JP3195107B2 - 情報記録媒体及びその初期化方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその初期化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に関し、
更に詳しくは、読出し専用記憶領域及び書換え可能なデ
ータ記録領域から成る情報記録領域を備える情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来技術】パーソナルコンピュータ等の外部記憶装置
として種々の情報記録装置が使用される。近年、このよ
うな外部記憶装置の一つとして、大容量のデータが記録
できる、書換え可能な光磁気ディスク装置が採用されて
いる。
【0003】一般に、書換え可能な光磁気ディスク装置
では、信号記録時には、情報記録媒体を成す光磁気ディ
スクに対しレーザ光を照射してその磁気記録層を局部的
に加熱すると同時に、加熱された部分の磁化を磁気ヘッ
ドにより反転させて磁気信号を記録する。また、信号再
生時には、磁気記録層を変化させない程度の弱いレーザ
光を照射して、その反射光等の明暗を読み取ることによ
り、記録された磁気信号を読み出す。光磁気ディスク装
置は、ハードディスク装置に匹敵する大きな記憶容量を
有すると共に、フロッピーディスクと同様にメディア交
換が可能であるという特徴を有している。
【0004】光磁気ディスクでは、予め、その光磁気デ
ィスクの使用開始時点で必要となる情報が、一般に光学
的に読取りが可能な方法により記録されている。このよ
うな情報の一つに初期ファイル管理情報がある。初期フ
ァイル管理情報は、例えばボリューム情報、FAT情
報、ディレクトリ情報から成り、光磁気ディスクの使用
開始後は、書換え可能な光磁気記録領域の所定位置に移
されて記録される。その後、光磁気記録領域内のファイ
ル管理情報は、ボリューム情報の修正、或いはデータフ
ァイル等の新たな作成または変更の度毎に全体が書き換
えられる。
【0005】ファイル管理情報は、コンピュータシステ
ムに対して光磁気ディスクの各エリアに関する情報を与
え、コンピュータシステムが光磁気ディスク全体の領域
を論理アクセスして、所望のデータを読み出すために使
用される。万一、このファイル管理情報が破壊される
と、コンピュータシステムによる各データへのアクセス
が不可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】情報記録媒体のファイ
ル管理情報のデータは、ユーザの取扱いミス等によりし
ばしば破壊されることが経験されている。特に光磁気デ
ィスクにおけるファイル管理情報の破壊は、光磁気ディ
スクでは、その書換え可能な記録領域に記録される情報
量が特に多いことから、大量のデータ破壊を生じ大きな
問題となる。
【0007】従来、フロッピーディスク等において、そ
のファイル管理情報等のデータ破壊を修復することによ
り、一旦論理アクセスが不可能となったデータファイル
に対してコンピュータが再びアクセスすることを可能に
するファイル修復用のソフトウエアが一部で知られてい
る。
【0008】しかし、コンピュータの急速な普及に伴
い、ファイル管理情報修復用のソフトウエアの存在を知
らないユーザが増えており、かかるユーザの場合には、
ファイル管理情報の破壊は、直接にデータファイルの喪
失につながる。また、ファイル管理情報を修復するソフ
トウエアを使用するユーザの場合にも、ファイル管理情
報の破壊を修復する必要が度々生ずると、修復のために
必要な準備或いは作業が負担を与えることから、いずれ
の場合にも、その情報記録媒体自体に対するユーザの信
頼を損ねることとなる。
【0009】本発明は、上記データファイルの問題に鑑
み、情報記録媒体において、ユーザが特にファイルの破
壊を意識することなく情報記録媒体の機能によりファイ
ル管理情報の破壊が検出できると共に、その修復を可能
とするようにコンピュータを制御できる情報記録媒体を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の情報記録媒体は、書換え可能なデータ記録領
域及び読出し専用記憶領域から成る情報記録領域を備え
る情報記録媒体であって、前記情報記録領域の論理アク
セスに使用されるファイル管理情報を修復するプログラ
ムの少なくとも一部を、デバイスドライバ・ソフトウエ
アとして前記読出し専用記憶領域に記録したことを特徴
とするものである。また、本発明の情報記録媒体の初期
化方法は、書換え可能なデータ記録領域と、ディスク管
理のための情報を与えるディスクリプタと論理アクセス
情報を与える初期管理情報とを少なくとも記録した読出
し専用記憶領域とを有する情報記録媒体を初期化する方
法において、初期化に際して前記ディスクリプタ及び初
期管理情報を前記データ記録領域にコピーすることを特
徴とする。
【0011】本明細書で採用する用語「デバイスドライ
バ・ソフトウエア」とは、例えば、フロントエンドプロ
セッサ(FEP)、時計用プログラム、電卓用プログラ
ム等と同様なプログラムの一つであり、一般に、コンピ
ュータの起動時に、コンピュータの主記憶装置内に読み
込まれてその内部に常駐することで、コンピュータを制
御するオペレーション・システムが有しない機能をコン
ピュータシステムに付加するプログラムをいう。
【0012】好ましくは、ファイル管理情報を修復する
指令の一部をアプリケーション・ソフトウエアから与え
る。このアプリケーション・ソフトウエアは、デバイス
ドライバ・ソフトウエアとは別に読出し専用記憶領域に
記録する。この場合、ファイル修復デバイスドライバ・
ソフトウエアの機能により、実際にファイル修復が必要
になった時点でアプリケーション・ソフトウエアを起動
する。かかる構成を採用すると、デバイスドライバ・ソ
フトウエアのプログラムを小さくすることが出来、コン
ピュータの主記憶装置に常駐するファイル修復ソフトウ
エアのメモリ量を減らすことができる。
【0013】
【作用】本発明の情報記録媒体では、情報記録媒体の読
出し専用記憶領域に、ファイル管理情報を修復するプロ
グラムの少なくとも一部を、デバイスドライバ・ソフト
ウエアとして記録する構成により、コンピュータの起動
後は、このファイル管理情報修復プログラムがコンピュ
ータの主記憶装置内に常駐するので、ユーザがファイル
管理情報の破壊を意識することなく情報記録媒体の機能
によりファイル管理情報の破壊を検出し、且つこれを修
復することができるため、ファイル修復に際してユーザ
に大きな負担をかけない。また、本発明の情報記録媒体
の初期化方法によると、初期化後は、ディスクリプタ及
びファイル管理情報が、何れも読出し専用記憶領域及び
データ記録領域の双方に記録されているので、データ記
録領域のディスクリプタ及びファイル管理情報が破壊さ
れた場合にも、双方の領域の情報を比較しつつディスク
リプタ及びファイル管理情報を修復可能となる。
【0014】
【実施例】図面を参照して本発明を説明する。図1は本
発明の一実施例の情報記録媒体を成す光磁気ディスクを
示す斜視図である。同図において、この光磁気ディスク
は、その書換え可能な光磁気記録領域(以下MO領域と
呼ぶ)に加えて、光学的に読出しが可能な読出し専用記
憶領域(以下ROM領域と呼ぶ)を一部に設けた形式の
P−ROM(パーシャルROM)型光磁気ディスクとし
て構成されている。
【0015】P−ROM型光磁気ディスクは、例えば厚
みが数mmで外周が100mm程度のディスク状をなし
ており、ディスクの外周側にROM領域1、内周側に書
換え可能なMO領域2を有する。MO領域2の更に内周
側には、ディスク駆動装置からの回転駆動力を受けるハ
ブ3が配置されている。
【0016】ROM領域1内の情報は、エンボス加工に
よるディスク表面の凹凸として、ディスクの製作者側で
画一的に形成される。このROM領域1内の情報は、デ
ィスク駆動装置においてレーザ光の明暗により読み取ら
れる。また、MO領域2内のデータはユーザ側でコンピ
ュータシステムの制御を受けたディスク駆動装置により
記録される。ディスクの全体は、図示しない框体を成す
ジャケット内に収容されている。
【0017】図2は、図1のP−ROM型光磁気ディス
クについて、その使用開始後における各領域のデータ配
置を模式的に例示する。ROM領域1には、外周側から
順に、ディスク管理のために使用されるディスクリプタ
が記録されたエリア11、ROM領域の情報をMO領域
にコピーするための手順及び位置情報等を与える情報が
記録されたエリアITB12、未使用エリアを成すフィ
ラー13、初期ファイル管理情報が記録されたエリア1
4、ファイル修復デバイスドライバ・ソフトウエアが記
録されたエリア15、及び、アプリケーション・ソフト
ウエアを成す故障程度診断プログラムが記録されたエリ
ア16が配置されている。なお、これらに加えて他の情
報を記録することもできる。
【0018】初期ファイル管理情報エリア14には、オ
リジナルのブート情報、FAT情報、及びディレクトリ
情報等が記録されている。これらは、光磁気ディスクの
使用開始時に使用されるエリア管理用データで、コンピ
ュータが光磁気ディスクの各エリアにアクセスするため
の論理アクセス情報を与える。初期ファイル管理情報
は、この光磁気ディスクのフォーマット後は、ディスク
リプタ11と共にMO領域2内にコピーされる。その後
はMO領域2内のフォーマット後ファイル管理情報が使
用されるため、ROM領域1内の初期ファイル管理情報
は利用されない。
【0019】書換え可能なMO領域2には、その最も内
周側に、ROM領域からコピーされたディスクリプタの
エリア23及びフォーマット後ファイル管理情報(以
下、単にファイル管理情報と呼ぶ)のエリア22が配置
されており、その他のエリア21にユーザにとって実際
に必要なデータファイルが記録される。エリア22のフ
ァイル管理情報のデータは、初期ファイル管理情報エリ
ア14のデータと、ユーザ側でその後コンピュータシス
テムにより記録された個々のデータファイルの管理デー
タとを含んでいる。
【0020】ファイル管理情報は、コンピュータに対
し、この光磁気ディスクのROM領域1及びMO領域2
全体のファイルに関する情報を与え、ブート情報、FA
T情報、及びディレクトリ情報等から成る。ブート情報
は光磁気ディスクのセクタサイズ等の物理的な情報を与
え、ディレクトリ情報はファイルの目次に類する情報、
例えば特定のデータファイルが記録されているセクタの
最初のセクタ番号を与える。また、FAT情報は、その
特定のデータファイルの全体が記録されたセクタ番号に
関する情報を与える。光磁気ディスクの全てのファイ
ル、データに関する情報は、このファイル管理情報に記
録されており、コンピュータは、このファイル管理情報
のデータに基づいて、所望のデータに論理アクセスす
る。
【0021】エリア15のファイル修復デバイスドライ
バは、コンピュータシステムの起動後は、主記憶装置内
にそのファイル内容がコピーされており、コンピュータ
システムの電源が投入されている間はこの主記憶装置内
に常駐する。エリア16の故障程度診断プログラムは、
ファイル修復が必要になった時点でファイル修復デバイ
スドライバの機能によりコンピュータに起動されて、破
壊されたファイル管理情報のその故障の程度或いは範囲
の診断を行う指令を与える。
【0022】図3は、ファイル修復を行う際の処理ルー
チンを説明するためのフローチャートである。例えば対
話型のコンピュータが起動されると、光磁気ディスク
は、ファイル修復デバイスドライバの存在のためにコン
ピュータに認識される。ファイル修復デバイスドライバ
は、コンピュータの主記憶装置内にコピーされてその内
部に常駐することで、コンピュータシステムの作業環境
下に置かれる(ステップS1)。
【0023】ファイル修復デバイスドライバは、まず、
コンピュータに対し定期的にファイル管理情報エリア2
2のデータのバックアップファイルを作るように指令す
る(ステップS2)。バックアップデータファイルは、
書換え可能データエリア21内に配置され、ファイル管
理情報が更新される度毎に順次上書きされて、常に最新
のファイル管理情報エリア22のバックアップデータが
残される。
【0024】ファイル管理情報の破壊は、例えば、その
データ更新時に過って光磁気ディスクをディスク駆動装
置からイジェクトする等の誤操作のために発生する。こ
の場合、その後光磁気ディスクを駆動装置に再挿入する
と、ファイル管理情報が全く読み出せない、或いはファ
イル管理情報の内容に論理的な矛盾が生じている等によ
り、ファイル管理情報の破壊がオペレーション・システ
ムの機能により検出される。
【0025】コンピュータが、ファイル管理情報の壊れ
た旨を検出すると(ステップS3)、ファイル修復デバ
イスドライバの指令により、まずコンピュータのディス
プレイ画面上に、例えば、「ファイルが壊れました。修
復しますか?。」という旨の表示を行う(ステップS
4)。
【0026】ファイルを修復する旨の指示がユーザから
与えられると(ステップS5)、ファイル修復デバイス
ドライバの指令により、コンピュータシステムは、光磁
気ディスク上のデータに対するアクセスモードを、それ
までの論理アクセスモードから、物理アクセスモードに
切り換える(ステップS6)。この切換えに引き続き又
は切換えと同時に、コンピュータは、デバイスドライバ
の指令により、故障程度診断プログラムを起動する(ス
テップS7)。なお、ステップS5でファイルを修復し
ない旨の指令が与えられると、ファイル管理情報の修復
を行わないで、そのまま処理を終了する。
【0027】物理アクセスモードにより、ROM領域及
びMO領域の双方の各エリアが、例えば外周側から順次
アクセスされる。アクセスされたエリアから得られた各
データを調べ、ファイル管理情報のバックアップデータ
か否かを判別することにより、ファイル管理情報のバッ
クアップデータを捜し出す(ステップS8)。次に、故
障程度診断プログラムにより、例えば、標準のファイル
管理情報と破壊されている現状のファイル管理情報とを
比較する、或いは、各データについて所定の論理演算を
行ってその結果が所定値と比較される等の様々な手法に
より、ファイル管理情報のデータの故障の程度が診断さ
れる(ステップS9)。故障程度の診断は、ボリューム
情報、FAT情報、ディレクトリ情報等の夫々について
行われる。
【0028】故障程度の診断で壊れていると判断された
ファイル管理情報のデータ部分が、最新のバックアップ
データファイルの対応するデータ部分からのコピーによ
り書き換えられる(ステップS10)。その結果、破壊
以前の最新のバックアップデータが、ファイル管理情報
として再生される。このようにしてファイル管理情報が
修復されると、コンピュータは、ディスプレイ画面上に
「ファイル修復完了」のメッセージを表示し、故障程度
診断プログラムを終了する。その後、ステップS2に戻
り、ユーザが意識することなく、再びファイル管理情報
の破壊に備えてバックアップデータが定期的に作成され
る。
【0029】ファイル修復のためのプログラムは、例え
ば200K〜300Kバイト程度の比較的小さなメモリ
量で足りるので、実質的に、P−ROM型光磁気ディス
クのMO部分の領域面積を犠牲にすることはない。ま
た、P−ROM部分の記録は、エンボス加工による凹凸
ピットデータであるので、このデータがユーザにより誤
って消されることもない。
【0030】また、上記実施例では、故障程度診断プロ
グラムを、ファイル修復デバイスドライバ・ソフトウエ
アとは別のアプリケーション・ソフトウエアとすること
により、コンピュータの主記憶装置内に常駐するデータ
量を少なくして、使用される主記憶装置のメモリ量を小
さく抑えている。
【0031】上記実施例のP−ROM型光磁気ディスク
を、特に対話型のコンピュータシステムの外部記憶装置
に使用すると、この磁気ディスクを単にその駆動装置に
挿入するのみで、ファイル修復デバイスドライバをオペ
レーション・システムの作業環境下に置くことができ
る。このため、その後コンピュータシステムの電源を切
らない限り、ユーザがファイルの修復について特に意識
をしなくとも、自動的にファイル管理情報の破壊が検出
されて、その修復が可能になる。
【0032】使用するコンピュータシステムが対話型の
コンピュータシステムでない場合には、ファイル修復デ
バイスドライバをコンピュータシステムに組み込む旨を
環境ファイルに記述することで、コンピュータシステム
の立ち上げ時にファイル修復デバイスドライバを主記憶
装置内に常駐させる。
【0033】上記実施例において、P−ROM型光磁気
ディスクをその駆動装置から取り出した後、コンピュー
タの電源をOFFとした場合には、その後コンピュータ
の電源をONとしても、ファイル修復デバイスドライバ
はコンピュータシステムの作業環境下にはない。このた
め、その後、ファイル管理情報が壊れた光磁気ディスク
をその駆動装置に挿入しても、ROM領域のファイル修
復デバイスドライバに論理アクセスすることもできず、
ファイル修復を行うことが出来ない。
【0034】このような場合にもファイル修復を可能と
するためには、例えば、ファイル修復デバイスドライバ
と故障程度診断プログラムとを一体のプログラムとして
構成する。かかるファイル修復デバイスドライバを有
し、且つファイル管理情報が壊れていない別のP−RO
M型光磁気ディスクを一旦ディスク駆動装置に挿入して
コンピュータを起動する。このようにして、ファイル修
復デバイスドライバをコンピュータの主記憶装置に常駐
させた後、ファイル管理情報を修復すべきP−ROM型
光磁気ディスクに取り替えてファイル管理情報の修復を
行う。
【0035】また、他の方法として、情報記録媒体に対
して物理アクセスを可能とするプログラムをコンピュー
タの主記憶装置に常駐させることにより、ROM領域に
記録されているファイル修復デバイスドライバをこの論
理アクセスにより捜し出すことも出来る。
【0036】従来、フロッピーディスク或いは光磁気デ
ィスクでは、ユーザの操作ミス等によりファイル管理情
報が破壊されて、ディスク全体のデータファイルがアク
セス不可能となる事例がしばしば報告されている。本発
明の情報記録媒体では、前記の如く、ユーザがファイル
管理情報の破壊によるファイルの喪失を意識することな
く、自動的にファイル故障が検出されて、その修復が可
能となる。特に光磁気ディスクの場合には、記録できる
データ量が大きいので、本発明により得られる利益が大
きい。
【0037】なお、上記実施例では、情報記録媒体がP
−ROM型光磁気ディスクである例を説明したが、本発
明の情報記録媒体は、必ずしもP−ROM型光磁気ディ
スクには限定されず、メディア交換可能なP−ROM型
の情報記録媒体に応用することができる。
【0038】また、上記実施例では、ファイル管理情報
の破壊の検出をコンピュータのオペレーション・システ
ムの機能により行う例を説明したが、これとは異なり、
破壊の検出をファイル修復デバイスドライバの機能によ
り行うことも可能である。この場合には、どこまでの故
障をファイル管理情報の破壊として検出するかをデバイ
スドライバ側で決めることが出来る。
【0039】ファイル修復における各命令の内、どの命
令をアプリケーション・ソフトウエアに分けて組み込む
かは、デバイスドライバ・ソフトウエアにより使用され
る主記憶装置のメモリ量を勘案して定める。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報記録
媒体によると、ユーザがファイルの破壊を意識すること
なく、情報記録媒体自体の機能によりファイル管理情報
の破壊の検出が可能なため、ユーザに負担を与えること
なくファイル故障の修復ができ、情報記録媒体に対する
ユーザの信頼を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報記録媒体を成すP−R
OM型光磁気ディスクの構造を示す斜視図。
【図2】図1の実施例の光磁気ディスクにおけるデータ
の配置を例示するブロック図。
【図3】ファイル管理情報の修復の処理ルーチンを示す
フローチャート。
【符号の説明】
1:ROM(読出し専用記憶)領域 14:初期ファイル管理情報エリア 15:ファイル修復デバイスドライバエリア 16:故障程度診断プログラムエリア 2:MO(光磁気記録)領域 21:書換え可能なデータファイルのエリア 22:ファイル管理情報エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−112325(JP,A) 実開 平4−36639(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 G11B 13/00 G11B 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書換え可能なデータ記録領域及び読出し
    専用記憶領域から成る情報記録領域を備える、コンピュ
    ータのためのメディア交換可能なP−ROM型の情報記
    録媒体であって、 前記情報記録領域の論理アクセスに使用され、前記情報
    記録媒体に記録されるファイル管理情報を修復する修復
    プログラムの少なくとも一部を、デバイスドライバ・ソ
    フトウエアとして前記読出し専用記憶領域に記録したこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ファイル管理情報を修復するプログ
    ラムが、 前記ファイル管理情報のバックアップデータを、定期的
    に前記データ記録領域内に記録する指令と、 前記ファイル管理情報の破壊が検知されたときに、前記
    情報記録領域に対するアクセスを前記論理アクセスから
    物理アクセスに切り換える指令と、 前記物理アクセスにより前記バックアップデータを捜し
    出す指令と、 前記バックアップデータの少なくとも一部のデータによ
    り前記ファイル管理情報の対応するデータを上書きする
    指令とを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ファイル管理情報を修復するプログ
    ラムの一部を、アプリケーション・ソフトウエアとして
    前記読出し専用記憶領域に記録したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記読出し専用記憶領域の情報が光学的
    に読出し可能であり、前記データ記録領域が書換え可能
    な光磁気記録領域であることを特徴とする請求項1乃至
    3の一に記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記読出し専用記憶領域がディスクの外
    周側に配置されることを特徴とする請求項1乃至4の一
    に記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記読出し専用記憶領域の情報がエンボ
    ス加工によるディスクの凹凸面として形成されることを
    特徴とする請求項1乃至5の一に記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の一に記載の情報記録媒
    体を初期化する方法であって、 前記読出し専用記憶領域に記録されたディスク管理のた
    めの情報を与えるディスクリプタ及び論理アクセス情報
    を与える初期管理情報を、初期化に際して前記データ記
    録領域にコピーすることを特徴とする情報記録媒体の初
    期化方法。
  8. 【請求項8】 書換え可能なデータ記録領域と、ディス
    ク管理のための情報を与えるディスクリプタと論理アク
    セス情報を与える初期管理情報とを少なくとも記録した
    読出し専用記憶領域とを有する、メディア交換可能な情
    報記録媒体を初期化する方法において、 初期化に際して前記ディスクリプタ及び初期管理情報を
    前記データ記録領域にコピーすることを特徴とする情報
    記録媒体の初期化方法。
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