JP3197997B2 - 移動可能な装置搭載用据付け台 - Google Patents

移動可能な装置搭載用据付け台

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分解した状態として移
動可能で据付け場所に搬送して組み立て、各種装置を立
設し得る移動可能な装置搭載用据付け台に関する。
【0002】屋外設置型の各種の装置には種々のものが
ある。たとえば、無線通信装置、光学装置、測定装置な
どが相当する。これらの装置は地上あるいは建造物上に
固定的に設置されるか、移動可能として所要の場所に据
付けて運用されるが、風や不用意な外力で容易に移動し
たり傾いたりしないように安定状態に強固に据付けられ
ることが必要である。
【0003】固定的に設置される場合には堅固な鉄塔に
取り付けられるとか、基礎ボルトまたは埋め込みボルト
などによる固定処置が施されて恒久的に取り付けられる
ものであるが、移動可能なものでは緊急事態などに即応
して比較的頻繁に移動設置するものや、基礎ボルトなど
が適用し得ない場所、たとえば、ビルデイングの屋上ま
たは屋根上に後日設置してほとんど恒久的に据付け設置
する場合などがある。いずれにしても設置場所に適応し
た任意な態様を即座に採り得ることが求められるし、分
解して輸送運搬るに際し必要に応じて人力搬送して簡
単かつ容易に組み立てられることも必要である。
【0004】
【従来の技術】従来技術として、図11の斜視図に示さ
れるような衛星通信用のオフセット形パラボラアンテナ
に適用した場合について説明すると、衛星通信用として
は通信衛星(CS),放送衛星(BS)を利用するもの
が挙げられる。
【0005】パラボラ鏡面の公称口径は必要に応じて種
々のものが適用さるが、たとえば1.8mφの場合、風
速60m/sに耐え得るためには、アンテナ装置1を搭
載据付ける据付け台2としては一辺が約3m四方のもの
を用い、この上に付加錘体として二点鎖線で示されるよ
うに公知なコンクリート製のブロック3を数百kg程度
となるように多数積み上げ、移動したり傾いたりしない
ように構成される。
【0006】この据付け台2は、屋上のモルタル仕上げ
された面に据付け設置されることから、容易に滑りを起
こして移動しないように、通常は合成ゴムなどのゴムシ
ートを敷き、その上に設置されるものである。また、設
置面積が比較的に大きいのは、安定度を確保することに
もあるが、屋上などの単位面積当たりの許容荷重を考慮
してのことでもある。
【0007】据付け台2は堅固なものであることが必要
なことから、十分な大きさの断面形状を有する周囲用の
長い外枠用部材4,5と、内部用の長い中枠用部材6,
6と、これらを連結し補強する多数の連結用部材7とか
らなる。これらは、すべて図示省略のボルト,ナットを
用いて要所を結合して強固に組み立てられる。
【0008】そうして、中央部分の基板上にステー8に
より支えられた支柱9が同様にして強固に取り付け立設
され、その上部にアンテナ装置1が取り付けられ衛星の
方向に向ける方向調整後位置固定される。
【0009】このような据付け台の材料は、通常は構造
用鋼であって防錆のために溶融亜鉛浴皮膜処理が表面に
施されるが、特殊なものとしては、たとえば軽量化の要
求から高力アルミニウムなどが適用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の据付け台2
によれば、外枠用部材4,5および中枠用部材6など
が、全体を比較的に簡易構成として強固な構造部材の役
割を果たすために、それぞれが一本の長尺部材であり、
組み立てられた形状が一定の形状であり、かつ支柱9が
全体の中心部分に位置されるように構成されるものであ
った。
【0011】したがって、設置位置の形態はこのような
設置面積が作業スペースを含めて十分に確保されること
が一つの要件であり、そうでない変形形状の設置形態の
場合には別な大きさ、たとえば一回り小形なものを適用
して重量を稼ぐために付加錘体であるブロック3の数量
をより多くするか、設置場所の形態に応じられるように
加工する。または別途新規に製作するなどして対応して
いた。
【0012】以上のようなことから、本発明は設置場所
の種々の態様に応じた形状の形態に即応し得ることの可
能な装置搭載用据付け台を提供することを発明の課題と
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨とするところは、基本的な第1
の発明態様によると、方形の枠体上に装置搭載用支柱の
立設される基台と、直線状をなし上記基台の枠体の側面
それぞれに一端部が着脱可能に取り付けられ他端部が水
平方向に延びる第1の錘体支持枠体用部材と、L字状を
なし上記第1の錘体支持枠体用部材が取り付けられる枠
体の側面に対して直交方向の枠体の隣接側面へL字状部
分の一端部が着脱可能に取り付けられL字状部分の他端
部が上記第1の錘体支持枠体用部材に並行して対向し水
平方向に延びる第2の錘体支持枠体用部材と、からな
り、上記並行される第1、第2の錘体支持枠体用部材の
対向する底面上に可搬型付加錘体を搭載させるようにし
なることを特徴とする移動可能な装置搭載用据付け台
である。
【0014】第2の発明態様によると、上記第1の発明
態様において、第2の錘体支持枠体用部材のL字状部分
と基台の枠体との取り付け位置が第1の錘体支持枠体用
部材に対して第2の錘体支持枠体用部材の並行する対向
間隔を可変し得るように取り付けられるようされてなる
ことを特徴とする移動可能な装置搭載用据付け台であ
る。
【0015】
【作用】上記第1の発明態様の基本構成によれば、第1
の錘体支持枠体用部材は方形の基台の枠体の側面に、そ
の一端部を取り付けることから四方の側面それぞれに取
り付けが可能であり、必要に応じて選択的に、たとえば
3方向などとして取り付けることも可能である。 L字状
の第2の錘体支持枠体用部材についてもL字状部分を基
台の枠体の側面に第1の錘体支持枠体用部材の取り付け
面とは直交する隣接の基台側面に取り付けられる第1の
錘体支持枠体用部材を介して、あるいは組み立ての状況
に応じて基台側面に直接に取り付けることも可能であ
る。 したがって、取り付けの組み合わせを種々な形態と
することが可能となり、よりきめ細かな形態に対応可能
となる。
【0016】第2の発明態様によれば、第2の錘体支持
枠体用部材がL字状であることにもとづいて、そのL字
状部分の一端部と基台の枠体との相互の取り付け位置を
第1の錘体支持枠体用部材との並行な間隔幅を選択設定
させることが可能であり、並行される第1、第2の錘体
支持枠体用部材の対向する底面上に選択された各種の可
搬型付加錘体を載置させることが可能である。
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明の移動可能な装置搭載用据付け
台について図を参照しながら各種の好適な実施例態様で
具体的詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の斜視図であり組
み立て状態のものが示される。図1において基本構成で
ある据付け台11としては、中央部に配置される基台1
2は方形の枠体からなり、底面に溶接により取り付けら
れたステー13で補強された装置搭載用支柱14が立設
されており、その上部には従来と同様な衛星通信用のオ
フセット形パラボラアンテナ装置1が取り付けられてい
る。
【0021】基台12の周囲は底面15から立ち上がる
垂直面16が形成されて盆状の枠体に形成されている。
この垂直面16に対して山形鋼でなる一組の錘体支持枠
体用部材17,18が対向状態に4組それぞれ着脱可能
に取り付けられ、水平方向に延びている。
【0022】錘体支持枠体用部材17,18の先端には
幅を規定する連結部材19がそれぞれに取り付けられて
いる。上記各部材はそれぞれがボルト,ナット21で取
り付けられて結合固定されている。
【0023】山形鋼でなる錘体支持枠体用部材17,1
8の対向する底面は、丁度公知なコンクリート製のブロ
ックでなる付加錘体22を並べて積み上げるに適した幅
に設定さていることから、各四辺に突設された錘体支持
枠体用部材17,18上にそれぞれ多数の付加錘体22
(図示省略)を所定数積み上げて据付け台11が移動し
たりしないようにする。
【0024】上記基台12、ステー13、装置搭載用支
柱14、錘体支持枠体用部材17,18などはすべて構
造用鋼材であり、防錆のために溶融亜鉛浴による表面処
理が施されているものである。しかしながら要求に応じ
て、たとえば軽量化のためにアルミニウム合金などを適
用することは勿論可能なことである。
【0025】基台12および錘体支持枠体用部材17,
18などの組み立て結合状態は図1でも十分に理解可能
であるが、理解をより容易とするために、図2の平面図
および図3の分離状態の要部斜視図を参照して説明す
る。なお、図2ではアンテナ装置1およびステー13が
図示省略してあり、図3には錘体支持枠体用部材17,
18が一部分のみ示される。
【0026】錘体支持枠体用部材は二種類からなり、直
線状のもの17が第1の錘体支持枠体用部材であり、直
角のL字状のもの18が第2の錘体支持枠体用部材であ
る。第1の錘体支持枠体用部材17の垂直面25の一部
分はそれぞれ基台12の垂直面16の一側に接して取り
付けられており、水平面26の一部分は基台12の底面
15の下側に接している。
【0027】第2の錘体支持枠体用部材18のL字状部
分27の端面は、第1の錘体支持枠体用部材17が取り
付けられている基台12の垂直面16とは直交する隣接
の側面16に、第1の錘体支持枠体用部材17の垂直面
25の部分を挟んで取り付けられており、水平方向に延
びる部分は互いに並行状態である。先端部分は連結部材
19によって結合され相互の間隔が規定されている。
【0028】図2において、各部分を横断する中心線は
結合用のボルト,ナットの取り付けられる部分を示して
おり、図3にはボルト挿入用の孔がそれぞれに示してあ
る。上記錘体支持枠体用部材17,18の水平面部分に
載置搭載される可搬型付加錘体22の具体的内容につい
て、図4ならびに図5を参照して説明する。図4ではブ
ロック塀や間仕切りなどに用いられる公知であり、しか
も入手し易い空洞形のコンクリートブロックの例につい
て、図(b)の縦方向に4種類が示される。これを付加
錘体22−1 として使用するものである。
【0029】厚さをB1 、高さをH1 、長さをL1 とし
てそれぞれの単位をcmで表し、各種類の重量をW1
gとして示してある。これらについては、厚さB1 が種
類に応じて異なるものの、高さH1 と長さL1 とはすべ
てに共通しているが、いずれにしても可搬可能な重量の
範囲である。
【0030】図5によれば地先境界用などに半埋設状態
として用いられ同様に公知であって、入手し易いコンク
リートブロックの例について、図(b)の縦方向に3種
類が示される。これを付加錘体22−2 として使用する
ものである。
【0031】厚さをB2 、高さをH2 、長さをL2 とし
てそれぞれの単位をcmで表し、各種類の重量をW2
gとして示してある。これらについては、長さL2 はす
べてに共通しており、厚さB2 と高さH2 とが種類に応
じて異なるものの、いずれにしても可搬可能な重量の範
囲であるが、断面積の小さい割りには一個あたりの重量
が図4のものよりも大きい。
【0032】上記可搬型の付加錘体22を図1または図
2の錘体支持枠体用部材17,18の水平面上に搭載載
置させるわけであるが、22−1 と22−2 とではそれ
ぞれ長さL1 とL2 のように異なる。
【0033】そこで本発明では第2の錘体支持枠体用部
材18の取り付け位置を図2の実線で示される位置とす
ることにより、長い長さの付加錘体22−2 を搭載可能
とすることができる。短い長さの錘体22−1 を搭載載
置する要求のある場合には、図2の二点鎖線で示される
位置18−1 の位置とすることにより容易に対応し得る
ものである。
【0034】もちろん、要求に応じて組み立てればよい
ことであり、結合ボルト用の孔はいずれにも対応可能に
両方の位置にそれぞれ開けられているものであり、連結
部材19はあらかじめ要求に応じられるように長さの異
なるものが準備されている。
【0035】以上のように本発明によれば、第1の錘体
支持枠体用部材17が基台12の一側に沿って取り付け
られることから、基台12の一側が延在されたと同様な
ことであって、それぞれ4方向に構成されるからいずれ
の方向に対する曲げなどの変形力に十分耐えることがで
きるものである。
【0036】また、第2の錘体支持枠体用部材18はL
字状部分27が基台12に取り付けられており、しか
も、異なる長さの付加錘体を搭載載置し得るように取り
付け位置を任意に設定可能なものである以外に、後述の
各種の態様に即応し得ることができるものでもある。
【0037】本発明の据付け台が設置される場合に設置
面との間に配置されるゴムシートについて、図6および
図7を参照して説明する。なお、いずれの図においても
支柱14のステー13については図示省略して示してあ
る。図6の図(a)の斜視図によれば、中央部に基台1
2の大きさと同様な方形の基台用ゴムシート31と、そ
の周囲に各辺から放射状に配置される4枚の矩形状ゴム
シート32とからなる。
【0038】基台用ゴムシート31は中央が一段と高く
なるように二枚のゴムシートを貼り合わせ一体化された
ものである。このように構成させる理由は周囲の低い部
分は矩形状ゴムシート32と同じ厚さであるが、ここに
は図(b)の断面図に示されるように第1の錘体支持枠
体用部材17の水平面26部分が接触する部分であり、
この水平部分26で持ち上げられた基台12の中央部分
の底部が、一段と高い部分33の面に接触するように設
定されているものである。
【0039】矩形状ゴムシート32の一方の縁には第1
の錘体支持枠体用部材17の水平面が接触し、他方の縁
には第2の錘体支持枠体用部材18の水平面が接触する
部分である。基台用ゴムシート31の突出部分33が第
1の錘体支持枠体用部材17の部分で囲まれることは、
水平面26の端面で規制されて相互間で滑り移動されな
いことから、いずれの水平方向の移動荷重に対しても抵
抗力が大きくなるといった利点が生じることになる。
【0040】図7の図(a)の斜視図によれば、中央部
の基台12の底面の第1の錘体支持枠体用部材17で囲
まれる部分に相当する大きさの方形ゴムシート35と、
この方形ゴムシート35の辺に沿って延びる4本の第
1のゴムシート36と、この第1のゴムシート36とは
T字状に配置される第2のゴムシート37とからなる。
【0041】第1,第2のゴムシート36,37の厚さ
はすべて同じであるが、方形ゴムシート35の厚さは第
1,第2のゴムシート36,37それぞれの厚さに第1
の錘体支持枠体用部材17の水平面26の厚さを加えた
ものに等しいように設定されている。
【0042】第1のゴムシート36の幅と長さとは第1
の錘体支持枠体用部材17の水平面26の底面のそれと
ほぼ等しいか、またはそれよりも若干広く、接着などの
手段により接合されて不動状態に固定される。
【0043】また、第2のゴムシート37の幅と長さと
は第2の錘体支持枠体用部材18の水平面の底面のそれ
とほぼ等しいか、それよりも若干広く、同様に接着など
の手段により接合さて不動状態に固定される。
【0044】方形ゴムシート35は基台12の底面に接
着固定するのが好ましいものであるが、単に配置させる
ことも可能なことである。本実施例によれば図6のもの
に比して、ゴムシートの使用量を大幅に少ないものとす
ることができるのでコストの低減が図れるうえに、接合
させることによりこの間での相互の滑り移動がなくな
る。
【0045】ここで、ゴムシートを挿入介在させること
の目的、作用、効果について述べると、ゴムと設置場
所のモルタル仕上げ面との摩擦係数は状況によって0.
9〜0.6程度であり、平均としては約0.8である。
据付け台を構成する鉄鋼の面とモルタル仕上げ面との
摩擦係数は約0.3である。鉄鋼の面とゴムとの摩擦
係数は約0.4である。
【0046】図11の従来技術によれば据付け台の下面
にゴムシートを単に介在させるのみであるから、据付け
台のモルタル面に対する相対的な摩擦係数は上記の
0.4となる。一方本発明の図7によればゴムシートは
錘体支持枠体部材の下面に固定されるから据付け台のモ
ルタル面に対する相対的な摩擦係数は0.8であって滑
りの抵抗力は倍増し安定なものである。
【0047】開口径が1.8mφのオフセット形パラボ
ラアンテナが風速60m/sで受ける風圧は約900k
gである。したがって、ゴムシートとモルタル仕上げ面
との間の摩擦係数を0.8とすると、全体の重量を1,
200kg程度にする必要がある。
【0048】鉄鋼面とゴムとの間の滑り対策としては、
図7の実施例が好適なものとなる。しかしながら、図6
の実施例に対しても何らかの滑り止め対策を講じれ
能なものである。
【0049】一方、1,200kgの重量ともなると、
ビルディングなどの屋上の単位面積当たりの許容荷重に
対処することも必要である。単位面積当たりの許容荷重
を180kg/m2 とすると設置面積である据付け台の
接する床に対する面積は7m 2 程度以上を必要とする。
【0050】図8は本発明の第2実施例の平面図であ
る。この実施例の据付け台41は基本的には図1,図2
と同様の部材を用いるものであって、基台12の周囲3
面にそれぞれ第1の錘体支持枠体用部材17および第2
の錘体支持枠体用部材18を取り付け、全体としてT字
形に構成したものである。もちろん、第1の錘体支持枠
体用部材17と第2の錘体支持枠体用部材18との形状
および取り付け構造などについては前実施例とまったく
同様のことである。
【0051】図示左側の錘体支持枠体用部材17,18
の取り付けを省略したために、図示上側左の第2の錘体
支持枠体用部材18−2 のL字状部分27を基台12の
垂直面16に直接取り付けている。
【0052】図1,図2と異なるのは十字形でなくT字
形としたことにより、ビルディングなどの屋上の設置場
所が狭く制限されたような場合に十分対応することがで
きるものである。図中の符号42は屋上の縁に形成され
たパラペットであるが、このような部分に十分接近させ
て設置することもできる。
【0053】この実施例によれば、パラペット42に限
らず壁とか構築物などの場合であっても、これらに接近
した状態に設置可能なものであり、底部に挿入介在させ
るゴムシートについても図6,図7の実施例態様を任意
に適用し得る。また、付加錘体についても第2の錘体支
持枠体用部材18の取り付け位置を選択することによ
り、図4,図5の何れにも対応可能なものであることは
いうまでもないことである。
【0054】図9は本発明の第3実施例の平面図であ
る。この実施例の据付け台45は基本的には図8とまっ
たく同様であって、図示下方右側の第2の錘体支持枠体
用部材18に図2で示されている余分となった錘体支持
枠体用部材の第1の錘体支持枠体用部材17−3 を外側
に沿わせて取り付けるとともに、図示右側下の第1の錘
体支持枠体用部材1の外側垂直面25に、同様に余分
となった第2の錘体支持枠体用部材18−3 のL字状部
分27を取り付けて並行状態に構成し、先端部に連結部
材19−3 を取り付けたものである。
【0055】この追加の並行部分は図4,図5の付加錘
体を搭載載置し得る間隔に設定することは勿論のことで
ある。各部材を横断して示される中心線は結合用の図示
省略のボルト,ナットの取り付け位置を示す部分であ
る。
【0056】本実施例の態様によれば、標準形に準備さ
れた全部材を有効に組み合わせ使用し得るとともに、付
加錘体の搭載範囲を分散し得るので単位面積当たりの荷
重を低減することができるが、逆にその分より多くの付
加錘体を搭載することが可能となる。
【0057】図10は本発明の第4実施例の平面図であ
る。この実施例の据付け台51は基本的には図9の据付
け台45の応用変形例であって、図9の図示上側の第1
の錘体支持枠体用部材17を図10では17−4 として
基台12の図示上側の垂直面16と、図示右上側の第2
の錘体支持枠体用部材18の垂直面25とに沿わせて取
り付けるとともに、その第2の錘体支持枠体用部材18
のL字状部分27を基台12の垂直面16に直接取り付
ける。
【0058】また、図9の図示上側の第2の錘体支持枠
体用部材18を図10では第1の錘体支持枠体用部材1
7−4 と並行するように18−4 として、かつ図4、図
5に示される付加錘体を搭載可能な間隔として取り付け
るのであるが、新規なL形の連結用金具52と間隔部材
19−4 とを用いて取り付ける。
【0059】この実施例によれば、図9よりもさらに設
置場所の限定された場合、たとえば屋上隅のパラペット
の角の部分などに設置可能である。もちろん、屋上など
の許容荷重を有効に利用可能なことであるが、状況に応
じては第1,第2の錘体支持枠体用部材17−4 ,18
4 ならびに追加のL形の連結金具52などの付加され
ない状態でも使用可能なものである。
【0060】この実施例においても付加錘体ならびにゴ
ムシートについては前実施例と同様に各種の態様のもの
を適用可能である。以上説明のように、本発明の移動可
能な装置搭載用据付け台は、衛星通信用のアンテナ装置
に適用した実施例で説明したが、このようなものに限ら
ずその他の通信装置、光学装置、測定装置などの各種の
装置を、とくに屋外に設置するものに適用実施可能なも
のであり、その態様についても図とともに説明した実施
例に限定されるものではなく、特許請求項に記載の範囲
で考えられるすべてに適用され得ることはいうまでもな
いことである。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の移動
可能な装置搭載用据付け台によれば、緊急に設置すべき
要求や、後日半恒久的に設置する各種装置の据付けに応
じて、しかも設置場所の形態に即応して種々の態様に組
み合わせて組み立てることができるものであり、その実
用上の効果ははかりしれない程顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例斜視図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の部分斜視図
【図4】可搬型付加錘体(その1)
【図5】可搬型付加錘体(その2)
【図6】本発明に適用されるゴムシート(その1)
【図7】本発明に適用されるゴムシート(その2)
【図8】本発明の第2実施例
【図9】本発明の第3実施例
【図10】本発明の第4実施例
【図11】従来の装置搭載用据付け台
【符号の説明】
1 アンテナ装置 11 据付け台 12 基台 14 支柱 15 底面 16 垂直面 17 第1の錘体支持枠体用部材 18 第2の錘体支持枠体用部材 19 連結部材 22 可搬型付加錘体 31 基台用ゴムシート 32 矩形状ゴムシート 35 方形ゴムシート 36 第1のゴムシート 37 第2のゴムシート 41,45,51 据付け台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 秋雄 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士 通システムコンストラクション株式会社 内 (72)発明者 山元 剛 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士 通システムコンストラクション株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭60−89102(JP,A) 特開 平2−88308(JP,A) 特開 平4−25304(JP,A) 実開 昭61−1799(JP,U) 実開 昭60−181904(JP,U) 実開 平2−123105(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/12 E04H 12/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の枠体上に装置搭載用支柱の立設さ
    れる基台と、直線状をなし上記基台の枠体の側面それぞ
    れに一端部が着脱可能に取り付けられ他端部が水平方向
    に延びる第1の錘体支持枠体用部材と、L字状をなし上
    記第1の錘体支持枠体用部材が取り付けられる枠体の側
    面に対して直交方向の枠体の隣接側面へL字状部分の一
    端部が着脱可能に取り付けられL字状部分の他端部が上
    記第1の錘体支持枠体用部材に並行して対向し水平方向
    に延びる第2の錘体支持枠体用部材と、からなり、 上記並行される第1、第2の錘体支持枠体用部材の対向
    する底面上に可搬型付加錘体を搭載させるようにして
    ることを特徴とする移動可能な装置搭載用据付け台。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動可能な装置搭載用据
    付け台において、第2の錘体支持枠体用部材のL字状部
    分と基台の枠体との取り付け位置が第1の錘体支持枠体
    用部材に対して第2の錘体支持枠体用部材の並行する対
    向間隔を可変し得るように取り付けられるようされて
    ることを特徴とする移動可能な装置搭載用据付け台。
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