JP3197043U

JP3197043U - ハンド式微弱電気治療器

Info

Publication number: JP3197043U
Application number: JP2015000497U
Authority: JP
Inventors: 公彦飯田
Original assignee: 公彦飯田
Priority date: 2015-02-04
Filing date: 2015-02-04
Publication date: 2015-04-16
Anticipated expiration: 2025-02-04

Abstract

【課題】ハンド操作により通電先を自由に選択できることはもちろん、その選択位地の如何により通電量が変化しなくほぼ一定に保持されるため、殊に電圧の管理が容易となるハンド式微弱電気治療器を提供する。【解決手段】商用やバッテリー等の電源が制御装置で調整した微弱電流で治療に臨ませる握り部２付きの微弱電気治療器であって、握り部２の先端に微弱電流の両極となる長い導電触角片１３を並列的に又は二股状に突設し、両導電触角片１３の基端部にそれぞれ絶縁部材１５を被着することにより、両方の先端部が露出した治療通電部１４として形成され、両導電触角片１３を絶縁部材１５での幅摘みにより開閉できるように弾性変形可能な金属で長尺に形成した。【選択図】図１

Description

この考案は、身体に微弱な電流を通すことにより様々な病気や疾患を治療するために使用するハンド式微弱電気治療器に関する。

身体に微弱な電流を流すと細胞を活性化し、あるいはツボを刺激することにより各種の病気や疾患を治療し改善することが知られている。これを具体的に治療に応用するには、身体に通電させるために陽極と陰極とを身体に接触させる必要がある。これについては、電極が広い面となるパッド式、頭と足とが両極となるソファ式、手で握りながら電極を操作するハンド式等、多くの形態がある。ちなみに、使用される電流については、例えば、１ｍＡ〜５０ｍＡが使用され、電圧については１〜４０Ｖである。

ハンド式は、手（ハンド）で持つ握り部の先端にアームを突設し、アームの先端に陰極を設け、握り部を陽極となるよう金属製にしたもので、これによれば、握り部で身体がアースとなるため、握りながら先端の陰極を身体の患部等に接触させながら、通電治療を施すことができる(特許文献１)。

特開２０１４−６１１１０号公報

上記のような従来のハンド式微弱電気治療器によれば、被治療者が手で握り部を握ると自分の身体の全体が陽極のアースとなるので、握りながら先端の陰極を自由に皮膚上に移動させながら、陰極の位置を治療部位として自由に選択できるが、陽極から陰極までの距離が大幅に変化することから距離により電気抵抗が異なることになり、遠く離れた例えば足先では、電気抵抗が大きくなることで通電しないか困難となり、これを避けるために、電圧を過度にあげると、刺激が強すぎて不快に感じることになるという問題があった。

この考案は、上記のような実情に鑑みて、ハンド操作により通電先を自由に選択できることはもちろん、その選択位地の如何により通電量が変化しなくほゞ一定に保持されるため、殊に電圧の管理が容易となるハンド式微弱電気治療器を提供することを課題とした。

上記の課題を解決するために、この考案は、商用やバッテリー等の電源が制御装置で調整した微弱電流で治療に臨ませる握り部付きの微弱電気治療器であって、握り部の先端に微弱電流の両極となる長い導電触角片を並列的に又は二股状に突設し、両導電触角片の基端部にそれぞれ絶縁部材を被着することにより、両方の先端部が露出した治療通電部として形成され、両導電触角片を絶縁部材での幅摘みにより開閉できるように弾性変形可能な金属で長尺に形成したことを特徴とするハンド式微弱電気治療器を提供する。

ハンド式微弱電気治療器を上記のように構成したから、これを使用するときには、治療者又は被治療者が把握部を握りながら先端に並列している陰極と陽極とを被治療者の身体の要所に接触させると、近く限られた両極間において通電するので、箇所にかかわらず通電量がほゞ一定に保持される。特に通電量の微調整が必要であれば、握り手の指で絶縁部を挟むことにより両極間を狭め、逆に弾性で広げて幅調整できる。

以上説明したように、この考案のハンド式微弱電気治療器によれば、身体に刺激の少ない弱い電圧において使用しても、両極間において確実に通電状態が得られ、また、ハンド操作により通電先を自由に選択できることはもちろん、その選択により通電量が変化しなくほゞ一定に保持されるため、離れた幾つかのツボを刺激するために通電先を転々と変化させる場合にも常に一定の設定電流において使用できて好都合であり、快適且つ的確に治療を施すことが可能となるという優れた効果がある。

この考案のハンド式微弱電気治療器の全体を示す斜視図である。同微弱電気治療器の要部を示す治療器本体の側面図である。同治療器本体の上から見た断面図である。

この考案のハンド式微弱電気治療器は、被治療者の身体に触れるハンド式治療器本体１を主とし、これに電源制御した所定電流が使用される。

電源については、商用（家庭用）の配電又はバッテリーを使用する。変換範囲は限定されないが、例示すれば電流は１ｍＡ〜５０ｍＡ、電圧は１〜４０Vである。この微弱電流は、先端の治療に直流ばかりでなく、交流においても使用され得る。

図面は、一実施例を示したもので、商用（家庭用）電源を使用するために、電源制御ボックス３に差込み５のコード７が設けられ、内部にはＡＣ・ＤＣ、電流、電圧等がダイヤル９等により変換されるように変換装置が内装されており、選択された電流電圧で本体１に出力コード１１で送電される。

ハンド式治療器本体１は、プラスチックの絶縁体からなる握り部２に、金属製の１対の導電触角片１３，１３が突設され、前記コード１１のプラスマイナスの導線が導電触角３，３に握り部２内部において接続される。

導電触角片３，３は、上下幅となる帯状であって先端部が先細となるよう巾狭く形成され、先端が身体に優しく触れるように外側に反転屈曲することにより丸めて治療通電部１４，１４が形成されている。

導電触角片１３，１３には、先端部近くから基端にかけて絶縁部材１５，１５が被覆され、これには軟質プラスチックのチューブが嵌めて使用される。

図１は、使用状態を示したもので、握り部２を片手でもつと、絶縁部材１５，１５で両導電触角片１３，１３を両側から親指１７aと人指し指１７ｂとで挟む握り方ができ、このとき電極には触れることがないから、導電触角片１３，１３を指で狭めたり弛めたりして先端の通電部１４，１４を幅調整しながら適切な電流と電圧とで幹部やツボ等の要所を刺激して治療効果を上げることができる。

なお、治療効果については、自宅において薬を使用せずに湿疹、かぶれ、赤らみ、筋肉痛、関節痛などを和らげることができる。また、ドライアイ、ドライマウス、近視、老眼、鼻づまり、口内炎、歯槽膿漏などに威力を発揮する。特に、微弱な電流を荒れた皮膚や衰えた皮膚に流して健康な状態に戻すことができるので、導電触角片の先端に通電部としてローラを付けておけば、皮膚に滑らせて美肌が得られやすい。

なお、この実施例の場合、導電触角片１３，１３と出力コード１１の両極線１１a、１１aとの接続のために、内部が空室となる蓋６付きであって、導電触角片１３，１３が握り部２と一体にインサート成形されている。

１治療器本体
２握り部
３電源制御ボックス
５差込み
１３導電触角片
１４治療通電部
１５絶縁部材

Claims

商用やバッテリー等の電源が制御装置で調整した微弱電流で治療に臨ませる握り部付きの微弱電気治療器であって、握り部の先端に微弱電流の両極となる長い導電触角片を並列的に又は二股状に突設し、両導電触角片の基端部にそれぞれ絶縁部材を被着することにより、両方の先端部が露出した治療通電部として形成され、両導電触角片を絶縁部材での幅摘みにより開閉できるように弾性変形可能な金属で長尺に形成したことを特徴とするハンド式微弱電気治療器。
前記両電極触角片は、縦幅の帯状に形成するとともに先端に幅狭く先細に形成され、先端を外側へ反転屈曲掏ることにより治療通電部を形成したことを特徴とする請求項１記載のハンド式微弱電気治療器。