JP3199037B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP3199037B2
JP3199037B2 JP29948898A JP29948898A JP3199037B2 JP 3199037 B2 JP3199037 B2 JP 3199037B2 JP 29948898 A JP29948898 A JP 29948898A JP 29948898 A JP29948898 A JP 29948898A JP 3199037 B2 JP3199037 B2 JP 3199037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の走行す
る道路の白線を検出するために、車載カメラによって撮
像した画像を処理する画像処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の安全走行を目的とし
て、道路上(特に高速道路上)の白線を検出し、その検
出した白線によって自動車の走行制御(自動運転など)
が行われている。道路上の白線の検出は、車載カメラに
よって自動車の前方の道路を撮像し、その撮像した画像
を画像処理装置が処理することにより行われる。
【0003】図7は、従来における車載カメラが撮像し
た画像例を示す図である。図7に示すように、天候が晴
天の場合は、車載カメラは、道路上の白線を明確に撮像
することができ、その撮像された画像を処理することに
よって白線を検出することができる。
【0004】一方、天候が雨天の場合は、車載カメラ
は、道路上の白線を明確に撮像することができず、白線
を検出することができなくなる。図8に示すように、道
路面上に水が溜まることにより、白線が水面に隠れてし
まい、水面の反射で白線が見えなくなったり、また、先
行車の水しぶきにより、明瞭に撮像することができなく
なるからである。
【0005】雨天の場合でも、白線を検出することがで
きるように、白線の検出感度を上げることが考えられる
が、図9に示すように、白線の検出感度を上げると、先
行車のタイヤ跡を白線であると誤検出してしまう。従っ
て、白線の検出感度をある程度下げておく必要がある
(白線の検出感度を上げることができない)。
【0006】尚、雨天の場合でも、道路の道路端は、水
没しにくく比較的(白線と比較して)検出しやすいた
め、図7に示すように、何とか検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、雨天
の場合には、水面の反射で白線が見えなくなったり、先
行車の水しぶきにより、車載カメラは、道路上の白線を
明瞭に撮像することができず、白線を検出することがで
きなくなるという課題があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、雨天時の白線を検出するこ
とができない場合に、信頼性高く白線を推定することが
できる画像処理方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る画像処理方法は、撮像手段が撮像した画像から白線を
検出する白線検出処理と、画像から道路領域を検出する
道路領域検出処理と、道路領域からの道路端を検出する
道路端検出処理と、道路端から道路端線を推定する道路
端線推定処理と、道路端線と道路設計パラメータから未
検出の白線を推定する白線推定処理とを有するものであ
る。
【0010】
【0011】請求項記載の発明に係る画像処理方法
は、撮像手段が撮像した画像から道路領域を検出する道
路領域検出処理と、道路領域内の白線を検出する白線検
出処理と、道路領域から道路端を検出する道路端検出処
理と、道路端から道路端線を推定する道路端線推定処理
と、道路端線と道路設計パラメータから未検出の白線を
推定する白線推定処理とを有するものである。
【0012】請求項記載の発明に係る画像処理方法
は、白線推定処理において、未検出の白線が道路端線の
消失点を通るようにしたものである。
【0013】請求項記載の発明に係る画像処理方法
は、道路端検出処理で道路端を検出できなかった場合、
道路端の代わりに代替特徴点を検出し、この代替特徴点
から特徴点並び線を推定し、この特徴点並び線の消失点
を利用して未検出の白線の推定を行うものである。
【0014】請求項記載の発明に係る画像処理方法
は、白線推定処理において、白線検出処理で検出した白
線も未検出の白線の推定に使用するものである。
【0015】請求項記載の発明に係る画像処理方法
は、白線推定処理後、検出した白線、道路端線、または
特徴点並び線の消失点の集まり具合によって、推定した
白線の精度を確認するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
画像処理方法を説明するための雨天時に車載カメラが撮
像した画像例を示す図である。尚、車載カメラ(撮像手
段;図示せず)は、自動車のノーズの先端や車内のルー
ムミラー(バックミラー)の裏側に取り付けられてお
り、自動車の前方を撮像するものである。
【0017】図1において、道路領域100の右道路端
101及び左道路端102は、画像処理装置(図示せ
ず)の画像処理によって、画像から何とか検出できてい
るものとする。一方、道路上の白線103,104は、
画像が不明確であり、検出に失敗しているものとする。
【0018】白線105,106は、左右の道路端10
1,102及び道路設計パラメータ(さらに、白線が検
出できた場合はその白線)から推定されたものである。
ここで、道路設計パラメータには、道路(高速道路)の
設計上の条件式使用される。即ち、白線と白線との間
隔、道路端と白線との間隔、白線の幅などの数値は、道
路の規格として定められており、これらの数値を白線の
推定のパラメータに使用する。尚、道路設計パラメータ
としては、道路の規格として定められている数値以外
に、GPS(Global Positioning System )などを用い
ることによって、地図情報にある道路の車線数などの情
報をパラメータとして使用することもできる。
【0019】道路端線107,108は、それぞれ道路
端101,102から推定されたものである。消失点1
09は、道路が直線の場合の道路端線107,108が
集まる点である。尚、図1に示す画像例では、3車線の
道路を想定している。
【0020】次に、画像処理動作について説明する。図
2は、この発明の実施の形態1による画像処理方法を説
明するためのフローチャートである。画像処理装置は、
車載カメラが撮像した画像から、道路上の白線103,
104を明確に捕らえる(検出する)ことができるか否
か判断する(ステップST1)。その結果、白線10
3,104を明確に捕らえることができた場合には、そ
の白線103,104はそのまま自動車の走行制御など
に利用される。
【0021】図1のように、白線103,104を明確
に捕らえることができなかった場合には、画像処理装置
は、画像から道路領域100を検出する(ステップST
2)。このように、道路領域100を検出するのは、白
線103,104は常に道路領域100内にあるので、
白線105,106の推定に使用する道路設計パラメー
タの適用範囲を限定しておくためである。
【0022】次に、画像処理装置は、道路領域100の
左右の道路端101,102を明確に捕らえる(検出す
る)ことができるか否か、即ち、道路領域100のエッ
ジを左右の道路端101,102とみなせるか否か判断
する(ステップST3)。その結果、左右の道路端10
1,102を捕らえることができなかった場合には、白
線105,106の推定の失敗となる。
【0023】左右の道路端101,102を捕らえるこ
とができた場合には、左右の道路端101,102から
道路端線107,108を推定する(ステップST
4)。この道路端線107,108は、白線105,1
06の推定の基準線として使用される。
【0024】このように、道路端線107,108を白
線105,106の推定の基準線とするのは、道路端1
01,102は雨天時でも比較的水没しにくく検出でき
る可能性が高いので、道路端101,102から推定さ
れる道路端線107,108を利用しやすいからであ
り、また、道路の設計上、実際の白線103,104は
道路端101,102と平行であるので、道路設計パラ
メータを用いて白線105,106の推定が可能である
からである。
【0025】次に、推定した道路端線107,108及
び道路設計パラメータから白線105,106の位置を
推定する(ステップST5)。図1の場合では、道路は
3車線であるので、2本の白線105,106を推定す
る。
【0026】尚、図1の画像例における白線検出処理
(ステップST1)では、白線103,104のいずれ
も検出できなかったこととしたが、白線103,104
のいずれかが検出できた場合には、その検出できた白線
(103または104)も利用して、白線(105また
は106)の位置の推定を行うこともできる。即ち、画
像から検出できた白線(103または104)から得ら
れるレーン間隔やカーブの曲率などの情報を補って白線
(105または106)の推定を行う。この場合、白線
(105または106)の位置の推定の信頼性を向上さ
せることができる。
【0027】また、白線105,106の位置推定処理
(ステップST5)の際、道路が直線の場合には、左右
の道路端線107,108及び白線105,106は、
理想的には、消失点109に集まるので、左右の道路端
線107,108の消失点109を求めておき、白線1
05,106がこの消失点109を直線的に通るように
白線105,106の位置を決めることもできる。この
ように、道路端線107,108の消失点109を利用
して白線105,106の推定を行うことにより、白線
105,106の位置の推定の信頼性を向上させること
ができるとともに、白線105,106の推定の計算量
を削減することができる。
【0028】そして、上記のように推定した白線10
5,106の位置を白線位置として自動車の走行制御な
どに利用する。
【0029】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、道路領域100の道路端101,102から推定し
た道路端線107,108を基準として、道路設計パラ
メータを用いて白線105,106の推定を行うので、
雨天時の白線103,104を検出することができない
場合に、信頼性高く白線105,106を推定すること
ができる。
【0030】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による画像処理方法を説明するための雨天時に車
載カメラが撮像した画像例を示す図である。図3におい
て、道路領域110の左右の道路端111,112及び
道路上の実際の白線113は、画像処理装置(図示せ
ず)の画像処理によって、画像から何とか検出できてい
るものとする。一方、道路上の実際の白線114は、画
像が不明確であり、検出に失敗しているものとする。
【0031】白線115は、左右の道路端111,11
2及び道路設計パラメータ(さらに、図3では検出でき
た白線113)から推定されたものである。道路端線1
16,117は、それぞれ道路端101,102から推
定されたものである。消失点118は、道路が直線のと
きに左右の道路端111,112が集まる点である。
【0032】次に、画像処理動作について説明する。図
4は、この発明の実施の形態2による画像処理方法を説
明するためのフローチャートである。画像処理装置は、
まず、車載カメラが撮像した画像から、道路の道路領域
110を検出する(ステップST11)。このように、
上記実施の形態1と異なり、道路領域110検出を最初
に行うのは、予め天候が悪い(雨天)と判断できる場合
には、最初に道路領域110の検出を行うことにより、
白線113,114を検出する範囲を狭くすることがで
き、処理時間を短縮することができるからである。
【0033】次に、検出した道路領域110内で白線1
13,114を検出し(ステップST12)、その領域
内の全ての白線113,114を明確に捕らえる(検出
する)ことができるか否か判断する(ステップST1
3)。その結果、全ての白線113,114を捕らえる
ことができた場合には、そのまま白線113,114を
自動車の走行制御などに利用する。
【0034】全ての白線113,114を捕らえること
ができなかった場合(図3の場合)には、道路領域11
0の道路端111,112を明確に捕らえる(検出す
る)ことができるか否か、即ち、道路領域110のエッ
ジを道路端111,112とみなれるか否かを判断する
(ステップST14)。その結果、左右の道路端11
1,112を捕らえることができなかった場合には、白
線115の推定の失敗となる。一方、左右の道路端11
1,112を捕らえることができた場合には、左右の道
路端111,112から道路端線116,117を推定
する(ステップST15)。
【0035】次に、推定した道路端線116,117及
び道路設計パラメータから白線115の位置を推定する
(ステップST16)。図3の場合には、実際に検出で
きた白線113も利用して白線115の位置を推定す
る。即ち、道路端線116,117及び検出できた白線
113を基準線として、白線115の位置の推定を行
う。このように、白線113も基準線とするのは、道路
端線116,117よりも白線113の方が信頼性が高
く、推定した白線115の位置を実際の白線114の位
置に一層近づけることができるからである。
【0036】また、白線115の位置の推定の際、道路
が直線の場合には、上記実施の形態1で説明したのと同
様、消失点118を利用することにより、白線115の
推定の信頼性を向上させることができるとともに、白線
115の推定の計算量を削減することができる。
【0037】そして、上記のように推定した白線115
の位置を白線位置として自動車の走行制御などに利用す
る。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、道路領域110検出を最初に行うので、予め天候が
悪い(雨天)と判断できる場合に、白線113,114
を検出する範囲を狭くすることができ、処理時間を短縮
することができる。
【0039】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による画像処理方法を説明するための雨天時に車
載カメラが撮像した画像例を示す図である。図5におい
て、道路領域120の右道路端121及び道路上の実際
の白線123は、画像処理装置(図示せず)の画像処理
によって、画像から何とか検出できているものとする。
一方、道路領域120の左道路端122及び道路上の実
際の白線124は、画像が不明確であり、検出に失敗し
ているものとする。
【0040】白線125は、右道路端121及び道路設
計パラメータ(さらに、図5では検出できた白線12
3)から推定されたものである。代替特徴点126は、
道路端122が明確に検出できない場合に、その道路端
122の代わりに白線125の推定に利用するものであ
り、道路領域120の外にあるガードレールの反射板、
照明灯の並び、植木の並びなどが代替特徴点となり得
る。特徴点並び線127は、代替特徴点126から推定
されるものである。道路端線128は、右道路端121
から推定されるものである。消失点129は、道路が直
線である場合の白線123、特徴点並び線127や道路
端線128などが集まる点である。道路端判定不可領域
130は、検出に失敗した左道路端122の外の領域で
ある。
【0041】次に、画像処理動作について説明する。図
6は、この発明の実施の形態3による画像処理方法を説
明するためのフローチャートである。画像処理装置は、
車載カメラが撮像した画像から、道路上の白線123,
124を明確に捕らえる(検出する)ことができるか否
か判断する(ステップST21)。その結果、白線12
3,124を明確に捕らえることができた場合には、そ
の白線123,124をそのまま自動車の走行制御など
に利用する。
【0042】白線123,124を明確に捕らえること
ができなかった場合(図5の場合)には、画像処理装置
は、画像から道路領域120を検出する(ステップST
22)。そして、画像処理装置は、道路領域120の左
右の道路端121,122を明確に捕らえる(検出す
る)ことができるか否か、即ち、道路領域120のエッ
ジを左右の道路端121,122とみなせるか否か判断
する(ステップST3)。尚、図5の場合は、左道路端
122を明確に検出することができない場合である。
【0043】尚、左右の道路端121,122を明確に
捕らえることができた場合には、上記実施の形態1で説
明したのと同様、道路端線を推定し(ステップST2
6)、その道路端線及び道路設計パラメータから白線1
25の位置を推定する(ステップST27)。
【0044】左右の道路端121,122を明確に捕ら
える(検出する)ことができなかった場合(図5の場
合)には、道路端121,122に代わる代替特徴点1
26が存在するか否か判断する(ステップST24)。
尚、図5の場合、左道路端122が明確に検出できなか
ったが、その代替特徴点126が存在している。道路端
122の代替特徴点126が存在しなかった場合には、
白線125の推定の失敗となる。
【0045】道路端122の代替特徴点126が存在し
た場合(図5の場合)には、次に、画像処理装置は、道
路端122に代わる代替特徴点126を明確に検出でき
ているか否か判断する(ステップST25)。その結
果、代替特徴点126を明確に検出できなかった場合に
は、白線125の推定の失敗となる。一方、代替特徴点
126を明確に検出できた場合には、道路端線に代わっ
て特徴点並び線127を推定する(ステップST2
6)。
【0046】次に、道路端線121、特徴点並び線12
7及び道路設計パラメータ(図5の場合は検出できた白
線123)から白線125の位置を推定する(ステップ
ST27)。ここで、特徴点並び線127は、道路端線
と異なり、白線125の推定の基準線となるものではな
い。この特徴点並び線127は、道路設計の規格で定ま
っているわけではないので、道路設計パラメータを適用
できないからである。従って、この特徴点並び線127
以外の他の線(検出できた白線123や道路端線12
8)を基準線として道路設計パラメータを用いて白線1
25の推定を行う。
【0047】但し、白線125の位置を推定する際に、
特徴点並び線27と他の線(検出できた白線123や道
路端線128)との消失点129を求め、この消失点1
29を利用する。即ち、理想的には、白線123、道路
端線128及び特徴点並び線127は、消失点129に
集中するので、その消失点129を通るように白線12
5を直線的に位置決めすることができる。
【0048】尚、代替特徴点126が特定でき、道路設
計パラメータで基準が定まっているもの(例えば、道路
設計上の規格で定まっているガードレールの反射板な
ど)であれば、その代替特徴点126の特徴点並び線1
27を基準線として利用して、白線125の位置の推定
を行ってもよい。
【0049】そして、上記のように推定した白線10
5,106の位置を白線位置として自動車の走行制御な
どに利用する。
【0050】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、道路端122の検出に失敗した場合に、それに代わ
る代替特徴点126の並びを利用して、白線125の位
置の推定を行うので、白線125の推定失敗の可能性は
低くなる。
【0051】また、白線125の推定に利用する線の優
先度を、(1)実際に検出した白線123、(2)道路
端線128、(3)特徴点並び線127の順にしたの
で、できる限り、推定した白線125の位置の信頼性が
高くなるようになっている。
【0052】尚、上記実施の形態1から実施の形態3で
は、検出できた白線、推定した道路端線及び特徴点並び
線の消失点を用いて白線の推定を行ったが、これに限る
ものではなく、白線を推定した後、各線の消失点(白
線、道路端線及び特徴点並び線の消失点)を求め、これ
ら消失点の集まり具体によって、推定した白線の位置の
精度を確認することもできる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、撮像手段が撮像した画像から道路領域の道路端を
検出し、この道路端から推定した道路端線と道路の規格
として定められている道路設計パラメータから未検出の
白線を推定するので、雨天時に白線を検出することがで
きない場合でも、信頼性高く未検出の白線を推定するこ
とができる効果がある。
【0054】請求項2記載の発明によれば、撮像手段が
撮像した画像から白線を検出する白線検出処理と、画像
から道路領域を検出する道路領域検出処理と、道路領域
からの道路端を検出する道路端検出処理と、道路端から
道路端線を推定する道路端線推定処理と、道路端線と道
路設計パラメータから未検出の白線を推定する白線推定
処理とを有するので、上記請求項1と同様、雨天時に、
信頼性高く未検出の白線を推定することができる効果が
ある。
【0055】請求項3記載の発明によれば、撮像手段が
撮像した画像から道路領域を検出する道路領域検出処理
と、道路領域内の白線を検出する白線検出処理と、道路
領域から道路端を検出する道路端検出処理と、道路端か
ら道路端線を推定する道路端線推定処理と、道路端線と
道路設計パラメータから未検出の白線を推定する白線推
定処理とを有するので、予め雨天と判断できる場合に、
白線を検出する範囲を狭くすることができ、処理時間を
短縮することができる効果がある。
【0056】請求項4記載の発明によれば、白線推定処
理において、未検出の白線が道路端線の消失点を通るよ
うにしたので、白線の位置の推定の信頼性を向上させる
ことができるとともに、白線の推定の計算量を削減する
ことができる効果がある。
【0057】請求項5記載の発明によれば、道路端検出
処理で道路端を検出できなかった場合、道路端の代わり
に代替特徴点を検出し、この代替特徴点から特徴点並び
線を推定し、この特徴点並び線の消失点を利用して未検
出の白線の推定を行うので、白線の推定失敗の可能性は
低くすることができる効果がある。
【0058】請求項6記載の発明によれば、白線推定処
理において、白線検出処理で検出した白線も未検出の白
線の推定に使用するので、白線の位置の推定の信頼性を
一層向上させることができる効果がある。
【0059】請求項7記載の発明によれば、白線推定処
理後、検出した白線、道路端線、または特徴点並び線の
消失点の集まり具合によって、推定した白線の精度を確
認するので、推定した白線の位置の精度を確認すること
もできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像処理方法
を説明するための雨天時に車載カメラが撮像した画像例
を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による画像処理方法
を説明するためのフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による画像処理方法
を説明するための雨天時に車載カメラが撮像した画像例
を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による画像処理方法
を説明するためのフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による画像処理方法
を説明するための雨天時に車載カメラが撮像した画像例
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による画像処理方法
を説明するためのフローチャートである。
【図7】 従来における車載カメラが撮像した画像例を
示す図である。
【図8】 白線が水面の反射により検出できない場合の
具体例を示す図である。
【図9】 先行車のタイヤ跡を白線と誤検出する場合の
具体例を示す図である。
【符号の説明】
100,110,120 道路領域 101,102,111,112,121,122 道
路端 103,104,113,114,123,124 白
線 105,106,115,125 推定した白線 107,108,116,117,128 道路端線 109,118,129 消失点 126 代替特徴点 127 特徴点並び線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝野 有二 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニア リング株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−40379(JP,A) 特開 平5−334595(JP,A) 特開 平2−90379(JP,A) 特開 平8−87700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 - 7/60 G08G 1/16 G05D 1/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段が撮像した画像から白線を検出
    する白線検出処理と、 上記画像から道路領域を検出する道路領域検出処理と、 上記道路領域からの道路端を検出する道路端検出処理
    と、 上記道路端から道路端線を推定する道路端線推定処理
    と、 上記道路端線と道路設計パラメータから未検出の白線を
    推定する白線推定処理とからなる画像処理方法。
  2. 【請求項2】 撮像手段が撮像した画像から道路領域を
    検出する道路領域検出処理と、 上記道路領域内の白線を検出する白線検出処理と、 上記道路領域から道路端を検出する道路端検出処理と、 上記道路端から道路端線を推定する道路端線推定処理
    と、 上記道路端線と道路設計パラメータから未検出の白線を
    推定する白線推定処理とからなる画像処理方法。
  3. 【請求項3】 白線推定処理において、未検出の白線が
    道路端線の消失点を通るようにした請求項または請求
    記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 道路端検出処理で道路端を検出できなか
    った場合、道路端の代わりに代替特徴点を検出し、この
    代替特徴点から特徴点並び線を推定し、この特徴点並び
    線の消失点を利用して未検出の白線の推定を行うことを
    特徴とする請求項記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 白線推定処理において、白線検出処理で
    検出した白線も未検出の白線の推定に使用する請求項
    から請求項のうちのいずれか1項記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 白線推定処理後、検出した白線、道路端
    線、または特徴点並び線の消失点の集まり具合によっ
    て、推定した白線の精度を確認する請求項から請求項
    のうちのいずれか1項記載の画像処理方法。
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