JP3195841B2 - 防水カメラの裏蓋強制開放装置 - Google Patents

防水カメラの裏蓋強制開放装置

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JP3195841B2 JP02002893A JP2002893A JP3195841B2 JP 3195841 B2 JP3195841 B2 JP 3195841B2 JP 02002893 A JP02002893 A JP 02002893A JP 2002893 A JP2002893 A JP 2002893A JP 3195841 B2 JP3195841 B2 JP 3195841B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水カメラにおける裏
蓋の強制開放装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、防水カメラが普及しており、この
ような防水カメラは、外圧によって水が入るのを防止す
る構成となっているため、内部の空気を外に出すことは
できるが、内部には空気が入り難いものとなっている。
そして、従来の防水カメラでは、例えば、日の当たる場
所に放置したような場合、高温によってカメラ内部の空
気が膨張するため、内部の空気が逃げ、その後、カメラ
の温度が下がったときには、カメラ内部の圧力が低くな
り、カメラの裏蓋が開け難くなるという欠点があった。
このような欠点を解消するため、カメラ内部と通じてい
るバッテリー室の蓋をコインなどを使って開けることに
より、内部圧と外圧を調節するようにしたり、実開平3
−86338号公報にて公知のように、水は通さずに空
気だけを通す特殊なフィルタを設けるようにした技術が
ある。なお、バッテリーの交換は、裏蓋を開放して行う
ようにして、バッテリー蓋を無くした防水カメラもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の技術では、防水性の点からの不安があっ
た。即ち、先ず、コインなどを使うねじ込み式の蓋にし
て防水性を高くするようにした技術であるにしても、そ
もそも水漏れの危険性のある開口部は1つでも減った方
が安全であることに変わりはない。この点、前述のよう
に、バッテリー蓋を無くし、裏蓋を開放してバッテリー
の交換を行うようにしたものの方が防水性の面で好まし
い。また、前記実開平3−86338号公報に開示のよ
うに、特殊フィルタを使った場合、高い圧力には耐えら
れないといった問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、裏蓋を開放して
バッテリーの交換を行うようにした防水カメラにおい
て、内部圧が下がって裏蓋が開き難くなった状態でも、
容易に裏蓋を開けることができる裏蓋強制開放装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、カメラ本体と、開閉可能な裏蓋とを備えるカ
メラ本体と、開閉可能な裏蓋と、カメラ本体に設けら
れ、裏蓋をロックするロック機構とを備える防水カメラ
において、裏蓋のロックが解除された状態で、前記裏蓋
を押して、前記カメラ本体に対し前記裏蓋を強制的に開
放させる強制開放部材と、ロック機構に係合可能な第1
の係合ピンと、強制開放部材に係合可能な第2の係合ピ
ンとを有し、ロック機構によるロックを解除するための
ロック解除位置と裏蓋を強制的に開放させるための裏蓋
強制開放位置とをとり得る操作部材とを設け、操作部材
が操作されてロック解除位置に達すると、裏蓋のロック
が解除されるように第1の係合ピンによりロック機構が
駆動され、さらに操作部材がロック解除位置から裏蓋強
制開放位置へ達すると、裏蓋を強制的に開放させるよう
に第2の係合ピンにより強制開放部材が駆動される構成
となっている。さらに、前記操作部材は、回転操作され
るツマミ部材であり、前記強制開放部材は、前記ツマミ
部材と係合して回動するレバー部材であってもよい。
【0006】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、操作部材を操
作すると、強制開放部材が裏蓋を押して、カメラ本体に
対し裏蓋が強制的に開放される。具体的には、操作部材
が操作されてロック解除位置に達すると、第1の係合ピ
ンによりロック部材が駆動されて裏蓋のロックが解除さ
れる。さらに操作部材がロック解除位置から裏蓋強制開
放位置へ達すると、第2の係合ピンにより強制開放部材
が駆動されることで、強制開放部材が裏蓋を押す。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、操作部材であるツ
マミ部材を回転操作することで、これと係合する強制開
放部材であるレバー部材が回動して、そのレバー部材が
裏蓋を押して強制的に開放する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る防水カメラの裏蓋強制
開放装置の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。
図面は本発明を適用した一例としての防水カメラを示す
もので、図1は本発明に係る裏蓋強制開放装置の作動状
態を示した要部を透視状態で表す概略平面図、図2は裏
蓋強制開放装置のカメラ本体(前カバー)側の構成を示
す要部平面図、図3はさらにカギ板および操作部材(ツ
マミ部材)の取付状態を示す要部平面図、図4は図3の
矢印A−A線に沿った断面図、図5は図3の矢印B−B
線に沿った断面図、図6は防水カメラの外観を示す概略
平面図である。
【0008】防水カメラ1は、図1および図6に示すよ
うに、カメラ本体をなす前カバー2と、外カバー3と、
裏蓋4とを備えてなる。図4および図5に示すように、
前カバー2の背面側周囲に形成した突部5が、裏蓋4の
前面周囲に形成した溝部6に嵌着したゴムパッキン7に
圧接することによって、防水カメラ1内が水密に保たれ
る。前カバー2は、図2乃至図5に示すように、上面に
ロック機構および開放機構用の収納部8を有し、この収
納部8を覆うように外カバー3がネジ9,9により取り
付けられる。この外カバー3の中央部に、裏蓋強制開放
用の操作部材であるツマミ部材11が組み込まれてい
る。
【0009】そして、前カバー2上面の前記収納部8
に、ロック機構を構成するカギ板12および引張コイル
バネ13と、裏蓋4を強制的に開ける強制開放部材であ
るレバー部材、即ち、強制開放レバー14および捩りコ
イルバネ15とが配置されている。また、裏蓋4の前面
上部には、左右一対のカギ部材16,16が備えられて
おり、このカギ部材16,16は、連続部17により一
体で、裏蓋4前面上部の溝部18内に固定されている。
なお、このカギ部材16,16は、ゴムパッキン7によ
る水密シール部分より上方に備えられている。
【0010】詳細には、前カバー2上面の収納部8に、
前記カギ板12を受ける左右一対の受面19,19と、
この受面19,19上において、カギ板12の左右一対
の長孔21,21に対応してカギ板12の摺動を規制す
るガイド部22,22が形成されている。さらに、収納
部8には、前記ツマミ部材11の回転中心となる中央部
の支軸23と、前記引張コイルバネ13の一端を掛ける
ピン24と、前記強制開放レバー14の回転中心となる
支軸25と、前記捩りコイルバネ15の一端を掛けるピ
ン26と、強制開放レバー14のストッパーの役目をす
るピン27とが形成されている。
【0011】強制開放レバー14は、支軸25を中心と
して回転可能で、ピン26に一端を掛けられた捩りコイ
ルバネ15によって、平面視時計廻りに付勢された状態
で取り付けられている。このとき、ピン27が強制開放
レバー14に当接してストッパーの役目をしている。こ
のようにして強制開放レバー14を取り付けてから、カ
ギ板12が、ガイド部22,22に長孔21,21をそ
れぞれ対応させて、受面19,19上に載せられる。こ
のカギ板12は、ピン24に一端を掛けられた引張コイ
ルバネ13によって、一側方(図3における上方向)に
付勢された状態で取り付けられている。この引張コイル
バネ13の付勢力によって、カギ板12の左右一対のカ
ギ部28,28が、裏蓋4側のカギ部材16,16にそ
れぞれ係合するロック状態が得られる。
【0012】そして、カギ板12の中央部の係合溝29
に係合する係合ピン31を下面に有するツマミ部材11
が取り付けられる。このツマミ部材11は、別の係合ピ
ン32も一体に有しており、また、前記強制開放レバー
14には、この係合ピン32が係合する係合片33が一
体に備えられている。この係合ピン32は、ツマミ部材
11がロック解除位置から裏蓋強制開放位置(図6参
照)へ廻されると、係合片33に当接するよう構成され
ている。さらに、ツマミ部材11は、外カバー3中央部
の円形孔34内に組み込まれて、外カバー3をネジ9,
9によりガイド部22,22にそれぞれ取り付けた状態
で、上方へ抜けないようにするフランジ状の抜け防止部
35を有している。また、外カバー3の下面には、カギ
板12がガイド部22,22から外れないようにする押
え部36,36が設けられている。
【0013】以上の構成による裏蓋ロック機構および裏
蓋強制開放装置を備えた防水カメラ1によれば、先ず、
裏蓋4を閉じるときは、その裏蓋4側のカギ部材16,
16が、引張コイルバネ13の付勢力に抗してカギ板1
2のカギ部28,28を互いのテーパ面によりそれぞれ
押し退けて、カギ部28,28にそれぞれ係合する。こ
のとき、図3のように、ツマミ部材11はロック位置と
なっている。そして、裏蓋4を開放するときは、ツマミ
部材11を時計廻りに回転させる。これにより、ツマミ
部材11の係合ピン31が係合溝29に係合しているカ
ギ板12が、引張コイルバネ13の付勢力に抗して図3
における下方向に摺動して、図6に示すロック解除位置
において、カギ板12と裏蓋4側のカギ部材16,16
との係合が外れる。
【0014】この場合、カメラ内部圧と外圧が等しいと
きは、この位置で裏蓋4が開放されるが、内部圧が低い
と、外圧によって裏蓋4が開かず、その時は、ツマミ部
材11をさらに時計廻りに回転する。すると、ツマミ部
材11に一体の係合ピン32が、強制開放レバー14の
係合片33を押して、強制開放レバー14を捩りコイル
バネ15の付勢力に抗して反時計廻りに回転させる。こ
の強制開放レバー14の回転により、裏蓋4を強制開放
レバー14が押して、強制的に裏蓋4を開放する。ツマ
ミ部材11は、手を離すと、引張コイルバネ13の付勢
力によって、図6に示すロック位置に戻る。
【0015】なお、以上の実施例においては、操作部材
として回転操作式のツマミ部材とし、強制開放部材とし
てレバー部材としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、他にカム等の機構を用いた構成であってもよ
い。また、カメラ本体の構成や形状等も任意であり、そ
の他、防水カメラとしての具体的な細部構造等について
も適宜に変更可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る防水カメラ
の裏蓋強制開放装置によれば、操作部材の操作により強
制開放部材が裏蓋を押して、カメラ本体に対し裏蓋を強
制的に開放するため、簡単な構成によって、内部圧が下
がって開き難くなった裏蓋でも、容易に開けることがで
きる。また、裏蓋を開放してバッテリーの交換を行うよ
うにした防水カメラであり、開口部分を少なくしている
ため、防水性にも優れている。具体的には、操作部材が
操作されてロック解除位置に達すると、第1の係合ピン
によりロック機構が駆動されて裏蓋のロックが解除され
る。さらに操作部材がロック解除位置から裏蓋強制開放
位置へ達すると、第2の係合ピンにより強制開放部材が
駆動されることで、強制開放部材が裏蓋を押して、内部
圧が下がって開き難くなった裏蓋を容易に開けることが
できる。また、請求項記載の構成によれば、操作部材
であるツマミ部材を回転操作することによって、これと
係合する強制開放部材であるレバー部材が回動して、そ
のレバー部材が裏蓋を押して強制的に開放することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての防水カメラを示
すもので、本発明に係る裏蓋強制開放装置の作動状態を
示した要部を透視状態で表す概略平面図である。
【図2】本発明に係る裏蓋強制開放装置のカメラ本体
(前カバー)側の構成を示す要部平面図である。
【図3】同じく本発明に係る裏蓋強制開放装置のカギ板
および操作部材(ツマミ部材)の取付状態を示す要部平
面図である。
【図4】図3の矢印A−A線に沿った断面図である。
【図5】図3の矢印B−B線に沿った断面図である。
【図6】本発明を適用した一例としての防水カメラの外
観を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 防水カメラ 2 カメラ本体(前カバー) 3 外カバー 4 裏蓋 7 ゴムパッキン 11 操作部材(ツマミ部材) 12 カギ板 13 引張コイルバネ 14 強制開放部材(レバー部材) 15 捩りコイルバネ 16 カギ部材 21 長孔 22 ガイド部 23,25 支軸 24,26,27 ピン 28 カギ部 29 係合溝 31,32 係合ピン 33 係合片 34 円形孔 35 抜け防止部 36 押え部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体と、開閉可能な裏蓋と、カメラ
    本体に設けられ、裏蓋をロックするロック機構とを備え
    る防水カメラにおいて、 裏蓋のロックが解除された状態で、前記裏蓋を押して、
    前記カメラ本体に対し前記裏蓋を強制的に開放させる強
    制開放部材と、 ロック機構に係合可能な第1の係合ピンと、強制開放部
    材に係合可能な第2の係合ピンとを有し、ロック機構に
    よるロックを解除するためのロック解除位置と裏蓋を強
    制的に開放させるための裏蓋強制開放位置とをとり得る
    操作部材とを設け、 操作部材が操作されてロック解除位置に達すると、裏蓋
    のロックが解除されるように第1の係合ピンによりロッ
    ク機構が駆動され、さらに操作部材がロック解除位置か
    ら裏蓋強制開放位置へ達すると裏蓋を強制的に開放させ
    るように第2の係合ピンにより強制開放部材が駆動され
    ことを特徴とする防水カメラの裏蓋強制開放装置。
  2. 【請求項2】前記操作部材は、回転操作されるツマミ部
    材であり、 前記強制開放部材は、前記ツマミ部材と係合して回動す
    るレバー部材であることを特徴とする請求項1記載の防
    水カメラの裏蓋強制開放装置。
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