JP3196143B2 - 電解式浄水器 - Google Patents

電解式浄水器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、健康用、医療用として
有用な酸性イオン水及びアルカリイオン水を得る電解式
浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水を電気分解することによっ
てそのpHを変化させ、すなわち陽極側で水を酸化して
酸性イオン水を生成し、陰極側で水を還元してアルカリ
イオン水を生成する電解式浄水器が周知である。しかし
ながら、たとえば酸性イオン水を得る場合、電気分解し
ようとする水に炭酸イオンや炭酸水素イオンが存在して
いると、従来の電解式浄水器では電解効率が低下する問
題がある。なお、電解効率とは、ファラデーの法則に基
いて水の流量と電流値から求められた理論的なイオンの
発生量に対する、イオン発生量の実測値の割合(%)を
いう。
【0003】すなわち、炭酸 H2CO3は、水溶液中では未
電離の分子と解離によって生じたイオンが次の解離(電
離)平衡状態にある。 H2CO3 ⇔ 2H++ CO3 2- ・・・・ また、このときの平衡定数(電離定数)Kは、 K=[H+]2[CO3 2-]/[H2CO3] ・・・ である。
【0004】この溶液に、完全に解離する炭酸水素ナト
リウムを添加すると、炭酸水素ナトリウムNaHCO3は、 NaHCO3→ Na++H++ CO3 2- ・・・ のように解離するので、CO3 2- イオンの濃度[CO3 2-] が
上昇し、上記式の平衡が左辺に傾いてH2CO3 の濃度[H
2CO3] も上昇し、平衡定数Kは一定値となって解離が抑
制される。このため[H2CO3] は初期の炭酸濃度C1 と等
しく、[CO3 2-] は添加した炭酸水素ナトリウムNaHCO3
濃度C2 と等しくなることから、水素イオン濃度[H+]2
は、 [H+]2 =K・C1 /C2 ・・・・ となる。すなわち、水溶液中に共通イオン(上記の場合
は CO3 2-)が存在している場合には、水素イオンH+の濃
度は、初期に解離平衡状態にあった塩と添加した塩の濃
度の比となる。そしてこのような水溶液に少量の酸(水
素イオンH+)を添加しても、このH+イオンは水溶液中に
大量に存在する CO3 2-と化合するので水溶液のpHは変
わらない。また、アルカリ(水酸化物イオンOH- )を添
加すると、このOH- イオンはH+イオンと化合するが、 H
2CO3が解離してH+を放出するため、結局pHは変わらな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の電
解式浄水器では、水中に炭酸イオンや炭酸水素イオンが
存在すると、上記のような緩衝作用によって陽極電解反
応によるpHの変化が抑制され、水中のFe3+、Al3+ある
いは有機酸等の陽イオンの存在も同様に、陰極電解反応
によるpH変化に対する緩衝作用を有するため、電解効
率が低いものであった。また、このような緩衝性イオン
はイオン交換樹脂を用いて除去することができるが、イ
オン交換樹脂はその効力が経時的に衰えるという問題が
あった。
【0006】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、pH変化に対し
て緩衝作用を有する水中の緩衝物イオンをイオン交換樹
脂により除去して電解効率を向上させ、かつイオン交換
樹脂の効力を容易に再生できるようになすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第一請求項に係る電解式浄水器は、水を電
気分解して陽極側の酸性イオン水及び陰極側のアルカリ
イオン水を生成する電解槽と、電解槽の陽極室に開口し
た一対の陽極通水路と、各陽極通水路に充填した陽イオ
ン交換樹脂と、各陽極通水路に接続した一対の陽極入水
路と、各陽極通水路に接続した一対の陽極出水路と、陽
極入水路及び陽極出水路の各々に設けた弁装置とを含む
構成としたものである。また、本発明の第二請求項に係
る電解式浄水器は、同様に、電解槽の陰極室に開口した
一対の陰極通水路と、各陰極通水路に充填した陰イオン
交換樹脂と、各陰極通水路に接続した一対の陰極入水路
と、各陰極通水路に接続した一対の陰極出水路と、陰極
入水路及び陰極出水路の各々に設けた弁装置とを含む構
成としたものである。
【0008】
【作用】本発明の電解式浄水器によると、陽極側におい
ては、各陽極入水路及び各陽極出水路に設けた弁装置を
操作して、水を一方の陽極入水路から一方の陽極通水路
を通って陽極室に供給する。このとき水中の陽イオン分
は、前記一方の陽極通水路を通る過程で、H+イオンと交
換され、このH+イオンは、pH低下に緩衝作用を有する
緩衝陰イオンを中和してpH低下に対する緩衝作用のな
い塩を生成する。陽極室で生成された酸性イオン水は、
他方の陽極通水路からこの陽極通水路に接続された陽極
出水路を経て取水される。
【0009】また同様に、陰極室側においては、各陰極
入水路及び各陰極出水路に設けた弁装置を操作して、水
を一方の陰極入水路から一方の陰極通水路を経由して陰
極室に供給する。このとき水中の陰イオン分は、前記一
方の陰極通水路を通る過程でOH- イオンと交換され、こ
のOH- イオンは、pH上昇に緩衝作用を有する緩衝陽イ
オンを中和してpH変化に対する緩衝作用のない塩を生
成する。陰極電解反応により生成されたアルカリイオン
水は、他方の陰極通水路からこの陰極通水路に接続され
た陰極出水路を経て取水される。
【0010】陽イオン交換樹脂は上記のH+イオン交換反
応を繰り返すことによって、また陰イオン交換樹脂は、
上記のOH- イオン交換反応を繰り返すことによって、そ
れぞれイオン交換の効力が経時的に低下する。そこで、
上記経路により酸性イオン水及びアルカリイオン水を生
成した後、各弁装置を切り換えることによって、陽極側
においては、水を他方の陽極入水路から他方の陽極通水
路を通って陽極室に供給し、陽極室で生成された酸性イ
オン水を一方の陽極通水路からこの陽極通水路に接続さ
れた陽極出水路を経て取水し、また、陰極側において
は、水を他方の陰極入水路から他方の陰極通水路を通っ
て陰極室に供給し、陰極室で生成されたアルカリイオン
水を他方の陽極通水路からこの陽極通水路に接続された
陽極出水路を経て取水する。
【0011】このとき、前記と同様、陽極室への入水側
となる他方の陽極通水路内では陽イオン交換樹脂によっ
て、また、陰極室への入水側となる他方の陰極通水路内
では陰イオン交換樹脂によって、それぞれ水中の緩衝物
イオンが中和される。また、出水側となる一方の陽極通
水路内のイオン交換効力が低下した陽イオン交換樹脂
は、酸性イオン水の通過によって上記イオン交換の逆反
応がなされて再生され、同様に、出水側となる一方の陰
極通水路内の陰イオン交換樹脂は、アルカリイオン水の
通過によって再生される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の電解式浄水器を、図1に示す
一実施例を参照しながら説明すると、10は内部を隔膜
11によって陽極室10Aと陰極室10Bに分割された
電解槽である。陽極室10A内には陽極板12が設けら
れ、陰極室10B内には陰極板13が設けられ、この陽
極板12と陰極板13は整流器(直流電源)14を介し
て接続されている。隔膜11には、 0.1〜0.5 μm程度
の無数の微細孔を有する多孔質の膜が用いられ、また、
陽極板12及び陰極板13は、ステンレス鋼、チタン、
白金、フェライト、カーボン等が用いられる。
【0013】陽極室10Aの両側壁面には一対の陽極通
水路15A,16Aが開口し、この陽極通水路15A,
16Aに形成されたイオン交換槽15a,16aには、
H+型の陽イオン交換樹脂17A,18Aがそれぞれ充填
されている。同様に、陰極室10Bの両側壁面には一対
の陰極通水路15B,16Bが開口し、この陰極通水路
15B,16Bに形成されたイオン交換槽15b,16
bには、OH- 型の陰イオン交換樹脂17B,18Bがそ
れぞれ充填されている。
【0014】20A,21Aは一対の陽極入水路、22
A,23Aは一対の陽極出水路で、一方の陽極入水路2
0A及び陽極出水路22Aは一方の陽極通水路15Aに
おけるイオン交換槽15aに接続され、他方の陽極入水
路21A及び陽極出水路23Aは他方の陽極通水路16
Aにおけるイオン交換槽16aに接続されている。また
20B,21Bは一対の陰極入水路、22B,23Bは
一対の陰極出水路で、一方の陰極入水路20B及び陰極
出水路22Bは一方の陰極通水路15Bにおけるイオン
交換槽15bに接続され、他方の陰極入水路21B及び
陰極出水路23Bは他方の陰極通水路16Bにおけるイ
オン交換槽16bに接続されている。そして、一方の陽
極入水路20A及び陰極入水路20B、他方の陽極入水
路21A及び陰極入水路21B、一方の陽極出水路22
A及び陰極出水路22B、他方の陽極出水路23A及び
陰極出水路23Bには、弁装置V1 〜V8 がそれぞれ設
けられている。
【0015】一方の陽極入水路20Aと陰極入水路20
Bは第一の入水路20から分流させたものであり、他方
の陽極入水路21Aと陰極入水路21Bは第二の入水路
21から分流させたものであり、この第一及び第二の入
水路20,21も、その上流側で共通の給水口19から
分流したものである。また、陽極出水路22A,23A
は下流側で酸性イオン水取水口24Aに合流しており、
陰極出水路22B,23Bも下流側でアルカリイオン水
取水口24Bに合流している。
【0016】以上の構成において、例えば、まず一方の
陽極入水路20A及び陰極入水路20Bの弁装置V1
2 と、他方の陽極出水路23A及び陰極出水路23B
の弁装置V7 ,V8 を開放し、他方の陽極入水路21A
及び陰極入水路21Bの弁装置V3 ,V4 と、一方の陽
極出水路22A及び陰極出水路22Bの弁装置V5 ,V
6 を閉止しておくと、図示しない給水源からの未処理水
Wは、給水口19から第一の入水路20を経て、一方の
陽極入水路20A及び陰極入水路20Bに分流し、一方
の陽極通水路15Aと陰極通水路15Bをそれぞれ経由
して、電解槽10の陽極室10A及び陰極室10Bに供
給される。このとき、直流電源である整流器14をON
にすると、陽極室10Aでは陽極板12によって水が酸
化され、すなわち+電解によって、次の反応が起こる。 2H2O →2H++2e-+O2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ また、陰極室10Bでは陰極板13によって水が還元さ
れ、すなわち−電解によって、次の反応が起こる。 2H2O +2e-→2OH- +H2・・・・・・・・・・・・・・・・
【0017】この反応によって陽極室10A内に生成さ
れた水素イオンH+及び陰極室10B内に生成された水酸
化物イオンOH- は、極性の強い水分子と会合するので、
隔膜11を通過できない大きさとなってそれぞれ陽極室
10A及び陰極室10Bに留められ、水分子がこの隔膜
11を自由に通過することによって、継続的に電気分解
を可能にしている。このため、陽極室10A内では水素
イオンH+の濃度が高くなり、pHが低下し、酸性イオン
水Waが生成される一方、陰極室10B内では水酸化物
イオンOH- の濃度が高くなり、pHが上昇し、アリカリ
イオン水Wbが生成される。
【0018】ここで、陽極入水路20Aから陽極通水路
15Aを通って陽極室10Aに供給される未処理水W
は、イオン交換槽15a内の陽イオン交換樹脂17Aを
通過することによって、次のようなイオン交換がなされ
る。 RH++M+ →RM+ +H+ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (RM+ はH+型イオン交換樹脂、M+ は水中の陽イオ
ン) このため、水W中に含まれる炭酸水素イオンは、上記
によるH+イオンとの次の反応によって中和される。 H++HCO3 - →H2CO3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ したがって、陽極室10Aで生成されたH+イオンと化合
してpH低下の阻害となる炭酸水素イオンが除去される
ので、上記の陽極電解反応を促進させることができ
る。
【0019】また、陰極入水路20Bから陰極通水路1
5Bを通って陰極室10Bに供給される未処理水Wは、
イオン交換槽15b内の陰イオン交換樹脂17Bを通過
することによって、次のようなイオン交換がなされる。 ROH- +A- →RA- +OH- ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ROH- は OH-型イオン交換樹脂、A-は水中の陰イオ
ン) このため、水W中に含まれるたとえばFe3+イオンは、上
記による OH-イオンとの次の反応によって中和され
る。 3OH- +Fe3+→Fe(OH-)3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ したがって、陰極室10Bで生成された OH-イオンと化
合してpH上昇の阻害となるこのようなFe3+,Al3+,有
機酸等の陽イオン分が除去されるので、上記の陰極電
解反応を促進させることができる。
【0020】そして、陽極室10Aで生成された酸性イ
オン水Waは、イオン交換槽16aを含む他方の陽極通
水路16Aから陽極出水路23Aを経て取水口24Aか
ら取水可能となる。また、陰極室10Bで生成されたア
ルカリイオン水Wbは、イオン交換槽16bを含む他方
の陰極通水路16Bから陰極出水路23Bを経て取水口
24Bから取水可能となる。
【0021】ところで、陽イオン交換樹脂17A及び陰
イオン交換樹脂17Bは、上記あるいはの反応を繰
り返すことによって、イオン交換の効力が経時的に低下
するので、その効力を再生させる必要がある。そこで本
実施例の浄水器では、上記経路で所定量の酸性イオン水
Wa及びアルカリイオン水Wbを生成した後、次の電解
の際に、上記の場合とは逆に、弁装置V3 ,V4,V
5 ,V6 を開放し、弁装置V1 ,V2 ,V7 ,V8 を閉
止する。このため、未処理水Wは、給水口19から第二
の入水路21を経て、他方の陽極入水路21A及び陰極
入水路21Bに分流し、他方の陽極通水路16Aと陰極
通水路16Bをそれぞれ経由して、電解槽10の陽極室
10A及び陰極室10Bに供給され、及びの電解反
応が行われる。
【0022】このとき、陽極室10Aへ供給される未処
理水Wは、イオン交換槽16a内の陽イオン交換樹脂1
8Aを通過することによって及びの反応がなされ、
また陰極室10Bへ供給される未処理水Wは、イオン交
換槽16b内の陰イオン交換樹脂18Bを通過すること
によって及びの反応がなされ、水中の緩衝物イオン
が中和される。そして、陽極室10Aで生成された酸性
イオン水Waは、イオン交換槽15aを含む一方の陽極
通水路15Aから陽極出水路22Aを経て取水口24A
から取水されるので、その過程で、イオン交換槽15a
内の陽イオン交換樹脂17Aは、これを通過する酸性イ
オン水Waによって、及びの逆反応がなされて再生
される。同様に、陰極室10Bで生成されたアルカリイ
オン水Wbは、イオン交換槽15bを含む一方の陰極通
水路15Bから陰極出水路22Bを経て取水口24Bか
ら取水されるので、その過程で、イオン交換槽15b内
の陰イオン交換樹脂17Bは、これを通過するアルカリ
イオン水Wbによって、及びの逆反応がなされて再
生される。
【0023】したがって、一方の陽極入水路20A及び
陰極入水路20B側から給水し、生成したイオン水W
a,Wbを他方の陽極出水路23A及び陰極出水路23
B側から取水するといった経路と、他方の陽極入水路2
1A及び陰極入水路21B側から給水し、生成したイオ
ン水Wa,Wbを一方の陽極出水路22A及び陰極出水
路22B側から取水するといった経路を、交互に使用す
ることによって、常に再生後のイオン交換樹脂を通じて
電解槽10への入水が行われることになり、したがって
電解効率を向上させることができる。
【0024】図2は上記電解式浄水器を用いて、 200リ
ットル毎に流路を切り換えてイオン交換樹脂を交互に再
生しつつイオン交換した水を電解した場合と、入水路側
にのみイオン交換樹脂を設けた電解式浄水器を用いて水
を電解した場合の陽極室内のpHの変化を示す実験値で
ある。この結果、入水路側にのみイオン交換樹脂を設け
たものは、一定流量の処理がなされた後はイオン交換効
力の急激な低下によって、pHの変化が抑制されてしま
うのに対し、本発明の浄水器では、イオン交換樹脂の再
生によって、常に酸性イオン水としての一定のpHが得
られることが確認された。
【0025】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものではない。例えば、上記弁装置V1 〜V8 に代え
て、給水口19から第一及び第二の入水路20,21へ
の分岐接続部、陽極出水路22A,23Aから取水口2
4Aへの合流部、及び陰極出水路22B,23Bから取
水口24Bへの合流部に切換弁を設けても良く、その他
の細部の構成は種々の変更が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電解式浄水器によると、電解槽への入水側のイオン交
換樹脂によって水中の緩衝物イオンを中和させた水を電
気分解するものであるため、陽極室の酸性イオン濃度及
び陰極室のアルカリイオン濃度を高めることができ、ま
た、この酸性イオン水及びアルカリイオン水が出水時に
出水側のイオン交換樹脂を再生する構成としたため、弁
装置によって入水側を出水側に、出水側を入水側に交互
に切り換えることによって、イオン交換樹脂の効力が出
水側で常に再生され、したがって、イオン交換樹脂を定
期的に取り出して再生装置で再生させる手間がかからな
いといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解式浄水器の一実施例の概略構成を
示す説明図である。
【図2】本発明の電解式浄水器を用いて入水と出水の方
向の切り換えによりイオン交換樹脂を交互に再生しつつ
イオン交換した水を電解した場合と、入水路側にのみイ
オン交換樹脂を設けた電解式浄水器で水を電解した場合
の陽極室内のpHの変化を示すグラフである。
【符号の説明】
10 電解槽 10A 陽極室 10B 陰極室 15A,16A 陽極通水路 15B,16B 陰極通水路 15a,15b,16a,16b イオン交換槽 17A,18A 陽イオン交換樹脂 17B,18B 陰イオン交換樹脂 19 給水口 20 第一の入水路 20A,21A 陽極入水路 20B,21B 陰極入水路 21 第二の入水路 22A,23A 陽極出水路 22B,23B 陰極出水路 24A 酸性イオン水取水口 24B アルカリイオン水取水口 V1 〜V8 弁装置 W 未処理水 Wa 酸性イオン水 Wb アルカリイオン水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46 C02F 1/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を電気分解して陽極側の酸性イオン水
    及び陰極側のアルカリイオン水を生成する電解槽と、電
    解槽の陽極室に開口した一対の陽極通水路と、各陽極通
    水路に充填した陽イオン交換樹脂と、各陽極通水路に接
    続した一対の陽極入水路と、各陽極通水路に接続した一
    対の陽極出水路と、陽極入水路及び陽極出水路の各々に
    設けた弁装置とを含むことを特徴とする電解式浄水器。
  2. 【請求項2】 水を電気分解して陽極側の酸性イオン水
    及び陰極側のアルカリイオン水を生成する電解槽と、電
    解槽の陰極室に開口した一対の陰極通水路と、各陰極通
    水路に充填した陰イオン交換樹脂と、各陰極通水路に接
    続した一対の陰極入水路と、各陰極通水路に接続した一
    対の陰極出水路と、陰極入水路及び陰極出水路の各々に
    設けた弁装置とを含むことを特徴とする電解式浄水器。
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