JP3199282B2 - 養毛剤 - Google Patents
養毛剤Info
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- JP3199282B2 JP3199282B2 JP18131392A JP18131392A JP3199282B2 JP 3199282 B2 JP3199282 B2 JP 3199282B2 JP 18131392 A JP18131392 A JP 18131392A JP 18131392 A JP18131392 A JP 18131392A JP 3199282 B2 JP3199282 B2 JP 3199282B2
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- extract
- hair restorer
- plant
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物抽出物を有効成分
とする養毛剤に関する。
とする養毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ユリアニア科(Family Julianiaceae) 植
物は、インデオの伝承として、その皮を煮汁にして服用
することにより、胃腸病に有効で、制癌作用等を示すと
いわれている。しかしながら、ユリアニア科植物の抽出
物が養毛効果を発揮することは知られていない。
物は、インデオの伝承として、その皮を煮汁にして服用
することにより、胃腸病に有効で、制癌作用等を示すと
いわれている。しかしながら、ユリアニア科植物の抽出
物が養毛効果を発揮することは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、植物抽出物
を有効成分とする真に有効な養毛剤を提供することを目
的とする。
を有効成分とする真に有効な養毛剤を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、真に有効
な養毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ユリアニ
ア科植物の抽出物が極めて効果的な養毛作用を有するこ
とを見出し、その知見に基づき本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明の養毛剤は、ユリアニア科植物の抽出
物を有効成分として含有することを特徴とするものであ
る。
な養毛剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ユリアニ
ア科植物の抽出物が極めて効果的な養毛作用を有するこ
とを見出し、その知見に基づき本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明の養毛剤は、ユリアニア科植物の抽出
物を有効成分として含有することを特徴とするものであ
る。
【0005】本発明において、原料として用いられるユ
リアニア科植物としては、好ましくは Juliania adstri
ngens(クアチャララーテ(CUACHALALATE)) 、Amphiptery
giumadstringens、Orthopterygium huancuyが挙げられ
る。特に、これらの植物の皮が好ましい。抽出溶媒とし
ては、水;アルコール類、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール;エーテル類、例えばエ
チルエーテル、ジオキサン;ケトン類、例えばアセトン
等が挙げられる。抽出物を一旦溶媒除去して乾燥物とし
て用いる場合には、前述した任意の溶媒を単独で又は混
合して用いることができる。一方、抽出物を溶媒に溶解
した状態で用いる場合には、人体に対して有害な作用を
示さない溶媒を用いる必要があり、この場合には、水、
エタノール又はこれらの混合物を用いることが好まし
い。
リアニア科植物としては、好ましくは Juliania adstri
ngens(クアチャララーテ(CUACHALALATE)) 、Amphiptery
giumadstringens、Orthopterygium huancuyが挙げられ
る。特に、これらの植物の皮が好ましい。抽出溶媒とし
ては、水;アルコール類、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール;エーテル類、例えばエ
チルエーテル、ジオキサン;ケトン類、例えばアセトン
等が挙げられる。抽出物を一旦溶媒除去して乾燥物とし
て用いる場合には、前述した任意の溶媒を単独で又は混
合して用いることができる。一方、抽出物を溶媒に溶解
した状態で用いる場合には、人体に対して有害な作用を
示さない溶媒を用いる必要があり、この場合には、水、
エタノール又はこれらの混合物を用いることが好まし
い。
【0006】抽出に際して、ユリアニア科植物、好まし
くは該植物の皮は、そのまま用いることもでき、また破
砕又は粉砕して溶媒との接触を高めることもできる。ユ
リアニア科植物と溶媒との比率については特に制限はな
いが、好ましくは、ユリアニア科植物1kg当り溶媒5〜
25L とする。抽出温度は、好ましくは室温ないし溶媒の
常圧下での沸点の範囲内であり、抽出時間は、抽出温度
等により異なるが、好ましくは1時間〜1日間である。
くは該植物の皮は、そのまま用いることもでき、また破
砕又は粉砕して溶媒との接触を高めることもできる。ユ
リアニア科植物と溶媒との比率については特に制限はな
いが、好ましくは、ユリアニア科植物1kg当り溶媒5〜
25L とする。抽出温度は、好ましくは室温ないし溶媒の
常圧下での沸点の範囲内であり、抽出時間は、抽出温度
等により異なるが、好ましくは1時間〜1日間である。
【0007】ユリアニア科植物の抽出物は人体に対して
毒性を示さないので、本発明の養毛剤における配合量に
ついて特に制限はないが、該抽出物の量(乾燥物換算)
を本発明の養毛剤の全量に対して 2.5〜25重量%とする
ことが好ましい。本発明の養毛剤に用いる基剤として
は、化粧品組成物に常用されている任意のものを用いる
ことができ、例えば水、エタノール等の一価アルコール
類、グリセリン、エチレングリコール等の多価アルコー
ル類、油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
毒性を示さないので、本発明の養毛剤における配合量に
ついて特に制限はないが、該抽出物の量(乾燥物換算)
を本発明の養毛剤の全量に対して 2.5〜25重量%とする
ことが好ましい。本発明の養毛剤に用いる基剤として
は、化粧品組成物に常用されている任意のものを用いる
ことができ、例えば水、エタノール等の一価アルコール
類、グリセリン、エチレングリコール等の多価アルコー
ル類、油脂類、界面活性剤などを用いることができる。
【0008】本発明の養毛剤には、その効果を損なわな
い限りにおいて、養毛作用を有する他の成分や養毛剤又
は整髪料に用いられている成分を含有せしめることがで
き、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビタミ
ン類、アミノ酸類、生薬エキス類、色素、レゾルシン、
メントール、湿潤剤、香料等が挙げられる。本発明の養
毛剤は、ヒトの頭皮又は動物の皮膚に適用した場合、強
力な養毛効果を発揮する。
い限りにおいて、養毛作用を有する他の成分や養毛剤又
は整髪料に用いられている成分を含有せしめることがで
き、これらの成分としては、例えばホルモン類、ビタミ
ン類、アミノ酸類、生薬エキス類、色素、レゾルシン、
メントール、湿潤剤、香料等が挙げられる。本発明の養
毛剤は、ヒトの頭皮又は動物の皮膚に適用した場合、強
力な養毛効果を発揮する。
【0009】本発明の養毛剤は、前述したごとく、古く
から服用されており、ヒト及び動物に対する安全性につ
いては全く問題はない。
から服用されており、ヒト及び動物に対する安全性につ
いては全く問題はない。
【0010】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。 (実施例1) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮10kg及びセンブリ200gを水道水200Lに 100℃で
4時間煮沸し、上清液を濾取して抽出液100Lを得た。こ
の抽出液100Lにエタノール5L 及びケイ酸マグネシウム
アルミニウム5kgを加え混合し、本発明の養毛剤を得
た。
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。 (実施例1) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮10kg及びセンブリ200gを水道水200Lに 100℃で
4時間煮沸し、上清液を濾取して抽出液100Lを得た。こ
の抽出液100Lにエタノール5L 及びケイ酸マグネシウム
アルミニウム5kgを加え混合し、本発明の養毛剤を得
た。
【0011】なお、前記抽出液を乾燥したところ、皮42
0g当り乾燥物98g が得られた。 (実施例2) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮500gを水道水5L に 100℃で4時間煮沸し、上
清液を濾取して抽出液2.5Lを得た。 (実施例3) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮1kg及びセンブリ20g を水道水20L に 100℃で
4時間煮沸し、上清液を濾取して抽出液10L を得た。
0g当り乾燥物98g が得られた。 (実施例2) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮500gを水道水5L に 100℃で4時間煮沸し、上
清液を濾取して抽出液2.5Lを得た。 (実施例3) 抽出物の調製 Juliania adstringens(クアチャララーテ(CUACHALALAT
E)) の皮1kg及びセンブリ20g を水道水20L に 100℃で
4時間煮沸し、上清液を濾取して抽出液10L を得た。
【0012】(実施例4) 処方例 以下に、本発明の養毛剤の処方例を示す。 (1) ヘアートニック 処方A 実施例2で得た抽出液 95重量% イソプロピルアルコール 5重量% 処方B 実施例3で得た抽出液 95重量% エタノール 5重量% (2) ヘアークリーム 実施例3で得た抽出液 95重量% ケイ酸マグネシウムアルミニウム 5重量% ───────────────────────── 上記成分を混合してゲル状になったもの 95重量% イソプロピルアルコール 5重量% (実施例5) 適用例 実施例4のヘアートニックを被験者に適用した。その結
果を表1に示す。
果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【0015】(実施例6) 適用例 実施例4のヘアークリームを被験者に適用した。その結
果を表2に示す。
果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、植物抽出物を有効成分
とする真に有効な養毛剤を提供することができる。
とする真に有効な養毛剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−265009(JP,A) 特開 平2−221215(JP,A) 特開 平2−218694(JP,A) 特開 平2−48512(JP,A) 特開 平2−83310(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155 CA(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 ユリアニア科植物の抽出物を有効成分と
して含有することを特徴とする養毛剤。 - 【請求項2】 ユリアニア科植物が Juliania adstring
ens 、Amphipterygium adstringens又は Orthopterygiu
m huancuy である請求項1記載の養毛剤。 - 【請求項3】 抽出物が水抽出物である請求項1又は2
記載の養毛剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18131392A JP3199282B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 養毛剤 |
MX9304066A MX9304066A (es) | 1992-07-08 | 1993-07-06 | Tonico para el cabello. |
US08/622,018 US5843421A (en) | 1992-07-08 | 1996-03-26 | Hair tonic |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18131392A JP3199282B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 養毛剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624942A JPH0624942A (ja) | 1994-02-01 |
JP3199282B2 true JP3199282B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16098499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18131392A Expired - Fee Related JP3199282B2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 養毛剤 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199282B2 (ja) |
MX (1) | MX9304066A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3626077B2 (ja) | 2000-06-27 | 2005-03-02 | 株式会社小糸製作所 | ヘッドランプクリーナー |
JP2002087938A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-27 | Shiseido Co Ltd | 養毛剤及びそのスクリーニング方法 |
JP4321957B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2009-08-26 | 株式会社資生堂 | 男性型脱毛に対する抑制剤 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18131392A patent/JP3199282B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-07-06 MX MX9304066A patent/MX9304066A/es not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624942A (ja) | 1994-02-01 |
MX9304066A (es) | 1994-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |