JP3194623U

JP3194623U - 飲料カップ構造

Info

Publication number: JP3194623U
Application number: JP2014004819U
Authority: JP
Inventors: 陳昶宏
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-11-21
Filing date: 2014-09-09
Publication date: 2014-12-04
Anticipated expiration: 2024-09-09
Also published as: US20150136767A1; TWM472678U

Abstract

【課題】２種類の飲み物を収容することが可能な飲料カップ構造を提供する。【解決手段】飲料カップ構造は、カップ１０及び封緘口フィルム２０を備える。カップ１０は、両側が折り曲げられて逆Ｖ字状に形成された隔板１１を有する。隔板１１の側端には、カップ底部１２がそれぞれ水平に接続され、２つのカップ底部１２の周縁が上方へ延びて形成されたカップ本体１３と隔板１１との組み合わせにより、互いに独立した収容空間１４がカップ１０の両側に形成される。カップ本体１３上方の開口部には、隔板１１と等しい高さにカップ縁部１５が形成され、カップ縁部１５が封緘口フィルム２０により覆われ、２つの収容空間１４に飲み物が収容されて密封される。隔板１１の下部が折り曲げられて、２つのカップ本体１３の下部に切欠きが形成される。切欠きによりカップが積み重ねられる。【選択図】図２

Description

本考案は、飲料カップ構造に関するものであり、さらに詳しくは、２種類の飲料を収容することが可能な飲料カップ構造に関するものである。

携帯の利便性及びコストを考慮し、飲料を販売したり携帯したりする際には紙製又はプラスチック製の飲料カップが使用されるが、１つの飲料カップには１種類の飲料しか収容できないため、使用者が別の飲料を飲む場合、別の飲料カップを入手しなければならなかった。そのため、一度に多数の飲料カップを携帯する場合、取扱いが煩雑となり、また、飲料の量が多量となるので飲み終えることができずに廃棄されることが多くなるなど、かかる飲料カップには改善が求められていた。

従って、本考案の課題は、カップに２つの収容空間を設けることにより２種類の飲料が収容され、使用者は、１つの飲料カップで、２種類の異なる飲料の味を楽しむことができる飲料カップ構造を提供することにある。
本考案のもう一つの課題は、複数の飲料カップを携帯することにより生じる煩雑さを解消すると共に、各種の飲料毎に多量の飲料を携帯することの回壁可能な飲料カップ構造を提供することにある。

そこで、本考案者は、本考案の前記課題を解決するための、鋭意検討を重ねた結果、両側が折り曲げられて逆V字状に形成された隔板を設け、下端部をカップ底部に統合することにより前記課題はいずれも解決できる点に着目し、かかる知見に基いて本考案に想到するに至った。
すなわち、本考案の目的は、カップの２つの収容空間に２種類の飲料が収容されているため、使用者は、１つの飲料カップを購入したり携帯したりするだけで、２種類の異なる飲料の味を楽しむことができる飲料カップ構造を提供することにある。
また、本考案のもう一つの目的は、使用者は１つのカップで２種類の異なる飲料の味を楽しむことができるため、複数の飲料カップを携帯することにより生じる煩雑さが無く、量が多すぎて全てを飲み終えることができずに廃棄するようなことを防止することが可能な飲料カップ構造を提供することにある。
かくして、本考案によれば、カップ及び封緘口フィルムを備えた飲料カップ構造であって、
前記カップは、両側が折り曲げられて逆Ｖ字状に形成された隔板を有し、前記隔板の側端には、カップ底部がそれぞれ水平に接続され、前記２つのカップ底部の周縁が上方へ延びて形成されたカップ本体と前記隔板との組み合わせにより、互いに独立した収容空間が前記カップの両側に形成され、前記カップ本体上方の開口部には、前記隔板と等しい高さにカップ縁部が形成され、前記カップ縁部が前記封緘口フィルムにより覆われ、前記２つの収容空間に飲料が収容されて密封されることを特徴とする飲料カップ構造が提供される。
前記飲料カップにおいて、前記隔板の下部が折り曲げられて、前記２つのカップ本体の下部に切欠き部が形成され、前記切欠き部により前記カップが積み重ねられることが好ましい。

本考案は、前記の通りの構成からなり、カップの２つの収容空間にそれぞれ異なる種類の飲料が収容されているので、使用者は１つの飲料カップを入手するだけで、２種類の飲料を楽しむことができる。１つの飲料カップで２種類の飲料を飲用することができるので、複数の飲料カップを入手する煩雑さを回避することができ、また、各飲料を過剰に入手することを回避することもできる。

図１は、本考案の一実施形態に係る飲料カップ構造を示す斜視図である。図２は、本考案の一実施形態に係る飲料カップ構造を示す分解斜視図である。図３は、本考案の一実施形態に係る飲料カップ構造を示す断面図である。図４は、本考案の一実施形態に係る飲料カップ構造に２種類の飲料が収容されたときの状態を示す概略図である。

次に、本考案について、図面等により、さらに具体的に説明する。もっとも、本考案はかかる図面等により限定されるものではない。
図１〜図３を参照する。図１〜図３に示すように、本考案の一実施形態に係る飲料カップ構造は、カップ１０及び封緘口フィルム２０を含む。カップ１０は、隔板１１を有する。隔板１１は、両側が折り曲げられて逆Ｖ字状に形成されている。隔板１１の側端には、カップ底部１２が水平に接続され、２つのカップ底部１２の周縁が上方へ延びたカップ本体１３と、隔板１１とを組み合わせると、カップ１０の両側に互いに独立した収容空間１４がそれぞれ形成されている。カップ本体１３上方の開口部には、隔板１１と等しい高さにカップ縁部１５が形成され、カップ縁部１５を介して封緘口フィルム２０で覆い、カップ１０の２つの収容空間１４にジュース、水などの飲料がそれぞれ収容されて密封される。

図４を参照する。図４に示すように、実際に使用する際、２種類の飲料３０，３００が収容空間１４中にそれぞれ収容され、封緘口フィルム２０により覆われているため、本実施形態のカップ１０を手で持ったり携帯したりすることが容易となり、ストロー４０を封緘口フィルム２０の両側に刺し込むと、使用者は２つの収容空間１４中の飲料３０，３００を容易に飲むことができる。このように２種類の飲料３０，３００が収容されているため、使用者は１つの飲料カップを購入し、携帯するだけで、２種類の異なる飲料の味を楽しむことができる。

また、カップ１０は隔板１１の下部が折り曲げられて、２つのカップ本体１３の下部に切欠きが形成され、この切欠きを利用することによりカップ１０を積み重ねることができる。

上述したことから分かるように、本考案の飲料カップ構造は、以下（１）及び（２）の長所を有する。
（１）カップ１０の２つの収容空間１４に２種類の飲料３０，３００が収容されているため、使用者は、１つの飲料カップを購入したり携帯したりするだけで、２種類の異なる飲料の味を楽しむことができる。
（２）１つのカップ１０を使用するだけで、使用者は２種類の異なる飲料３０，３００の味を楽しむことができるため、複数の飲料カップを携帯することにより生じる煩雑さが無く、量が多すぎて全て飲み終えることができずに廃棄されることを防ぐことができる。
尚、本考案の実施形態によれば、２つの収容空間の飲料カップを開示しているが、本考案によれば、２つの収容空間に限定するものではなく、３つ以上の収容空間を有する飲料カップを形成できるように設計することができ、本考案に係る飲料カップは３つ以上の収納空間を有するものを排除するものではない。

１０カップ
１１隔板
１２カップ底部
１３カップ本体
１４収容空間
１５カップ縁部
２０封緘口フィルム
３０飲料
４０ストロー
３００飲料

Claims

カップ及び封緘口フィルムを備えた飲料カップ構造であって、
前記カップは、両側が折り曲げられて逆Ｖ字状に形成された隔板を有し、前記隔板の側端には、カップ底部がそれぞれ水平に接続され、前記２つのカップ底部の周縁が上方へ延びて形成されたカップ本体と前記隔板との組み合わせにより、互いに独立した収容空間が前記カップの両側に形成され、前記カップ本体上方の開口部には、前記隔板と等しい高さにカップ縁部が形成され、前記カップ縁部が前記封緘口フィルムにより覆われ、前記２つの収容空間に飲料が収容されて密封されることを特徴とする飲料カップ構造。
前記隔板の下部が折り曲げられて、前記２つのカップ本体の下部に切欠き部が形成され、
前記切欠き部により前記カップが積み重ねられることを特徴とする請求項１に記載の飲料カップ構造。