JP3195690U - 光ケーブル誤抜去防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続機器に接続された多数の光ケーブルの中から誤った光ケーブルが抜去されることを防止することができる光ケーブル誤抜去防止具を提供することである。【解決手段】光ケーブル10のコネクタ11に装着して使用される光ケーブル誤抜去防止具1を、コネクタ11の摘み部11aに嵌合可能な嵌合溝5を備えた固定部2と、一端において固定部2に連なるとともに嵌合溝5の軸方向に沿って延びる延長部3と、延長部3の他端に連ねて設けられる把持部4と、を有する構成とする。【選択図】図2

Description

本考案は、光ケーブルのコネクタに装着して使用される光ケーブル誤抜去防止具に関する。
従来から、大容量のデータを伝送するための通信ケーブルとして光ケーブルが用いられている。
このような光ケーブルは、光ファイバーで形成された心線を保護材で被覆してなるケーブル本体と、ケーブル本体の少なくとも一方の先端に設けられるコネクタとを有し、コネクタがアダプタに差し込まれることにより通信機器等の接続機器に接続されるようになっている。
例えば、光ケーブルを接続機器に接続するためのコネクタおよびアダプタとしては、従来からSC形のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−191279号公報
オフィスビルや集合住宅等に光ケーブルを導入する際には、大量の通信回線を必要とするため、当該光ケーブルを中継、分岐する分岐配線盤(PD盤)が設けられるのが一般的である。
しかしながら、分岐配線盤は多数の光ケーブルが密集して接続される構成であるので、例えば、分岐配線盤を用いた伝送路確認試験において、現用の光ケーブルに隣接したアダプタに対して試験用の光ケーブルを抜き差しする場合には、誤って現用の光ケーブルを接続機器から抜去してしまう虞があるという問題点があった。
本考案は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、その目的とするところは、接続機器に接続された多数の光ケーブルの中から誤った光ケーブルが抜去されることを防止することができる光ケーブル誤抜去防止具を提供することにある。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、光ケーブルのコネクタに装着して使用される光ケーブル誤抜去防止具であって、前記コネクタの摘み部に嵌合可能な嵌合溝を備えた固定部と、一端において前記固定部に連なるとともに前記嵌合溝の軸方向に沿って延びる延長部と、前記延長部の他端に連ねて設けられる把持部と、を有することを特徴とする。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、前記コネクタがSC形であるのが好ましい。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、前記把持部が、前記嵌合溝の軸方向に沿って延びるとともに該嵌合溝と同一方向に向けて開口する半筒状に形成されているのが好ましい。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、前記固定部、前記延長部および前記把持部が、樹脂材料により一体に形成されているのが好ましい。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、前記固定部が、前記コネクタが接続されるアダプタの外形よりも小さい外形に形成されているのが好ましい。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、札状の示名条片を取り付け可能な取付け孔を有するのが好ましい。
本考案の光ケーブル誤抜去防止具は、示名条片を貼り付け可能な貼付け面を有するのが好ましい。
本考案によれば、コネクタに光ケーブル誤抜去防止具を装着することにより、接続機器に多数の光ケーブルが密集して接続されている場合であっても、これら多数の光ケーブルの中から抜去すべき光ケーブルを作業者に容易に認識させることができるので、接続機器に接続された多数の光ケーブルの中から誤った光ケーブルが抜去されることを防止することができる。
本考案の一実施の形態である光ケーブル誤抜去防止具の(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具の、光ケーブルのコネクタに装着された状態における(a)は底面図、(b)は側面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具が装着された光ケーブルのコネクタを接続機器のアダプタに接続する様子を示す説明図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具が装着された光ケーブルのコネクタの、アダプタに接続された状態の(a)は側面図、(b)は平面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具が装着された光ケーブルのコネクタの、縦型2連アダプタに接続された状態の側面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具が装着された光ケーブルのコネクタの、横型2連アダプタに接続された状態の平面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具が装着された光ケーブルのコネクタを、分岐配線盤に接続した状態を示す説明図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具の変形例であって、延長部に設けた貼付け面に示名条片を貼り付けた場合の平面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具の変形例であって、把持部に設けた取付け孔に札状の示名条片を取り付けた場合の平面図である。 図1に示す光ケーブル誤抜去防止具の変形例であって、把持部を半円筒状に形成した場合の(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に例示説明する。
本考案の一実施の形態である光ケーブル誤抜去防止具1は、光ケーブルのコネクタに装着して使用されるものである。本実施の形態においては、光ケーブル誤抜去防止具1を、SC形のコネクタを有する光ケーブルつまりSC光ケーブルに適応した形状に形成した場合を示す。
図1に示すように、光ケーブル誤抜去防止具1は、固定部2、延長部3および把持部4を有している。本実施の形態では、光ケーブル誤抜去防止具1は樹脂製となっており、固定部2、延長部3および把持部4が樹脂材料により一体に形成された構成となっている。光ケーブル誤抜去防止具1は全体として長尺の外形を有し、その長手方向の一端に固定部2が設けられ、長手方向の他端に把持部4が設けられるとともに、固定部2と把持部4との間に延長部3が一体に連ねて設けられている。光ケーブル誤抜去防止具1の長手方向の寸法つまり長さ寸法は、70mmとするのが好ましい。
固定部2は略直方体形状の外形を有し、その内側には嵌合溝5が設けられている。嵌合溝5は、その軸方向を光ケーブル誤抜去防止具1の長手方向に沿う方向に向けて、つまり光ケーブル誤抜去防止具1の長手方向に沿って延びて設けられ、固定部2を長手方向に貫通するとともに、図1(c)に示すように、固定部2の底面2aの側に向けて開口している。図2に示すように、嵌合溝5は、この光ケーブル誤抜去防止具1が適応するSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aに対応した形状に形成されて、コネクタ11の摘み部11aに嵌合可能となっている。したがって、嵌合溝5をコネクタ11の摘み部11aに嵌合させることにより、固定部2つまり光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着することができる。
延長部3は長尺の板状に形成され、その一端において固定部2に連なって嵌合溝5の軸方向に沿って延びている。図示する場合では、延長部3は、固定部2の嵌合溝5が開口しない側つまり天面2bの側に連結されており、その内側面には嵌合溝5に沿って延びる湾曲断面の凹溝3aが設けられている。
把持部4は、延長部3の他端に連ねて設けられている。作業者は、固定部2の嵌合溝5をコネクタ11の摘み部11aに嵌合させて光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着したときに、この把持部4を把持して光ケーブル誤抜去防止具1とともにコネクタ11のアダプタに対する抜き差し作業を行うことができる。
本実施の形態においては、把持部4は、嵌合溝5の軸方向つまり光ケーブル誤抜去防止具1の長手方向に沿って延びるとともに嵌合溝5と同一方向(底面2aの側)に向けて開口するコの字断面を有する半筒状に形成されている。また、把持部4の外面には、断面三角形状で長手方向に直交する方向に向けて延びる多数のリブ4aが滑り止めとして設けられている。
図2に示すように、SC光ケーブル10は、光ファイバーで形成された心線を保護材で被覆してなるケーブル本体12を備え、このケーブル本体12の先端にコネクタ11が設けられた構成となっている。また、コネクタ11はアダプタに差し込まれる差込み部11bを有し、この差込み部11bと一体に摘み部11aが設けられている。また、ケーブル本体12は、コネクタ11との接続部分がコネクタ11に対して過度に曲げられることを防止するためのコードブッシング12aを備えている。
図2に示すように、コネクタ11の摘み部11aを光ケーブル誤抜去防止具1の嵌合溝5に嵌合させることにより、固定部2をコネクタ11に固定して、光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着することができる。コネクタ11の摘み部11aは側方に向けて突出する張出し部を有する形状となっているので、摘み部11aにおいて嵌合溝5に嵌合したコネクタ11は固定部2に対して長手方向に固定された状態とされる。また、コネクタ11の摘み部11aは、その外形を僅かに弾性変形させて嵌合溝5に嵌合すること等により、嵌合溝5から容易に脱落しない構成とされる。
摘み部11aを嵌合溝5に嵌合させて光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着した状態では、コネクタ11の差込み部11bが固定部2の先端から長手方向に突出する。したがって、図3に示すように、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4を把持して、コネクタ11の差込み部11bを例えば分岐配線盤(PD盤)等の接続機器20に設けられたアダプタ21に差し込むことで、SC光ケーブル10を接続機器20に接続することができる。また、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4を把持し、光ケーブル誤抜去防止具1とともにコネクタ11をアダプタ21から引き抜くことで、SC光ケーブル10を接続機器20から抜去することができる。
なお、摘み部11aを嵌合溝5に嵌合させて光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着した状態では、ケーブル本体12を延長部3の凹溝3aに沿うとともに把持部4の内側を通る姿勢で配置することができる。
ここで、光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着した状態では、図2(a)に示すように、コネクタ11の差込み部11bの両側面は、それぞれ光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2の両側面2cの内側に配置され、また、図2(b)に示すように、コネクタ11の差込み部11bの上下両面は、それぞれ光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2の底面2aおよび天面2bの内側に配置される。
また、光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2は、コネクタ11が接続されるアダプタ21の外形よりも小さい外形に形成されている。つまり、光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたコネクタ11をアダプタ21に接続した状態では、図4(a)に示すように、光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2の底面2aおよび天面2bは、それぞれアダプタ21の上下両面の内側に配置され、また、図4(b)に示すように、光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2の両側面2cは、それぞれアダプタ21の両側面の内側に配置される。
なお、図5に示すように、接続機器20のアダプタ21が、縦方向(上下方向)に並べて2つのコネクタ11を接続可能な縦型2連アダプタに構成されている場合においても、光ケーブル誤抜去防止具1を隣接する他のSC光ケーブル10のコネクタ11に干渉させることなく、当該光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたコネクタ11をアダプタ21に接続することができる。また、図6に示すように、接続機器20のアダプタ21が、横方向(幅方向)に並べて2つのコネクタ11を接続可能な横型2連アダプタに構成されている場合においても、光ケーブル誤抜去防止具1を隣接する他のSCケーブル10のコネクタ11に干渉させることなく、当該光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたコネクタ11をアダプタ21に接続することができる。
図7に示すように、光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたコネクタ11を、多数のSC光ケーブル10が密集して接続された接続機器としての分岐配線盤(PD盤)22に接続した場合には、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4は、他のSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aに対して大きくずれた位置に配置されることになる。例えば、光ケーブル誤抜去防止具1の長さ寸法を70mmとした場合には、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4は、他のSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aに対して、その長手方向に60mmずれた位置に配置される。しかも、把持部4の形状は、他のSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aの形状とは大きく異なるものである。
したがって、例えば、分岐配線盤22における伝送路確認試験において、分岐配線盤22の所定のアダプタに対して試験用のSC光ケーブル10を抜き差しする場合、作業者は、伝送試験用のSC光ケーブル10に光ケーブル誤抜去防止具1を装着することにより、分岐配線盤22に接続された多数のSC光ケーブル10の中から、伝送路試験用のSC光ケーブル10を容易に見分けることができる。このように、本発明の光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着することにより、分岐配線盤22に接続された多数のSC光ケーブル10の中から抜去すべきSC光ケーブル10を作業者に容易に認識させて、分岐配線盤22に接続された多数のSC光ケーブル10の中から誤ったSC光ケーブル10が抜去されることを防止することができる。
また、光ケーブル誤抜去防止具1はSC光ケーブル10のコネクタ11に容易に着脱することができ、しかも、光ケーブル誤抜去防止具1を既存のSC光ケーブル10のコネクタ11に装着することで上記効果を得られることから、多数のSC光ケーブル10の中から誤ったSC光ケーブル10が抜去されること防止するための措置を低コストで実現することができる。
さらに、分岐配線盤22のアダプタにコネクタ11が接続された状態において、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部3は、他のSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aに対して大きく後方にずれて配置されているので、他のSC光ケーブル10のコネクタ11に干渉することなく把持部4を容易に把持することができる。特に、光ケーブル誤抜去防止具1の長さ寸法を70mmとした場合には、把持部4が隣接するSC光ケーブル10のコネクタ11の摘み部11aに対して60mm後ろにずれるので、把持部4がケーブル本体12のコードブッシング12aにも干渉することなく、作業者は容易に把持部4を把持することができる。したがって、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4を把持して行うコネクタ11の抜き差し作業が容易となる。
さらに、光ケーブル誤抜去防止具1の固定部2は、コネクタ11が接続されるアダプタ21の外形よりも小さい外形に形成されているので、光ケーブル誤抜去防止具1を隣接する他のSC光ケーブル10のコネクタ11に干渉させることなく、光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたコネクタ11を抜き差しすることができる。したがって、光ケーブル誤抜去防止具1が装着された伝送試験用のSC光ケーブル10を分岐配線盤22から抜去する際に、当該SC光ケーブル10とともに、隣接する現用のSC光ケーブル10が誤って分岐配線盤22から抜去されることを確実に防止することができる。
さらに、分岐配線盤22に、これに接続された多数の現用のSC光ケーブル10のケーブル本体12をほう縛するためのケーブルラック等の金具が設けられている場合であっても、光ケーブル誤抜去防止具1の長さ寸法を70mmとすることにより、当該光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたSC光ケーブル10のコネクタ11を分岐配線盤22から抜去する際に、光ケーブル誤抜去防止具1の把持部4がケーブルラック等の金具に当たることを防止して、当該SC光ケーブル10の引き抜きが可能となる。
さらに、本実施の形態に示すように、把持部4を、嵌合溝5の軸方向に沿って延びるとともに嵌合溝5と同一方向に向けて開口するコの字断面を有する半筒状に形成した場合では、光ケーブル誤抜去防止具1をコネクタ11に装着した状態において、SC光ケーブル10のケーブル本体12を把持部4の内側に収容することができる。したがって、把持部4とともにケーブル本体12が把持されることを防止して、この光ケーブル誤抜去防止具1を用いたコネクタ11の抜き差し作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に示すように、把持部4の外面に、滑り止め用の多数のリブ4aを設けることにより、把持部4を把持する指の滑りを防止して、この光ケーブル誤抜去防止具1を用いたコネクタ11の抜き差し作業をさらに容易にすることができる。
光ケーブル誤抜去防止具1は、示名条片を貼り付け可能な貼付け面を備えた構成とすることもできる。図8には、固定部2の天面2bと同一面状となる延長部3の外面に設けた貼付け面30に示名条片31を貼り付けた場合を示す。この場合、貼付け面30には幅9.0mm、長さ40mmの示名条片31を貼り付け可能であるが、図示する場合では、幅9.0mm、長さ35mmの示名条片31を貼り付けている。
このように、光ケーブル誤抜去防止具1に貼付け面30を設け、この貼付け面30に注意喚起や行先表示を記した示名条片31を貼り付けることで、この光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたSC光ケーブル10に関する注意喚起や行先表示を行うことができる。特に、この光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたSC光ケーブル10のコネクタ11を光ケーブル配分架に接続する場合では、このような貼付け面30を設けて示名条片31を光ケーブル誤抜去防止具1に直接貼り付ける構成とするのが好ましい。
なお、貼付け面30は、延長部3の外面に限らず、例えば延長部3の側面や固定部2の天面2bなど、種々の位置に設けることもできる。また、貼付け面30に貼り付ける示名条片31の寸法や、当該示名条片31に記載する内容は種々変更可能である。
また、光ケーブル誤抜去防止具1は、札状の示名条片を取り付け可能な取付け孔を備えた構成とすることもできる。図9には、把持部4に設けられた長孔形状の取付け孔32に、札状の示名条片33を取り付けた場合を示す。この場合、札状の示名条片33は、これに設けられた帯状や紐状等の巻付け部33aを取付け孔32に挿通して把持部4に結び付けることで光ケーブル誤抜去防止具1に取り付けることができる。そして、札状の示名条片33に注意喚起や行先表示を記すことで、この光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたSC光ケーブル10に関する当該注意喚起や行先表示を行うことができる。また、札状の示名条片33は、光ケーブル誤抜去防止具1に対して側方に延びる姿勢で取り付けられるので、隣接するSC光ケーブル10のケーブル本体12に対して札状の示名条片33は直交した姿勢となり、多数のSC光ケーブル10の中からでも、その確認が容易となる。
図9に示す場合においても、札状の示名条片33の寸法や、当該札状の示名条片33に記載する内容は種々変更可能である。
図10は、図1に示す光ケーブル誤抜去防止具の変形例であって、把持部を半円筒状に形成した場合を示す(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は正面図、(e)は背面図である。なお、図10においては、前述した部材ないし部位に対応する部材には同一の符号を付し、再度の説明は省略する。
図1に示す場合では、把持部4は、嵌合溝5の軸方向に沿って延びるとともに嵌合溝5と同一方向に向けて開口するコの字断面を有する半筒状に形成されているが、図10に示す変形例のように、把持部4を、嵌合溝5の軸方向に沿って延びるとともに嵌合溝5と同一方向に向けて開口する半円筒状に形成することもできる。このように、把持部4を半円筒状に形成した場合においても、SC光ケーブル10のケーブル本体12を把持部4の内側に収容して、この光ケーブル誤抜去防止具1を用いたコネクタ11の抜き差し作業を容易にすることができる。
本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態においては、本発明の光ケーブル誤抜去防止具1を、SC形のコネクタ11を有するSC光ケーブル10に適応させた場合を示しているが、これに限らず、本発明の光ケーブル誤抜去防止具1を、他の形式のコネクタを有する光ケーブルに対応したものとすることもできる。
また、前記実施の形態においては、延長部3は板状に形成されているが、これに限らず、例えば把持部4と同様の断面形状を有する半筒状とするなど、その形状は種々変更可能である。
一方で、前記実施の形態において、把持部4は半筒状に形成されているが、これに限らず、例えば板状に形成するなど、作業者が把持することができる形状であれば、その形状は種々変更可能である。
さらに、光ケーブル誤抜去防止具1の長さ寸法は70mmに限らず、当該光ケーブル誤抜去防止具1が装着されるSC光ケーブル10が抜き差しされる接続機器の配置環境等に応じて、種々変更可能である。
光ケーブル誤抜去防止具1は、例えば、白、赤、黄、青、緑の5色など、その色が相違する複数種類の色違いのものを用意することができる。色違いの光ケーブル誤抜去防止具1を、現場の環境等に応じて使い分けることで、光ケーブル誤抜去防止具1が装着されたSC光ケーブルの他のSC光ケーブル10との識別性をさらに高めることができる。
1 光ケーブル誤抜去防止具
2 固定部
2a 底面
2b 天面
2c 側面
3 延長部
3a 凹溝
4 把持部
4a リブ
5 嵌合溝
10 SC光ケーブル
11 コネクタ
11a 摘み部
11b 差込み部
12 ケーブル本体
12a コードブッシング
20 接続機器
21 アダプタ
22 分岐配線盤(接続機器)
30 貼付け面
31 示名条片
32 取付け孔
33 札状の示名条片
33a 巻付け部

Claims (7)

  1. 光ケーブルのコネクタに装着して使用される光ケーブル誤抜去防止具であって、
    前記コネクタの摘み部に嵌合可能な嵌合溝を備えた固定部と、
    一端において前記固定部に連なるとともに前記嵌合溝の軸方向に沿って延びる延長部と、
    前記延長部の他端に連ねて設けられる把持部と、を有することを特徴とする光ケーブル誤抜去防止具。
  2. 前記コネクタがSC形である、請求項1に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
  3. 前記把持部が、前記嵌合溝の軸方向に沿って延びるとともに該嵌合溝と同一方向に向けて開口する半筒状に形成されている、請求項1または2に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
  4. 前記固定部、前記延長部および前記把持部が、樹脂材料により一体に形成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
  5. 前記固定部が、前記コネクタが接続されるアダプタの外形よりも小さい外形に形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
  6. 札状の示名条片を取り付け可能な取付け孔を有する、請求項1〜5の何れか1項に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
  7. 示名条片を貼り付け可能な貼付け面を有する、請求項1〜6の何れか1項に記載の光ケーブル誤抜去防止具。
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