JP3196076U - 寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚れた襟部分を容易に洗濯することができ、側生地の表面形状による効果を保ったまま側生地の襟部の汚れを防止できる、寝具を提供する。【解決手段】本考案の寝具100は、側生地本体部20と襟カバー部10とからなり、側生地本体部20と襟カバー部10は、それぞれを着脱可能に取付可能なファスナー部30、40がそれぞれ形成され、襟カバー部10の横幅と側生地本体部20の横幅はそれぞれ同一とされ、襟カバー部10の縦幅L1は、側生地本体部20の縦幅L2よりも4分の1以下とされる。また、ファスナー部30、40は、側生地本体部20と襟カバー部10の横幅の方向がそれぞれの着脱方向とされ、ファスナー部30を解放することで襟カバー部10が寝具カバー本体部20から取り出されること。【選択図】図1

Description

本考案は、寝具に関するものである。
従来、敷布団や掛布団等の寝具は、側生地内に綿や羽毛を内包してなり(これは総称して布団といわれている)、この種の寝具を清潔に保つためには、更にこれら側生地を寝具カバー内に内包し、この寝具カバーをこまめに寝具から取り外して洗濯する必要があった。しかし、この種の寝具カバーは、例えば、二枚の布を縫い合わせて方形の袋状体とし、一辺あるいは二辺にファスナーを設けた構成であるが、寝具自体が大型であることもあってこの寝具に対する装着脱作業には非常に手間がかかり、洗濯を行うことは容易ではなかった。また、寝具カバーは、人体の頭部や顔面部との接触により特に襟部分が汚れ易かった。
このため従来から、寝具カバーの襟部分にさらに襟カバーが設けられ、この襟カバーが着脱可能とされた寝具カバーが提案されており、例えば特許文献1に開示されている。この襟部分着脱タイプの寝具カバーにあっては襟カバーだけを取り外して簡単に洗濯できるという利点がある。
実用新案登録第3053855号
しかし、上記特許文献1記載の寝具カバーは、襟部分のカバーが幅全体に亘っていないために、カバーのいき亘らない幅部分の襟部が依然として著しく汚れやすくなっており、また、その箇所の洗濯の際には寝具カバー全体を取り外さなければならず、洗濯にかかる労力が大きいという課題があった。
また、襟部分以外の本体部分の表面に形成されてなる側生地(以下、側生地と総称する。)において、汚れを防ぐために特許文献1記載の寝具カバーを用いた際、表面がカバーに覆われてしまい、この種の側生地の表面形状の効果が発揮できない。
本考案は、汚れた襟部分を容易に洗濯することができ、側生地の表面形状による効果を保ったまま側生地の襟部の本体の汚れを防止できる、寝具を提供することにある。
本考案の寝具は側生地本体部と、該側生地本体部の端部に取り付けられる襟カバー部とからなり、
側生地本体部と襟カバー部は、それぞれを着脱可能に取付可能なファスナー部がそれぞれ形成され、
襟カバー部の横幅と側生地本体部の横幅はそれぞれ同一とされ、
襟カバー部の縦幅は、側生地本体部の縦幅よりも4分の1以下とされ、
ファスナー部は、側生地本体部と襟カバー部の横幅の方向が側生地本体部と襟カバー部の着脱方向とされ、ファスナー部を解放することで襟カバー部が側生地本体部から取り外されること
を特徴としている。
本考案は上述のように構成したので、汚れた襟部分を容易に洗濯することができ、側生地の表面形状による効果を保ったまま側生地の襟部の本体の汚れを防止できる、寝具を提供することができる。
本考案の実施例の寝具の概略平面図である。 図1の寝具の襟カバー部側の側面断面図である。
以下、本考案の実施例の寝具について、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の実施例の寝具の概略平面図である。本実施例の寝具100は、側生地本体部20、この側生地本体部20の端部に上掛けして取り付けられる襟カバー部10とからなり、側生地本体部20と襟カバー部10は、それぞれを着脱可能に取付可能なファスナー部30、40がそれぞれ形成される。
ここで、上述の側生地本体部20の側生地は、綿や羽毛等の詰め物を内包する布団の布地部分のことを指す。
また、襟カバー部10の横幅と側生地本体部20の横幅はそれぞれ同一とされ、襟カバー部10の縦幅L1は、側生地本体部20の縦幅L2よりも4分の1以下とされる。また、ファスナー部30、40は、側生地本体部20と襟カバー部10の横幅の方向が側生地本体部20と襟カバー部10の着脱方向とされ、ファスナー部30を解放することで襟カバー部10が側生地本体部20から取り外されるように構成されている。ここで、側生地自体の縦幅は、L1+L2とされ、L1分の側生地の部分は、襟カバー部10によって覆われることになる。
本実施例の寝具100は、側生地本体部20と襟カバー部10は、それぞれを着脱可能に取付可能なファスナー部30、40がそれぞれ形成されており、ファスナー50によって側生地本体部20と襟カバー部10それぞれの着脱がなされる。このファスナー50は、寝具カバー本体部20のファスナー部30に取り付けてもよいし、襟カバー部10のファスナー部40に取り付けてもよい。
これにより、側生地本体部20と襟カバー部10は、それぞれ異なる材質・色のものも適用可能としている。従い、色々な模様若しくは柄を施した側生地本体部20と襟カバー部10を用いることができ、意匠性にも優れた構成となっている。
また、襟カバー部10の横幅と側生地本体部20の横幅はそれぞれ同一とされており、つまり側生地本体部20の一端側は襟カバー部10によってまかなわれている。これにより、襟部分のカバーが幅全体に亘っているために、人体の頭部や顔面部と接触することによる汚れを襟カバー部10にて一手に引き受けることが可能となっている。また、側生地本体部20の一端側は襟カバー部10によってまかなわれているため、寝具100は、側生地本体部20と襟カバー部10の2つの部品によって一体化され全体的に意匠性の優れたものとなっている。
また、襟カバー部10の縦幅L1は、側生地本体部20の縦幅L2よりも4分の1以下とされており、つまり人体の頭部や顔面部と接触する箇所の汚れを重点的に襟カバー部10にて十分に引き受ける構成となっており、また、幅短となっているために、側生地本体部20からの取り外しも容易となっている。なお、襟カバー部10の裏側の縦幅は、後述する図2に示すように、人体の一般的な上体部の長さ程度に幅を設けてもよい。このようにすることで、人体の上体部への接触に基づく汚れも上記襟カバー部10の裏側の縦幅にて一手に引き受けることが可能となる。
図2は、図1の寝具の襟カバー部側の側面断面図である側生地本体部20と襟カバー部10は、一面側にファスナー部30、40が設けられ、反対面側にはファスナー部31、41が設けられる。ファスナー部31、41には、いずれか一方に設けられた、上述のファスナー50と同様構造の図示しないファスナー部によってそれぞれの着脱が行われる。
これら、ファスナー部30、40、31、41は、それぞれ、側生地本体部20と襟カバー部10の横幅の方向が側生地本体部20と襟カバー部10の着脱方向とされ、ファスナー部30を解放することで襟カバー部10が側生地本体部20から取り外される。これにより、側生地本体部20と襟カバー部10それぞれの着脱をより簡単に行うことができる。
このように構成した本考案の寝具カバー100は、使用時は襟カバー部10に人体の頭部や顔面部と接触させ、側生地本体部20に人体の頭部や顔面部以外の胴体部や四肢部を接触させて使用する。この際、襟カバー部10の汚れが著しくなるが、この襟カバー部10を側生地本体部20からファスナー50を用いることによるファスナー部30、40の着脱を行うことができるので、容易に汚れの著しい襟カバー部10を取り外し洗濯することができるので、寝具の本体(側生地)の汚れを大幅に軽減することができる。
また、側生地本体部20と襟カバー部10は、ファスナー部30、40により、それぞれしっかり止めてあるので、就寝中に側生地の襟部がはずれてしまうようなことはない。このようにすれば、別体の襟カバーは必要なくなり、就寝中の人体の動きにより重ねた襟カバー部10が動いたり、外れたりすることがなくなる。
また、別体の襟カバーを側生地に重ねて設けることを要しないので寝具自体の意匠性も損なわれることがない。また、以上により襟カバー部10を簡単に着け外しができるので、汚れの激しい襟部のみを洗濯することが極めて容易になり、大きな寝具カバー全体を外して洗濯をする重労働を大幅に軽減することができる。
このように、本考案により、汚れの激しい襟カバー部を外して容易に洗濯することができるので、洗濯にかかる労力は大幅に軽減され、かつ、襟カバー部のみを洗濯することができる結果、別の襟カバーを使用する必要はなく、従って就寝中に別体の襟カバー使用にともなう問題は一切生ずることはない。さらに別体の襟カバーを使用せずにすむことで、寝具カバー自体の意匠性が損なわれずにすむ。
また、本考案の実施例によれば、側生地を寝具カバーで覆う必要がなくなるため、襟部分以外の本体部分の表面に形成されてなる側生地においても、側生地の表面形状による効果を保ったまま側生地の襟部の本体の汚れを防止することができる。
このように、本考案の寝具によれば、汚れた襟部分を容易に洗濯することができ、側生地の表面形状による効果を保ったまま側生地の襟部の本体の汚れを防止できる、寝具を提供することができる。
また、本考案は毛布についても適用することができ、上述の本考案の実施例と同様の効果を奏することができる。
L1…襟カバー部の縦幅、L2…側生地本体部の縦幅、10…襟カバー部、20…側生地本体部、30、40…ファスナー部、100…寝具。

Claims (1)

  1. 側生地本体部と、該側生地本体部の端部に取り付けられる襟カバー部とからなり、
    側生地本体部と襟カバー部は、それぞれを着脱可能に取付可能なファスナー部がそれぞれ形成され、
    襟カバー部の横幅と側生地本体部の横幅はそれぞれ同一とされ、
    襟カバー部の縦幅は、側生地本体部の縦幅よりも4分の1以下とされ、
    ファスナー部は、側生地本体部と襟カバー部の横幅の方向が側生地本体部と襟カバー部の着脱方向とされ、ファスナー部を解放することで襟カバー部が側生地本体部から取り外されること
    を特徴とする寝具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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