JP3197102U - 介護用トイレキャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】認知症等による紙パンツ使用者の大便後のパンツ取り替え作業における介護者の負荷を大幅に軽減できるシャワーヘッドを提供する。【解決手段】水洗トイレ便座の横に設置されている手洗用設備下部の空間に位置する温水給水管1に分岐3を設け、分岐の先に流量調整弁4とフレキシブル管5を介して停止ボタン付きシャワーヘッド6を設ける。通常時、シャワーヘッドは手洗用設備の下部空間に、巻いたフレキシブル管と共に収納しておく。使用時には、シャワーヘッドを便器内まで挿入し、シャワー止め弁およびシャワーヘッド停止弁を開いてシャワーヘッドから比較的高圧の温水シャワーを洗浄する部位に当てる。【選択図】図1
Description
本考案は被介護者の下半身の洗浄を容易にするシャワー装置に関するものである。
寝たきりにならずとも、認知症等で紙パンツ類の着装が常態化し、その交換をトイレで介護人に依存している人が多数存在する。液体状排泄物(小便)の場合はパッドや紙パンツの交換で済むが、固体状排泄物(大便)の場合は、パンツ類の交換の他に下半身の洗浄が必要になる。水洗トイレの場合、シャワートイレでは便器内から上向きに吹き出すシャワーにその洗浄効果を期待するが、固定されたシャワー到達範囲や水圧不足のために、そのシャワーだけでは下半身に付着した汚物を完全には除去できない場合がほとんどである。
既存のシャワートイレで対応できない場合には、汚れた下半身を紙ないし布で徹底的に拭くか、風呂場ないしシャワー室に被介護者を連れてゆき全身シャワー等を用いて汚物を除去するしかないが、移動や後片付けを含めその作業量は膨大で介護者の負担が甚だ大きい。また、シャワー設備のある区画を専用に設けるには、スペースの確保や費用の問題がある。
本考案は、従来の水洗トイレによる作業の限界の問題を解決し、排便後の被介護者の洗浄を便座の上だけで、完全かつ短時間で実施できるようにすることを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案では水洗トイレ便座の横に設置される手洗用設備ないし手洗用キャビネット下部の空間に位置する温水給水管に分岐を設け、手洗水蛇口に行かない方の分岐の先に流量調節弁と3m程度の長さのフレキシブル管を介して停止ボタン付のシャワーヘッドを設ける。シャワーヘッドは通常時には手洗用設備ないし手洗用キャビネット下部の空間に、巻いたフレキシブル管と共に収納しておく。
排便後の被介護者の下半身を洗浄するにあたっては、手洗用キャビネットの扉を開け、フレキシブル管をシャワーヘッドが便器内に届くまで伸ばし、流量調節弁およびシャワーヘッド上の停止ボタンを開としてシャワーヘッドから適切な水圧・流量の温水シャワーを汚物付着個所に当てる。
紙パンツ等の着装者の排便後にパンツを交換するにあたっての介護者の負担が、時間的な面を含め大幅に軽減される。
比較的広い空間に設置されている水洗トイレでは、手洗用設備ないし手洗用キャビネットが同じ空間に設けられていることが多い。そのような場合には、温水給水管に分岐を設けそれにシャワー器具を取り付けることにより、本考案を容易に実施できる。
本キャビネットを新設する場合は、ここに示した部品を工場で全て組み込んだセットを設置する。
本キャビネットを新設する場合は、ここに示した部品を工場で全て組み込んだセットを設置する。
実施例について、図面を参照して説明する。
図1において、1は温水給水管、2は排水管、3は分岐、4は流量調節弁、5はフレキシブル管、6はシャワーヘッドである。シャワーヘッドには手元に停止ボタンが付いていると作業に便利である。7はシャワーヘッド掛、8はシャワー残留水受である。9は手洗水止め弁、10は扉板である。
本キャビネットでは、シンクの下がボックスになっていて、通常時は給水管、排水管、フレキシブル管、シャワーヘッド等が扉板に隠れているのが美的である。
図1において、1は温水給水管、2は排水管、3は分岐、4は流量調節弁、5はフレキシブル管、6はシャワーヘッドである。シャワーヘッドには手元に停止ボタンが付いていると作業に便利である。7はシャワーヘッド掛、8はシャワー残留水受である。9は手洗水止め弁、10は扉板である。
本キャビネットでは、シンクの下がボックスになっていて、通常時は給水管、排水管、フレキシブル管、シャワーヘッド等が扉板に隠れているのが美的である。
超高齢化社会を迎え、介護は社会的に大きな問題である。介護において排便後の処置は主要な作業の一つであり、それに要する介護者の負担軽減を極力図る必要がある。介護施設及び要介護者を抱える家庭への本キャビネットの普及が、この要請に応える。
1 温水給水管
2 排水管
3 分岐
4 流量調節弁
5 フレキシブル管
6 シャワーヘッド
7 シャワーヘッド掛
8 シャワー残留水受
9 手洗水止め弁
10 扉板
2 排水管
3 分岐
4 流量調節弁
5 フレキシブル管
6 シャワーヘッド
7 シャワーヘッド掛
8 シャワー残留水受
9 手洗水止め弁
10 扉板
Claims (2)
- 水洗トイレ便座の横に設置される手洗用設備ないし手洗用キャビネット下部の空間に位置する温水給水管の中間に分岐を設け、分岐の先に流量調節弁とフレキシブル管を介して取り付けたシャワーヘッド。
- 上記手洗用設備ないし手洗用キャビネット下部の空間に設けられたシャワーヘッド掛およびシャワー残留水受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005848U JP3197102U (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 介護用トイレキャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014005848U JP3197102U (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 介護用トイレキャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197102U true JP3197102U (ja) | 2015-04-23 |
Family
ID=52986690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014005848U Expired - Fee Related JP3197102U (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 介護用トイレキャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3197102U (ja) |
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2014
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