JP3196300U - ロンパース - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の状態によらず、容易に着用可能なロンパースを提供する。【解決手段】ロンパース1は、前面側胴体部11a、前面側肩当部12a、前面側股当部13a、及び前面側脇当部14aからなる前身頃1aと、後面側胴体部11b、後面側肩当部12b、後面側股当部13b、及び後面側脇当部14bからなる後ろ身頃1bによって構成される。前面側肩当部と後面側肩当部には夫々、互いに対応する位置に肩部連結具121a、121bが設けられ、前面側股当部と後面側股当部には夫々、互いに対応する位置に股部連結具131a、131bが設けられ、前面側脇当部と後面側脇当部には夫々、互いに対応する位置に脇部連結具141a、141bが設けられている。一方、前面側胴体部と後面側胴体部は、前面側脇当部14a及び後面側脇当部14bが設けられている脇とは異なる脇線部分16において連設している。【選択図】図1

Description

本考案は、着用者の状態に関わらず、簡易に着衣可能としたロンパースに関する。
従来、乳幼児や要介護者の着衣、特に肌着として、ロンパースが広く用いられている。
ロンパースは、上衣と下衣が一体となった繋ぎ衣類であり、通常、肩線と脇線において前身頃と後ろ身頃が縫着される一方、着用者の股部分に当たる箇所は、前身頃と後ろ身頃がファスナ等で開放可能に連結されるようになっている。
しかしながら、ロンパースの着用者の状態によっては、非常に着用させにくい場合がある。即ち、着用者が障害を負っていたり、腕に点滴等のチューブを付けていたりする場合、あるいは着用者が重度の要介護者であったりする場合には、着用者の腕に袖を通したり、頭からロンパースを被せたりすることが困難なときがある。
このような点に鑑み、特許文献1には、四方に展開自在の一枚布状の主体の、中央部内面おむつ装着範囲に防水面を形成し、防水面に続けて一方に前身頃胸当布部を、他方に後ろ身頃背当布部を形成し、後ろ身頃の左右両翼に腹部被包片を形成し、前身頃胸当布部と後ろ身頃背当布部の両先端部を夫々左右に分けて衿状に形成し、衿の先端部に前肩打合バンド、後肩打合バンドを形成し、上記主体を中央部より内側に折り返して肩部、腹部を夫々係止具で係止し着衣状に構成したロンパース型ベビー用おむつカバーが提案されている。
公開実用昭62−46605号公報
上記特許文献1記載のロンパース型ベビー用おむつカバーでは、着用者に着用させる際、水平状に広げた主体の内面上に着用者を仰向けに寝かせた状態から、前身頃胸当布部を股部から腹部へ引き上げ、前肩打合バンドと後肩打合バンドとを、面ファスナで係止する。さらに、腹部被包片を持って腹部を左右脇から被い包みこみ、前身頃胸当布部の内側に挿し入れて、面ファスナで係止する。
このように、特許文献1記載のロンパース型ベビー用おむつカバーでは、前身頃胸当布部を股部から腹部へ引き上げるという手順を踏むため、着用者は着衣に際して、両脚を大きく開く必要がある。そのため、両脚を大きく開くこと自体に難を抱えている着用者には不向きであるし、着用者が大人の要介護者等であれば、介護者が要介護者の両脚を支えたりするのに苦労するし、要介護者等に対しても、そのような姿勢をとらねばならいという精神的苦痛を与えかねない。
また、おむつを取り替える際には、前肩打合バンドと後肩打合バンドの係止、及び腹部被包片と前身頃胸当布部の係止をほどき、前身頃を着用者から剥がすことになるため、作業が大仰であるし、着用者が必要以上に寒い思いをすることにもなる。さらに、この場合にも、要介護者等に対して、胸部や腹部まで露わにしなければならないという精神的苦痛を与えかねない。
このような問題点に鑑み、本考案は、着用者の状態によらず、容易に着用可能であって、おむつ替えも簡便に行うことができるロンパースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係るロンパースは、上衣と下衣が一体的に構成されると共に、一枚の布状に展開可能であって、所定の連結具同士を結合させて着用されるロンパースであって、着用者の胴体の前面側を覆う前面側胴体部と、略帯状からなり、上記着用者の左右両肩を前面側から覆う一対の前面側肩当部と、上記着用者の股間を前面側から覆う前面側股当部と、からなり、上記着用者の前面側を覆う前身頃と、上記着用者の胴体の後面側を覆う後面側胴体部と、略帯状からなり、上記着用者の左右両肩を後面側から覆う一対の後面側肩当部と、上記着用者の股間を後面側から覆う後面側股当部と、からなり、上記着用者の後面側を覆う後ろ身頃と、を有し、上記一対の前面側肩当部と上記一対の後面側肩当部には夫々、互いに対応する位置に所定の肩部連結具が設けられており、上記前面側股当部と上記後面側股当部には夫々、互いに対応する位置に所定の股部連結具が設けられており、上記前面側胴体部と上記後面側胴体部には夫々、互いに対応する一方の脇線部分に所定の脇部連結具が設けられている一方、上記前面側胴体部と上記後面側胴体部とが、他方の脇線部分において連設していることを特徴とする。
また、上衣と下衣が着脱自在に構成されているものとしてもよい。
また、上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は夫々、面ファスナによって構成されるものとしてもよい。
また、上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は、上記前身頃において、表面又は裏面のいずれか一方の面に設けられると共に、上記後ろ身頃において、上記前身頃とは異なる他方の面に設けられているものとしてもよい。
また、上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は夫々、スナップファスナ、ボタン、フック、紐のいずれかによって構成されるものとしてもよい。
本考案によれば、着用者の状態によらず、容易に着用可能であって、おむつ替えも簡便に行うことができる。
本考案の実施形態に係るロンパースの展開状態を示した平面図であって、(a)裏面(内側)、(b)表面(外側)を示す。 本実施形態に係るロンパースの着用時の状態を示した斜視図である。 本実施形態に係るロンパースの着用の仕方を示した図である。 本考案の参考例に係るズボンの展開状態を示した平面図であって、(a)裏面(内側)、(b)表面(外側)を示す。 本考案の参考例に係るズボンの着用の仕方を示した図である。 本考案の別の実施形態に係るロンパースを示した斜視図である。 本考案の他の参考例に係るシャツの着用時の状態を示した平面図である。 本考案の参考例に係るシャツの展開状態を示した平面図である。
以下、本考案の実施形態に係るロンパースについて、図を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係るロンパース1は、上衣と下衣が一体的に構成された所謂、繋ぎ衣類であり、一枚の布状に展開可能になっている。即ち、このロンパース1は、着用者の前面側を覆う前身頃1aと着用者の後面側を覆う後ろ身頃1bからなり、一方の脇線16においてのみ開放不能に連設し、他方の脇線15(15a、15b)、肩部、及び股部は開放可能となっている。そして、脇線15(15a、15b)、肩部、及び股部を開放すると、ロンパース1は一枚の布状に展開することができる。なお、脇線15a、15bは、後述する脇部連結具151a、151b同士が連結された際には、一体的に脇線15を構成する。
このような本実施形態に係るロンパース1は、例えば、綿、ポリエステル、綿とポリエステルが混合した素材等を編地として作製することができるが、一般的な衣服の編地として使用されるものであれば、その素材等は特に限定されない。
また、ロンパース1の各部にいて詳述していくと、前身頃1aは、前面側胴体部11a、一対の前面側肩当部12a、前面側股当部13a、及び前面側脇当部14aから構成される。
前面側胴体部11aは着用者の胴体の前面側を覆う部分であり、この前面側胴体部11aには、一対の前面側肩当部12a、前面側股当部13a、及び前面側脇当部14aが連設している。
一対の前面側肩当部12aは、略帯状からなり、着用者の左右両肩を前面側から覆う。また、前面側股当部13aは、着用者の股間部分を前面側から覆う。さらに、前面側脇当部14aは、着用者の一方の脇部分、本例では脇線15aに相当する部分を覆う。
後ろ身頃1bは、後面側胴体部11b、一対の後面側肩当部12b、後面側股当部と13b、及び後面側脇当部14bから構成される。
後面側胴体部11bは着用者の胴体後面側を覆う部分であり、この後面側胴体部11bには、一対の後面側肩当部12b、後面側股当部13b、及び後面側脇当部14aが連設している。
一対の後面側肩当部12bは、略帯状からなり、着用者の左右両肩を後面側から覆う。また、後面側股当部と13bは、着用者の股間部分を後面側から覆う。さらに、後面側脇当部14bは、着用者の一方の脇部分、本例では脇線15bに相当する部分を覆う。
また、前身頃1aについて、一対の前面側肩当部12aには、裏面側に肩部連結具121aが設けられている。また、前面側股当部13aには、裏面側に股部連結具131aが設けられている。さらに、前面側脇当部14aには、裏面側に脇部連結具141aが設けられている。
一方、後ろ身頃1bについて、一対の後面側肩当部12bには、表面側に肩部連結具121bが設けられている。また、後面側股当部13bには、表面側に股部連結具131bが設けられている。さらに、後面側脇当部14bには、表面側に脇部連結具141bが設けられている。
ここで、肩部連結具121a、121b、股部連結具131a、131b、及び脇部連結具141a、141bは、本例では面ファスナによって構成され、互いに対応する位置に設けられている肩部連結具121a、121b同士、股部連結具131a、131b同士、あるいは脇部連結具141a、141b同士は、着用者がロンパース1を着用する際に互いに連結可能となっている。
なお、各連結具は面ファスナのほかに、スナップファスナ、フック、ボタン、あるいは紐によって構成することもできる。
この点、肩部連結具121a、121bがファスナやフックによって構成される場合は、一方がボタンで雄型構造、他方が雌型構造をとり、雌雄嵌合によって連結される。また、ボタンによって構成される場合は、一方がボタン、他方がボタンを掛け止るボタン孔を構成し、ボタンがボタン孔に掛け止られて連結される。また、紐によって構成される場合は、紐同士を結ぶことによって連結される。また、面ファスナによって構成される場合は、肩部連結具121a、121bの一方がフック面、他方がループ面を構成し、フック面がループ面に係止することで連結される。
また、肩部連結具121a、121b以外の股部連結具131a、131b、あるいは脇部連結具141a、141bについても同様である。
なお、本実施形態では、一対の後面側肩当部12bは、一対の前面側肩当部12aよりも僅かに長く構成されており、着用者がロンパース1を着用する際には、後面側肩当部12bを後面側から着用者の肩にかけた上、この後面側肩当部12bの上に前面側肩当部12aを重ね合わせる。肩部連結具121a、121bは、夫々が対応する位置に設けられており、前面側肩当部12aと後面側肩当部12aを重ね合わせた際、互いと当接するようになっている。
そして、前面側肩当部12aの肩部連結具121aと、後面側肩当部12bの肩部連結具121bとを連結させることにより、前面側肩当部12aと後面側肩当部12bとが一体となり、着用者の肩にかかる。
同様に、後面側股当部13bは、前面側股当部13aよりも僅かに長く構成されており、着用者がロンパース1を着用する際には、着用者の股間部に後面側股当部13bを後面側から覆いかけた上、この後面側肩当部13bの上に前面側肩当部13aを重ね合わせる。股部連結具131a、131bは、夫々が対応する位置に設けられており、前面側股当部13aに後面側股当部13bを重ね合わせた際、互いと当接するようになっている。
そして、前面側股当部13aの股部連結具131aと、後面側股当部13bの股部連結具131bとを連結させることにより、前面側股当部13aと後面側股当部13bとが一体となり、着用者の股間部分を覆う。
さらに同様に、後面側脇当部14bは、後面側脇当部14aよりも幅広に構成されており、着用者がロンパース1を着用する際には、着用者の脇に後面側脇当部14bを後面側から覆いかけた上、この後面側脇当部14bの上に前面側脇当部14aを重ね合わせる。脇部連結具141a、141bは、夫々が対応する位置に設けられており、前面側脇当部14aと後面側脇当部14aを重ね合わせた際、互いと当接するようになっている。
そして、前面側脇当部14aの脇部連結具141aと、後面側脇当部14bの脇部連結具141bとを連結させることにより、前面側脇当部14aと後面側脇当部14bとが一体となり、脇線15に対応する着用者の一方の脇部分を覆う。
次に、本実施形態に係るロンパース1を着用者が着用する際の手順について、図3を参照して説明する。
まず、一枚の布状に展開されたロンパース1を、表面側を下にして水平に敷く。それから、後ろ身頃1bの裏面上に着用者を仰向けに寝かせる。
それから、前身頃1aを裏面が内側となるよう、脇線16に従って折り曲げ、後ろ身頃1b上に仰向けになっている着用者に覆い被せる。
続いて、肩部連結具121a、121b、股部連結具131a、131b、及び脇部連結具141a、141bを夫々、連結させる。
即ち、後面側肩当部12bを後面側から着用者の肩にかけた上、この後面側肩当部12bの上に前面側肩当部12aを重ね合わせる。そして、前面側肩当部12aの肩部連結具121aと、後面側肩当部12bの肩部連結具121bとを連結させる。
また同様にして、着用者の股間部に後面側股当部13bを後面側から覆いかけた上、この後面側肩当部13bの上に前面側肩当部13aを重ね合わせる。そして、前面側股当部13aの股部連結具131aと、後面側股当部13bの股部連結具131bとを連結させる。
さらに同様に、着用者の脇に後面側脇当部14bを後面側から覆いかけた上、この後面側脇当部14bの上に前面側脇当部14aを重ね合わせる。そして、前面側脇当部14aの脇部連結具141aと、後面側脇当部14bの脇部連結具141bとを連結させる。
これにより、開放されていた肩部、脇部、及び股部のいずれの部分についても、前身頃1aと後ろ身頃1bが一体となり、着用者にロンパース1が着用される。
この本実施形態に係るロンパース1によれば、着用者にロンパース1を着用させる際、着用者に両脚を大きく開かせるなど、大きな動作を要求することがないし、着用者が腕に点滴をしているような場合でも、腕に袖を通すといった動作を要しないので、着用者の状態によらず、着用者に容易にロンパース1を着用させることができる。
また、ロンパース1を着用する着用者がおむつを使用する場合において、おむつを取り替える場合には、単に股部連結具131a、131bを開放するだけでよく、必要最小限の動作で済むし、着用者に不必要に寒い思いをさせたり、精神的苦痛を与えたりせずに済む。
なお、以上の本実施形態に係るロンパース1において、各連結具を各箇所に取り付ける個数は特に限定されず、任意の数量によるものとすることができる。
また、各連結具は、前身頃1aについては裏面側に、後ろ身頃1bについては表面側に設けるものとし、これにより、対応する連結具同士を重ね合わせるだけで容易に連結可能としたが、逆に、前身頃1aについては表面側に、後ろ身頃1bについては裏面側に設けても、同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の参考例に係るズボンについて、図4を参照して説明する。
本例に係るズボン2は、ロンパース1と同様、所定の箇所で一枚の布状に展開可能に構成された下衣である。即ち、このズボン2は、着用者の前面側を覆う二片の前身頃2a、2bと着用者の後面側を覆う後ろ身頃2cからなり、前面側が中央から観音開き様に前身頃2a、2bに分かれて開放されるようになっている。
このような本例に係るズボン2は、例えば、綿、ポリエステル、綿とポリエステルが混合した素材等を編地として作製することができるが、一般的な衣服の編地として使用されるものであれば、その素材等は特に限定されない。
また、ズボン2の各部にいて詳述していくと、前身頃2aは、本体部21a、股上部22a、及びズボン筒部23aから構成される。
本体部21aは、後ろ身頃2cの端部に連設し、着用者の前面側の右側を覆う部分である。また、股上部22aは、本体部21aの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側の中央部分のうち、股上を覆う。さらに、ズボン筒部23aは、本体部21aの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側の中央部分の内、大腿部を覆うと共に、ズボン筒を形成する。
前身頃2bは、本体部21b、股上部22b、及びズボン筒部23bから構成される。
本体部21bは、後ろ身頃2cの端部に連設し、着用者の前面側の左側を覆う部分である。また、股上部22bは、本体部21bの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側の中央部分のうち、股上を覆う。さらに、ズボン筒部23bは、本体部21bの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側の中央部分の内、大腿部を覆うと共に、ズボン筒を形成する。
一方、後ろ身頃2cは、中央部下方に三角形状の切れ込みが設けられた略矩形状の本体部21cによって構成され、上方が着用者の臀部を覆い、切れ込みが設けられている下方が着用者の大腿部を筒状に覆う。
また、前身頃2aについて、股上部22aには、裏面側に股上部連結具221aが設けられている。また、ズボン筒部23aには、裏面側に筒部連結具231aが設けられている。
また、前身頃2bについて、股上部22bには、表面側に股上部連結具221bが設けられている。また、ズボン筒部23bには、裏面側に筒部連結具231bが設けられている。
一方、後ろ身頃2cについて、本体部21cの切れ込みが設けられている部分には、裏面側に筒部連結具211c、212cが一対、設けられている。
ここで、股上部連結具221a、221b、筒部連結具211c、212c、231a、231bは、本例では面ファスナによって構成され、互いに対応する位置に設けられている股上部連結具221a、221b同士、筒部連結具231a、212c同士、あるいは筒部連結具231b、211c同士は、着用者がズボン2を着用する際に互いに連結可能となっている。
なお、本例においても、各連結具は他のスナップファスナ、フック、ボタン、あるいは紐によって構成することができ、各場合に連結される構成については、上述したロンパース1の例と同様である。
本例において、股上部連結具221a、221b同士が連結されると、これにより、ズボン2の前面側が閉じられる。また、筒部連結具231a、212c同士、あるいは筒部連結具231b、211c同士が連結されると、これにより、左右の両脚夫々を覆うズボン筒が形成される。
次に、本例に係るズボン2を着用者が着用する際の手順について、図5を参照して説明する。
まず、一枚の布状に展開されたズボン2を、表面側を下にして水平に敷く。それから、後ろ身頃2cの裏面上に着用者を仰向けに寝かせる。
それから、前身頃2a、2bを裏面が内側となるよう、脇線31、32に従って折り曲げ、後ろ身頃2c上に仰向けになっている着用者に覆い被せる。
続いて、股上部連結具221a、221b同士、筒部連結具231a、212c同士、及び筒部連結具231b、211c同士を夫々、連結させる。
これにより、ズボン2の前面側が閉じられると共に、左右の両脚夫々を覆うズボン筒が形成され、着用者がズボン2を着用した状態となる。
以上のとおり、本例に係るズボン2についても、着用者の状態によらず、また、着用者に無理な姿勢をとらせることなく、着用者に容易にズボン2を着用させることができる。
なお、上述した本実施形態に係るロンパース1について、上衣と下衣を分離させ、上衣と下衣からなる衣服とすることもできる。この場合の例を図6に示す。
ロンパース4は、上衣と下衣が着脱可能に構成された衣服であり、上衣41と下衣42から構成される。
このロンパース4の上衣41と下衣42は夫々、ロンパース1同様、前身頃41aと後ろ身頃41b、あるいは前身頃42aと後ろ身頃42bから構成され、いずれも一方の脇線側のみが連設した一枚の布状に展開可能になっている。
一方、上衣41と下衣42には、上衣41の下端の裏面(内側)と下衣42の上端の表面(外側)に夫々、上衣側連結具411a、411b、下衣連結具421a、421bが設けられている。
この上衣側連結具411a、411bと下衣連結具421a、421bは、上衣連結具411aと下衣連結具421a、及び上衣連結具411bと下衣連結具421bが対応する位置に設けられており、例えば、面ファスナを含むファスナ、フック、紐、あるいはボタン等によって構成される。
そして、上衣連結具411aと下衣連結具421a、及び上衣連結具411bと下衣連結具421bは夫々、ロンパース1における各連結具と同様、雌雄嵌合等によって連結することができる。
上衣連結具411aと下衣連結具421a、及び上衣連結具411bと下衣連結具421bが夫々、連結されると、ロンパース1と同様、着用者の全身を覆う衣服として構成される。
本例に係るロンパース4によれば、これにより、上衣連結具411aと下衣連結具421a、及び上衣連結具411bと下衣連結具421bの連結を解除することで、上衣だけ、あるいは下衣だけを取り替えることができる。
さらに、本発明の他の参考例に係るシャツについて、図7及び図8を参照して説明する。
本例に係るシャツ5は、所定の箇所で一枚の布状に展開可能に構成された上衣である。即ち、このシャツ5は、着用者の前面側を覆う二片の前身頃5a、5bと着用者の後面側を覆う後ろ身頃5cからなり、前身頃5aと後ろ身頃5bの連結を開放すると、前身頃5a、5bを肩線61、62に沿って展開することができるようになっている。
このような本例に係るシャツ5は、例えば、綿、ポリエステル、綿とポリエステルが混合した素材等を編地として作製することができるが、一般的な衣服の編地として使用されるものであれば、その素材等は特に限定されない。
また、シャツ5の各部にいて詳述していくと、前身頃5aは、胴体部51aと袖部52aから構成される。
胴体部51aは、後ろ身頃5cと肩線61において連設し、着用者の前面側の右側を覆う部分である。また、袖部52aは、胴体部51aの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側のうち、上腕部を覆うと共に、袖を形成する。
前身頃5bは前身頃5aと同様、胴体部51bと袖部52bから構成される。
胴体部51bは、後ろ身頃5cと肩線62において連設し、着用者の前面側の左側を覆う部分である。また、袖部52bは、胴体部51bの一端側から延び出した部分であり、着用者の前面側のうち、上腕部を覆うと共に、袖を形成する。
一方、後ろ身頃5cは、中央の胴体部51c、着用者の右上腕部を覆い、袖部52aと共に袖を形成する袖部52c、着用者の左上腕部を覆い、袖部52bと共に袖を形成する袖部53cによって構成される。
また、前身頃5aについて、胴体部51aには、裏面側に脇線に沿って胴体部連結具511aが設けられている。また、袖部52aには、裏面側に脇線の延長線上に袖部連結具521aが設けられている。
また、前身頃5bについて、胴体部51bには、裏面側に脇線に沿って胴体部連結具511bが設けられている。また、袖部52bには、裏面側に脇線の延長線上に袖部連結具521bが設けられている。
一方、後ろ身頃5cについて、胴体部51cには、胴体部連結具511a、511bに対応して、胴体部連結具511c、511dが設けられている。また、袖部52cには袖部連結具521aに対応して、袖部連結具521cが設けられている。さらに、袖部53cには袖部連結具521bに対応して、袖部連結具531cが設けられている。
ここで、各連結具は、本例では面ファスナによって構成され、互いに対応する位置に設けられている連結具同士は、着用者がシャツ5を着用する際に互いに連結可能となっている。
また、前身頃5aには、中央の前身頃5bと僅かに重なる部分の表面に複数のボタン510aが設けられ、前身頃5bには、これに対応した複数のボタン孔510bが設けられており、ボタン510aをボタン孔510bに係止させることで、前身頃5a、5b同士を連結し、着用者の前面を閉じることができる。
なお、本例においても、各連結具は他のスナップファスナ、フック、ボタン、あるいは紐によって構成することができ、各場合に連結される構成については、上述したロンパース1の例と同様である。また、前身頃5a、5b同士の連結についても、ボタン以外に、面ファスナ、スナップファスナ、フック等を用いることができる。
本例において、胴体部連結具511aと胴体部連結具511c、及び胴体部連結具511bと胴体部連結具511dが連結されると、これにより、シャツ5の脇が閉じられる。また、袖部連結具521aと袖部連結具521c、あるいは袖部連結具521bと袖部連結具531cが連結されると、これにより、左右の両腕夫々を覆う袖が形成される。
このようなシャツ5を着用者が着用する際の手順について説明すると、まず、一枚の布状に展開されたシャツ5を、表面側を下にして水平に敷く。それから、後ろ身頃5cの裏面上に着用者を仰向けに寝かせる。
それから、前身頃5a、5bを裏面が内側となるよう、肩線61、62に従って折り曲げ、後ろ身頃5c上に仰向けになっている着用者に覆い被せる。
続いて、胴体部連結具511aと胴体部連結具511c、胴体部連結具511bと胴体部連結具511d、袖部連結具521aと袖部連結具521c、及び袖部連結具521bと袖部連結具531cを連結させる。さらに、ボタン510aをボタン孔510bに係止させる。
これにより、脇部分が閉じられると共に、左右の両腕夫々を覆う袖が形成され、着用者がシャツ5を着用した状態となる。
以上のとおり、本例に係るシャツ5についても、着用者の状態によらず、また、着用者に無理な姿勢をとらせることなく、着用者に容易にシャツ5を着用させることができる。
なお、本例では、半袖のシャツ5を示したが、同様の構成によって長袖とすることもできる。
1 ロンパース
1a 前身頃
1b 後ろ身頃
11a 前面側胴体部
11b 後面側胴体部
12a 前面側肩当部
12b 後面側肩当部
121a、121b 肩部連結具
13a 前面側股当部
13b 後面側股当部
131a、131b 股部連結具
14a 前面側脇当部
14b 後面側脇当部
141a、141b 脇部連結具
15、15a、15b、16 脇線
2 ズボン
2a、2b 前身頃
2c 後ろ身頃
21a、21b、21c 本体部
22a、22b 股上部
23a、23b ズボン筒部
221a、221b 股上部連結具
211c、212c、231a、231b 筒部連結具
31、32 脇線
4 ロンパース
41 上衣
41a 前身頃
41b 後ろ身頃
411a、411b 上衣連結具
42 下衣
42a 前身頃
42b 後ろ身頃
421a、421b 下衣連結具
5 シャツ
5a、5b 前身頃
5c 後ろ身頃
51a、51b、51c 胴体部
52a、52b、52c、53c 袖部
510a ボタン
510b ボタン孔
511a、511b、511c、511d 胴体部連結具
521a、521b、521c、531c 袖部連結具
61、62 脇線

Claims (5)

  1. 上衣と下衣が一体的に構成されると共に、一枚の布状に展開可能であって、所定の連結具同士を結合させて着用されるロンパースであって、
    着用者の胴体の前面側を覆う前面側胴体部と、
    上記前面側胴体部に連設すると共に、略帯状からなり、上記着用者の左右両肩を前面側から覆う一対の前面側肩当部と、
    上記前面側胴体部に連設すると共に、上記着用者の股間を前面側から覆う前面側股当部と、
    上記前面側胴体部に連設し、上記着用者の一方の脇を覆う前面側脇当部と、からなり、上記着用者の前面側を覆う前身頃と、
    上記着用者の胴体の後面側を覆う後面側胴体部と、
    上記前面側胴体部に連設すると共に、略帯状からなり、上記着用者の左右両肩を後面側から覆う一対の後面側肩当部と、
    上記前面側胴体部に連設すると共に、上記着用者の股間を後面側から覆う後面側股当部と、
    上記後面側胴体部に連設し、上記着用者の一方の脇を覆う後面側脇当部と、からなり、上記着用者の後面側を覆う後ろ身頃と、を有し、
    上記一対の前面側肩当部と上記一対の後面側肩当部には夫々、互いに対応する位置に所定の肩部連結具が設けられており、
    上記前面側股当部と上記後面側股当部には夫々、互いに対応する位置に所定の股部連結具が設けられており、
    上記前面側脇当部と上記後面側脇当部には夫々、互いに対応する位置に所定の脇部連結具が設けられており、
    上記前面側胴体部と上記後面側胴体部とは、上記前面側脇当部及び上記後面側脇当部が設けられている側の脇とは異なる他方の脇線部分において連設している、
    ことを特徴とするロンパース。
  2. 上衣と下衣が着脱自在に構成されている、
    請求項1記載のロンパース
  3. 上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は夫々、面ファスナによって構成される、
    請求項1又は2記載のロンパース。
  4. 上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は、上記前身頃において、表面又は裏面のいずれか一方の面に設けられると共に、上記後ろ身頃において、上記前身頃とは異なる他方の面に設けられている、
    請求項3記載のロンパース。
  5. 上記肩部連結具、上記股部連結具、及び上記脇部連結具は夫々、スナップファスナ、フック、ボタン、紐のいずれかによって構成される、
    請求項1又は2記載のロンパース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020100440A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 翔太 柿本 衣服

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