JP3195877U - 浮上式津波避難施設 - Google Patents

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Abstract

【課題】想定を上回る大津波に対し、安全な避難場所を確保する津波避難用の施設を提供する。【解決手段】津波避難者を収容できる円盤形のスペース(以下、「収容室」と呼ぶ)とこれを中央部で下から支える支柱部からなる津波避難用施設において、津波の波高が該支柱部の高さを上回ったときに該収容室が海水の浮力により海面上に浮上し水没を免れることができるものとし、該収容室の浮上上昇にともない該収容室と接続し支柱部内部に差し込まれているパイプが海面の上昇分だけ支柱部から伸びて該収容室を支えて津波による流失を免れることができることを特徴とする。【選択図】図2

Description

(1)浮上式津波避難塔は、想定を上回る高い波高の津波襲来の場合でも多くの人が身近に避難することができる安全避難施設である。
(2)津波救命いかだは、津波襲来時に高台や津波避難塔に避難できない少人数の人を対象とした簡易津波避難装置である。
津波常襲地帯では、従来、海岸に防潮堤が設置されていて、また、河口などにある水門を閉鎖し津波襲来に備え、一方で、海岸近くの人たちは高台に逃げるか高いビルに避難し、また、津波避難塔が設置してある地域では津波避難塔に避難し難を逃れることになっている。
(1) この浮上式津波避難塔(以下、「避難塔」と呼ぶ)は、円盤形をした上部の避難者を収容するスペース(以下、「収容室」と呼ぶ)とこれを支える下部の支柱部からなり、設置時の当該避難塔の高さを上回る波高の高い津波の襲来で当該収容室は海水による浮力により支柱部から分離上昇し海面に浮上することにより水没を免れる。該収容室の中央にはパイプが取り付けられていてパイプは支柱部内の底部にまで達し、このパイプにより該収容室が津波で流失することを防ぐものとする。
(2) この津波救命いかだ(以下、「いかだ」と呼ぶ)は、転覆を免れるために下部に重心のある密閉される球形乃至徳利形体とし、内部に人が避難することができ津波襲来にともない海面に浮上する。設置場所と当該いかだは津波による流失防止のロープ等で接続される。
(1)三陸一帯を襲った東日本大震災の想定外といわれた大津波で海岸に設置した防潮堤が破壊され、津波が防潮堤などを乗り越えて襲い掛かり人家などすべてを押し流し、避難用施設が水没したり、また、避難用施設が遠かったりして逃げ遅れ多くの犠牲者が出て今後もその恐れがある。
(2)過去に東南海地震や南海地震など大津波による被害が出ている西日本各地には津波避難塔が設置されているものの塔の高さが十分でなく想定外の高い津波で水没する不安を抱え津波避難塔の設置基準の見直しや建て替えの動きが出ている。
(3)東日本大震災の際に岩手県釜石市で水門の閉鎖作業にあたった消防団員が津波にのまれて犠牲になったが、各地の海岸や港湾、河口などでは今後、同じような津波が起きたときに津波の危険に身をさらして緊急防災業務などに当たる消防や警察などの関係者は身近なところにすぐに避難できる場所がない。
この考案は、その欠点をおぎなうために考え出されたものである。
(1)該避難塔は、津波の波高が塔の高さを上回った場合、該収容室が海面上に浮上し、該収容室に接続し支柱部に内蔵されているパイプが伸びて避難塔の高さを高くする機能を備えているため、該収容室が水没し流失することもなく、想定を上回る高い波高に対応できる。
(2)該避難塔は、低地の人々の身近な住宅近隣地に設置することができる。
(3)該いかだは、小型で軽量なため少人数の簡易津波避難装置として河口の水門近くや港湾などの施設やビルの屋上に設置することができる。
(1)該避難塔は、海岸部の高台などに設置され、従来の津波避難塔としての役割を果たすだけでなく、想定を上回る波高の高い津波に襲われても上記[0005](1)の機能を備えているので該収容室が水没し流失することもなく避難者の安全を保つことが可能である。
(2)該避難塔は、低地の住宅近隣地に設置することで、老人や幼児の迅速な避難が可能になる。
(3)該いかだは、津波の危険性の最も高い海岸や河口、港湾の施設やビルの屋上に設置することで、これら危険箇所での震災直後の緊急防災業務に携わる消防や警察など関係者の緊急津波避難所として利用できる。
(4)該いかだは、車両に積載して移動することが可能で、海岸や河口、港湾に流失防止のロープ等の設置場所があれば、該いかだのロープ等をその都度接続することによって移動式津波救命いかだとして活用できる。
は、該避難塔を横から見た全体の説明図。 は、津波に襲われ該収容室が浮上した避難塔の横から見た全体の説明図。 は、海岸の施設に設置された球形の該いかだの説明図。 は、津波に襲われ浮上した該いかだの説明図。
当該浮上式津波避難施設は、想定を上回る高い波高の津波襲来の場合でも多くの人が身近に避難することができる安全な津波避難用の施設である。
津波常襲地帯では、従来、海岸に防潮堤が設置されていて、また、河口などにある水門を閉鎖し津波襲来に備え、一方で、海岸近くの人たちは高台に逃げるか或いは高いビルに避難し、また、津波避難塔が設置してある地域では津波避難塔に避難し難を逃れることになっている。
(1)該浮上式津波避難施設(以下、「避難施設」と呼ぶ)は、円盤形をした上部の避難者を収容するスペース(以下、「収容室」と呼ぶ)とこれを支える下部の支柱部からなり、設置時の該避難施設の高さを上回る波高の高い津波の襲来で該収容室は海水による浮力により支柱部から分離上昇し海面に浮上することにより水没を免れる。該収容室の中央にはパイプが取り付けられていてパイプは支柱部内の底部にまで達し、このパイプが波高の上下につれて上下することにより該収容室が津波で流失することを防ぐものとする。
(2)該浮上式津波避難施設の小型のもの(以下、「小収容室」と呼ぶ)は、転覆を免れるため下部に重心のある密閉された球形乃至徳利形体とし、内部に人が避難することができ津波襲来にともない海面に浮上する。該小収容室は設置場所と適宜伸縮可能なロープで接続され津波による流失を免れるものとする。
(1)東日本大震災の想定外といわれた大津波で海岸に設置した防潮堤が破壊され、津波避難用の施設が水没したり遠かったりして逃げ遅れ多くの犠牲者が出て今後も同様の被害が想定される。
(2)過去に東南海地震や南海地震など大津波による被害が出ている西日本各地には津波避難塔が設置されているものの塔の高さが十分でなく想定外の高い津波で水没する不安を抱え津波避難塔の設置基準の見直しや建て替えの動きが出ている。
(3)東日本大震災で水門の閉鎖作業にあたっていた消防団員が津波にのまれて犠牲になり、今後、同じような津波が起きた際に海岸や港湾、河口などで緊急防災業務に当たる消防や警察関係者が避難できる適切な場所がない。
この考案は、その欠点をおぎなうために考え出されたものである。
(1)該避難施設は、津波の波高が該避難施設の高さを上回った場合、該収容室が海面上に浮上し、該収容室に接続し支柱部に内蔵されているパイプが伸びて避難塔の高さを高くする機能を備えているため、該収容室が水没し流失することもなく、想定を上回る高い波高に対応できる。
(2)該避難施設は、低地の人々の身近な住宅近隣地に設置することができる。
(3)該小収容室は、小型で軽量なため少人数の簡易津波避難用施設として河口の水門近くや港湾施設、またはビルの屋上に設置することができる。
(1)該避難施設は、海岸部に設置され、従来の津波避難塔としての役割を果たすだけでなく、想定を上回る波高の高い津波に襲われても上記[0005](1)の機能を備えているので該収容室が水没し流失することもなく避難者の安全を保つことが可能である。
(2)該避難施設は、低地の住宅近隣地に設置することで、老人や幼児の迅速な避難が可能になる。
(3)該小収容室は、津波の危険性の最も高い海岸や河口、港湾の施設やビルの屋上に設置することで、これら危険箇所での震災直後の緊急防災業務に携わる消防や警察関係者の緊急津波避難所として利用できる。
(4)該小収容室は、車両に積載して移動することが可能で、海岸や河口、港湾に流失防止のロープの設置場所があれば、該小収容室のロープをその都度接続することによって移動式津波避難施設として活用できる。
は、該浮上式津波避難施設を横から見た全体の説明図。 は、津波に襲われ該収容室が浮上した該浮上式津波避難施設を横から見た全体の説明図。 は、海岸の施設に設置された球形の該小収容室の説明図。 は、津波に襲われ海面上に浮上した該小収容室の説明図。

Claims (2)

  1. 津波避難者を収容できる円盤形のスペース(以下、「収容室」と呼ぶ)とこれを中央部で下から支える支柱部からなる浮上式津波避難塔において、津波の波高が該支柱部の高さを上回ったときに該収容室が海水の浮力により海面上に浮上し水没を免れることができるものとする。該収容室の浮上上昇にともない該収容室中央部と接続し支柱部内部に差し込まれているパイプが海面上昇分だけ支柱部から伸びて、海面上に浮かぶ該収容室を支えて津波による該収容室の流失を免れることができることを特徴とする。以上のごとく構成された津波避難用の施設である。
  2. 津波避難者を内部に収容できる津波救命いかだ(以下、「いかだ」と呼ぶ)において、津波による転覆を防ぐためにその形状を球形乃至徳利形とし底部に重心を置くものとする。また、いかだの流失を防ぐためにその底部に地上と接続し津波の波高状況に応じて適宜伸縮可能であるロープ等を接続することを特徴とする津波避難用の装置である。
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