JP3197391B2 - 剪断シートの搬送装置 - Google Patents

剪断シートの搬送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯、アルミニウム帯
等の金属帯を剪断機により所定長さに剪断してパイラま
で搬送する剪断機出側における剪断シートの搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明に係わる金属帯の剪断ライ
ンの構成を鋼帯剪断ラインの例により図7、図8を用い
て説明する。図7は剪断ライン主要部分の平面図、図8
は同じく正面図で、1、3はピンチロール、2はレベ
ラ、4は剪断機、5、6、7はベルトコンベヤ、Sは鋼
帯、Cは剪断後のシートである。図示しない巻き戻し機
によりコイルから巻き戻された鋼帯Sはピンチロール
1、3により右方向に送り出され、レベラ2によって形
状を矯正され、剪断機4によって所定長さに剪断されて
シートCとなり、ベルトコンベヤ5、6、7上を搬送さ
れて図示しないパイラに積み重ねられ、ロット毎にまと
められて梱包、出荷される。
【0003】ここで、剪断機4における剪断は鋼帯Sを
一定速度で移動させたままで行うフライングシヤ方式が
一般的であり、また、剪断後のシートCを後方の鋼帯と
分離させるため、剪断機出側コンベヤは後方の鋼帯の移
動速度よりも若干高速に設定されており、同様に下流に
おける検査、級別に便利なようにシートCの間隔を広げ
るため、ベルトコンベヤ5、6、7の速度は順次高くな
るように設定されているのが普通である。
【0004】シヤーナイフには通常シングルレーキ(刃
の傾斜が一方向のもの)が使用され、鋼帯Sの幅方向
に、一方の端縁から他端へ向けて剪断が行われるため、
先に剪断された側のシートは出側コンベヤに運ばれよう
とし、残った側はまだ後方の鋼帯とつながっている状態
であるから、剪断面が直角とならない「直角外れ」を生
じたり、切り離されたシートCがライン方向に対して図
7に示すように傾斜して搬送される(以下本明細書にお
いては、蛇行ともいう)ためパイリングにおいて不揃い
となるという問題がある。これに対し、従来、たとえば
コンベヤの出側にサイドガイド装置を設け、強制的に傾
斜を修正してパイリングすることが行われているが、シ
ートCの端縁部を接触式にガイドするため、シートに当
て疵や面折れ等が生じて品質上好ましくない状態であ
り、改善が望まれていた。
【0005】こうした問題の原因の1つはライン運転速
度の向上に伴うコンベヤ上での鋼帯やシートのばたつき
にあり、特に剪断の行われている時点におけるばたつき
は剪断精度に大きく影響していることから、特開昭50−
114777号公報によれば、搬送コンベヤ( たとえば図7、
8におけるベルトコンベヤ5あるいは6)の裏面に磁石
等の吸着手段10(吸着手段としては真空方式などもある
が、以下、代表して磁石で説明する。)を設置し、シー
トCの剪断による遅れ側(図7の例では、Aに対してB
が遅れ側)を吸着して強制的にコンベヤと同調させ、ば
たつきを抑えて蛇行を修正することが提案されている。
【0006】この吸着装置は、磁石10自体がコンベヤと
同調して移動するわけではないから、吸着によってごく
瞬間的にシートCをコンベヤ表面に吸着させても、シー
トCに作用する吸着力はわずかであり、ベルトコンベヤ
5の両端に位置する磁石の磁力により鋼帯が幅方向に引
張られて蛇行しやすく、また剪断時のばたつきを抑え難
いので、運転速度が高いとほとんど機能しないという問
題点があった。このため、磁石の数を多くし、ベルトコ
ンベヤ5裏側の広い部分に敷設することが行われてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、磁石の配
列、分布を改善することにより吸着装置を正しく機能さ
せ、直角外れや蛇行をなくして剪断シートの品質を向上
させるとともに剪断ラインの生産性を高めることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属帯を所定
長さに剪断してシートとする剪断ラインにおいて、剪断
されたシートを剪断機の出側からパイラまで搬送するベ
ルトコンベヤの裏面に配設するシート吸着手段を、少な
くとも剪断機の出側から剪断されるシートの長さに相当
する部分についてライン中心寄りに集中して配置したこ
とを特徴とする剪断シートの搬送装置である。
【0009】
【作 用】本発明者らはコンベヤ裏面の磁石の配列をさ
まざまに変えてシートの挙動を観察した結果、剪断精度
に影響するのは、剪断時点でコンベヤ上に鋼帯が載って
いる範囲であるから、長手方向では剪断機からシートの
切断長までの間の磁石の問題であり、幅方向では、鋼帯
の両端部分の磁石は、鋼帯の蛇行を助長する傾向があ
り、むしろ有害であることが判明した。逆に、ライン中
央部分に配置された磁石は、剪断直前の鋼帯のばたつき
を抑え、剪断後の直角度の向上に有効であることが観察
されたので、剪断機からシートの切断長までの間の範囲
について、ライン中心寄りに集中配置することとした。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4により説
明する。図1は鋼帯剪断ラインの剪断機から出側コンベ
ヤ付近を示す部分平面図、図2は同じ部分の正面図で、
Sは鋼帯、Cは剪断後のシート、4は剪断機でここでは
ドラムシヤであり、5は剪断機出側コンベヤでベルトは
幅方向に2本に分割されている。10a 、10a'、10b、10
b'はコンベヤベルト裏面に配設された磁石(群) であ
る。
【0011】本発明実施前の従来の磁石群10a 、10a'、
10b 、10b'の平面配置図を図3に示す。各群は複数個の
永久磁石よりなり、コンベヤベルト裏面にいわば万遍な
く配置されていた。本発明においては、図4に示すよう
に、剪断機からシートの切断長までの間の範囲に相当す
る10a 、10a'の磁石群について、ラインの中心寄りに集
中して配置し、空間を埋められる限りにおいて数量も増
加させ、対象となる鋼帯Sの板幅の70%の部分に磁石が
配置されているようにした。10b 、10b'の磁石群につい
ては従来の配置のままである。
【0012】ライン速度 260mpm 、板厚0.18mm、板幅86
7mm 、剪断長さ832mm のシート70枚を図3に示す磁石配
置で連続剪断した結果の直角外れ値の分布を図5に、ま
た、図4に示す本実施例による磁石配置で同じ寸法のシ
ート60枚を連続剪断した結果の直角外れ値の分布を図6
に示す。従来の配置における直角外れ値(mm/短辺1
m)の最大値は0.35であったのに対し、実施例では0.20
であり、平均値、標準偏差ともに大幅に減少し、直角精
度の向上が認められた。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、剪断精度が向上し、剪
断ラインの能率と品質が向上するという、すぐれた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分平面図である。
【図2】本発明の実施例を示す部分正面図である。
【図3】従来の磁石配置を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例の磁石配置を示す平面図であ
る。
【図5】従来の磁石配置による剪断精度を示すグラフで
ある。
【図6】本発明の実施例の磁石配置による剪断精度を示
すグラフである。
【図7】従来の技術を示す部分平面図である。
【図8】従来の技術を示す部分正面図である。
【符号の説明】
1、3 ピンチロール 2 レベラ 4 剪断機 5、6、7 ベルトコンベヤ 10 吸着手段 10a 、10a'、10b 、10b' 磁石群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姫野 誠 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属帯(S)を所定長さに剪断してシー
    ト(C)とする剪断ラインにおいて、剪断されたシート
    (C)を剪断機(4)の出側からパイラまで搬送するベ
    ルトコンベヤ(5)の裏面に配設するシート吸着手段
    (10、10a 、10a') を、少なくとも剪断機(4)の出側
    から剪断されるシート(C)の長さに相当する部分につ
    いてライン中心寄りに集中して配置したことを特徴とす
    る剪断シートの搬送装置。
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CN110216319B (zh) * 2019-06-14 2021-01-05 北京科技大学 一种基于表面质量在线评估的中厚板优化剪切控制方法

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