JP3196417U - 塗装構造 - Google Patents

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信次 山本
信次 山本
基博 天満
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Abstract

【課題】防汚処理などのための酸化チタン塗装を簡単迅速に、さらには正確な塗装を可能とした塗装構造を提供する。【解決手段】ガラス基板上に防汚効果のための酸化チタン層を形成するための構造であり、ガラス基板上に第1層として少なくともシラン化合物を含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層2が形成され、該下地層2の表面側に酸化チタン層からなる表面層3を形成したことを特徴とする塗装構造A。【選択図】図1

Description

本考案は、ガラス基板に酸化チタンを塗装するための構造に関するものであり、作業性がよく均一塗装するためのものである。また、ガラス表面は撥水性が高いために酸化チタンを塗装する場合は、予め表面を微細に荒らす工程が必要であった。
このことに鑑み案出されたものであり、防汚処理などのための酸化チタン塗装を簡単迅速に、さらには正確な塗装を可能とした塗装構造である。
本考案は、鉄道車両やビルや一般住宅などのガラス基板面にシリコンシーリング剤が塗布された基材の表面仕上げ構造であり、該基材上に第1層としてシラン化合物が1%〜20%含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層が形成され、表面側にペルオキソチタン酸を少なくとも含有する表面層からなることを特徴とする塗装構造に関するものである。
従来、通常のガラスに光触媒を施工する場合は、水道ホース等から勢いよくガラスに水を掛け砂埃や大きな汚れを落とす。次にガラスにセリュウム等の磨き粉を付けて、サンダーにて磨く。その後、磨き終えたら、綺麗に水にて洗い流す。
ガラス表面が乾くまで待つ。(2〜3時間待つ。ガラスに水の流れた跡や、弾く部分が ある場合は再度磨き工程よりやり直し)。最後に光触媒を塗布する。
これらの工程では、洗浄工程として(水道ホースの用意が必要)。磨き工程として(電源を確保して水を掛けながら、サンダーを使用し縦横に二往復ずつ磨く)。水洗工程として(汚れのないウエスで水を掛けながら、ガラスに触れないように洗い流す)。が必要であり、手間と費用と熟練が必要であった。
また、酸化チタンを塗装構造に利用したものとして特許第3764826号公報(特許文献1)があるが、この発明はプラスチック成形体表面および自動車、車両、機械製品などの鉄または非鉄金属製品、木材製品、プラスチック製品などの塗装品の塗膜表面の汚染防止に好適であり、鉄または非鉄金属、ガラス又はセラミックス、繊維、木材などの基材表面の汚染防止に有効な、耐久性に優れた無機コーティング組成物、その製造方法および基材の汚染防止方法に関するものであり、作業性や密着性を解決するものとしてのものではなく、塗装品の塗膜表面の汚染防止に好適で、耐久性に優れた無機コーティング組成物を提供するものであり無機コーティング組成物、その製造方法および基材の汚染防止方法は、光触媒性酸化チタン粒子を基材上に固定化するための結合材または酸化チタンの光触媒作用から基材を保護するためのプライマー組成物を提供し、固定化するための方法および固定化された基材を提供するものである。さらには特開平11−323195号(特許文献2)公報があるが、この発明は、光励起により酸化還元作用を生じ、それにより抗菌、脱臭、防汚、環境浄化等の効果を発揮する、或いは光励起に応じた表面親水化作用を利用し、光触媒作用及びそれに基づく効果を損うことなく、かかる異臭を有効にマスクし得る光触媒性コーティング組成物を提供可能とするものであるため、酸化チタンを利用するものの本考案の作業性や密着性の向上の開示はなく、光触媒粒子と難分解性結着剤と溶媒からなる塗料組成物を窓ガラス、車のボディ、看板等の大型品に塗布する場合、特に、難分解性結着剤として加水分解性基のある難分解性結着剤を用いた場合には、溶媒は有機溶媒であるのが好ましいが、塗布時に異臭が発生の防止を目的とするもので、光触媒性金属酸化物粒子と、香料とを含有してなる光触媒性コーティング組成物に関するもので、本考案とは異なる。
特許第3764826号公報 特開平11−323195号公報
建物などのガラスに、スプレー等で光触媒水溶液を施した場合は、塗布した光触媒の水溶液が撥水(水玉)状態になり弾いてしまい綺麗に塗布できない。その為、ガラス表面の埃や汚れ、油分を除去する為に、その場所まで電源や水道ホースの段取りをしてから仕事にかかる為、それに要する時間が相当必要であった。
また、ガラス表面を撥水から濡れ肌面にする為、セリュウム等の磨き粉を使い、研磨後セリュウムの粉をガラスから洗い流す作業に長時間かかり大変であった。この時、ウエスを手で持って洗い流すが、その手が直接ガラス面に触れると手の脂分がガラスに付き、また最初からやり直しになる。
さらに磨いた後、充分に乾燥をさせないと、光触媒をスプレーにて塗布する際、水滴がガラス面に残っていると、スプレーの風圧で水滴がガラス表面に飛び散り、その跡が残ってしまう。
実に、ガラス面に於ける光触媒の施工は8〜9割が下処理といっても過言ではない。
本考案は下処理にエアープライマーを利用する事により、ガラス面を撥水状態から濡れ肌状態にし、直ちに光触媒の施工を行えるものである。
本考案は、従来の問題点に鑑み案出されたものであり、ガラス表面への塗装構造であり、シラン化合物が1%〜20%含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層を塗布する事により、その表面側に酸化チタンの光触媒処理を行っても、弾くことなく濡れ状態になり乾燥後密着状態も良好になるものである。尚、シラン化合物1%未満の場合は濡れ肌状態の表面が得られず、20%を超える場合はコストアップとなり不必要なものとなる。
本考案の表面仕上げ剤の塗装構造は、ガラス面に於ける光触媒の施工はその手間と費用さらには仕上がり品質は、8割〜9割が下処理に依存している。
本考案は下処理に第1層としてシラン化合物が1%〜20%含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層が形成され、該下地層の表面側にペルオキソチタン酸を少なくとも含有する表面層を形成したことを特徴とする塗装構造に関するものである。これによりガラス面を撥水状態から濡れ肌状態にし、直ちに光触媒の施工を行えるものである。
本考案の塗装構造を示す断面図である。 本考案の下地層の未処理(図面左半分)と処理状態(図面右半分)を示す正面図である。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
以下に本考案の実施例を説明すると、図1は本考案の塗装構造を示す断面図である。また、図2は本考案の下地層の未処理(図面左半分)と処理状態(図面右半分)を示す斜視図である。光触媒施工に係る下処理の方法について説明すると、エアープライマーを使用し、光触媒を施工する場合であるが、まずシャンパーにてガラスを拭いてスクイジーにて汚水を除去する。その後エアープライマー(シラン化合物1〜20%を含むn−ブタン、イソブタンガス)を塗布する。その塗布幅は約6〜8cm幅で、1m/5〜6秒のスピードで一往復、ガラスとシリコンシーリング、サッシ周りに塗布するものである。その後ただちに光触媒を塗布する。
次に光触媒処理の塗布量について説明すると、下塗り・上塗りを必要とする二層工法の光触媒を使用する。この下塗り水溶液とはα−ペルフルオロノネニルオキシ−w−メチルポリエチレンオキシド、ペルオキソチタン酸溶液、過酸化チタン等を含む水溶液をmあたり15〜30gを2〜3回に分けてスプレーにて塗布する。また、上塗り水溶液とはα−ペルフルオロノネニルオキシ−w−メチルポリエチレンオキシド、ペルオキソチタン酸とペルオキソ改質アナターゼの混合物、ペルオキソ改質アナターゼ酸化チタン、過酸化チタン等を含むこれら水溶液を、mあたり15〜30gを2〜3回に分けてスプレーする。または、ペルオキソチタン酸とアナターゼ型酸化チタンの混合物ペルオキソ改質アナターゼ酸化チタン、過酸化チタン等の水溶液を含む水溶液を、mあたり15〜30gを2〜3回に分けてスプレーにて布する。
以上のようにしてなる塗装構造は、簡単迅速にしかも均一仕上げが可能となるものである。
産業上の利用の可能性
本考案の表面仕上げ剤の塗装構造は、光触媒のガラス面に於ける施工はその手間と費用、さらには仕上がり品質は8割〜9割が下処理に依存している。
本考案は下処理に第1層としてシラン化合物が1%〜20%含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層が形成され、表面側にペルオキソチタン酸を少なくとも含有する表面層を形成することにより、ガラス面を撥水状態から濡れ肌状態にし、直ちに光触媒の施工を行えるものである。ガラス表面への酸化チタン処理が簡単迅速に塗装品質を向上でき、その効果も長期にわたって維持し得る実用価値大なるものである。
A 塗装構造
1 基材層
2 下地層
3 表面層

Claims (1)

  1. ガラス基板上に防汚効果のための酸化チタン層を形成するための構造であり、ガラス基板上に第1層として少なくともシラン化合物を含み、n−ブタンまたはイソブタンガスが混入されたエアーにより塗布形成された下地層が形成され、該下地層の表面側に酸化チタン層からなる表面層を形成したことを特徴とする塗装構造。
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