JP3198251U - シャンプーボールクッション - Google Patents

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Abstract

【課題】理美容院において、被洗髪者の首部が暖かく、しかも快適な洗髪を受けることができるシャンプーボールクッションを提供する。【解決手段】理美容院で洗髪に使用されるシャンプーボールの周辺部に形成された凹部に装着される柔軟性を備えたシャンプーボールクッション10であって、略中央部の本体部11と前記本体部11の両側のガイド部12とから構成され、前記本体部11には発熱体20が具備される構成とした。【選択図】図3

Description

考案の詳細な説明
本考案は、理美容院などで仰臥姿勢で洗髪を行う場合に使用されるシャンプーボールに係り、特に首部を支えるために取り付けられるシャンプーボールクッションに関する。
従来、理美容院などにおいては、洗髪専用のシャンプーボールが備えられており、このシャンプーボールには被洗髪者の首部をのせるために、周辺部の一部に凹部が形成されている。被洗髪者は椅子または寝台の上に仰臥した状態で、この凹部に首部をのせ、頭部をシャンプーボールのシンク内に入れてシャンプーされるようになっている。
この洗髪に使用するシャンプーボールにおいては、その素材が磁器製や硬質樹脂製であるため、このシャンプーボールの凹部に直接首部をのせると苦痛を感じたり冷たく感じたりするものであった。その解決手段として、特許文献1に示すように、痛さを緩和するためシャンプーボールの凹部に専用のシャンプーボールクッションを取り付けることが行われていた。
特開2005−168992
しかしながら、上述した従来のシャンプーボールにおいては、確かに被洗髪者の首部の苦痛は緩和されるものの、首部の冷たさを解決するものではなく、理美容院においては、首部が冷たくならないようにシャンプーボールクッションに蒸しタオルなどを当てて対処していた。
ところが、上述した従来のシャンプーボールにおいては、被洗髪者の姿勢によりシャンプーボールクッションからタオルが外れてしまったり、時間が経過するとタオルが冷たくなり、被洗髪者が不快感を感じてしまうという不都合があった。
本案は上述した従来の問題点を鑑みなされたものであり、被洗髪者の首部がを暖かく、しかも快適な洗髪を受けることができるシャンプーボールクッションを提供するものである。
本考案は、理美容院で洗髪に使用されるシャンプーボールの周辺部に形成された凹部に装着される柔軟性を備えたシャンプーボールクッションであって、略中央部の本体部と前記本体部の両側のガイド部とから構成され、前記本体部には発熱手段が具備されていることを特徴とするものである。
また、本考案における発熱手段は、前記本体部の内部に取り付けられた電熱線であることを特徴としている。
本考案によれば、首部の痛さや疲労感を感じることがなく、しかも首部が暖かくなり、快適な快適な洗髪を受けることが可能となる。
本考案に係るシャンプーボールクッションを備えたシャンプーボールを概略的に説明する斜視図である。 図1のシャンプーボールを示す斜視図である。 本考案に係るシャンプーボールクッションの構成を示す正面図である。 図3のA−A断面図である。
以下、本考案におけるシャンプーボールクッションの実施の形態を図を参照して詳細に説明する。図1は本考案のシャンプーボールクッションを備えたシャンプーボールを示すもので、シャンプーボール1は、温水を吐出するシャワー2と、水栓3とが備えられている。このシャンプーボール1の前側の縁部にはシャンプーボールクッション10が取り付けられている。
このシャンプーボール1の前方には、被洗髪者の身体を支持する椅子5が設置されており、この椅子5の背もたれ6を後方に倒すことができる構造になっている。また、このシャンプーボール1の前側の縁部には、図2に示すように、凹部4が形成されており、この凹部4を覆うようにシャンプーボールクッション10が取り付けられるものである。
本考案のシャンプーボールクッション10は、図3または図4に示すように、材料が柔軟性を具備するように、エーテル系ポリウレタフォームやシリコン系樹脂などの合成樹脂材料から形成されたものである。このシャンプーボールクッション10は、中央部の本体部11と、この本体部11の両側に形成された耳状のガイド部12、12から構成されている。
また、本体部11は、図4に示すように、断面形状が略鞍型に形成され、裏側は前記シャンプーボール1の凹部4に装着可能なように凹部13が形成されている。そして、この本体部11の内部には発熱体20が備えられている。発熱体20は本体部の成形加工時に内部に封入されるものである。
この発熱体20は、発熱手段として一般的には複数列のニクロム線21、21、21・・・が平行に配列されている。これらのニクロム線21、21、21・・・はコード22によって接続されており、このコード22は後述するコントローラ23に接続されている。
また、この発熱体20の近傍には、発熱体20の温度を検出するためのサーミスタ25が取り付けられており、このサーミスタ25もコード26によりコントローラ23に接続されている。
コントローラ23は、内部に図示しない公知の制御回路を備えており、サーミスタ25の信号により、発熱体20への電流を制御するもので、この制御作用により温度調整を行うものである。そのため、このコントローラ23には温度調節ツマミ24が取り付けられている。そして、このコントローラ23はプラグ27により電源に接続されるものである。
次に、本考案のシャンプーボールクッション10の使用方法について説明する。まず、洗髪にさきがけて、このシャンプーボールクッション10をシャンプーボール1の凹部4に装着する。そして、プラグ27を図示しない交流電源に差し込む、
次に、コントローラ23の温度調節ツマミ24を回して所望の温度に設定する。すると、発熱体20に電源が供給され、ニクロム線21が発熱し本体部の温度が上昇する。
やがて、本体部11が所定の設定温度より上昇すると、サーミスタ24の内部抵抗が変化することにより、コントローラ17の図示しない制御回路が動作して、発熱体20へ供給する電流を遮断する。すると、本体部11の温度も下がるので、設定温度より下がるとコントローラ23が作動し、再び発熱体20に電源を供給し加熱する。コントローラ23の制御動作により、本体部11の温度を所定範囲に保つことができ、被洗髪者は快適な状態で洗髪を受けることができるものである。
このように構成された本考案のシャンプーボールクッションは、柔らかくクッション性の高い材料で形成されているので、被洗髪者の首部を柔らかく支持するので、被洗髪者に疲労を感じさせることはなく、さらに内部の発熱体により本体部が適正な温度に保たれるので、被洗髪者は快適な状態で洗髪を受けることができるものである。
上述した実施の形態においては、発熱手段としてニクロム線を使用したが、本考案のシャンプーボールクッションは、このニクロム線に限定されるものではなく、例えば、シリコンラバーヒータやPTCセラミック面状ヒ−タなどを使用できることは勿論である。
1 シャンプーボール
2 シャワー
3 水栓
4 凹部
5 椅子
6 背もたれ
10 シャンプーボールクッション
11 本体部
12 ガイド部
13 凹部
20 発熱体
21 ニクロム線
22 コード
23 コントローラ
24 温度調整ツマミ
25 サーミスタ
26 コード
27 プラグ

Claims (2)

  1. 理美容院で洗髪に使用されるシャンプーボールの周辺部に形成された凹部に装着される柔軟性を備えたシャンプーボールクッションであって、略中央部の本体部と前記本体部の両側のガイド部と、から構成され、
    前記本体部には発熱手段が具備されていることを特徴とするシャンプーボールクッション。
  2. 前記発熱手段は、前記本体部の内部に取り付けられた電熱線であることを特徴とする請求項1に記載のシャンプーボールクッション。
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