JP3197386B2 - 異形横断面形状の長尺材の製造方法および装置 - Google Patents

異形横断面形状の長尺材の製造方法および装置

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JP3197386B2 JP11500493A JP11500493A JP3197386B2 JP 3197386 B2 JP3197386 B2 JP 3197386B2 JP 11500493 A JP11500493 A JP 11500493A JP 11500493 A JP11500493 A JP 11500493A JP 3197386 B2 JP3197386 B2 JP 3197386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長手方向の横断面形状
が異なる異形横断面形状の長尺材の製造方法およびその
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長手方向の横断面形状が異なる長尺材と
しては、例えば自動車用のモールディングやサッシ(ド
ア・フレーム)等がある。
【0003】上記モールディングは、装飾機能と板金構
造端末や継目のあら隠しや他部品の押え等の機能を主た
る機能としているが、また単に装飾のためにのみ取付け
られる場合もある。
【0004】自動車用のモールディングとしては種々の
モールディングがある。モールディングの装飾機能は格
調高さや高級感等を表わすのに重要であるので、前述し
たモールディングに主たる機能を持たせるにはモールデ
ィングの長手方向における横断面形状が異なるものが望
まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車用のモー
ルディングのごとく、長手方向の横断面形状が異なる異
形横断面形状の長尺材は、プレス機械等を用いて成形加
工するのが考えられる。横断面形状が比較的単純な形状
である場合には1工程で成形加工可能な場合もある。し
かし一般的には、横断面形状が複雑であり、複数工程の
成形加工が必要である。
【0006】したがって、従来はこの複数工程化が多工
数化となり生産性向上を図る上で支障になるであろう。
【0007】また、長尺材の横断面形状が複雑な場合に
は、異なる個々の横断面形状の部材をそれぞれ別工程で
成形加工した後に位置ズレさせた状態でスポット溶接等
によって連結することも行なわれており、やはり生産
性、製造コストが上昇しやすい等の点において問題があ
ると共に、上記溶接時に歪が発生しやすいなどの問題が
ある。
【0008】そこで本発明は、例えばスポット溶接等の
ごとき連結部を有せずに幅方向および長手方向に一体に
連続してある異形横断面形状の長尺材の製造方法および
その製造装置を提供しようとするものである。
【0009】なお、本発明に関係あると思われる先行例
としては、例えば特公平2−34689号公報、特公平
2−35605号公報、特公平2−31609号公報、
特開昭59−183936号公報、特公平3−3525
号公報、実開昭62−179119号等がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述のごとき目的を達成
するために、本発明に係る製造方法は、塑性変形可能な
材料からなり、長手方向の横断面形状が異なる異形横断
面形状の長尺材を製造する方法にして、長尺材の全長に
亘って横断面形状が実質的に一定の一定断面共通部と長
手方向において横断面形状が変化するほぼ板状の不定断
面共通部に対応して幅が変化する不定断面対応部とを有
する実質的に直線状の長尺なワークを、直線状に配置し
た複数の成形ロールへ供給し、上記複数の成形ロールの
周速を実質的に同一に回転すると共に、各成形ロールと
対応して設けた各ガイド部材の位置を前記不定断面対応
部の幅の変化に対応して成形ロール側に移動制御して、
前記ワークを弾性変形せしめると共に前記不定断面対応
部を各成形ロールに対して位置決めを行い、前記不定断
面対応部を複数の成形ロールによって不定断面共通部に
成形加工する異形横断面形状の長尺材の製造方法であ
る。
【0011】また、長尺なワークの1部分を材料の長手
方向に沿って除去して不定断面対応部を形成する工程を
上流の工程として有する異形横断面形状の長尺材の製造
方法である。
【0012】さらに、ワークとして一定幅のストリップ
材又は短冊材を用い、一定断面共通部を成形加工する一
定断面成形ロール群を通過させて一定断面共通部を予め
形成する工程を不定断面共通部を成形加工する工程より
も上流工程として有する異形横断面形状の長尺材の製造
方法である。
【0013】また、長尺なワークに不定断面共通部を成
形加工した後に所定長さに上記ワークを切断するに際
し、上記ワークの所定位置を検出器により検出し、この
検出器の検出する検出信号に基いて切断機を作動させて
前記ワークの切断を行う工程を有する異形横断面形状の
長尺材の製造方法である。
【0014】本発明に係る装置は、長手方向の横断面形
状が異なる異形横断面形状の長尺材を製造する装置にし
て、長尺材の全長に亘って横断面形状が実質的に一定の
一定断面共通部と長手方向において横断面形状が変化す
るほぼ板状の不定断面共通部に対応して幅が変化する不
定断面対応部とを有するワークの前記一定断面共通部を
挟んで案内するガイド部材と、前記ワークの前記不定断
面対応部を不定断面共通部に成形加工する成形ロールと
を備えてなる複数のロール装置を直線上に配置して不定
断面成形ロール群を構成してなり、各ロール装置におけ
る各ガイド部材を、前記ワークの前記不定断面対応部の
幅の変化に対応してワークを弾性変形すべく成形ロール
側に移動制御自在に設けてなるものである。
【0015】また、長尺な材料の1部分を材料の長手方
向に沿って除去して不定断面対応部を形成する幅変化加
工装置を不定断面成形ロール群の上流側に備えてなるも
のである。
【0016】さらに、長尺材の長手方向全長に亘って横
断面形状が実質的に一定の一定断面共通部と長手方向に
おいて横断面形状が変化する不定断面共通部とを有する
横断面形状であるところの長尺材の上記一定断面共通部
を成形加工する一定断面成形ロール群を、不定断面共通
部を成形加工する不定断面成形ロール群の上流側に配置
してなるものである。
【0017】
【作用】上記構成において、一定断面共通部と不定断面
対応部とを備えてなるワークを直線状に配置した複数の
成形ロールへ供給すると、ワークの不定断面対応部の幅
の変化に対応して各ガイド部材の位置を成形ロール側に
移動制御が行われてワークが弾性変形され、各成形ロー
ルに対してワークの不定断面対応部の位置決めが行わ
れ、各成形ロールによってワークの不定断面対応部の成
形加工が行われる。
【0018】ワークの不定断面対応部の成形加工を行う
とき、ワークの一定断面共通部がガイド部材によって押
圧されるが、単に案内されるだけであり、一定断面共通
部を変形せしめることがなく不定断面対応部の成形加工
を連続的に行うことができる。
【0019】よって、異形横断面形状の長尺材の生産性
の向上を図ることができる。。
【0020】
【実施例】長手方向の横断面形状が異なる異形横断面形
状の長尺材は直線状のまま使用されることもあるが、一
般的には例えばストレッチベンド等によって曲げ加工さ
れて、例えば自動車用のモールディングとして使用され
ることが多い。
【0021】上記自動車用のモールディングとしては、
図1、図2に示すように、ドリップモールディング1、
ホィールアーチモールディング3、ウィンドウモールデ
ィング5A,5B、ボデーサイドモールディング7およ
びウェストモールディング9等がある。
【0022】上記ドリップモールディング1は、ルーフ
相当部分1A(以下単に「ルーフ部分」という)とフロ
ントピラー相当部分1B(以下単に「フロント部分」と
いう)とリア・ピラー相当部分1C(以下単に「リヤー
部分」という)とを備えている。上記ルーフ部分1A、
フロント部分1B、リア部分1Cは直線状あるいは極め
て大きな半径の円弧状に形成してあり、このルーフ部分
1Aと前記フロント部分1Bおよびリア部分1Cとは他
の部分に対して相対的に小さな円弧状部分1D,1Eで
もって接続してある。
【0023】上記構成のドリップモールディング1は、
ルーフ部分1A、フロント部分1B、リア部分1C、円
弧状部分1D,1Eにおける横断面形状がそれぞれ異な
っているものである。なお、ドリップモールディング1
は、ルーフ部分1Aとフロント部分1B、又はルーフ部
分1Aとリヤ部分1Cとの組み合わせも、車体のスタイ
リングによってはあり得る。
【0024】また、各モールディング3,5A,5B,
7,9においても長手方向の横断面形状がそれぞれ異な
る箇所を2ケ以上有しているものである。なお、図2に
おいて、ウィンドウモールディング5A,5Bはそれぞ
れ別個のウィンドウモールディングを一緒に図示したも
ので、一方のウィンドウモールディング5Aは正面側か
ら見た場合に幅が変化する場合を示し、他方のウィンド
ウモールディング5Bは、正面側から見た場合の幅は一
定であるが側面から見た場合に幅が変化している場合を
示したものである。
【0025】自動車用のモールディングの種類には長手
方向の横断面形状が同一形状のモールディングが一般的
であるが、既に理解されるように、長手方向の横断面形
状が異なるものも望まれる。
【0026】そこで、長手方向の横断面形状が異なるモ
ールディングとして、前記ドリップモールディング1に
ついてさらに詳細に述べると、ドリップモールディング
1には、図3に示すごとき構成のドリップモールディン
グ11Aと、図8に示すごとき構成のドリップモールデ
ィング11Bとがある。
【0027】上記ドリップモールディング11Aは、ル
ーフ部分1Aにおける長手方向の横断面形状は一定であ
り、またフロント部分1Bおよびリア部分1Cにおける
長手方向の横断面形状はそれぞれ一定である。そして、
円弧状部分1D,1Eにおける長手方向の横断面形状は
変化して一定でない構成である。
【0028】上記ドリップモールディング11Aは、図
4に示すごとき構成の長尺材13をストレッチベンド等
により曲げ加工して製造されるものである。
【0029】上記長尺材13は、表面が光輝の例えばス
テンレスやアルミニウム合金等のごとき金属材料又は合
成樹脂又はそれらの複合材料等よりなるものであって、
その長手方向の横断面形状が一定である第1、第2、第
3の一定幅部15,17,19と、長手方向の横断面形
状が変化する第1、第2の不定幅部21,23とを備え
ている。上記各一定幅部15,17,19と各不定幅部
21,23は例えば溶接部等の連結部を有せずに一体に
連続した態様である。
【0030】上記長尺材13の第1、第2、第3の一定
幅部15,17,19は前記ドリップモールディング1
1Aのルーフ部分1A、フロント部分1Bおよびリア部
分1Cにそれぞれ対応し、また第1、第2の不定幅部2
1,23はそれぞれ円弧状部分1D,1Eに対応するも
のである。上記構成の長尺材13を、図3において矢印
A方向へ曲げて第1、第2、第3の一定幅部15,1
7,19をそれぞれ大きな曲率R3,R4,R5に第
1、第2の不定幅部21,23をそれぞれ小さな曲率R
1,R2に円弧状に形成することにより、前記ドリップ
モールディング11Aが形成されるものである。なお、
大きな曲率R3,R4,R5は自動車のスタイリングに
よって、無限大の曲率すなわち実質的に直線状の場合も
ある。
【0031】前記長尺材13の第1、第2の一定幅部1
5,17および第1の不定幅部21の1横断面形状は、
図7,5,6に示すようにそれぞれ形状を異にしてい
る。第3の一定幅部19の横断面形状は第2の一定幅部
17の横断面形状と同一の場合と異なる場合とがあり、
これは主に自動車のスタイリングによって選択される。
第2の不定幅部23と第1の不定幅部も同様である。
【0032】図5,6,7を参照するに、長尺材13の
各部における横断面形状は、例えば自動車の車体パネル
等の被取付部へビス等で取付ける取付部25と、取付け
後に外部に露出していて目視される意匠部27とに区画
することができる。
【0033】上記取付部25は、例えばウェザーストリ
ップWSを取付けるための形状など任意の横断面形状に
形成することができる。この取付部25の横断面形状
は、長尺材13の全長に亘って実質的に一定で共通して
おり、長手方向に一体に連続してあるので、横断面形状
が一定で共通した範囲の一定断面共通部29に包含され
る。
【0034】前記意匠部27は、長手方向に沿って横断
面形状が不定幅部21,23の範囲で連続的に変化して
いるものの、その横断面形状は略相似的形状であり、か
つ長手方向に一体に連続してあるので、上記意匠部27
は不定断面共通部31の範囲に包含される。なお、スタ
イリング上の要望によっては二点鎖線27Aで示すよう
に意匠部27に段差部分を形成することもあり、更に意
匠部27の外表面の一部又は全部に塗装等の着色処理層
を形成したりすることもある。
【0035】また、図8に示すドリップモールディング
11Bは、フロント部分1Bおよびリア部分1Cにおい
て長手方向の横断面形状がそれぞれ連続的に異なる点で
前記ドリップモールディング11Aと相違している。こ
のドリップモールディング11Bは、図9に示すごとき
長尺材33を前述のドリップモールディング11Aのと
きと同様に曲げ加工することによって製造されるもので
ある。
【0036】上記長尺材33は一定幅部35と第1、第
2の不定幅部37,39を備えており、かつ上記一定幅
部35、第1不定幅部37の1横断面形状は図11,1
0に示すごときであって、それぞれ取付部41、意匠部
43を有し、取付部41は一定断面共通部45の範囲に
包含され、また意匠部43は不定断面共通部47の範囲
に包含されている。
【0037】図12は長手方向の横断面形状が前記長尺
材33と相似形である長尺材51を示す斜視図である。
この長尺材51は、前記長尺材33と同様に横断面にお
いて一定断面共通部53と不定断面共通部55を備え、
長手方向において、二つの一定幅部L1,L3と一つの
不定幅部L2を備えている。
【0038】より詳細には、前記一定断面共通部53
は、前記不定断面共通部55の範囲に包含される意匠部
57の一側縁に円弧状部59を介して取付部としてのフ
ランジ部61を備えた態様の横断面形状をなしている。
また前記不定断面共通部55は前記意匠部57の他端縁
に円弧状部63を備えた態様の横断面形状であり、この
円弧状部63には短い折り返しフランジ部65が連続し
てある。
【0039】次に、上記長尺材51を長手方向にみる
と、両端部の領域LA,LBおよび領域L1,L2,L
3に区分することができる。上記領域L1は前記円弧状
部59と円弧状部63との間隔幅すなわち前記意匠部5
7の幅がWDで、領域L3の幅は上記幅WDよりも大き
くなっている。そして、前記領域L2は、前記領域L1
側から領域L3側へ向けて幅WDが次第に大きくなって
いる。なお、前記領域LA,LBは、例えばストレッチ
ベンド等によって曲げ加工する際に、上記ストレッチベ
ンダー等に備えているクランプ又はチャックによって挟
持固定する部分である。
【0040】前記長尺材51における領域L1,L3
は、長手方向の横断面形状が不変で一定の一定幅部であ
る。領域L2は、長手方向の横断面形状が一定でなく除
々に変化する不定幅部である。
【0041】なお、一定幅部の長手方向の一端から不定
幅部に移行する境界部(又は不定幅部の長手方向の一端
から一定幅部に移行する境界部)では、図12のr6〜
9に示すように、それぞれの曲率に成形加工するのが好
ましい。
【0042】これは、後で曲げ加工を必要とする製品に
おいてはこの成形加工された境界部への応力集中を少な
くし、座屈や破損等に至らぬようにするためである。
【0043】上記一定幅部(領域L1,L3)と不定幅
部(領域L2)は、溶接等による連結部を有することな
しに連続して成形加工してある。なお、符号h1〜h5
は、この長尺材51を被取付体にビス等で取り付ける為
の長孔で長手方向に沿って所定の間隙で設けてあり、こ
れは切り欠き等であってもよい。
【0044】前記長尺材51は、本実施例においてはコ
イル状に巻かれたストリップ材から連続的に成形加工さ
れた後、最終的段階において所定長さ(LA+L1+L
2+L3+LB)に切断することによって製造されるも
のである。
【0045】製造方法を概括すると、図15に示すよう
にコイル状に巻かれたストリップ材Sを巻戻して長手方
向へ移送し、先ず、上記ストリップ材Sの一側縁側に一
定断面共通部53を第1の成形ロール群73を通過させ
て、順次折り曲げ加工される(W1,W2,W3,W
4)。次に、スリッターロール等の幅変化加工装置75
により一定断面共通部53を一側縁側に成形加工したワ
ークW4の他側縁側を長手方向に沿って適宜に切断し
て、図13,14に示すように、不定断面共通部55の
横断面形状の変化に対応して幅が変化した不定断面対応
部67を有するワークW5を形成する。その後、第2の
成形ロール群77によって上記不定断面対応部67の側
縁側を加工線69に沿って各々一定幅に成形加工すると
共に意匠部57を成形加工する。そして、所定寸法に切
断することにより、前記長尺材51が製造されるもので
ある。
【0046】前記ワークW5の形成において、一定幅部
の長手方向の一端から不定幅部に移行する境界部(又は
不定幅部の長手方向の一端から一定幅部に移行する境界
部)は図13,14のr6´〜9´に示すようにそれぞ
れ曲率に形成され、その後の第2の成形ロール群77に
よって図12のr6〜9に示すように、それぞれの曲率
に成形加工される。
【0047】図15に示すように、本実施例に係る製造
装置は、アンコイラー71から巻戻して長手方向へ移送
されるストリップ材Sの一側縁側に前記一定断面共通部
53を成形加工する第1の成形ロール群として一定断面
成形ロール群73を備えている。
【0048】この一定断面成形ロール群73の下流側に
は、上記一定断面成形ロール群73によってストリップ
材Sから一定断面共通部53を一側縁側に加工された後
のワークW4の不定断面共通部55になる部分の他側縁
側を長手方向に沿って予め定めた形状に適宜の手段で除
去して、不定断面共通部55の横断面形状の変化に対応
して幅が変化した前記不定断面対応部67を形成する幅
変化加工装置75が配置してある。
【0049】さらに、上記幅変化加工装置75の下流側
には、前記不定断面対応部67を加工された後のワーク
W5における上記不定断面対応部67の側縁側を前記加
工線69に沿って成形加工すると共に意匠部57を成形
加工して前記不定断面共通部55を成形加工する第2の
成形ロール群として不定断面成形ロール群77が配置し
てある。
【0050】また、上記不定断面成形ロール群77の下
流側には、前記一定断面共通部53および不定断面共通
部55を成形加工された後のワークW8を所定寸法の前
記長尺材51に切断する切断装置79が配置してある。
【0051】前記一定断面成形ロール群73は、前記ア
ンコイラー71から巻戻して送られる前記ストリップ材
Sの平坦な一側縁側に段階的にストリップ材Sの長手方
向に沿って折り曲げの成形加工を行なって、前記長尺材
51における一定断面共通部53に包含される前記円弧
状部59及びフランジ部61を成形加工するものであ
る。
【0052】上記一定断面成形ロール群73は、上下一
対の成形ロール81U,81Lを備えてなる複数のロー
ル成形装置83A〜83Dを直線状に配置してなるもの
である。
【0053】上記一定断面成形ロール群73における複
数のロール成形装置83A〜83Dの数は、ロール成形
する部分の折り曲げ率の大きさや、ロール成形する部分
の横断面形状の複雑さ等によって決定されるものであ
る。一般的には横断面形状が複雑なものほど多数のロー
ルを必要とする。上記複数のロール成形装置83A〜8
3Dにおける成形ロール81U,81Lの径はほぼ同一
でその周速はほぼ同一である。ここで、成形ロールの径
とは、上下の成形ロール81U,81Lの軸芯からの中
間位置を架空のパスライン位置とし、軸芯からパスライ
ンまでの半径の2倍をロールの径と言っている。以後、
成形ロールの径とは、上述の意味で使用する。
【0054】なお、ストリップ材Sにロール成形を行う
と、ストリップ材SやワークW1〜W4に極僅かではあ
るが長手方向にも伸びを生じるので、この伸びを吸収す
べく、各成形ロールの回転角速度は同一に保って下流側
における成形ロールほど径を極僅かに大きくし、これに
より周速を下流側ほど極僅かに大きくすることが望まし
い。すなわち、成形ロール83A〜83Dの径d1〜d
4はd4>d3>d2>d1の関係を保つのが望まし
い。最も望ましいのは、各成形ロール間でストリップ材
SやワークWに僅かのテンションがかかるよう成形ロー
ルの径を選択するのがよい。
【0055】なお、前記成形ロール83A〜83Dは、
通常の一般的なロール成形装置に基いて当業者が容易に
実施し得るものであるから、上記ロール成形装置83A
〜83Dについてのより詳細については説明を省略す
る。
【0056】なお、この時点におけるワークW4の一定
断面共通部は最終の長尺材になったときと同一横断面形
状のときもあるし、複雑な横断面形状の必要なときは、
不定断面成形ロール群77の下流に更に一定断面成形ロ
ール群を配して追加の曲げ加工を行うことがある。
【0057】前記幅変化加工装置75は、長尺材51の
長手方向の横断面形状の変化に対応して前記ワークW4
の他側縁側を除去加工するもので、本実施例においては
上ロール75U、下ロール75Lの一対のロールを備え
てなるスリッタロールによりワークW4を剪断する例と
して構成してある。
【0058】より詳細には、図17に示すように、上記
幅変化加工装置(スリッタロール)75の上下のロール
75U,75Lは、ロールスタンド(図示省略)に両端
部を回転自在に支持された上下のロール軸75Sにそれ
ぞれ取付けられており、例えば上下のロール軸75Sに
備えたギア(図示省略)を介して同一回転速度で互いに
反対方向へ回転するように構成してある。
【0059】そして、前記上ロール75Uの周面には、
前記ワークW4の一側縁に形成された前記円弧状部59
およびフランジ部61を包含した前記一定断面共通部5
3を受容する周溝75Gが形成してある。さらに、上ロ
ール75Uの周面には、前記ワークW4の他側縁側を、
長尺材51の横断面形状の変化に対応して幅が変化する
ように剪断する剪断刃75Bが突出して形成してある。
【0060】上記剪断刃75Bが長尺材51の領域L
1,L3に対応してワークW4の他側縁側を剪断する部
分の外周の長さはそれぞれ領域L1,L3の長さに等し
く、かつ軸心に対して交差する周方向に形成してある。
また領域L2に対応してワークW4の他側縁を剪断する
部分の外周の長さは領域L2の長さに等しく、かつ軸心
に対して傾斜する方向に形成してある。
【0061】また、上記上ロール75Uの両端部には、
下ロール75Lの軸方向への移動を規制するフランジ7
5Fが形成してある。
【0062】前記下ロール75Lの周面には、前記上ロ
ール75Uの周面との間に前記ワークW4を挟持する挟
持面が形成してあると共に、前記剪断刃75Bと協働し
てワークW4の剪断を行なう係合溝75LGが形成して
ある。
【0063】上記スリッタロール75における上下のロ
ール75U,75Lの周長は、前記長尺材51の長さ
(LA+L1+L2+L3+LB)に実質的に等しく形
成してある。したがって、上記スリッタロール75が1
回転すると、図13、図14に示すように、長尺材51
の横断面形状の変化に対応して幅が変化した前記不定断
面対応部67を備えたワークW5が得られることとな
る。なお、スリッターロール75を使用する場合には、
その外周の全長が長尺材51の長さ(LA+L1+L2
+L3+LB)の整数倍になるように直径を選択するの
が好ましい。
【0064】上記構成より理解されるように、スリッタ
ロール75を連続回転することにより、ワークW4の他
側縁が連続的に剪断されてスクラップSCを生じると共
に、長尺材51を製造するためのワークW5が連続して
得られることとなる。
【0065】ここで、幅変化加工装置75に送り込まれ
るワークW4は、すでに一定断面共通部53が形成され
ているので、その剛性はストリップ材Sの状態のときの
剛性よりも大きくなっているのでワークW4の一部を除
去する際に、一定断面共通部53をガイドとして使用で
きるとともに、除去加工中にワークW4が幅方向に位置
ズレしたりするのを防げるので好ましい。
【0066】なお、長尺材51の長手方向の横断面形状
の変化に対応して幅が変化したワークW5に加工する装
置としては、前記スリッタロール75に代えて、図18
に示すように、レーザビームをワークW4へ照射するレ
ーザ加工ヘッドLHをワークW4の移送方向に対して好
ましくは直交する方向へ移動可能に備えてなる加工装置
75Aを設け、上記ワークW4の移送方向への移動に関
連付けて上記レーザ加工ヘッドLHの移動を制御する構
成とすることも可能である。また、図示しないが、ニブ
ラー等の剪断工具をレーザー加工ヘッドLHに代えて用
いることもできる。
【0067】前記不定断面成形ロール群77は、前記幅
変化加工装置75によってスクラップSCを切断除去し
た後のワークW5における不定断面対応部67を不定断
面共通部55に成形加工するものであって、第1、第
2、第3の成形ロール85,87,89を直線状に配置
してなるものである。
【0068】なお、上記不定断面成形ロール群77にお
ける成形ロールの数は、前記一定断面成形ロール群73
における成形ロールの数と同様に、ロール成形する部分
の曲げ率の大きさや複雑さ等によって決定されるもの
で、本実施例においては代表的に第1〜第3の成形ロー
ル85,87,89で例示してある。
【0069】なお、前記のように、ワークW5の一定幅
部の長手方向の一端から不定幅部に移行する境界部(又
は不定幅部の長手方向の一端から一定幅部に移行する境
界部)では、図13,14のr6´〜9´に示すよう
に、それぞれ曲率をもって形成するように成形ロールの
成形加工周面を設定するのが好ましい。このような形状
にしておくことにより、加工中の利点として、ワークの
境界部が後の成形ロール間を連通する際にワークが成形
ロールから外れたりすることがなくなり、また加工され
たワークを取り扱ったり、軸線の曲げ加工をする際には
この境界部に過度の曲げ応力が集中したりするのが軽減
されるので好ましくない折れ曲りが発生するのが少なく
なる。
【0070】図19に示すように、前記第1成形ロール
85は、前記ワークW5の一側縁側を支持案内し、かつ
成形ロール85側へワークW5を弾性変形せしめてワー
クW5の移送方向と直交する方向に押圧位置決めするガ
イド部材の1例としてのガイドローラ91と対向して配
置され、全体としてロール装置を構成している。
【0071】前記第1成形ロール85は、ベース93に
立設したロールスタンド95を備えている。
【0072】より詳細には、前記ロールスタンド95に
は、前記ワークW5の他側縁側の成形加工を行なう上下
のロール85U,85Lを支持した上下のロール軸97
U,97Lが回転自在かつ相互に間隔調節可能にかつ上
下位置調節可能に支持されている。
【0073】上記上ロール85Uおよび下ロール85L
の周面には、前記ワークW5の他側縁側を僅かに曲げ加
工する加工面85UF,85LFが互いに対向してロー
ル(85U,85L)の軸心に対して所定の角度で傾斜
して形成してある。また、上ロール85Uの周面にはフ
ランジ85Fが形成してあり、下ロール85Lには上記
フランジ85Fが係合する周溝85Gが形成してある。
したがって、上下のロール85U,85Lは軸方向に互
いに規制した状態にあり、軸方向の位置関係は常に一定
に保持されるものである。
【0074】前記ガイドローラ91は、前記ベース93
に摺動自在に支持された可動ロールスタンド99を備え
ている。
【0075】より詳細には、前記ベース93には前記ワ
ークW5の移送方向に対して直交する方向のガイド部1
01が設けてあり、このガイド部101によって案内さ
れる前記可動ロールスタンド99の下部と、上記ガイド
部101に回転自在に備えたボールネジ103とが移動
自在に螺合してある。そして、上記ボールネジ103に
は、上記可動ロールスタンド99の移動位置を制御する
ために、サーボモータM1が連動連結してある。
【0076】前記可動ロールスタンド99には、前記ワ
ークW5の一側縁側に形成された円弧状部59およびフ
ランジ61を受容して案内するガイド溝91Gを外周面
に備えたガイドロール91Rが水平に回転自在に支承さ
れている。
【0077】上記構成により、サーボモータM1を適宜
に制御駆動することによりガイドローラ91をワークW
5の移動方向に対して直交する方向へ移動し位置制御す
ることができる。すなわちガイドローラ91の位置を、
ワークW5における不定断面対応部の幅の変化に対応し
て成形ロール側に移動制御でき、かつワークW5を弾性
変形せしめて、ワークW5の他側縁側を成形ロール85
側へ押圧し、成形ロール85に対するワークW5の他側
縁側の位置調節を行なうことができ、上記ワークW5の
幅の変化に容易に対応づけることができるものである。
【0078】前記第2、第3の成形ロール87,89に
対向して配置したガイドローラ91の構成も同様であっ
て、前記ワークW6,W7の移送方向に対し直交する方
向への移動制御は、例えばコンピュータのごとき制御装
置105(図16参照)によって個別に行なわれるもの
である。
【0079】なお、前記第2、第3の成形ロール87,
89は、前記第1成形ロール85によって成形加工され
た部分を順次加工するものであるから、それぞれの加工
面の形状は当然相違するものの、その他の構成は同一で
ある。したがって、第1、第2、第3の成形ロール8
5,87,89による加工状態を図20、図21に示す
ものの、同一機能を奏する部分には第1成形ロール85
の符号「85」を第2、第3成形ロールを表わす符号
「87」,「89」に代えて表示することとして、第
2、第3の成形ロール87,89についての詳細な説明
は省略する。
【0080】図20の状態は、長尺材51の幅の狭い部
分(領域L1の部分)に対応した部分を成形加工する場
合であって、ガイドローラ91と第1、第2、第3の各
成形ロール85,87,89は接近した状態にある。
【0081】図21は長尺材51の幅の広い領域L3に
対応する部分を成形加工する場合であって、ガイドロー
ラ91と各成形ロール85,87,89は大きく離反し
た状態にある。
【0082】上記領域L1と領域L3との間の領域L2
の成形加工を行なうときには、上記領域L2の幅の変化
に対応して各ガイドローラ91の位置を徐々に制御しつ
つ成形加工を行なうものである。
【0083】既に理解されるように、第1、第2、第3
の成形ロール85,87,89における各成形面85U
F,85LF:87UF,87LF:89UF,89L
Fは、前記長尺材51の不定断面共通部55を順次成形
加工するものである。
【0084】前記切断装置79は、前記各成形ロール8
5,87,89を経て成形加工された後のワークW8を
長尺材51の長さに合せて切断するものであって、例え
ば、剪断金型、ディスクカッター、メタルソー、レーザ
加工機等の適宜の切断機構よりなるものである。
【0085】なお、上記切断装置79によってワークW
8の切断を行なう場合には、当該切断装置79の上流側
に切断位置検出器107を配置し、この検出器107に
よる切断位置検出信号を切断位置制御装置(図示省略)
に入力し、この切断位置制御装置の制御の下に切断装置
79が作動して、ワークW8の切断を行なう構成とする
ことが望ましい。
【0086】上記切断位置検出器107としては、例え
ばワークW8の切断位置との関係においてワークW8の
形状の変化を捕えるCCDカメラ、ワークW8に予め印
されたポンチや刻印等の適宜マークを検出するセンサ、
ワークW8の1部を切断位置に関係付けて磁化し、この
磁化位置を検出する磁気センサ、ワークW8に当接して
切断位置との関係において送り量を常に検出する送り量
センサなど種々のセンサを使用することができる。
【0087】なお、図15における符号109はパスラ
イン方向に沿ってワークを案内するガイドロールであ
る。
【0088】以上のごとき構成において、アンコイラー
71から巻戻されるストリップ材Sを一定断面成形ロー
ル群73へ供給すると、ストリップ材Sの一側縁側に前
記一定断面共通部53が成形加工される。
【0089】上記一定断面共通部53が成形加工された
後のワークW4の先端部をスリッターロール75におけ
るロール75Uの基準点P0に一致せしめて供給する
と、基準点P0とP1との間においてワークW5におけ
る領域LAの部分に対応してスクラップSCの切断除去
が行なわれる(図14、図15参照)。
【0090】そして、上記ロール75Uの点P1から点
P2においてワークW5の領域L1の部分に対応した加
工が行なわれる。同様に点P2から点P3においては領
域L2、点P3から点P4においては領域L3、点P4
から点P5(P0)においては領域LBに対応した部分
の加工が行なわれる。
【0091】すなわちスリッターロール75のロール7
5U,75Lが1回転すると、ワークW5の領域LA→
L1→L2→L3→LB→LAと連続的にワークW4の
スリッティング加工が行なわれる。
【0092】上記スリティングが行なわれたワークW5
は第1、第2、第3の成形ロール85,87,89へ連
続して供給されて、各成形ロール85,87,89に備
えた各成形面によって不定断面共通部55の加工が順次
行なわれて横断面形状の異なるワークW6,W7,W8
と変化する。
【0093】すなわち、上記ワークW5が第1、第2、
第3の成形ロール85,87,89へ送給されると、上
記ワークW5の一側縁側がガイドロール91Rによって
案内され、かつガイドロール91Rの位置がワークW5
における不定断面対応部の幅に対応してそれぞれ個別に
制御され、ワークW5が弾性変形されてワークW5の他
側縁側が成形ロール85,87,89側へ移動位置決め
され、ワークW6,W7,W8に順次成形加工される。
そして、成形加工終了後のワークW8の切断位置又は切
断位置に関連付けて印されたマーク等を検出器107が
検出すると、前記切断位置制御装置によって直ちに又は
一定時間経過後又は一定寸法送材後に切断装置79が作
動してワークW8の切断が行なわれ、所定寸法の長尺材
51が得られる。
【0094】上記切断装置79によるワークW8の切断
時には、ワークW8の移送を一時的に停止する構成とす
ることも可能である。しかし、切断装置79がワークW
8と一体的に移動しつつワークW8の切断を行なう構成
とすることが望ましい。
【0095】既に理解されるように、本実施例によれ
ば、長手方向において横断面形状が変化する長尺材を連
続的に製造することができ、工程の削減による工数削減
が可能となり生産性の向上を図ることができる。
【0096】本実施例ではガイド部材としてガイドロー
ラ91を使用した場合について説明したが、ガイド部材
としてその他シュー等を使用することもできる。
【0097】なお、本発明は前述の実施例のみに限るも
のではなく、適宜変更を行なうことにより、その他の態
様でもって実施可能である。
【0098】例えば、スリッタロール75の周面の1部
にカッターブレードを設けて、スリッタロール75が1
回転する毎にワークW4を所定長さに切断する構成とす
ることも可能である。この場合には、切断装置79およ
び検出器107を省略することができる。
【0099】また、別工程において一定断面形状のアル
ミ合金の押出機やストリップ材Sから予め所定の加工を
行ない、かつ所定長さに切断して予めワークW5を加工
しておき、この所定長さに切断されたワークW5を成形
ロール85へ供給する構成とすることも可能である。こ
の場合には、スリッタロール75,切断装置79および
検出器107等を省略することができる。
【0100】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、長手方向の横断面形状が変
化する長尺材を製造するに際して、上記長尺材の長手方
向の横断面形状の変化に対応して幅が変化したワークを
複数の成形ロールへ供給して順次成形加工を行なうと
き、各成形ロールに対向して配置した各ガイド部材は、
上記ワークの幅の変化に対応して成形ロール側に移動調
節され、ワークを弾性変形せしめて各成形ロールへ押圧
位置せしめながら成形加工を行なうものであるから、横
断面形状が変化する長尺材を連続的に製造することがで
き、工程削減による工数削減が可能となり生産性の向上
を図ることができる。また、各成形ロールに対向した各
ガイド部材がワークの移送方向に対して交差する方向へ
移動調節しつつ成形加工を行なうことができるので、例
えば長尺材の幅の変化態様が種々ある場合であっても容
易に対応し得るものである。
【0101】また、長尺材が比較的長い場合であって
も、各成形ロールを小径にすることができ全体のコンパ
クト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る長尺材を自動車のモールディング
に使用した場合を示す側面説明図である。
【図2】同上正面説明図である。
【図3】ドリップモールディングの説明図である。
【図4】軸線曲げをする前のドリップモールディングの
説明図である。
【図5】図4における5−5線に沿った拡大断面図であ
る。
【図6】図4における6−6線に沿った拡大断面図であ
る。
【図7】図4における7−7線に沿った拡大断面図であ
る。
【図8】ドリップモールディングの説明図である。
【図9】軸線曲げをする前のドリップモールディングの
説明図である。
【図10】図9における10−10線に沿った拡大断面
図である。
【図11】図9における11−11線に沿った拡大断面
図である。
【図12】ドリップモールディングの斜視説明図であ
る。
【図13】素材の斜視説明図である。
【図14】同上の平面説明図である。
【図15】本実施例に係る装置の全体的構成を概略的に
示した説明図である。
【図16】同上の平面説明図である。
【図17】本実施例に係るスリッタロールの断面説明図
で1部省略してある。
【図18】スリッタロールに代る切断装置の説明図であ
る。
【図19】第1成形ロールとガイドロールを示す断面説
明図で、1部省略してある。
【図20】成形加工順を示し、(A)は第1成形ロー
ル、(B)は第2成形ロール、(C)は第3成形ロール
による幅の狭い部分の加工状態を示す説明図である。
【図21】同上、幅の広い部分の加工状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
75 スリッタロール 85 第1成形ロール 87 第2成形ロール 89 第3成形ロール 79 切断装置 91 ガイドロール

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塑性変形可能な材料からなり、長手方向
    の横断面形状が異なる異形横断面形状の長尺材を製造す
    る方法にして、長尺材の全長に亘って横断面形状が実質
    的に一定の一定断面共通部と長手方向において横断面形
    状が変化するほぼ板状の不定断面共通部に対応して幅が
    変化する不定断面対応部とを有する実質的に直線状の長
    尺なワークを、直線状に配置した複数の成形ロールへ供
    給し、上記複数の成形ロールの周速を実質的に同一回転
    すると共に、各成形ロールと対応して設けた各ガイド部
    材の位置を前記不定断面対応部の幅の変化に対応して成
    形ロール側に移動制御して、前記ワークを弾性変形せし
    めると共に前記不定断面対応部を各成形ロールに対して
    位置決めを行い、前記不定断面対応部を複数の成形ロー
    ルによって不定断面共通部に成形加工することを特徴と
    する異形横断面形状の長尺材の製造方法。
  2. 【請求項2】 長尺なワークの1部分を材料の長手方向
    に沿って除去して不定断面対応部を形成する工程を上流
    の工程として有することを特徴とする請求項1に記載の
    異形横断面形状の長尺材の製造方法。
  3. 【請求項3】 ワークとして一定幅のストリップ材又は
    短冊材を用い、一定断面共通部を成形加工する一定断面
    成形ロール群を通過させて一定断面共通部を予め形成す
    る工程を不定断面共通部を成形加工する工程よりも上流
    工程として有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の異形横断面形状の長尺材の製造方法。
  4. 【請求項4】 長尺なワークに不定断面共通部を成形加
    工した後に所定長さに上記ワークを切断するに際し、上
    記ワークの所定位置を検出器により検出し、この検出器
    の検出する検出信号に基いて切断機を作動させて前記ワ
    ークの切断を行う工程を有することを特徴とする請求項
    1ないし3のいづれか1項に記載の異形横断面形状の長
    尺材の製造方法。
  5. 【請求項5】 長手方向の横断面形状が異なる異形横断
    面形状の長尺材を製造する装置にして、長尺材の全長に
    亘って横断面形状が実質的に一定の一定断面共通部と長
    手方向において横断面形状が変化するほぼ板状の不定断
    面共通部に対応して幅が変化する不定断面対応部とを有
    するワークの前記一定断面共通部を挟んで案内するガイ
    ド部材と、前記ワークの前記不定断面対応部を不定断面
    共通部に成形加工する成形ロールとを備えてなる複数の
    ロール装置を直線上に配置して不定断面成形ロール群を
    構成してなり、各ロール装置における各ガイド部材を、
    前記ワークの前記不定断面対応部の幅の変化に対応して
    ワークを弾性変形すべく成形ロール側に移動制御自在に
    設けてなることを特徴とする異形横断面形状の長尺材の
    製造装置。
  6. 【請求項6】 長尺な材料の1部分を材料の長手方向に
    沿って除去して不定断面対応部を形成する幅変化加工装
    置を不定断面成形ロール群の上流側に備えてなることを
    特徴とする請求項5に記載の異形横断面形状の長尺材の
    製造装置。
  7. 【請求項7】 幅変化加工装置は剪断装置又は溶断装置
    であることを特徴とする請求項6に記載の異形横断面形
    状の長尺材の製造装置。
  8. 【請求項8】 長尺材の長手方向全長に亘って横断面形
    状が実質的に一定の一定断面共通部と長手方向において
    横断面形状が変化する不定断面共通部とを有する横断面
    形状であるところの長尺材の上記一定断面共通部を成形
    加工する一定断面成形ロール群を、不定断面共通部を成
    形加工する不定断面成形ロール群の上流側に配置してな
    ることを特徴とする請求項5又は6に記載の異形横断面
    形状の長尺材の製造装置。
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