - Google Patents

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【課題】水田の暗渠排水あるいは土中灌水施設に用いられる水位調整水閘を提供する。【解決手段】水閘チーズ4の内部に一端を排水管接続部2の内壁に連結され、他端を立上管接続部3に開口された屈曲室8と、屈曲室8にねじ込み部材10を介して下端を液密に接続され、水閘立上管5内に同心円状に配置されたテレスコープ式の水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20と、上端を開口状に保持する出入り部材21と、出入り部材21に設けた嵌合凹部23と軸方向の外周に多数個の嵌合凸部25を形成した操作桿24との凹凸嵌合により長さ調節を図るため、高齢者や婦女子でも簡単に操作することができる。【選択図】図2

Description

本考案は、水田の暗渠排水あるいは土中灌水施設に用いられる水位調整水閘に関するものである。
従来、湿田、乾田化の管理のために、暗渠排水用バルブを開いた状態では水田下の地中水が集水管内に吸水され、排水管及び継手管を通って排水路に排水され、乾田化が図られる。一方暗渠排水用バルブを閉じた状態では集水管からの排水が遮断されるので、地中水が水田下に止まり、湿田化が図られる。
しかし、従来の暗渠排水用バルブでは、立ち管の上端部および操作桿の上端部が畦畔において地上に突出するため、暗渠排水用バルブの上端部が畦畔における草刈りなどの作業の邪魔になると共に、農機具などにより暗渠排水用バルブを破損させてしまう恐れがあった。
そこで、作業の邪魔にならないと共に、農機具などにより破損させてしまうことを防止できる水位調整可能な暗渠排水用バルブが公知となっている(特許文献1を参照)。
この水位調整可能な暗渠排水用バルブは、水閘立上管内に同心円状に配置された蛇腹管と、該蛇腹管の上端を開口状に保持する操作桿ジョイントを下端に有し、該操作桿ジョイントに設けた袋ナットにより寸法目盛を形成した棒状体を上下調節自在にし、上端をスライド管内の上部取付溝に嵌合させた支持板により保持された操作桿とから構成された調節水閘である。
湿田、乾田化の管理のためには、スライド管キャップを開け、スライド管の上部取付溝から支持板を外し、前記操作桿を引き上げて前記スライド管の開口部位置まで操作桿ジョイントを引き上げる。そして前記操作桿ジョイントの袋ナットを緩めて寸法目盛に合わせて操作桿の長さ調節を行い、再び前記袋ナットを締めて前記操作桿に固定し、前記操作桿をスライド管に戻す。したがって、前記操作桿の長さ調節を行うことにより、蛇腹管の開口部位置を調節できるので、簡単に水位調節、すなわち湿田、乾田化の管理を行うことができるものである。
しかし、前記公知技術は、蛇腹管と袋ナットを使用しているため、蛇腹管の伸縮動作や袋ナットの係脱動作において、高齢者や婦女子にとっては、操作桿の長さ調節を行うことが容易ではなかった。
そのため、高齢者や婦女子でも簡単に操作できる水位調整可能な調節水閘が望まれていた。
特開2005−16193号公報(図1を参照)
本考案は、水田の暗渠排水あるいは土中灌水施設に用いられる水位調整水閘を提供することを目的とする。
本考案の水位調整水閘は、水平方向の排水管接続部と垂直方向の立上管接続部を有するT字状の水閘チーズと、該水閘チーズの立上管接続部に固定立設された水閘立上管と、該水閘立上管の外周にシールパッキンを介して摺動自在に嵌合されたスライド管と、該スライド管の上端開口を閉塞するスライド管キャップとからなる水位調節水閘において、
前記水閘チーズの内部に一端を前記排水管接続部の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部に開口された屈曲室と、該屈曲室に液密に接続される水位調整筒受け台座と、該水位調整筒受け台座に螺合される円筒状のねじ込み部材と、該ねじ込み部材の上部に形成された大径部と、該大径部の内側に嵌合される水位調整管と、該水位調整管の上部に外嵌固定された大径環状部材と、前記水位調整管の内部にスライド可能に挿入された同心円状の水位調整スライド短管と、該水位調整スライド短管の上部に外嵌固定された中径環状部材と、前記水位調整スライド短管の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド中管と、該水位調整スライド中管の上部に外嵌固定された小径環状部材と、前記水位調整スライド中管の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド長管と、該水位調整スライド長管の上部に外嵌固定された環状部材と、前記水位調整スライド長管の内部にスライド可能に挿入された水位調整スライド管と、該水位調整スライド管の上部に外嵌固定された出入り部材と、該出入り部材に用水の流出入孔部を設け、前記出入り部材には凹凸嵌合を行う嵌合凹部を設ける一方、操作桿には前記嵌合凹部に嵌合する多数個の嵌合凸部を軸方向に沿って設け、前記出入り部材に設けた嵌合凹部と前記操作桿の嵌合凸部の凹凸嵌合により長さ調節を図る。
前記水位調節水閘において、前記出入り部材に設けた嵌合凹部と操作桿の嵌合凸部の凹凸嵌合に代えて、前記出入り部材の流出入孔部の上部に固定された円筒状のネジ部と、該ネジ部に螺合する袋ナットと、前記ネジ部及び袋ナットを挿通し、下端にアンカー部を固着した棒状の操作桿とからなり、前記水位調整スライド短管、水位調整スライド中管、水位調整スライド長管、水位調整スライド管を前記アンカー部によりスライド式に引き出し、前記ネジ部及び袋ナットにより長さ調節を図る。
本考案の水位調整水閘は、水閘チーズの内部に一端を排水管接続部の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部に開口された屈曲室と、該屈曲室にねじ込み部材を介して下端を液密に接続され、前記水閘立上管内に同心円状に配置されたテレスコープ式の水位調整スライド短管、水位調整スライド中管、水位調整スライド長管、水位調整スライド管と、上端を開口状に保持する出入り部材と、該出入り部材に設けた嵌合凹部と軸方向の外周に多数個の嵌合凸部を形成した操作桿との凹凸嵌合により上下調節自在に形成するため、高齢者や婦女子でも簡単に操作することができる。
本考案の水位調整水閘は、水閘チーズの内部に一端を排水管接続部の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部に開口された屈曲室と、該屈曲室にねじ込み部材を介して下端を液密に接続され、前記水閘立上管内に同心円状に配置されたテレスコープ式の水位調整スライド短管、水位調整スライド中管、水位調整スライド長管、水位調整スライド管と、上端を開口状に保持する出入り部材と、該出入り部材の流出入孔部の上部に固定された円筒状のネジ部と、該ネジ部に螺合する袋ナットと、前記ネジ部及び袋ナットを挿通し、下端にアンカー部を固着した棒状の操作桿とからなり、前記アンカー部によりスライド式に引き出すことにより、前記流出入孔部の高さ位置がコントロールできるので、水位調整を無段階に行うことができる。
本考案の水位調整水閘の断面図である。 本考案の水位調整水閘の一部切断断面図である。 本考案の水位調整水閘の断面図である。 本考案の水位調整水閘の他の実施例の断面図である。 本考案の水位調整水閘の他の実施例の一部切断断面図である。 本考案の水位調整水閘の他の実施例の断面図である。
本考案の水位調整水閘の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の断面図に示すように、水位調節水閘1は、水平方向の排水管接続部2と垂直方向の立上管接続部3を有するT字状の水閘チーズ4と、該水閘チーズ4の立上管接続部3に固定立設された水閘立上管5と、該水閘立上管5の外周にシールパッキンを介して摺動自在に嵌合されたスライド管6と、該スライド管6の上端開口を閉塞するスライド管キャップ7とからなる。
前記水閘チーズ4の内部に一端を前記排水管接続部2の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部3に開口された屈曲室8と、該屈曲室8に液密に接続される水位調整筒受け台座9と、該水位調整筒受け台座9に螺合される円筒状のねじ込み部材10と、該ねじ込み部材10の上部に形成された大径部11と、該大径部11の内側に嵌合される水位調整管12と、該水位調整管12の上部に外嵌固定された大径環状部材13と、前記水位調整管12の内部にスライド可能に挿入された同心円状の水位調整スライド短管14と、該水位調整スライド短管14の上部に外嵌固定された中径環状部材15と、前記水位調整スライド短管14の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド中管16と、該水位調整スライド中管16の上部に外嵌固定された小径環状部材17と、前記水位調整スライド中管16の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド長管18と、該水位調整スライド長管18の上部に外嵌固定された環状部材19と、前記水位調整スライド長管18の内部にスライド可能に挿入された水位調整スライド管20と、該水位調整スライド管20の上部に外嵌固定された出入り部材21と、該出入り部材21に用水の流出入孔部22を設け、前記出入り部材21には凹凸嵌合を行う嵌合凹部23を設ける一方、操作桿24には前記嵌合凹部23に嵌合する多数個の嵌合凸部25を軸方向に沿って設ける。
前記操作桿24は、上端を前記スライド管6内の上部取付部材26に嵌合させた操作桿固定枠27により保持される。前記操作桿固定枠27は、例えば棒形状を成し前記操作桿24の上部に固定され、前記上部取付部材26に前記操作桿固定枠27を載せ、前記スライド管6に前記操作桿24を固定することができる。
図2の一部切断断面図に示すように、水位調整管12、水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20をそれぞれ備え、テレスコープ式に伸縮自在に構成され、前記水閘チーズ4の屈曲室8に水位調整筒受け台座9を介してねじ込み部材10を液密に接続する。
図3の断面図に示すように、前記水位調整管12は、前記ねじ込み部材10の大径部11に内嵌合固定され、前記水位調整管12の上部には大径環状部材13が外嵌合固定される。前記大径環状部材13は、内側に段部を形成して前記水位調整管12の上部を支持して水位調整スライド短管14の上下動を案内する。
前記水位調整スライド短管14は、下端内側に第一環状部28を嵌合形成して前記水位調整スライド短管14を引き伸ばしたときに前記大径環状部材13の段部に係合してストッパーとして機能し、前記水位調整スライド短管14の上部に中径環状部材15が外嵌合固定され、前記水位調整スライド短管14の上部を支持して水位調整スライド中管16の上下動を案内する。
前記水位調整スライド中管16は、下端外側に第二環状部29を外嵌合形成して前記水位調整スライド中管16を引き伸ばしたときに前記中径環状部材15の段部に係合してストッパーとして機能し、前記水位調整スライド中管16の上部に小径環状部材17が外嵌合固定され、前記水位調整スライド中管16の上部を支持して水位調整スライド長管18の上下動を案内する。
前記水位調整スライド長管18は、下端外側に第三環状部30を外嵌合形成して前記水位調整スライド長管18を引き伸ばしたときに前記小径環状部材17の段部に係合してストッパーとして機能し、前記水位調整スライド長管18の上部に環状部材19が外嵌合固定され、前記水位調整スライド長管18の上部を支持して水位調整スライド管20の上下動を案内する。
前記水位調整スライド管20は、下端内側に第四環状部31を内嵌合形成して前記水位調整スライド管20を引き伸ばしたときに前記環状部材19の段部に係合してストッパーとして機能し、前記水位調整スライド管20の上部に出入り部材21が内嵌合固定され、前記出入り部材21の嵌合凹部23と操作桿24の嵌合凸部25の係脱により、テレスコープ式に前記操作桿24を上下調節自在に形成する。
次に、本考案の水位調整水閘の一実施例の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1の断面図に示すように、スライド管6の上端、すなわちスライド管キャップ7が畦畔の地面に合うようにスライド管6を水閘立上管5上部外周に沿って摺動させて高さ調節を行う。
そして、湿田、乾田化の管理のためには、前記スライド管キャップ7を開け、前記スライド管6の上部取付部材26から操作桿固定枠27を外し、操作桿24を引き上げて前記スライド管6の開口部位置まで出入り部材21を引き上げる。
つぎに、前記操作桿固定枠27により前記操作桿24を所定角度回転させ、前記出入り部材21に設けた嵌合凹部23と操作桿24の嵌合凸部25の係合を外し、凹凸嵌合により操作桿24の長さ調節を行い、再び前記操作桿固定枠27を所定角度回転させ、前記操作桿24を固定する。
その後、図2の一部切断断面図、図3の断面図に示すように、前記操作桿24をスライド管6内に戻し、前記上部取付部材26に操作桿固定枠27を保持させ、前記スライド管キャップ7を閉蓋する。
これで、用水路からの水は、水閘チーズ4の排水管接続部2から流入し、屈曲室8を経てテレスコープ式の水位調整管12、水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20、出入り部材21の流出入孔部22から溢水してもう一方の排水管接続部2に排水される。
したがって、前記操作桿24の長さ調節を行うことにより、前記出入り部材21の流出入孔部22位置を調節できるので、簡単に水位調節、すなわち湿田、乾田化の管理を行うことができる。
さらに、本考案の水位調整水閘の他の実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
前述の水位調整水閘との違いは、出入り部材21に設けた嵌合凹部23と操作桿24の嵌合凸部25の凹凸嵌合に代えて、ネジ部32及び袋ナット33と操作桿34のネジ締め付けにより無段階に長さ調節を図る点である。
図4の断面図において、水位調節水閘1は、水平方向の排水管接続部2と垂直方向の立上管接続部3を有するT字状の水閘チーズ4と、該水閘チーズ4の立上管接続部3に固定立設された水閘立上管5と、該水閘立上管5の外周にシールパッキンを介して摺動自在に嵌合されたスライド管6と、該スライド管6の上端開口を閉塞するスライド管キャップ7とからなる。
前記水閘チーズ4の内部に一端を前記排水管接続部2の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部3に開口された屈曲室8と、該屈曲室8に液密に接続される水位調整筒受け台座9と、該水位調整筒受け台座9に螺合される円筒状のねじ込み部材10と、該ねじ込み部材10の上部に形成された大径部11と、該大径部11の内側に嵌合される水位調整管12と、該水位調整管12の上部に外嵌固定された大径環状部材13と、前記水位調整管12の内部にスライド可能に挿入された同心円状の水位調整スライド短管14と、該水位調整スライド短管14の上部に外嵌固定された中径環状部材15と、前記水位調整スライド短管14の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド中管16と、該水位調整スライド中管16の上部に外嵌固定された小径環状部材17と、前記水位調整スライド中管16の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド長管18と、該水位調整スライド長管18の上部に外嵌固定された環状部材19と、前記水位調整スライド長管18の内部にスライド可能に挿入された水位調整スライド管20と、該水位調整スライド管20の上部に外嵌固定された出入り部材21と、該出入り部材21に用水の流出入孔部22を設け、棒状の操作桿34の下端には大径のアンカー部Qを設ける。
そして、前記流出入孔部22の上部に固定された円筒状のネジ部32と、該ネジ部32に螺合する袋ナット33を設け、前記操作桿34のアンカー部Qにより、前記水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20をスライド式に引き出すことができる。
次に、本考案の水位調整水閘の他の実施例の操作動作について、以下に説明する。
図4の断面図に示すように、水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20、出入り部材21の流出入孔部22が最下端位置に設定されている。
この状態から袋ナット33を緩めてネジ部32との螺合を解除すると、水位調整スライド管20の上下動が可能となり、操作桿34のアンカー部Qにより水位調整スライド管20を最上端まで引き上げると、水位調整スライド管20のストッパー部材(図示省略)が環状部材19の段部に係合してテレスコープ式に水位調整スライド長管18を引き上げる。
さらに、前記水位調整スライド長管18を最上端まで引き上げると、水位調整スライド長管18のストッパー部材(図示省略)が小径環状部材17の段部に係合してテレスコープ式に水位調整スライド中管16を引き上げる。
さらに引き上げると、水位調整スライド中管16のストッパー部材(図示省略)が中径環状部材15の段部に係合してテレスコープ式に水位調整スライド短管14を引き上げる。
図5の一部切断正面図、図6の断面図に示すように、前記ネジ部32及び袋ナット33が操作桿34で固定されると、流出入孔部22および水位調整スライド短管14、水位調整スライド中管16、水位調整スライド長管18、水位調整スライド管20が引き伸ばされて流出入孔部22が上位になり、水位は高く調整される。
なお、前記ネジ部32及び袋ナット33の締め付け位置を自由に選択することができ、それによって流出入孔部22の高さ位置がコントロールできるので、水位調整を無段階に行うことができる。
1 水位調節水閘
2 排水管接続部
3 立上管接続部
4 水閘チーズ
5 水閘立上管
6 スライド管
7 スライド管キャップ
8 屈曲室
9 差し込み部材
10 ねじ込み部材
11 大径部
12 水位調整管
13 大径環状部材
14 水位調整スライド短管
15 中径環状部材
16 水位調整スライド中管
17 小径環状部材
18 水位調整スライド長管
19 環状部材
20 水位調整スライド管
21 出入り部材
22 流出入孔部
23 嵌合凹部
24 操作桿
25 嵌合凸部
26 上部取付部材
27 操作桿固定枠
28 第一環状部
29 第二環状部
30 第三環状部
31 第四環状部
32 ネジ部
33 袋ナット
34 操作桿

Claims (2)

  1. 水平方向の排水管接続部と垂直方向の立上管接続部を有するT字状の水閘チーズと、該水閘チーズの立上管接続部に固定立設された水閘立上管と、該水閘立上管の外周にシールパッキンを介して摺動自在に嵌合されたスライド管と、該スライド管の上端開口を閉塞するスライド管キャップとからなる水位調節水閘において、
    前記水閘チーズの内部に一端を前記排水管接続部の内壁に連結され、他端を前記立上管接続部に開口された屈曲室と、該屈曲室に液密に接続される水位調整筒受け台座と、該水位調整筒受け台座に螺合される円筒状のねじ込み部材と、該ねじ込み部材の上部に形成された大径部と、該大径部の内側に嵌合される水位調整管と、該水位調整管の上部に外嵌固定された大径環状部材と、前記水位調整管の内部にスライド可能に挿入された同心円状の水位調整スライド短管と、該水位調整スライド短管の上部に外嵌固定された中径環状部材と、前記水位調整スライド短管の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド中管と、該水位調整スライド中管の上部に外嵌固定された小径環状部材と、前記水位調整スライド中管の内部にスライド可能に挿入された円筒状の水位調整スライド長管と、該水位調整スライド長管の上部に外嵌固定された環状部材と、前記水位調整スライド長管の内部にスライド可能に挿入された水位調整スライド管と、該水位調整スライド管の上部に外嵌固定された出入り部材と、該出入り部材に用水の流出入孔部を設け、前記出入り部材には凹凸嵌合を行う嵌合凹部を設ける一方、操作桿には前記嵌合凹部に嵌合する多数個の嵌合凸部を軸方向に沿って設け、前記出入り部材に設けた嵌合凹部と前記操作桿の嵌合凸部の凹凸嵌合により長さ調節を図ることを特徴とする水位調整水閘。
  2. 前記水位調節水閘において、前記出入り部材に設けた嵌合凹部と操作桿の嵌合凸部の凹凸嵌合に代えて、前記出入り部材の流出入孔部の上部に固定された円筒状のネジ部と、該ネジ部に螺合する袋ナットと、前記ネジ部及び袋ナットを挿通し、下端にアンカー部を固着した棒状の操作桿とからなり、前記水位調整スライド短管、水位調整スライド中管、水位調整スライド長管、水位調整スライド管を前記アンカー部によりスライド式に引き出し、前記ネジ部及び袋ナットにより長さ調節を図ることを特徴とする請求項1記載の水位調整水閘。
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