JP3194323U - 飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システム - Google Patents

飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度でありながら安価で導入しやすく、既設の飼料タンクに対しても穴空け加工等を施すことなく簡単に外付けすることができる飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システムを提供する。【解決手段】飼料の残量を目視するための残量目視用スリットSを備えている飼料タンクTに設けられる飼料センサ1であって、目視用スリットSの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、光を発する発光素子と、飼料タンクT内部からの反射光を受けて光量に応じた検出値を出力する受光素子と、発光素子の発光に係るオンオフを制御するとともに、受光素子から出力された検出値を取得する制御手段とを有し、制御手段は、発光時検出値と非発光時検出値との検出値差を算出し、検出値差が判定用閾値以上の場合、前記高さ位置に飼料が存在すると判定し、検出値差が判定用閾値よりも小さい場合、前記高さ位置に飼料が存在しないと判定する。【選択図】図1

Description

本考案は、飼料タンク内に貯蔵される飼料の有無を検出する飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システムに関するものである。
従来、農家や牧場等に設置してある飼料タンクには、図14に示すように、垂直方向に沿って透明の残量目視用スリットが設けられており、飼料の残量は当該残量目視用スリットから目視によって確認されている。また、多くの飼料タンクは、飼料会社や運送会社等によって管理されており、作業者が飼料タンクを一基ずつ目視しながら手作業で残量を記録しているという現状がある。
一方、飼料タンク内の飼料の残量を検出するためのセンサが提案されており、例えば、特開2003−247880号公報には、容器内における粉粒状の被測定物に接触することによる回転負荷の変動によってレベルを検出する回転式レベル検出装置が開示されている(特許文献1)。
特開2003−247880号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のレベル検出装置は、被測定物である飼料と接触するタイプであるため、飼料タンク内に穴空け加工が必要となる。このため、既設の飼料タンクに取り付けるには、既に貯蔵されている飼料を一旦取り出した上で、穴空け加工しなければならず、手間やコストや時間が非常にかかるという問題がある。また、飼料タンクに穴空け加工を施すと、飼料タンクの強度が低下し、飼料タンクの製品寿命を早めてしまうおそれもある。
また、飼料タンクは、一般的に、農家一戸あたりに複数設置されており、上記特許文献1に記載のレベル検出装置は、構造が複雑で単価が高額である。このため、複数の飼料タンクに対して、確認したい残量レベルごとにレベル検出装置を設置すると、高額な初期費用がかかり、個人や小規模ないし中規模の農家にとっては導入しにくいという問題もある。
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、高精度でありながら安価で導入しやすく、既設の飼料タンクに対しても穴空け加工等を施すことなく簡単に外付けすることができる飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システムを提供することを目的としている。
本考案に係る飼料センサは、飼料の残量を目視するための残量目視用スリットを備えている飼料タンクに設けられる飼料センサであって、前記残量目視用スリットの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、光を発する発光素子と、前記残量目視用スリットの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、前記飼料タンク内部からの反射光を受けて光量に応じた検出値を出力する受光素子と、前記発光素子の発光に係るオンオフを制御するとともに、前記受光素子から出力された検出値を取得する制御手段とを有する。前記制御手段は、前記発光素子を発光させた状態で取得した検出値である発光時検出値と、前記発光素子を発光させない状態で取得した検出値である非発光時検出値との検出値差を算出し、前記検出値差が判定用閾値以上の場合、前記高さ位置に前記飼料が存在すると判定し、前記検出値差が前記判定用閾値よりも小さい場合、前記高さ位置に前記飼料が存在しないと判定する。
また、本考案の一態様として、前記発光素子と前記受光素子との間には、前記発光素子から発せられて前記残量目視用スリットの外表面で反射する光を遮光する遮光部材が設けられているのが好ましい。
さらに、本考案の一態様として、前記発光素子および前記受光素子は、略水平方向に沿う左右位置に設けられているとともに、前記遮光部材は、前記発光素子と前記受光素子との間で略垂直方向に沿って設けられていてもよい。
また、本考案の一態様として、前記発光素子と前記残量目視用スリットとの間、および前記受光素子と前記残量目視用スリットとの間には、光を拡散する拡散部材が設けられているのが望ましい。
また、本考案に係る飼料残量管理システムは、上述したいずれかに記載の飼料センサと、前記飼料センサによる判定結果を収集し、複数の前記飼料タンクに関する残量データを記憶するとともに、前記残量データをユーザ端末および/または飼料残量管理サーバへ配信する残量データ配信端末とを有している。
さらに、本考案の一態様として、前記飼料残量管理サーバは、前記残量データ配信端末から前記残量データを取得し、複数のエリアに設置されている前記飼料タンクの残量データを管理するとともに、飼料の補充が必要となった前記飼料タンクに飼料を配送する際の最適な配送ルートを探索してもよい。
また、本考案の一態様として、前記飼料センサと前記残量データ配信端末との間に介在されて前記飼料センサによる判定結果を前記残量データ配信端末へ送信するとともに、前記判定結果に基づいて前記飼料タンク内の飼料の有無を表示するセンサ親機を有していてもよい。
本考案によれば、高精度でありながら安価で導入しやすく、既設の飼料タンクに対しても穴空け加工等を施すことなく簡単に外付けすることができる。
本考案に係る飼料センサおよび飼料残量管理システムの一実施形態を示す全体図である。 本実施形態の飼料センサを示す正面透視図である。 図2の3A−3A線断面図である。 (a)飼料がある場合、および(b)飼料がない場合における図2の4A−4A線断面図である。 本実施形態において、飼料あり、飼料なし・太陽光の入射なし、および飼料なし・太陽光の入射ありの各場合において、受光素子に入射する光量を示す図である。 本実施形態の遮光部材および拡散部材を設けない場合の断面図である。 本実施形態の遮光部材および拡散部材を設けない場合において、残量目視用スリットにキズがあり、飼料がある場合と飼料がない場合、および、残量目視用スリットにキズがなく、飼料がある場合と飼料がない場合の各場合において、受光素子に入射する光量を示す図である。 本実施形態の拡散部材を設けない場合において、(a)発光素子付近のみにキズがある場合、および(b)受光素子付近のみにキズがある場合の断面図である。 本実施形態の拡散部材を設けない場合において、受光素子付近にのみにキズがあり、飼料がある場合と飼料がない場合、および発光素子付近にのみにキズがあり、飼料がある場合と飼料がない場合の各場合において、受光素子に入射する光量を示す図である。 本実施形態の飼料センサを示すブロック図である。 本実施形態の残量データ配信端末で保存される残量データの一例を示す図である。 本実施形態の飼料残量管理サーバで保存される残量データの一例を示す図である。 本実施形態の飼料センサによる処理を示すフローチャートである。 従来の飼料タンクを示す全体図である。
以下、本考案に係る飼料センサおよびこれを用いた飼料残量管理システムの一実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の飼料残量管理システム10は、主として、飼料タンクTに設けられる飼料センサ1と、この飼料センサ1に接続されるセンサ親機11と、飼料の残量に関する残量データを収集して配信する残量データ配信端末12と、複数の飼料タンクTに関する残量データを一括管理する飼料残量管理サーバ13と、飼料タンクTの管理者が所有するユーザ端末14とから構成されている。以下、各構成部について説明する。
飼料センサ1は、飼料タンクT内に貯蔵される飼料の有無を検出するためのものである。飼料センサ1は、図1に示すように、飼料の残量を目視するための残量目視用スリットSを備えている飼料タンクTに対し、接着テープ等により外付けして使用できるように構成されている。なお、残量目視用スリットSは、FRP(繊維強化プラスチック)等の透明または半透明の合成樹脂によって上下方向に直線状に形成されている。
また、本実施形態において、飼料センサ1は、飼料タンクTの残量が1/2の高さ位置と、2/3の高さ位置とにそれぞれ取り付けられている。しかしながら、一つの飼料タンクTに対して取り付けられる飼料センサ1の数は、この構成に限定されるものではない。すなわち、飼料を補充すべき残量に対応する高さ位置に飼料センサ1を一つだけ設けてよく、三つ以上の飼料センサ1を適宜取り付けてもよい。
飼料センサ1の具体的な構成としては、図2から図4に示すように、防水性や耐寒性に優れた遮光ケース2と、光を発する発光素子3と、光を受ける受光素子4と、発光素子3と受光素子4との間に設けられる遮光部材5と、発光素子3および受光素子4と残量目視用スリットSとの間に設けられる拡散部材6と、記憶手段7や制御手段8を備えたマイクロコンピュータ9と、電子回路基板91とを有している。
遮光ケース2は、防水性や耐寒性に優れた素材によって、発光素子3、受光素子4、遮光部材5、拡散部材6およびマイクロコンピュータ9を被覆するように設けられる。また、接着テープ等によって飼料タンクTの外表面に外付け可能に構成されている。
発光素子3は、LED(Light Emitting Diode)や半導体レーザ等で構成されており、制御手段8による制御によって光を発するものである。本実施形態において、発光素子3は、図2および図4に示すように、マイクロコンピュータ9を構成する電子回路基板91上に設けられており、残量目視用スリットSの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられる。具体的には、発光素子3の高さ位置と、飼料が残っているか否かを確認したい高さ位置とが対応するように、飼料センサ1が取り付けられる。
受光素子4は、フォトトランジスタやフォトダイオード等で構成されており、光を受けて光量を測定するものである。本実施形態では、光量に応じた電流を検出値として出力する受光素子4を用いているが、この構成に限定されるものではなく、光量に応じた検出値を示すものであれば、光量に応じて抵抗値が変化する受光素子4を用いてもよい。また、本実施形態において、受光素子4は、図2に示すように、発光素子3と略同一の高さ位置となるように電子回路基板91上に設けられている。すなわち、発光素子3および受光素子4は、略水平方向に沿う左右位置に所定の間隔を隔てて設けられている。しかしながら、受光素子4の取り付け位置は、この構成に限定されるものではなく、残量目視用スリットSの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、飼料タンク内部からの反射光を受けられる位置であればよい。
この構成により、図4(a)に示すように、飼料タンクT内に飼料がある場合、発光素子3から発せられた光は、拡散部材6および残量目視用スリットSを透過した後、飼料によって反射される。このため、受光素子4には強い反射光が戻ってくる。一方、図4(b)に示すように、飼料タンクT内に飼料がない場合、発光素子3から発せられた光は、拡散部材6および残量目視用スリットSを介してそのまま飼料タンクT内へ透過される。このため、受光素子4に戻ってくる反射光は弱いものとなる。本考案では、この反射強度の違いを利用して、飼料の有無を検知するようになっている。
ただし、本考案において、検知対象となる飼料タンクTは、図1に示すように、残量目視用スリットSが上下に長く設けられているため、飼料センサ1が取り付けられている箇所以外の部分からも太陽光が飼料タンクTの内部へ入射する。このため、飼料タンクT内に飼料がない場合であっても、飼料タンクT内に飼料があるときと同様の強い反射光が検出される場合がある。よって、単純に発光素子3を発光させたときの反射強度の強弱のみで飼料の有無を判定しようとすると、誤検知してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、発光素子3が発光しているときの検出値から、太陽光の光強度に相当する、発光素子3が発光していないときの検出値を差し引いた検出値差を用いることにより太陽光の影響をキャンセルし、誤検知を防止するようになっている。これにより、図5に示すように、飼料タンクT内に飼料がないにも関わらず、太陽光によって飼料があるときと同様の強い反射光が検出される場合であっても、太陽光の影響が除去された実質的な反射強度によって飼料の有無が判定されるため、検知精度が向上するようになっている。
遮光部材5は、黒色のシーリング材や遮光ガラス等で構成されており、発光素子3から発せられて残量目視用スリットSの外表面で反射する光を遮光するものである。本実施形態において、遮光部材5は、図2に示すように、左右に配置された発光素子3と受光素子4との間における略中間位置において、略垂直方向に沿って設けられている。これにより、図3に示すように、断面円弧状の残量目視用スリットSの外表面に対して、遮光部材5の端部が隙間なく接触し、光が漏れないようになっている。
本実施形態において、遮光部材5を設ける理由は、飼料センサ1を取り付けた残量目視用スリットSの表面にキズがある場合や、当該残量目視用スリットSが経年劣化により黄変等している場合でも、飼料の有無を正確に検知するためである。具体的には、残量目視用スリットSの表面にキズや黄変等があると、図6に示すように、発光素子3から発せられた光は、飼料のみならず残量目視用スリットSの表面で拡散反射する。このため、キズや黄変等がない場合と比較して、受光素子4に入射する反射光の光量が大きくなる。
一方、上述したとおり、飼料タンクT内に飼料がある場合の反射光は、飼料が無い場合の反射光よりも光量が大きい。このため、上述したとおり、発光時と非発光時の検出値差を用いて太陽光の影響をキャンセルしたとしても、図7に示すように、残量目視用スリットSの表面にキズ等があり、かつ、飼料がない場合と、前記残量目視用スリットSの表面にキズ等がなく、かつ、飼料がある場合とで、検出値差(光量差)がほぼ同じになる可能性があり、この場合、検出値差の判定用閾値が飼料センサ1の生産時に設定されていると、飼料の有無の判定を誤ってしまうこととなる。そこで、本実施形態では、遮光部材5を設けることにより、残量目視用スリットS表面のキズや黄変による影響を低減するようになっている。
拡散部材6は、拡散フィルムを貼付した透明樹脂板や、拡散性を有する塗料を塗布した透明樹脂板等によって構成されており、光を拡散するものである。本実施形態において、拡散部材6は、図4に示すように、発光素子3と残量目視用スリットSとの間、および受光素子4と残量目視用スリットSとの間にそれぞれ設けられている。なお、各拡散部材6の端部は、発光素子3および受光素子4よりもそれぞれ10mm程度外側に張り出して設けられていればよい。
本実施形態において、拡散部材6を設ける理由は、残量目視用スリットS表面のキズや黄変の位置に基づく誤検知を防止するためである。具体的には、図8(a)に示すように、拡散部材6がない場合において、発光素子3付近のみに多くのキズや黄変箇所があると、当該キズ等によって光が拡散し受光素子4に入射する光が少なくなる。一方、図8(b)に示すように、受光素子4付近のみに多くのキズや黄変箇所があると、キズや黄変がなければ直進する光も受光素子4に向けて拡散し、受光素子4に入射する光が多くなる。
このため、図9に示すように、受光素子4付近にのみキズ等があり、飼料がない場合と、発光素子3付近にのみキズ等があり、飼料がある場合とで、検出値差(光量差)がほぼ同じになり、区別できなくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、発光素子3側および受光素子4側の双方に拡散部材6を設けることにより光の拡散度合を均等化し、残量目視用スリットSの表面のキズや黄変の位置による影響を低減するようになっている。
マイクロコンピュータ9は、電子回路基板91に搭載されたワンチップマイコン等で構成されており、図10に示すように、各種のデータを記憶する記憶手段7と、各種の演算処理を実行する制御手段8とを有している。なお、マイクロコンピュータ9は、ノイズを低減するため、受光素子4に隣接する位置、または受光素子4から50cm以内の近傍位置に設置することが好ましい。
記憶手段7は、各種のデータを記憶するとともに、制御手段8が演算処理を行う際のワーキングエリアとして機能するものである。本実施形態において、記憶手段7は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等で構成されており、図10に示すように、プログラム記憶部71と、判定用閾値記憶部72とを有している。
プログラム記憶部71には、本実施形態の飼料センサ1を制御するための飼料検知プログラム1aが組み込まれている。そして、制御手段8が、飼料検知プログラム1aを実行することにより、マイクロコンピュータ9を後述する各構成部として機能させるようになっている。
判定用閾値記憶部72は、飼料タンクT内に飼料があるか否かを判定するための閾値である判定用閾値を記憶するものである。本実施形態では、上述したとおり、発光素子3が発光しているときの検出値から、発光素子3が発光していないときの検出値を差し引いた検出値差を算出し、当該検出値差が判定用閾値に対して大きいか小さいかによって飼料の有無を判定するようになっている。
また、上述した検出値差は太陽光の影響等が除去されている値であるため、判定用閾値としては、メーカーサイド等で予め求めた適切な値を用いることができる。このため、本実施形態では、飼料センサ1を製造する際の一工程として、当該判定用閾値を事前に判定用閾値記憶部72に設定するようになっている。これにより、飼料センサ1を取り付ける際に、判定用閾値を設定する必要がなく、作業コストが低減する。
制御手段8は、主として、発光素子3の発光に係るオンオフを制御するとともに、受光素子4での検出値を取得するものである。本実施形態において、制御手段8は、CPU(Central Processing Unit)等で構成されており、記憶手段7にインストールされた飼料検知プログラム1aを実行することにより、図10に示すように、オンオフ制御部81と、検出値取得部82と、検出値差算出部83と、飼料判定部84と、判定結果出力部85として機能するようになっている。以下、各構成部についてより詳細に説明する。
オンオフ制御部81は、発光素子3の発光に係るオンオフを制御するものである。本実施形態において、オンオフ制御部81は、マイクロコンピュータ9の内蔵時計により現在時刻を監視し、予め設定された計測タイミングになったとき、所定の電圧を付与して発光素子3を所定時間だけ発光させるようになっている。なお、計測タイミングとしては、1日に2回(例:10時と14時)等、ユーザによって適宜設定することができる。
検出値取得部82は、受光素子4から検出値を取得するものである。本実施形態において、検出値取得部82は、発光素子3が発光しているとき、および発光素子3が発光していないときの双方において、受光素子4から出力された電流を検出値として取得する。以下、本考案において、発光素子3を発光させた状態で取得した検出値を発光時検出値といい、発光素子3を発光させない状態で取得した検出値を非発光時検出値という。
検出値差算出部83は、発光時検出値と非発光時検出値との検出値差を算出するものである。具体的には、検出値差算出部83は、検出値取得部82によって取得された発光時検出値から、検出値取得部82によって取得された非発光時検出値を差し引くことにより、検出値差を算出するようになっている。
飼料判定部84は、飼料センサ1が取り付けられた高さ位置における飼料の存在有無を判定するものである。本実施形態において、飼料判定部84は、検出値差算出部83によって算出された検出値差が、判定用閾値記憶部72に設定されている判定用閾値以上の場合、当該高さ位置に飼料が存在すると判定する。一方、飼料判定部84は、検出値差が判定用閾値よりも小さい場合、当該高さ位置に飼料が存在しないと判定するようになっている。
判定結果出力部85は、飼料判定部84による判定結果をセンサ親機11へリアルタイムで出力するものである。本実施形態において、飼料判定部84による判定結果は、オープンコレクタによる出力方式によって「無し(L)」か「有り(H)」かの二値情報で構成されている。このため、判定結果出力部85は、各飼料センサ1ごとに割り当てられたチャネルから当該二値情報を出力するようになっている。なお、後述するとおり、センサ親機11を設けず、飼料センサ1と残量データ配信端末12とを直接接続する場合、判定結果出力部85は、飼料判定部84による判定結果を残量データ配信端末12へ直接出力する。
つぎに、センサ親機11は、飼料センサ1と残量データ配信端末12との間に介在されて飼料センサ1による判定結果を残量データ配信端末12へ送信するものである。本実施形態において、センサ親機11は、飼料タンクTに取り付けられた一つまたは複数の飼料センサ1と接続ケーブルによって接続されており、データ通信および送電可能に構成されている。そして、各飼料センサ1の判定結果出力部85から出力された判定結果を取得し、当該判定結果を各飼料センサ1のチャネルに対応付けて残量データ配信端末12へ送信するようになっている。
また、本実施形態において、センサ親機11は、図1に示すように、判定結果出力部85から出力された判定結果に基づいて、飼料タンクT内の飼料の有無を表示する飼料有無表示部11aを有している。この飼料有無表示部11aは、2色LED等によって構成されており、一つの飼料センサ1に対して一つずつ設けられている。そして、センサ親機11は、判定結果が「有り」の場合は飼料有無表示部11aを緑色に発光させ、「無し」の場合は飼料有無表示部11aを赤色に発光させる。これにより、センサ親機11を地面の近くに設置することで、飼料センサ1が正常に動作しているか否かが視認可能となっている。
なお、本実施形態では、予期せぬ不具合をできるだけ少なくするため、飼料センサ1と残量データ配信端末12との間にセンサ親機11を設け、接続ケーブルが長くなり過ぎないようにしている。しかしながら、この構成に限定されるものではなく、センサ親機11を設けることなく、飼料センサ1と残量データ配信端末12とを直接接続するようにしてもよい。
残量データ配信端末12は、データロガー等で構成されており、飼料センサ1による判定結果を収集し、複数の飼料タンクTに関する残量データを記憶するとともに、当該残量データをユーザ端末14および/または飼料残量管理サーバ13へ配信するものである。具体的には、残量データ配信端末12は、センサ親機11から複数のチャネルを介して、複数の飼料タンクTに関する判定結果を取得する。そして、残量データ配信端末12は、各判定結果に基づいて、各飼料タンクTに関する残量データを保存するようになっている。
例えば、所定の飼料タンクTに設けられている全ての飼料センサ1の判定結果が「有り」であった場合、残量データ配信端末12は、飼料の補充が不要であることを残量データとして記憶する。一方、全ての飼料センサ1の判定結果が「無し」であった場合、残量データ配信端末12は、飼料の補充が必要であることを残量データとして記憶する。この場合、残量データ配信端末12は、当該飼料タンクTに関する残量データを電子メール等によってユーザ端末14や飼料残量管理サーバ13へ配信する。
本実施形態において、残量データ配信端末12にて保存される残量データは、図11に示すように、各チャネルに対応するタンクIDに対応付けて、飼料の残量、発注先および連絡先(メールアドレスや電話番号)が登録されている。このため、ユーザ端末14や飼料残量管理サーバ13へ配信される電子メールには、補充が必要となった飼料タンクTのタンクIDと、発注先の連絡先が記載されるようになっている。なお、残量データに含まれる項目は、上記に限定されるものではなく、飼料の残量を含むものであれば、適宜追加・変更してもよい。
また、本実施形態において、残量データ配信端末12は、各飼料センサ1による判定結果をセンサ親機11から一括して取得しているが、この構成に限定されるものではない。上記のとおり、センサ親機11が設けられていない場合、残量データ配信端末12は、各飼料センサ1から直接判定結果を取得してもよい。
さらに、本実施形態において、残量データ配信端末12は、全ての飼料センサ1の判定結果が「無し」の場合に、飼料の補充が必要と判定しているが、この構成に限定されるものではなく、適宜変更しうる。例えば、本実施形態のように、異なる高さ位置に二つの飼料センサ1が設けられている場合、低い方の飼料センサ1の判定結果が「有り」でも、高い方の飼料センサ1の判定結果が「無し」となった時点で、飼料の補充が必要であると判定してもよい。
飼料残量管理サーバ13は、複数のエリアに設置されている複数の飼料タンクTに関する残量データを一括管理するものである。本実施形態において、飼料残量管理サーバ13は、インターネット網を介して接続されるクラウドサーバ等によって構成されている。そして、飼料残量管理サーバ13は、複数の牧場や複数の農家等のように、複数のエリアに設置されている残量データ配信端末12から残量データを取得し、複数のエリアに設置されている飼料タンクTの残量データを管理するようになっている。
本実施形態において、飼料残量管理サーバ13にて管理される残量データは、図12に示すように、データの取得日時、飼料タンクTの設置拠点、タンクID、飼料の残量および配送担当等が登録されている。なお、残量データに含まれる項目は、上記に限定されるものではなく、飼料の残量を含むものであれば、適宜追加・変更してもよい。
また、本実施形態において、飼料残量管理サーバ13は、飼料の補充が必要となった飼料タンクTに飼料を配送する際の最適な配送ルートを探索し、配送担当者等へ通知するようになっている。具体的には、飼料残量管理サーバ13によって管理されている牧場や農家のうち、複数の牧場や農家において飼料タンクTに飼料の補充が必要となった場合、各飼料タンクTの配送担当を確認する。そして、同一の配送担当が、複数のエリア(牧場や農家)へ配送することが必要となった場合、当該複数のエリアおよび配送拠点の位置関係を把握し、配送拠点から複数のエリアへ飼料を配送するのに最適な配送ルートを探索する。そして、探索した配送ルートを配送担当者の端末等へ送信するようになっている。なお、最適な配送ルートとは、最短距離となるルートや、渋滞等を考慮した最短時間となるルート等である。
さらに、本実施形態において、飼料残量管理サーバ13は、飼料価格の上下動を監視し、できるだけ飼料を安く購入しうる時期を推測し、購入タイミングを調整するようになっている。
ユーザ端末14は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、デスクトップ型・ノート型パーソナルコンピュータ等で構成されており、ユーザが所有する端末である。ユーザ端末14は、モバイル通信網やインターネット網等を介して、残量データ配信端末12から残量データを受信するようになっている。なお、ユーザ端末14を所有するユーザとしては、牧場主、農家、飼料会社、配送会社等が挙げられる。
つぎに、以上の構成を備えた本実施形態の飼料センサ1および飼料残量管理システム10による作用について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態の飼料センサ1によって飼料の有無を検知する場合、飼料タンクTの残量目視用スリットSの外表面に沿う所定の高さ位置に飼料センサ1を取り付ける。このとき、飼料センサ1は、光を用いて飼料タンクTの外部から飼料の有無を検知する方式であるため、既設の飼料タンクTに対しても簡単に外付けすることができる。また、既に貯蔵されている飼料を取り出したり、飼料タンクTに穴空け加工する必要が一切なく、取り付け作業にかかるコストや時間が低減される。
つぎに、図13に示すように、オンオフ制御部81が、予め設定された計測タイミングになったか否かを監視する(ステップS1)。そして、所定の計測タイミングになったとき(ステップS1:YES)、オンオフ制御部81は、発光素子3を所定時間だけ発光させる(ステップS2)。これにより、飼料タンクT内に飼料がある場合、発光素子3から発せられた光は飼料によって反射され、受光素子4に強い反射光が戻ってくる。一方、図4(b)に示すように、飼料タンクT内に飼料がない場合、発光素子3から発せられた光はそのまま飼料タンクT内へ透過され、受光素子4に戻ってくる反射光は弱いものとなる。
発光素子3がオンになっている間、検出値取得部82は、受光素子4から発光時検出値を取得するとともに(ステップS3)、発光素子3がオフになった後(ステップS4)、受光素子4から非発光時検出値を取得する(ステップS5)。このとき、本実施形態では、遮光部材5が、発光素子3から発せられて残量目視用スリットSの外表面で反射する光を遮光する。このため、残量目視用スリットSの表面にキズや黄変があったとしても、遮光部材5は当該キズ等によって拡散反射した光が受光素子4に入射するのを防止する。これにより、残量目視用スリットS表面のキズや黄変による検出値への影響が低減され、飼料の有無の検知精度が向上する。
また、本実施形態では、拡散部材6が、発光素子3から残量目視用スリットSへ入射する光、および残量目視用スリットSから受光素子4へ入射する光をそれぞれ拡散する。これにより、発光素子3または受光素子4のいずれか一方側にのみ、残量目視用スリットSの表面にキズや黄変があったとしても、発光素子3側および受光素子4側の双方の光がほぼ均等に拡散される。このため、残量目視用スリットS表面のキズや黄変の位置による検出値への影響が最小限に抑制され、検知精度が向上する。
つぎに、検出値差算出部83が、発光時検出値と非発光時検出値との検出値差を算出した後(ステップS6)、飼料判定部84が、当該検出値差と判定用閾値とを比較する(ステップS7)。そして、当該検出値差が判定用閾値以上の場合(ステップS7:YES)、当該飼料センサ1の高さ位置に飼料が存在すると判定する(ステップS8)。一方、検出値差が判定用閾値よりも小さい場合(ステップS7:NO)、当該高さ位置に飼料が存在しないと判定する(ステップS9)。このように、発光時検出値のみを用いるのではなく、検出値差を用いることにより、残量目視用スリットSを通して受光素子4へ入射する太陽光によって検出値に及ぼされる影響が除去されるため、検知精度が向上する。
飼料判定部84による判定結果は、判定結果出力部85によってリアルタイムでセンサ親機11へ出力される(ステップS10)。一方、判定結果を受信したセンサ親機11では、当該判定結果を残量データ配信端末12へ転送するとともに、当該判定結果に基づいて、飼料タンクT内の飼料の有無を飼料有無表示部11aに表示する(ステップS11)。これにより、ユーザは飼料センサ1が正常に動作しているか否かを一目瞭然で確認する。また、飼料センサ1との接続ケーブルを短くすることができ、予期せぬ不具合を未然に防止する。
つづいて、残量データ配信端末12が、飼料センサ1の判定結果を収集し、複数の飼料タンクTに関する残量データを記憶する(ステップS12)。そして、残量データ配信端末12は、当該残量データをユーザ端末14や飼料残量管理サーバ13へ配信する(ステップS13)。これにより、ユーザ端末14では、補充が必要となった飼料タンクTのタンクIDや、発注先の連絡先がリアルタイムで配信されるため、速やかに補充の手続を進めることが可能となる。
なお、牛等のように飼料を食べなければすぐに痩せてしまう家畜も存在するため、近年では、一頭ごとに家畜の体重等を管理する場合も多い。この場合、飼料会社や運送会社は、牧場主や農家等から飼料タンクT内の飼料を絶対に絶やさないことが厳しく要求される。この点、飼料会社や運送会社の作業者が所有するユーザ端末14には、高精度な残量データがリアルタイムで配信されるため、飼料タンクT内の飼料を絶やしてしまうことが防止される。
一方、残量データが配信された飼料残量管理サーバ13では、複数のエリアに設置されている複数の飼料タンクTに関する残量データを記憶する(ステップS14)。これにより、複数の牧場主や農家が所有する飼料タンクTの残量を一括して管理することが可能となる。このため、管理規模が大きくなって残量データがビッグデータとなれば、これを解析することで生乳等の生産状況や飼料の使用状況等を予測し、ユーザへフィードバックすることも可能となる。
また、飼料残量管理サーバ13は、複数のエリアへ飼料を配送するのに最適な配送ルートを探索し、配送担当者へ通知する(ステップS15)。これにより、無駄な配送コストが低減されるため、牧場主や農家の管理費用負担が軽減される。
以上のような本実施形態の飼料センサ1および飼料残量管理システム10によれば、以下のような効果を奏する。
1.高精度でありながら安価で、既設の飼料タンクTに対しても穴空け加工等を施すことなく簡単に外付けすることができ、個人や小規模および中規模の牧場や農家であっても導入しやすい。
2.太陽光による影響を抑制し、飼料の有無の検知精度を向上することができる。
3.残量目視用スリットSの表面のキズや黄変による影響を抑制し、飼料の有無の検知精度を向上することができる。
4.残量目視用スリットSの表面のキズや黄変の位置による影響を抑制し、飼料の有無の検知精度を向上することができる。
5.飼料センサ1が正常に動作しているか否かを一目瞭然で確認することができる。
6.飼料の補充が必要となった飼料タンクTをリアルタイムで知ることができ、飼料タンクT内の飼料を絶やしてしまうことを防止することができる。
7.複数の牧場主や農家が所有する複数の飼料タンクTの残量を一括して管理することができる。
8.複数エリアへの最適な配送ルートを探索でき、牧場主や農家の管理費用負担を軽減することができる。
なお、本考案に係る飼料センサ1および飼料残量管理システム10は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、上述した本実施形態では、遮光部材5が、左右に配置された発光素子3と受光素子4との間で略垂直方向に沿って設けられているが、この構成に限定されるものではない。すなわち、発光素子3および受光素子4を略垂直方向に沿う上下に配置し、両者の略中間位置に遮光部材5を略水平方向に沿って設けてもよい。ただし、この場合、遮光部材5の端部を残量目視用スリットSの外表面にフィットする円弧状に形成し、光を漏れにくくすることが好ましい。
また、上述した本実施形態では、残量データ配信端末12が、ユーザ端末14および飼料残量管理サーバ13の双方へ残量データを配信しているが、この構成に限定されるものではなく、いずれか一方へのみ配信するようにしてもよい。
さらに、上述した本実施形態では、飼料センサ1を製造する際の一工程として、当該判定用閾値を事前に判定用閾値記憶部72に設定しているが、この構成に限定されるものではなく、飼料センサ1を取り付ける際に判定用閾値を設定してもよい。ただし、飼料は液体のような一様な色をしておらず、コーンフレークのように大きなつぶつぶであるため、飼料がある場合は検出値が大きく上下する一方、飼料がない場合はほとんど上下しない。このため、飼料センサ1の取り付け時に判定用閾値を設定する場合は、飼料タンクT内に飼料がない状態で設定することが望ましい。
また、上述した本実施形態では、残量目視用スリットSのキズや黄変による影響を低減するため、遮光部材5および拡散部材6を使用しているが、残量目視用スリットSにキズや黄変が全くない場合等には、必ずしも使用しなくてもよい。ただし、この場合、上述したとおり飼料は液体ではなく大きなつぶつぶであるため、拡散部材6がないと、飼料がある状態で飼料を撹拌しながら検出値を観察すると、飼料がない状態での検出値を下回ることがある。つまり、実際には飼料があるにも関わらず、誤って「飼料なし」と判断してしまう可能性がある。
1 飼料センサ
1a 飼料検知プログラム
2 遮光ケース
3 発光素子
4 受光素子
5 遮光部材
6 拡散部材
7 記憶手段
8 制御手段
9 マイクロコンピュータ
10 飼料残量管理システム
11 センサ親機
11a 飼料有無表示部
12 残量データ配信端末
13 飼料残量管理サーバ
14 ユーザ端末
71 プログラム記憶部
72 判定用閾値記憶部
81 オンオフ制御部
82 検出値取得部
83 検出値差算出部
84 飼料判定部
85 判定結果出力部
91 電子回路基板
S 残量目視用スリット
T 飼料タンク

Claims (7)

  1. 飼料の残量を目視するための残量目視用スリットを備えている飼料タンクに設けられる飼料センサであって、
    前記残量目視用スリットの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、光を発する発光素子と、
    前記残量目視用スリットの外表面に沿う所定の高さ位置に設けられ、前記飼料タンク内部からの反射光を受けて光量に応じた検出値を出力する受光素子と、
    前記発光素子の発光に係るオンオフを制御するとともに、前記受光素子から出力された検出値を取得する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記発光素子を発光させた状態で取得した検出値である発光時検出値と、前記発光素子を発光させない状態で取得した検出値である非発光時検出値との検出値差を算出し、前記検出値差が判定用閾値以上の場合、前記高さ位置に前記飼料が存在すると判定し、前記検出値差が前記判定用閾値よりも小さい場合、前記高さ位置に前記飼料が存在しないと判定する、飼料センサ。
  2. 前記発光素子と前記受光素子との間には、前記発光素子から発せられて前記残量目視用スリットの外表面で反射する光を遮光する遮光部材が設けられている、請求項1に記載の飼料センサ。
  3. 前記発光素子および前記受光素子は、略水平方向に沿う左右位置に設けられているとともに、前記遮光部材は、前記発光素子と前記受光素子との間で略垂直方向に沿って設けられている、請求項2に記載の飼料センサ。
  4. 前記発光素子と前記残量目視用スリットとの間、および前記受光素子と前記残量目視用スリットとの間には、光を拡散する拡散部材が設けられている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の飼料センサ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の飼料センサと、前記飼料センサによる判定結果を収集し、複数の前記飼料タンクに関する残量データを記憶するとともに、前記残量データをユーザ端末および/または飼料残量管理サーバへ配信する残量データ配信端末とを有している、飼料残量管理システム。
  6. 前記飼料残量管理サーバは、前記残量データ配信端末から前記残量データを取得し、複数のエリアに設置されている前記飼料タンクの残量データを管理するとともに、飼料の補充が必要となった前記飼料タンクに飼料を配送する際の最適な配送ルートを探索する、請求項5に記載の飼料残量管理システム。
  7. 前記飼料センサと前記残量データ配信端末との間に介在されて前記飼料センサによる判定結果を前記残量データ配信端末へ送信するとともに、前記判定結果に基づいて前記飼料タンク内の飼料の有無を表示するセンサ親機を有している、請求項5または請求項6に記載の飼料残量管理システム。
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