JP3198084U - 琉球漆喰製品および琉球漆喰製品を使用した建築用タイル - Google Patents
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Abstract
【課題】汚れの付着や乾燥収縮を防ぎ、ひび割れを防ぎ、水密性の向上が図れる、建築物の屋根や内外装に使用される琉球漆喰製品を提供する。【解決手段】琉球漆喰に石炭灰を混合し、一定形状の型枠に入れ、乾燥させたのち、型枠から外した琉球漆喰製品であって、混合比が5〜50%を特徴とする自在に成型することができ、建築用タイルとしての製造が可能になる。【選択図】図1
Description
本考案は建築物の屋根や内外装に使用される琉球漆喰製品に関するものである。
琉球漆喰は藁と生石灰を混合したものに水を加え、生石灰に消化加熱反応を起こさせることで藁を馴染ませ、さらにそれをすり潰し熟成させたものである。
日本国内では沖縄のみに存在する独特の製法でつくられる。練り状の製品のみ存在し、主に琉球屋根瓦工事で使用されている。
日本国内では沖縄のみに存在する独特の製法でつくられる。練り状の製品のみ存在し、主に琉球屋根瓦工事で使用されている。
天然の火山灰や人工のポゾランである石炭灰(フライアッシュ、クリンカアッシュなど)にはそれ自体には水硬性はないが、可溶性の二酸化珪素を含み、石灰に含まれる水酸化カルシウムと常温で徐々に化合して、不溶性の安定的な珪酸カルシウム水和物を生成する。これらの反応を総称してポゾラン反応と呼び、強度と耐久性が向上する。
「CfFAコンクリートの耐久性に関する研究」日本建築学会九州支部研究報告第49号 2010年3月
琉球瓦の施工用に使用される場合が多く、二酸化炭素を吸着しながら固化する。いわゆる気硬性の素材であるため、施工後の水分乾燥以降において、長い歳月をかけて硬化していく特性があるため、長期間の工期を要するという問題がある。また乾燥収縮が大きく、時間の経過に伴い、ひび割れを起こす問題がある。その結果、屋根材などで使用する場合、水漏れが発生する問題もある。加えて汚れの付着などの問題点がある。
現在練り状の製品のみ存在し原料を現場で調整し施工するため、使用に関しては、経験と熟練技術が必要とする問題がある。また大量生産が難しく、製品の移動、保管が難しいという問題点がある。
本考案は前記課題を解決するために鋭意研究した結果、琉球漆喰製品の特殊な性質を発見し、核性質を利用した特殊な配合と板状体を製造して使用すれば、上記諸問題を解決し得ることを見出し、本考案を完成した。
以下、本考案の要旨を述べる。
以下、本考案の要旨を述べる。
第1の考案は石炭灰を混合することを特徴とする琉球漆喰製品に関する。
第2の考案は混合比が5〜50%を特徴とする前記第1考案の琉球漆喰製品に関する。
第3の考案は石炭灰を混合することを特徴とする琉球漆喰製品を使用した建築用タイルに関する。
従来の琉球漆喰製品に石炭灰を混合することで、ポゾラン反応が起こる。具体的には琉球漆喰製品に石炭灰をある一定量加えることで、石炭灰に含まれている可溶性の二酸化珪素が石灰に含まれる水酸化カルシウムと常温で徐々に化合して、不溶性の安定的な珪酸カルシウム水和物を生成する。この反応により琉球漆喰製品の組織が密実な水和組織を形成するため、強度と耐久性を向上させる効果を発揮する。また乾燥収縮を防ぎ、ひび割れを防ぐ効果を発揮する。そして水密性の向上が図られ水漏れを防ぐ効果を発揮する。また汚れの付着を防ぐ効果を発揮する。性能としては、一般的な琉球漆喰製品同様、湿度調節、防カビ作用、不燃防火、消臭、吸音、有害物質吸着分解、保温断熱などの効果を発揮する。
琉球漆喰製品を大きさ、厚みなど自在に成型することができ、建築用タイルとして製造が可能となるため、短期間での施工が可能となる効果を発揮する。また、熟練した技術や経験を必要としない効果を発揮する。その他大量生産が可能となり、移動や保管が容易になるなどの効果を発揮する。
以下、図面を用いて本考案の実施例の説明をし、同時に考案を実施するための形態について詳細に説明をする。
本製品の製造方法は、図1の製造工程図にあるとおり石炭灰を混合した琉球漆喰製品を、必要とする形状やサイズの型枠に入れる。2〜3日後、水分を乾燥させたのち、型枠から外す、適当な強度が発現するまで室内で乾燥させ完成する。
本製品の製造方法は、図1の製造工程図にあるとおり石炭灰を混合した琉球漆喰製品を、必要とする形状やサイズの型枠に入れる。2〜3日後、水分を乾燥させたのち、型枠から外す、適当な強度が発現するまで室内で乾燥させ完成する。
図2の例のとおり、製品化した琉球漆喰を使用した建築用タイルを、図3のとおりに建物の壁や天井など躯体に対して、内装用や外装材として貼り付ける。その接着は琉球漆喰や市販の接着剤などを使用する。
本考案において使用される建築用タイルとは、板状等の形態の製品を指し、形やサイズなどを限定されるものではない。また、その製品は建築用のみに使用することを限定するものではない。
本考案において使用される建築用タイルにおいて、琉球漆喰の性能を加えることにより、補完する素材例えば、炭製品や植物の葉など湿度調節、防カビ作用、不燃防火、消臭、吸音、有害物質吸着分解、保温断熱など効果が認められる素材を使用してもよい。
以上詳説して開示した、本考案に係る琉球漆喰製品および琉球漆喰を使用した、建築用タイルの製造または使用により、琉球漆喰製品における従来の問題点がほとんど解決し、新たな工場生産や大量生産、品質の安定化など、琉球漆喰製品産業が変化するものと考えられる。また、製品の普及により漆喰による、二酸化炭素の削減と石炭灰の有効利用により廃棄物の削減が見込まれる。
1・・・・・・琉球漆喰製品を使用した建築用タイル
2・・・・・・躯体
3・・・・・・接着剤
2・・・・・・躯体
3・・・・・・接着剤
Claims (3)
- 石炭灰を混合することを特徴とする琉球漆喰製品。
- 混合比が5〜50%を特徴とする請求項1記載の琉球漆喰製品。
- 石炭灰を混合することを特徴とする琉球漆喰製品を使用した建築用タイル。
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JP2014006961U JP3198084U (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 琉球漆喰製品および琉球漆喰製品を使用した建築用タイル |
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JP2014006961U JP3198084U (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 琉球漆喰製品および琉球漆喰製品を使用した建築用タイル |
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JP2014006961U Expired - Fee Related JP3198084U (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 琉球漆喰製品および琉球漆喰製品を使用した建築用タイル |
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