JP3196053B2 - 架空配電線の保安装置 - Google Patents
架空配電線の保安装置Info
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- JP3196053B2 JP3196053B2 JP34741093A JP34741093A JP3196053B2 JP 3196053 B2 JP3196053 B2 JP 3196053B2 JP 34741093 A JP34741093 A JP 34741093A JP 34741093 A JP34741093 A JP 34741093A JP 3196053 B2 JP3196053 B2 JP 3196053B2
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- Japan
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- overhead distribution
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧架空配電線に工事中
のクレーン車等が接触するのを防止する架空配電線の保
安装置に関するものである。
のクレーン車等が接触するのを防止する架空配電線の保
安装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】20kv級の高圧架空配電線に工事中の
クレーン車等が接触するのを防止する目的で目印の絶縁
ロープが配電線支持柱間に張架されている。図3は従来
の目印ロープ張架の説明図で、(イ)は上面図、(ロ)
は部分的正面図である。図面に示すように、相隣る配電
線支持柱11に、それぞれ架空配電線と直角方向に水平
に、長さ1m程度の絶縁棒12等を、一端をバインド線等
を用いて固着し、該絶縁棒12間に、例えばアラミド繊維
補強心の外周上にPVC被覆を施した絶縁性の目印ロー
プ13を張架し、クレーン車等接近防止の目印としてい
た。
クレーン車等が接触するのを防止する目的で目印の絶縁
ロープが配電線支持柱間に張架されている。図3は従来
の目印ロープ張架の説明図で、(イ)は上面図、(ロ)
は部分的正面図である。図面に示すように、相隣る配電
線支持柱11に、それぞれ架空配電線と直角方向に水平
に、長さ1m程度の絶縁棒12等を、一端をバインド線等
を用いて固着し、該絶縁棒12間に、例えばアラミド繊維
補強心の外周上にPVC被覆を施した絶縁性の目印ロー
プ13を張架し、クレーン車等接近防止の目印としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の目印ロ
ープの張架では、絶縁棒が1m程度と短いため、電圧20
kvでは安全距離が2mが必要とされているが、これが
確保出来ず危険が伴う。又目印ロープの取付け時、電線
に触れた場合、感電のおそれがある。さらに、絶縁棒の
支持柱への取付けは、バインド線で縛って固定している
ので、作業性が悪く、緩むおそれがある等の問題点があ
る。従って、本発明の目的は、感電等の危険性を解消す
るとともに、クレーン車等の接近防止をより確実にした
架空配電線の保安装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、作業性が良く支持柱に対して緩むお
それがない架空配電線の保安装置を提供することにあ
る。
ープの張架では、絶縁棒が1m程度と短いため、電圧20
kvでは安全距離が2mが必要とされているが、これが
確保出来ず危険が伴う。又目印ロープの取付け時、電線
に触れた場合、感電のおそれがある。さらに、絶縁棒の
支持柱への取付けは、バインド線で縛って固定している
ので、作業性が悪く、緩むおそれがある等の問題点があ
る。従って、本発明の目的は、感電等の危険性を解消す
るとともに、クレーン車等の接近防止をより確実にした
架空配電線の保安装置を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、作業性が良く支持柱に対して緩むお
それがない架空配電線の保安装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、感電等の危険性を解消するとともに、クレーン
車等の接近防止をより確実にした架空配電線の保安装置
を提供するもので、その特徴は、相隣る架空配電線支持
柱に、それぞれ架空配電線と直角方向に水平にスライド
構造を有するFRPロッド棒を突出して取付け、該FR
Pロッド棒間に間隔をおいて複数本の絶縁性の目印ロー
プを張架したことにある。また、本発明は作業性が良く
支持柱に対して緩むおそれがない架空配電線の保安装置
を提供するもので、その特徴は、FRPロッド棒が取付
バンドを介して架空配電線支持柱に取付けられることに
ある。
解消し、感電等の危険性を解消するとともに、クレーン
車等の接近防止をより確実にした架空配電線の保安装置
を提供するもので、その特徴は、相隣る架空配電線支持
柱に、それぞれ架空配電線と直角方向に水平にスライド
構造を有するFRPロッド棒を突出して取付け、該FR
Pロッド棒間に間隔をおいて複数本の絶縁性の目印ロー
プを張架したことにある。また、本発明は作業性が良く
支持柱に対して緩むおそれがない架空配電線の保安装置
を提供するもので、その特徴は、FRPロッド棒が取付
バンドを介して架空配電線支持柱に取付けられることに
ある。
【0005】
【実施例】図1及び図2は本発明の保安装置の説明図
で、図1は部分的上面図、図2は部分的正面図である。
例えばコンクリート電柱等の配電線支持柱1に、架空配
電線と直角方向に水平にFRPロッド棒2が取付けられ
ている。このFRPロッド棒2は2〜3段のスライド機
構を有しており、その長さは3〜4mに調整可能であ
る。又配電線支持柱1への取付けは、例えばチェーン方
式のバンド等を用いて取付け、さらに複数本のステー棒
3により下方より支持している。そして、相隣る配電線
支持柱1のそれぞれに取付けたFRPロッド棒2間に
は、例えばアラミド繊維心の外周上にPVCの被覆を施
した絶縁性の目印ロープ4が張架されており、その反対
側には配電線支持柱1の横方向に突設した支持棒7との
間にステーロープ6を張り、目印ロープ4の張力とのバ
ランスをとっている。
で、図1は部分的上面図、図2は部分的正面図である。
例えばコンクリート電柱等の配電線支持柱1に、架空配
電線と直角方向に水平にFRPロッド棒2が取付けられ
ている。このFRPロッド棒2は2〜3段のスライド機
構を有しており、その長さは3〜4mに調整可能であ
る。又配電線支持柱1への取付けは、例えばチェーン方
式のバンド等を用いて取付け、さらに複数本のステー棒
3により下方より支持している。そして、相隣る配電線
支持柱1のそれぞれに取付けたFRPロッド棒2間に
は、例えばアラミド繊維心の外周上にPVCの被覆を施
した絶縁性の目印ロープ4が張架されており、その反対
側には配電線支持柱1の横方向に突設した支持棒7との
間にステーロープ6を張り、目印ロープ4の張力とのバ
ランスをとっている。
【0006】なお、上記目印ロープ4は、外側のPVC
被覆の色を例えばオレンジ色等の目立つ色に着色し、さ
らに目印ロープ4の長さ方向の1m間隔位に目印の旗等
を取付けておけば、目に付き易く、保安効果は一層増大
する。
被覆の色を例えばオレンジ色等の目立つ色に着色し、さ
らに目印ロープ4の長さ方向の1m間隔位に目印の旗等
を取付けておけば、目に付き易く、保安効果は一層増大
する。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の架空配電
線の保安装置によれば、目印ロープを取付けるFRPロ
ッドの長さを、そのスライド構造を利用して長くするこ
とにより、取付け作業等において架空配電線に接触する
おそれが少くなり、感電等のおそれもなくなる。
線の保安装置によれば、目印ロープを取付けるFRPロ
ッドの長さを、そのスライド構造を利用して長くするこ
とにより、取付け作業等において架空配電線に接触する
おそれが少くなり、感電等のおそれもなくなる。
【0008】又目印ロープは間隔をおいて複数本張架さ
れているので、クレーン車等がたとえ目印ロープに接触
しても、架空配電線に接触することは少くなり、架空配
電線を切断する等の事故は減少し、これに伴い保安対策
工事の人手、日数等を減少することができる。更に、F
RPロッド棒は、特に、取付バンドを介して架空配電線
支持柱に取付けられることで、作業性が良く緩むおそれ
もない。
れているので、クレーン車等がたとえ目印ロープに接触
しても、架空配電線に接触することは少くなり、架空配
電線を切断する等の事故は減少し、これに伴い保安対策
工事の人手、日数等を減少することができる。更に、F
RPロッド棒は、特に、取付バンドを介して架空配電線
支持柱に取付けられることで、作業性が良く緩むおそれ
もない。
【図1】本発明の保安装置の具体例の部分的上面図であ
る。
る。
【図2】本発明の保安装置の具体例の部分的正面図であ
る。
る。
【図3】従来の目印ロープの張架の説明図で、図3
(イ)は上面図、図3(ロ)は部分的正面図である。
(イ)は上面図、図3(ロ)は部分的正面図である。
1 配電線支持柱 2 FRPロッド棒 3 ステー棒 4 目印ロープ 5 取付けバンド 6 ステーロープ 7 支持棒
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−93573(JP,U) 実開 昭51−8601(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02 309
Claims (3)
- 【請求項1】 相隣る架空配電線支持柱に、それぞれ架
空配電線と直角方向に水平にスライド構造を有するFR
Pロッド棒を突出して取付け、該FRPロッド棒間に間
隔をおいて複数本の絶縁性の目印ロープを張架したこと
を特徴とする架空配電線の保安装置。 - 【請求項2】 FRPロッド棒は取付バンドを介して架
空配電線支持柱に取付けられることを特徴とする請求項
1記載の架空配電線の保安装置。 - 【請求項3】 FRPロッド棒を取付けた架空配電線支
持柱に、ロッド棒に対して横方向に支持棒を突設し、こ
の支持棒とFRPロッド棒間に目印ロープの張力とのバ
ランスをとるステーロープを張ることを特徴とする請求
項1記載の架空配電線の保安装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34741093A JP3196053B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 架空配電線の保安装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34741093A JP3196053B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 架空配電線の保安装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07184306A JPH07184306A (ja) | 1995-07-21 |
JP3196053B2 true JP3196053B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=18390035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34741093A Expired - Fee Related JP3196053B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 架空配電線の保安装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196053B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020024868A (ko) * | 2000-09-27 | 2002-04-03 | 윤덕용 | 유리섬유강화 고분자 복합재료 애자 |
CN104242207A (zh) * | 2013-06-24 | 2014-12-24 | 国家电网公司 | 线路保护装置和输电装置 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP34741093A patent/JP3196053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07184306A (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |