JP3197943U

JP3197943U - コインケース

Info

Publication number: JP3197943U
Application number: JP2015001559U
Authority: JP
Inventors: 文雄松村
Original assignee: 文雄松村
Priority date: 2015-03-13
Filing date: 2015-03-13
Publication date: 2015-06-11
Anticipated expiration: 2025-03-13

Abstract

【課題】コインの出し入れに際してケース全体を出入口として広げ、例え暗い場所であってもコインの出し入れが容易となるコインケースを提供する。【解決手段】多角形に形成された中敷板１と、中敷板と同型に形成され、中敷板の各々の外縁辺に接する底辺を有する複数の二等辺三角片３と、この複数の二等辺三角片の底辺を中心に中央方向に折曲して中敷板を抱合する柔軟性の多角形外被板２を設けると共に、多角形外被板の各々の三角形片にホック６を設け、さらにこの各々のホックに対応して相互に係合するホック５を中敷板に設ける。【選択図】図１

Description

本考案は所望のコインを複数枚収納して持ち運ぶコインケースに関する。

この種コインケースは、紙幣と区別し、コインのみを収納するものとして布、軟質性合成樹脂、皮革等にて作製され、手軽に用いられている。
コインは紙幣に比し重さを伴っていることに加え、頻繁に出し入れされることからその口部をホックにて閉塞するものとして下記特許文献１が存在する。
又、ファスナーにて閉塞するものとして下記特許文献２が存在する。

実用新案登録第３１５８５９８号公報特開２０１２−１１１１０号公報然しながら、このホック、或いはファスナーは、元来コインケースが小物用の身近な用具として手軽に用いられることから、そのコインの出入口も小さく、特に手元が暗い場所ではファスナー、ホックの位置を探すのに容易ではなく手短な用品である反面、幼児、老人等に於いては使用辛い一面も否定できない。

コインケース外周の何れの方向からもコインの出入が可能となる様にし、例え暗い場所であってもコインの出し入れが容易となることへの課題を解決する。

本考案は、多角形に形成された中敷板と、この中敷板と同型に形成されると共に、該中敷板の各々の外縁辺に接する底辺を有する複数の二等辺三角片を設け、且つこの複数の二等辺三角片の底辺を中心に中央方向に折曲して中敷板を抱合する多角形外被板と、更に該多角形外被板の各々の三角形片にホックを設け、この各々のホックに対応して相互に係合するホックを前記中敷板に設けて成ることを特徴としたものである。

更に本考案は、多角形外被板及び中敷板を、布、軟質性合成樹脂、皮革等の柔軟性材料にて形成されたことを特徴としたものである。

更に本考案は、中敷板のホックを雄型とし、且つ外被板のホックを雌型としたことを特徴としたものである。

（１）請求項１により、多角形外被板２の二等辺三角片３は何れの方向からも開くことができるので収納袋部４へのコインＣの出し入れも同様に何れの方向からも可能となり、暗い場所であってもコインの出し入れが容易となる。
又、中敷板１と外被板２の二等辺三角片３とは互いにホック５、６にて結合しているから縫製を必要としない。

コインケースの斜視図同上の正面図同上の拡大縦断面図同上の多角形外被板の正面図同上の中敷板の正面図六角型外被板の実施例を示す正面図同上の五角型の実施例を示す正面図同上の四角型の実施例を示す正面図

以下本考案を実施形態の図面に基づいて説明する。
図１はコインケースの五角型の実施例を示す斜視図及び図２は正面図であって、五角型に形成された中敷板１に、該中敷板１と同型に形成された五角形外被板２を中敷板１に被着して覆っている。
具体的には、図４に示す如く外被板２は、布、軟質性合成樹脂、皮革等の柔軟性材料にて形成されており、図５には五角型に形成されている中敷板１を示している。勿論、中敷板１も同様に布、軟質性合成樹脂、皮革等の柔軟性材料としてもよい。

外被板２には、中敷板１の各外縁辺１ａに接する底辺３ａとした二等辺三角片３を放射状に突出して複数設けており、この二等辺三角片３の底辺３ａを中心に図１に示す如く、中央方向（矢示方向Ｘ）に折曲して中敷板１を抱合すると共に、中敷板１と外被板２とでコインＣの収納袋部４を構成する。

更に中敷板１と外被板２の二等辺三角片３とには、夫々互いに係合するホック５，６が設けられている。具体的には中敷板１のホック５を雄型とし、外被板２の二等辺三角片３のホック６を雌型としており、中敷板１と外被板２とは互いに縫製をすることなく、コインケースを構成すこととなる。
図６は外被板２を六角型とした実施例であり、図８は四角型とした実施例であって、任意に取捨選択する。

次に本考案コインケースの使用順序を図２及び図７の五角型実施例に基づいて説明すると、図７は外被板２の二等辺三角片３が総て塞がれている。
この状態より、図３に示す如く、任意の二等辺三角片３を矢示方向Ｘに引くと共に、中敷板１のホック５から二等辺三角片３のホック６を外し、コインＣを収納袋部４に収納する。
その後、コインＣを取り出す場合には、同様に任意の二等辺三角片３を矢示方向Ｘに引くと共に、中敷板１のホック５から二等辺三角片３のホック６を外し、コインＣを取り出す。

Ｃコイン
１中敷板
２外被板
３二等辺三角片
４収納袋部
５ホック
６ホック

Claims

多角形に形成された中敷板と、この中敷板と同型に形成されると共に、該中敷板の各々の外縁辺に接する底辺を有する複数の二等辺三角片を設け、且つこの複数の二等辺三角片の底辺を中心に中央方向に折曲して前記中敷板を抱合する柔軟性の多角形外被板と、更に該多角形外被板の各々の三角形片にホックを設け、この各々のホックに対応して相互に係合するホックを前記中敷板に設けて成ることを特徴としたコインケース。
前記多角形外被板及び中敷板は、布、軟質性合成樹脂、皮革等の柔軟性材料にて形成されたことを特徴とした請求項１記載のコインケース。
前記中敷板のホックを雄型とし、且つ外被板のホックを雌型としたことを特徴とする請求項１〜２いずれか１記載のコインケース。