JP3194887B2 - オイルコントロールバルブのダミープラグ - Google Patents
オイルコントロールバルブのダミープラグInfo
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- JP3194887B2 JP3194887B2 JP12546297A JP12546297A JP3194887B2 JP 3194887 B2 JP3194887 B2 JP 3194887B2 JP 12546297 A JP12546297 A JP 12546297A JP 12546297 A JP12546297 A JP 12546297A JP 3194887 B2 JP3194887 B2 JP 3194887B2
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- Japan
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- oil
- valve
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブタイミング
制御装置のオイルコントロールバルブが配設される軸受
キャップのバルブ装着穴に、オイルコントロールバルブ
に代えて装着されるダミープラグに関するものである。
制御装置のオイルコントロールバルブが配設される軸受
キャップのバルブ装着穴に、オイルコントロールバルブ
に代えて装着されるダミープラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの運転時にバルブの開閉時期を
可変するバルブタイミング制御装置を備えたエンジン
は、例えば特開平2−67407号公報や特開平7−1
39327号公報等により知られている。
可変するバルブタイミング制御装置を備えたエンジン
は、例えば特開平2−67407号公報や特開平7−1
39327号公報等により知られている。
【0003】この種バルブタイミング制御装置付きエン
ジンにおいては、バルブタイミング制御装置のアクチュ
エータが排気側又は吸気側のカム軸の第1軸受部に配設
され、このアクチュエータに対するオイルの供給制御を
行うオイルコントロールバルブ(以下、OCVと略称す
る)が第1軸受部の軸受キャップに配設されている。
ジンにおいては、バルブタイミング制御装置のアクチュ
エータが排気側又は吸気側のカム軸の第1軸受部に配設
され、このアクチュエータに対するオイルの供給制御を
行うオイルコントロールバルブ(以下、OCVと略称す
る)が第1軸受部の軸受キャップに配設されている。
【0004】軸受キャップにはオイルポンプから供給さ
れたオイルをOCVの入口に導くオイル導入通路と、O
CVの進角出口をアクチュエータの進角室に連通する進
角用通路と、OCVの遅角出口をアクチュエータの遅角
室に連通する遅角用通路が設けられている。そして、O
CVによってアクチュエータの進角室又は遅れ角室にオ
イルを供給し、又は遮断することによってバルブタイミ
ングを可変するように構成されている。
れたオイルをOCVの入口に導くオイル導入通路と、O
CVの進角出口をアクチュエータの進角室に連通する進
角用通路と、OCVの遅角出口をアクチュエータの遅角
室に連通する遅角用通路が設けられている。そして、O
CVによってアクチュエータの進角室又は遅れ角室にオ
イルを供給し、又は遮断することによってバルブタイミ
ングを可変するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バルブタイ
ミング制御装置を搭載したエンジンにおいては、上記の
ようにカム軸の第1軸受部にアクチュエータ及びOCV
を配設するように構成されているが、バルブタイミング
制御装置を搭載しない通常のエンジンではアクチュエー
タ及びOCVが不要であり、その場合第1軸受の軸受キ
ャップをそのまま用いてアクチュエータ及びOCVを無
くすと、オイルが流出してしまうとともに第1軸受部の
潤滑ができないことになる。一方、通常のエンジン用に
シリンダヘッドや第1軸受の軸受キャップを別仕様にす
ると、コスト高になるという問題がある。
ミング制御装置を搭載したエンジンにおいては、上記の
ようにカム軸の第1軸受部にアクチュエータ及びOCV
を配設するように構成されているが、バルブタイミング
制御装置を搭載しない通常のエンジンではアクチュエー
タ及びOCVが不要であり、その場合第1軸受の軸受キ
ャップをそのまま用いてアクチュエータ及びOCVを無
くすと、オイルが流出してしまうとともに第1軸受部の
潤滑ができないことになる。一方、通常のエンジン用に
シリンダヘッドや第1軸受の軸受キャップを別仕様にす
ると、コスト高になるという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、バル
ブタイミング制御装置を搭載したエンジン仕様のシリン
ダヘッド及び軸受キャップをそのままバルブタイミング
制御装置を搭載しない通常のエンジンで使用できるよう
にするオイルコントロールバルブのダミープラグを提供
することを目的とする。
ブタイミング制御装置を搭載したエンジン仕様のシリン
ダヘッド及び軸受キャップをそのままバルブタイミング
制御装置を搭載しない通常のエンジンで使用できるよう
にするオイルコントロールバルブのダミープラグを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バルブタイミ
ング制御装置のオイルコントロールバルブが配設される
軸受キャップのバルブ装着穴に、オイルコントロールバ
ルブに代えて装着されるダミープラグであって、軸受キ
ャップに対する固定部からバルブ装着穴に挿入嵌合され
る嵌合部を突設し、その嵌合部に、バルブ装着穴に開口
するオイル入口と進角用通路開口又は遅角用通路開口を
連通するオリフィス機能を有するオイル通路を形成し、
嵌合部の基部外周にシール材を配設したものである。
ング制御装置のオイルコントロールバルブが配設される
軸受キャップのバルブ装着穴に、オイルコントロールバ
ルブに代えて装着されるダミープラグであって、軸受キ
ャップに対する固定部からバルブ装着穴に挿入嵌合され
る嵌合部を突設し、その嵌合部に、バルブ装着穴に開口
するオイル入口と進角用通路開口又は遅角用通路開口を
連通するオリフィス機能を有するオイル通路を形成し、
嵌合部の基部外周にシール材を配設したものである。
【0008】このような構成によると、バルブタイミン
グ制御装置を搭載しない仕様のエンジンの場合に、この
ダミープラグの嵌合部を軸受キャップのバルブ装着穴に
挿入嵌合し、固定部にて軸受キャップに固定することに
よって、嵌合部の基部外周のシール材にてオイルの流出
を防止できるとともに、オイル入口まで導入されたオイ
ルがオリフィス機能を有するオイル通路にて所要流量に
制限されて進角用通路開口又は遅角用通路開口を通って
バルブタイミング制御装置のアクチュエータが配設され
ていた軸受部に供給されてその潤滑が確保される。従っ
て、バルブタイミング制御装置を搭載しない仕様のエン
ジンの場合にも同一仕様のシリンダヘッド及び軸受キャ
ップをそのまま用いることができる。
グ制御装置を搭載しない仕様のエンジンの場合に、この
ダミープラグの嵌合部を軸受キャップのバルブ装着穴に
挿入嵌合し、固定部にて軸受キャップに固定することに
よって、嵌合部の基部外周のシール材にてオイルの流出
を防止できるとともに、オイル入口まで導入されたオイ
ルがオリフィス機能を有するオイル通路にて所要流量に
制限されて進角用通路開口又は遅角用通路開口を通って
バルブタイミング制御装置のアクチュエータが配設され
ていた軸受部に供給されてその潤滑が確保される。従っ
て、バルブタイミング制御装置を搭載しない仕様のエン
ジンの場合にも同一仕様のシリンダヘッド及び軸受キャ
ップをそのまま用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバルブコントロー
ルバルブのダミープラグの一実施形態について、図1〜
図6を参照して説明する。
ルバルブのダミープラグの一実施形態について、図1〜
図6を参照して説明する。
【0010】まず、バルブタイミング制御装置の構成を
図1を参照して説明する。1はシリンダヘッド、2は排
気側のカム軸で、その前端にカムプーリ3が固定されて
いる。カムプーリ3はタイミングベルトを介してクラン
ク軸と同期回転するように構成されている。4はシリン
ダヘッド1の前端部でカム軸2を回転自在に支持する排
気側の第1軸受部である。5は軸受キャップであり、そ
のキャップ部5aが第1軸受部4上に接合されて軸受が
構成されている。6は排気側の第2軸受部である。
図1を参照して説明する。1はシリンダヘッド、2は排
気側のカム軸で、その前端にカムプーリ3が固定されて
いる。カムプーリ3はタイミングベルトを介してクラン
ク軸と同期回転するように構成されている。4はシリン
ダヘッド1の前端部でカム軸2を回転自在に支持する排
気側の第1軸受部である。5は軸受キャップであり、そ
のキャップ部5aが第1軸受部4上に接合されて軸受が
構成されている。6は排気側の第2軸受部である。
【0011】7は、第1軸受部4と第2軸受部6の間で
カム軸2の外周に配設されたバルブタイミング制御装置
におけるロータリーシリンダ方式のアクチュエータであ
り、外周のローター部8がカム軸2に対して所定角度範
囲で回転位置を可変できるように構成されている。9は
ローター部8に固定されたギヤであり、吸気側のカム軸
(図示せず)に固定された同一歯数とピッチ円径のシザ
ーズギヤと噛合され、排気側と吸気側のカム軸を上記ア
クチュエータ7にてそれらの回転位相を可変できる状態
で同期回転するように構成されている。
カム軸2の外周に配設されたバルブタイミング制御装置
におけるロータリーシリンダ方式のアクチュエータであ
り、外周のローター部8がカム軸2に対して所定角度範
囲で回転位置を可変できるように構成されている。9は
ローター部8に固定されたギヤであり、吸気側のカム軸
(図示せず)に固定された同一歯数とピッチ円径のシザ
ーズギヤと噛合され、排気側と吸気側のカム軸を上記ア
クチュエータ7にてそれらの回転位相を可変できる状態
で同期回転するように構成されている。
【0012】カム軸2の前端部には、アクチュエータ7
の進角室と遅角室(図2参照)にそれぞれオイルを供給
する第1のオイル通路11と第2のオイル通路12がそ
の軸芯位置と偏芯した位置とに軸芯方向に沿って穿孔さ
れている。これらオイル通路11、12は、アクチュエ
ータ7に対向する部分で径方向の通孔11a、12aに
接続され、これら通孔11a、12aを介してアクチュ
エータ7の進角室導入口10aと遅角室導入口10bに
連通されている。また、これらオイル通路11、12は
第1軸受部4及びキャップ部5aに対向する部分で径方
向の通孔11b、12bに接続され、これら通孔11
b、12bを介して軸受キャップ5に形成されている進
角用通路13と遅角用通路14にそれぞれ連通されてい
る。
の進角室と遅角室(図2参照)にそれぞれオイルを供給
する第1のオイル通路11と第2のオイル通路12がそ
の軸芯位置と偏芯した位置とに軸芯方向に沿って穿孔さ
れている。これらオイル通路11、12は、アクチュエ
ータ7に対向する部分で径方向の通孔11a、12aに
接続され、これら通孔11a、12aを介してアクチュ
エータ7の進角室導入口10aと遅角室導入口10bに
連通されている。また、これらオイル通路11、12は
第1軸受部4及びキャップ部5aに対向する部分で径方
向の通孔11b、12bに接続され、これら通孔11
b、12bを介して軸受キャップ5に形成されている進
角用通路13と遅角用通路14にそれぞれ連通されてい
る。
【0013】軸受キャップ5には、アクチュエータ7の
上方に位置するようにOCV15の装着部16が設けら
れ、この装着部16から第1軸受部4上のキャップ部5
aに向けて、内部に進角用通路13と遅角用通路14を
形成したオイル通路形成部材17が斜め下方に延出され
ている。
上方に位置するようにOCV15の装着部16が設けら
れ、この装着部16から第1軸受部4上のキャップ部5
aに向けて、内部に進角用通路13と遅角用通路14を
形成したオイル通路形成部材17が斜め下方に延出され
ている。
【0014】OCV15は、図2に示すように、電磁コ
イル18にて3位置に移動可能なプランジャー19にて
スリーブ20内に移動可能に配設されたスプール弁21
を進角位置と遅角位置と遮断位置に位置切り換えするよ
うに構成されている。スリーブに20には、中央の入口
22と、その両側の進角出口23と遅角出口24と、そ
の両側の進角側ドレーン口25と遅角側ドレーン口26
とが設けられ、さらに最外側にサブドレーン口27、2
8が設けられている。29はスプール弁21をプランジ
ャー19に向けて付勢するばねである。そして、スプー
ル弁21が進角位置に位置したとき、入口22と進角出
口23が連通するとともに遅角出口24と遅角側ドレー
ン口26が連通し、オイルを進角室に供給するとともに
遅角室から排出してアクチュエータ7を進角側に動作さ
せ、スプール弁21が遅角位置に位置したとき、入口2
2と遅角出口24が連通するとともに進角出口23と進
角側ドレーン口25が連通してアクチュエータ7を遅角
側に動作させ、スプール弁21が遮断位置に位置したと
き進角出口23及び遅角出口24を遮断してアクチュエ
ータ7をその動作位置に保持するように構成されてい
る。
イル18にて3位置に移動可能なプランジャー19にて
スリーブ20内に移動可能に配設されたスプール弁21
を進角位置と遅角位置と遮断位置に位置切り換えするよ
うに構成されている。スリーブに20には、中央の入口
22と、その両側の進角出口23と遅角出口24と、そ
の両側の進角側ドレーン口25と遅角側ドレーン口26
とが設けられ、さらに最外側にサブドレーン口27、2
8が設けられている。29はスプール弁21をプランジ
ャー19に向けて付勢するばねである。そして、スプー
ル弁21が進角位置に位置したとき、入口22と進角出
口23が連通するとともに遅角出口24と遅角側ドレー
ン口26が連通し、オイルを進角室に供給するとともに
遅角室から排出してアクチュエータ7を進角側に動作さ
せ、スプール弁21が遅角位置に位置したとき、入口2
2と遅角出口24が連通するとともに進角出口23と進
角側ドレーン口25が連通してアクチュエータ7を遅角
側に動作させ、スプール弁21が遮断位置に位置したと
き進角出口23及び遅角出口24を遮断してアクチュエ
ータ7をその動作位置に保持するように構成されてい
る。
【0015】軸受キャップ5におけるOCV15の装着
部16には、図3、図4、図5に示すように、OCV1
5のスリーブ20を挿入嵌合するバルブ装着穴30が設
けられるとともに、その上部にオイルポンプに接続され
たオイル供給管の先端のジョイントを螺合させる接続口
31が設けられ、この接続口31からバルブ装着穴30
に向けて貫通するオイル入口32が設けられている。こ
のオイル入口32はOCV15の入口22と合致する位
置に穿孔されている。32aは接続口31の上端壁を貫
通してオイル入口32を形成した後接続口31の上端壁
にできた穴を閉鎖するボールである。
部16には、図3、図4、図5に示すように、OCV1
5のスリーブ20を挿入嵌合するバルブ装着穴30が設
けられるとともに、その上部にオイルポンプに接続され
たオイル供給管の先端のジョイントを螺合させる接続口
31が設けられ、この接続口31からバルブ装着穴30
に向けて貫通するオイル入口32が設けられている。こ
のオイル入口32はOCV15の入口22と合致する位
置に穿孔されている。32aは接続口31の上端壁を貫
通してオイル入口32を形成した後接続口31の上端壁
にできた穴を閉鎖するボールである。
【0016】また、バルブ装着穴30の下部の前方寄り
でかつオイル入口32の両側の位置には、進角用通路1
3と遅角用通路14の上端の進角用通路開口33と遅角
用通路開口34が位置しており、かつこれらの通路開口
33、34はOCV15の進角出口23と遅角出口24
に合致する位置に開口されている。また、バルブ装着穴
30の下部の後方寄りでかつ通路開口33、34の両側
の位置には、進角側ドレーン口25と遅角側ドレーン口
26にそれぞれ合致するように進角側ドレーン開口35
と遅角側ドレーン開口36が形成されている。また、バ
ルブ装着穴30の下端でかつドレーン開口35、36の
両側の位置にサブドレーン口27、28にそれぞれ合致
するようにサブドレーン開口37、38が形成されてい
る。さらに、ドレーン開口35、36は後方側に膨出形
成された排出空間39を経て軸受キャップ5内の下部空
間に開放され、サブドレーン開口37、38はそのまま
軸受キャップ5内に開放されている。
でかつオイル入口32の両側の位置には、進角用通路1
3と遅角用通路14の上端の進角用通路開口33と遅角
用通路開口34が位置しており、かつこれらの通路開口
33、34はOCV15の進角出口23と遅角出口24
に合致する位置に開口されている。また、バルブ装着穴
30の下部の後方寄りでかつ通路開口33、34の両側
の位置には、進角側ドレーン口25と遅角側ドレーン口
26にそれぞれ合致するように進角側ドレーン開口35
と遅角側ドレーン開口36が形成されている。また、バ
ルブ装着穴30の下端でかつドレーン開口35、36の
両側の位置にサブドレーン口27、28にそれぞれ合致
するようにサブドレーン開口37、38が形成されてい
る。さらに、ドレーン開口35、36は後方側に膨出形
成された排出空間39を経て軸受キャップ5内の下部空
間に開放され、サブドレーン開口37、38はそのまま
軸受キャップ5内に開放されている。
【0017】なお、図3、図4において、5bは吸気側
のカム軸を回転自在に支持する第1軸受部のキャップ部
であり、5cはバルブ装着穴30に挿入嵌合したOCV
15を固定するために設けられた固定用ボスである。
のカム軸を回転自在に支持する第1軸受部のキャップ部
であり、5cはバルブ装着穴30に挿入嵌合したOCV
15を固定するために設けられた固定用ボスである。
【0018】ところで、バルブタイミング制御装置を搭
載しないエンジンにおいては、アクチュエータ7とOC
V15を配設せず、バルブ装着穴30にOCV15に代
えて図6に示すようなダミープラグ40が装着される。
このダミープラグ40は、バルブ装着穴30に挿入嵌合
される円筒状の嵌合部41と、OCV15のソレノイド
部に相当する大径筒部42と、その外周に突設された固
定フランジ43とを有する合成樹脂成形品にて構成され
ており、その固定フランジ43を軸受キャップ5に設け
られた固定用ボス5cにボルト固定して装着するように
構成されている。44はボルト穴で、金属製のスリーブ
44aを嵌着して構成されている。
載しないエンジンにおいては、アクチュエータ7とOC
V15を配設せず、バルブ装着穴30にOCV15に代
えて図6に示すようなダミープラグ40が装着される。
このダミープラグ40は、バルブ装着穴30に挿入嵌合
される円筒状の嵌合部41と、OCV15のソレノイド
部に相当する大径筒部42と、その外周に突設された固
定フランジ43とを有する合成樹脂成形品にて構成され
ており、その固定フランジ43を軸受キャップ5に設け
られた固定用ボス5cにボルト固定して装着するように
構成されている。44はボルト穴で、金属製のスリーブ
44aを嵌着して構成されている。
【0019】嵌合部41の外周には、オイル入口32と
進角用通路開口33又は遅角用通路開口34を連通させ
るようにスパイラル円弧状のオイル通路45が形成され
ている。このオイル通路45は、オリフィス機能を有す
るように細溝にて構成されている。また、嵌合部41の
基部外周にはシール溝46が形成され、Oリングなどの
シール材47が装着されている。48は筒状の嵌合部4
1の基部内周に設けられた閉鎖壁である。
進角用通路開口33又は遅角用通路開口34を連通させ
るようにスパイラル円弧状のオイル通路45が形成され
ている。このオイル通路45は、オリフィス機能を有す
るように細溝にて構成されている。また、嵌合部41の
基部外周にはシール溝46が形成され、Oリングなどの
シール材47が装着されている。48は筒状の嵌合部4
1の基部内周に設けられた閉鎖壁である。
【0020】以上の構成によると、バルブタイミング制
御装置を搭載しない仕様のエンジンの場合に、ダミープ
ラグ40の嵌合部41を軸受キャップ5のバルブ装着穴
30に挿入嵌合し、固定フランジ43を軸受キャップ5
の固定用ボス5cにボルト固定することによって、嵌合
部41の基部外周のシール材47にてオイルの流出を防
止できるとともに、オイル入口32まで導入されたオイ
ルが嵌合部41外周のオリフィス機能を有するオイル通
路45にて所要流量に制限されて進角用通路13又は遅
角用通路14を通って第1軸受4に供給され、その潤滑
が確保される。
御装置を搭載しない仕様のエンジンの場合に、ダミープ
ラグ40の嵌合部41を軸受キャップ5のバルブ装着穴
30に挿入嵌合し、固定フランジ43を軸受キャップ5
の固定用ボス5cにボルト固定することによって、嵌合
部41の基部外周のシール材47にてオイルの流出を防
止できるとともに、オイル入口32まで導入されたオイ
ルが嵌合部41外周のオリフィス機能を有するオイル通
路45にて所要流量に制限されて進角用通路13又は遅
角用通路14を通って第1軸受4に供給され、その潤滑
が確保される。
【0021】従って、バルブタイミング制御装置を搭載
しない仕様のエンジンの場合にも同一仕様のシリンダヘ
ッド1及び軸受キャップ5をそのまま用いることができ
る。
しない仕様のエンジンの場合にも同一仕様のシリンダヘ
ッド1及び軸受キャップ5をそのまま用いることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明のオイルコントロールバルブのダ
ミープラグによれば、以上のようにこのダミープラグの
嵌合部を軸受キャップのバルブ装着穴に挿入嵌合し、固
定部にて軸受キャップに固定することによって、嵌合部
の基部外周のシール材にてオイルの流出を防止でき、か
つオイル入口まで導入されたオイルがオリフィス機能を
有するオイル通路にて所要流量に制限されて進角用通路
開口又は遅角用通路開口を通ってバルブタイミング制御
装置のアクチュエータが配設されていた軸受部に供給さ
れてその潤滑が確保されるので、バルブタイミング制御
装置を搭載しない仕様のエンジンの場合にも同一仕様の
シリンダヘッド及び軸受キャップをそのまま用いること
ができる。
ミープラグによれば、以上のようにこのダミープラグの
嵌合部を軸受キャップのバルブ装着穴に挿入嵌合し、固
定部にて軸受キャップに固定することによって、嵌合部
の基部外周のシール材にてオイルの流出を防止でき、か
つオイル入口まで導入されたオイルがオリフィス機能を
有するオイル通路にて所要流量に制限されて進角用通路
開口又は遅角用通路開口を通ってバルブタイミング制御
装置のアクチュエータが配設されていた軸受部に供給さ
れてその潤滑が確保されるので、バルブタイミング制御
装置を搭載しない仕様のエンジンの場合にも同一仕様の
シリンダヘッド及び軸受キャップをそのまま用いること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態のダミープラグを適用する
バルブタイミング制御装置の縦断側面図である。
バルブタイミング制御装置の縦断側面図である。
【図2】オイルコントロールバルブの構成を示す断面図
である。
である。
【図3】オイルコントロールバルブが配設される軸受キ
ャップの平面図である。
ャップの平面図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】ダミープラグを示し、(a)は縦断面図、
(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のC−C矢視
断面図である。
(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のC−C矢視
断面図である。
5 軸受キャップ 13 進角用通路 14 遅角用通路 15 OCV 30 バルブ装着穴 32 オイル入口 33 進角用通路開口 34 遅角用通路開口 40 ダミープラグ 41 嵌合部 43 固定フランジ 45 オイル通路 47 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブタイミング制御装置のオイルコン
トロールバルブが配設される軸受キャップのバルブ装着
穴に、オイルコントロールバルブに代えて装着されるダ
ミープラグであって、軸受キャップに対する固定部から
バルブ装着穴に挿入嵌合される嵌合部を突設し、その嵌
合部に、バルブ装着穴に開口するオイル入口と進角用通
路開口又は遅角用通路開口を連通するオリフィス機能を
有するオイル通路を形成し、嵌合部の基部外周にシール
材を配設したことを特徴とするオイルコントロールバル
ブのダミープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12546297A JP3194887B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | オイルコントロールバルブのダミープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12546297A JP3194887B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | オイルコントロールバルブのダミープラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317924A JPH10317924A (ja) | 1998-12-02 |
JP3194887B2 true JP3194887B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=14910695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12546297A Expired - Fee Related JP3194887B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | オイルコントロールバルブのダミープラグ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3194887B2 (ja) |
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